JPH0651093A - 制御棒駆動機構交換装置 - Google Patents

制御棒駆動機構交換装置

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JPH0651093A
JPH0651093A JP4207924A JP20792492A JPH0651093A JP H0651093 A JPH0651093 A JP H0651093A JP 4207924 A JP4207924 A JP 4207924A JP 20792492 A JP20792492 A JP 20792492A JP H0651093 A JPH0651093 A JP H0651093A
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rod drive
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来手動で行っていた補助ブラケットの着脱を
自動的に出来るようにし、モータから制御棒駆動機構ま
での一連の着脱を全て自動化し、作業時間の短縮および
それにともなう作業員の放射被曝の削減を図る。 【構成】制御棒駆動機構交換作業室1内に旋回可能とし
た円形架台4には、直径方向に走行可能な走行台車7
と、この走行台車7を介して水平および垂直の両位置間
を揺動可能とし、制御棒駆動機構14およびボルト着脱器
16等を支持し、これを垂直方向に移動させる支持台13を
備えたビーム9と、ボルト着脱機16の上部に搭載され、
制御棒駆動機構14の構成部品であるモータ38,補助ブラ
ケット36,シール部34およびボルトを着脱するモータ着
脱レンチ装置28,補助ブラケット着脱レンチ装置29,シ
ール部着脱レンチ装置27および制御棒駆動機構着脱レン
チ装置26を支持板91を介して搭載し、所望の着脱レンチ
装置をボルト着脱機16の昇降路通路上に搬入搬出するレ
ンチ装置支持台車50とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、沸騰水型原子力発電所
において、制御棒駆動機構の保守点検を行うため制御棒
駆動機構を原子炉から取外したり、または原子炉に装着
するための制御棒駆動機構交換装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に沸騰水型原子炉においては、その
圧力容器底部に原子炉の反応を制御するための制御棒駆
動機構が配設されている。この制御棒駆動機構は、一定
の期間経過後に原子炉から取外し、別に設けられている
点検作業室においてその点検が行われている。
【0003】しかしながら、上記制御棒駆動機構の交換
には多数の作業員が必要であり、また、安全衛生の上で
も問題がある。そこで、制御棒駆動機構の取外し取付け
を機械的かつ容易に行うことができ、安全に上記作業を
行うことができるようにした制御棒駆動機構交換装置が
提案(特開昭63-58297号)されている。
【0004】すなわち図9乃至図22は、上記制御棒駆動
機構交換装置の概略構成を示す図であり、図9におい
て、符号1は原子炉の下部に設けられた円筒形の制御棒
駆動機構交換作業室であり、その制御棒駆動機構交換作
業室の周壁面にはレールサポート2が固設されている。
このレールサポート2上には環状レール3が敷設されて
おり、この上に円形架台4が旋回可能に載置されてい
る。
【0005】円形架台4は直径方向に延びる中央空所が
形成され、この中央空所の両側縁上部には中央空所に沿
ってレール5が敷設されており、さらに中央空所内に
は、制御棒駆動機構交換作業室1の周壁に形成された通
路1a(図10に示す)を介して制御棒駆動機構を搬入搬
出するための制御棒駆動機構運搬台車(図示しない)が
収納可能としている(図10)。
【0006】ところで、円形架台4上に敷設されたレー
ル5上には、走行台車7が走行可能に載置されている。
この走行台車7は、円形架台4に敷設された左右のレー
ル5間を跨ぐ断面逆U状としており、その前半部の頂壁
が欠如され、さらに前半部の両側壁間にはピン8を中心
として揺動し得るビーム9が枢着されており、走行台車
7上に載置された図示しない駆動機構によって垂直位置
および水平位置間を揺動し得るようにしている。しかし
て、ビーム9は、図9に示すように垂直位置にある場合
には、その上部が走行台車7の上面から突き出し、下部
は円形架台4の中央空所内を貫通して下方に突き出し、
一方図16に示すように水平状態のときには、走行台車7
内に収納状態となる。
【0007】ビーム9の長手方向両端部には、それぞれ
スプロケット10a、10bが装着されており、両スプロケ
ット10a,10b間には、駆動装置11によって駆動される
チェーン12が巻装され、さらにそのチェーン12には支持
