JPH1176372A - 蒸気滅菌装置 - Google Patents
蒸気滅菌装置Info
- Publication number
- JPH1176372A JPH1176372A JP9249966A JP24996697A JPH1176372A JP H1176372 A JPH1176372 A JP H1176372A JP 9249966 A JP9249966 A JP 9249966A JP 24996697 A JP24996697 A JP 24996697A JP H1176372 A JPH1176372 A JP H1176372A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- air
- sterilizing chamber
- sterilization
- supply pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 蒸気滅菌装置における乾燥性能の向上を
図ることを目的としている。 【解決手段】 蒸気発生器４を備えた蒸気滅菌装置にお
いて、滅菌室１に空気供給管９を接続し、この空気供給
管９に、前記蒸気発生器４と熱交換を行う熱交換部１５
を設ける。
図ることを目的としている。 【解決手段】 蒸気発生器４を備えた蒸気滅菌装置にお
いて、滅菌室１に空気供給管９を接続し、この空気供給
管９に、前記蒸気発生器４と熱交換を行う熱交換部１５
を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、蒸気滅菌装置に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】蒸気滅菌装置は、蒸気の保有する熱によ
り、被滅菌物に付着している雑菌を滅菌処理する装置で
ある。この蒸気滅菌装置においては、滅菌終了後、外気
を滅菌室に導入して被滅菌物を乾燥させるようにしてい
る。
り、被滅菌物に付着している雑菌を滅菌処理する装置で
ある。この蒸気滅菌装置においては、滅菌終了後、外気
を滅菌室に導入して被滅菌物を乾燥させるようにしてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】導入される外気は常温
のものであるので、それまで蒸気によって加熱され、高
温の状態にあった滅菌室が冷却され、滅菌室内に少量残
留していた蒸気が凝縮して、凝縮水が発生することがあ
る。この凝縮水の発生は、被滅菌物の乾燥の妨げとなり
好ましくない。この発明は、蒸気滅菌装置における乾燥
性能の向上を図ることを目的としている。
のものであるので、それまで蒸気によって加熱され、高
温の状態にあった滅菌室が冷却され、滅菌室内に少量残
留していた蒸気が凝縮して、凝縮水が発生することがあ
る。この凝縮水の発生は、被滅菌物の乾燥の妨げとなり
好ましくない。この発明は、蒸気滅菌装置における乾燥
性能の向上を図ることを目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
に鑑みてなされたもので、蒸気発生器を備えた蒸気滅菌
装置において、滅菌室に空気供給管を接続し、この空気
供給管に、前記蒸気発生器と熱交換を行う熱交換部を設
けたことを特徴としている。
に鑑みてなされたもので、蒸気発生器を備えた蒸気滅菌
装置において、滅菌室に空気供給管を接続し、この空気
供給管に、前記蒸気発生器と熱交換を行う熱交換部を設
けたことを特徴としている。
【０００５】
【発明の実施の形態】この発明の蒸気滅菌装置は、密閉
可能な滅菌室を備え、蒸気発生器で発生した蒸気をこの
滅菌室に供給して、蒸気の保有熱で被滅菌物に付着して
いる雑菌を滅菌処理する。滅菌終了後、滅菌室に外部の
空気を供給して被滅菌物を乾燥させる。空気の供給は、
滅菌室に接続した空気供給管を通して行い、滅菌室内に
空気を流通させて排出する。
可能な滅菌室を備え、蒸気発生器で発生した蒸気をこの
滅菌室に供給して、蒸気の保有熱で被滅菌物に付着して
いる雑菌を滅菌処理する。滅菌終了後、滅菌室に外部の
空気を供給して被滅菌物を乾燥させる。空気の供給は、
滅菌室に接続した空気供給管を通して行い、滅菌室内に
空気を流通させて排出する。
【０００６】空気供給管には、前記蒸気発生器と熱交換
を行う熱交換部を設けてあり、蒸気発生器の保有する熱
により空気を加熱し、高温となった空気を乾燥用空気と
して滅菌室に供給する。供給される空気が高温であるの
で、滅菌室内で凝縮水が発生することがなく、また被滅
菌物の乾燥が一層促進され、乾燥性能が大幅に向上す
る。しかも、蒸気発生器の保有熱を利用する構成である
ので、別に空気を加熱する装置を設ける必要がなく、コ
