JPH06510812A - カルボキシル多糖誘導体 - Google Patents
カルボキシル多糖誘導体Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
カルボキシル多糖誘導体
発明の要約
本発明は、2−アミノ−2−デオキシーグルクロン酸とグルコサミンの単位で構
成される多糖の新規なカルホキフルエステルおよびそのN−ア/ル誘導体に関す
る。この多糖は、キトサン(即ち、アミン窒素のところが完全に、または部分的
に脱アセチル化されたキチン)の誘導体であり、1級アルコール基とカルボキシ
ル基の酸化(好ましくは、20%〜90%の間で変化する)およびそれに続く2
位に存在するアミン基の所望によるアンル化によって得られる。
これらエステルは池の既知のムコ多糖(例えば、ヒアルロン酸およびそのエステ
ル、キチンわよびキトサン)と同様の性質を有し、全ての対応する工業分野に応
用することができる。
本発明に係るエステルには全および部分エステルが含まれる。部分エステル中の
未エステル化カルボキシル基は金属または有機塩基で塩化することができる。
これらの塩は本発明の一部を構成する。さらに、存在することがある遊離のアミ
7基への酸付加によって得られる塩が本発明に含まれる。
また、本発明は種々の分野でこれら新規なエステルを使用することに関する。
これら分野は、主に化粧品および手術、工業物品および特にこれらエステルから
作られるバイオプラスチック物品、ならびにこれらエステルを含有する化粧組成
物である。さらに、本発明はこれらエステルの製造方法を包含する。
キトサンは、グルコシド結合β(1→4)によって互いに結合したアセチルグル
コサミン
文献[’Le Chitosane’. Patrick Broussign
ac, CHIMIE ET INDUSTRIE−GENhE CHIM
IQtlE, ’101.99, No、9,1968年5月; Carboh
ydrate Research 2i 173, 197Rコに十
分に記載されているように、キチンから、アルカリ加水分解による2位のアセチ
ルアミ7基の部分的または完全な脱アシル化によって得ることができる。本発明
の新規なエステルの基本となる多糖は、カルビノール基のところか部分的または
完全に酸化され、そしてアミノ基のところが部分的または完全にア/ル化された
キトサンである。本発明の新規な産物は、さらに正確には、以下の式(1)から
なる
[式中、結合はゲルコンド単位の間でβ(1−4)であり。
重合度は1個のゲルコンド単位に着目して約50〜50.000の値に変化し。
Rは遊離のカルボキン基または最大26個の炭素原子を有する脂肪族、アリール
脂肪族もしくは脂環式系列のアルコールでエステル化されたカルボキン基であり
。
Sはアミノまたはアンルアミノ基であり(ここで、アシル基は以下からなる群か
ら選ばれる酸から導かれる
・最大26個の炭素原子を有する脂肪族酸、・唯1個のベンゼン残基を有し、脂
肪族鎖が最大4個の炭素原子を宵するアリール脂肪族酸、および
・唯1個のベンゼン環を有する芳香族酸)。
Xおよびyはそれぞれの式で示される分子の数の割合(%)を示す(1個のゲル
コンド誘導体の連続順序は変化してよく、Xは約5%〜100%の間で変化して
よく、yは95%〜O%の間で変化してよい)。
ここで、R基の少なくとも一部はエステル化されたカルホキ/基であり、S基の
少なくとも一部はアンルアミノ基である〕。
また、本発明はこれら分子の塩を包含するものであり、これら塩はカルホキ/基
における金属塩もしくは有機塩基とで形成される塩、または遊離アミ7基におけ
る酸付加により得られる塩である。
上記定義によれば、式(1)で示される化合物のS基は、アンルアミノ基、また
は遊離もしくは酸で塩化されていることもあるアミ7基である。
アミノ基をア/ル化するアシル基は、互いに同一または異なるゲルコンド単位を
有していてよい。特に重要な式(1)の化合物は、S基の100%がアンルアミ
ノ基である化合物、または一部(好ましくは、95%〜25%の間で変化する)
がアミノアルコール
る)が遊離もしくは酸付加によって得られる塩で塩化されているアミ7基からな
る化合物である。特に重要な誘導体は、これらアシル基の一部(好ましくは、1
0%〜60%の間で変化する)か酢酸の上級同族体から導かれるアシル基によっ
て、または上記の芳香族酸もしくはアリール脂肪族酸のいずれかによって構成さ
れており、アシル基の他の部分(好ましくは、90%〜40%の間で変化する)
が酢酸から導かれる誘導体である。
本発明に従い、式(1)の化合物のカルホキ/基のエステル化成分として使用す
るのが好ましい脂肪族系列のアルコールは、最大12個の炭素原子を有するアル
コールであり、これらアルコールは飽和または不飽和であってよく、所望により
ハロゲンまたは他の遊離基もしくは官能基修飾された基(例えば、アミンまたは
ヒドロキシ基)によって置換されていてもよい。本発明に従って使用するに好ま
しいこの型のアルコールは、最大4個の炭素原子を有するアルコールである。こ
れらアルコールの中で特に挙げられるのは飽和かつ未置換のアルコールであり、
例えばメチル、エチル、プロピル、イノプロピル、n−ブチル、イソブチル、お
よびtert−ブチルアルコールである。さらに大きな数の炭素原子を有するア
ルコールの中で挙げておくべき例は、アミル、ヘキシル、オクチル、ノニルおよ
びドデ/ルアルコールであり、特に直鎖を有するアルコール、例えばn−オクチ
ルおよびn−ドデンルアルコールである。この群の置換アルコールの中では、2
価のアルコール(例えば、エチレングリフール、プロピレングリコールおよびブ
チレンゲリコール)、3価のアルコール(例えば、グリセリン)、アミノアルコ
ール(例えば、アミノエタノール、アミノプロパツール、n−アミノブタノール
)およびアミ/官能基が7メチル化およびジメチル化されたその誘導体、および
コリンを挙げておくべきである。考膚に入れるへき低級の不飽和アルコールは、
アリルアルコールおよびプロパルキルアルコールである。本発明の目的に対して
特に重要なアルコールは、lまたは2個の二重結合を有する不飽和の高級アルコ
ール(例えば、多くの精油中に含まれているアルコール)であり、テルペン類(
例えば、/トロネロール、ゲラニオール、ネロール、およびリナロール)に親和
