JP2004085078A - 浴室空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】浴室内の空気を暖める熱交換部7と、熱交換部7を通過した空気を浴室内へ送出する循環ファン5と、浴室内の空気を屋外へ排出する換気ファン4とを具備し、熱交換部7にて暖められた空気を循環ファン5によって浴室内へ送出し且つ換気ファン4によって浴室内の空気を屋外へ排出する空調モードたる乾燥運転モードを実行する空気調和運転を行う浴室空気調和機1において、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を積極的に減少させること。
【解決手段】電圧を印加することにより正イオンと負イオンを発生させるイオン発生器6を設け、乾燥運転モードの実行時に、イオン発生器6により正イオンおよび負イオンを発生させるイオン発生制御手段を備えたこと。
【選択図】 図3
【解決手段】電圧を印加することにより正イオンと負イオンを発生させるイオン発生器6を設け、乾燥運転モードの実行時に、イオン発生器6により正イオンおよび負イオンを発生させるイオン発生制御手段を備えたこと。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室内の乾燥や換気等を行うための浴室空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浴室は、多量の湿気にさらされており、住環境においてカビ等の菌類が特に増殖しやすい空間である。従って、浴室内の湿度を減少させてカビ等の菌類の増殖を抑制するために、浴室の乾燥や換気等を行う空気調和機が知られている(例えば、特開2001−201156)。
【0003】
この種の浴室空気調和機として、図8に示す概略構造を有するものがあり、このものでは、温水供給装置2から引き出された往き側温水通路21および戻り側温水通路22は、浴室空気調和機1の配管接続口71,72を介して浴室空気調和機1内の熱交換部7と連通している。
【0004】
浴室空気調和機1には、該浴室空気調和機1の空気調和運転等の運転動作を制御する運転制御部100と、前記熱交換部7を介して浴室内の空気を循環させる循環ファン5と、該循環ファン5からの空気を送出させる送風口18と、該送風口18を開閉するルーバー180とが設けられている。
また、浴室を構成する壁Wには、浴室内から屋外へ通ずる換気通路42が形成されており、該換気通路42の出口部には換気ファン4が設けられている。
【0005】
前記運転制御部100には、浴室空気調和機1の空調モード等を設定するリモコン部9と、前記循環ファン5を駆動させるモータ55と、前記ルーバー180を駆動させるモータ185と、前記換気ファン4と、前記温水供給装置2とが電気的に接続されている。
【0006】
このものでは、例えば、リモコン9で乾燥運転モードを選択すると、運転制御部100からの信号により、温水供給装置2が高温の温水を熱交換部7へ供給するとともに、前記モータ185がルーバー180を開放し、モータ55が循環ファン5を回転させ、さらに、換気ファン4が回転を開始する。
【0007】
このとき、浴室内の空気は、浴室空気調和機本体10に形成されたスリット12aから該浴室空気調和機本体10内へ吸入される。吸入された空気は上記熱交換部7で暖められ、前記循環ファン5の下方に延びる送風通路19を介して送風口18から浴室へ送出される。また、前記換気通路42の入口側の吸気口12bから吸入された空気は、上記換気通路42を介して前記換気ファン4から屋外へ排出される。
これにより、浴室内は、前記送風口18から送出される温風と、前記換気ファン4による換気とによって、乾燥される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記浴室空気調和機1は、前記乾燥によって浴室内に浮遊するカビ等の菌類が増殖しにくい環境にすることはできるが、菌類自体を積極的に減少させるものではなかった。
【0009】
本発明は係る点に鑑みて成されたもので、
『浴室内の空気を暖める熱交換部と、前記熱交換部を通過した空気を浴室内へ送出する循環ファンと、浴室内の空気を屋外へ排出する換気ファンとを具備し、
前記熱交換部にて暖められた空気を前記循環ファンによって浴室内へ送出し且つ前記換気ファンによって浴室内の空気を屋外へ排出する空調モードたる乾燥運転モードを実行する空気調和運転を行う浴室空気調和機』において、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を積極的に減少させることをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
[1項]
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、
『電圧を印加することにより正イオンと負イオンを発生させるイオン発生器を設け、
前記乾燥運転モードの実行時に、前記イオン発生器により正イオンおよび負イオンを発生させるイオン発生制御手段を備えた』ことである。
【0011】
上記技術的手段によれば、前記乾燥運転モードの実行時には、前記イオン発生器によって発生した正イオンおよび負イオンが浴室内へ拡散され、これら両イオンによって、浴室内に浮遊するカビ等の菌類が積極的に除去される。
尚、正イオンと負イオンによって菌類が除去されるのは、次の理由によるものと考えられる。
【0012】
イオン発生器の電極間に交流高電圧を印加すると、大気中で放電等の電離現象が起こり、正イオンおよび負イオンが発生する。このとき、正イオンとしてはH+(H2O)n、負イオンとしてはO2 −(H2O)nが最も安定に生成する。
【0013】
これらのイオンは、正イオンまたは負イオン単独では空気中に浮遊するカビ等の細菌に対して格別な効果を示さない。しかし、これらのイオンが同時に生成すると、化学反応によって活性種である過酸化水素H2O2または水酸化ラジカル・OHが生成する。このH2O2または・OHは、極めて強力な活性を示すため、これにより空気中に浮遊するカビ等の菌類を除去することができる。
【0014】
[2項]
前記1項において、
『前記イオン発生制御手段は、前記正イオンおよび前記負イオンを略同量の割合で発生させる第1イオン発生モードを実行する』ものでは、前記乾燥運転モードの実行時に、前記イオン発生器によって発生した略同量の正イオンおよび負イオンが浴室内へ拡散される。即ち、浴室内の菌類を一層効果的に除去することができる略同量の正イオンおよび負イオンが浴室内へ拡散される。
【0015】
[3項]
前記1項または2項において、
『前記空調モードは、前記熱交換部にて暖められた空気を前記循環ファンによって浴室内へ送出して浴室内の空気を暖める暖房運転モードと、前記循環ファンによって浴室内の空気を循環させるとともに前記換気ファンによって浴室内の空気を屋外へ排出する涼風運転モードとをさらに有しており、
前記イオン発生器により正イオンに対する負イオンの割合が大きい第2イオン発生モードを、前記暖房運転モードまたは前記涼風運転モードの実行時に実行させる制御手段を備えた』ものとすることができる。
このものでは、暖房運転モードおよび涼風運転モードの実行時には、正イオンに対する負イオンの発生割合が大きい第2イオン発生モードが実行される。即ち、人間に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンが浴室内に拡散される。
【0016】
[4項]
前記2項または3項において、
『浴室内の人の有無を検知する人検知センサを設け、
前記空気調和運転の実行時で且つ前記人検知センサが浴室内の人を検知していない場合は、前記空気調和運転の空調モードを変化させることなく前記第1イオン発生モードを実行させる制御手段を備えた』ものとすれば、前記空気調和運転の実行時において、浴室内に人がいない場合には、上記2項で説明した第1イオン発生モードが実行され、これにより、浴室内の菌類が積極的に除去される。
【0017】
[5項]
前記2項または3項において、
『浴室内の人の有無を検知する人検知センサを設け、
前記空気調和運転の実行時で且つ前記人検知センサが浴室内の人を検知している場合は、前記空気調和運転の空調モードを変化させることなく前記イオン発生器により正イオンに対する負イオンの割合が大きい第2イオン発生モードを実行させる制御手段を備えた』ものとすれば、前記空気調和運転の実行時において、浴室内に人がいる場合には、上記3項で説明した第2イオン発生モードが実行される。即ち、人間に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンが浴室内に拡散される。
【0018】
[6項]
前記1項から5項のいずれかにおいて、
『前記空調モードは、前記換気ファンを作動させずに前記循環ファンによって浴室内の空気を循環させる循環運転モードをさらに有しており、
前記イオン発生器によって略同量の正イオンと負イオンとを発生させる第1イオン発生モードを、前記循環運転モードの実行時に実行させる制御手段を備えた』ものとすれば、前記循環運転モードの実行時に、前記イオン発生器によって発生した略同量の正イオンおよび負イオンが浴室内へ拡散され、浴室内の菌類が積極的に除去される。
【0019】
[7項]
『浴室内の空気を暖める熱交換部と、前記熱交換部を通過した空気を浴室内へ送出する循環ファンと、浴室内の空気を屋外へ排出する換気ファンとを具備する浴室空気調和機において、
電圧を印加することにより正イオンと負イオンを発生させるイオン発生器と、
浴室内の人の有無を検知する人検知センサとを設け、
空気調和運転の実行時に、前記人検知センサが浴室内の人を検知していない場合は、前記イオン発生器によって略同量の正イオンおよび負イオンを発生させる第1イオン発生モードを実行させ、前記人検知センサが浴室内の人を検知している場合は、前記イオン発生器によって正イオンに対する負イオンの割合が大きい第2イオン発生モードを実行させる制御手段を備えた』ものでは、空気調和運転の実行時に、空調モードに関わらず、人検知センサの検知結果によってイオン発生器の動作モードが制御される。即ち、浴室内に人がいない場合には、前記イオン発生器によって上記2項で説明した第1イオン発生モードが実行され、浴室内に人がいる場合には、前記イオン発生器によって上記3項で説明した第2イオン発生モードが実行される。
