JPH06512Y2 - 床材貼着用定規 - Google Patents
床材貼着用定規Info
- Publication number
- JPH06512Y2 JPH06512Y2 JP15886187U JP15886187U JPH06512Y2 JP H06512 Y2 JPH06512 Y2 JP H06512Y2 JP 15886187 U JP15886187 U JP 15886187U JP 15886187 U JP15886187 U JP 15886187U JP H06512 Y2 JPH06512 Y2 JP H06512Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ruler
- floor
- floor material
- joint
- joint width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、床面に定尺で方形の床材を目地を介しててタ
イル貼り調に貼着施工する場合に使用する定規に関す
る。
イル貼り調に貼着施工する場合に使用する定規に関す
る。
従来より、床面に定尺で方形の床材を貼着する場合は、
第6図に示すような方法が採られている。即ち、共生地
101…を介して床材100…を縦横に貼り合わせた
後、上記共生地101…だけを除去し、その間隙部分に
目地剤を充填して床材100…をタイル貼り調に貼着施
工させている。
第6図に示すような方法が採られている。即ち、共生地
101…を介して床材100…を縦横に貼り合わせた
後、上記共生地101…だけを除去し、その間隙部分に
目地剤を充填して床材100…をタイル貼り調に貼着施
工させている。
しかしながら、上記のような方法で床材100…を床面
に貼着させるには、まず、床材と同一素材でしかも目地
巾に合致する幅を有する共生地101…を予め切断して
準備する必要がある。その共生地101…の幅が微妙に
ズレていると、床材100…は縦横に歪を生じないで直
列状態で正確に床面に貼着されなくなる。また、上記の
ように共生地101…を床面に貼り付け、該床面に固着
されない間にはぎ取るという作業は面倒であり、工数増
が避けられず、共生地101…自体の材料も無駄となっ
ている。
に貼着させるには、まず、床材と同一素材でしかも目地
巾に合致する幅を有する共生地101…を予め切断して
準備する必要がある。その共生地101…の幅が微妙に
ズレていると、床材100…は縦横に歪を生じないで直
列状態で正確に床面に貼着されなくなる。また、上記の
ように共生地101…を床面に貼り付け、該床面に固着
されない間にはぎ取るという作業は面倒であり、工数増
が避けられず、共生地101…自体の材料も無駄となっ
ている。
上記問題点を解決するために本考案の床材貼着用定規
は、二本の定規材をそれぞれの中央部で直交させて固定
すると共に、上記定規材の底面の中心線上で中央部の両
側に少なくとも二本の目地巾規制ピンを取り付けたこと
を特徴とする。
は、二本の定規材をそれぞれの中央部で直交させて固定
すると共に、上記定規材の底面の中心線上で中央部の両
側に少なくとも二本の目地巾規制ピンを取り付けたこと
を特徴とする。
上記のような構成の床材貼着用定規は、床面に貼着され
た基準となる床材の二辺に目地幅規制ピンが当てがられ
て床面に支持され、この状態で他の三枚の床材がそれぞ
れの二辺を上記目地巾規制ピンに当てがって床面に貼り
付けることができる。その後、この定規を取り除くと、
各床材の間に一定間隔でしかも直交状態で目地となる間
隙が形成されるので、この間隙に目地剤を充填すればタ
イル貼り調に床材の貼着施工が行えるようになる。
た基準となる床材の二辺に目地幅規制ピンが当てがられ
て床面に支持され、この状態で他の三枚の床材がそれぞ
れの二辺を上記目地巾規制ピンに当てがって床面に貼り
付けることができる。その後、この定規を取り除くと、
各床材の間に一定間隔でしかも直交状態で目地となる間
隙が形成されるので、この間隙に目地剤を充填すればタ
イル貼り調に床材の貼着施工が行えるようになる。
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳述する。
第1図は本考案の一実施例に係る床材貼着用定規の分解
斜視図であり、第2図は同実施例の床材貼着用定規に取
着される目地巾規制ピンの側面図を示している。
斜視図であり、第2図は同実施例の床材貼着用定規に取
着される目地巾規制ピンの側面図を示している。
