JPS6010574Y2 - 酸化エチレンガス滅菌器 - Google Patents
酸化エチレンガス滅菌器Info
- Publication number
- JPS6010574Y2 JPS6010574Y2 JP15075281U JP15075281U JPS6010574Y2 JP S6010574 Y2 JPS6010574 Y2 JP S6010574Y2 JP 15075281 U JP15075281 U JP 15075281U JP 15075281 U JP15075281 U JP 15075281U JP S6010574 Y2 JPS6010574 Y2 JP S6010574Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- ethylene oxide
- oxide gas
- solenoid valve
- sterilizer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は酸化エチレンガス滅菌器、詳しくは医療用器具
や器材、薬品、化粧品、食品其他の滅菌処理に使用され
る酸化エチレンガス滅菌器に関する。
や器材、薬品、化粧品、食品其他の滅菌処理に使用され
る酸化エチレンガス滅菌器に関する。
このような滅菌処理に使用される酸化エチレンガス(通
常、フレオン、CO2などが稀釈剤として混合される)
は微生物を殺滅するだけでなく、人体にとって有害であ
る。
常、フレオン、CO2などが稀釈剤として混合される)
は微生物を殺滅するだけでなく、人体にとって有害であ
る。
従って酸化エチレンガスによる滅菌処理は密閉容器内で
行う必要があり、それに伴い処理後、処理物を滅菌器か
ら取出すに際し、器内をガス抜きする必要が生じる。
行う必要があり、それに伴い処理後、処理物を滅菌器か
ら取出すに際し、器内をガス抜きする必要が生じる。
従来、これを行うには滅菌器内を真空ポンプで吸引減圧
して酸化エチレンガスを排気し、次いで外気を導入して
器内を大気中に戻し、再び吸引減圧して排気するという
真空置換を何回か繰返すことに依存しているが、充分な
ガス抜きがなされず、特に滅菌器内のガス濃度が成る値
まで下ったとき以降ではガス抜きは殆ど効果を示さず、
処理物に酸化エチレンガスが残留することを避けられな
かった。
して酸化エチレンガスを排気し、次いで外気を導入して
器内を大気中に戻し、再び吸引減圧して排気するという
真空置換を何回か繰返すことに依存しているが、充分な
ガス抜きがなされず、特に滅菌器内のガス濃度が成る値
まで下ったとき以降ではガス抜きは殆ど効果を示さず、
処理物に酸化エチレンガスが残留することを避けられな
かった。
事実、従来では滅菌器から取出した処理物を別のガス抜
き容器に移して、強制空気流にさらし、残留ガスの除去
を行っている。
き容器に移して、強制空気流にさらし、残留ガスの除去
を行っている。
そこで本考案は従来では殆どガス抜き効果を示さないよ
うな器内ガス濃度に於てさえ、従来のほぼ陪以上の効果
を示す効果的なガス抜きが遠戚される酸化エチレンガス
滅菌器を提供することを目的としている。
うな器内ガス濃度に於てさえ、従来のほぼ陪以上の効果
を示す効果的なガス抜きが遠戚される酸化エチレンガス
滅菌器を提供することを目的としている。
更にまた本考案は滅菌及びガス抜き処理を自動的に行い
得る酸化エチレンガス滅菌器を提供することを目的とし
ている。
得る酸化エチレンガス滅菌器を提供することを目的とし
ている。
本考案の酸化エチレンガス滅菌器は、扉及びヒーターを
備えた耐圧密閉容器に酸化エチレンガス供給管路、真空
管路及び大気吸入管路を接続し、上記容器内に攪拌ファ
ンを設け、上記酸化エチレンガス供給管路に所定時に自
動開閉される電磁弁を挿入し、上記真空管路及び大気吸
入管路に滅菌処理を終了するまでの工程ではそれぞれが
所定時に自動開閉され、滅菌処理後は所定時に上記容器
内の連続ガス抜き処理を行うためにそれぞれが共に開放
状態に保持される電磁弁を挿入したことを特徴としてい
