JPH0651077B2 - コンピユ−タミシンの自動ボタンホ−ル縫方法 - Google Patents

コンピユ−タミシンの自動ボタンホ−ル縫方法

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JPH0651077B2
JPH0651077B2 JP59170431A JP17043184A JPH0651077B2 JP H0651077 B2 JPH0651077 B2 JP H0651077B2 JP 59170431 A JP59170431 A JP 59170431A JP 17043184 A JP17043184 A JP 17043184A JP H0651077 B2 JPH0651077 B2 JP H0651077B2
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    • D05B3/00Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (利用分野) 本発明は、コンピユータミシンにおける自動ボタンホー
ル縫方法に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 電子ミシンにおいて、ボタンホールのカツト巾を調整可
能にした技術が特開昭55−19189号に開示されて
おり、そのミシンにおいては、ボタンホール縫の全振巾
を固定したままで、右ラインタツクと左ラインタツクの
振巾を調節することにより、カット巾が調節されるよう
にしたものである。
カツト巾は、ボタンの厚さや布の種類による縫い縮み等
を考慮して適宜調節するものであるが、カット巾を変更
すると、各ラインタツク巾が異るので、そのボタンホー
ルの形状が美観上好ましくない場合が生じた。
(解決手段及び作用) 本発明は、右ラインタツクと左ラインタツクの振巾を固
定したままでカツト巾が調節されるようにし、よつてボ
タンホールの美観上のバランスをよくするとともに、縫
い部の機能的サイズを確保することによつて良好なボタ
ンホールを形成可能にしたものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第2
図において、ミシン本体(1)の前面上部に設けた各模様
選択キー(K1)〜(K7)、(B1)〜(B3)は、比較的使用頻度の
高い第1群模様をそれぞれ選択するためのものであり、
そのうち、キー(B1)〜(B3)はボタンホール縫の各工程の
縫いをそれぞれ選択するようにしている。カツト巾調節
用キー(B4)はその操作毎にボタンホールのカツト巾が指
定替えされるようにしている。模様標識(M1)〜(Mn)は各
模様選択キー等(K1)〜(K7)、(B1)〜(B4)の個々に対応さ
せてプリントしてある。カツト巾表示用ランプ(L1)(L2)
(L3) はカツト巾調節用キー(B4)の指定に応じて、それ
ぞれカツト巾小、中、大であることを表示するようにし
ている。ミシン本体(1)の前面立上り部にはテンキー
(2)、クリヤキー(3)を設けていて、2桁の数字指定によ
り、比較的使用頻度の低い第2群模様の選択をするよう
にしている。なお第2群模様の模様標識はミシン天板裏
面(図示せず)に模様番号と対応させてプリントしてあ
る。表示部(D1)はテンキー(2)によつて指定された模様
番号やボタンホール縫に対して後記する記憶データなど
を2桁数字で表示する。
振巾調節指定キー(4)は、その操作により、以後、当該
選択された模様の振巾調節を可能にし、ブラスキー(5)
を操作する毎に振巾が増大し、マイナスキー(6)を操作
する毎に減少するようにしている。表示部(D2)は振巾値
を2桁の数をもつて表示する。そしてボタンホール縫に
対してはボタンホール縫の各縫い巾(S)等が調節される
ようにしている。送り調節指定キー(7)はその操作によ
り同様に、以後各キー(5)(6)による調節を可能にする。
第3図は本発明に係わるボタンホール縫の各形状を示
し、その図(1)(2)は通常のボタンホール縫であり、図
(3)はキーホール型、図(4)はラウンドエンド型である。
そして図(2)のカツト巾(X2)は図(1)のカツト巾(X1)より
広いことを示している。巾(L)はミシンが可能にしてい
る全振巾を示す。また右ラインタック(RL)及び左ライン
タツク(LL)等の振巾(S)はカツト巾が変つても互いに同