性を有するアルコールである。
特に挙げておくへきアリール脂肪族系列のアルコールは、唯1個のへノセノ践基
を有し、脂肪族鎖か最大・1@の炭素原子を有するアルコールである。ここで、
このベンゼン残基は1〜3個のメチルもしく:まヒドロキシ基によって、または
ハロゲン原子(特に、塩素、臭素またはヨウ素);二よって置換されていてもよ
く、脂肪族鎖は遊離もしくはモノもしくはジメチル化されたアミ7基あるいはピ
ロリジンもしくはビペリノン基からなる群から選ばれる1またはそれ以上の官能
基で置換されていてしよい。これらアルコールの中て持に挙げておくべきものは
、ヘンノルアルコール、フェネチルアルコール、2−フルオローヘノンルアルコ
ール、および3−クロロ−ベンジルアルコールである。
指環式または脂肪族−指環式系列のアルコールは、単環式または多環式炭水化物
から導くことかできる。単一環の環式炭水化物から導かれるアルコールの中で特
に挙げておくべきものは、最大12個の炭素原子を有し、環が好ましくは5〜7
@の炭素原子を有し、例えば1〜3個の低級アルキル基(例えば、メチル、エチ
ル、プロピルまたはイソプロピル基)によって置換されていることもあるアルコ
ールである。この群の具体的なアルコールは、例えば、ンクロヘキサノール、/
クロヘキサンジオール、フクロヘキサン−1,2,3−トリオールおよびフクロ
ヘキサン−1,3,54リオール(fluoroglucite)、イノ/トー
ル、ならひ(こp−メンタンから導かれるアルコール、例えばカルボメントール
、メントール、α−およびγ−テルピネオール、テルピネオール−11テルピネ
オール−4およびヒ。
ペリトール、または「テルピネオール−1として知られるこれらアルコールの(
昆合物、ならひに1.4−および1.8−チルピノールである。例えば、ノヤン
、ビナンまたはカンファン基などの縮合環を有する炭化水素から導かれるアルコ
ールの例には、ツヤノール、サビノール、ピノール水和物、D−およびL−ボル
ネオールならび1こD−およびL−イソボルネオールが含まれる。
最大26個の炭素原子を有する脂肪族酸から導かれる式(+)の化合物中のN−
アシル基は、最大12個の炭素原子を宵する飽和酸の基であるのか好ましい。こ
の群のアシル基の中で特に重要なものは、以下に具体的に挙げる酸から導かれる
ものである キ酸、酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、n−イソ酪酸、n−吉草酸
、イソ吉草酸、トリメチル酢酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ウンデ
シル酸、ラウリン酸、バルミチン酸およびステアリン酸。不飽和酸から導かれる
アシル基の中で特に重要なものは、18〜22個の炭素原子を有する高級酸、例
えばオレイン酸、エルカ酸およびバシド酸から導かれるものである。また、これ
らの酸は、例えばヒドロキシ、アルコキ/もしくはフェノ牛ン基などの官能基ま
たはハロゲンによって置換されていてもよい。これらの酸の中で特に挙げておく
べき酸はフェノキシ酢酸である。
アリール脂肪族酸の中で特に挙げられる酸は、所望により1〜3個のメチルもし
くはメトキン基またはハロゲン原子(好ましくは、F、BrおよびCI)で置換
されていることもある唯1個のベンゼン環を有し、脂肪族鎖が最大4個の炭素原
子を有し、直鎖もしくは分岐鎖の飽和もしくは不飽和であってよい酸である。こ
れらの酸の中で特に挙げるべき酸は、フェニル酢酸、2−フェニルプロピオン酸
、3−フェニルプロピオン酸、ケイ皮酸、2−フェニル酪酸、3−フェニル酪酸
、4−フェニル酪酸、4−フルオロフルオロ酢酸、トルイル酢酸の3異性体、お
よび3.4.5−)リメトキンケイ皮酸である。
芳香族アシル基は、上記定義に従い、唯1個のベンゼン環を有する酸から導かれ
る。この環は、メチル、メトキ/、およびメチレンジオキシ基ならびにハロゲン
原子(好ましくは、F、CIおよびBr)から選ばれる1〜3個の基で置換され
ていてよい。これらの酸の中で挙げるへき酸は、安息香酸、アニス酸、ノメトキ
/安り1香酸(特に、ベラトルム酸)、トリメトキン安息香酸(例えば、アサロ
ン酸)、トルイル酸、2−クロロ安9、香酸、4−クロロ安息香酸、4−フルオ
ロ安密、香酸、3.5−ジグロロ安り、香酸、およびビベロニル酸である。
式(1)の化合物の重合度nは、約50〜約50,000の値の間を変化する。
特に重要な化合物は、重合度nが約240〜約2.400の値の間にある式(1
)のエステルである。式(1)の化合物において、Xは20〜90%、特に50
〜90%の間を変化する割合(%)になるのか好ましい。
本発明に係る部分エステルにおいて、エステル化基の割合(%):ま本生成物を
用いようとする用途に従って広く変化してよく、これは王に種々の応用分野にお
ける用途に関係している。上記アルコールによる式(+)の化合物のエステル化
度は、まず第1に、得ようとする特定の性質、例えばある種の組織(例え、°f
、皮膚)に対する化粧品などにおける、例えば一層高いかまたは低い親油性ま1
コ:マ親水性の性質に依存する。一般に、高いエステル化度(全エステル化まで
)は生成物の親油性の性質を高め、従って水溶性を減少させる。エステル化成分
の分子量が逆比例で水溶性に影響を与えるのか普通であるので、当然、この分子
量に留意しなければならない。
特に重要な部分エステルは、全カルボキシ基の少なくとも5%および多くとも9
0%がエステル化された部分エステル、特に50〜80%のエステル化割合を有
するエステルである。
本発明の部分エステルにおいて、エステル化されていないカルホキ7基は遊離の
まま維持することができるし、またこれを塩化することができる。この塩を生成
させるために、生成物を用いようとする用途に従って塩基を選択する。アルカリ
金属、例えばカリウム、特にナトリウム、およびアンモニウム、またはアルカリ
土類金属、例えばカル/ラムもしくはマグネ/ラム、またはアルミニウムから導
かれる無機塩を形成させることかできる。特に重要な塩は、有機塩基、特に窒素
塩基、従って脂肪族、アリール脂肪族、脂環式もしくは複素環式アミン、特に化
粧品として許容しうる塩基との塩である。脂肪族アミンは多くの用途に考慮すべ
きものであり、例えば、最大8@の炭素原子を有するアルキル基を有するモ/、