台13がビーム9に沿って移動し得るように装着されてい
る。この支持台13は、制御棒駆動機構14を直接支持でき
るばかりでなく、両側壁の頂端縁部および中間部に設け
られた凹部15a、15bに、ボルト着脱機16の両側に上下
に離間して突設された係止片16a,16bを係合させるこ
とによって、そのボルト着脱機16をも搭載できるように
している(図11)。
【0008】また、ビーム9の上部適宜位置には、支持
台13の走行に支障がないようビーム9内に収納可能であ
り、必要持にはビーム9から突き出して制御棒駆動機構
が倒れないように支持したり握持することができる掴み
腕17が装着されている(図15)。
【0009】一方、前記円形架台4の下部には、前記ビ
ーム9の揺動面に平行に且つ水平に延びる2本のレール
からなるボルト着脱機搬送用レール18が設けられてお
り、そのボルト着脱搬送用レール18には、駆動装置19に
よってボルト着脱機搬送用レール18上を走行する搬送台
車20が載置されている。
【0010】この搬送台車20には、係止片16aより上方
部から突設された支持片21と係合し、上記ボルト着脱機
16を懸吊支持する支持腕22が設けられている(図11)。
【0011】また、円形架台4には、敷設されたレール
5に沿って走行可能なレンチ装置支持台車50が載置さ
れ、そのレンチ装置支持台車50の一端側上部には台車駆
動装置51が載置されている。レンチ装置支持台車50の下
面前後に軸支された車軸52a,52bには、レール5上を
転動する車輪53,53,…が固着されており、一方の車軸
52aに取付けられたスプロケット54と台車駆動装置51に
設けられた駆動スプロケット55とをチェーン56によって
連動連結することによって、台車駆動装置51によりレン
チ装置支持台車50を走行させるようにしている(図17お
よび図18)。
【0012】上記レンチ装置支持台車50の他側上面に
は、下部に外歯車57を装着した筒状支柱58がその垂直軸
回りに回動可能に立設されており、外歯車57が旋回駆動
装置59に設けられたピニオン60に噛合せしめられている
(図19)。
【0013】一方、筒状支柱58の頂端部には、放射方向
外方に突出する3個の支持腕61a,61b,61cを有する
支持板61が固着されている。これらの支持腕61a,61
b,61cの先端部には、それぞれ図20に示すようにモー
タ着脱レンチ装置28,シール部着脱レンチ装置27または
制御棒駆動機構着脱レンチ装置26の下半部を挿通係合し
得るU字状切欠き部62が設けられている。このU字状切
欠き部62の開放側における互いに対向する側縁には、互
いに平行な直線部62aが形成されており、さらに各支持
腕61a,61b,61cの表面にはU字状の切欠き部62の端
縁に沿う弧状の切欠き段部63が形成され(図20,図2
1)、それぞれ対応するレンチ装置の中間高さ位置に形
成された大径部a(図22に示す)が切欠き段部63の上面
に係合し得るようにしている。一方、モータ着脱レンチ
装置28,シール部着脱レンチ装置27および制御棒駆動機
構着脱レンチ装置26の外側面には、それぞれ対応する支
持腕の切欠き部62の直線部62aに係合する平坦面64が形
成されている。
【0014】また、各支持腕61a,61b,61cの下面に
はそれぞれ板状突部65が一体的に突設されており、その
板状突部65の側面にはピン66を介してリンク67が揺動可
能に枢着されている。この各リンク67の一端は、それぞ
れ支持板61に穿設された開口68を貫通し、支持板61上に
固設されたリミットスイッチ69を作動し得るようにして
おり、またその他端は、支持腕の切欠き段部63に形成さ
れた溝70からその切欠き段部の表面上方に突出し得るよ
うにされ、各リンク67は常時において他端が溝70から上
方に突出するようにばね71によって付勢されている(図
22)。なお、図22中符号72はストッパである。
【0015】一方、レンチ装置支持台50の前端上部およ
び後端上部には、それぞれ位置検知装置73およびストッ
パ74が設けられている(図17)。
【0016】すなわち、上記レンチ装置支持台車50の前
端および後端部には、それぞれその上面に、レンチ装置
支持台車の移動方向に延びる位置検出杆75a,75bが支
え金具76a,76bによって軸線方向に摺動可能に装着さ
れたおり、その位置検出杆75a,75bの先端にはストッ
パ77a,77bが装着され、このストッパ77a,77bと支
え金具76a,76bとの間には圧縮ばね78が介装されてい
る(図23)。また、位置検出杆75a,75bの他端には、
ばね78に対抗して位置検出杆75a,75bが後退したと
き、それぞれレンチ装置支持台車上に固定設されたリミ
ットスイッチ79a,79bを作動するストライカ80a,80
bが装着され、位置検出装置73と左右対称位置にはそれ
ぞれストッパ杆81a,81bが突設されている。
