JPH06510233A - サンプル管キャリア - Google Patents

Abstract

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Description

【発明の詳細な説明】 サンプル管キャリア 発明の分野 本発明は、一般に、自動化された装置によって処理されるべき個々の標本を操作 するための装置に関する。より具体的には、本発明は、自動化された分析装置と 組み合わせて使用するための標本サンプル管、セル、キュベツトその他を貯蔵し そして輸送するための、連結できるサンプルキャリアに関する。本発明は、血液 、生理学的液体その他の生物学的サンプルを試験し分析するに際して使用するた めの、自動化された化学的分析器及び関係する装置において特に有用である。

発明の背景 広範な種々の自動化された臨床的分析器が、当分野で知られており且つ、病院、 診療所、及び研究実験室において広く使用されている。そのような装置のうち特 に一般的な例は、一連の異なった試験が同時に且つ相互に平行して行われるもの である、マルチチャンネル型の分析器である。典型的なマルチチャンネル分析器 は、一般に、サンプル中の反応速度、成分濃度その他を測定するために、光学系 と組み合わせて、サンプル中に存在する特定の成分と反応させるだめの液体又は 固体の試薬を利用している。

これらの光度測定法手順を実施するために用いられる通常の方法は、サンプル溶 液を透明な壁を備えた小さいセル、管、又はキュベツトに入れ、そして該サンプ ル溶液を光源と光感受性の検出器要素との間に挿入することである。各サンプル について多数の試験を同時に実施するため、現行の大半のマルチチャンネル分析 器は、最初に機器に供給された一層多いサンプル量から採られる、多数の小さな サンプル部分量を利用する。これらの一層多いサンプル標本は、様々なサイズ及 び形状のセル又は管中に貯蔵され操作される。もっとも普通のものは円形の、縦 長のサンプル管又は試験管であり、一方他のものには、長方形又は正方形のセル 及び代わりの形状のものが含まれる。この形式の個別的サンプル処理は、一層初 期の貫流型の装置に関連してあったような相互汚染の問題を回避する。

マルチチャンネルの自動化された分析器は、広く受け入れられているものの、そ れらの使用に関連しである種の欠点がある。例えば、サンプル管の精密且つ正確 な取扱いを提供するためには、種々のサンプル部分量が自動的に且つ一貫して必 要に応じて除去されるよう、装置内の管を正確に配置し整列させることが必要で ある。加えて、多数の試験結果を正しいサンプルと正しく相関づけるため、正確 な同定及び追跡システムを使用しなければならない。その結果、種々の特化した サンプルセル及び同定手段が当分野で開発されてきた。残念なことに、大多数は 機器特異的であり、適切なサンプル管に正しく包装された又は潜在的に扱いにく いアダプターで修正したサンプルに対してのみに、該特定の装置の適用可能性を 限定している。加えて、単純なミスがサンプルの全試験を無駄にしてしまうこと もあり得るため、これらの機器を効果的に操作するためには比較的高度に訓練さ れた要員が必要である。

大きなサンプルバッチの輸送、整列、及び追跡の必要性を効果的に取り扱うため には、殆どの先行技術のマルチチャンネル分析器は、分析器の投入領域内に配置 するに先立ってサンプル管と共に組織され装填されるものであるサンプル管ラッ ク又は回転台を利用している。これらのラックは、サンプル管の取扱い、原液貯 蔵及び同定に関しである程度の利便性を提供するものの、それらは、一旦一連の 流れが開始した後は、分析器装置を中断することを実質上不可能にし、更にまた 、個々のサンプル管の取扱いに関しである程度の制限を課す。

これらのタイプの自動化された分析装置に関連したもう一つの重要な欠点は、そ れらの比較的長く複雑な準備時間及びその結果として組織されたサンプルの順序 及び流れを中断することができないために、緊急の「静止」試験を実施すること ができないことである。

同様に、比較的まれな出来事ではあるが、もしもサンプル管が破断し又は漏れを 生じたようなとき、もしサンプルの追跡を失うことなく機器が中断できるのでな ければ、サンプルの処理全体が危機に瀕するであろう。

サンプル管の取扱いの代わりのアプローチは、ラック内に貯蔵されそしてコンベ アライン中に装填される個別のサンプル管キャリアの開発であった。例えば、１ ９７５年ｌθ月２８日に発行された米国特許第３、９１６．１５７号は、自動化 された分析器を通してキャリアを輸送するためのギア付きコンベア軌道とかみ合 うスロットのある基部を備えた試験管のための標本キャリアを図解している。加 えて、サンプルキャリアが同定てきるように各キャリアにはそれ自身の同定タッ グが備えられている。代わりのサンプル容器が、１９６７年１１月７日に発行さ れた米国特許第３．３５０．９４６号に開示されている。このシステムは、回転 台に挿入できるようにしている垂直な丁字形フランジを備えたバイアルを利用し ている。機器読み取り可能な夕・ノブが、追跡目的でバイアルに取り付けられて いる。同様に、１９９０年７月３１日に発行された米国特許第４．９４４．９２ ４号もまた、ベルト様コンベアに沿って回動する試験管ホルダーを開示している 。