ンおよびトリアルキルアミンである。アリールアルキルアミンは、脂肪族部分に
同じ数の炭素原子を有し、アリールがベンゼン基(所望により1〜3個のメチル
基もしくはハロゲン原子、またはヒドロキシ基で置換されている)を意味するア
ミンである。また、塩を形成させるための塩基は環式、例えば4〜6個の炭素原
子の環を有する単環式アルキレンアミン(所望により、窒素、酸素および硫黄か
らなる群から選ばれるペテロ原子で環が遮断されていてもよい1例えば、ピペリ
ジン、モルホリンまたはピペラジン)であってよい。さらに、これらは例えばア
ミンまたはヒドロキシ官能基で置換されていてもよく、例えばアミノエタノール
、エチレンジアミン、エフェドリンまたはコリ/である。また、部分エステルの
4級アンモニウム塩、例えばテトラアルキルアンモニウム塩、好ましくは4番目
のアルキル基が1〜4個の炭素原子を有する基(例えば、メチル基)であるこの
種の塩を形成させることもできる。
また、遊離のアミン基を有する本発明に係る式(1)の化合物を酸付加によって
得られる塩の形態で用いることもできる。このような塩を与え得る酸の中で特に
挙げてお(べき酸は、水素酸、例えば塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸、最大7
個の炭素原子を有する低級脂肪族酸、例えばキ酸、酢酸もしくはプロピオン酸、
コハク酸またはマレイン酸である。
キチン、キトサンおよびこれらの誘導体は、種々の工業分野および医薬において
、これらを用いる目的物について研究されている[「キチンおよびその化学的転
換体J、 Pliskoら、 RUSSIAN CHEMICAL REVII
JS i、 (g)、 1977]。これらの研究は、ティッ7ユおよび紙に添
加してそれらの機械的性質ならびにインクおよび染料の固定を改善することがで
きる繊維およびフィルムを得るためのこれら物質の可能性、ならびにイオン交換
物質としてのこれら物質の用途を明らかにした。高用量のときであってもこれら
物質の毒性が低いので、多数の研究において、これらがいくつかの酵素(ペプシ
ン、リパーゼ、デオキ/リホヌクレアーゼ、ヒアルロニダーゼおよびグルクロニ
ダーゼを含む)を阻害または活性化し得ること、およびこれらの硫酸塩がヘパリ
ンと同じ性質を提供することを示すことができた。
はとんど全ての工業分野においてキチンを利用する試みが為されている。キチン
の使用は、鉱業において、ガラス染色および合成物質染色において、ならびに化
粧品および食品工業において示唆されている。水の精製1こお(Aで使用するこ
とが考慮されている。また、1級カルボニル基の一部がカルホキ7基1こ転換さ
れた生成物を得るために、クロム酸無水物および窒素酸化物なとの種々の試薬を
用(\てキチンが酸化されている。これらの生成物[例えば、BatLelle
Memorial In5tituteによる欧州特許出願No、 0161
212に記載されている]はヒアルロン酸およびその誘導体に極めて類似した性
質を有しており、これらを皮膚加湿剤としてイヒ粧品に使用することが提案され
ている。
ここに本発明の範囲内で、式(1)の新規な産物かキチン、キトサンおよび酸イ
ヒされたキチンに類似した性質を有するだけでなく、さらに、こイ1ら力で上5
己の既知産物とは異なり糸およびシートの形成に極めて適して℃−ること、およ
びこ41らを用いて衛生および手術用品として使用するための種々の7 XIイ
オブラスチチン1勿品、例えばフィルム、シート、ガーゼ、包帯、糸およびティ
、シュをi尋ること力(できることがわかった。式(1)の新規なエステルはヒ
アルロン酸およびそのエステルに類似した性質を有しているので、後者の物質が
例えば衛生および手術用品(こ使用される種々のポリマー物質(例えば、ポリウ
レタン、ボ1ジエステル、ボ1ジオレフィン、ポリアミド、ポリシロキサン、ビ
ニルおよびアクリルボτツマ−ならびに炭素繊維)のための添加剤として使用さ
れているいくつかの工業分野にお(1て用いることができる。さらに、あらゆる
形態の生理溶液に不溶性の生物適合性の律i生および医療用品、例えば心臓弁、
眼内レンズ、血管クリップ、ペースメーカー、ならびにその他同様の物品を直接
製造することができる。このような物品を、式(+)の新規化合物の適当な有機
溶液から好都合に得ることができ、これ(よ、糸およびシートを形成させるのに
適切であり、例えば手術におし1て使用されるフィルム、シートおよび糸、例え
ば重度の皮膚損傷(例えば、火傷)の際の皮膚の支(寺子および置換体などを得
るのに、あるいは手術の際の縫合糸として有用である。
上記の溶液に使用される有機溶媒は、例えばケト7、エステルまt二(±非プロ
トン性溶媒であり、カルボン酸のアミド、特に1〜5個の炭素原子を有する脂肪
族酸のンアルキルアミトである。特に、この有機溶媒は有機スルオキシド、即ち
、最大6個の炭素原子を有するアルキル基を有するジアルキルスルホキシドてあ
1)、具体的にはジメチルスルホキシドまたはジエチルスルホキシドなどである
。この溶液を薄層化または紡績にかけ、その有機溶媒を、この第1の溶媒と混合
し得る別の有機溶媒または水性溶媒であって式(1)の化合物が溶解しない溶媒
、特に低級脂肪族アルコール(例えば、エチルアルコール)と接触させることに
よって除去 。
する。
本発明に係るエステルは上記の欧州特許\00161212の酸化されたキチン
と同様の水相および潤滑の性質を有しているが、広い限界内での調節が可能なら
びに恐ろくは加湿および潤滑の強さの増強か可能であることにより、化粧品に使
用したときに従来の材料に優る顕著な利点を与える。さらに、必要なら本発明の
生成物を用いて優れた「遅延」効果を得ることもてきる。
これらの性質の故に、本発明に係る新規な生成物を化粧品、さらに皮膚学におい
て有利に用いることができる。
式(+)の新規な化合物は化粧品において2つの異なる役割を果たすことができ
る。即ち、これら化合物は化粧因子それ自体を示すことができ、また、既知また
は新規な他の化粧因子のための媒体として作用することができる。第1の場合に
は、以下に示す2つの別個の可能性が存在する。
l)化粧成分が式(1)の化合物の酸成分の物理的性質に基づいており、アルコ
ール成分の性質が化粧学的に問題にならないものであるか、または2)主な化粧
