JPH0651122U - 包装用箱 - Google Patents

包装用箱

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JPH0651122U
JPH0651122U JP8340392U JP8340392U JPH0651122U JP H0651122 U JPH0651122 U JP H0651122U JP 8340392 U JP8340392 U JP 8340392U JP 8340392 U JP8340392 U JP 8340392U JP H0651122 U JPH0651122 U JP H0651122U
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JP
Japan
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plate
rectangular tubular
packaging box
reinforcing member
plate portion
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Application number
JP8340392U
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JPH0712250Y2 (ja
Inventor
良祐 森
俊夫 放生
Original Assignee
株式会社ニッパック
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 箱本体内の隅角部に構造強度の大きい補強用
ブロックを、箱本体の組立の際に同時形成できる包装用
箱を提供することにある。 〔構成〕 円形立体物3を収納する矩形筒体部2の互い
に対向する一方の開口部周縁に、前記矩形筒体部2の隅
角部に上板部16と側板部15と下板部17とからなる
三角筒の補強用ブロック8を構成する補強部材形成板5
を折曲自在に連接するとゝもに、前記他方の対向する開
口部周縁には一対の上部蓋板6を折曲自在に連接し、前
記矩形筒体部2の下部開口部周縁に下部蓋板19を折曲
自在に連接したことを特徴とする包装用箱。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、包装用箱、更に詳しくは、コイル銅管やリング状蛍光管のような円 形立体物を収納するのに好適な包装用箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7及び図8に示すように、円筒形の商品、例えば、コイル状に巻装した銅管 P等を平面視正方形状の段ボール箱1で包装した場合、これを運搬したり積載し たりしたときに、空洞部となっている四隅の隅角部2が内部に没入して変形した り、損傷するケースが多い。特に、包装商品がコイル銅管のような比較的重量物 である場合には、その変形や損傷の度合いが大きい。その結果、上下部の蓋板部 3,4がこの隅角部2の部分で変形してしまい、これを多段に積み重ねた場合荷 崩れ現象が発生する。従って、広い保管場所が必要であり、又段ボール箱1のリ サイクル使用も不可能であるといった諸欠点があった。
【0003】 このような従来の欠点を解消するため、従来は、空洞部となっているこの四隅 の隅角部2内に、図7及び図8に示すように、段ボールにより形成した直角三角 状の筒状補強部材5を収納商品Pの収納後に挿入するか、或いはこれを予め互い に直交する2面5A,5Aで前記偶角部2の内側面2Aに夫々貼着固定して、隅 角部2を補強していた。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】
しかし、上記の如き従来の包装用箱は、段ボール箱1と筒状補強部材5とはそ れぞれ別体で形成されているので、(1)該筒状補強部材5を製造するための資 材及び製造工程が増加すること、(2)筒状補強部材5の折り曲げによる組み立 て及びこれを段ボール箱1に装着する取付け作業が必要となること、(3)筒状 補強部材5はその上下面が開口した角筒状体であるため、垂直方向の加重に対し ては強度が大きいが、水平方向の加重に対しては構造的に弱い。したがって、隅 角部2に外部から水平加重がかかった時に、直交する2面5A,5Aの部分で座 窟し、段ボール箱1の隅角部2が内部に没入して変形したり、或いは破損してし まうといった諸問題点は完全に解消されていない。