JPH063041Y2 - 木造建築における接続構造 - Google Patents

木造建築における接続構造

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JPH063041Y2
JPH063041Y2 JP1989142642U JP14264289U JPH063041Y2 JP H063041 Y2 JPH063041 Y2 JP H063041Y2 JP 1989142642 U JP1989142642 U JP 1989142642U JP 14264289 U JP14264289 U JP 14264289U JP H063041 Y2 JPH063041 Y2 JP H063041Y2
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hole
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功 庄田
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功 庄田
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、腰掛けあり柄といった木造建築における接続
構造の改良に関するものである。
<従来の技術> 従来の接続構造の一例として実公昭58−30883号
公報記載の考案がある。これは第13図に示すように掛
け水21の端面にくび状の基部22と頭部23よりなる
かま柄24を設ける。頭部23と基部22間には段差2
5があり、頭部23は先端を先細りとし、且つ基部22
と頭部23の底面26は、断面半円状の曲面とする。受
け木27の端面に、前記のかま柄24を上方より押し込
んで嵌め込むかま柄穴28を設ける。
<考案が解決しようとする課題> しかし、この接続構造では第13図より明らかなように
基部22と頭部23の側面29、29はともに鉛直で、
上面30に対して直交する面となっている。木材の場
合、その性質として反りや歪が生じやすい。このため、
かま柄穴28をかま柄24がきちっと入るよう密に高精
度で加工すると、反り・歪みが生じたとき嵌め込み不能
といった事態がおこる。これを避けるため、従来は幾分
ゆる目に加工していたため、密な接合が得られないとい
う欠点があった。
本考案はこの欠点を解消して、密に嵌合できるように加
工しても、容易に嵌め込めて且つおさまりもよい接続構
造を提供しようとするものである。
<課題を解決するための手段> 上記の目的を達成するため、本考案はつぎのように構成
する。
一方の材の端面に座部と頭部とよりなる柄を設け、他方
の材の側面又は端面に上記の柄を上方より落し込んで嵌
め込む柄穴を穿設してなる接続構造において、座部と頭
部の側面を下面側が上面側に対して狭ばまるテーパー状
で、底面は正面視両端部がアール状で中央部を直線状に
形成し、頭部は先端側の幅が座部側より広がるように形
成した木造建築における接続構造。
<実施例> 以下に本考案の実施例を図示に基いて説明する。第1図
は一方の材に設けた腰掛けあり柄Aと、直交する他方の
材に設けた腰掛けあり柄穴Bとを示す斜視図である。
腰掛けあり柄Aは、一方の材1の端面2に設けた座部3
と、座部3に突設した頭部4とよりなる。頭部4は、先
端5側の幅が座部3側より広がるように形成する。座部
3の側面6、6と、頭部4の側面7、7を、下面8側が
上面9側に対して挟まるよう同じ傾斜角のテーパー状と
する。座部3、頭部4ともに、その底面10、10は、
正面視両端部がアール状で中央部が直線状となるように
形成する。
一方の材1と直角に接続する他方の材11の側面12に
上記の腰掛けあり柄Aを上方より落し込んで嵌め込む腰
掛けあり柄穴Bをあける。腰掛けあり柄穴Bは、腰掛け
あり柄Aの座部3に対応する座部穴13と、頭部4に対
応する頭部穴14とよりなり、座部穴13と頭部穴14
の側面15、15と16、16は座部3の側面6、6頭
部4の側面7、7と同じ傾斜角のテーパーとする。両者
とも、底面17、17は正面視両端部がアール状で、中
央部が直線状となるように形成する。
第2図は、材1と材11を直線状に接続するため、腰掛
けあり柄穴Bを他方の材11の端面18へ設ける実施例
を示す斜視図である。構成は側面12へ穿設した腰掛け
あり柄穴Bと同様であるため、説明は省略する。
<考案の効果> 本考案は以上説明したように、柄の座部と頭部の両側面
を、下面側が上面側に対して狭まるテーパー状にした。
このため、柄穴を柄ががっちり嵌まるように高精度に加
工しても、嵌め込みは容易である。また底面は正面視ア
ール状で中央部を直線状に形成したので、上方よりの押
圧力を安定して支持できる。頭部は側面をテーパー状に
すると共に、先端側の幅が座部側より広がるようにした
ので、柄は嵌め込むにつれて、柄穴の奥側へと寄る。こ
のため、収まったときには、柄はその全周がぴったりと
柄穴に嵌合して隙間のない接続となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の腰掛けあり柄と、これが嵌合する腰掛
けあり柄穴とを示す斜視図、第2図は腰掛けあり柄穴を
材の端面に設けた実施例を示す斜視図、第3図は接続状
態を示す平面図、第4図は第3図におけるA−A断面
図、第5図は腰掛けあり柄を示す正面図、第6図は同柄
を形成する場合のルータカッタRの動きを示す説明図、
第7図は腰掛けあり柄穴を示す正面図、第8図は同ルー
タカッタRの動きを示す説明図、第9図は従来の腰掛け
あり柄aを示す正面図、第10図は同ルータカッタRの
動きを示す説明図、第11図は従来の腰掛けあり柄穴b
を示す正面図、第12図は同ルータカッタRの動きを示
す説明図、第13図は従来の接続構造の一例を示す斜視
図である。 1…一方の材、2…端面 3…座部、4…頭部 5…先端、6…座部の側面 7…頭部の側面、8…下面 9…上面、11…他方の材 12…側面、18…端面 A…腰掛けあり柄 B…腰掛けあり柄穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の材の端面に座部と頭部とよりなる柄
    を設け、他方の材の側面又は端面に上記の柄を上方より
    落とし込んで嵌め込む柄穴を穿設してなる接続構造にお
    いて、座部と頭部の側面を下面側が上面側に対して狭ば
    まるテーパー状で、底面は正面視両端部がアール状で中
    央部を直線状に形成し、頭部は先端側の幅が座部側より
    広がるように形成した木造建築における接続構造。
JP1989142642U 1989-12-08 1989-12-08 木造建築における接続構造 Expired - Lifetime JPH063041Y2 (ja)

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JPH0380803U JPH0380803U (ja) 1991-08-19
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