嵩張った回転台と同様なサンプル管取扱装置に関連した初期の欠点の幾つかを克 服するのに有効ではあるものの、これらの装置は、機器の性能を危うくすること なしに種々のサンプル管のサイズ及び形状を取り扱うために直ちに自己調整する 、調整可能なサンプル管キャリアの需要を処理することはできていない。更に、 操作者が個々のサンプルのバルク量と同様側々のサンプルを簡便に操作し又は貯 蔵することをも許容するような、サンプルキャリアシステムを提供する必要が残 っている。

自動化された分析器システムと直ちにインターフェースし然もサンプル投入のた めの中断と「静止」試験とを許容するようなサンプル管キャリアに対する需要が 存在する。サンプル管を損傷から防護し然も分析装置の工程を中断することなし に、欠陥のある又は壊れた管が除去されることを許容するようなサンプル管キャ リアに対してもまた需要が存在する。更に、医療分野及び関連専門職にとって、 自動化された処理装置を効果的に操作するに必要な熟練の水準を簡単にしたサン プルキャリアを提供するならそれは、有意に利益のあることであろう。

従って、同一のキャリアと解放可能に連結できて最初の取扱と輸送とのための安 定な列及びラックになることができ、然も、自動的処理のために個々の及びバル ク形式の双方において自動化されたコンベア搭載システムと直ちにインターフェ ースするような、サンプル管キャリアを提供することは、本発明の一目的である 。

種々のサイズ及び形状のサンプル管又はセルを解放可能に受入れて保持するため に自己調整するようなサンプル管キャリアを提供することは、本発明の更なる一 目的である。

サンプルの部分量が正確に且つ反復可能にサンプル管の中心から抜き取られるこ とのできるよう、サンプル管の垂直な中心線をサンプル管キャリアのそれと自動 的に整列させるような、サンプル管ギヤリアを提供することは、本発明の更なる 一目的である。

最新の自動化された分析装置と直ちにインターフェースし然も操作者を複雑な取 扱と記録保持機能から解放するようなサンプル管キャリアを提供することは、本 発明の更なる一目的である。

堅牢であり、製造し操作するのに単純であり且つ高価でなく、そして操作者の安 全性を高めるサンプルギヤリアを提供することは、本発明の更なる一目的である 。

発明の要約 これら及び他の目的は、その広い構造的な面に従って、アダプター又は複雑な調 整できる特徴部を備えることなしに広範な種々のサンプル管形状及びサイズを確 実に保持し、心合わせしそして輸送する、連結可能なキャリアを提供する本発明 のサンプル管キャリアによって達成される。更に、本発明のサンプル管ギヤリア は、込み人、っておらず、堅牢であり、軽量であり、操作において安全てあり、 そして操作か容易であって、たとえ比較的熟練していない操作者によっ′Ｃ使用 することをも簡単且つ便利に（７ている。更に、本発明のサンプル管キャリアは 、バルクサンプルの操作及び貯蔵のために個々の列又はラック群を形成するため に連結されることができ、然も、処理装置コンベア及び輸送手段との単純な、融 通のきく方式の自こうして、操作において、サンプル管は単に該多角形の本体の 型動化されたインターフェースを提供する。

より具体的には、本発明の広い構造的な面に従って、連結可能なサンプル管キャ リアが、軽量の、好ましくはプラスチックの、長手方向に対称な垂直に配向した 縦長の、多角形の形状のキャリア本体より形成される。この多角形は、プラスチ ック又は金属のような強い軽量の材料よりなる単一の又は多部品よりなる本体よ り形成されており、直角に又は垂直に配置された少なくとも２対の、一般に長方 形の相互に対向させた垂直な面の、直角に又は垂直に配置された少なくとも２対 を形成している、少なくとも４つの一般に平面の外部側面を有するよう形状が与 えられている。本体の基部は、スライド表面、好ましくは平面である一方、最上 部表面には、本体部材の長手（垂直）軸の少な（とも一部分に沿って形成された 垂直な空洞内へと延びる、中心穴が備えられている。この垂直な空洞又は穴は、 自己調整管配置手段及び自己心合わせ管配列手段の利用による取扱と処理のため に、種々のサンプル管を解放可能に受入れて正しい配向に保持するよう適合させ である。

本発明のこの好ましい具体例においては、垂直な空洞内にサンプル管を解放可能 に受け入れて保持するための自己調整配置手段は、該多角形の本体の最上部表面 にある中心穴の周りに配置されて該垂直な空洞内へと、該空洞内のある位置へと 角度をもって且つその側面からは間隔を開けて延びる、複数の対向させた付勢バ ネで形成されている。該自己心合わせ手段は、該垂直な空洞の基部内に備えられ た一般にロート形の円錐の又は放物線様の窪みて又は該空洞内に挿入されたサン プル管の底とがみ合うために該空洞の基部に配列された傾斜した平面によって、 形成されていてよい。