成分が式(1)のエステルのアルコール成分である。
上記の1)に従って新規化合物が導かれる場合のアルコールは、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、ヘキ/ルおよびオクチルアルコ
ールからなる群から選ばれる直鎖または分岐鎖の1〜8個の炭素原子を有する飽
和脂肪族アルコールであるのが好ましい。また、特に重要なアルコールは、不飽
和アルコール(例エバ、ビニルまたはアリルアルコール)、アリール脂肪族アル
コール(例えハ、ベンジルまたはフェネチルアルコール)、およびn四環式アル
コール(PIえば、/クロヘキシルおよびシクロブチルアルコール)である。
上記の2)の新規な化粧品については、カルボキン基をエステル化するのに用い
るアルコールは、それ自体が化粧学的に、また恐らくは治療学的(皮膚学的)に
活性なアルコールである。これらを単独で、または池の活性成分と組合せて用い
ることができる。これらは、例えばテルペノ類に親和性を有する多くの精油中に
含まれるアルコール(例えば、ントロ不ロール、ゲラニオール、ネロールおよび
リナロール)であってよく、また、p−メンタンから導かれるアルコール(例え
ば、メントール、カルボメントールおよびテルピネオール)または多価アルコー
ル(例えば、グリセリン)であってよい。皮膚学的に活性な物質は、例えば抗感
染物質、抗生物質、抗微生物物質、抗炎症物質、抗ウイルス物質、麻酔物質、お
よび予防物質、例えば日焼は保護物質、防臭物質、および殺菌・消毒物質である
。抗生物質の例ハ、エリスロマイ/ン、バ/トラ/ン、ネオマイノン、アウレオ
マイ/ン、グラミノジンおよびこれらに関連した誘導体である。抗菌物質および
消毒物質の例は、ニトロフリジン、マフェニド、クロレキ/ジンおよび8−ヒド
ロキシキノリンの誘導体および所望によるこれらの塩である。抗炎症物質の例は
、特に、フルチフステロイド類(例えば、プレドニゾロン、デキサメタシン)ま
たはこれらのx7.チル類(例えば、吉草酸、安密、香酸およびンプロビオン酸
エステル)である。
麻酔物質の例は、ジブカン、リドカインおよびペンシカインである。勿論、ここ
に挙げた物質は単に例示のためのものであり、文献に記載されている他のあらゆ
る物質を用いることができる。
上記の2)に従う化粧調製物においては、酸性の多糖成分は実質的に媒体として
働く。しかし、本発明には、化粧学的に活性な成分が式(1)の新規化合物に単
純に加えられ、そのエステル成分が化粧学的に活性または不活性である化粧調製
物も含まれる。
化粧品に使用するのが好ましい式(1)の化合物は、アンルアミノ基Sのアンル
基が最大8個の炭素原子を有する置換または未置換の飽和脂肪族酸から導かれる
化合物である。本発明の式(1)の新規化合物とそれらの塩の間に存在する近似
した親和性の故に、遊離型の化合物に関連して言及した性質は塩化した化合物も
有している。
本発明に従う化粧用品において、式(1)の化合物ならひに成分l)および2)
を含む化粧組成物を当分野で通常用いられる賦形剤と混合することができる。好
ましくは、局所用にクリーム、軟膏およびロー/ヨ/が用いられ、これに池の化
粧学的に活性な成分、例えばステロイド類(例えば、プレグ不)口ノ)または上
記活性成分のいずれかを加えることができる。窒素をアシル化するアンル基の選
択、遊離のままにされるかまたは塩化されるSアミノ基の割合(%)、1級カル
ビノール基の酸化の割合(%)、エステル化または塩化の割合(%)、ならびに
エステル化基の選択はすべて、式(1)の新規生成物の溶解性、pHおよび粘弾
性の性質を変えることができる変数である。
衛生および手術用品を製造するためには、Sアンルアミノ基のア/ル基が最大8
個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖の飽和または不飽和の脂肪族酸、特にギ
酸、酢酸、プロピオン酸、ジクロロ酢酸、酪酸および吉草酸からなる群から選ば
れる酸から導かれ、カルボキン基をエステル化するのに用いるアルコール成分が
メチル、エチル、プロピル、ヘキシル、ンクロヘキシル、ベンジル、フェニルエ
チルおよびビニルアルコールからなる群から選ばれる式(1)の生成物を使用す
るのが好ましい。
本発明の新規生成物は既知の方法で用いることができ、このような方法は本発明
のさらに別の目的を構成する。
式(1)の化合物を製造するための本発明の方法は、以下に示す式(II)の化
合物のカルボキシ基を所望のアルコールを用いて既知の方法で部分的または完全
にエステル化し、所望により、このようにして得たSアミ7基をアシル化してS
アンルアミノ基を得、さらに所望により、得られた部分エステル基中の遊離のカ
ルボキシ基を塩化し、モして/または遊離のアミン基を塩化することからなる。
[式中、重合度は1個のグルコノド単位に着目して約50〜50,000の値に
変化し。
各種グルフ/ド単位の間の結合はβ(1−4)であり。
R,は遊離もしくは塩化されたカルボキシ基、または最大26個の炭素原子を有
する脂肪族、アリール脂肪族もしくは脂環式系列のアルコールでエステル化され
たカルボキン基であり(これら基の少なくとも一部は遊離もしくは塩化されたカ
ルボキン基である)。
Xおよびyはそれぞれの式で示される分子の数の割合(%)を示しく1個のグル
コノド誘導体の連続の順序は変化してよい)。
パラメーターXは約5%〜100%の間で変化し、yは95%〜O%の間で変化
し。
Sはアミノまたはアンルアミノ基であり(S基の少なくとも一部はアンルアミノ
基である)。
アンルアミノ基のア/ル部分は以下からなる群から選ばれる酸から導かれる・最
大26個の炭素原子を有する脂肪族酸、・唯1個のベンゼン残基を有し、脂肪族
鎖が最大4個の炭素原子を有するアリール脂肪族酸、および
・唯1個のベンゼン環を有する芳香族酸]。
本発明化合物の製造方法の1つの変法は、所望によりいずれかの遊離アミン基を
部分的または完全にアセチル化した後に上記の欧州特許No、 0161212
に記載されている酸化キチンのカルボキン基を既知の方法でエステル化し、こう
してSがアセチルアミノ(または、アミン)基である式(II)で示される本発
明の生成物を得ることからなる。他の変法は、酸化されたキチンの同族体のカル