図において、1および2はアルミニウム等の軽金属で成
形される定規材(例えば、高さ20mm、幅15mm、長さ
600mm)であり、定規材1の中央下部には凹部11
が、定規材2の中央上部には凹部21が形成され、それ
ぞれの凹部11と21が互いに嵌め込まれ、定規材1を
定規材2の上側となるように同一平面上で直交させて嵌
着している。そして定規材1および2の中央部の中心に
はねじ穴12,22が形成され固定用蝶ねじ31が螺合
されて、両定規材1と2が固定されるようになってい
る。また、定規材1と2の適所にはねじ穴13,23が
対称に設けられており、該ねじ穴13,23には斜杆
4,5が取り付けられる。該斜杆4,5はアルミニウム
等の軽金属で平板状に形成されており、一端に丸穴4
1,51が、他端に長穴42,52が形成され、それぞ
れ蝶ねじ32…が挿通されて、上記ねじ孔13,23に
螺合され、上記長穴41,51の融通性によって定規材
1と2が中央部で確実に直交するように位置決めされて
固定されている。さらに、定規材1と2には中央線上
で、両側の先端部近傍と、中央部と先端部の略中間部の
それぞれ二箇所にねじ穴14,24が設けられており、
該ねじ穴14,24目地巾規制ピン6が底面より脱着自
在に螺合されている。該目地巾規制ピン6はアルミニウ
ム等の軽金属を加工したもので、ねじ部61と鍔部62
と脚部63よりなり、上記ねじ穴14,24にねじ部6
1が螺合され、鍔部62によってねじ込み深さが規制さ
れ、この定規の床面に対する高さが一定になるようにな
っている。そして、脚部63の外径Dは目地とする目地
巾を考慮して決定すれば良く、通常3〜5mmの範囲内と
するのが良い。また、その突出長さLは床材の厚みより
長ければ良く、通常は15〜20mmの範囲内とするのが
良い。
形される定規材(例えば、高さ20mm、幅15mm、長さ
600mm)であり、定規材1の中央下部には凹部11
が、定規材2の中央上部には凹部21が形成され、それ
ぞれの凹部11と21が互いに嵌め込まれ、定規材1を
定規材2の上側となるように同一平面上で直交させて嵌
着している。そして定規材1および2の中央部の中心に
はねじ穴12,22が形成され固定用蝶ねじ31が螺合
されて、両定規材1と2が固定されるようになってい
る。また、定規材1と2の適所にはねじ穴13,23が
対称に設けられており、該ねじ穴13,23には斜杆
4,5が取り付けられる。該斜杆4,5はアルミニウム
等の軽金属で平板状に形成されており、一端に丸穴4
1,51が、他端に長穴42,52が形成され、それぞ
れ蝶ねじ32…が挿通されて、上記ねじ孔13,23に
螺合され、上記長穴41,51の融通性によって定規材
1と2が中央部で確実に直交するように位置決めされて
固定されている。さらに、定規材1と2には中央線上
で、両側の先端部近傍と、中央部と先端部の略中間部の
それぞれ二箇所にねじ穴14,24が設けられており、
該ねじ穴14,24目地巾規制ピン6が底面より脱着自
在に螺合されている。該目地巾規制ピン6はアルミニウ
ム等の軽金属を加工したもので、ねじ部61と鍔部62
と脚部63よりなり、上記ねじ穴14,24にねじ部6
1が螺合され、鍔部62によってねじ込み深さが規制さ
れ、この定規の床面に対する高さが一定になるようにな
っている。そして、脚部63の外径Dは目地とする目地
巾を考慮して決定すれば良く、通常3〜5mmの範囲内と
するのが良い。また、その突出長さLは床材の厚みより
長ければ良く、通常は15〜20mmの範囲内とするのが
良い。
上記のような構成の床材貼着用定規は、まず定規材1,
2のそれぞれの中央部の凹部11,21を嵌合し、蝶ね
じ31をねじ孔12と22に上方より螺合して定規材
1,2を直交させて仮止めする。そして、斜杆4,5の
丸穴41,51に蝶ねじ32を挿通し、定規材1,2の
一方のねじ孔13,23と螺合し、さらに、他方の長穴
42,52に蝶ねじ32を挿通し、他方の定規材ねじ孔
13,23と螺合して、定規材1と2の直角が正確にな
るように、上記斜杆4,5の取付長さを長穴42,52
で調整した後、蝶ねじ31、32…を全て締め付け、ア
ーム1と2を直交状態で固定する。そして、底面から目
地巾規制ピン6…のねじ部61を各ねじ孔14,24に
それぞれ鍔部62まで螺合させて組み立てられている。
2のそれぞれの中央部の凹部11,21を嵌合し、蝶ね
じ31をねじ孔12と22に上方より螺合して定規材
1,2を直交させて仮止めする。そして、斜杆4,5の
丸穴41,51に蝶ねじ32を挿通し、定規材1,2の
