JPH0651050B2 - 滅菌・乾燥装置および滅菌・乾燥方法 - Google Patents

滅菌・乾燥装置および滅菌・乾燥方法

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JPH0651050B2
JPH0651050B2 JP1226234A JP22623489A JPH0651050B2 JP H0651050 B2 JPH0651050 B2 JP H0651050B2 JP 1226234 A JP1226234 A JP 1226234A JP 22623489 A JP22623489 A JP 22623489A JP H0651050 B2 JPH0651050 B2 JP H0651050B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、医療用器具、特に人工臓器用回路の構成部材
を滅菌する滅菌・乾燥装置および滅菌・乾燥方法に関す
る。
<従来の技術> 人工臓器用回路の構成部材は、高温高圧の水蒸気による
滅菌(オートクレーブ滅菌と呼ばれる)が行われ、その
後、水蒸気が残存しないように乾燥が行われる。
従来、滅菌後の乾燥は、次のようにして行っていた。
まず、滅菌装置の滅菌室内で滅菌操作を終えた後、外部
より空気を導入して被滅菌物である回路構成部材をある
程度乾燥させ、次いで、同室内にて130〜150mmHg
の減圧吸引することによりさらに湿気を除去し、その
後、80℃で約120分間の予備的な乾燥を行う。
次に、被滅菌物を滅菌室から取り出して別個に用意され
た乾燥装置内に移し、−0.01〜0.1mmHg程度の圧
力に減圧しながら50〜60℃で14時間(夏期)〜2
0時間(冬期)の乾燥を行う。
しかるに、このような方法では、被滅菌物を別個の乾燥
装置内に移す作業に手間がかかり、また、乾燥効率が悪
く、乾燥に長時間を要するという欠点がある。
<発明が解決しようとする課題> 本発明は、上述した従来技術の欠点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、簡単な操作で滅菌後の乾燥ができ、
乾燥時間を短縮することができる滅菌・乾燥装置および
滅菌・乾燥方法を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは、滅菌装置の滅菌室内で乾燥工程を完了す
ることにより、被滅菌物を別個の乾燥装置へ移す手間を
省き、乾燥の操作を簡素化することを見い出した。
また、従来法において乾燥に長時間を有する原因とし
て、第1の減圧の程度が低く、かつ乾燥温度が低温であ
ること、第2に別個の乾燥装置内で乾燥するため、滅菌
の際の余熱を利用できず、ヒートアップの時間が必要で
あったことが考えられ、これらの点を改良することによ
り本発明に至ったものである。
即ち、本発明は、滅菌室を構成する内缶と、該内缶を囲
む外缶と、前記外缶内へ水蒸気を供給する外缶給蒸系
と、前記外缶内より排気する外缶排気系と、前記内缶内
へ水蒸気を供給する内缶給蒸系と、前記内缶内へ加圧空
気を供給する内缶加圧系と、前記内缶内より排気する内
缶排気系と、前記内缶内を減圧する内缶減圧系と、前記
外缶給蒸系および内缶給蒸系の水蒸気源と、前記内缶加
圧系の加圧空気源とを有し、 前記外缶給蒸系および前記内缶給蒸系により水蒸気を外
缶内および内缶内に供給して内缶内にある医療用器具を
滅菌した後、前記内缶排気系および前記内缶加圧系によ
り内缶内を減圧、加圧する減圧−加圧サイクルを少なく
とも1回行うことにより前記医療用器具を乾燥するよう
構成したことを特徴とする滅菌・乾燥装置である。
前記内缶内に、高温側が前記水蒸気源と接続された熱交
換プレートを設置した滅菌・乾燥装置であるのが好まし