る。
備えた耐圧密閉容器に酸化エチレンガス供給管路、真空
管路及び大気吸入管路を接続し、上記容器内に攪拌ファ
ンを設け、上記酸化エチレンガス供給管路に所定時に自
動開閉される電磁弁を挿入し、上記真空管路及び大気吸
入管路に滅菌処理を終了するまでの工程ではそれぞれが
所定時に自動開閉され、滅菌処理後は所定時に上記容器
内の連続ガス抜き処理を行うためにそれぞれが共に開放
状態に保持される電磁弁を挿入したことを特徴としてい
る。
以下、本考案の実施例を図面について説明する。
第1図は本考案滅菌器の正面図を、第2図は同側面図を
示し、第3図は本考案に於ける配管例を示している。
示し、第3図は本考案に於ける配管例を示している。
図で1は耐圧密閉容器で、扉2及びヒーター3を備え、
扉2は完全密閉のためのリング状ガスケット4を有し、
容器1外壁面は断熱材5で被われている。
扉2は完全密閉のためのリング状ガスケット4を有し、
容器1外壁面は断熱材5で被われている。
この容器1には酸化エチレンガス供給管路6、真空管路
7及び大気吸入管路8を接続し、また内部に攪拌ファン
9を備える。
7及び大気吸入管路8を接続し、また内部に攪拌ファン
9を備える。
管路6及び7は共通の接続管10を通じて容器1に接続
する方がよい。
する方がよい。
上記各管路6,7及び8のそれぞれには所定時に自動開
閉される電磁弁11,12及び13を挿入する。
閉される電磁弁11,12及び13を挿入する。
14は管路6の始端側に接続した液化酸化エチレンガス
ボンベ、15は電磁弁11の下流側で管路6に挿入した
加熱型気化器、16は管路6の電磁弁11手前側に介入
したフィルター、17は更にその手前に挿入した止め弁
、18は管路7の電磁弁12下流側に接続した真空ポン
プ、19は電磁弁13の上流側で管路8に挿入した逆止
弁、20はその更に上流側で管路8に介入した無菌フィ
ルター、21は攪拌ファン9のモーター、22及び23
は管路8に枝設した圧力スイッチである。
ボンベ、15は電磁弁11の下流側で管路6に挿入した
加熱型気化器、16は管路6の電磁弁11手前側に介入
したフィルター、17は更にその手前に挿入した止め弁
、18は管路7の電磁弁12下流側に接続した真空ポン
プ、19は電磁弁13の上流側で管路8に挿入した逆止
弁、20はその更に上流側で管路8に介入した無菌フィ
ルター、21は攪拌ファン9のモーター、22及び23
は管路8に枝設した圧力スイッチである。
図示の本考案の実施例による滅菌及びガス抜き処理は次
の如くである。
の如くである。
容器1内に被処理物24を収容し、扉2を密閉し、止め
弁17を開くと、処理のための準備が完了する。
弁17を開くと、処理のための準備が完了する。
次いで電源スィッチ(図示せず)をオンにすると、容器
1のヒーター3及び気化器15に通電され、各々加温を
始める。
1のヒーター3及び気化器15に通電され、各々加温を
始める。
一方、電源スィッチのオンで管路7の電磁弁12が開き
、真空ポンプ18が作働して、容器1の空気を吸引排気
する。
、真空ポンプ18が作働して、容器1の空気を吸引排気
する。
容器1内が所定の真空度に達すると、圧力スイッチ22
が働き、先の開いた電磁弁12が閉じ、真空ポンプ18
も停止される。
が働き、先の開いた電磁弁12が閉じ、真空ポンプ18
も停止される。
このとき管路6の電磁弁11が開き、ガスボンベ14の
液化された酸化エチレンガスが開いている止め弁17、
フィルター16及び電磁弁11を経て気化器15に流れ
、ここで気化されて管路6及び管10を通じ容器1内に
吸引される。
液化された酸化エチレンガスが開いている止め弁17、
フィルター16及び電磁弁11を経て気化器15に流れ
、ここで気化されて管路6及び管10を通じ容器1内に
吸引される。
容器1内の圧力が酸化エチレンガスの吸入で所定圧にな
れば、別の圧力スイッチ23が働き、管路6の電磁弁1
1が閉になり、酸化エチレンガスの供給が停止され、ま
た気化器15への通電が停止される。
れば、別の圧力スイッチ23が働き、管路6の電磁弁1