【0017】さらに、前記支持板61の支持腕61aには、
そのU字状切欠き部62の切欠き段部63にモータ着脱レン
チ装置28が係合支持されており、支持腕61bにはシール
部着脱レンチ装置27が係合支持され、さらに支持腕61c
には制御棒駆動機構着脱レンチ装置26が係合支持され、
各レンチ装置の側面に形成された平坦面64が、各支持腕
61a,61b,61cのU字状切欠き部62の直線部62aに係
合し、その周方向位置がそれぞれ一定位置に保持されて
いる。
【0018】ところで、原子炉底には図12に示すよう
に、制御棒駆動機構14を取付ける制御棒駆動機構ハウジ
ング32が設けられ、この制御棒駆動機構ハウジング32に
ボルト33によって制御棒駆動機構14が取付けられてい
る。この制御棒駆動機構14の下部には、制御棒駆動機構
14の内部に入る炉水をシールするシール部34がボルト35
で装着されている。また、シール部34の下部には、補助
ブラケット36がボルト37によって装着され、さらに補助
ブラケット36の下部に制御棒駆動機構14を駆動するモー
タ38がボルト39によって装着されている。
【0019】しかして、以上のような装置で制御棒駆動
機構14の交換を行う場合には、旋回駆動装置59を作動し
て、ピニオン60,外歯車57および筒状支柱58を介して、
支持板61を旋回させ、支持腕61に支承されているモータ
着脱レンチ装置28がレール5,5の中間位置に位置する
ようにし、台車駆動装置51を介してレンチ装置支持台車
50をビーム9の方向に走行させる。このようにしてレン
チ装置支持台車50が所定位置に到達すると、ストッパ77
aがビーム9に当接し、位置検出杆75aが後退し、スト
ライカ80aを介してリミットスイッチ79aが作動せしめ
られ、台車駆動装置51の作動が停止されてレンチ装置支
持台車50が所定位置に停止される(図9)。この場合、
モータ着脱レンチ装置28は支持台13に支承されたボルト
着脱機16の真上位置にあり、かつモータ着脱レンチ装置
28が支持腕61aに対して所定角度位置に設定されている
ため、モータ着脱レンチ装置28の下部の小径部42に設け
られたキー42aが、ボルト着脱機16の上部に形成された
凹部41の内面に形成されたキー溝41aと同一軸線上にあ
るように位置合わせられた状態になる。
【0020】そこで、駆動装置11により支持台13を上昇
させると、ボルト着脱機16の上部の凹部41内にモータ着
脱レンチ装置28の小径部42が完全に挿入され、キーとキ
ー溝とが互いに係合されるので支持台13がさらに上動
し、モータ着脱レンチ装置28の支持腕61aとの係合部が
切欠き段部63の表面よりわずか離間すると、リンク67が
ばね71によって図22において反時計方向に揺動し、その
リンク67の一端によってリミットスイッチ69が作動さ
れ、台車駆動装置51が駆動されて、レンチ装置支持台車
50が円形架台4の外周方向に移動させられる。そして、
レンチ装置支持台車50の後端に設けられている位置検知
装置73のストッパ77bが、円形架台4の外周端部に突設
されたストッパ片85に当設すると、リミットスイッチ79
bが作動させられて、レンチ装置支持台車50は円形架台
4の外周部所定位置に停止される。
【0021】次に、円形架台4の旋回と走行台車7の走
行により、ボルト着脱機16上に装着されたモータ着脱レ
ンチ装置28を所望の取外そうとするモータ38の真下に移
動させ、その後支持台13を上昇せしめてモータ38の取付
けボルトにモータ着脱レンチ装置28のレンチを噛合せし
め、ボルト着脱機16により駆動されるレンチ16cを介し
て上記ボルトを取外し、モータを補助ブラケット36から
離脱する。
【0022】そこで、支持台13を下降せしめるととも
に、レンチ装置支持台車50をビーム9に当接する位置ま
で移動させると、支持台13の下降によって、その支持台
13およびボルト着脱機16によって支持されているモータ
着脱レンチ装置28の大径部aが支持腕61aの切欠き段部
63に係止される。そして、支持台13がさらに下降し、ボ
ルト着脱レンチ装置28の小径部42がボルト着脱機16の上
部の凹部41から完全に抜け出た状態で支持台13の下降が
停止され、他方レンチ装置支持台車50が円形架台4の放
射方向外方所定位置に移動させられる。
【0023】このようにして、所望のモータ38を補助ブ
ラケット36から取外すことができ、その後、補助ブラケ
ット取付用のボルトを手動によって緩めることによって
補助ブラケット36をシール部34から除去する。
【0024】次に、レンチ装置支持台車50上の旋回駆動
装置59を駆動して支持板61を旋回させ、支持腕61bに支
障されているシール部着脱レンチ装置27をレール5,5
の中間位置に位置せしめ、レンチ装置支持台車50をビー
ム9に当接するまで移動させ、以降モータの取外しと同