かり又はサンプルキャリアが輸送若しくは操作される際に突出した直軸に沿って 最上部開口又は穴から、対向させた付勢バネが管の寸法に合わせて自己調整しそ して骸骨の底とかみ合う抜穴のロー［・形の基部と一緒になって骸骨を該多角形 の本体内において確実な、垂直に配向Ｌ７た整列に管を心合わせするところであ る、該垂直の空洞内へと挿入される。サンプル管の除去も同様に、この機能を妨 害し又は複雑化する如何なるクリップ、クランプ又はアダプターもないことから 、該垂直な穴から管を引くという簡単なことである。こうして、本発明のサンプ ル管キャリアは、約７ｍｍ乃至約１’７ｍｍの範囲の断面直径又は面を有する広 範な種々のサンプル管を確実に受け入れて保持することができる。加えて、管の 長さは、多角形の本体が末端が開放されていることから、例えば、５０ｍｍ乃至 １１０ｍｍまで変化することができる。

好ましくは、該多角形の外部側面を形成する一般に長方形の対向させた面には、 該垂直の空洞と交切する垂直のスロットが備えられている。このスロットは、自 動化された測光性分析装置が該サンプルキャリアの該垂直な穴内に配置されたサ ンプル管を障害物なく見ることができるようにしている。好ましくは、各スロッ トは、該多角形の本体の最上部表面から該垂直の空洞の基部へと延びる。しかし ながら、抜穴の自己調整位置決めバネと自己心合わせ基部との干渉を避けるため 、所望により、より短いスロット長も利用できる。

垂直のスロットの配置のため、該対向させた付勢バネ部材は、好ましくは隣接す る多角形の面の各交線に配置される。こうすることで、各付勢バネを確実に固定 するのに十分な本体材料が提供されるからである。この付勢バネ配置及び配向は また、操作者の服に引っ掛表面に誤ってかみ合うおそれのある、如何なる突出し たバネ又は表面をも除去するようにも機能する。結果として、この構成は、本発 明の安全且つ簡単な操作を容易にする。

処理装置コンベア、軌道その他とインターフェースする能力、及び簡便に操作さ れるキャリアラック又は鎖を形成するよう隣接のキャリアと連結する能力をサン プル管キャリアに与えるために、各サンプルキャリアには、２つの隣接するキャ リアを解放可能に連結するための手段、並びに、隣接するキャリア又は処理装置 とスライド係合するための手段が備えられている。

例えば、一対の対向させた垂直な面は、頭部の拡大した突出部材すなわちダブテ ィルのような部材を一方の面に、そして、対応して整列され且つ形状が与えられ た嵌め合い溝を他の対向させた面に備えることかできる。抜溝及び拡大した頭部 又はタブタイルは、突出した部材が隣接のキャリアの対応するがみ合い溝内へと がみ合う単純な水平のスライド運動によって隣接のキャリアが簡便に連結される ことを許容するよう、水平に整列される。一旦所定位置に入ると、該溝内に配置 された付勢バネが、隣接するキャリアの頭部の拡大した部材を解放可能にその位 置に係止する。この仕方で、如何なる数のキャリアからでも、連結されたサンプ ルキャリアの終わりのない鎖が創り出される。しかしながら、サンプル管群の便 利な操作のためには、外からの支持なしに一緒に留まる一つの列へと、５乃至１ ０個のキャリアが連結されるべきことが提案される。加えて、比較的平らな底ス ライド面のため、各列は、平らなテーブル、とい又はコンベアシュート上で直ち に操作されることができる。

更に、第２の対の対向する垂直な面には、隣接するキャリア、キャリア列を又は 処理装置をインデックスするための、水平に係合するスライド手段が備えられて いるべきことが好ましい。例えば、インデックスするための典型的な水平に係合 するスライド部材は、第２の対の対向させた長方形の面の一つから突出した水平 に整列させた部材から形成されている一方、対応して整列させた水平の溝が、こ の第２の対の対向させた面の第２の一般に長方形の面に備えられている。

この舌及び溝配列は、前述の解放可能な連結手段のような拡大した頭部を要しな い。寧ろ、インデックスするためのスライド手段の水平な舌及び溝は、各サンプ ルキャリア又は連結されたキャリア列が水平配置を保持しつつ相互にスライドす ることを可能にする。加えて、本発明のこの特徴は、バルクの便利な貯蔵又は取 扱のために、連結された列が多数のサンプル管よりなる安定なバルクラックへと インデックスされることを可能にする。