ボキシ基をエステル化することからなる(ここでは、N−ア/ル基は酢酸以外の
最大26個の炭素原子を有する脂肪族酸または上記の他の系列の酸から導かれる
)。
上記エステル化のための出発物質は既知であり、既知の方法で調製することがで
きる。例えば、Sが主にN−アセチルアミノである出発物質は、欧州特許!io
。
0161212に記載された生成物のアセチル化によって得られる。Sかアセチ
ルアミ7基とは異なる出発物質は、例えば上記欧州特許に記載の方法に従い、キ
チンを脱アセチル化し、こうして得たキトサンをアセチル以外の所望のア/ルに
よって再アシル化し、そしてこうして得た生成物を酸化することによって得るこ
とができる。
また、このような出発物質を、例えば既知の方法[例えば、Hortonら(C
arbohydrate Re5earch 29.173.1973)を参照
]によるキトサンの酸化、およびアミン窒315−320. 1976)を参照
[によって調製することができる。
遊離の形態のカルボキン化合物を、触媒(例えば、強無機酸または酸型のイオン
交換物質)の存在下に所望のアルコールで処理、または無機もしくは有機塩基の
存在下に所望のアルコール残基を導入し得るエーテル化試薬で処理することによ
って、上記の出発物質を、本発明の方法においてエステル化することができる。
エーテル化試薬として文献既知の試薬、例えば、特に種々の無機酸、有機スルホ
ン酸、水素酸のエステル、即ちハロゲン化ヒドロカルビル、例えばヨウ化メチル
もしくはエチル、ヒドロカルビル中性もしくは酸性スルフェート、スルファイト
、カーボネート、シリケート、ホスファイトまたはスルボン酸ヒドロカルビル、
例えばベンゼンメチルスルホネートもしくはp−トルエンスルボネート、または
クロロスルホン酸メチルもしくはエチルを用いることができる。反応は適当な溶
媒、例えばアルコール、好ましくはカルボキシ基に導入しようとするアルキル基
に対応するアルコール中で、あるいは非極性溶媒、例えばケトン、エーテル、例
えばジオキサン、もしくは非プロトン性溶媒、例えばジメチルスルホキシド中で
行なうことができる。塩基として、例えばアルカリもしくはアルカリ土類金属水
酸化物、またはマグネシウムもしくは銀酸化物、またはこれら金属のいずれがの
塩基性の塩(例えば、炭酸塩)、および有機塩基の中では3級窒素塩基、例えば
ピリ/ンもしくはフリジンを用いることができる。塩基の代わりに塩基型のイオ
ン交換物質を用いることができる。
別のエステル化法は、出発力ルボキ/成分の金属塩または有機窒素塩基との塩、
例えばアンモニウムまたは置換アンモニウム塩を用いる。アルカリまたはアルヵ
リ土類金属の塩を用いるのが好ましいが、他の任意の金属塩を用いることができ
る。また、この場合のエーテル化試薬は上に記した試薬であり、溶媒についても
同じである。非プロトン性の溶媒、例えばジメチルスルホキシドおよびジエチル
ホルムアミドを用いるのが好ましい。通常用いられる標準的なエステル化法の全
てにおいて、式Iの化合物に対応する実質的に純粋な生成物を得るために、あら
ゆるアミ7基(存在することがある)のエステル化を避けること、即ち、穏やか
な条件を選択して選択的なエステル化反応を担保することに注意が必要である。
しかし、多くの場合、少量のアミ7基かエーテル化形態(例えば、特に低級脂肪
族アルコールでアルキル化されている)であることもある上記式(I+)に対応
する生成物も用いることができる(このような生成物は本発明の範囲内にある)
。実際にこれらは上記の方法で得ることができる。
アミン基にエーテル化した生成物によって汚染されていない式(1)の化合物を
得るために用いるエステル化法の1つは、出発カルボキン化合物の4級アンモニ
ウム塩を用いる方法である。このような塩をエーテル化試薬と非プロトン性溶媒
(例えば、ジアルキルスルホキシドまたはジアルキルカルボキシルアミド)中で
、特に低級アルキルのシアルキルスルホキシド(特に、ジメチルスルホキシド)
および低級アルキルの低級脂肪酸のジアルキルアミド(例えば、ジメチルもしく
はジエチルホルムアミド、またはジメチルもしくはジエチルアセトアミド)中で
反応させる。約O℃〜100°Cの温度範囲、特に約25°C〜75°C1例え
ば約30℃で反応を行なうのが好ましい。上記溶媒のいずれか(例えば、ジメチ
ルスルホキシド)に溶解した上記のアンモニウム塩に、実質的に等モル量のエス
テル化試薬を除々に加えることによってエステル化を行なうのが好ましい。
アルキル化試薬としては、上に挙げた試薬、特にハロゲン化ヒドロカルビル(例
えば、ハロゲン化アルキル)を用いることかできる。出発4級アンモニウム塩と
しては、アルキル基か好ましくは1〜6個の炭素原子を有する低級テトラアルキ
ルアンモニウム塩を用いるのが好ましい。テトラブチルアンモニウム塩が主に用
いられる。これらの4扱アンモニウム塩は、式(Iりで示される化合物の金属塩
(上に挙げた塩のいずれか、特にナトリウムまたはカリウム塩が好ましい)を、
4級アンモニウム塩基で塩化されたスルホン酸樹脂と水溶液中で反応させること
によって調製することができる。テトラアルキルアンモニウム塩は溶出液を凍結
乾燥することによって得ることができる。低級アルキル基(特に、1〜6個の炭
素原子を有するアルキル)から導かれるテトラアルキルアンモニウム塩は新規で
あり、本発明の別の対象を構成する。これらの塩は上記の非プロトン性溶媒に可
溶性であり、従って、本方法に従う式(11)の化合物のエステル化が特に好都
合であり、定量的な収率を与える。即ち、この種の方法を用いることのみによっ
て、エステル化しようとする式(I+)の化合物のカルボキン基の数を正確にF
ADすることができる。
上に記した方法の変法の1つは、適当な非プロトン性溶媒(例えば、ジメチルス
ルホキシド)に懸濁させた式(11)の化合物のカリウム、ナトリウムまたはセ
/ウム塩ヲ、触媒量の4級アンモニウム塩(例えば、ヨウ化テトラブチルアンモ
ニウム)の存在下に、適当なアルキル化試薬と反応させることからなる。上記の
所望によるアシル化は既知の方法によって行なうことができる。上記の選択的な
方法を用いるのが最も良い。
このような方法に従って得たエステルにおいて、部分エステル中の存在しうる遊
離カルボキシ基は、所望により既知の方法で塩化することができる。本発明の部
