JP2013213425A - 水封式真空ポンプの制御方法及び滅菌装置 - Google Patents

水封式真空ポンプの制御方法及び滅菌装置 Download PDF

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Abstract

【課題】水封式真空ポンプの騒音を低減する制御方法、及び騒音を低減させる水封式真空ポンプを用いた滅菌装置を提供する。
【解決手段】水封式真空ポンプ10の駆動を制御する制御方法において、運転開始前に水封式真空ポンプ10内の水を排水し、水封式真空ポンプ10内の水の排水終了後に、水封式真空ポンプ10の運転を開始する。
【選択図】図3

Description

本発明は、水封式真空ポンプの制御方法及び水封式真空ポンプを用いた滅菌装置に関する。
病院等においては、治療用の包帯、メス、鉗子、手術着等の滅菌が必要な被滅菌物を滅菌処理する必要がある。このような被滅菌物の滅菌には、被滅菌物を収容する圧力容器や耐圧密閉容器を有し、蒸気、酸化エチレンガス、又は気化させた過酸化水素などの滅菌剤を使用する滅菌装置が用いられることが多い。
以下では、滅菌剤として蒸気を用いる蒸気滅菌装置を例に挙げて滅菌装置について説明する。
一般的な蒸気滅菌装置では、圧力容器内に飽和水蒸気を導入して加圧・加熱し、所定の圧力及び温度を一定時間保持することにより被滅菌物を滅菌するように動作する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されている蒸気滅菌装置では、被滅菌物を収容する滅菌室が内缶及び外缶からなる二重缶構造の圧力容器である。圧力容器の内缶と外缶との間がジャケット部であり、このジャケット部には飽和水蒸気が導入される。ジャケット部に導入された飽和水蒸気によって内缶が加熱される。
また、飽和水蒸気は、内缶の内部にも導入される。内缶は、導入された飽和水蒸気によって所定の圧力に加圧・加熱され、また内缶周囲のジャケット部により所定温度に加熱される。
内缶を飽和水蒸気によって所定圧力・所定温度で一定時間維持することによって内缶に収容された被滅菌物の滅菌が施される。一定時間経過後は、内缶から飽和水蒸気を排出する排気工程が実行される。排気工程によって真空状態となった内缶では、被滅菌物に付着した水分を蒸発させて乾燥させる。
特許文献1に記載されているように、排気工程において内缶の飽和水蒸気を排気するのは、一般的に真空ポンプによって行われる。
なお、真空ポンプによって内缶を排気するのは、排気工程時のみではなく、滅菌を実行する前の予熱工程(コンディショニング工程)時にも行われる。予熱工程では、まず真空ポンプによって内缶を真空状態とした後、ジャケット部から飽和水蒸気を導入して、内缶内部を飽和水蒸気によって大気圧まで上昇させる。そして、真空ポンプを駆動して再度内缶を真空状態とする。この動作を複数回繰り返すことによって、被滅菌物が十分に予熱されると共に、内缶内に残留する空気を水蒸気に置換し、内缶雰囲気を飽和蒸気状態に近づけていく。
特開2000−199490号公報
特許文献1に開示されているような従来の蒸気滅菌装置においては、水封式真空ポンプを用いて圧力容器内の排気を行っている。水封式真空ポンプであれば、圧力容器内の蒸気の排出に適しているためである。
しかし、水封式真空ポンプは、騒音が非常に大きいという課題がある。
特に起動時においては騒音が大きく、病院等に設置する滅菌装置に用いられる場合には、本来静粛でなくてはならない場所であるにもかかわらず、好ましくない。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、水封式真空ポンプの騒音を低減する制御方法、及び騒音を低減させる水封式真空ポンプを用いた滅菌装置を提供することにある。
本発明にかかる水封式真空ポンプの制御方法によれば、水封式真空ポンプの駆動を制御する制御方法において、運転開始前に水封式真空ポンプ内の水を排水し、水封式真空ポンプ内の水の排水終了後に、水封式真空ポンプの運転を開始することを特徴としている。
この方法を採用することにより、水封式真空ポンプの騒音を低減させることができる。
本発明者等は、水封式真空ポンプの騒音の原因について検討した結果、以下の原因を見いだした。すなわち、水封式真空ポンプの運転中は、インペラの回転による遠心力により、内部に貯留されている水(封水)がハウジングの内周面に沿って膜状に形成されるが、運転停止後には水はハウジング底部に溜まっている。そして、運転再開する場合には、回転開始したインペラがハウジング底部に溜まっている水に衝突し、水が不規則に撹拌されることによって衝撃音が発生するものと考えられる。このため、運転する前には、その前に使用したポンプ内の水を排水してハウジング内の水を無くしておくため、インペラの回転開始時に騒音を低減させることができる。