自動化されたサンプル管キャリアの操作、同定及び記録保持を容易にするために 、少なくとも１つの外面には、バーコードのような機器読み取り可能なマークが 備えられている。好ましくは、サンプル管（それらは本発明の一部を形成してい ないが、本発明と組み合わせて使用される）が、それら自身の機器読み取り可能 なマーク又はバーコードを含むことが想定されている。そうすることは、処理又 は貯蔵の間、個々のサンプル管及びキャリアが同定され、追跡され及び相関付け られることを可能にするからである。これはまた、各キャリア及びサンプル管側 々の人力による追跡の必要をなくならせる。

管キャリアの水平断面図である。

所望により、水平に係合するスライド部材を備えた第２の対の対向する面の少な くとも一つはまた、円錐形の穴のようなインデックスノツチをも備えている。こ れは、個々のサンプルキャリアが、静止している隣接のキャリアに対してその底 スライド表面に沿ってキャリアを水平にスライドさせるための簡単なプランジャ ー又はスライド装置を使用してキャリアのラック、列又は鎖に連結され及びこれ らから連結を解かれることができるよう、自動化された処理装置が該水平の係合 手段を明確にスライドさせ脱結合させることを可能にする。

本発明の他の特徴及び利点は、例示として本発明の原理を図解している添付の図 面と組み合わせることにより、続くその詳細な記述から明らかとなろう。

図面の簡単な記述 図１は、本発明の適合性と操作とを図解している、複数の連結可能なサンプル管 キャリアを装填した自動化されたサンプル処理装置投入トレーの平面図である。

図２は、その解放可能にリンクする特徴部を更に図解している、サンプル管キャ リアの一つの連結したラックの透視図である。

図３は、その典型的な構成を図解している、連結可能なサンプル管キャリアの分 解図である。

図４は、解放可能な係止する特徴部を図解している、２つの連結されたサンプル 管キャリアの垂直断面図である。

図５は、本発明の更なる特徴部を図解している、図４の平面５−５に沿って取っ た垂直断面図である。

図６は、図４の平面６−６に沿って取った、連結可能なサンプルされるものでな いということは強調されねばならない。にも関わら図７は、単一のサンプル管キ ャリアの上面図である。

図８は、本発明の自己調整し及び自己心合わせする特徴部を図解している、図７ の平面８−８に沿って取った垂直断面図である。

図９は、本発明の自己調整する特徴部を図解している、図８のものに類似の垂直 断面図である。

図１０は、本発明の多部品の、代わりの一具体例の分解した透視図である。

図１１は、該多部品の本体構成要素の組み立て及びインデックスを図解している 、図１３の平面１１−１１に沿って取った水平断面図である図１２は、該代わり の具体例の、自己調整し及び自己心合わせする特徴部を図解している、図１１の 平面１２−１２に沿って取った垂直断面図である。

図１３は、本発明の該代わりの具体例の組み立て及び特徴部を図解している、図 １１の平面１３−１３に沿って取った垂直断面図である。

詳細な記述 本発明のサンプル管キャリアは、広範な種々の自動化された標本操作又は処理装 置に適用でき、先行技術によっては従来得られなかった程度にまでサンプル標本 の、安全で、簡単で、便利で且つ適合性のある貯蔵及び操作を提供する。そのよ うなものとして、本発明の連結可能なサンプル管キャリアは、血液のような生理 学的又は生物学的サンプルの自動化された処理又は分析において使用するのに特 に好適である。従って、血液収集管の文脈において本発明の有益な特徴点及び利 点が論じられようが、本発明が血液分析のみに限定丁、マルナナヤンネル皿肢分 ｖｒ袈直の文脈における不発明のＤＩｌｍは、本発明の特徴及び利点を明瞭に説 明している。

先に詳述したように、初期の先行技術の自動化された分析装置は、血液収集管を 、個々にであれ多装置ラック又は回転台においてであれ、装置に導入するために 比較的熟練した操作者を典型的には必要とする。結果として、サンプル収集管の ラック又は回転台全体が、一体として動かされなければならず、そして分析器は 該回転台を操作しそして個々のサンプル管を処理するために、追加の機構を備え なければならない。更に、異なるサイズのサンプル収集管がこれら先行技術の分 析器に導入されるときには、個々の管を処理のために適正に配置するためには、 アダプター又は異なるサイズの回転台を利用しなければならない。

対照的に、本発明のサンプル管キャリアは、支持するラック、回転台及びアダプ ターを利用する必要性を効果的に取り除き、そして広範な種々のサンプル収集管 、セル又はキュベツトを、一般的に許容できる範囲内において、形、基部形状、 直径又は長さに関わりなく取り扱う。等しく重要なことは、本発明のサンプル管 キャリアが簡便に取り扱われるマルチサンプルラック又はマガジンを形成するよ う一緒に連結でき、又は、代わりに、種々の長さの鎖を形成するよう連結できる ことである。