【0020】
[8項]
前記1項から7項のいずれかにおいて、
『前記空気調和運転の停止後に、前記循環ファンによって空気を前記空気調和機本体内で循環させるとともに前記イオン発生器によって略同量の正イオンと負イオンとを発生させる第1イオン発生モードを行う内部除菌動作を一定時間実行させる制御手段を備えた』ものとすれば、前記空気調和運転が停止された後、前記イオン発生器によって発生した正イオンおよび負イオンが循環ファンによって浴室空気調和機本体内へ拡散される。即ち、菌類を積極的に除去する正イオンおよび負イオンが浴室空気調和機本体内へ拡散される。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
前記乾燥運転モードの実行時には、前記イオン発生器によって発生した正イオンおよび負イオンが浴室内へ拡散され、これら両イオンによって、浴室内の菌類が積極的に除去されるから、前記乾燥運転モードの実行時には浴室内に浮遊するカビ等の菌類を減少させることができる。
【0022】
2項のものでは、略同量の正イオンおよび負イオンが浴室内へ拡散されるから、前記乾燥運転モードの実行時に、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を一層効果的に減少させることができる。
【0023】
3項のものでは、暖房運転モードおよび涼風運転モードの実行時には、人間に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンが浴室内に拡散されるから、上記効果に加えて、前記暖房運転モードおよび前記涼風運転モードの実行時に、浴室内の人に対してリラックス効果を発揮することができる。
【0024】
4項のものでは、前記空気調和運転の実行時において、浴室内に人がいない場合には、上記2項で説明した第1イオン発生モードが実行されるから、浴室内に人がいないときには除菌効果の高い略同量の正イオンおよび負イオンを拡散して、浴室内の菌類を減少させることができる。
【0025】
5項のものでは、前記空気調和運転の実行時において、浴室内に人がいる場合には、上記3項で説明した第2イオン発生モードが実行されるから、浴室内に人がいるときには人間に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンを拡散して、浴室内の人に対してリラックス効果を発揮することができる。
【0026】
6項のものでは、前記乾燥運転モードや前記暖房運転モード等の制御動作とは別に、浴室内の菌類を減少させる制御のみを行うことができる。
【0027】
7項のものでは、前記空気調和運転の実行時において、浴室内に人がいない場合には上記第1イオン発生モードが実行され、浴室内に人がいる場合には上記第2イオン発生モードが実行されるから、浴室内に人がいないときには浴室内の菌類を減少させ、人がいるときには人に対してリラックス効果を発揮することができる。
【0028】
8項のものでは、前記空気調和運転が停止された後、前記イオン発生器によって発生した正イオンおよび負イオンが浴室空気調和機本体内へ拡散されるから、上記効果に加えて、浴室空気調和機本体内の菌類を減少させる動作が自動的に実行される。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機1の概念図であり、図2はその縦断面概略図である。
【0030】
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機1は、後述する温水供給装置2から供給される温水熱を利用して浴室内の空気を暖める熱交換部7と、浴室内の空気を浴室空気調和機本体10内に前記熱交換部7を介して吸入し、その吸入された空気を浴室へ送出させる循環ファン5と、浴室内の空気を屋外へ排出させる換気ファン4とを具備している。
【0031】
尚、本発明の対象たる上記浴室空気調和機1には、前記熱交換部7に連結される配管を介して温水を循環させる温水供給装置2が配管接続されている。
以下、各部の詳細を説明する。
【0032】
[温水供給装置2について]
温水供給装置2は、該温水供給装置2に内蔵されたガスバーナ25によって加熱される熱交換器27と、該熱交換器27で加熱された温水が流れる往き側温水通路21と、上記浴室空気調和機1に設けられた熱交換部7からの温水が流れる戻り側温水通路22と、前記往き側温水通路21に配設される循環ポンプ29とを具備している。
また、前記循環ポンプ29や前記ガスバーナ25用のガス電磁弁(図示せず)を電気的に接続し、温水供給装置2の温水循環動作を制御する温水循環制御部200を備えている。
【0033】
[浴室空気調和機1について]
浴室空気調和機1には、上記温水供給装置2から引き出された往き側温水通路21が接続される往き側温水配管接続口71と、上記温水供給装置2から引き出された戻り側温水通路22が接続される戻り側温水配管接続口72とが設けられており、前記熱交換部7が該往き側温水配管接続口71と戻り側温水配管接続口72に接続されている。即ち、前記温水供給装置2の熱交換器27から前記往き側温水通路21、前記熱交換部7、前記戻り側温水通路22の順で環状に配管された状態になっている。
また、浴室空気調和機本体10の上面および前面には、前記循環ファン5に吸入される空気の入口となるスリット12aが形成されている(図2参照)。
【0034】
浴室空気調和機本体10の下面には、前記循環ファン5から送出される空気の出口となる送風口18が形成されており、該送風口18はモータ185を動力源として開閉するルーバー180を備えている。前記送風口18の上方には前記循環ファン5が配設されており、前記循環ファン5の下方から該送風口18までの間に、循環ファン5から送出される空気の通路となる送風通路19が形成されている。
【0035】
上記送風通路19には、電極間に交流高電圧を印加することにより正イオンと負イオンとを発生させるイオン発生器6が設けられている。
さらに、浴室空気調和機本体10内の下方部には、前記送風通路19の送風口18近傍から前記浴室空気調和機本体10内へ繋がる内部循環通路190が設けられている。
【0036】
また、浴室内から屋外へ通ずる換気通路42が、浴室を構成する壁Wを貫通した状態に設けられており、該換気通路42の出口部に浴室内の空気を排出する換気ファン4が設けられている。
【0037】
浴室空気調和機本体10内部には、後述する浴室空気調和機1の空気調和運転等の運転動作を制御する運転制御部100が設けられており、該運転制御部100には、前記温水供給装置2に設けられた温水循環制御部200と、前記循環ファン5を駆動させるモータ55と、前記ルーバー180を駆動させるモータ185と、前記イオン発生器6と、前記換気ファン4と、さらに、浴室内の人の有無を検知する人検知センサ33と、浴室内の温度を検知する温度センサ35と、後述する浴室空気調和機1の空調モード等を設定するリモコン9とが電気的に接続されている。
【0038】
前記運転制御部100には、後述する乾燥運転モードを実行する乾燥運転制御手段と、暖房運転モードを実行する暖房運転制御手段と、涼風運転モードを実行する涼風運転制御手段と、換気運転モードを実行する換気運転制御手段と、循環運転モードを実行する循環運転制御手段と、さらに、後述する前記イオン発生器の第1イオン発生モードおよび第2イオン発生モードの切替を制御するイオン発生制御手段と、暖房運転モードの開始時刻を監視する予約制御手段と、乾燥運転モード、暖房運転モード、涼風運転モード、換気運転モードおよび循環運転モード等の各空調モードの運転時間を監視するタイマー制御手段とが設けられている。
【0039】
[運転動作の実際]
次に、上記浴室空気調和機1の動作を説明する。
浴室空気調和機1に組み込まれた運転制御部100には、図3から図7のフローチャートに示す内容の制御動作を実行するマイクロコンピュータが格納されており、以下、本実施の形態に係る浴室空気調和機の動作を図3から図7のフローチャートに従って説明する。
【0040】
図3は、乾燥運転モードを実行する場合のフローチャートである。
まず、浴室空気調和機1のリモコン9に設けられた乾燥運転スイッチ91が操作されたか否かを示す信号が、運転制御部100に送信されるのを監視する(ST101)。
そして、乾燥運転スイッチ91が操作されたことを確認すると、前記乾燥運転制御手段によって以下の乾燥運転制御が実行される。
【0041】
前記運転制御部100は、温水供給装置2の温水循環制御部200に対して温水供給装置2の運転開始信号を出力する。すると、温水供給装置2は前記循環ポンプ29によって、前記熱交換器27で加熱した高温の温水を前記往き側温水通路21を介して前記熱交換部7へ循環させる。また、前記送風口18のモータ185に対して、ルーバー180を開方向へ回動させる指示信号を出力してルーバー180を開く(ST102)。
【0042】
次に、循環ファン5のモータ55に対して、該モータ55を強回転(例えば、循環ファン5からの送風量が5m3/分となる回転数にて作動)させる指示信号を出力して循環ファン5を回転させるとともに、換気ファン4を作動させる指示信号を出力して換気ファン4を回転させる(ST103)。
【0043】
すると、浴室内の空気は、浴室空気調和機本体10に形成されるスリット12aから前記熱交換部7を介して循環ファン5の方へ流れていき、前記送風通路19を通じて前記送風口18から浴室内へ送出される。前記熱交換部7には、上述したように、温水供給装置2からの高温の温水が循環しているから、スリット12aから吸入された空気は前記熱交換部7で暖められ、送風通路19を通じて送風口18から温風として浴室内へ送出される。また、前記排気通路42の入口側の吸気口12bからは、該換気通路42を通じて換気ファン4の方へ流れていき、屋外へ排出される。