い。
前記内缶内の温度および/または圧力を制御する制御系
を設けた滅菌・乾燥装置であるのが好ましい。
前記制御系は滅菌時にのみ作動する滅菌・乾燥装置であ
るのが好ましい。
また、本発明は、滅菌室内で医療用器具を水蒸気により
加圧加熱滅菌した後、前記滅菌室の減圧、加圧を交互に
複数回繰り返すことにより滅菌室内で医療用器具を乾燥
することを特徴とする滅菌・乾燥方法である。
前記いずれかの滅菌・乾燥装置を用いて行われ、 前記外缶給蒸系および前記内缶給蒸系により水蒸気を外
缶内および内缶内に供給して内缶内にある医療用器具を
滅菌する工程と、 前記内缶排気系により内缶内の水蒸気を排気する工程
と、 前記内缶排気系および前記内缶加圧系により内缶内の減
圧、加圧を交互に複数回繰り返すことにより前記医療用
器具を乾燥する工程とを有することを特徴とする滅菌・
乾燥方法であるのが好ましい。
外缶内に水蒸気が導入された状態で前記医療用器具の乾
燥を行う滅菌・乾燥方法であるのが好ましい。
前記滅菌室の減圧は、温度80〜120℃、最低圧力−
700〜−100mmHgで行う滅菌・乾燥方法であるのが
好ましい。
前記滅菌室の加圧は、0.05〜0.5kg/cm2の最高圧
力で行う滅菌・乾燥方法であるのが好ましい。
<実施例> 以下、本発明の滅菌・乾燥装置および滅菌・乾燥方法
を、添付図面に示す好適実施例について詳述する。
第1図は、本発明の滅菌・乾燥装置の概略構成図であ
る。同図に示す滅菌・乾燥装置1は、滅菌室を構成する
内缶2と、その周囲にわたって内缶2を囲むように設置
された外缶(ジャケット)3を有している。
外缶3には、外缶内へ水蒸気を供給する外缶給蒸系4と
外缶内より排気する外缶排気系5とが設けられている。
また、内缶2には、内缶内へ水蒸気を供給する内缶給蒸
系6と、内缶内へ加圧空気を供給する内缶加圧系7と、
内缶内より排気する内缶排気系8と、内缶内を減圧する
内缶減圧系9とが設けられている。
以下、これら各系について説明する。
外缶給蒸系4は、一端が外缶3内(外缶3と内缶2との
間の空間)に連通し、他端はボイラーのような水蒸気源
10と接続された配管41を有し、この配管41の途中
にはバルブ42が設置されている。
外缶排気系5は、一端が外缶3内に連通し、他端は開放
する配管51を有し、この配管の途中にはバルブ52が
設置されている。
内缶給蒸系6は、一端が内缶2内(滅菌室)に連通し、
他端は水蒸気源10と接続された配管61を有し、この
配管61の途中にはバルブ62とフィルター63とが設
置されている。
なお、フィルター63は、水や不純物を分離除去し、飽
和水蒸気に近い状態とする機能を持っている。
内缶加圧系7は、一端が内缶2内に連通し、他端は熱交
換器11の低温側出口に接続された配管71を有し、こ
の配管71の途中には、バルブ72が設置されている。
また、熱交換器11の低温側入口は、配管73によりコ
ンプレッサーのような加圧空気源12と接続されてい
る。
熱交換器11の高温側入口には配管16の一端が接続さ
れ、その他端は水蒸気源10に接続され、この配管16
の途中にはバルブ17が設置されている。
一方、熱交換器11の高温側出口には配管18の一端が
接続され、その他端は開放している。
内缶排気系8は、一端が内缶2内に連通し、他端は開放
する配管8を有し、この配管の途中にはバルブ82が設
置されている。
なお、バルブ82は、開度の調整が可能なもの、特に開
度が0〜100%の範囲で任意に設定可能なものである
のが好ましい。
内缶減圧系9は、一端が内缶内に連通し、他端は真空ポ
ンプ13の吸引口に接続された配管91を有し、この配
管91の途中には、バルブ92が設置されている。
なお、前記内缶排気系8を別途に設けず、この内缶減圧
系9で代用することも可能である。