様にして、シール部34の取外しを行なう。
【0025】このようにしてモータ38,補助ブラケット
36およびシール部34の取外しが終了したら、旋回駆動装
置59を介して支持板61を旋回させ、支持腕61cに支承さ
れている制御棒駆動機構着脱レンチ装置26をレール5,
5の中間位置に位置させた後、レンチ装置支持台車50が
ビーム9に当接するまで移動させ、その後モータ等の取
外しと同様にして、制御棒駆動機構14を制御棒駆動機構
ハウジング32に取付けているボルトを取外す。そこで、
支持台13を下降させて制御棒駆動機構着脱レンチ装置26
の大径部aが支持腕61cの支承面(切欠き段部)より或
程度上方位置に達すると、支持台13の下降を一旦停止
し、制御棒駆動機構ハウジングから一部引抜かれた状態
の制御棒駆動機構14を掴み腕17によって把持固定する。
そこでさらに、支持台13が下降されると、制御棒駆動機
構着脱レンチ装置26が支持腕61cに係合支持されるとと
もに、制御棒駆動機構14の下端部から制御棒駆動機構着
脱レンチ装置26が離脱された状態となり、さらに支持台
13は、その支持台13に支持されているボルト着脱機16の
支持片21が搬送台車20の支持腕22よりわずかに上方にあ
る位置でその下降が停止される。
【0026】一方、レンチ装置支持台車50は、台車駆動
装置51を介して円形架台4の外周方向所定位置まで移動
される。
【0027】このようにして、支持台13が一時停止され
レンチ装置支持台車50が外方に移動すると、搬送台車20
が支持台13の走行通路内までボルト着脱機搬送用レール
18に沿って移動させられ、その後再び支持台13が下降さ
れる。したがって、その間にボルト着脱機16の支持片21
が搬送台車20の支持腕22に係合支持される。しかして、
搬送台車20をボルト着脱機搬送用レール18に沿って円形
架台4の外周方向に移動せしめた後、支持台13を上昇さ
せ、制御棒駆動機構14の下端を支持台13によって支持さ
せ、その後掴み腕17による把持状態を解き、制御棒駆動
機構14とわずかに隙間を有する案内状態とする。そこ
で、支持台13を下端まで下降させその位置で掴み腕17を
把持状態とする(図15)。
【0028】そして、ビーム9を垂直状態から水平状態
に揺動させ、通路1aから運搬台車6を搬入させ、その
運搬台車6に制御棒駆動機構14を載せ(図16)、運搬台
車6によって制御棒駆動機構交換作業室1外に搬出す
る。一方、制御棒駆動機構14等の装着に際しては、以上
の操作順序と逆の順序で行なう。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ように構成された装置においては、補助ブラケット36お
よびボルト37の取扱いは手動で行わなければならないた
め、その分放射線環境下での作業による作業員の放射線
被曝問題が依然として残っている。また、複数の制御棒
駆動機構14に取付けられているモータ38だけを順次点検
する必要が生じた場合は、下記の方法で行わなければな
らない。
【0030】すなわち、まず最初に制御棒駆動機構14か
ら取外したモータ38をモータ着脱レンチ装置26とともに
レンチ装置支持台車50に載置したまま、通路1aを経由
して点検作業室へ移動する。点検作業室で、モータ38を
降ろした後、再び通路1aを経由して、モータ着脱レン
チ装置26付きのレンチ装置支持台50を制御棒駆動機構交
換作業室1内へ移動し、次にモータ38を取外す制御棒駆
動機構14の下の所定位置に停止させ、次のモータ38の取
外し作業を行う。以下上記作業を繰り返す。モータ38だ
けを順次取付ける場合は、上記作業と逆の順序で行う。
【0031】この方法では、レンチ装置支持台50が制御
棒駆動機構交換作業室1を出ている間は、次の作業がま
ったくできないので全体作業時間が短くならず、ここで
も放射線環境下での作業による作業員の放射線被曝問題
が残る。
【0032】以上の方法は、複数の制御棒駆動機構14に
取付けられている補助ブラケット36のみ、またはシール
部34のみを点検する必要が生じた時にも適用されるの
で、やはり同じ問題が残る。
【0033】モータ38や補助ブラケット36やシール部34
の点検頻度は、制御棒駆動機構14の点検頻度より相当高
いので以上のような取扱い方法になることが極めて多
く、早急に改善を図る必要がある。
【0034】そこで、本発明の目的は、従来手動で行わ
なければならなかった補助ブラケットの着脱に対し、補
助ブラケット着脱レンチ装置のボルト着脱機への挿入部
のキーをボルト着脱キー溝に対して自動的に位置合わせ
を行うことができ、ボルト着脱機に対する補助ブラケッ
ト着脱レンチ装置の着脱を極めて容易に行うことがで
き、また、モータや補助ブラケットやシール部を制御棒
駆動機構交換作業室と点検作業室の間で運搬する台車を
新設または制御棒駆動機構運搬台車に併設することによ