【0044】
このとき、人検知センサ33が浴室内に人を検知しない場合、即ち、人検知センサ33からの出力がない場合は、上記イオン発生制御手段によって、略同量の正イオンと負イオンが発生する電圧をイオン発生器6に印加し、送風通路19内に設けられたイオン発生器6から正イオンと負イオンを略同量発生させる第1イオン発生モードを実行する。人検知センサ33が浴室内に人を検知した場合、即ち、人検知センサ33からの出力があった場合は、前記イオン発生制御手段によって、正イオンに対する負イオンの割合が大きくなる電圧をイオン発生器6に印加し、前記イオン発生器6から正イオンに対する負イオンの割合が大きい正イオンと負イオンを発生させる第2イオン発生モードを実行する(ST104〜ST106)。
【0045】
これにより、前記温風と換気によって浴室内を乾燥させるとともに、浴室内に人がいない場合には、カビ等の菌類を積極的に除去する正イオンおよび負イオンの集合体が前記温風に乗って浴室へ拡散されるから、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を減少させることができる。浴室内に人がいる場合には、人に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンが前記温風に乗って浴室内に拡散されるから、浴室内の人に対してリラックス効果を発揮する。
【0046】
また、前記リモコン9に設けられたタイマー設定スイッチ97にて予め設定された運転終了時刻が経過したか否かを、前記タイマー制御手段によって監視しており、運転終了時刻が経過した場合は、前記運転制御部100から温水供給装置2の温水循環制御部200へ温水供給装置2の運転終了信号を出力し、上述した温水循環を停止させる。また、送風口18に設けられたルーバー180のモータ185に対して、ルーバー180を閉方向へ回動させる指示信号を出力してルーバー180を閉じ、換気ファン4に対して、該換気ファン4を停止させる指示信号を出力して換気ファン4を停止させる(ST107、ST108)。
【0047】
そして、前記イオン発生器6が上記第2イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードに切り替えて(上記第1イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードを維持して)、前記ルーバー180を閉じた状態で一定時間(例えば、3分間)前記循環ファン5と前記イオン発生器6を運転した後、停止させる(ST109〜ST111)。
【0048】
この、前記ルーバー180を閉じた状態で前記循環ファン5と前記イオン発生器6を上記第1イオン発生モードで運転する内部除菌動作によって、前記内部循環通路190を介して浴室空気調和機本体10内の菌類を積極的に除去する正イオンおよび負イオンの集合体が拡散されるから、浴室空気調和機本体10内の菌類を減少させる動作も自動的に実行される。
【0049】
図4は、暖房運転モードを実行する場合のフローチャートである。
まず、浴室空気調和機1のリモコン9に設けられた暖房運転スイッチ92が操作されたか否かを示す信号が、運転制御部100に送信されるのを監視する(ST201)。
【0050】
そして、暖房運転スイッチ92が操作されたことを確認すると、前記暖房運転制御手段によって以下の暖房運転制御が実行される。
尚、暖房運転スイッチ92に代えて、暖房予約スイッチ93が操作された場合は、前記予約制御手段によって暖房運転を開始する時刻が設定され、使用者が入浴する時刻より前(例えば、入浴開始時刻の15分前)から以下の暖房運転制御が実行される(ST202、ST203)。
【0051】
前記運転制御部100が、温水供給装置2の温水循環制御部200に対して温水供給装置2の運転開始信号を出力すると、上述した乾燥運転と同様に、熱交換部7には、温水供給装置2からの高温の温水が循環される。また、前記モータ185に対して、ルーバー180を開方向へ回動させる指示信号を出力してルーバー180を開く(ST204)。
【0052】
次に、温度センサ35が浴室内の温度を検知し、室温が前記リモコン9に設けられた温度設定スイッチ98にて予め設定された目標設定温度より低い場合は、循環ファン5のモータ55に対して、該モータ55を上記強回転させる指示信号を出力して循環ファン5を回転させる。室温が前記目標設定温度以上の場合は、循環ファン5のモータ55に対して、該モータ55を弱回転(例えば、循環ファン5からの送風量が1m3/分となる回転数にて作動)させる指示信号を出力して循環ファン5を若干回転させる。(ST205〜ST207)。
【0053】
即ち、室温が前記目標設定温度より低い場合は、上述した乾燥運転と同様に、スリット12aから吸入された空気が前記熱交換部7で暖められ、送風通路19を通じて送風口18から温風として浴室内へ送出される。また、室温が前記目標設定温度以上の場合は、送風口18から浴室内へ若干送風される。
【0054】
このとき、イオン発生器6は上述した乾燥運転と同様に、人検知センサ33が浴室内に人を検知した場合は、上記第2イオン発生モードを実行し、人検知センサ33が浴室内に人を検知しない場合は、上記第1イオン発生モードを実行する(ST208〜ST210)。
【0055】
これにより、浴室内を前記目標設定温度になるまで暖めるとともに、浴室内に人がいる場合には、人に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンが前記温風に乗って浴室内に拡散されるから、浴室内の人に対してリラックス効果を発揮することができる。浴室内に人がいない場合には、菌類を積極的に除去する正イオンおよび負イオンの集合体が前記温風に乗って浴室へ拡散されるから、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を減少させることができる。尚、室温が前記目標設定温度以上の場合においても、送風口18から浴室内へ若干送風されるから、前記イオン発生器6から発生するイオンを浴室へ拡散させることができる。
【0056】
また、上述した乾燥運転と同様に、上記運転終了時刻が経過したか否かを前記タイマー制御手段によって監視しており、運転終了時刻が経過した場合は、温水供給装置2の運転を停止させるとともに、送風口18のルーバー180を閉じる。(ST211、ST212)。
【0057】
そして、前記イオン発生器6が上記第2イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードに切り替えて(上記第1イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードを維持して)、前記内部除菌動作を一定時間(例えば、3分間)実行した後、停止させる(ST213〜ST215)。これにより、上述した乾燥運転と同様、浴室空気調和機本体10内の菌類を減少させる動作も自動的に実行される。
【0058】
図5は、涼風運転モードを実行する場合のフローチャートである。
まず、浴室空気調和機1のリモコン9に設けられた涼風運転スイッチ94が操作されたか否かを示す信号が、運転制御部100に送信されるのを監視する(ST301)。
そして、涼風運転スイッチ94が操作されたことを確認すると、前記涼風運転制御手段によって以下の涼風運転制御が実行される。
【0059】
前記運転制御部100から送風口18のモータ185に対して、ルーバー180を開方向へ回動させる指示信号を出力してルーバー180を開く(ST302)。
【0060】
次に、循環ファン5のモータ55に対して、該モータ55を上記強回転させる指示信号を出力して循環ファン5を回転させるとともに、換気ファン4を作動させる指示信号を出力して換気ファン4を回転させる(ST303)。
【0061】
すると、浴室内の空気が、浴室空気調和機本体10に形成されるスリット12aから前記熱交換部7を介して循環ファン5の方へ流れていき、前記送風通路19を通じて前記送風口18から浴室内へ送出される。しかし、この場合は、上述した乾燥運転と異なり、前記熱交換部7には温水供給装置2からの高温の温水が循環していないから、スリット12aから吸入された空気は前記熱交換部7で暖められることなく、送風通路19を通じて送風口18から涼風として浴室内へ送出される。また、前記排気通路42の入口側の吸気口12bからは、該換気通路42を通じて換気ファン4の方へ流れていき、屋外へ排出される。
【0062】
このとき、イオン発生器6は上述した乾燥運転と同様に、人検知センサ33が浴室内に人を検知した場合は、上記第2イオン発生モードを実行し、人検知センサ33が浴室内に人を検知しない場合は、上記第1イオン発生モードを実行する(ST304〜ST306)。
【0063】
これにより、浴室内に涼風を送出するとともに、浴室内に人がいる場合には、人に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンが前記涼風に乗って浴室内に拡散されるから、浴室内の人に対してリラックス効果を発揮することができる。浴室内に人がいない場合には、菌類を積極的に除去する正イオンおよび負イオンの集合体が前記涼風に乗って浴室へ拡散されるから、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を減少させることができる。
【0064】
また、上述した乾燥運転と同様に、上記運転終了時刻が経過したか否かを前記タイマー制御手段によって監視しており、運転終了時刻が経過した場合は、送風口18のルーバー180を閉じるとともに、換気ファン4を停止させる(ST307、ST308)。
【0065】
そして、前記イオン発生器6が上記第2イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードに切り替えて(上記第1イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードを維持して)、前記内部除菌動作を一定時間(例えば、3分間)実行した後、停止させる(ST309〜ST311)。これにより、上述した乾燥運転と同様、浴室空気調和機本体10内の菌類を減少させる動作も自動的に実行される。