これらの特徴は、類似の要素が同一の参照番号を有している添付の図と組み合わ せて最もよく説明されている。先ず図１乃至９に図解された具体例に目を転する と、図１及び２は、本発明のサンプル管キャリアの、自動化されたサンプル管処 理装置とインターフエ−スする能力を示している。本発明の教示に従って構成さ れた、各々標本サンプル管１６を装填されている複数の連結可能なサンプル管キ ャリア１０．１２及び１４が示されている。サンプル管キャリア１０Ｓ１２、Ｉ ４及び他の同一のキャリアは、参照数字１８．２０．２２及び２４で一般的に示 された簡便なサイズのラック又はマガジンを形成するために、解放可能に一緒に 連結されている。好ましくは、ラック１８乃至２４は、４個乃至６個の解放可能 に連結された個々のサンプル管キャリアから形成される。これは、所望により手 で簡便に操作することのできる管キャリアのラックを提供することからである。

しかしながら、サイズ及び必要に応じて、代わりのサイズのラック又はサンプル マガジンを構成してもよい。

以下に詳細に記述するように、側々のラックは各々、一体として容易に操られ又 は操作される安定な、自己支持単位である。更に、図１に図解されたように、個 々のサンプル管キャリアの独特の構成は、多くのラックが図１の処理トレー２０ ０のような処理又は貯蔵トレー内に装填されることができるよう相互に直ちにイ ンターフェースするものである、ラックを作り出す。トレー２００は、垂直な側 壁２１０及び２１２と端壁２１４を備えた平滑な水平の基部表面より形成されて いる。可動の掃引隔壁又はフィンガー２１６が、トレー２００の対向する端壁を 形成している。ラック１８．２０．２２及び２４を閉じた、相互に且つ端壁２１ ４に対してインデックスされた形に維持するために、可動の隔壁２１６は、矢印 ２１８の方向へと掃引する。こうして、貯蔵目的には、きちんと並んだマルチサ ンプル列を形成するために、操作者は、単に複数の適当なサイズのサンプル管ラ ックをトレー２００内に装填する。サンプル管ラックの各々によって与えられる 支持的な相互作用及びスペースのために、事故、溢れ又は破損のおそれなしに、 各サンプル管１６は、相互に対して所定位置に確実に保持される。

同様に、各標本サンプルを自動化された処理装置内に投入するために、可動の隔 壁２１６は、全ラックを端壁２１４に当接する対抗する配置へ逐次的に送るよう 機能する。ここで、プランジャー２２０が、漸進的に各ラック（例えば、図１に 示したようにラック１８）を側壁２１２を通過してスライドさせ、そこでは、個 々のサンプル管キャリアと標本サンプル管のアセンブリーの各々が、装置（示さ ず）の自動化された取扱及び分析工程の一体的な部分として機能できるよう、ラ ックは漸進的に一度に−のサンプル管キャリアを切り離される。プランジャー２ ２０によって提供される単純な水平のスライド作用によって個々のラック１８． ２０．２２及び２４の各々が相互に対して操作されるのと同し仕方で、各サンプ ル管キャリア１０．１２及び１４は、矢印２２２て示したように、そのラック又 は隣接するキャリアの残りに対するそれ自身の水平運動によって解放可能に連結 又はアセンブルされ／切り離される。

当業者が認めるであろうように、好ましくはサンプル管キャリアと標本サンプル 管のアセンブリーは、処理装置を通じて取り扱われ及び処理されるとき一緒に留 まる。しかしながら、必要なら、サンプル管は、単純な垂直の引く又は押す運動 によって、除去され又は再装填されてもよい。処理の完了の時、個々のサンプル 管キャリア／サンプル標本管のアセンブリーは、逆の順序で、便利なサイズのラ ックへと再アセンブルされ、処理又は貯蔵トレーへと再装填されてよい。こうし て、単純な水平のスライド運動は、隣接するサンプル管キャリアを連結して、大 量のサンプル管の簡便且確実な貯蔵又は操作のために隣接のラックへ極めて接近 するよう水平に動かされるものであるラックを形成する。

個々及びバルクの双方において簡便に操作されるこの能力を高める本発明のサン プル管キャリアの特徴は、図２及び３に図解されたサンプル管キャリアの典型的 具体例に更に説明されている。各キャリアは、他のキャリア並びに分析器又は処 理装置内において達成すべき種々のタスクとインターフェースするための、必要 な機械的特性を含む。より具体的には、各キャリア１０の本体は、直角に又は垂 直に配置された少なくとも２対の対向させた垂直な長方形の面２６．２８．３０ 及び３２によって規定された、複数の一般に平面の外部側面を有する、長手方向 に対照的な、垂直に配向された縦長の多角形の本体として形成されている。相互 に対向させた垂直な長方形の面の第１の対は、垂直な長方形の面２６及び２８に よって規定されており、そして相互に対向させた第２の対は、垂直な長方形の面 ３０及び３２によって規定されている。