1が閉になり、酸化エチレンガスの供給が停止され、ま
た気化器15への通電が停止される。
すると攪拌ファン9のモーター21に通電され、攪拌フ
ァン9が回転し、容器1内のガス及び空気を攪拌する。
ァン9が回転し、容器1内のガス及び空気を攪拌する。
また一方、滅菌タイマー(図示せず)が始動され、滅菌
工程に入る。
工程に入る。
この場合、止め弁17は閉じておく。
滅菌タイマーがタイムアツプすると、管路7の電磁弁1
2が開き、且つ真空ポンプ18が作働して、容器1内の
酸化エチレンガスを排出する。
2が開き、且つ真空ポンプ18が作働して、容器1内の
酸化エチレンガスを排出する。
容器1内が所定の真空度になれば、圧力スイッチ22が
働き、電磁弁12が閉じ、真空ポンプ18が停止し、電
磁弁13が開いて、無菌フィルター20、逆止弁19、
電磁弁13を経て管路8を通じ容器1内に大気が吸入さ
れる。
働き、電磁弁12が閉じ、真空ポンプ18が停止し、電
磁弁13が開いて、無菌フィルター20、逆止弁19、
電磁弁13を経て管路8を通じ容器1内に大気が吸入さ
れる。
容器1が大気圧になると、電磁弁13が閉、電磁弁12
が開になり、真空ポンプ18が作働して、再び排気を行
う。
が開になり、真空ポンプ18が作働して、再び排気を行
う。
こうして排気−外気の吸気−排気を数回繰返してガス抜
きし、容器1内のガス濃度の低下が所定値に達すれば、
次いで電磁弁12及び13を開にし、真空ポンプ18を
作動させて連続排気しながら無菌フィルター20から大
気を連続導入して、容器1内の空気置換を行い、上記処
理で被処理物24から抜は出た容器1内の残留ガスを排
除する。
きし、容器1内のガス濃度の低下が所定値に達すれば、
次いで電磁弁12及び13を開にし、真空ポンプ18を
作動させて連続排気しながら無菌フィルター20から大
気を連続導入して、容器1内の空気置換を行い、上記処
理で被処理物24から抜は出た容器1内の残留ガスを排
除する。
この連続ガス抜き処理を行う間中、攪拌ファン9を作動
させて、容器1内のガス含有空気を攪拌する。
させて、容器1内のガス含有空気を攪拌する。
この連続ガス抜きはタイマー(図示せず)による制御下
に行えばよい。
に行えばよい。
該タイマーのタイムアツプ後、電磁弁12,13、真空
ポンプ18、攪拌ファンモーター21及びヒーター3へ
の通電を停止する。
ポンプ18、攪拌ファンモーター21及びヒーター3へ
の通電を停止する。
斯くて被処理物の滅菌及びガス抜きは完了する。
本考案に従えば、被処理物24の滅菌処理を行う容器1
が内部に攪拌ファン9を備え、該容器1の真空管路7及
び大気吸入管路6にそれぞれが滅菌処理後は所定時に容
器1内の連続ガス抜き処理を行うために開放状態を保持
される電磁弁12及び13を挿入したので、この連続ガ
ス抜き処理に於ては容器1内のガス濃度が比較的低下し
ているが、効果的なガス抜きが遠戚される。
が内部に攪拌ファン9を備え、該容器1の真空管路7及
び大気吸入管路6にそれぞれが滅菌処理後は所定時に容
器1内の連続ガス抜き処理を行うために開放状態を保持
される電磁弁12及び13を挿入したので、この連続ガ
ス抜き処理に於ては容器1内のガス濃度が比較的低下し
ているが、効果的なガス抜きが遠戚される。
因みに本考案の考案者等が実験したところでは、容器1
内のガス濃度が従来では殆どガス抜き効果を示さないよ
うな低い濃度で、従来のほぼ倍のガス抜き効果が得られ
た。
内のガス濃度が従来では殆どガス抜き効果を示さないよ
うな低い濃度で、従来のほぼ倍のガス抜き効果が得られ
た。
攪拌ファンは減圧下では殆ど攪拌効果を示さないか或い
は著しく効果が悪く、本考案ではこれを所定時に共に開
放下におかれる、電磁弁13付き大気吸入管路8、及び
電磁弁12付き真空管路7との組合せで、容器1内のガ
ス抜きの効果的な向上に寄与させ得たのである。
は著しく効果が悪く、本考案ではこれを所定時に共に開
放下におかれる、電磁弁13付き大気吸入管路8、及び
電磁弁12付き真空管路7との組合せで、容器1内のガ
ス抜きの効果的な向上に寄与させ得たのである。