り、レンチ装置支持台車を制御棒駆動機構交換作業室と
点検作業室の間の走行には使用せず、制御棒駆動機構交
換作業室内での作業のみ使用し、全体作業時間の大幅な
短縮を図ることができる制御棒駆動機構交換装置を提供
することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、原子炉の下方に設けられた旋回可能な円形
架台と、この円形架台上で直径方向に走行可能な走行台
車と、走行台車に水平位置および垂直位置間を揺動可能
に装着され、制御棒駆動機構およびボルト着脱機等を支
持しこれを垂直方向に移動させる支持台を具備したビー
ムと、ボルト着脱機を支持台の昇降通路範囲に搬入搬出
せしめる搬送台車と、ボルト着脱機の上部に搭載され、
制御棒駆動機構の構成部分であるモータ,補助ブラケッ
ト,シール部および制御棒駆動機構のボルトを着脱する
モータ着脱レンチ装置,補助ブラケット着脱レンチ装
置,シール部着脱レンチ装置および制御棒駆動機構着脱
レンチ装置をそれぞれ搭載し、所望の着脱レンチ装置を
ボルト着脱機の昇降通路上に搬入搬出するレンチ装置支
持台車とを有し、このレンチ装置支持台車には上部に垂
直軸線のまわりに回転可能に支持板を装着した構成とし
ている。
【0036】
【作用】制御棒駆動機構を取外す場合には、まずレンチ
装置支持台車上に装着されている支持板を所定位置に固
定した後、レンチ装置支持台車をビームに当接する位置
まで移動させ、支持台上に支持されたボルト着脱機の上
方位置にモータ着脱レンチ装置を位置させる。そこで、
支持台の上昇によってモータ着脱レンチ装置が載置係合
され、さらに支持台の上昇によってモータ着脱レンチ装
置のレンチがモータ取付用ボルトに係合され、そのボル
トの除去によってモータが補助ブラケットから取外され
る。その後、以上と同様にして、補助ブラケット着脱レ
ンチ装置をボルト着脱機上に載置係合し、補助ブラケッ
トをシール部から除去する。次に、以上と同様にして、
シール部着脱レンチ装置をボルト着脱機上に載置係合
し、シール部の制御棒駆動機構からの取外しを行う。最
後に、制御棒駆動機構着脱レンチ装置を以上と同様に支
持台の移動,レンチ装置支持台車のビームへの接近およ
び支持台の上昇移動によって、ボルト着脱機上への制御
棒駆動機構着脱レンチ装置の載置係合を行わせ、上記制
御棒駆動機構着脱レンチ装置によって制御棒駆動機構を
制御棒駆動機構ハウジングから取外すことができる。
【0037】また、複数の制御棒駆動機構に取付けられ
ているモータだけを順次取外して点検する場合は、ま
ず、以上と同じ方法で最初のモータを補助ブラケットか
ら取外す。次に、走行式電動チェーンブロックを用い
て、モータをモータ着脱レンチ装置上から、レンチ装置
支持台車近くに配設したモータ等運搬台車上に移載す
る。モータを載せたモータ等運搬台車は通路を経て点検
作業室へ移動し、そこでモータを降ろして、再び制御棒
駆動機構交換作業室へ戻す。その間に、モータをモータ
着脱レンチ装置から取外したレンチ装置支持台車は、次
のモータ取外しの作業に入ることができる。
【0038】以上説明した方法は、複数の制御棒駆動機
構に取付けられている補助ブラケットのみ、またはシー
ル部のみを取外して点検する場合に適用できる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例の概略構成を示す側面
図、図2は本発明の一実施例に用いるレンチ装置支持台
車の側面図、図3は、図2の平面図、図4は、図1の平
面図である。なお、上述した図9乃至図22に示す従来の
制御棒駆動機構交換装置と同一部分には同符号を付し、
詳細な説明は省略する。
【0040】図1乃至図4において、円形架台4に敷設
されたレール5に沿って走行可能としたレンチ装置支持
台車50の筒状支柱58の頂端部には、支持板91が固着され
ている。この支持板91は、互いに直交する方向外方に突
出する4個の支持腕91a,91b,91c,91dを有し、各
支持腕91a,91b,91c,91dの先端部には、それぞれ
モータ着脱レンチ装置28,シール部着脱レンチ装置27,
制御棒駆動機構着脱レンチ装置26または補助ブラケット
着脱レンチ装置29の下半部を挿通係合し得るU字状切欠
き部92が設けられている。また、各支持腕91a,91b,
91c,91d近傍には、前記した従来の支持板62の各支持
腕61a,61b,61c近傍と同様の構成としている。
【0041】すなわち、U字状切欠き部の開放側におけ
る互いに対向する側縁には、互いに平行な直線部(図21
に示す符号62aと同等)が形成されており、さらに各支
持腕91a,91b,91c,91dの表面には、U字状切欠き
部の端縁に沿う弧状の切欠き段部(図21に示す符号63と
同様)が形成され、それぞれ対応するレンチ装置の中間
高さ位置に形成された大径部(図22に示す符号a)が切