一方のねじ孔13,23と螺合し、さらに、他方の長穴
42,52に蝶ねじ32を挿通し、他方の定規材ねじ孔
13,23と螺合して、定規材1と2の直角が正確にな
るように、上記斜杆4,5の取付長さを長穴42,52
で調整した後、蝶ねじ31、32…を全て締め付け、ア
ーム1と2を直交状態で固定する。そして、底面から目
地巾規制ピン6…のねじ部61を各ねじ孔14,24に
それぞれ鍔部62まで螺合させて組み立てられている。
上記のように組み立てられた床材貼着用定規は、第3図
及び第4図に示すように、先ず基準となる床材P1の二
辺(図では右側と下側)に目地貼着用ピン6の脚部63
を当てがって支持した後、床材P2,P3,P4のそれ
ぞれの二辺を定規材1または2の目地巾規制ピン6の脚
部63に当てがって張り付ける。その後、この定規を取
り除くと、各床材同士は上記脚部63の外径Dの間隔で
目地となる間隙が直交状態で形成される。そして、次
に、床材P2,P3,P4の何れかを基準として上記同
様に直交状態の目地となる間隔を形成しながら他の床材
を貼着することができる。このようにして形成された目
地となる間隙に目地剤を注入してタイル貼り調の床材の
貼着施工が行われるものである。
及び第4図に示すように、先ず基準となる床材P1の二
辺(図では右側と下側)に目地貼着用ピン6の脚部63
を当てがって支持した後、床材P2,P3,P4のそれ
ぞれの二辺を定規材1または2の目地巾規制ピン6の脚
部63に当てがって張り付ける。その後、この定規を取
り除くと、各床材同士は上記脚部63の外径Dの間隔で
目地となる間隙が直交状態で形成される。そして、次
に、床材P2,P3,P4の何れかを基準として上記同
様に直交状態の目地となる間隔を形成しながら他の床材
を貼着することができる。このようにして形成された目
地となる間隙に目地剤を注入してタイル貼り調の床材の
貼着施工が行われるものである。
ここで、上記目地巾規制ピン6は定規材1,2の底面に
脱着自在に取り付けたが、溶接等の手段を用いて完全に
固定することもできる。しかし、脚部63の外径Dと突
出長さLが異なる複数種類の目地巾規制ピン6を品揃え
をしていれば、目地となる間隙の巾や定規の高さを簡単
に変更できるようになり汎用性が向上して好ましいもの
となる。
脱着自在に取り付けたが、溶接等の手段を用いて完全に
固定することもできる。しかし、脚部63の外径Dと突
出長さLが異なる複数種類の目地巾規制ピン6を品揃え
をしていれば、目地となる間隙の巾や定規の高さを簡単
に変更できるようになり汎用性が向上して好ましいもの
となる。
さらに、このような床材貼着用定規では、中央部の蝶ね
じ31と、各斜杆4と5の長孔42,52に挿入されて
いる蝶ねじ32を取り外し、他の蝶ねじ32は緩め、第
5図に示すように、定規材1に斜杆5が、定規材2に斜
杆4が取り付いた状態で収納させることができるように
なり、持ち運びが簡便となり、使用しないときでも場所
をとらなくなる。
じ31と、各斜杆4と5の長孔42,52に挿入されて
いる蝶ねじ32を取り外し、他の蝶ねじ32は緩め、第
5図に示すように、定規材1に斜杆5が、定規材2に斜
杆4が取り付いた状態で収納させることができるように
なり、持ち運びが簡便となり、使用しないときでも場所
をとらなくなる。
以上の説明から明らかなように、本考案の床材貼着用定
規は、床材の目地となる間隙が目地巾規制ピンの脚部の
外径によって一定でしかも直交状態を保って確実に形成
されるようになるので、この間隙に目地剤を充填するだ
けで各床材が縦横に直列状態で歪みなくタイル貼り調に
貼着施工できるようになり、また、従来のように共生地
を剥ぐ作業が省略できるので大幅な工数削減が可能とな
る。
規は、床材の目地となる間隙が目地巾規制ピンの脚部の
外径によって一定でしかも直交状態を保って確実に形成
されるようになるので、この間隙に目地剤を充填するだ
けで各床材が縦横に直列状態で歪みなくタイル貼り調に
貼着施工できるようになり、また、従来のように共生地
を剥ぐ作業が省略できるので大幅な工数削減が可能とな
る。
第1図は本考案の一実施例に係る床材貼着用定規の分解
斜視図、第2図は同実施例の床材貼着用定規に使用され
る目地巾調整用ピンの側面図、第3図は同実施例の使用
状態を示す上面図、第4図は同実施例の使用状態を示す
側面図、第5図は同実施例の床材貼着用定規の収納状態
を示す斜視図、第6図は従来の床材貼着方法を示す斜視
図である。 (符号の説明) 1,2…定規材、 6…目地巾規制ピン