更にまた本考案では上記電磁弁13及び12は滅菌処理
を終了するまでの工程では所定時に自動開閉され、酸化
エチレンガス供給管路6の電磁弁11も所定時に自動開
閉されるので、被処理物24の滅菌及びガス抜き処理は
止め弁17の操作を除いて全て自動的に行うことができ
る。
を終了するまでの工程では所定時に自動開閉され、酸化
エチレンガス供給管路6の電磁弁11も所定時に自動開
閉されるので、被処理物24の滅菌及びガス抜き処理は
止め弁17の操作を除いて全て自動的に行うことができ
る。
なお、これに必要な電磁弁11.12及び13の開閉切
換えはそれ自体従来公知のリレ一方式などにより行えば
よい。
換えはそれ自体従来公知のリレ一方式などにより行えば
よい。
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2図はその
側面図、第3図は本考案に於ける配管例を示す図面であ
る。 1は耐圧密閉容器、2は扉、3はヒーター、6は酸化エ
チレンガス供給管路、7は真空管路、8は大気吸入管路
、9は攪拌ファン、11,12゜13は電磁弁、14は
液化酸化エチレンガスボンベ1.15は気化器、18は
真空ポンプ、21は攪拌ファンモーター、22.23は
圧力スイッチ、24は被処理物。
側面図、第3図は本考案に於ける配管例を示す図面であ
る。 1は耐圧密閉容器、2は扉、3はヒーター、6は酸化エ
チレンガス供給管路、7は真空管路、8は大気吸入管路
、9は攪拌ファン、11,12゜13は電磁弁、14は
液化酸化エチレンガスボンベ1.15は気化器、18は
真空ポンプ、21は攪拌ファンモーター、22.23は
圧力スイッチ、24は被処理物。
Claims (1)
- 扉及びヒーターを備えた耐圧密閉容器に酸化エチレンガ
ス供給管路、真空管路及び大気吸入管路を接続し、上記
容器内に攪拌ファンを設け、上記酸化エチレンガス供給
管路に所定時に自動開閉される電磁弁を挿入し、上記真
空管路及び大気吸入管路に滅菌処理を終了するまでの工
程ではそれぞれが所定時に自動開閉され、滅菌処理後は
所定時に上記容器内の連続ガス抜き処理を行うためにそ
れぞれが共に開放状態に保持される電磁弁を挿入したこ
とを特徴とする酸化エチレンガス滅菌器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15075281U JPS6010574Y2 (ja) | 1981-10-09 | 1981-10-09 | 酸化エチレンガス滅菌器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15075281U JPS6010574Y2 (ja) | 1981-10-09 | 1981-10-09 | 酸化エチレンガス滅菌器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5854842U JPS5854842U (ja) | 1983-04-14 |
JPS6010574Y2 true JPS6010574Y2 (ja) | 1985-04-10 |
Family
ID=29943465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15075281U Expired JPS6010574Y2 (ja) | 1981-10-09 | 1981-10-09 | 酸化エチレンガス滅菌器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6010574Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-10-09 JP JP15075281U patent/JPS6010574Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5854842U (ja) | 1983-04-14 |
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