欠き段部の上面に係合し得るようにしている。一方、補
助ブラケット着脱レンチ装置29の外側面には、モータ着
脱レンチ装置28,シール部着脱レンチ装置27および制御
棒駆動機構着脱レンチ装置26と同様に支持腕の切欠き部
の直線部に係合する平坦面(図21に示す符号64と同様)
が設けられている。
【0042】また、各支持腕91a,91b,91c,91dの
下面には、それぞれ板状突部95が一体的に突出して設け
られている。この板状突部95の側面には、ピン(図21に
示す符号66と同様)を介してリンク(図21に示す符号6
7)が揺動作可能に枢着されている。各リンクの一端は
それぞれ支持板91に穿設された開口(図22に示す符号68
と同様)を貫通し、支持板91上に固設されたリミットス
イッチ69を作動し得るようにしており、またその他端
は、支持腕の切欠き段部に形成された溝(図22に示す符
号70と同様)からその切欠き段部の表面上方に突出し得
るようにされ、各リンクは常時において他端が溝から上
方に突出するようにばね(図22に示す符号77と同様)に
よって付勢されている。
【0043】一方、円形架台4が設置されている制御棒
駆動機構交換作業室1の上部には、支持フレーム23によ
って支持された支持ビーム24が設けられ、この支持ビー
ム24には走行式電動チェーンブロック25が懸吊されてい
る。
【0044】また、別に設けられている点検作業室(図
示しない)と制御棒駆動機構交換作業室1は、通路1a
を介して結ばれており、通路1a上を制御棒駆動機構運
搬台車6および走行台車7が、それぞれの専用レール上
を走行でき、さらにモータ等運搬台車6aも走行台車7
用のレールを走行できるようになっている。
【0045】次に、以上のように構成された実施例の作
用を説明する。まず、制御棒駆動機構14の交換を行う場
合について説明する。最初に、上述した従来と同じ手順
により、所望のモータ38を補助ブラケット36から取外
す。その後レンチ装置支持台車50上の旋回駆動装置59を
駆動して支持板91を旋回させ、支持腕91dに支承されて
いる補助ブラケット着脱レンチ装置29をレール5,5の
中間位置に位置させ、レンチ装置支持台車50をビーム9
に当接するまで移動させ、以後モータ38の取外しと同様
にして補助ブラケット36の取外しを行う。引続いて、上
述した従来と同じ手順により、シール部34の取外しと制
御棒駆動機構14の取外しおよび制御棒駆動機構交換作業
室1からの搬出を行う。なお、制御棒駆動機構14等の装
着をする場合には、以上と逆の手順で行えばよい。
【0046】次に、モータ38のみを順次取外して点検す
る場合について説明する。この場合は、図5に示すよう
ににモータ等運搬台車6aが円形架台4内へ移動してく
るので、あらかじめ円形架台4の外周端部に突設されて
いたストッパ片85を取外しておく。
【0047】まず、制御棒駆動機構14の交換を行う場合
と同じ手順により最初のモータ38を補助ブラケット36か
ら取外す。取外したモータ38とモータ着脱レンチ装置28
を載置したレンチ装置支持台車50の円形架台4に対する
放射方向外方への移動および円形架台4の旋回により、
電動チェーンブロック25でモータ38を吊り上げられる位
置に合わせ、ワイヤロープ40を用いてモ−タ38を吊り上
げる。次に、レンチ装置支持台車50を円形架台4の放射
方向内側へ適当距離移動し、その後へあらかじめ通路1
aの制御棒駆動機構交換作業室1入口に待機していたモ
ータ等運搬台車6aを移動して、そのモータ等運搬台車
6aの収納筒6bにモータ38を載置する。モータ等運搬
台車6aの移動方法は電動でも手動でも良い。また、電
動チェーンブロック25の走行を併用すれば、レンチ装置
支持台車50やモータ等運搬台車6aの移動を最小限に
抑えることができる。
【0048】モータ38を載置したモータ等運搬台車6a
は通路1aを経て点検作業室へ移動させ、そこでモータ
38を降ろして、再び通路1aの制御棒駆動機構交換作業
室1入口まで移動し、そこで待機する。
【0049】電動チェーンブロック25を制御棒駆動機構
交換作業室1の通路1aの延長上に設置できない場合
は、モータ38を吊り上げた後、レンチ装置支持台車50を
円形架台4の放射方向内側へ適当距離移動すると共に、
円形架台4をレール5と通路1aが一致するまで旋回さ
せてから、あらかじめ通路1aの制御棒駆動機構交換作
業室1入口に待機していたモータ等運搬台車6aをレー
ル5上へ移動させる。次に、そのモータ等運搬台車6a
の所定位置にモータ38を載置できる位置まで円形架台4
を旋回させ、モータ38を載置する。再び、円形架台4を
レール5と通路1aが一致するまで旋回させてから、モ
ータ38を載置したモータ等運搬台車6aは通路1aを経
て点検作業室へ移動し、そこでモータ38を降ろして、再