こうして、本発明のこの典型的な具体例においては、縦長の多角形の本体１０は 、長方形の面２６．２８．３０及び３２によって規定された４つの外部側面を有 する垂直に配向された長方形である。多角形の本体１０を長方形として形成する ことが製造容易性及び対称性の目的から好ましいとはいえ、一般的に対称な三角 形、五角形、六角形その他に形成された断面を有する垂直に配向された多角形を 含む、代わりの多角形の形状が本発明の範囲に入るものとして意図されているこ とも強調されなければならない。断面形状に関わりなく、多角形の本体１０には 、該多角形の本体１０の水平断面によって規定される多角形を一般的に有する底 スライド表面３４が備えられている。好ましくは、図４乃至９に示したように、 底スライド表面３４は、サンプル管キャリアｌＯの本体が底スライド表面３４上 に確実に座し然も図１に関連して諭したように水平な仕方で滑らかにスライドで きるよう、実質的に平面的且つ平滑であり水平に配置されている。この構成は、 本発明のサンプル管キャリアが、貯蔵目的のために安定に保たれることを可能に し然も相互にインターフェースし及び処理装置シュート、チャンネル、キャリア その他（示さず）とインターフェースするために、水平にスライドする仕方で滑 らかに操作されることを可能にする。

キャリア１０の最上部表面３６（図２及び３に示した）は、好ましくは、最上部 表面３６から底スライド表面３４の上方の点までキャリア１０の垂直な長手軸５ ４に沿って延びる垂直な空洞４０を規定する中心穴３８を備えた、平滑な、一般 に平面の水平な表面である。この仕方で、垂直な空洞４０は、サンプル管キャリ アＩＯの該多角形の本体の長手方向の限度の一部分に沿って延びる。やはり、垂 直の空洞４０が底スライド表面３４の上方の位置に終わるのが好ましい一方、こ の特徴が必須ではないということは認識されねばならない。従って、穴４０を所 望によりサンプル管キャリア１０を貫通して連続させることは、本発明の範囲内 である。そのようなサンプル管キャリア１０の代わりの構成は、垂直軸に沿った サンプル管１６の内容物の測光法的分析を容易にするてあろう。

本発明の重要な一面は、標本サンプル管１６を解放可能に受け入れる垂直の空洞 ４０の能力である。サンプル管１６を垂直な空洞４０内において一般に垂直に整 列した配置に解放可能に受け入れて保持するための手段に加えて、サンプル管キ ャリア１０はまた、管１６を垂直の空洞４０内に安定な一般に垂直に整列した心 合わせされた配置に配置するためにサンプル管１６を保持するための自己調整位 置決め手段、並びに、サンプル管１６を整列させるための自己心合わせ手段をも 備える。

垂直な軸５４に沿ったこの管１６の心合わせは、管１６からの標本サンプル部分 量の一貫した且つ反復可能な抜取りを容易にする。当分野で知られているように 、自動化された分析装置の大半は、管１６内に収容されているサンプルの一部分 を吸引するための下降するサンプルプローブを利用している。管１６の中心から サンプルの部分量を抜き取ることは、この機能を実施する最も正確な方法である 。なぜなら、それは、もし吸引プローブが管壁に近く配置されているなら起こる であろう不均一な流速という問題を回避するからである。上述のように、先行技 術のサンプル管の心合わせにおける試みは、当分野で知られた調整可能なサンプ ル管キャリアが典型的には、管のサイズに依存して、管を中心へ向けてでなくキ ャリアの側面へと押すものである側方バネ付勢装置を利用していることから、一 般に装置に特異的なサンプル管を要する。

本発明の典型的な具体例においては、サンプル管１６を解放可能に受け入れて保 持するための該自己調整の位置決め手段は、図３．７．８及び９に明瞭に図解さ れている複数の一般に対向させたバネ付勢部材４２．４４．４６及び４８より形 成されている。各バネ付勢部材４２．４４．４６及び４８は、一般に最上部表面 ３６に隣接した配置から、中心穴３８の周りに垂直な空洞４０の外周から離れる 角度にて、垂直の空洞内へと延びる。こうして、バネ付勢部材を、かどを設けて 下方へ、垂直な空洞４０内へと延ばすことによって、対向させたバネが、サンプ ル管キャリアｌＯに、広範な種々のサンプル管形状及び構成を受け入れて保持す るために、自己調節する能力を付与する。

例えば、現行のサンプル標本管の大半は、１０ｍ　ｍ乃至１７ｍｍの範囲の直径 を有する円柱状の、丸い又は平らな底の管である。同様に、当分野で、比較的標 準的なサンプル管長さは、約５５ｍ　ｍ乃至１１０ｍｍの範囲に発展してきた。