一寸法であることを示している。そして下バータツク(L
B)、上バータツク(UB)はカツト巾に応じてその振巾を変
えている。
なお、図(3)(4)において、そのカツト巾(X′)あるいは
(X″)が変つた場合を図示していないが、同様に振巾
(S′)あるいは(S″)は互いに同一の寸法である。
第4図は制御のブロツク図であり、中央演算処理装置
(CPU)、読出し専用の記憶装置(ROM)、一時記憶装置(R
AM)、入出力ポート(I/O)はマイクロコンピユータを構成
している。キーマトリツクス(KM)は、模様選択キー(K1)
〜(K7)、(B1)〜(B3)、テンキー(2)、各調節キー(B4)(4)
(7)等よりなり、その操作がマイクロコンピユータによ
つて処理される。表示マトリツクス(LEDM)は表示部(D1)
(D2)、表示用ランプ(L1)(L2)(L3)等よりなり、前記操作
の処理結果等が表示される。駆動装置(DV)はマイクロコ
ンピユータによつて制御されて、針振巾制御用のパルス
モータ(PMB) 及び布送り制御用のパルスモータ(PMF) を
駆動する。速度制御部(SP)はコントローラ (CNT)の操作
に基づき、マイクロコンピユータによつて制御されてミ
シンモータ(SM)を速度制御する。
第5図はボタンホール縫の座標制御の説明図であり、そ
の図(1)は記憶装置(ROM)に記憶されている第1表の
右ラインタック基本データに対応した右ラインタックの
各縫い目を示している。振巾座標は全振巾(L)の右端を
0、左端を30、中央を15とし、送り座標は最大前進
送りを30、最大後進送りを0、送り0を15としてい
る。第5図(1)において、中央側の針落座標(P1)は中央
15にあり、右側の針落座標(P2)は3となつている。図
(2)は振巾調節指定キー(4)とブラスキー(5)あるいはマ
イナスキー(6)との併用によつて図(1)の模様が中央15
を基準として縮小された結果を示している。図(3)ある
いは(4)はボタンホール縫の選択時等の初期設定時にお
いて、あるいは更にカツト巾調節用キー(B4K)の操作に
よつて図(2)のものが右側にオフセツト量α2あるいはα
3だけ平行移動した結果を示している。その振巾に係わ
る演算は、式Pn=15−K(15−Wn)−αx(但し、
n=1,2)による。ここでWnとして、第1表の振巾
データが使用される。Kは縮小率で、記憶装置 (ROM)に
記憶され、初期設定値は0.5であり、振巾調節指定キ
ー(4)と、プラスキー(5)あるいはマイナスキー(6)との
操作によつて0.5から1までの値が5段階で指定出来
るようにしている。αxはオフセツト量で、記憶装置(R
OM)に記憶され、これの2倍の値がカット巾をなすもの
である。初期設定値は2であり、カット巾調節用キー(B
4)の操作によつて1から3までの値が3段階で指定出来
るようしにしている。第5図(1)(2)(3)(4)はそれぞれK
=1、αx=0と、K=0.5、αx=0と、K=0.
5、αx=2と、K=0.5、α=3とに対応してい
る。なお第1表においてW2の振巾データを3としている
のは、K=1、αx=3としたときに針落座標(P2)が0
となつていずれの指令においても各針落座標が全振巾
(L)中に設定されるようにしたたためである。第5図
(5)は記憶装置(ROM)に記憶されている第2表の上バータ
ツク基本データに対応した上バータツクの各縫い目を示
している。図(5)において左側の針落座標(P3)は27、
右側の針落座標(P4)は3となつていて図(1)の針落座標
(P2)と一致させてある。図(5)(6)(7)(8)はそれぞれ図
(1)(2)(3)(4)と対をなしている。即ち、その振巾に係わ
る演算は、式P3=15+K(W3−15)+αx、P4=15
−K(15−W4)−αxにより、各図(5)(6)(7)(8)にお
いて縮小率Kとオフセット量αxは、図(1)(2)(3)(4)に
おける値がそれぞれ共通に使用されている。
以上の構成において、第1図の制御の流れ図を参照しな
がらその動作を説明する。第1図において、符号(10)で
示すプロセスは主として試し縫の制御部、同様に符号(1
1)は再生による自動ボタンホール縫の制御部、符号(12)
はカツト巾設定登録制御部、符号(13)は符号(10)(11)内
の「S1縫1ステツプ」に相当するサプルーチン、符号(1
4)は同様に「S2縫1ステツプ」に相当するサプルーチ