ンパクトな装置構成にすることができるとともに、省エ
ネルギーを達成することができる。
を行う熱交換部を設けてあり、蒸気発生器の保有する熱
により空気を加熱し、高温となった空気を乾燥用空気と
して滅菌室に供給する。供給される空気が高温であるの
で、滅菌室内で凝縮水が発生することがなく、また被滅
菌物の乾燥が一層促進され、乾燥性能が大幅に向上す
る。しかも、蒸気発生器の保有熱を利用する構成である
ので、別に空気を加熱する装置を設ける必要がなく、コ
ンパクトな装置構成にすることができるとともに、省エ
ネルギーを達成することができる。
【０００７】
【実施例】以下、この発明の好ましい実施例について、
図面に基づいて説明する。この発明の蒸気滅菌装置は、
内部に滅菌室１を備えた本体２と、この本体２の前面に
開閉自在に設けた扉３を備えている。滅菌室１に被滅菌
物を収容して蒸気を供給し、蒸気の保有熱により加熱滅
菌する。
図面に基づいて説明する。この発明の蒸気滅菌装置は、
内部に滅菌室１を備えた本体２と、この本体２の前面に
開閉自在に設けた扉３を備えている。滅菌室１に被滅菌
物を収容して蒸気を供給し、蒸気の保有熱により加熱滅
菌する。
【０００８】加熱用の蒸気は、並設した蒸気発生器４で
発生させる。この蒸気発生器４の内部には電気ヒータ５
を設けている。この電気ヒータ５は、略Ｕ字状のもの
で、蒸気発生器４の底部から内部に挿入している。ま
た、蒸気発生器４の下部には給水管６を、上部には前記
滅菌室１に蒸気を供給する蒸気供給管７をそれぞれ接続
している。前記蒸気供給管７には、蒸気の供給を制御す
る蒸気供給弁８を設けている。
発生させる。この蒸気発生器４の内部には電気ヒータ５
を設けている。この電気ヒータ５は、略Ｕ字状のもの
で、蒸気発生器４の底部から内部に挿入している。ま
た、蒸気発生器４の下部には給水管６を、上部には前記
滅菌室１に蒸気を供給する蒸気供給管７をそれぞれ接続
している。前記蒸気供給管７には、蒸気の供給を制御す
る蒸気供給弁８を設けている。
【０００９】滅菌室１の背面部には、空気供給管９を接
続している。この空気供給管には、上流側より順にエア
フィルタ１０、エアポンプ１１および空気供給弁１２を
設けてあり、清浄空気を滅菌室１に送る構成になってい
る。空気供給管９は、前記蒸気供給管７と途中で合流す
る構成になっており、この合流部から下流側は、空気供
給管９としての働きと蒸気供給管７としての働きの両方
をなす。また、滅菌室１の底部には、排出弁１３を備え
た排出管１４を接続している。この排出管１４を通し
て、適宜、滅菌室１内の蒸気、ドレンあるいは空気を排
出する。
続している。この空気供給管には、上流側より順にエア
フィルタ１０、エアポンプ１１および空気供給弁１２を
設けてあり、清浄空気を滅菌室１に送る構成になってい
る。空気供給管９は、前記蒸気供給管７と途中で合流す
る構成になっており、この合流部から下流側は、空気供
給管９としての働きと蒸気供給管７としての働きの両方
をなす。また、滅菌室１の底部には、排出弁１３を備え
た排出管１４を接続している。この排出管１４を通し
て、適宜、滅菌室１内の蒸気、ドレンあるいは空気を排
出する。
【００１０】前記空気供給管９には、蒸気発生器４と熱
交換を行う熱交換部１５を設けている。図示した実施例
では、空気供給管９における空気供給弁１２の下流部分
を、蒸気発生器４の外壁部にコイル状に周回させて密着
固定している。滅菌終了時には、まだ蒸気発生器４内に
は高温の蒸気が残留しており、蒸気発生器４の外壁部も
高温の状態にある。よって、蒸気発生器４の保有する熱
により、空気供給管９内を通る空気を加熱し、高温の空
気を乾燥用空気として滅菌室１に供給する。
交換を行う熱交換部１５を設けている。図示した実施例
では、空気供給管９における空気供給弁１２の下流部分
を、蒸気発生器４の外壁部にコイル状に周回させて密着
固定している。滅菌終了時には、まだ蒸気発生器４内に
は高温の蒸気が残留しており、蒸気発生器４の外壁部も
高温の状態にある。よって、蒸気発生器４の保有する熱
により、空気供給管９内を通る空気を加熱し、高温の空
気を乾燥用空気として滅菌室１に供給する。
【００１１】次に、上述の構成について、その作用を説
明する。滅菌作業を行う際には、滅菌室１内に被滅菌物
を収容し、扉３を閉じる。そして、蒸気供給弁８を開い
て、蒸気発生器４で発生した蒸気を蒸気供給管７を通し
て滅菌室１に供給する。滅菌開始時に滅菌室１内にある
空気や、滅菌中に蒸気が凝縮して発生したドレンは、排
出管１４を通して外部に排出する。滅菌中は、滅菌室１
内を所定の圧力（例えば１kg/cm2）に維持する。このと
きの滅菌温度は約１２０℃となる。この圧力制御は、滅
菌室１内の圧力を検出し、この検出値に基づいて蒸気供