【0066】
図6は、前記換気ファン4によって浴室内の空気を屋外へ排出する換気運転モード(上記涼風運転モードにおいて、循環ファン5からの風量を小さくした空調モード)を実行する場合のフローチャートである。
まず、浴室空気調和機1のリモコン9に設けられた換気運転スイッチ95が操作されたか否かを示す信号が、運転制御部100に送信されるのを監視する(ST401)。
そして、換気運転スイッチ95が操作されたことを確認すると、前記換気運転制御手段によって以下の換気運転制御が実行される。
【0067】
前記運転制御部100から送風口18のモータ185に対して、ルーバー180を開方向へ回動させる指示信号を出力してルーバー180を開く(ST402)。
【0068】
次に、循環ファン5のモータ55に対して、該モータ55を上記弱回転させる指示信号を出力して循環ファン5を回転させるとともに、換気ファン4を作動させる指示信号を出力して換気ファン4を回転させる(ST403)。
【0069】
すると、浴室内の空気が、前記排気通路42の入口側の吸気口12bから該換気通路42を通じて換気ファン4の方へ流れていき、屋外へ排出される。また、浴室空気調和機本体10に形成されるスリット12aから若干吸入された空気は前記熱交換部7で暖められることなく、前記送風通路19を通じて前記送風口18から浴室内へ若干送出される。
【0070】
このとき、イオン発生器6は上述した乾燥運転と同様に、人検知センサ33が浴室内に人を検知しない場合は、上記第1イオン発生モードを実行し、人検知センサ33が浴室内に人を検知した場合は、上記第2イオン発生モードを実行する(ST404〜ST406)。
【0071】
これにより、浴室内の換気をするとともに、浴室内に人がいない場合には、菌類を積極的に除去する正イオンおよび負イオンの集合体が前記送風口18からの若干の送風に乗って浴室へ拡散されるから、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を減少させることができる。浴室内に人がいる場合には、人に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンが前記送風口18からの若干の送風に乗って浴室内に拡散されるから、浴室内の人に対してリラックス効果を発揮することができる。
【0072】
また、上述した乾燥運転と同様に、上記運転終了時刻が経過したか否かを前記タイマー制御手段によって監視しており、運転終了時刻が経過した場合は、送風口18のルーバー180を閉じるとともに、換気ファン4を停止させる(ST407、ST408)。
【0073】
そして、前記イオン発生器6が上記第2イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードに切り替えて(上記第1イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードを維持して)、前記内部除菌動作を一定時間(例えば、3分間)実行した後、停止させる(ST409〜ST411)。これにより、上述した乾燥運転と同様、浴室空気調和機本体10内の菌類を減少させる動作も自動的に実行される。
【0074】
図7は、循環運転モードを実行する場合のフローチャートである。
まず、浴室空気調和機1のリモコン9に設けられた循環運転スイッチ96が操作されたか否かを示す信号が、運転制御部100に送信されるのを監視する(ST501)。
そして、循環運転スイッチ96が操作されたことを確認すると、前記循環運転制御手段によって以下の循環運転制御が実行される。
【0075】
前記運転制御部100から送風口18のモータ185に対して、ルーバー180を開方向へ回動させる指示信号を出力してルーバー180を開くとともに、循環ファン5のモータ55に対して、該モータ55を断続回転させる指示信号を出力して循環ファン5を断続的に回転させる。さらに、正イオンおよび負イオンが同時に発生する電圧をイオン発生器6に印加し、前記イオン発生器6から正イオンおよび負イオンを略同量発生させる第1イオン発生モードを実行する(ST502)。
【0076】
すると、浴室空気調和機本体10に形成されるスリット12aから吸入された浴室内の空気が、前記送風口18から前記送風通路19を通じて浴室内へ送出される。
【0077】
これにより、菌類を積極的に除去する正イオンおよび負イオンの集合体が前記送風口18からの送風に乗って浴室へ拡散されるから、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を減少させることができる。従って、上記乾燥運転モードや暖房運転モード等の制御動作とは別に、浴室内の菌類を減少させる制御のみを行うことができる。尚、前記循環ファン5を断続的に回転させることによって、前記モータ55の負荷を軽減し、循環運転モードの制御動作を長時間継続させることができる。
【0078】
また、上述した乾燥運転と同様に、上記運転終了時刻が経過したか否かを前記タイマー制御手段によって監視しており、運転終了時刻が経過した場合は、送風口18のルーバー180を閉じる(ST503、ST504)。
【0079】
そして、前記内部除菌動作を一定時間(例えば、3分間)実行した後、停止させる(ST505、ST506)。これにより、上述した乾燥運転モードと同様、浴室空気調和機本体10内の菌類を減少させる動作も自動的に実行される。
【0080】
尚、上記実施形態において、前記熱交換部7は、浴室内の空気を暖める機能が備わったものであれば、温水供給装置2から循環される温水熱を熱源として利用したものに限らず、電気的に暖める電気ヒータであっても良い。
【0081】
また、前記人検知センサ33は、常に浴室内の人の有無を監視しているが、上記各空調モードによって人検知センサ33のON/OFFを設定する(例えば、乾燥運転モードおよび換気運転モードの実行時には、人検知センサ33をOFF状態に設定し、人検知センサ33が浴室内の人を検知したか否かに関わらず、運転中は常に上記第1イオン発生モードを実行する)制御手段を設けても良い。
【0082】
また、換気運転モードの実行時の前記循環ファン5は、上述した弱回転で前記モータ55を回転させることによって、前記送風口18から浴室内へ若干送風させたが、前記モータ55を断続的に回転させることによって、浴室内へ断続的に送風させても良い。
【0083】
また、乾燥運転モード、涼風運転モードおよび換気運転モードの実行時の前記換気ファン4は、連続的に回転させているが、断続的に回転させることによって、浴室内の空気を屋外へ断続的に排出させても良い。
【0084】
さらに、循環運転モードの実行時には、人検知センサ33が浴室内の人を検知したか否かに関わらず、運転中は常に上記第1イオン発生モードを実行しているが、上記乾燥運転モード等の実行時と同様に、人検知センサ33が浴室内の人を検知したか否かによって、上記第1イオン発生モードと第2イオン発生モードとを切り替えても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機の概念図
【図2】本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機の縦断面概略図
【図3】本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機の乾燥運転モードを説明するフローチャート
【図4】本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機の暖房運転モードを説明するフローチャート
【図5】本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機の涼風運転モードを説明するフローチャート
【図6】本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機の換気運転モードを説明するフローチャート
【図7】本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機の循環運転モードを説明するフローチャート
【図8】従来例の説明図
【符号の説明】
1・・・浴室空気調和機
2・・・温水供給装置
4・・・換気ファン
5・・・循環ファン
6・・・イオン発生器
7・・・熱交換部
10・・・浴室空気調和機本体
12a・・・スリット
12b・・・吸気口
18・・・送風口
19・・・送風通路
33・・・人検知センサ
35・・・温度センサ
42・・・換気通路
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室内の乾燥や換気等を行うための浴室空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浴室は、多量の湿気にさらされており、住環境においてカビ等の菌類が特に増殖しやすい空間である。従って、浴室内の湿度を減少させてカビ等の菌類の増殖を抑制するために、浴室の乾燥や換気等を行う空気調和機が知られている(例えば、特開2001−201156)。
【0003】
この種の浴室空気調和機として、図8に示す概略構造を有するものがあり、このものでは、温水供給装置2から引き出された往き側温水通路21および戻り側温水通路22は、浴室空気調和機1の配管接続口71,72を介して浴室空気調和機1内の熱交換部7と連通している。
【0004】
浴室空気調和機1には、該浴室空気調和機1の空気調和運転等の運転動作を制御する運転制御部100と、前記熱交換部7を介して浴室内の空気を循環させる循環ファン5と、該循環ファン5からの空気を送出させる送風口18と、該送風口18を開閉するルーバー180とが設けられている。
また、浴室を構成する壁Wには、浴室内から屋外へ通ずる換気通路42が形成されており、該換気通路42の出口部には換気ファン4が設けられている。