また、水封式真空ポンプ内の水の排水終了後に、水封式真空ポンプの運転を開始し、運転が安定した後に、水封式ポンプ内に水を導入することを特徴としてもよい。
すなわち、インペラの回転が安定した後に、真空ポンプ内に水を導入するので、ハウジングの底部に溜まった水を不規則に撹拌させることがなく、騒音を低減させることができる。
また、運転停止前に、吸気する吸気対象物との間の接続を遮断し、水の供給を遮断し、水封式真空ポンプを空転させることで水封式真空ポンプ内の水を排水することを特徴としてもよい。
この方法によれば、まず吸気対象物との間の接続を遮断するので、運転停止後に吸気対象物への逆流を防止できる。そして、水封式真空ポンプの空転(吸気、給水を行わない状態で回転させる)により、水封式真空ポンプ内の水を排水できるので、部品の追加やポンプの加工等をしなくとも構成はそのままの状態で騒音を低減することができる。
本発明にかかる滅菌装置によれば、被滅菌物を収容し、供給される滅菌効果のある流体によって滅菌が行われる圧力容器又は耐圧密閉容器と、前記圧力容器又は前記耐圧密閉容器内の気体を排出して内部を負圧とするための水封式真空ポンプとを具備する滅菌装置において、前記圧力容器又は前記耐圧密閉容器内の気体を排出して内部を負圧とする工程を実行する前に、水封式真空ポンプ内の水を排水し、水封式真空ポンプ内の水の排水終了後に、水封式真空ポンプの運転を開始して前記圧力容器又は前記耐圧密閉容器内の気体を排出して内部を負圧とする工程を実行するように制御する制御部を具備することを特徴としている。
この構成によれば、圧力容器又は耐圧密閉容器内の気体を排出して内部を負圧とする工程の前に、前の運転時で用いられた水を水封式真空ポンプ内から排出する。このため、圧力容器又は耐圧密閉容器内の気体を排出して内部を負圧とする工程の際、水封式真空ポンプの騒音を低減することができる。
また、前記制御部は、水封式真空ポンプ内の水の排水終了後に、水封式真空ポンプの運転を開始し、運転が安定した後に、水封式真空ポンプ内に水を導入するように制御することを特徴としてもよい。
この構成によれば、圧力容器又は耐圧密閉容器内の気体を排出して内部を負圧とする工程の前に、前の運転時で用いられた水を水封式真空ポンプ内から排出し、その後水封式真空ポンプの運転を開始する。そして、水封式真空ポンプの運転が安定してきた後に、水封式真空ポンプ内に水を導入するので、ハウジングの底部に溜まった水を不規則に撹拌させることがなく、騒音を低減させることができる。
また、前記制御部は、運転停止前に、水封式真空ポンプが吸気する前記圧力容器又は前記耐圧密閉容器との間の接続を遮断し、水封式真空ポンプへの水の供給を遮断し、水封式真空ポンプを空転させることで封式真空ポンプ内の水を排水することを特徴としてもよい。
この構成によれば、まず圧力容器又は耐圧密閉容器との間の接続を遮断するので、運転停止後に圧力容器又は耐圧密閉容器への逆流を防止できる。そして、水封式真空ポンプの空転(吸気、給水を行わない状態で回転させる)により、水封式真空ポンプ内の水を排水できるので、部品の追加やポンプの加工等をしなくとも構成はそのままの状態で騒音を低減することができる。
本発明の水封式真空ポンプの制御方法及び滅菌装置によれば、水封式真空ポンプの騒音を低減することができる。
水封式真空ポンプの制御方法の第1の実施形態における接続構造を示す説明図である。 水封式真空ポンプの断面図である。 水封式真空ポンプの制御方法の第1の実施形態を示すフローチャートである。 水封式真空ポンプの制御方法の第2の実施形態における接続構造を示す説明図である。 水封式真空ポンプの制御方法の第2の実施形態を示すフローチャートである。 蒸気滅菌装置の略線図である。 図6に示した蒸気滅菌装置の水封式真空ポンプの制御方法を示すフローチャートである。 酸化エチレンガス滅菌装置の略線図である。 図8に示した酸化エチレンガス滅菌装置の水封式真空ポンプの制御方法を示すフローチャートである。 図9の続きのフローチャートである。
(水封式真空ポンプの制御方法)
まず、本発明の水封式真空ポンプの制御方法の第1の実施形態について説明する。図1に、水封式真空ポンプの接続構造を示し、図2に、水封式真空ポンプの断面図を示している。