び通路1aの交換作業室1入口まで移動しそこで待機さ
せる。
【0050】モータ等運搬台車6aが制御棒駆動機構交
換作業室1外に出ている間、円形架台4の旋回と走行台
車7の走行により、支持台13に支承されたボルト着脱機
16を次に取外すべきモータ38のある制御棒駆動機構14の
下に位置せしめる。しかして、レンチ装置支持台車50を
ビーム9の方向に走行させて所定位置に到達せしめた
後、次のモータ38の取外し作業に入る。一方、モータ38
だけを順次取付ける場合は以上の操作と逆の順序で行え
ばよい。
【0051】また、補助ブラケット36またはシール部34
だけを順次取外して点検する場合や、補助ブラケット36
またはシール部34だけをを順次取付ける場合についても
上述したモータ38だけの取扱いと同じ要領で行うことが
できる。
【0052】なお、本発明は、以上説明した実施例に限
定されるものではなく、種々変形実施できる。すなわ
ち、モータ等運搬台車6aを設置する代わりに、従来か
らある制御棒駆動機構運搬台車6の端部に図6に示すよ
うにモータ38,補助ブラケット36,シール部34等を載置
する収納箇6bを設け、モータ等運搬台車6aと同じ動
作をさせるようにしてもよい。この場合、制御棒駆動機
構運搬台車6の走行レールは、モータ等運搬台車6aの
走行レールとは異なるので、ストッパ片85を取外してお
く必要はない。
【0053】また、モータ38,補助ブラケット36,シー
ル部34等のレンチ装置支持台車50からモータ等運搬台車
6aへの移載は、電動チェーンブロック25を用いる代わ
りに図7に示すように円形架台4上にジブクレーン25a
を設置し、電動チェーンブロック25と同じ動作をさせて
もよい。この場合、ジブクレーン25aは円形架台4上で
所定の旋回運動を行うことができるので、レンチ装置支
持台車50やモータ等運搬台車6aの移動を最小限に抑え
ることができる。
【0054】さらに、円形架台4上に図8に示すように
補助レール5aを敷設しておき、モータ38,補助ブラケ
ット36またはシール部34を電動チェーンブロック25で吊
り上げた後、レンチ装置支持台車50を円形架台4の放射
方向内側へ適当距離移動する代わりに、円形架台4を旋
回させ、適切な時期に通路1aから補助レール5a上に
移動させたモータ等運搬台車6aを電動チェーンブロッ
ク25の下に位置させ、そのモータ等運搬台車6aの収納
筒6bにモータ38,補助ブラケット36またはシール部34
を載置するようにしてもよい。
【0055】この場合、円形架台4の旋回を利用するこ
とにより、モータ38,補助ブラケット36またはシール部
34の移載に伴うレンチ装置支持台車50の移動を最小限に
抑えることができる。
【0056】モータ等運搬台車6aの通路1aから補助
レール5a上への移動は、円形架台4の旋回運動に無駄
が生じないようにするため、モータ38,補助ブラケット
36またはシール部34を電動チェーンブロック25で吊り上
げる前に行っても良く、または吊り上げた後に行っても
よい。
【0057】以上の各種実施例は、それぞれが独立して
実施されても、組み合わせて実施されてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、モータ着
脱レンチ装置,補助ブラケット着脱レンチ装置,シール
部着脱レンチ装置,制御棒駆動機構着脱レンチ装置の4
個の着脱レンチ装置を懸架した支持板を所定量回動さ
せ、その支持板を装着しているレンチ装置支持台車を所
定位置に移動させることによって、各着脱レンチ装置を
ボルト着脱機と同一軸線上に確実に位置決めすることが
でき、従来手動で行っていた補助ブラケットの着脱も自
動的に行うことができ、モータから制御棒駆動機構まで
の一連の着脱がすべて自動化され、作業時間の短縮およ
びそれにともなう作業員の放射線被曝の削減に寄与する
ことができる。
【0059】また、複数の制御棒駆動機構からモータ,
補助ブラケットまたはシール部だけを点検のため順次着
脱する場合は、モータ,補助ブラケットまたはシール部
を制御棒駆動機構から取外した後、直ちにモータ等運搬
台車へ移載して交換作業室外へ搬出でき、その間に次の
モータモータ,補助ブラケットまたはシール部の制御棒
駆動機構からの取外し作業に移ることができ、またはモ
ータ,補助ブラケットまたはシール部を制御棒駆動機構
へ取付けた後、直ちに次のモータ,補助ブラケットまた
はシール部をモータ等運搬台車で交換作業室内へ搬入で
き、制御棒駆動機構へ取付けることができ、作業時間の
大幅な短縮およびそれにともなう作業員の放射線被曝の
削減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示す側面図。
【図2】本発明の一実施例に用いるレンチ装置支持台車
の側面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図1の平面図。