【0005】
前記運転制御部100には、浴室空気調和機1の空調モード等を設定するリモコン部9と、前記循環ファン5を駆動させるモータ55と、前記ルーバー180を駆動させるモータ185と、前記換気ファン4と、前記温水供給装置2とが電気的に接続されている。
【0006】
このものでは、例えば、リモコン9で乾燥運転モードを選択すると、運転制御部100からの信号により、温水供給装置2が高温の温水を熱交換部7へ供給するとともに、前記モータ185がルーバー180を開放し、モータ55が循環ファン5を回転させ、さらに、換気ファン4が回転を開始する。
【0007】
このとき、浴室内の空気は、浴室空気調和機本体10に形成されたスリット12aから該浴室空気調和機本体10内へ吸入される。吸入された空気は上記熱交換部7で暖められ、前記循環ファン5の下方に延びる送風通路19を介して送風口18から浴室へ送出される。また、前記換気通路42の入口側の吸気口12bから吸入された空気は、上記換気通路42を介して前記換気ファン4から屋外へ排出される。
これにより、浴室内は、前記送風口18から送出される温風と、前記換気ファン4による換気とによって、乾燥される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記浴室空気調和機1は、前記乾燥によって浴室内に浮遊するカビ等の菌類が増殖しにくい環境にすることはできるが、菌類自体を積極的に減少させるものではなかった。
【0009】
本発明は係る点に鑑みて成されたもので、
『浴室内の空気を暖める熱交換部と、前記熱交換部を通過した空気を浴室内へ送出する循環ファンと、浴室内の空気を屋外へ排出する換気ファンとを具備し、
前記熱交換部にて暖められた空気を前記循環ファンによって浴室内へ送出し且つ前記換気ファンによって浴室内の空気を屋外へ排出する空調モードたる乾燥運転モードを実行する空気調和運転を行う浴室空気調和機』において、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を積極的に減少させることをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
[1項]
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、
『電圧を印加することにより正イオンと負イオンを発生させるイオン発生器を設け、
前記乾燥運転モードの実行時に、前記イオン発生器により正イオンおよび負イオンを発生させるイオン発生制御手段を備えた』ことである。
【0011】
上記技術的手段によれば、前記乾燥運転モードの実行時には、前記イオン発生器によって発生した正イオンおよび負イオンが浴室内へ拡散され、これら両イオンによって、浴室内に浮遊するカビ等の菌類が積極的に除去される。
尚、正イオンと負イオンによって菌類が除去されるのは、次の理由によるものと考えられる。
【0012】
イオン発生器の電極間に交流高電圧を印加すると、大気中で放電等の電離現象が起こり、正イオンおよび負イオンが発生する。このとき、正イオンとしてはH+(H2O)n、負イオンとしてはO2 −(H2O)nが最も安定に生成する。
【0013】
これらのイオンは、正イオンまたは負イオン単独では空気中に浮遊するカビ等の細菌に対して格別な効果を示さない。しかし、これらのイオンが同時に生成すると、化学反応によって活性種である過酸化水素H2O2または水酸化ラジカル・OHが生成する。このH2O2または・OHは、極めて強力な活性を示すため、これにより空気中に浮遊するカビ等の菌類を除去することができる。
【0014】
[2項]
前記1項において、
『前記イオン発生制御手段は、前記正イオンおよび前記負イオンを略同量の割合で発生させる第1イオン発生モードを実行する』ものでは、前記乾燥運転モードの実行時に、前記イオン発生器によって発生した略同量の正イオンおよび負イオンが浴室内へ拡散される。即ち、浴室内の菌類を一層効果的に除去することができる略同量の正イオンおよび負イオンが浴室内へ拡散される。
【0015】
[3項]
前記1項または2項において、
『前記空調モードは、前記熱交換部にて暖められた空気を前記循環ファンによって浴室内へ送出して浴室内の空気を暖める暖房運転モードと、前記循環ファンによって浴室内の空気を循環させるとともに前記換気ファンによって浴室内の空気を屋外へ排出する涼風運転モードとをさらに有しており、
前記イオン発生器により正イオンに対する負イオンの割合が大きい第2イオン発生モードを、前記暖房運転モードまたは前記涼風運転モードの実行時に実行させる制御手段を備えた』ものとすることができる。
このものでは、暖房運転モードおよび涼風運転モードの実行時には、正イオンに対する負イオンの発生割合が大きい第2イオン発生モードが実行される。即ち、人間に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンが浴室内に拡散される。
【0016】
[4項]
前記2項または3項において、
『浴室内の人の有無を検知する人検知センサを設け、
前記空気調和運転の実行時で且つ前記人検知センサが浴室内の人を検知していない場合は、前記空気調和運転の空調モードを変化させることなく前記第1イオン発生モードを実行させる制御手段を備えた』ものとすれば、前記空気調和運転の実行時において、浴室内に人がいない場合には、上記2項で説明した第1イオン発生モードが実行され、これにより、浴室内の菌類が積極的に除去される。
【0017】
[5項]
前記2項または3項において、
『浴室内の人の有無を検知する人検知センサを設け、
前記空気調和運転の実行時で且つ前記人検知センサが浴室内の人を検知している場合は、前記空気調和運転の空調モードを変化させることなく前記イオン発生器により正イオンに対する負イオンの割合が大きい第2イオン発生モードを実行させる制御手段を備えた』ものとすれば、前記空気調和運転の実行時において、浴室内に人がいる場合には、上記3項で説明した第2イオン発生モードが実行される。即ち、人間に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンが浴室内に拡散される。
【0018】
[6項]
前記1項から5項のいずれかにおいて、
『前記空調モードは、前記換気ファンを作動させずに前記循環ファンによって浴室内の空気を循環させる循環運転モードをさらに有しており、
前記イオン発生器によって略同量の正イオンと負イオンとを発生させる第1イオン発生モードを、前記循環運転モードの実行時に実行させる制御手段を備えた』ものとすれば、前記循環運転モードの実行時に、前記イオン発生器によって発生した略同量の正イオンおよび負イオンが浴室内へ拡散され、浴室内の菌類が積極的に除去される。
【0019】
[7項]
『浴室内の空気を暖める熱交換部と、前記熱交換部を通過した空気を浴室内へ送出する循環ファンと、浴室内の空気を屋外へ排出する換気ファンとを具備する浴室空気調和機において、
電圧を印加することにより正イオンと負イオンを発生させるイオン発生器と、
浴室内の人の有無を検知する人検知センサとを設け、
空気調和運転の実行時に、前記人検知センサが浴室内の人を検知していない場合は、前記イオン発生器によって略同量の正イオンおよび負イオンを発生させる第1イオン発生モードを実行させ、前記人検知センサが浴室内の人を検知している場合は、前記イオン発生器によって正イオンに対する負イオンの割合が大きい第2イオン発生モードを実行させる制御手段を備えた』ものでは、空気調和運転の実行時に、空調モードに関わらず、人検知センサの検知結果によってイオン発生器の動作モードが制御される。即ち、浴室内に人がいない場合には、前記イオン発生器によって上記2項で説明した第1イオン発生モードが実行され、浴室内に人がいる場合には、前記イオン発生器によって上記3項で説明した第2イオン発生モードが実行される。
【0020】
[8項]
前記1項から7項のいずれかにおいて、
『前記空気調和運転の停止後に、前記循環ファンによって空気を前記空気調和機本体内で循環させるとともに前記イオン発生器によって略同量の正イオンと負イオンとを発生させる第1イオン発生モードを行う内部除菌動作を一定時間実行させる制御手段を備えた』ものとすれば、前記空気調和運転が停止された後、前記イオン発生器によって発生した正イオンおよび負イオンが循環ファンによって浴室空気調和機本体内へ拡散される。即ち、菌類を積極的に除去する正イオンおよび負イオンが浴室空気調和機本体内へ拡散される。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
前記乾燥運転モードの実行時には、前記イオン発生器によって発生した正イオンおよび負イオンが浴室内へ拡散され、これら両イオンによって、浴室内の菌類が積極的に除去されるから、前記乾燥運転モードの実行時には浴室内に浮遊するカビ等の菌類を減少させることができる。
【0022】
2項のものでは、略同量の正イオンおよび負イオンが浴室内へ拡散されるから、前記乾燥運転モードの実行時に、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を一層効果的に減少させることができる。
【0023】
3項のものでは、暖房運転モードおよび涼風運転モードの実行時には、人間に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンが浴室内に拡散されるから、上記効果に加えて、前記暖房運転モードおよび前記涼風運転モードの実行時に、浴室内の人に対してリラックス効果を発揮することができる。
【0024】
4項のものでは、前記空気調和運転の実行時において、浴室内に人がいない場合には、上記2項で説明した第1イオン発生モードが実行されるから、浴室内に人がいないときには除菌効果の高い略同量の正イオンおよび負イオンを拡散して、浴室内の菌類を減少させることができる。
【0025】