水封式真空ポンプ10は、真空にする対象機器5に接続された吸気管6から空気を吸気し、また水封式真空ポンプ10からの排気は排気管7から排気される、吸気管6の中途部には、吸気管6を開閉する吸気バルブ4が設けられている。
また、水封式真空ポンプ10には、内部(ケーシング11の内部)に水を導入するための給水管21が接続されている。給水管21には、給水管21を開閉するための給水バルブ23が設けられている。
続いて水封式真空ポンプ10の内部構造について説明する。
水封式真空ポンプ10は、断面が円形に形成された概略円筒状のケーシング11と、ケーシング内部に配置されたインペラ12とを備えている。ケーシング11に対してインペラ12は偏芯した位置に設けられている。インペラ12は、図示しないモータに接続され、このモータの駆動により、回転駆動する。
ケーシング11の円筒端面には、吸気口14と、排気口15とが設けられている。
そしてケーシング11内には、封水が貯留している。インペラ12が回転駆動すると、封水は遠心力によりケーシング11の内壁面に沿ってリング状になる。
また、インペラ12はケーシング11に対して偏芯した位置に配置されているので、インペラ12の回転によって、インペラ12とケーシング11の内壁にリング状になった封水との間における隙間の容積が変化する。このため、吸気口14から吸入された空気が圧縮されて排気口15から排気される。
ところで、従来の一般的な水封式真空ポンプは、運転を停止中も封水はそのままケーシング11内に貯留されていた。したがって、運転開始時には、インペラ12が安定して回転するまでは、インペラ12が封水を不規則に撹拌して非常に大きな音が生じていた。
しかし、本発明では、運転開始前に封水を排水するように制御しているので、運転開始時にインペラ12が封水を不規則に撹拌することを防止している。
上記のような制御は、制御部24によって制御される。
制御部24は、ROM、RAMなどのメモリ25にCPUなどのプロセッサ26とから構成されており、水封式真空ポンプ10の動作制御を実行する。メモリ25には、予め制御プログラムP1が記録されており、プロセッサ26は制御プログラムP1に基づいて制御動作を実行する。
図3に、水封式真空ポンプの制御方法のフローチャートを示す。
本実施形態では、水封式真空ポンプの停止前に封水を排水してする方法を採用している。
まず、運転中の水封式真空ポンプ10に対して、制御部24が操作者からの指示(例えば、メインスイッチのオフ等)を検出すると、制御部24は、対象機器5への逆流を防止するため、吸気バルブ4を閉じる(ステップS01)。
次に、制御部24は、吸気バルブ4を閉じてから数秒間経過後、給水バルブ23を閉じて、水封式真空ポンプ10内への給水を停止する(ステップS02)。
ステップS01〜ステップS02の間では、給水が停止された水封式真空ポンプ10内で、まだ回転中のインペラ12によって、内部に貯留されていた封水が排気口15から排出される。
制御部24は、給水バルブ23を閉じてから数秒間経過後、インペラ12を回転させるモータを停止させ、水封式真空ポンプ10の停止させる(ステップS03)。
次に、水封式真空ポンプ10の運転を開始する際には、制御部24は、給水バルブ23を閉じたままで水封式真空ポンプ10の運転を開始する(ステップS04)。すると、封水が無い状態でインペラ12が回転するので、この時点において、インペラ12が不規則に封水を撹拌することを原因とする騒音が発生しない。
そして、数秒間経過後、インペラ12の回転が安定したところで、制御部24は、給水バルブ23を開けて、水封式真空ポンプ10内に水を導入する(ステップS05)。そして、制御部24は、吸気バルブ4を開け(ステップS06)、対象機器5からの吸気を開始する。
対象機器5からの吸気が開始されることによって、水封式真空ポンプ10定常運転となる。
定常運転の後、水封式真空ポンプ10の運転を停止させる場合には、上述したステップS01〜ステップS03の動作が実行され、運転が停止する。
ちなみに、本実施形態による水封式真空ポンプの制御方法によれば、運転開始時の騒音が従来は71dBであったところ、63dBに低減させることができた。
次に、水封式真空ポンプの制御方法の第2の実施形態について説明する。図4に、水封式真空ポンプの接続構造を示し、図5に、第2の実施形態のフローチャートを示している。なお、上述した実施形態と同一の構成要素について同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態では、水封式真空ポンプ10の内部(ケーシング11の内部)の封水を排水するための排水管18が、水封式真空ポンプ10に接続されている。排水管18には、排水管18を開閉する排水バルブ20が設けられている。