また、装置1には、一端が内缶2内に連通し、他端は大
気に開放する内缶吸気用の配管14が設けられ、この配
管14の途中には、バルブ15が設けられている。な
お、この配管14の開放端には、内缶へ吸気した際に外
気中の塵埃等を除去するためのフィルタ140が装着さ
れている。
内缶2の内部(滅菌室)には、熱交換プレート19と、
攪拌用のファン20とが設置されている。
熱交換プレート19の高温側入口には配管21の一端が
接続され、その他端は水蒸気源10と接続され、この配
管21の途中にはバルブ22が設置されている。
一方、熱交換プレート19の高温側出口には配管23の
一端が接続され、その他端は開放し、この配管23の途
中にはバルブ24が設置されている。
なお、熱交換プレート19は、熱交換器の一種であり、
プレート内部に多数の細径のパイプを配列し、これらの
パイプ内に水蒸気源10からの高温水蒸気を流通させ、
その放熱により内缶2内(滅菌室内)を加温するもので
ある。この熱交換プレート19は、給蒸された外缶3に
対し、同等のまたは補助的な機能を果たすものである。
また、ファン20の作動により滅菌室内が攪拌され、温
度が均一となる。
なお、上記各系4〜9、配管14を含む系(内缶吸気
系)、配管21を含む系(熱交換プレート給蒸系)およ
び配管23を含む系(熱交換プレート排気系)の構成
は、図示のものに限定されず、例えば、分岐管、減圧バ
ルブ、ワンウェイバルブ等の各種バルブ、圧力計、温度
計等の計器類、熱電対、圧力センサー等の検出器類等が
それらの目的に応じて適宜設置されたものでもよい。ま
た、図示以外の他の系が付設されていてもよい。
このような滅菌装置1には、所定時に(好ましくは滅菌
中に)内缶2内の温度や圧力を制御する制御系25が設
けられているのが好ましい。
図示の制御系25は、内缶2内の圧力に応じてON、O
FFする圧力スイッチ26と、内缶2内の温度に応じて
ON、OFFする温度調節器27とで構成されている。
圧力スイッチ26は、内缶2内の圧力が設定圧力より低
くなった場合にのみONとなるもので、温度調節器27
は、内缶2内の温度が設定温度より低くなった場合にの
みONとなるものである。そして、圧力スイッチ26ま
たは温度調節器27のうちの少なくとも一方がONとな
った場合には、内缶給蒸系6のバルブ62を開き、内缶
2内に高温高圧水蒸気を導入する。
これにより内缶2内の圧力および温度が上昇し、設定圧
力および設定温度に達したら、バルブ62を閉じる。こ
のような一連の動作を、シーケンサ(図示せず)等の制
御により滅菌工程中繰り返し行う。
次に、滅菌・乾燥装置1を用いた本発明の滅菌・乾燥方
法について説明する。
1)加圧保持工程 まず、バルブ72を開き、加圧空気を内缶2内へ送り込
む。このとき、バルブ62、42、17、22、15、
82および92を閉状態、バルブ52および24を開状
態としておく。
内缶2内の圧力が好ましくは0.7〜0.9kg/cm2
度、特に0.8kg/cm2前後となったら、バルブ72を閉
じる。
なお、この加圧保持工程から、減圧排気工程までの間、
ファン20は常時作動している。
2)給蒸工程 バルブ62、42および22を開き、バルブ52および
24を閉じる。また、バルブ82は、例えば開度5%程
度に開かれていてもよい。
これにより、内缶2内、外缶3内および熱交換プレート
19内に高温高圧の水蒸気が導入される。
3)滅菌工程 バルブ42、22および82を閉じ、内缶2内にて被滅
菌物の滅菌を行う。このとき、内缶2内の圧力は1.1
〜1.2kg/cm2程度、温度は116〜118℃程度とす
るのが好ましい。
また、滅菌の時間は、60〜70分程度である。
なお、滅菌の最中は、前述した制御系25によりバルブ
62の開閉を制御し、内缶2内を設定圧力(例えば1.