5項のものでは、前記空気調和運転の実行時において、浴室内に人がいる場合には、上記3項で説明した第2イオン発生モードが実行されるから、浴室内に人がいるときには人間に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンを拡散して、浴室内の人に対してリラックス効果を発揮することができる。
【0026】
6項のものでは、前記乾燥運転モードや前記暖房運転モード等の制御動作とは別に、浴室内の菌類を減少させる制御のみを行うことができる。
【0027】
7項のものでは、前記空気調和運転の実行時において、浴室内に人がいない場合には上記第1イオン発生モードが実行され、浴室内に人がいる場合には上記第2イオン発生モードが実行されるから、浴室内に人がいないときには浴室内の菌類を減少させ、人がいるときには人に対してリラックス効果を発揮することができる。
【0028】
8項のものでは、前記空気調和運転が停止された後、前記イオン発生器によって発生した正イオンおよび負イオンが浴室空気調和機本体内へ拡散されるから、上記効果に加えて、浴室空気調和機本体内の菌類を減少させる動作が自動的に実行される。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機1の概念図であり、図2はその縦断面概略図である。
【0030】
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機1は、後述する温水供給装置2から供給される温水熱を利用して浴室内の空気を暖める熱交換部7と、浴室内の空気を浴室空気調和機本体10内に前記熱交換部7を介して吸入し、その吸入された空気を浴室へ送出させる循環ファン5と、浴室内の空気を屋外へ排出させる換気ファン4とを具備している。
【0031】
尚、本発明の対象たる上記浴室空気調和機1には、前記熱交換部7に連結される配管を介して温水を循環させる温水供給装置2が配管接続されている。
以下、各部の詳細を説明する。
【0032】
[温水供給装置2について]
温水供給装置2は、該温水供給装置2に内蔵されたガスバーナ25によって加熱される熱交換器27と、該熱交換器27で加熱された温水が流れる往き側温水通路21と、上記浴室空気調和機1に設けられた熱交換部7からの温水が流れる戻り側温水通路22と、前記往き側温水通路21に配設される循環ポンプ29とを具備している。
また、前記循環ポンプ29や前記ガスバーナ25用のガス電磁弁(図示せず)を電気的に接続し、温水供給装置2の温水循環動作を制御する温水循環制御部200を備えている。
【0033】
[浴室空気調和機1について]
浴室空気調和機1には、上記温水供給装置2から引き出された往き側温水通路21が接続される往き側温水配管接続口71と、上記温水供給装置2から引き出された戻り側温水通路22が接続される戻り側温水配管接続口72とが設けられており、前記熱交換部7が該往き側温水配管接続口71と戻り側温水配管接続口72に接続されている。即ち、前記温水供給装置2の熱交換器27から前記往き側温水通路21、前記熱交換部7、前記戻り側温水通路22の順で環状に配管された状態になっている。
また、浴室空気調和機本体10の上面および前面には、前記循環ファン5に吸入される空気の入口となるスリット12aが形成されている(図2参照)。
【0034】
浴室空気調和機本体10の下面には、前記循環ファン5から送出される空気の出口となる送風口18が形成されており、該送風口18はモータ185を動力源として開閉するルーバー180を備えている。前記送風口18の上方には前記循環ファン5が配設されており、前記循環ファン5の下方から該送風口18までの間に、循環ファン5から送出される空気の通路となる送風通路19が形成されている。
【0035】
上記送風通路19には、電極間に交流高電圧を印加することにより正イオンと負イオンとを発生させるイオン発生器6が設けられている。
さらに、浴室空気調和機本体10内の下方部には、前記送風通路19の送風口18近傍から前記浴室空気調和機本体10内へ繋がる内部循環通路190が設けられている。
【0036】
また、浴室内から屋外へ通ずる換気通路42が、浴室を構成する壁Wを貫通した状態に設けられており、該換気通路42の出口部に浴室内の空気を排出する換気ファン4が設けられている。
【0037】
浴室空気調和機本体10内部には、後述する浴室空気調和機1の空気調和運転等の運転動作を制御する運転制御部100が設けられており、該運転制御部100には、前記温水供給装置2に設けられた温水循環制御部200と、前記循環ファン5を駆動させるモータ55と、前記ルーバー180を駆動させるモータ185と、前記イオン発生器6と、前記換気ファン4と、さらに、浴室内の人の有無を検知する人検知センサ33と、浴室内の温度を検知する温度センサ35と、後述する浴室空気調和機1の空調モード等を設定するリモコン9とが電気的に接続されている。
【0038】
前記運転制御部100には、後述する乾燥運転モードを実行する乾燥運転制御手段と、暖房運転モードを実行する暖房運転制御手段と、涼風運転モードを実行する涼風運転制御手段と、換気運転モードを実行する換気運転制御手段と、循環運転モードを実行する循環運転制御手段と、さらに、後述する前記イオン発生器の第1イオン発生モードおよび第2イオン発生モードの切替を制御するイオン発生制御手段と、暖房運転モードの開始時刻を監視する予約制御手段と、乾燥運転モード、暖房運転モード、涼風運転モード、換気運転モードおよび循環運転モード等の各空調モードの運転時間を監視するタイマー制御手段とが設けられている。
【0039】
[運転動作の実際]
次に、上記浴室空気調和機1の動作を説明する。
浴室空気調和機1に組み込まれた運転制御部100には、図3から図7のフローチャートに示す内容の制御動作を実行するマイクロコンピュータが格納されており、以下、本実施の形態に係る浴室空気調和機の動作を図3から図7のフローチャートに従って説明する。
【0040】
図3は、乾燥運転モードを実行する場合のフローチャートである。
まず、浴室空気調和機1のリモコン9に設けられた乾燥運転スイッチ91が操作されたか否かを示す信号が、運転制御部100に送信されるのを監視する(ST101)。
そして、乾燥運転スイッチ91が操作されたことを確認すると、前記乾燥運転制御手段によって以下の乾燥運転制御が実行される。
【0041】
前記運転制御部100は、温水供給装置2の温水循環制御部200に対して温水供給装置2の運転開始信号を出力する。すると、温水供給装置2は前記循環ポンプ29によって、前記熱交換器27で加熱した高温の温水を前記往き側温水通路21を介して前記熱交換部7へ循環させる。また、前記送風口18のモータ185に対して、ルーバー180を開方向へ回動させる指示信号を出力してルーバー180を開く(ST102)。
【0042】
次に、循環ファン5のモータ55に対して、該モータ55を強回転(例えば、循環ファン5からの送風量が5m3/分となる回転数にて作動)させる指示信号を出力して循環ファン5を回転させるとともに、換気ファン4を作動させる指示信号を出力して換気ファン4を回転させる(ST103)。
【0043】
すると、浴室内の空気は、浴室空気調和機本体10に形成されるスリット12aから前記熱交換部7を介して循環ファン5の方へ流れていき、前記送風通路19を通じて前記送風口18から浴室内へ送出される。前記熱交換部7には、上述したように、温水供給装置2からの高温の温水が循環しているから、スリット12aから吸入された空気は前記熱交換部7で暖められ、送風通路19を通じて送風口18から温風として浴室内へ送出される。また、前記排気通路42の入口側の吸気口12bからは、該換気通路42を通じて換気ファン4の方へ流れていき、屋外へ排出される。
【0044】
このとき、人検知センサ33が浴室内に人を検知しない場合、即ち、人検知センサ33からの出力がない場合は、上記イオン発生制御手段によって、略同量の正イオンと負イオンが発生する電圧をイオン発生器6に印加し、送風通路19内に設けられたイオン発生器6から正イオンと負イオンを略同量発生させる第1イオン発生モードを実行する。人検知センサ33が浴室内に人を検知した場合、即ち、人検知センサ33からの出力があった場合は、前記イオン発生制御手段によって、正イオンに対する負イオンの割合が大きくなる電圧をイオン発生器6に印加し、前記イオン発生器6から正イオンに対する負イオンの割合が大きい正イオンと負イオンを発生させる第2イオン発生モードを実行する(ST104〜ST106)。
【0045】
これにより、前記温風と換気によって浴室内を乾燥させるとともに、浴室内に人がいない場合には、カビ等の菌類を積極的に除去する正イオンおよび負イオンの集合体が前記温風に乗って浴室へ拡散されるから、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を減少させることができる。浴室内に人がいる場合には、人に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンが前記温風に乗って浴室内に拡散されるから、浴室内の人に対してリラックス効果を発揮する。
【0046】
また、前記リモコン9に設けられたタイマー設定スイッチ97にて予め設定された運転終了時刻が経過したか否かを、前記タイマー制御手段によって監視しており、運転終了時刻が経過した場合は、前記運転制御部100から温水供給装置2の温水循環制御部200へ温水供給装置2の運転終了信号を出力し、上述した温水循環を停止させる。また、送風口18に設けられたルーバー180のモータ185に対して、ルーバー180を閉方向へ回動させる指示信号を出力してルーバー180を閉じ、換気ファン4に対して、該換気ファン4を停止させる指示信号を出力して換気ファン4を停止させる(ST107、ST108)。
【0047】
そして、前記イオン発生器6が上記第2イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードに切り替えて(上記第1イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードを維持して)、前記ルーバー180を閉じた状態で一定時間(例えば、3分間)前記循環ファン5と前記イオン発生器6を運転した後、停止させる(ST109〜ST111)。