給弁８を開閉制御することにより行う。滅菌時間は約２
０分である。
明する。滅菌作業を行う際には、滅菌室１内に被滅菌物
を収容し、扉３を閉じる。そして、蒸気供給弁８を開い
て、蒸気発生器４で発生した蒸気を蒸気供給管７を通し
て滅菌室１に供給する。滅菌開始時に滅菌室１内にある
空気や、滅菌中に蒸気が凝縮して発生したドレンは、排
出管１４を通して外部に排出する。滅菌中は、滅菌室１
内を所定の圧力（例えば１kg/cm2）に維持する。このと
きの滅菌温度は約１２０℃となる。この圧力制御は、滅
菌室１内の圧力を検出し、この検出値に基づいて蒸気供
給弁８を開閉制御することにより行う。滅菌時間は約２
０分である。
【００１２】滅菌終了後、蒸気供給弁８を閉じて蒸気の
供給を停止し、排出弁１３を開いて滅菌室１内の蒸気を
外部に排出する。そして、空気供給弁１２を開き、エア
ポンプ１１を稼動させて、エアフィルタ１０で濾過した
清浄な空気を滅菌室１に圧送する。滅菌室１に供給した
空気は排出管１４から排出し、所定時間（約３０分）、
空気が滅菌室１内を連続して流通するようにし、滅菌室
１内および被滅菌物を乾燥させる。
供給を停止し、排出弁１３を開いて滅菌室１内の蒸気を
外部に排出する。そして、空気供給弁１２を開き、エア
ポンプ１１を稼動させて、エアフィルタ１０で濾過した
清浄な空気を滅菌室１に圧送する。滅菌室１に供給した
空気は排出管１４から排出し、所定時間（約３０分）、
空気が滅菌室１内を連続して流通するようにし、滅菌室
１内および被滅菌物を乾燥させる。
【００１３】空気が空気供給管９を通るとき、熱交換部
１５の働きにより、蒸気発生器４の保有する熱により加
熱され、高温となった状態（約６０℃）で滅菌室１に供
給される。供給される空気が高温であるので、滅菌室１
内で凝縮水が発生することがなく、また被滅菌物の乾燥
が一層促進され、乾燥性能が大幅に向上する。図示は省
略するが、本体２にシート状のヒータを設け、滅菌室１
の外側からも加熱すると、より効果的である。所定の乾
燥時間経過後、エアポンプ１１を停止させるとともに空
気供給弁１２を閉じる。そして、扉３を開いて被滅菌物
を滅菌室１から取り出す。
１５の働きにより、蒸気発生器４の保有する熱により加
熱され、高温となった状態（約６０℃）で滅菌室１に供
給される。供給される空気が高温であるので、滅菌室１
内で凝縮水が発生することがなく、また被滅菌物の乾燥
が一層促進され、乾燥性能が大幅に向上する。図示は省
略するが、本体２にシート状のヒータを設け、滅菌室１
の外側からも加熱すると、より効果的である。所定の乾
燥時間経過後、エアポンプ１１を停止させるとともに空
気供給弁１２を閉じる。そして、扉３を開いて被滅菌物
を滅菌室１から取り出す。
【００１４】上述した実施例においては、蒸気発生器４
を滅菌室１とは別個に独立させて設けているので、蒸気
発生器４が作動中あるいは蒸気発生器４が高温状態にあ
る間は、常時、滅菌室１へ高温の空気を供給することが
できる。
を滅菌室１とは別個に独立させて設けているので、蒸気
発生器４が作動中あるいは蒸気発生器４が高温状態にあ
る間は、常時、滅菌室１へ高温の空気を供給することが
できる。
【００１５】
【発明の効果】この発明は、以上のように、空気供給管
に蒸気発生器と熱交換を行う熱交換部を設けてあるの
で、蒸気発生器の保有する熱により空気を加熱し、高温
となった空気を乾燥用空気として滅菌室に供給すること
ができる。供給される空気が高温であるので、滅菌室内
で凝縮水が発生することがなく、また被滅菌物の乾燥が
一層促進され、乾燥性能が大幅に向上する。また、蒸気
発生器の保有熱を利用する構成であるので、別に空気を
加熱する装置を設ける必要がなく、コンパクトな装置構
成にすることができるとともに、省エネルギーを達成す
ることができる。
に蒸気発生器と熱交換を行う熱交換部を設けてあるの
で、蒸気発生器の保有する熱により空気を加熱し、高温
となった空気を乾燥用空気として滅菌室に供給すること
ができる。供給される空気が高温であるので、滅菌室内
で凝縮水が発生することがなく、また被滅菌物の乾燥が
一層促進され、乾燥性能が大幅に向上する。また、蒸気
発生器の保有熱を利用する構成であるので、別に空気を
加熱する装置を設ける必要がなく、コンパクトな装置構
成にすることができるとともに、省エネルギーを達成す
ることができる。
【図１】この発明の一実施例を示す説明図である。
１ 滅菌室 ２ 本体 ３ 扉 ４ 蒸気発生器 ５ 電気ヒータ ６ 給水管 ７ 蒸気供給管 ８ 蒸気供給弁 ９ 空気供給管 １０ エアフィルタ １１ エアポンプ １２ 空気供給弁 １３ 排出弁 １４ 排出管 １５ 熱交換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 ▲琢▼也 愛媛県松山市堀江町７番地 三浦工業株式 会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 蒸気発生器４を備えた蒸気滅菌装置にお