2kg/cm2)および設定温度(例えば116℃)に保持す
るようになっている。
4)空冷・流通工程 バルブ62を閉じ、バルブ72を開くとともにバルブ8
2を例えば開度40%ないし80%程度に開く。これに
より、内缶2内に加圧空気が導入され、残留蒸気と徐々
に置換される。
このような空冷・流通工程を設ける理由は、滅菌直後の
高温、高湿の被滅菌物をそのまま減圧乾燥すると、被滅
菌物に不都合が生じることがあるため、被滅菌物の温度
をある程度下げるとともに水分を除去し、上記不都合を
避けるためである。
なお、空冷・流通工程およびそれ以後の工程において、
バルブ17は開、閉いずれをも選択することができる。
バルブ17を閉状態とした場合には、熱交換器11は作
用しないため内缶2内へ常温程度の加圧空気が導入さ
れ、バルブ17を開状態とした場合には、熱交換器11
の作用により内缶2内へは、例えば40〜80℃程度の
加温加圧空気が導入される。
5)乾燥工程 バルブ72を閉じ、バルブ82を所定時間全開にして内
缶2内の空気を排気し、一方これと同時にバルブ92を
開き、真空ポンプ13を作動させて抜気し、内缶2内を
減圧してゆく。
このときの内缶2内の温度は80〜120℃、最低圧力
は−700〜−100mmHgであるのが好ましい。その理
由は、−700mmHgより低いと被滅菌物の接着部に悪影
響を及ぼすことがあり、また、−100mmHgより高いと
乾燥効率が著しく低下するからである。
また、このような減圧状態は、5〜10分程度維持され
るのが好ましい。
次に、真空ポンプ13を停止し、バルブ92を閉じ、バ
ルブ15を開いて内缶2内に大気を導入し、内缶2内が
大気圧に複圧したら、バルブ15を閉じるとともバルブ
72を開き、内缶2内を加圧してゆく。
このときの内缶2内の温度は80〜120℃、最高圧力
は0.05〜0.5kg/cm2であるのが好ましい。その理
由は、80〜120℃の高温下で、乾燥工程にて高い圧
力をかけると、被滅菌物の変形が発生するおそれがある
からである。
また、このような加圧状態は、1〜3分程度維持される
のが好ましい。
なお、前述したように、加圧の最中にバルブ17を開状
態とした場合には、内缶2内に加温加圧空気が導入され
るので、内缶2内の温度維持に有効である。
この乾燥工程では、上記内缶2内の減圧と加圧とを交互
に繰り返し行う。
この減圧−加圧サイクルは、1回でもよいが、好ましく
は、複数回反復するのがよく、特に、60〜90分間に
6〜12回程度反復するのが好ましい。
この乾燥工程中においては、給蒸された外缶3および熱
交換プレート19により、内缶2内の保温を確保してい
る。
また、この乾燥は、前記滅菌のときに外缶3および熱交
換プレートに給蒸されたそのままの状態で行われるた
め、内缶2内の保温性が良く、従来のようなヒートアッ
プ時間も省略される。
このように、本発明では、乾燥工程において、加圧−減
圧を反復することと、滅菌時から継続している保温作用
(滅菌時の残熱)を利用することとを組み合わせること
により、乾燥に要する時間を短縮することができる。
6)排気工程 加圧乾燥の後、バルブ82を開き、またはさらにバルブ
92を開くとともに真空ポンプ13を作動して内缶2内
の空気を排気する。
なお、上記工程1)〜6)において、各バルブの開閉、
水蒸気源10、加圧空気源12、真空ポンプ13および
ファン20の作動等は手動で行ってもよいが、好ましく
は自動的に行われるのがよい。
この場合、自動制御は、滅菌・乾燥装置1に付設された
シーケンサーのような制御手段(図示せず)により行え
ばよく、その具体例としては、マイクロコンピュータ、
カム制御、リレーシーケンス、アナログ回路等の公知の
任意のものが使用可能である。
<実施例> 第1図に示す構成の滅菌・乾燥装置を製造し、下記タイ
ミングチャートに示す手順で人工臓器接続用回路を構成
するチューブ体を滅菌・乾燥した。
なお、室温23〜25℃、湿度50%の実験環境であっ
た。
このときの内缶内の温度および圧力の経時変化を第2図
のグラフに示す。
同グラフに示すように、乾燥時における温度は80〜9
0℃、最高圧力は0.2kg/cm2、最低圧力は−150mm
Hgであった。
従来法では、滅菌から乾燥終了までに14〜20時間を
要していたが、本発明では、5時間以内に滅菌から乾燥
までが終了することが確認された。
タイミングチャート <発明の効果> 本発明の滅菌・乾燥装置および滅菌・乾燥方法によれ
ば、被滅菌物たる医療用器具を別所へ移動することなく
1つの装置内で滅菌および乾燥することができるので操