分エステルにおいて、所望の化学量論的な塩化度が得られるように塩基の量を調
節することによって、残存するカルボキン基の全部またはそれらの一部だけを塩
化することができる。塩化度を適切に選択することによって、広範囲に異なる解
離定数を有するエステルを得ることができ、従って溶液中または「その場」で所
望のpHを提供することができる。最後に、塩化し得る基を与える上記の方法に
従って得られる化合物の全てにおいて、このような基を当分野で既知の方法に従
って塩化することができる。
以下の実施例は本発明の例示のためだけに挙げるものであって、本発明を限定す
るものとみなすべきではない。
実施例1 酸化されたN−アセチル−キトサンのエチルエステル窒素の置換度−
1
酸化度−0,54
一アセチルーキトサン(窒素の置換度−1)を調製する。N−アセチル−キトサ
ンの酸化は、Yackelらの論文jJ、Am、Chem、Soc、 84.1
21−131 (1942):に記載の方法に従い、二酸化窒素を用いて行なう
。こうして、窒素の置換度=1および酸化度=054の酸化されたN−アセチル
−キトサンを得る。
置換度0.54の酸化されたN−アセチル−キトサン(3,9g)を蒸留水(3
00ml)に懸濁させ、lNNaOH溶液てpH7,0の中性にする。次いで、
この溶液を、テトラブチルアンモニウムの形態て調製したスルホン酸樹脂(Do
wex SQx8)(15nl)を入れた4°C設定の温度自動調節カラムで溶
離する。ナトリウムを含まない溶出液を直ちに凍結乾燥させる。このようにして
、酸化されたN−アセチル−キトサンのテトラブチルアンモニウム塩(6,2g
)を得る。
上で調製したテトラブチルアンモニウム塩(6,2g)を、25°Cで一定撹拌
したN−メチルピロリドン(300ml)に溶解する。ヨウ化エチル(1,56
g)を加える。
この溶液を30℃で一晩撹拌し、次いて酢酸エチル(1500ml)中で沈殿さ
せる。
この沈殿物を濾過して分離し、酢酸エチル(100ml)で3回洗浄し、次0で
乾燥する。このようにして、標記の生成物(4,o5g)を得る。
”Quantitative Organic Analysis via F
unctional Groups″[第4版、John ■奄■
e)・and 5onjの169−172頁に記載されている鹸化法1こ従って
、エステル基の定量測定を行tよう。
実施例2 酸化されたN−アセチル−キトサンのエチルエステル窒素の置換度=
1
酸化度=0 99
いるように、キトサンをCrO2で酸化する。
この酸化されたキトサン(2g)に、水(40nl)、メタ/−ル(4ml)、
無水酢酸(3ml)およびDovex l(炭酸塩型)アニオン交換樹脂(35
nl)を加える。この溶液を0〜4°Cで3時間維持する。樹脂を濾過によって
除き、溶液を約15mlまで濃縮する。エタノール(50nl)を加え、生成し
た沈殿を遠心して集め、水に溶解する。
この溶液を、酸型のAmberlite J R − 1 2 0カラムに通す
。この溶出液をpH8 5に中性化し、真空下で40nlまで濃縮する。エタノ
ールを加えることによって沈殿を得、これを濾過する。このようにして、窒素の
置換度=1および酸化度−〇.99の酸化されたN−アセチル−キトサン(1.
0g)を得る。
テトラブチルアンモニウム塩を用い、実施例1の記載のようにエステル化を行な
う。このようにして、標記の生成物(0.95g)を得る。
”Quantitative Organic Analysis via F
unctional Groups″[第4版、John ■奄■
ey and Sons]の169−172頁に記載されている鹸化法に従って
、エステル基の定量測定を行なう。
実施例3 酸化されたN−アセチル−キトサンのベンジルエステル窒素の置換度
=1
酸化度−0 54
エステル化度=1
11化されたN−アセチル−キトサンのテトラブチルアンモニウム塩を実施例1
の記載のように調製する。この酸化されたN−アセチル−キトサンのテトラブチ
ルアンモニウム塩(6. 3 2g)を、25℃で一定撹拌した純粋なN−アセ
チルピロリトノ(3 0 0ml)に溶解する。臭化ベンジル(1.71g)を
加える。この溶液を30′Cで一晩撹拌し、次いて酢酸エチル(1500ml)
中で沈殿させる。この沈殿物を濾過して分離し、純粋な酢酸エチル(100ml
)で3回洗浄し、次いで乾燥する。
このようにして、標記の生成物(4.6g)を得る。
Quantitative Org+nic +へnalysis via F
unctional Groups” [第4版、John@fil
e)・and Sonsコの169−172頁に記載されている鹸化法に従って
、エステル基の定量測定を行なう。
尤良倒1 酸化されたN−アセチル−キトサンのn−プロピルエステル窒素の置
換度−1
酸化度−0,33
エステル化度=1
酸化されたN−アセチル−キトサンのテトラブチルアンモニウム塩を実施例1の
記載のように調製する(本実施例においては酸化度を制限するためにN、04の
量を少なくすることを除く)。この酸化されたN−アセチル−キトサンのテトラ
ブチルアンモニウム塩(8,65g)を、25°Cで一定撹拌したN−アセチル
ピロリドン(300m1)に溶解する。ヨウ化n−プロピル(1,7g)を加え
る。この溶液を30°Cで一晩撹拌し、次いで酢酸エチル(1500ml)中で
沈殿させる。この沈殿物を濾過して分離し、純粋な酢酸エチル(100ml)で
3回洗浄し、次いで乾燥する。
このようにして、標記の生成物(6,4g)を得る。
”Quantitative Organic Analysis via F
unctional Groups″[第4版、John ■奄■
ey and 5ons]の169−172頁に記載されている鹸化法に従って
、エステル基の定量測定を行なう。
実施例5 酸化されたN−アセチル−キトサンのn−ペンチルエステル窒素の置
換度=1
酸化度−033
エステル化度−1
酸化されたN−アセチル−キトサンのテトラブチルアンモニウム塩を実施例1の
記載のように調製する(本実施例においては酸化度を制限するためにN、O,の
量を少なくすることを除く)。この酸化されたN−アセチル−キトサンのテトラ
ブチルアンモニウム塩(8,65g)を、25℃で一定撹拌したN−メチルピロ
リドン(300ml)に溶解する。1−ヨードペンクン(1,98g)を加える