ン、符号(15)は、符号(13)(14)内の「バータツク」に相
当するサブルーチンである。先ず、ボタンホール縫の第
1ステツプ用キー(B1)を操作すると、プログラムはスタ
ートする。符号(10)部において、カツト巾のためのオフ
セツト量αxが読込まれる。カツト巾の制御は符号(12)
のプロセスで行われる。このルーチンは一定周期をもつ
て行われるキースキヤニングの際に自動的に実行されて
いる。電源投入初期においては、αx=α2=2が登録さ
れ、カツト巾表示用のランプ(L2)が点灯する。針数カウ
ンタ(C)が0にリセツトされ、表示部(D1)の数は0とな
る。ミシン上軸回転と同期した同期パルスの発生毎に記
憶装置(ROM)から縫い目制御信号が読出されて、第3図
の第1ステツプ(S1)の縫い目が形成される。符号(13)の
プロセスにおけるバータツクが符号(15)のプロセスによ
つて実行される。第2表のバータツク基本データW3、W4
と縮小率Kが読出され、そして符号(12)のプロセスによ
るオフセツト量αxが読出される。この場合、初期設定
値としてK=0.5、αx=α2 =2である。演算式P3
=15+K(W3−15)+αx、P4=15−K(15−
W4)−αxによつて各針落点の座標(P3)(P4)が演算され
て、この場合、第5図(7)のバータツクが繰り返し形成
される。バータツクが規定の針数に達すると、符号(13)
のプロセスによつて引続き右ラインタツクが実行され
る。第1表のラインタック基本データW1、W2と、固定縮
小率Kとオフセツト量αxが同様にして読出される。K
=0.5、αx=α2 =2であり、演算式Pn=15−K
(15−Wn)−αx(但しn=1、2)によつて各針落
点(P1)(P2)が演算されて第5図(3)の右ラインタツクが
1ステツプ分形成される。符号(10)のプロセスによりカ
ウンタ(C)がカウントアツプされ、その値が表示部(D1)
に表示される。引続きラインタツクが形成され、且つ表
示部(D1)の数が増進する。所望の縫い目数となつたとこ
ろで第2ステツプ用キー(B2)を操作すると、表示部(D1)
は0となり、先のカウンタ(C)の値はレジスタ(E)に格
納され、カウンタ(C)は0にリセツトされる。第2ステ
ツプ(S2)の縫い目が同様にして形成される。この場合の
左ラインタツクの振巾データ及びその演算等の説明はし
ていないが、右ラインタツクにおけるデータを左右反転
するなどして行われる。同様にして所望の縫い目数とな
つたところで第3ステツプ用キー(B3)を操作するとカウ
ンタ(C)の値がレジスタ(F)に格納され所定の止め縫が
実行される。ここで第1ステツプ用キー(B1)を操作する
と、符号(10)のプロセスによる試し縫がやり直しされ
る。
つぎに、ここで第1ステツプ用キー(B1)を操作すること
なしにコントローラ(CNT)をONすると、符号(11)による
再生自動ボタンホール縫が実行される。前記同様にカツ
ト巾が読込まれる。ランプ(L2)は点灯したままである。
先のレジスタ(E)に格納された右ラインタツクの縫い目
数をもつて前記同様に第1ステツプ(S1)の縫い目が形成
され、そしてレジスタ(F)に格納された左ラインタツク
の縫い目数をもつて第2ステツプ(S2)の縫い目が形成さ
れ、且つ止め縫が実行される。
つぎにカツト巾調節用キー(B4)を例えば一度操作すると
符号(12)のプロセスによりカツト表示用のランプ(L3)が
点灯してαx=α3=3となる。この値は符号(10)あるい
は(11)のプロセスにおける「カツト巾読込み」のプロセ
スにおいて、読込まれて先の各針落座標(P1)(P2)(P3)(P
4)の各演算式に反映されてカツト巾大に調節される。
また振巾調節指定キー(4)とプラスキー(5)、マイナスキ
ー(6)とを併用して、縮小率Kを指定すると、符号(13)
(14)の各プロセスにおける「縮小率Kの読出し」のプロ
セスにおいて、これが読込まれて同様に前記各演算式に
反映されてボタンホールの縫い巾が拡大あるいは縮小さ
れる。
第6図は別実施例を示すものである。先に説明した実施
例において、第2ステツプ(S2)における左ラインタツク
は第1ステツプ(S1)における右ラインタツクのデータの
左右反転して実行したことにより、オフセツト量αn
2倍がカツト巾となつていた。この実施例においてはカ
ツト巾をより細かく調節するために第3表の如く、左右
の各ラインタツク振巾基本データを記憶装置(ROM)に別