このように、本実施形態では、封水を排水するのに、インペラ12の回転によってではなく、排水バルブの開閉によって行われる。
図5のフローチャートに基づいて、本実施形態の制御方法を説明する。
操作者からの指示(例えば、メインスイッチのオン)を検出すると(ステップS1)、制御部24は、水封式真空ポンプを駆動させる前に排水バルブ20を開く(ステップS2)。すると、ケーシング11内から封水が排水される。
制御部24は、排水バルブ20を開いてから予め設定された所定時間経過後、排水バルブ20を閉じ(ステップS3)、水封式真空ポンプ10の運転を開始する(ステップS4)。
制御部24は、水封式真空ポンプ10の運転開始から、数秒間経過後、給水バルブ23を開いて、所定量の封水をケーシング内に導入する(ステップS5)。
水封式真空ポンプ10は、給水後は通常の状態となり、そのまま運転が続行される(ステップS6)。
このように、駆動開始前に排水バルブ20によって一旦封水を排水し、封水が存在しない状態で水封式真空ポンプ10の運転を開始するため、運転開始時にインペラ12とケーシング11内の封水が衝突して、封水を不規則に撹拌させることがなく騒音の発生を防止できる。
(蒸気滅菌装置)
次に、上述してきた水封式真空ポンプを用いた滅菌装置について説明する。
図6に、滅菌装置の一実施形態としての蒸気滅菌装置の略線図について示す。
蒸気滅菌装置30は、被滅菌物を収容する圧力容器32を有している。圧力容器32は、内缶35と外缶36とを有する二重缶構造となっており、内缶35と外缶36との間の隙間がジャケット部38である。内缶35内に、例えば、包帯、メス、鉗子又は手術着等の被滅菌物が収容される。以下、内缶35を滅菌室と称する場合もある。
ジャケット部38には、後述する飽和水蒸気が導入され、内缶35を所定温度となるように加熱させ、その温度を保持させることができる。
ジャケット部38には、飽和水蒸気を導入される給蒸配管41が接続されている。給蒸配管41には、給蒸配管41を開閉して飽和水蒸気のジャケット部38への導入の制御を行う給蒸バルブ44が設けられている。給蒸配管41の一端部は図示しないボイラに接続されており、ボイラで生じた飽和水蒸気は、給蒸配管41を通じてジャケット部38内に供給され、内缶35を加熱することができる。
給蒸配管41の中途部には、蒸気の供給を制御すべく管を開閉可能な給蒸バルブ44の他に、給蒸配管41内に蒸気が存するか否かを検出する給蒸圧力スイッチ45と、安全弁46が設けられている。
なお、内缶35の加熱に使用されて凝縮したドレンは、蒸気トラップ48が設けられた排出管49を通して、外部へ排出される。ここで、符号50が排出管49の開閉を行なうボールバルブである。
内缶35内に空気を導入するためのエア供給管が符号52である。エア供給管52にはエアフィルタ54およびエア供給バルブ55が設けられている。なお、このエア供給バルブ55は三方弁であって、三方のうち一方に飽和水蒸気を内缶35内に供給するための配管56が配設されており、三方弁の切換えによって配管56を通して、内缶35内に蒸気または空気が供給される。
内缶35内に供給されて被滅菌物を加熱して滅菌を施した水蒸気のドレンは、排出管58および蒸気トラップ60を経由して排出される。また、符号61は、排出管58を開閉するボールバルブである。
符号62は真空配管である。真空配管62は、内缶35内から排気、蒸気の排出等を行なうべく接続されている。真空配管62には、三方弁であるモータバルブ64が接続されている。モータバルブ64には、真空配管62と、水封式真空ポンプ10側からの配管67と、排出管58,49側に接続された排出管69とが接続されている。また、真空配管62の中途部には、滅菌圧力計68が接続されると共に、内缶35内の圧力を測定する圧力センサ70と、扉を開けることが可能かを判断するために、内缶35に圧力を有しているか否かを検出する安全圧力スイッチ72と、内缶35の温度を検出する内缶温度センサ74とが接続されている。
配管67と水封式真空ポンプ10との間には、シャワーノズルを有する給水プラグ76が接続されている。さらに、この給水プラグ76には、水封式真空ポンプ10に水を供給する給水管78が接続されている。給水管78には、管の開閉を行なう給水バルブ79が設けられると共に、給水管78に給水すべき水が存在しているか否かを検出する給水圧力スイッチ80が設けられている。