斜視図、第2図は同実施例の床材貼着用定規に使用され
る目地巾調整用ピンの側面図、第3図は同実施例の使用
状態を示す上面図、第4図は同実施例の使用状態を示す
側面図、第5図は同実施例の床材貼着用定規の収納状態
を示す斜視図、第6図は従来の床材貼着方法を示す斜視
図である。 (符号の説明) 1,2…定規材、 6…目地巾規制ピン
Claims (1)
- 【請求項1】二本の定規材をそれぞれの中央部で直交さ
せて固定すると共に、上記定規材の底面の中心線上で中
央部の両側に少なくとも二本の目地巾規制ピンを取り付
けたことを特徴とする床材貼着用定規。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15886187U JPH06512Y2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 床材貼着用定規 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15886187U JPH06512Y2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 床材貼着用定規 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0164534U JPH0164534U (ja) | 1989-04-25 |
JPH06512Y2 true JPH06512Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31439570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15886187U Expired - Lifetime JPH06512Y2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 床材貼着用定規 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06512Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-16 JP JP15886187U patent/JPH06512Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0164534U (ja) | 1989-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4736554A (en) | Bolt system | |
JPH07502580A (ja) | 床板継合装置 | |
US5366194A (en) | Universal mounting bracket for engineering surveying instruments | |
JPH06512Y2 (ja) | 床材貼着用定規 | |
US4997172A (en) | Joist positioning tool | |
GB2226077A (en) | Mounting clip for toe board | |
JPH063041Y2 (ja) | 木造建築における接続構造 | |
JPH0110488Y2 (ja) | ||
JP3045177U (ja) | ブロック積重用具 | |
JPH0545262Y2 (ja) | ||
JPH076304Y2 (ja) | 化粧用壁板の位置調整具 | |
JPH0236843Y2 (ja) | ||
JPS6135648Y2 (ja) | ||
JPH0439952Y2 (ja) | ||
JPH0694672B2 (ja) | アンカーボルト位置決め用具 | |
JPH06173415A (ja) | 外壁用パネル取付金具及びその取付構造 | |
JPS6221927Y2 (ja) | ||
JPH0629287Y2 (ja) | 部材の連結構造 | |
JPS5919085Y2 (ja) | コンクリ−ト板の接合保持兼用型枠装置 | |
JPS6347231Y2 (ja) | ||
JPH0140892Y2 (ja) | ||
JP2813957B2 (ja) | L型人造カウンターの検査方法 | |
JPH0543995Y2 (ja) | ||
JPH07292806A (ja) | ユニットルームのコーナー部分における壁パネル接続構造 | |
JPH0139283Y2 (ja) |