いて、滅菌室１に空気供給管９を接続し、この空気供給
管９に、前記蒸気発生器４と熱交換を行う熱交換部１５
を設けたことを特徴とする蒸気滅菌装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9249966A JPH1176372A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 蒸気滅菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9249966A JPH1176372A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 蒸気滅菌装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1176372A true JPH1176372A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17200848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9249966A Pending JPH1176372A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 蒸気滅菌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1176372A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101693116A (zh) * | 2009-10-12 | 2010-04-14 | 张家港市华菱医疗设备制造有限公司 | 湿热蒸汽灭菌柜中空气过滤器的灭菌工艺 |
| CN101693115A (zh) * | 2009-10-12 | 2010-04-14 | 张家港市华菱医疗设备制造有限公司 | 一种湿热蒸汽灭菌柜中空气过滤器的灭菌工艺 |
| US20150343107A1 (en) * | 2014-06-03 | 2015-12-03 | Steris Europe, Inc. Suomen Sivuliike | Method and device for generating steam and gaseous hydrogen peroxide |
| CN108723059A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-11-02 | 平潭诚信智创科技有限公司 | 一种一体式垃圾处理装置 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP9249966A patent/JPH1176372A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101693116A (zh) * | 2009-10-12 | 2010-04-14 | 张家港市华菱医疗设备制造有限公司 | 湿热蒸汽灭菌柜中空气过滤器的灭菌工艺 |
| CN101693115A (zh) * | 2009-10-12 | 2010-04-14 | 张家港市华菱医疗设备制造有限公司 | 一种湿热蒸汽灭菌柜中空气过滤器的灭菌工艺 |
| US20150343107A1 (en) * | 2014-06-03 | 2015-12-03 | Steris Europe, Inc. Suomen Sivuliike | Method and device for generating steam and gaseous hydrogen peroxide |
| US9629936B2 (en) * | 2014-06-03 | 2017-04-25 | Steris Europe, Inc. Suomen Sivuliike | Method and device for generating steam and gaseous hydrogen peroxide |
| CN108723059A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-11-02 | 平潭诚信智创科技有限公司 | 一种一体式垃圾处理装置 |
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