こうして、本発明の典型的な具体例においては、対向させたバネ付勢部材４２． ４４．４６及び４８は、直径約７ｍｍ乃至２０ｍｍの範囲のサンプル管サイズに 適合するよう構成されている。

加えて、サンプル管キャリアが、垂直の配置において管と共に水平な表面に沿っ て簡便にスライドするよう構成されていることから、標本管の全体の長さは、各 サンプル管キャリア内のそれらの配置に影響を与えない。こうして、標本管の長 さは、本発明のサンプル管キャリアによってではなく、利用するサンプル処理装 置の形状によってのみ制限される。

更に、当業者が認めるであろうように、少なくとも４つの対向させたバネ付勢部 材を利用することによって、本発明のサンプル管キャリアは、円形以外の断面形 状を有する標本管にも適合することができる。比較的一般的ではないとはいえ、 長方形又は切子面を有するセル若しくはキュベツトのような非円形の標本管は、 本発明のサンプル管キャリアに直ちに収容される。これらの筋道に沿って、４つ のバネ付勢部材が本発明の実施に必須ではないことが認識されなければならない 。寧ろ、少なくとも２つの及び好ましくは少なくとも３つのバネ付勢部材が、本 発明の所望の自己調整位置決め機能を達成する。

異なるサイズの標本サンプル管を収容するための本発明のサンプル管キャリアの 能力は、図８及び９において図解されている（図８の標本管１６は、図９の標本 管５０のそれよりもかなり大きな断面直径を有する）。バネ付勢部材４２．４４ ．４６及び４８のかどのある形状及びそれらの一般に弓形の形状のため、バネ付 勢部材は各標本サンプル管１６又は５０のそれぞれを、サンプル管キャリアｌＯ 内に安定に且つ確実に保持し位置決めするよう直ちに適合する。

標本サンプル管１６及び５０を、垂直な空洞４ｏ内において安定な、一般に垂直 の整列した中心位置に更に固定するために、サンプル管キャリアｌＯにはまた、 サンプル管の基部を整列させるための自己心合わせ手段が備えられている。図５ ．８及び９に示されているように、整列のためのこの自己心合わせ手段は、垂直 な空洞４０の基部における簡単なロート形の又は円錐系の窪み５２より形成され ている。好ましくは、円錐形の窪み５２は、垂直な空洞４０の垂直の長手軸５４ と整列する中心に配置された先端へ向けて先細っている平滑な対称な形状を有す る。この仕方で、標本サンプル管１６の基部は、対向させたバネ付勢部材４２． ４４．４６及び４８によって管１６の底の上方に与えられる、垂直軸５４に沿っ たサンプル管１６の心合わせされた整列と組合わさって作動する窪み５２によっ て、垂直軸５４に沿って心合わせされる自己調整位置決め手段と自己心合わせ整 列手段との前述の組合せの結果として、各サンプル管は、各サンプル管キャリア 内に、安定に然も解放可能に心合わせされ、整列され、配置されそして保持され る。更に、サンプル管キャリアが輸送又は処理される際に衣服又は機器表面に引 っ掛かり得る、潜在的に危険な突起が除去される。

これは、本発明のサンプル管キャリアの安全性及び操作の容易性を存意に高める 。

更なる安全性及び操作上の利点は、標本管が中心穴３８内に挿入されそしてバネ 付勢部材４２．４４．４６及び４８を通過して、サンプル管の基部が確実に窪み ５２と係合するまで押し込まれるものである、単純な垂直に整列された押さえ運 動によって標本サンプル管が各サンプル管キャリア内に配置されるという点にお いて、この構成によって同様に提供される。サンプル管の除去は、単に管を把持 して上方へ引くことによって達成される。こうして、サンプル管を確実に受け入 れて保持するための本発明のサンプル管キャリアの能力を除去することなしに、 アダプター、クリップ及び保持具が除去される。

この構成はまた、コストの削減を伴って、本発明の製造をも単純化する。例えば 、図３及び８に示したように、本発明のサンプル管キャリアを標本サンプル管を 垂直な形式で垂直な空洞４ｏ内に受け入れるよう構成することによって、各バネ 付勢部材を、単に各バネ付勢部材の基部にあるＵ字型の中子５６を、サンプル管 キャリア１０の最上部表面３６に形成された適当な寸法を与えた穴５８内へ挿入 することによって、サンプル管キャリアに取り付けることができる。各付勢バネ のかどのある又は弓形の形状は、次いで、装填され又は管キャリアから脱装填さ れる標本サンプル管キャリアの相対的な垂直運動に抗して、各Ｕ字形の中子５６ をその対応する穴５８内に保持するのを助けるように機能する。

好ましくは、この具体例のバネ付勢部材は、バネ鋼か又は他の弾力のある材料、 例えばプラスチック、鋼、ステンレス鋼、銅アロイ若しくは管キャリア１０の本 体を形成しているプラスチック材料と各Ｕ字形の中子５６が一層確実に係合する ことを可能にする複合材料等より形成される。当分野で知られている他の適当な 材料をバネ付勢部材を形成するために利用してよいが、これらの典型的な材料は 、製造容易性、効果的な操作及び低下するコストという理由から、好ましい。