【図5】本発明の一実施例の作用を示す説明図。
【図6】本発明の他の実施例の概略構成を示す側面図。
【図7】本発明のさらに異なる他の実施例の概略構成を
示す側面図。
【図8】本発明のさらに異なる他の実施例の概略構成を
示す平面図。
【図9】従来の制御棒駆動機構交換装置の概略構成を示
す側面図。
【図10】図9の平面図。
【図11】従来の制御棒駆動機構交換装置のボルト着脱
機が搬送台車に搭載された状態を示す説明図。
【図12】本発明に関連する制御棒駆動機構,レール
部,補助ブラケット,モータの取付け状態を示す説明
図。
【図13】従来の制御棒駆動機構交換装置のボルト着脱
機にモータ着脱レンチ装置を搭載した状態を示す説明
図。
【図14】従来の制御棒駆動機構交換装置のボルト着脱
機の上面図。
【図15】従来の制御棒駆動機構交換装置の作用を示す
説明図。
【図16】従来の制御棒駆動機構交換装置の図16と異な
る作用を示す説明図。
【図17】従来の制御棒駆動機構交換装置のレンチ装置
支持台車の走行駆動部を示す平面図。
【図18】従来の制御棒駆動機構交換装置のレンチ装置
支持台車の走行駆動部を示す断面図。
【図19】従来の制御棒駆動機構交換装置のレンチ装置
支持台車の側面図。
【図20】従来の制御棒駆動機構交換装置のレンチ装置
支持台車の平面図。
【図21】従来の制御棒駆動機構交換装置のレンチ装置
支持台車に用いる支持板の一部を拡大して示す平面図。
【図22】従来の制御棒駆動機構交換装置のレンチ装置
支持台車に用いる支持板の一部を拡大して示す断面図。
【図23】従来の制御棒駆動機構交換装置のレンチ装置
支持台車の位置検知装置部の平面図。
【符号の説明】
1…制御棒駆動機構交換作業室、1a…通路、4…円形
架台、5…レール、5a…補助レール、6…制御棒駆動
機構運搬台車、6a…モータ等運搬台車、6b…収納
筒、7…走行台車、9…ビーム、13…支持台、14…制御
棒駆動機構、16…ボルト着脱機、17…掴み腕、20…搬送
台車、25…電動チェーンブロック、25a…ジブクレー
ン、26…制御棒駆動機構着脱レンチ装置、27…シール部
着脱レンチ装置、28…モータ着脱レンチ装置、29…補助
ブラケット着脱レンチ装置、36…補助ブラケット、38…
モータ、41a…キー溝、42…小径部、50…レンチ装置支
持台車、58…筒状支柱、61,91…支持板、61a〜61c,
91a〜91d…支持腕、62…U字状切り欠き部、63…切り
欠き段部、62a…直線部、64…平坦面。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉の下方に設けられた旋回可能な円
    形架台と、この円形架台上で直径方向に走行可能な走行
    台車と、この走行台車に水平位置および垂直位置間を揺
    動可能に装着され、制御棒駆動機構およびボルト着脱機
    等を支持しこれを垂直方向に移動させる支持台を具備し
    たビームと、前記ボルト着脱機を前記支持台の昇降通路
    範囲に搬入搬出せしめる搬送台車と、前記ボルト着脱機
    の上部に搭載され、前記制御棒駆動機構の構成部分であ
    るモータ,補助ブラケット,シール部および前記制御棒
    駆動機構の前記ボルトを着脱するモータ着脱レンチ装
    置,補助ブラケット着脱レンチ装置,シール部着脱レン
    チ装置および制御棒駆動機構着脱レンチ装置をそれぞれ
    搭載し、所望の着脱レンチ装置を前記ボルト着脱機の昇
    降通路上に搬入搬出するレンチ装置支持台車とを有する
    ことを特徴とする制御棒駆動機構交換装置。
  2. 【請求項2】 モータ着脱レンチ装置,補助ブラケット
    着脱レンチ装置,シール部着脱レンチ装置および制御棒
    駆動機構着脱レンチ装置は、レンチ装置支持台車上に垂
    直軸線のまわりに回転可能に装着された支持板にそれぞ
    れ懸架支持されていることを特徴とする請求項1記載の
    制御棒駆動機構交換装置。
  3. 【請求項3】 制御棒駆動機構から取外したモータ,補
    助ブラケットまたはシール部を原子炉の下方から搬出
    し、または前記制御棒駆動機構に取付けるためのモー
    タ,補助ブラケットまたはシール部を前記原子炉の下方
    へ搬入するための運搬台車を備え、レンチ装置支持台車
    と運搬台車との間でモータ,補助ブラケットまたはシー
    ル部を、円形架台のレール上または補助レール上で移載
    するための電動チェーンブロックまたはジブクレーン等
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の制御棒駆動
    機構交換装置。
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