水封式真空ポンプ10には、内缶から吸気した排気及び排水をするための排気・排水管87が設けられている。排気・排水管87は排出管69に接続され、水封式真空ポンプ10内からの排気・排水を、ジャケット部38や内缶35からの排気・排水と一緒にして排出させることができる。本実施形態のように、水蒸気によって滅菌する滅菌装置では、滅菌室内の排気をする場合に、水蒸気を含有する気体を排気するので、水封式真空ポンプ10を用いることが好ましい。
また蒸気滅菌装置は、滅菌工程を制御する制御部82が設けられている。制御部82は、ROM、RAMなどのメモリ85にCPUなどのプロセッサ86とから構成されており、蒸気滅菌装置全体の動作制御を実行する。メモリ85には、予め制御プログラムP2が記録されており、プロセッサ86は制御プログラムP2に基づいて制御動作を実行する。
なお、本実施形態の制御プログラムP2は、水封式真空ポンプ10の動作制御も合わせて実行する。
続いて、蒸気滅菌装置の滅菌工程中の水封式真空ポンプ10の動作について、図7のフローチャートに基づいて説明する。
図7では、図3で説明した水封式真空ポンプの制御方法のフローチャートの一部を参照して滅菌装置の動作を説明する。図7の左側のフローが、本実施形態における水封式真空ポンプ10の基本的な動作フローであり、運転停止時に実行する制御をA工程、運転開始時に実行する制御をB工程と定義する。なお、本実施形態では、A工程、B工程における吸気バルブはモータバルブ64が該当し、給水バルブは、給水バルブ79が該当する。
まず、制御部82は、エア供給バルブ55を開いて、被滅菌物が収納された滅菌室を気密状態とする(ステップS10)。
コンディショニング工程(ステップS13)に移行するが、コンディショニング工程においては水封式真空ポンプ10を使用するので、水封式真空ポンプ10の運転開始時に実行するB工程が、コンディショニング工程に先だって行われる(ステップS11)。なお、B工程を実行する前提として、前に水封式真空ポンプ10を使用した際の運転停止時にA工程を実行していることが必要である。
コンディショニング工程では、滅菌室内を排気しつつ蒸気の供給を行ない、所定温度に到達したら蒸気の供給を停止するという作業を繰り返し行なうようにしている。このため、コンディショニング工程においては、水封式真空ポンプ10の運転停止時のA工程、運転開始時のB工程、運転停止時のA工程の3つの工程を繰り返し実行する。
なお、本明細書中では、上記加温工程と加湿工程とを含めた工程をコンディショニング工程と呼んでいる。つまり、滅菌工程前に行なわれる、滅菌室及び被滅菌物の状態を整備する工程がコンディショニング工程である。
コンディショニング工程では、水封式真空ポンプ10の運転と停止を繰り返し行うので、従来の滅菌装置では、騒音が繰り返し続いていたが、本実施形態によれば、このような騒音を低減することができる。
コンディショニング工程の終了時には、水封式真空ポンプの停止時のA工程を実行済みであるので、水封式真空ポンプ10内の封水は排水されている。
コンディショニング工程の次に滅菌工程(ステップS14)が実行される。
滅菌工程では、制御部82は、給蒸バルブ44を開いて、ジャケット部38及びジャケット部38を経由して滅菌室内に飽和水蒸気を導入し、滅菌室を所定温度・所定圧力で所定時間保持する。これにより、滅菌室内の被滅菌物に付着していた細菌等を滅菌することができる。
滅菌工程の後は乾燥工程(ステップS16)が行われる。
乾燥工程では、水封式真空ポンプ10を使用するため、水封式真空ポンプ10の運転開始時に実行するB工程が、乾燥工程に先だって行われる(ステップS15)。
乾燥工程では、制御部82は、水封式真空ポンプ10を用いて、滅菌工程で使用した水蒸気を滅菌室及びジャケット部38から排出させる。乾燥工程においては、水封式真空ポンプ10の駆動により滅菌室内が減圧状態となり、被滅菌物に付着した水分が蒸発して乾燥する。
そして、減圧状態となってから所定時間経過後、制御部82は、エア供給バルブ55を開いて外気を導入させる。さらに、制御部82は、外気導入後、水封式真空ポンプ10を用いて、導入した外気を滅菌室及びジャケット部38から排出させ、滅菌室内を減圧状態とする。
このように、乾燥工程においては、水封式真空ポンプ10の運転停止時のA工程、運転開始時のB工程、運転停止時のA工程の3つの工程を繰り返し実行する。
最終的には、運転停止時のA工程を実行して水封式真空ポンプ10の運転を終了する。
なお、乾燥工程においても、水封式真空ポンプ10の運転と停止を繰り返し行うので、従来の滅菌装置では、騒音が繰り返し続いていたが、本実施形態によれば、このような騒音を低減することができる。