作が容易となる。
また、乾燥において、加圧−減圧の反復と、給蒸された
外缶、またはさらに熱交換プレートによる保温作用との
組み合わせにより、乾燥効率が向上し、従来に比べ、乾
燥に要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の滅菌・乾燥装置の構成例を模式的に
示す概略構成図である。 第2図は、本発明の実験例における内缶内の温度および
圧力の経時変化を示すグラフである。 符号の説明 1……滅菌・乾燥装置 2……内缶 3……外缶 4……外缶給蒸系 5……外缶排気系 6……内缶給蒸系 7……内缶加圧系 8……内缶排気系 9……内缶減圧系 41、51、61、71、73、81、91……配管 42、52、62、72、82、92……バルブ 63……フィルター 10……水蒸気源 11……熱交換器 12……加圧空気源 13……真空ポンプ 14、16、18、21、23……配管 140……フィルター 15、17、22、24……バルブ 25……制御系 26……圧力スイッチ 27……温度調節器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上岡 由樹 静岡県富士宮市舞々木町150番地 テルモ 株式会社内 (72)発明者 西村 正人 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目44番1号 テル モ株式会社内 (72)発明者 石谷 隆 埼玉県川口市青木1丁目20番19号 日東理 科工業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】滅菌室を構成する内缶と、該内缶を囲む外
    缶と、前記外缶内へ水蒸気を供給する外缶給蒸系と、前
    記外缶内より排気する外缶排気系と、前記内缶内へ水蒸
    気を供給する内缶給蒸系と、前記内缶内へ加圧空気を供
    給する内缶加圧系と、前記内缶内より排気する内缶排気
    系と、前記内缶内を減圧する内缶減圧系と、前記外缶給
    蒸系および内缶給蒸系の水蒸気源と、前記内缶加圧系の
    加圧空気源とを有し、 前記外缶給蒸系および前記内缶給蒸系により水蒸気を外
    缶内および内缶内に供給して内缶内にある医療用器具を
    滅菌した後、前記内缶排気系および前記内缶加圧系によ
    り内缶内を減圧、加圧する減圧−加圧サイクルを少なく
    とも1回行うことにより前記医療用器具を乾燥するよう
    構成したことを特徴とする滅菌・乾燥装置。
  2. 【請求項2】前記内缶内に、高温側が前記水蒸気源と接
    続された熱交換プレートを設置した請求項1に記載の滅
    菌・乾燥装置、
  3. 【請求項3】前記内缶内の温度および/または圧力を制
    御する制御系を設けた請求項1または2に記載の滅菌・
    乾燥装置。
  4. 【請求項4】前記制御系は滅菌時にのみ作動する請求項
    3に記載の滅菌・乾燥装置。
  5. 【請求項5】滅菌室内で医療用器具を水蒸気により加圧
    加熱滅菌した後、前記滅菌室の減圧、加圧を交互に複数
    回繰り返すことにより滅菌室内で医療用器具を乾燥する
    ことを特徴とする滅菌・乾燥方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかに記載の滅菌・乾
    燥装置を用いて行われ、 前記外缶給蒸系および前記内缶給蒸系により水蒸気を外
    缶内および内缶内に供給して内缶内にある医療用器具を
    滅菌する工程と、 前記内缶排気系により内缶内の水蒸気を排気する工程
    と、 前記内缶排気系および前記内缶加圧系により内缶内の減
    圧、加圧を交互に複数回繰り返すことにより前記医療用
    器具を乾燥する工程とを有することを特徴とする滅菌・
    乾燥方法。
  7. 【請求項7】外缶内に水蒸気が導入された状態で前記医
    療用器具の乾燥を行う請求項6に記載の滅菌・乾燥方
    法。
  8. 【請求項8】前記滅菌室の減圧は、温度80〜120
    ℃、最低圧−700〜−100mmHgで行う請求項5〜7
    のいずれかに記載の滅菌・乾燥方法。
  9. 【請求項9】前記滅菌室の加圧は、0.05〜0.5kg
    /cm2の最高圧力で行う請求項5〜8のいずれかに記載の
    滅菌・乾燥方法。
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