【0048】
この、前記ルーバー180を閉じた状態で前記循環ファン5と前記イオン発生器6を上記第1イオン発生モードで運転する内部除菌動作によって、前記内部循環通路190を介して浴室空気調和機本体10内の菌類を積極的に除去する正イオンおよび負イオンの集合体が拡散されるから、浴室空気調和機本体10内の菌類を減少させる動作も自動的に実行される。
【0049】
図4は、暖房運転モードを実行する場合のフローチャートである。
まず、浴室空気調和機1のリモコン9に設けられた暖房運転スイッチ92が操作されたか否かを示す信号が、運転制御部100に送信されるのを監視する(ST201)。
【0050】
そして、暖房運転スイッチ92が操作されたことを確認すると、前記暖房運転制御手段によって以下の暖房運転制御が実行される。
尚、暖房運転スイッチ92に代えて、暖房予約スイッチ93が操作された場合は、前記予約制御手段によって暖房運転を開始する時刻が設定され、使用者が入浴する時刻より前(例えば、入浴開始時刻の15分前)から以下の暖房運転制御が実行される(ST202、ST203)。
【0051】
前記運転制御部100が、温水供給装置2の温水循環制御部200に対して温水供給装置2の運転開始信号を出力すると、上述した乾燥運転と同様に、熱交換部7には、温水供給装置2からの高温の温水が循環される。また、前記モータ185に対して、ルーバー180を開方向へ回動させる指示信号を出力してルーバー180を開く(ST204)。
【0052】
次に、温度センサ35が浴室内の温度を検知し、室温が前記リモコン9に設けられた温度設定スイッチ98にて予め設定された目標設定温度より低い場合は、循環ファン5のモータ55に対して、該モータ55を上記強回転させる指示信号を出力して循環ファン5を回転させる。室温が前記目標設定温度以上の場合は、循環ファン5のモータ55に対して、該モータ55を弱回転(例えば、循環ファン5からの送風量が1m3/分となる回転数にて作動)させる指示信号を出力して循環ファン5を若干回転させる。(ST205〜ST207)。
【0053】
即ち、室温が前記目標設定温度より低い場合は、上述した乾燥運転と同様に、スリット12aから吸入された空気が前記熱交換部7で暖められ、送風通路19を通じて送風口18から温風として浴室内へ送出される。また、室温が前記目標設定温度以上の場合は、送風口18から浴室内へ若干送風される。
【0054】
このとき、イオン発生器6は上述した乾燥運転と同様に、人検知センサ33が浴室内に人を検知した場合は、上記第2イオン発生モードを実行し、人検知センサ33が浴室内に人を検知しない場合は、上記第1イオン発生モードを実行する(ST208〜ST210)。
【0055】
これにより、浴室内を前記目標設定温度になるまで暖めるとともに、浴室内に人がいる場合には、人に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンが前記温風に乗って浴室内に拡散されるから、浴室内の人に対してリラックス効果を発揮することができる。浴室内に人がいない場合には、菌類を積極的に除去する正イオンおよび負イオンの集合体が前記温風に乗って浴室へ拡散されるから、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を減少させることができる。尚、室温が前記目標設定温度以上の場合においても、送風口18から浴室内へ若干送風されるから、前記イオン発生器6から発生するイオンを浴室へ拡散させることができる。
【0056】
また、上述した乾燥運転と同様に、上記運転終了時刻が経過したか否かを前記タイマー制御手段によって監視しており、運転終了時刻が経過した場合は、温水供給装置2の運転を停止させるとともに、送風口18のルーバー180を閉じる。(ST211、ST212)。
【0057】
そして、前記イオン発生器6が上記第2イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードに切り替えて(上記第1イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードを維持して)、前記内部除菌動作を一定時間(例えば、3分間)実行した後、停止させる(ST213〜ST215)。これにより、上述した乾燥運転と同様、浴室空気調和機本体10内の菌類を減少させる動作も自動的に実行される。
【0058】
図5は、涼風運転モードを実行する場合のフローチャートである。
まず、浴室空気調和機1のリモコン9に設けられた涼風運転スイッチ94が操作されたか否かを示す信号が、運転制御部100に送信されるのを監視する(ST301)。
そして、涼風運転スイッチ94が操作されたことを確認すると、前記涼風運転制御手段によって以下の涼風運転制御が実行される。
【0059】
前記運転制御部100から送風口18のモータ185に対して、ルーバー180を開方向へ回動させる指示信号を出力してルーバー180を開く(ST302)。
【0060】
次に、循環ファン5のモータ55に対して、該モータ55を上記強回転させる指示信号を出力して循環ファン5を回転させるとともに、換気ファン4を作動させる指示信号を出力して換気ファン4を回転させる(ST303)。
【0061】
すると、浴室内の空気が、浴室空気調和機本体10に形成されるスリット12aから前記熱交換部7を介して循環ファン5の方へ流れていき、前記送風通路19を通じて前記送風口18から浴室内へ送出される。しかし、この場合は、上述した乾燥運転と異なり、前記熱交換部7には温水供給装置2からの高温の温水が循環していないから、スリット12aから吸入された空気は前記熱交換部7で暖められることなく、送風通路19を通じて送風口18から涼風として浴室内へ送出される。また、前記排気通路42の入口側の吸気口12bからは、該換気通路42を通じて換気ファン4の方へ流れていき、屋外へ排出される。
【0062】
このとき、イオン発生器6は上述した乾燥運転と同様に、人検知センサ33が浴室内に人を検知した場合は、上記第2イオン発生モードを実行し、人検知センサ33が浴室内に人を検知しない場合は、上記第1イオン発生モードを実行する(ST304〜ST306)。
【0063】
これにより、浴室内に涼風を送出するとともに、浴室内に人がいる場合には、人に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンが前記涼風に乗って浴室内に拡散されるから、浴室内の人に対してリラックス効果を発揮することができる。浴室内に人がいない場合には、菌類を積極的に除去する正イオンおよび負イオンの集合体が前記涼風に乗って浴室へ拡散されるから、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を減少させることができる。
【0064】
また、上述した乾燥運転と同様に、上記運転終了時刻が経過したか否かを前記タイマー制御手段によって監視しており、運転終了時刻が経過した場合は、送風口18のルーバー180を閉じるとともに、換気ファン4を停止させる(ST307、ST308)。
【0065】
そして、前記イオン発生器6が上記第2イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードに切り替えて(上記第1イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードを維持して)、前記内部除菌動作を一定時間(例えば、3分間)実行した後、停止させる(ST309〜ST311)。これにより、上述した乾燥運転と同様、浴室空気調和機本体10内の菌類を減少させる動作も自動的に実行される。
【0066】
図6は、前記換気ファン4によって浴室内の空気を屋外へ排出する換気運転モード(上記涼風運転モードにおいて、循環ファン5からの風量を小さくした空調モード)を実行する場合のフローチャートである。
まず、浴室空気調和機1のリモコン9に設けられた換気運転スイッチ95が操作されたか否かを示す信号が、運転制御部100に送信されるのを監視する(ST401)。
そして、換気運転スイッチ95が操作されたことを確認すると、前記換気運転制御手段によって以下の換気運転制御が実行される。
【0067】
前記運転制御部100から送風口18のモータ185に対して、ルーバー180を開方向へ回動させる指示信号を出力してルーバー180を開く(ST402)。
【0068】
次に、循環ファン5のモータ55に対して、該モータ55を上記弱回転させる指示信号を出力して循環ファン5を回転させるとともに、換気ファン4を作動させる指示信号を出力して換気ファン4を回転させる(ST403)。
【0069】
すると、浴室内の空気が、前記排気通路42の入口側の吸気口12bから該換気通路42を通じて換気ファン4の方へ流れていき、屋外へ排出される。また、浴室空気調和機本体10に形成されるスリット12aから若干吸入された空気は前記熱交換部7で暖められることなく、前記送風通路19を通じて前記送風口18から浴室内へ若干送出される。
【0070】
このとき、イオン発生器6は上述した乾燥運転と同様に、人検知センサ33が浴室内に人を検知しない場合は、上記第1イオン発生モードを実行し、人検知センサ33が浴室内に人を検知した場合は、上記第2イオン発生モードを実行する(ST404〜ST406)。
【0071】
これにより、浴室内の換気をするとともに、浴室内に人がいない場合には、菌類を積極的に除去する正イオンおよび負イオンの集合体が前記送風口18からの若干の送風に乗って浴室へ拡散されるから、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を減少させることができる。浴室内に人がいる場合には、人に対してリラックス効果を発揮する多量の負イオンが前記送風口18からの若干の送風に乗って浴室内に拡散されるから、浴室内の人に対してリラックス効果を発揮することができる。