このように、蒸気滅菌装置では、全滅菌工程中に多数回、駆動を開始する場合があるが、従来の制御では、その都度水封式真空ポンプ10から騒音が発生していた。しかし、本実施形態によれば、騒音の発生を防止でき、特に病院等に設置される蒸気滅菌装置の静粛性を確保することができる。
(酸化エチレンガス滅菌装置)
上述してきた水封式真空ポンプを用いる滅菌装置として、蒸気を滅菌剤として用いる蒸気滅菌装置ではなく、酸化エチレンガスを滅菌剤として用いる酸化エチレンガス滅菌装置について説明する。
図8に、酸化エチレンガス滅菌装置の略線図を示す。
本実施形態の酸化エチレンガス滅菌装置90も蒸気面装置と同様に、被滅菌物を収納する内缶35と、内缶35と外缶36との間ジャケット部38が形成された二重缶構造の圧力容器32を有している。以下、内缶35を滅菌室と称する場合もある。
図8の符号100は内缶35内に清浄空気を導入するためのエアフィルタである。エアフィルタ100からエア供給管102を通った清浄空気は、エア供給バルブ104を介して内缶35内に導入される。
酸化エチレンガスは、ボンベ(図面上ではE.O.Gと表記する。)内に封入され、ボンベが接続されたガス供給管105を通して内缶35内に供給される。ガス供給管105は、ガスフィルター107、給ガス弁108、気化器110を介して内缶35内に酸化エチレンガスを導入することができるように接続されている。なお、ガス供給管105とエア供給管102とは途中で1本になるように接続されている。ガス供給管105とエア供給管102の接続部分には安全弁111が設けられている。また、内缶35内を加湿するために、図示しない蒸気発生装置が蒸気配管112、加湿弁114を介して内缶35へ接続されている。
水封式真空ポンプ10は、内缶35から外部へ向かって延びる排気管116に接続され、内缶35内の空気を引いて減圧状態にすることができる。排気管116には、排気管116を開閉するバルブ129が設けられている。
また、水封式真空ポンプ10には、給水管124が接続されている。給水管124の中途部には、給水管124を開閉する給水バルブ125が設けられている。給水管124は、水封式真空ポンプ10の接続前に分岐し、ジャケット部38に接続されている。
水封式真空ポンプ10には、内缶35から吸引した排気・排水を排出するための排気・排水管126が接続されている。
また、圧力容器32には、少なくとも2つの温度センサが設けられている。そのうちの一方が外缶温度センサ128であって、外缶36の温度を測定している。2つの温度センサのうちの他方が内缶温度センサ130である。内缶温度センサ130は、内缶35内の温度を測定するようにしている。圧力センサ132は、内缶35内の圧力を測定することができるように内缶35内に接続されている。
また酸化エチレンガス滅菌装置は、滅菌工程を制御する制御部142が設けられている。制御部142は、ROM、RAMなどのメモリ145にCPUなどのプロセッサ146とから構成されており、酸化エチレンガス滅菌装置全体の動作制御を実行する。メモリ145には、予め制御プログラムP3が記録されており、プロセッサ146は制御プログラムP3に基づいて制御動作を実行する。
なお、本実施形態の制御プログラムP3は、水封式真空ポンプ10の動作制御も合わせて実行する。
続いて、酸化エチレンガス滅菌装置の特に水封式真空ポンプ10の動作について、図9及び図10のフローチャートに基づいて説明する。
なお、酸化エチレンガス滅菌装置では、滅菌工程前に滅菌室内を一旦真空状態にする場合と、真空状態にしない場合の2種類の方法があるが、ここでは真空状態にする方法について説明する。
なお、図7と同様に、運転停止時に実行する制御をA工程、運転開始時に実行する制御をB工程と定義する。なお、本実施形態では、A工程、B工程における吸気バルブはバルブ129が該当し、給水バルブは、給水バルブ125が該当する。
最初に滅菌室内が、水封式真空ポンプ10によって所定の真空度以下の所定圧力まで排気される真空工程(ステップS31)が行なわれる。真空工程では、水封式真空ポンプ10が使用されるので、真空工程に先だって、制御部142は、水封式真空ポンプ10の運転開始時に実行するB工程を行わせる(ステップS30)。
真空工程は、所定圧力にまで排気が行われたら終了する。続いてその圧力下において滅菌室への空気等の漏れ込みテストである、リークテストが行なわれる(ステップS32)。リークテストが終了すると、水封式真空ポンプ10の運転を停止するためのA工程が実施される(ステップS33)。
そして、水封式真空ポンプ10の運転停止後、加湿工程(ステップS34)が行なわれる。