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、上記のような従来の諸問題点を解決するために成されたもので、箱 本体内の隅角部に構造強度の高い補強用ブロックを、箱本体の組立の際に同時形 成することが出来るものを提供することを目的としたものであり、その要旨は、 円形立体物を収納する矩形筒体部の互いに対向する一方の開口部周縁に、前記矩 形筒体部の隅角部に上板部と側板部と下板部とからなる三角筒の補強用ブロック を構成する補強部材形成板を折曲自在に連接するとゝもに、他方の開口部周縁に は一対の上部蓋板を折曲自在に連接し、前記矩形筒体部の下部開口部周縁に下部 蓋板を折曲自在に連接したことを特徴とする包装用箱にある。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を図1乃至図6に示す実施例により詳細に説明する。なお、図1 は本考案に係る組立前の包装用箱と該箱に収納される円筒体との斜視図で、図2 は同包装用箱の第1組立途中の斜視図、図3は同包装用箱の第2組立途中の斜視 図、図4は同包装用箱の第3組立途中の斜視図、図5は同包装用箱の組立完了時 の斜視図で、図6は図5のII−II線断面図である。
【0007】 図において、1は段ボール等の硬板により形成された箱本体で、その矩形筒体 部2は、例えば銅管等を円筒状に巻装した円形立体物3を収納できるように、4 枚の連続した側板2Aにより平面視正方形の筒体状に形成され、その内法は前記 円形立体物3の外径より少し大きく設定され、高さは円形立体物3の高さとほぼ 同一に形成されている。
【0008】 4は折目線で、前記矩形筒体部2の上部開口部の一方の対向する上縁に形成し たこの折目線4を介して補強部材形成板5が連接されており、他方の対向する上 縁には、上部開口部を閉塞する上部蓋板6が折目線7を介して連続されている。 そして、上記補強部材形成板5及び上部蓋板6の高さは、いずれも矩形筒体部2 の横幅の1/2に設定されている。また、上記一対の上部蓋板6を互いに内側に 折曲してその自由端を付き合わせると、矩形筒体部2の上部開口部を完全に閉塞 することができる。
【0009】 8は補強用ブロックで、前記補強部材形成板5の横幅を2分する中央を線対称 にして、左右に夫々折曲げにより組立られるように形成されている。すなわち、 補強部材形成板5の横幅を2分する中央には、該補強部材形成板5の上下幅を2 分する水平線A−Aに対して垂直な切込線9が設けられている。また、上記補強 部材形成板5の左右側縁5aにおいて、水平線A−Aより上部は傾斜面10に形 成されており、この傾斜面10は補強部材形成板5の上縁5bにおいて、垂直切 込線9から左右方向の該垂直切込線9と同一長の位置イと、補強部材形成板5の 側縁5aと水平線A−Aとの交点ロとを結んだ傾斜線により形成されている。な お、上記傾斜面10の長さは、矩形筒体部2の高さと同一となっている。
【0010】 11は斜状切込線で、上記垂直切込線9の下端から上記折目線4にかけて、左 右方向に上記傾斜面10と平行に形成されている。従って、補強部材形成板5の 中央下部には、上記垂直切込線9及び斜状切込線11により、折目線4を底辺と する二等辺三角形の補助片12が矩形筒体部2に連接状態で形成される。また、 上記斜状切込線11の下端と傾斜面10の下端ロとの間及び上記垂直切込線9の 下端と傾斜面10の上端イとの間には、夫々下部折目線14と上部折目線13と が平行に形成されている。
【0011】 そして、上記傾斜面10と斜状切込線11と下部折目線13と上部折目線14 とにより長方形状の側板部15が形成され、上記補強部材形成板5の側縁5aと 折目線4と上部折目線14とにより三角形状の上板部16が形成され、垂直切込 線9と、ブロック形成板5の上縁5bにおいて、垂直切込線9から同一長の位置 イまでの線分と、下部折目線13とにより三角形状の下板部17が形成される。 而して、前記補強用ブロック8は、上記側板部15と上板部16と下板部17と から構成されることになる。
【0012】 一方、上記矩形筒体部2の下部開口部の互いに対向する上縁には、夫々折目線 18を介して一対の下部蓋板19が連接されており、この下部蓋板19は上記上 部蓋板6と合同である。
【0013】 そこで、まず、下部蓋板19は折目線18により、互いに内方に折曲して矩形 筒体部2の下部開口部を閉塞して底板部を形成する。一方、図2に示すように、 補強部材形成板5は上記垂直切込線9及び斜状切込線11で左右に分断され、各 補強部材形成板5は折目線4により矩形筒体部2の内方向側に水平状態に折曲げ た後、図2に示すように、上部折目線14により側板部15及び下板部17を直 角に垂下方向に折曲する。
【0014】 そして、更に下部折目線13により下部板17を内側に直角に折り曲げること により、図3に示すように、側板部15の左右側縁及び下板部17の互いに隣接 する斜辺は互いに直交する矩形筒体部2内の側面に当接し、この状態で下板部1 7を矩形筒体部2の下部蓋板19に貼着すると、直交する矩形筒体部2の側板2 Aと側板部15とにより上下が上板部16と下板部17とで閉塞された三角筒の 補強用ブロック8が隅角部に形成される。