々に記憶させておき、一方、オフセツト量αxをα1から
α4までそれぞれ指定することによつて、第4表の如く
その指定に応じて、右ラインタツク座標の演算に対して
はオフセツト量αAが、左ラインタツクの座標の演算に
対してはオフセツト量αBが適用されて、前記の演算式
に準じて演算され、その結果αA+αBがカツト巾として
得られるようにしたものがある。第6図(1)は第5図(1)
に対応するものである。第6図(2)は第5図(3)がαX
2としてカツト巾が4であつたのに対して、第4表のα
4を指定したことによつて、αA=2、αB=3とてカツ
ト巾が5になつたことを示している。
(効 果) 以上のように本発明によれば、左右ラインタック部の少
なくとも一方とバータック部等との各縫い目巾の両端の
座標に係わる各振巾座標基本データに基づいて、バータ
ツク部については初期設定あるいは選択された前記振巾
調節用データとオフセツト用データによりその縫い目巾
が演算され、左右ラインタツク部の少なくとも一方のラ
インタツク部についてはその縫い目巾が前記振巾調節用
データにより演算され、平行移動量については前記オフ
セツト用データにより演算されるように構成したので、
第1にボタンホール縫形成部の布厚や使用されるボタン
の種類等に対応して設定されることが重要なボタンホー
ル縫部のカット巾が、右ラインタック部と左ラインタッ
ク部の縫い目巾を固定したままでオフセツト用データに
より設定される左右のラインタック部の平行移動量の合
計として直接的に設定でき、ボタンホール縫形成部の布
厚や使用されるボタンの種類等に応じたボタンホール縫
いを容易に形成でき、第2にカット巾を変えてもライン
タック部の縫い目巾を一定に保つことが可能で、ボタン
ホール縫い部の体裁が良くかつボタンホール縫い部の縫
い強度等が確保される等、顕著な項かが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す制御の流れ図、第2図は
本発明に係わるミシンの前面外観図、第3図はボタンホ
ールの形状及び形成の説明図、第4図は制御のブロツク
図、第5図はボタンホールの縫い目制御の一実施例を示
す説明図、第6図はボタンホールの縫い目制御の別実施
例を示す説明図である。 図中、(ROM)は電子的記憶装置、振巾調節指定キー(4)と
プラスキー(5)、マイナスキー(6)及びカツト巾調節用キ
ー(B4)は選択用外部入力装置、中央演算処理装置(CPU)
は演算手段の主たる要素である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】当初実行したボタンホール縫における右ラ
    インタック部と左ラインタック部との各縫い目数に係わ
    るデータが電子的に記憶され、以後実行される複数のボ
    タンホール縫の右ラインタック部と左ラインタック部の
    縫い工程が前記記憶された値に自動設定されるようにし
    ているコンピュータミシンにおいて、右ラインタック部
    と左ラインタック部の少なくとも一方とバータック部等
    との各縫い目巾の両端の座標に係わる各振巾座標基本デ
    ータと、これらの振巾座標基本データに対して当該縫い
    部における針全振巾の中央を基準として調節するための
    複数の振巾調節用データと、当該縫い部における縫い目
    巾の両端の座標に係わる前記各振巾座標基本データに対
    して針全振巾の中央から右および左に平行移動した座標
    に対応せしめてボタンホールのカット巾を調節するため
    の複数のオフセット用データとを電子的記憶装置に記憶
    しており、前記振巾調節用データとオフセット用データ
    とは初期設定され且つ選択用外部入力装置によって選択
    可能にされており、前記各振巾座標基本データに基づい
    て、バータック部については前記初期設定あるいは選択
    された前記振巾調節用データとオフセット用データによ
    りその縫い目巾が演算され、左右ラインタック部の少な
    くとも一方のラインタック部についてはその縫い目巾が
    前記振巾調節用データにより演算され平行移動量が前記
    オフセット用データにより演算されることを特徴とする
    コンピュータミシンの自動ボタンホール縫方法。
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