加湿工程では、水封式真空ポンプ10を作動させながら、飽和水蒸気を滅菌室内に供給する。続いて、滅菌室内が所定温度に達したら飽和水蒸気の供給を停止し、滅菌室内の温度が所定温度以下になったら再度飽和水蒸気を供給する動作を繰り返し行なう。この動作によって滅菌室内が加湿される。
加湿工程においては、水封式真空ポンプ10の運転開始時のB工程、運転停止時のA工程の工程を繰り返し実行する。
最終的には、運転停止時のA工程を実行して水封式真空ポンプ10の運転を終了する。
加湿工程の後は、滅菌工程(ステップS34)が実行される。
滅菌工程では、水封式真空ポンプ10は使用されない。したがって、先の加湿工程の最後にA工程が実行されて、水封式真空ポンプ10は運転が停止したまま滅菌工程が行われる。
滅菌工程では、滅菌室内が所定の圧力になるまで酸化エチレンガスの供給が行われる。滅菌室内が所定の圧力に達したら、予め設定した温度で、予め設定した時間だけ滅菌が行われる。
滅菌工程は所定時間経過した後に終了する。この滅菌工程の終了時に、滅菌室内は強制排気される。このため、滅菌工程終了時には、水封式真空ポンプ10を駆動させる必要がある。
そこで、滅菌工程の終了前の所定時間になると、制御部142は、水封式真空ポンプ10の運転開始時のB工程を実行させ、強制排気の終了時には水封式真空ポンプ10の運転停止時のA工程を実行させる。
滅菌工程が終了後、洗浄工程(ステップS37)が行われる。
洗浄工程では、まずパルス洗浄がおこなわれ、次にブロー洗浄が行われる。ここで、パルス洗浄とは、滅菌室内の強制排気と、滅菌室への外気の吸気を交互に行うものであり、ブロー洗浄とは、滅菌室内の強制排気と外気の導入とを同時に行いつつ、排気の量をより多くして滅菌室を負圧の状態を維持するようにしている洗浄方法である。
このような洗浄工程を行うことで、滅菌室内の酸化エチレンガスや、被滅菌物に付着した酸化エチレンガスを効率よく確実に除去することができる。
このような各洗浄工程では、水封式真空ポンプ10を用いて滅菌室内の排気を行っているので、制御部142は、水封式真空ポンプ10の運転開始時のB工程、運転停止時のA工程の工程を繰り返し実行させる。
洗浄工程の終了により、基本的には全ての滅菌工程は終了し、作業者が滅菌室から被滅菌物を取り出すだけである。しかし、作業者が被滅菌物を取り出すまで、滅菌室内に被滅菌物が放置されていると、被滅菌物に酸化エチレンガスが付着している場合に、滅菌室内に酸化エチレンガスが滅菌室内に放出されて、滅菌室内の酸化エチレンガス濃度が高くなってしまう。すると、作業者が滅菌室から被滅菌物を取り出す際に危険な状態となる。
このため、洗浄工程終了後、所定時間経過したら被滅菌室内に放出された酸化エチレンガスを換気する必要がある。したがって、洗浄工程の後、作業者が被滅菌物を取り出すまでの間、所定時間おきに換気工程(ステップS42)が行われる。
換気工程は、作業者が滅菌室の扉を開けるまでの間、所定時間おきに滅菌室内の排気及び給気を行う動作である。排気には水封式真空ポンプ10が用いられる。
洗浄工程終了後、所定時間(例えば15分)経過しても滅菌室の扉が開けられなかったと制御部142が判断(ステップS41)した場合には、制御部142は、B工程を実行させて滅菌室内を排気させ、次にA工程を実行させて排気を停止させた後、モータバルブ55を開いて外気を導入させる。そして制御部142は、エア供給バルブ104を開いて滅菌室内に通常の空気を導入し、滅菌室内の空気を換気する。
このような換気工程について、制御部142は作業者が扉を開けるまで、所定時間おきに排気給気サイクルを繰り返し実行する。
このような酸化エチレンガス滅菌装置においては、全滅菌工程中に多数回、駆動を開始する場合があるが、従来の制御では、その都度水封式真空ポンプ10から騒音が発生していた。しかし、本実施形態によれば、騒音の発生を防止でき、特に病院等に設置される酸化エチレンガス滅菌装置の静粛性を確保することができる。
なお、酸化エチレンガス滅菌装置において、滅菌工程前に滅菌室内を真空状態にしない場合のであっても、上述したような水封式真空ポンプ10の制御を採用することができる。かかる場合であっても、制御部142は、最初に本発明にかかる水封式真空ポンプ10の制御を実行した後、加湿工程に移行する。
このような本実施形態によれば、騒音の発生を防止でき、特に病院等に設置される酸化エチレンガス滅菌装置の静粛性を確保することができる。
また、滅菌剤として気化させた過酸化水素や、ホルムアルデヒドガス(蒸気との混合を含む)を用いた場合の滅菌装置でも、上述したような水封式真空ポンプ10の制御を採用することができる。
(他の実施形態)