。この溶液を30°Cで一晩撹拌し、次いで酢酸エチル(1500ml)中で沈
殿させる。この沈殿物を濾過して分離し、純粋な酢酸エチル(100ml)で3
回洗浄し、次いで乾燥する。このようにして、標記の生成物(6,9g)を得る
。
Quantitative Organic Analysis via Fu
nctional Groups” 〔第4版、John ■奄■
ey and 5ons]の1.69−172頁に記載されている鹸化法に従っ
て、エステル基の定量測定を行なう。
実施例6 酸化されたN−アセチル−キトサンの2−フルオロベンジルエステ窒
素の置換度−1
酸化度−〇、33
エステル化度−1
酸化されたN−アセチル−キトサンのテトラブチルアンモニウム塩を実施例1の
記載のように調製する(本実施例においては酸化度を制限するためにN、04の
量を少なくすることを除く)。この酸化されたN−アセチル−キトサンのテトラ
ブチルアンモニウム塩(8,65g)を、25℃で一定撹拌したN−メチルピロ
リドン(300@11)に溶解する。臭化2−フルオロベンジル(1,s9g)
を加える。この溶液を30’Cで一晩撹拌し、次いで酢酸エチル(1500a+
1)中で沈殿させる。この沈殿物を濾過して分離し、純粋な酢酸エチル(100
ml)で3回洗浄し、次いで乾燥する。このようにして、標記の生成物(7,2
5g)を得る。
Quantitative Organic Analysis via Fu
nctional Groups″[第4版、John f奄■
ey and 5ons]の169−172頁に記載されている鹸化法に従って
、エステル基の定量測定を行なう。
1例7 酸化されたN−アセチル−キトサンの2−クロロベンジルエステル窒素
の置換度−1
酸化度−〇、33
エステル化度−1
酸化されたN−アセチル−キトサンのテトラブチルアンモニウム塩を実施例1の
記載のように調製する(本実施例においては酸化度を制限するためにN、O,の
量を少なくすることを除く)。この酸化されたN−アセチル−キトサンのテトラ
ブチルアンモニウム塩(8,65g)を、25°Cで一定撹拌したN−メチルピ
ロリドン(300m1)に溶解する。臭化2−クロロベンジル(2,06g)を
加える。この溶液を30°Cで一晩撹拌し、次いて酢酸エチル(1500ml)
中で沈Ig、1させる。この沈殿物を濾過して分離し、純粋な酢酸エチル(10
0+nりで3回洗浄し、次t)で乾燥する。このようにして、標記の生成物(7
,0g)を得る。
”Quantitative Organic Analysis via F
unctional Groups” [第4版、John@Wit
ey and 5ons]の169−172頁に記載されている鹸化法に従って
、エステル基の定量測定を行なう。
実施例8 酸化されt;N−アセチル−キトサンのドデンルエステJし窒素の置
換度−1
酸化度=033
エステル化度=1
酸化されたN−アセチル−キトサンのテトラブチルアンモニウム塩を実施例]の
記載のように調製する(本実施例においては酸化度を制限するtコめ(こN、O
,の量を少なくすることを除く)。この酸化されたN−アセチル−キトサンのテ
トラブチルアンモニウム塩(8,65g)を、25℃で一定撹拌したN−メチル
ピロ1ノドン(300m1)に溶解する。臭化ドデシル(2,49g)を加える
。この溶液を30°Cで一晩撹拌し、次いて酢酸エチル(1500ml)中で沈
殿させる。この沈殿物を濾過して分離し、純粋な酢酸エチル(looml)で3
回洗浄し、次0で乾燥する。このようにして、標記の生成物(7,sg)を得る
。
Quantitative Organic Analysis via Fu
nctional Groups” [第4版、John vit
ey and 5ons3の169−172頁に記載されている鹸化法ζこ従っ
て、エステル基の定量測定を行なう。
実施例9 酸化されたN−アセチル−キトサンのイ・ノプロビルエステル窒素の
置換度−1
酸化度−0,33
エステル化度−1
酸化されたN−アセチル−キトサンのテトラブチルアンモニウム塩を実施pHの
記載のように調製する(本実施例においては酸化度を制限するtコめ1こN、O
,の量を少なくすることを除く)。この酸化されたN−アセチル−キトサンのテ
トラブチルアンモニウム塩(8,65g)を、25°Cて一定撹拌しt二N−メ
チルヒ゛口171’ン(300ml)に溶解する。ヨウ化イソプロピル(1,7
g)を加える。この溶液を30℃で一晩撹拌し、次いで酢酸エチル(1500m
l)中で沈殿させる。この沈殿物を濾過して分離し、純粋な酢酸エチル(100
ml)で3回洗浄し、次いで乾燥する。
このようにして、標記の生成物(6,5g)を得る。
Quantitative Organic Analysis via Fu
nctional Groups″[第4版、John f奄■
ey and 5ons]の169−172頁に記載されている鹸化法に従って
、エステル基の定量測定を行なう。
実施例10 酸化されたN−プロピオニル−キトサンのエチルエステル窒素の置
換度=1
酸化度=0.5
エステル化度−1
Hirenoらrcarbohydrate Re5earch 47.315
−320 (1976)]の方法に従って、N−プロピオニル−キトサン(窒素
の置換度−1)を調製する。N−プロピオニル−キトサンの酸化は、Yacke
lらの論文[J、Am、Chelll、Soc、 64.121−131 (1
942)]に記載の方法に従い、二酸化窒素を用いて行なう。こうして、窒素の
置換度=1および酸化度−0,5の酸化されたN−プロピオニル−キトサンを得
る。
置換度0.5の酸化されたN−プロピオニル−キトサン(3,5g)を蒸留水(
300ml)に懸濁させ、I N NaOH溶液でpH7,0の中性にする。次
いで、この溶液を、テトラブチルアンモニウムの形態で調製したスルホン酸樹脂
(Dovex 50x8)(15+al)を入れた4°C設定の温度自動調節カ
ラムで溶離する。ナトリウムを含まない溶出液を直ちに凍結乾燥させる。酸化さ
れたN−プロピオニル−キトサンのテトラブチルアンモニウム塩(5,5g)が
得られる。
上で調製したテトラブチルアンモニウム塩(5,5g)を、撹拌しながら25℃