【0015】 上記のようにして、矩形筒体部2内の隅角部内にそれぞれ補強用ブロック8を 形成した後、図4及び図5に示すように、矩形筒体部2内に円形立体物3を収納 し、折目線4により二等辺三角形の補助片12を互いに内方向に折曲した後、折 目線7により上部蓋板6を互いに内方向に折曲して矩形筒体部2の上部開口部を 完全に閉塞するのである。なお、上記実施例の矩形筒体部2は平面視正方形状で あるが、楕円形状の円形立体物3を収納するため長方形状でもよい。
【0016】
【考案の効果】 本考案に係る包装用箱は、上記のように、円形立体物を収納する矩形筒体部の 互いに対向する一方の開口部周縁に、前記矩形筒体部の隅角部に上板部と側板部 と下板部とからなる三角筒の補強用ブロックを構成する補強部材形成板を折曲自 在に連接するとゝもに、他方の開口部周縁には一対の上部蓋板を折曲自在に連接 し、前記矩形筒体部の下部開口部周縁に下部蓋板を折曲自在に連接した構成であ るから、補強部材形成板を折曲して構成した三角筒の補強用ブロックはその上下 面が上板部と下板部とで閉塞されて補強されているので、箱本体の隅角部におけ る水平方向の加重に対する構造強度が格段に向上する。従って、搬送や積み重ね 時における隅角部の損傷が殆どなく、これを多段に積み重ねた場合でも荷崩れ現 象が発生せず、保管場所が狭くて済むし、段ボール箱のリサイクル使用も可能と なる。また、補強用ブロックは、箱本体の組立の際にブロック形成板を折曲して 構成できるので、作業工程が省略されて梱包能率が向上するとゝもに、資材の節 減及び再利用を図ることが出来るといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る組立前の包装用箱と該箱に収納さ
れる円筒体との斜視図である。
【図2】同包装用箱の第1組立途中の斜視図である。
【図3】同包装用箱の第2組立途中の斜視図である。
【図4】同包装用箱の第3組立途中の斜視図である。
【図5】同包装用箱の組立完了時の斜視図である。
【図6】図5のII−II線断面図である。
【図7】従来の包装用箱の組立前と該箱に収納される円
筒体との斜視図である。
【図8】同包装用箱の組立完了時の斜視図である。
【符号の説明】 1 箱本体 2 矩形筒体部 2A 側板 3 円形立体物 4 折目線 5 補強部材形成板 5a 側縁 5b 上縁 6 上部蓋板 7 折目線 8 補強用ブロック 9 垂直切込線 10 傾斜面 11 斜状切込線 12 補助片 13 下部折目線 14 上部折目線 15 側板部 16 上板部 17 下板部 19 下部蓋板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形立体物を収納する矩形筒体部の互い
    に対向する一方の開口部周縁に、前記矩形筒体部の隅角
    部に上板部と側板部と下板部とからなる三角筒の補強用
    ブロックを構成する補強部材形成板を折曲自在に連接す
    るとゝもに、他方の開口部周縁には一対の上部蓋板を折
    曲自在に連接し、前記矩形筒体部の下部開口部周縁に下
    部蓋板を折曲自在に連接したことを特徴とする包装用
    箱。
JP8340392U 1992-11-09 1992-11-09 包装用箱 Expired - Lifetime JPH0712250Y2 (ja)

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JP8340392U JPH0712250Y2 (ja) 1992-11-09 1992-11-09 包装用箱

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JPH0651122U true JPH0651122U (ja) 1994-07-12
JPH0712250Y2 JPH0712250Y2 (ja) 1995-03-22

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010222059A (ja) * 2009-02-25 2010-10-07 Toray Ind Inc プリプレグロールの梱包体
JP2012041061A (ja) * 2010-08-18 2012-03-01 Toray Ind Inc プリプレグロールの梱包体
JP2016034842A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 レンゴー株式会社 切断開封式包装箱
JP5995197B1 (ja) * 2015-05-01 2016-09-21 Toto株式会社 梱包箱

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