【0072】
また、上述した乾燥運転と同様に、上記運転終了時刻が経過したか否かを前記タイマー制御手段によって監視しており、運転終了時刻が経過した場合は、送風口18のルーバー180を閉じるとともに、換気ファン4を停止させる(ST407、ST408)。
【0073】
そして、前記イオン発生器6が上記第2イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードに切り替えて(上記第1イオン発生モードを実行している場合は上記第1イオン発生モードを維持して)、前記内部除菌動作を一定時間(例えば、3分間)実行した後、停止させる(ST409〜ST411)。これにより、上述した乾燥運転と同様、浴室空気調和機本体10内の菌類を減少させる動作も自動的に実行される。
【0074】
図7は、循環運転モードを実行する場合のフローチャートである。
まず、浴室空気調和機1のリモコン9に設けられた循環運転スイッチ96が操作されたか否かを示す信号が、運転制御部100に送信されるのを監視する(ST501)。
そして、循環運転スイッチ96が操作されたことを確認すると、前記循環運転制御手段によって以下の循環運転制御が実行される。
【0075】
前記運転制御部100から送風口18のモータ185に対して、ルーバー180を開方向へ回動させる指示信号を出力してルーバー180を開くとともに、循環ファン5のモータ55に対して、該モータ55を断続回転させる指示信号を出力して循環ファン5を断続的に回転させる。さらに、正イオンおよび負イオンが同時に発生する電圧をイオン発生器6に印加し、前記イオン発生器6から正イオンおよび負イオンを略同量発生させる第1イオン発生モードを実行する(ST502)。
【0076】
すると、浴室空気調和機本体10に形成されるスリット12aから吸入された浴室内の空気が、前記送風口18から前記送風通路19を通じて浴室内へ送出される。
【0077】
これにより、菌類を積極的に除去する正イオンおよび負イオンの集合体が前記送風口18からの送風に乗って浴室へ拡散されるから、浴室内に浮遊するカビ等の菌類を減少させることができる。従って、上記乾燥運転モードや暖房運転モード等の制御動作とは別に、浴室内の菌類を減少させる制御のみを行うことができる。尚、前記循環ファン5を断続的に回転させることによって、前記モータ55の負荷を軽減し、循環運転モードの制御動作を長時間継続させることができる。
【0078】
また、上述した乾燥運転と同様に、上記運転終了時刻が経過したか否かを前記タイマー制御手段によって監視しており、運転終了時刻が経過した場合は、送風口18のルーバー180を閉じる(ST503、ST504)。
【0079】
そして、前記内部除菌動作を一定時間(例えば、3分間)実行した後、停止させる(ST505、ST506)。これにより、上述した乾燥運転モードと同様、浴室空気調和機本体10内の菌類を減少させる動作も自動的に実行される。
【0080】
尚、上記実施形態において、前記熱交換部7は、浴室内の空気を暖める機能が備わったものであれば、温水供給装置2から循環される温水熱を熱源として利用したものに限らず、電気的に暖める電気ヒータであっても良い。
【0081】
また、前記人検知センサ33は、常に浴室内の人の有無を監視しているが、上記各空調モードによって人検知センサ33のON/OFFを設定する(例えば、乾燥運転モードおよび換気運転モードの実行時には、人検知センサ33をOFF状態に設定し、人検知センサ33が浴室内の人を検知したか否かに関わらず、運転中は常に上記第1イオン発生モードを実行する)制御手段を設けても良い。
【0082】
また、換気運転モードの実行時の前記循環ファン5は、上述した弱回転で前記モータ55を回転させることによって、前記送風口18から浴室内へ若干送風させたが、前記モータ55を断続的に回転させることによって、浴室内へ断続的に送風させても良い。
【0083】
また、乾燥運転モード、涼風運転モードおよび換気運転モードの実行時の前記換気ファン4は、連続的に回転させているが、断続的に回転させることによって、浴室内の空気を屋外へ断続的に排出させても良い。
【0084】
さらに、循環運転モードの実行時には、人検知センサ33が浴室内の人を検知したか否かに関わらず、運転中は常に上記第1イオン発生モードを実行しているが、上記乾燥運転モード等の実行時と同様に、人検知センサ33が浴室内の人を検知したか否かによって、上記第1イオン発生モードと第2イオン発生モードとを切り替えても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機の概念図
【図2】本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機の縦断面概略図
【図3】本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機の乾燥運転モードを説明するフローチャート
【図4】本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機の暖房運転モードを説明するフローチャート
【図5】本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機の涼風運転モードを説明するフローチャート
【図6】本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機の換気運転モードを説明するフローチャート
【図7】本発明の実施の形態に係る浴室空気調和機の循環運転モードを説明するフローチャート
【図8】従来例の説明図
【符号の説明】
1・・・浴室空気調和機
2・・・温水供給装置
4・・・換気ファン
5・・・循環ファン
6・・・イオン発生器
7・・・熱交換部
10・・・浴室空気調和機本体
12a・・・スリット
12b・・・吸気口
18・・・送風口
19・・・送風通路
33・・・人検知センサ
35・・・温度センサ
42・・・換気通路
Claims (8)
- 浴室内の空気を暖める熱交換部と、前記熱交換部を通過した空気を浴室内へ送出する循環ファンと、浴室内の空気を屋外へ排出する換気ファンとを具備し、
前記熱交換部にて暖められた空気を前記循環ファンによって浴室内へ送出し且つ前記換気ファンによって浴室内の空気を屋外へ排出する空調モードたる乾燥運転モードを実行する空気調和運転を行う浴室空気調和機において、
電圧を印加することにより正イオンと負イオンを発生させるイオン発生器を設け、
前記乾燥運転モードの実行時に、前記イオン発生器により正イオンおよび負イオンを発生させるイオン発生制御手段を備えた、浴室空気調和機。 - 請求項1に記載の浴室空気調和機において、
前記イオン発生制御手段は、前記正イオンおよび前記負イオンを略同量の割合で発生させる第1イオン発生モードを実行する、浴室空気調和機。 - 請求項1または2に記載の浴室空気調和機において、
前記空調モードは、前記熱交換部にて暖められた空気を前記循環ファンによって浴室内へ送出して浴室内の空気を暖める暖房運転モードと、前記循環ファンによって浴室内の空気を循環させるとともに前記換気ファンによって浴室内の空気を屋外へ排出する涼風運転モードとをさらに有しており、
前記イオン発生器により正イオンに対する負イオンの割合が大きい第2イオン発生モードを、前記暖房運転モードまたは前記涼風運転モードの実行時に実行させる制御手段を備えた、浴室空気調和機。 - 請求項2または3に記載の浴室空気調和機において、
浴室内の人の有無を検知する人検知センサを設け、
前記空気調和運転の実行時で且つ前記人検知センサが浴室内の人を検知していない場合は、前記空気調和運転の空調モードを変化させることなく前記第1イオン発生モードを実行させる制御手段を備えた、浴室空気調和機。 - 請求項2または3に記載の浴室空気調和機において、
浴室内の人の有無を検知する人検知センサを設け、
前記空気調和運転の実行時で且つ前記人検知センサが浴室内の人を検知している場合は、前記空気調和運転の空調モードを変化させることなく前記イオン発生器により正イオンに対する負イオンの割合が大きい第2イオン発生モードを実行させる制御手段を備えた、浴室空気調和機。 - 請求項1から5のいずれかに記載の浴室空気調和機において、
前記空調モードは、前記換気ファンを作動させずに前記循環ファンによって浴室内の空気を循環させる循環運転モードをさらに有しており、
前記イオン発生器によって略同量の正イオンと負イオンとを発生させる第1イオン発生モードを、前記循環運転モードの実行時に実行させる制御手段を備えた、浴室空気調和機。 - 浴室内の空気を暖める熱交換部と、前記熱交換部を通過した空気を浴室内へ送出する循環ファンと、浴室内の空気を屋外へ排出する換気ファンとを具備する浴室空気調和機において、
電圧を印加することにより正イオンと負イオンを発生させるイオン発生器と、
浴室内の人の有無を検知する人検知センサとを設け、
空気調和運転の実行時に、前記人検知センサが浴室内の人を検知していない場合は、前記イオン発生器によって略同量の正イオンおよび負イオンを発生させる第1イオン発生モードを実行させ、前記人検知センサが浴室内の人を検知している場合は、前記イオン発生器によって正イオンに対する負イオンの割合が大きい第2イオン発生モードを実行させる制御手段を備えた、浴室空気調和機。 - 請求項1から7のいずれかに記載の浴室空気調和機において、
前記空気調和運転の停止後に、前記循環ファンによって空気を前記空気調和機本体内で循環させるとともに前記イオン発生器によって略同量の正イオンと負イオンとを発生させる第1イオン発生モードを行う内部除菌動作を一定時間実行させる制御手段を備えた、浴室空気調和機。
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- 2002-08-27 JP JP2002246760A patent/JP2004085078A/ja active Pending
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