のN−メチルピロリドン(300m1)に溶解する。ヨウ化エチル(1,5g)
を加える。
この溶液を30’Cで一晩撹拌し、次いで酢酸エチル(1500ml)中で沈殿
させる。
この沈殿物を濾過して分離し、酢酸エチル(100+nl)で3回洗浄し、次い
で乾燥する。このようにして、標記の生成物(3g)を得る。
”Quantitative Organic Analysis via F
unctional Groups″[第4版、John vil
ey and 5ons]の169−172頁に記載されている鹸化法に従って
、エステル基の定量測定を行なう。
1.111.IA−1eums N・ PCT/EP 92102102フロン
トページの続き
(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、SE)、0A
(BP、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD
、TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH,C3゜D
E、DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、KR,LK、 LU、 MG
、 MN、 MW、 NL、 No、 PL、 RO,RU、 SD、SE
Claims (22)
- 1.以下の式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、結合はグルコシド単位の間でβ(1→4)であり;重合度は1個のグル コシド単位に着目して約50〜50,000の範囲内で変化し; Rは遊離のカルボキシ基または最大26個の炭素原子を有する脂肪族、アリール 脂肪族もしくは脂環式系列のアルコールでエステル化されたカルボキシ基であり ; Sはアミノまたはアシルアミノ基であり(ここで、アシル基は以下からなる群か ら選ばれる酸から導かれる; ・最大26個の炭素原子を有する脂肪族酸、・唯1個のベンゼン残基を有し、脂 肪族鎖が最大4個の炭素原子を有するアリール脂肪族酸、および ・唯1個のベンゼン環を有する芳香族酸);xおよびyはそれぞれの式で示され る分子の数の割合(%)を示す(1個のグルコシド誘導体の連続順序は変化して よく、xは約5%〜100%の間で変化し、yは約95%〜0%の間で変化する );ここで、R基の少なくとも一部はエステル化されたカルボキシ基であり、S 基の少なくとも一部はアシルアミノ基である]で示されるコポリマーおよびその 塩(カルボキシ基における金属塩、有機塩基塩、または遊離アミノ基への酸付加 によって得られる塩)。
- 2.脂肪族系列のアルコールが、最大12個の炭素原子を有するアルコールであ って、未置換またはハロゲン、アミノ基およびヒドロキシ基からなる群から選ば れる1またはそれ以上の遊離基もしくは官能基修飾された基により置換されてい るアルコールである請求項1に記載のコポリマーまたはその塩。
- 3.エステル化用のアルコール成分が最大4個の炭素原子を有するアルコールか ら導かれる請求項2に記載のコポリマーまたはその塩。
- 4.アリール脂肪族系列のアルコールが、唯1個のベンゼン残基を有し、脂肪族 鎖が最大4個の炭素原子を有するアルコールであって、このベンゼン残基が1〜 3個のメチルもしくはヒドロキシ基によって、またはハロゲン原子によって置換 されていてもよく、脂肪族鎖が遊離またはモノもしくはジエチル化されたアミノ 基からなる群から選ばれる1または2個の官能基で置換されていてもよいアルコ ールである請求項1に記載のコポリマーまたはその塩。
- 5.脂環式系列のアルコールが、最大20個の炭素原子を有する単環式または多 環式炭水化物から導かれる請求項1に記載のコポリマーまたはその塩。
- 6.アルコールが最大12個の炭素原子を有する単環式アルコールであって、環 が5〜7個の炭素原子を有し、1〜3個の低級アルキル基によって置換されてい ることもあるアルコールである請求項5に記載のコポリマーまたはその塩。
- 7.S基の少なくとも一部がアシルアミノ基であって、このアシル基がフェノキ シ酢酸から導かれる請求項1に記載のコポリマーまたはその塩。
- 8.S基の100%がアシルアミノ基である請求項1〜7のいずれかに記載のコ ポリマーまたはその塩。
- 9.S基の95%〜25%の間で変化する一部がアシルアミノ基からなる請求項 1〜7のいずれかに記載のコポリマーまたはその塩。
- 10.重合度が約240〜約2,400の範囲内にある請求項1〜9のいずれか に記載のコポリマーまたはその塩。
- 11.xが20%〜90%の間で変化する請求項1〜9のいずれかに記載のコポ リマーまたはその塩。
- 12.xが50%〜90%の間で変化する請求項1〜9のいずれかに記載のコポ リマーまたはその塩。
- 13.全カルボキシ基の少なくとも5%がエステル化されている請求項1〜9の いずれかに記載のコポリマーまたはその塩。
- 14.カルボキシ基の50%〜80%がエステル化されている請求項1〜9のい ずれかに記載のコポリマーまたはその塩。
- 15.アミンが治療学的に許容しうる塩基である請求項1〜14のいずれかに記 載のコポリマーのアミン塩。
- 16.治療学的に許容しうる酸による請求項1〜14のいずれかに記載のコポリ マーの酸付加塩。
- 17.請求項1〜16のいずれかに記載のコポリマーおよびその塩を含有する化 粧。
- 18.エステル化に用いるアルコールそれ自体が化粧学的に有効なアルコールで ある請求項1〜16のいずれかに記載のエステル化カルボキシ基を有するコポリ マーまたはその塩を含有する化粧組成物。
- 19.エステル化に用いるアルコールそれ自体が治療学的に活性なアルコールで ある請求項1〜16のいずれかに記載のエステル化カルボキシ基を有するコポリ マーまたはその塩を含有する化粧組成物。
- 20.適当な賦形剤をさらに含有する請求項18または19に記載の化粧組成物 。
- 21.請求項1〜16のいずれかに記載のコポリマーおよびその塩による構成さ れる衛生および手術用品。
- 22.化粧組成物または衛生もしくは手術用品における請求項1〜16のいずれ かに記載のコポリマーまたはその塩の使用。
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