上述した蒸気滅菌装置及び酸化エチレンガス滅菌装置においては、封水を排水するのに、インペラ12の回転によってではなく、排水バルブの開閉によって行うようにしてもよい。
このような場合には、水封式真空ポンプ10に排水管と、排水管を開閉する排水バルブとを設け、運転開始前に排水バルブを開いて封水を排水し、回転が安定したところで給水バルブを開けて給水を開始させるようにしてもよい(図4、図5参照)。
このようにしても、水封式真空ポンプ10の騒音の発生を防止でき、特に病院等に設置される滅菌装置の静粛性を確保することができる。
なお、上述した各実施形態では、被滅菌物を収容する滅菌槽として二重缶構造の圧力容器について説明してきた。しかし、滅菌槽としては圧力容器に限定するものではなく、耐圧密閉容器であればよい。
5 対象機器
6 吸気管
7 排気管
10 水封式真空ポンプ
11 ケーシング
12 インペラ
14 吸気口
15 排気口
16 排水口
18 排水管
20 排水バルブ
21 給水管
23 給水バルブ
24 制御部
25 メモリ
26 プロセッサ
30 蒸気滅菌装置
32 圧力容器
35 内缶(滅菌室)
36 外缶
38 ジャケット部
41 給蒸配管
44 給蒸バルブ
45 給蒸圧力スイッチ
46 安全弁
48 蒸気トラップ
49 排出管
50 ボールバルブ
52 エア供給管
54 エアフィルタ
55 エア供給バルブ
56 配管
58 排出管
60 蒸気トラップ
61 ボールバルブ
62 真空配管
64 モータバルブ
67 配管
68 滅菌圧力計
69 排出管
70 圧力センサ
72 安全圧力スイッチ
74 内缶温度センサ
76 給水プラグ
78 給水管
79 給水バルブ
80 給水圧力スイッチ
82 制御部
85 メモリ
86 プロセッサ
90 酸化エチレンガス滅菌装置
100 エアフィルタ
102 エア供給管
104 エア供給バルブ
105 ガス供給管
107 ガスフィルター
108 給ガス弁
110 気化器
111 安全弁
112 蒸気配管
114 加湿弁
116 排気管
124 給水管
125 給水バルブ
127 排水管
128 外缶温度センサ
129 排水バルブ
130 内缶温度センサ
132 圧力センサ
142 制御部
145 メモリ
146 プロセッサ
P1 制御プログラム
P2 制御プログラム
P3 制御プログラム

Claims (6)

  1. 水封式真空ポンプの駆動を制御する制御方法において、
    運転開始前に水封式真空ポンプ内の水を排水し、
    水封式真空ポンプ内の水の排水終了後に、水封式真空ポンプの運転を開始することを特徴とする水封式真空ポンプの制御方法。
  2. 水封式真空ポンプ内の水の排水終了後に、水封式真空ポンプの運転を開始し、
    運転が安定した後に、水封式ポンプ内に水を導入することを特徴とする請求項1記載の水封式真空ポンプの制御方法。
  3. 運転停止前に、吸気する吸気対象物との間の接続を遮断し、
    水の供給を遮断し、
    水封式真空ポンプを空転させることで水封式真空ポンプ内の水を排水することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の水封式真空ポンプの制御方法。
  4. 被滅菌物を収容し、供給される滅菌効果のある流体によって滅菌が行われる圧力容器又は耐圧密閉容器と、
    前記圧力容器又は前記耐圧密閉容器内の気体を排出して内部を負圧とするための水封式真空ポンプとを具備する滅菌装置において、
    前記圧力容器又は前記耐圧密閉容器内の気体を排出して内部を負圧とする工程を実行する前に、水封式真空ポンプ内の水を排水し、
    水封式真空ポンプ内の水の排水終了後に、水封式真空ポンプの運転を開始して前記圧力容器又は前記耐圧密閉容器内の気体を排出して内部を負圧とする工程を実行するように制御する制御部を具備することを特徴とする滅菌装置。
  5. 前記制御部は、
    水封式真空ポンプ内の水の排水終了後に、水封式真空ポンプの運転を開始し、
    運転が安定した後に、水封式ポンプ内に水を導入するように制御することを特徴とする請求項4記載の滅菌装置。
  6. 前記制御部は、
    運転停止前に、水封式真空ポンプが吸気する前記圧力容器又は前記耐圧密閉容器との間の接続を遮断し、
    水封式真空ポンプへの水の供給を遮断し、
    水封式真空ポンプを空転させることで封式真空ポンプ内の水を排水することを特徴とする請求項4又は請求項5記載の滅菌装置。
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