本発明の更なる特徴は、各サンプル管キャリア及びその関連した標本サンプル管 を機器追跡する能力である。従って、少なくとも対向させた垂直な長方形の面２ ６．２８．３０及び３２の一つが、図３に図解されているバーコード条片６０の ような機器読み取り可能なマークを備えていることが望ましい。好ましくは、バ ーコード条片６０は、示されている長方形の面３０のような、管キャリア１０の 側面を形成しいる垂直な長方形の面の少なくとも一つに、確実に貼付される。加 えて、バーコード条片６０が該側面に直接描かれるか又は浮き彫りされることも 意図される一方、製造の容易性のためとそしてバーコード同定を修正する能力を 保持するために、バーコード条片６０は、管キャリア１０が操作される際にバー コード条片６０の縁が剥がれ又は表面に引っ掛かるのを防止するために対応する サイズを与えた窪み内において、長方形の面に接着固定されることが好ましい。

サンプル管キャリア１０がその長軸５４に対して対称であることから、処理操作 の際にマーク６０の機器読み取りを容易にするために、サンプル管キャリア１０ を軸５４の周りに回転させることが可能である。

この同じ対称性がまた、処理装置の経路において彎曲の周りや交差部位をうまく 通り抜けるサンプル管キャリアＩＯの能力を高める。こうして、次いで処理に際 して各サンプル管キャリアを読み取りそして同定するような装置内に、多数のサ ンプル管キャリアをランダムに装填することが可能である。

これらの筋道に沿って、標本サンプル管１６又は５ｏは本発明の一部とはみなさ れないものの、個々の標本サンプルの操作及び追跡を容易にするためには、図２ に図解したように各管１６が使用のためのそれ自身のバーコード条片６４を備え ていることが好ましい。管１６上のバーコード条片６４のみで各サンプル管及び サンプル管キャリアの組合せを同定するに十分であることを認識しなければなら ない。こうして、キャリア１０上のバーコード条片６ｏは、管１６上のバーコー ド条片６４への追加物として使用してよい。

バーコード条片６４のサンプル管キャリア１０に対する配置の感受性を減少させ るためには、垂直に配向された長方形の面２６．２８．３ｏ及び３２の各々が、 それぞれ、バーコード条片６４がサンプル管キャリアｌＯの外側から見えるよう 垂直な空洞４ｏと交切する垂直なスロット６６．６８．７０及び７２を備えるこ とが好ましい。こうすれば、図２に示したように、サンプル管キャリア１０．１ ２又は１４の最上部表面３６に対するバーコード条片６４の配置は、正確な機器 読み取りには無関係である。同じことは、サンプル管キャリア１０．１２又は１ ４の各長方形の面２６．２８．３０及び３２に対するバーコード条片６４の側方 配置に関しても真である。バーコード条片６４のマークが少なくとも垂直なスロ ット６６．６８．７０又は７２の一つ内に突出している限り、機器読み取りが可 能である。

この仕方で、本発明のサンプル管キャリアを利用して自動化された処理装置は、 個々の標本サンプル管及びその対応するサンプル管キャリアを読み取って同定し 及びこの一致を各サンプルの処理を通して維持することが可能である。同じ追跡 利点は、サンプル標本管及びそれらの関連したサンプル管キャリアの貯蔵の間に おいても達成できる。

独立して機能し又は自動化された処理装置内において相互に及び／又は輸送若し くは貯蔵機構とインターフェースする本発明のサンプル管キャリアの能力は、そ れらの水平に配置された底スライド表面と組合わさったそれらの各垂直軸の独特 の対称性と、そして各キャリアの、同時にスライド式に係合しそして直角に配置 された隣接のキャリアをインデックスすることができる一方で水平に係合しそし て隣接キャリアに解放可能に連結する能力とによって生み出される。これらの水 平に係合する、連結し又はスライドするインデックス機能は、各連結可能なサン プル管キャリアに導入されたそれ自身の機械的構造によって提供される。

より具体的には、水平に係合しそして隣接キャリアと連結するための好ましい手 段は、第１の対の対向させた垂直な長方形の面２６及び２８上に備えられている 。図２．４及び６に図解されているように、該水平に係合し解放可能に連結する 手段は、第１の対の対向させた垂直な面の一つ、示した具体例においては垂直な 長方形の面２８から突出している、水平に整列されたダブテイル部材７４のよう な頭部の拡大した突起を含んでなる。この文脈において、術語「水平に整列され た」は、ダブテイル部材７４の拡大した頭部が、各キャリア１０又は１２が相互 に対して水平にはスライドできるが相互に対して垂直にはスライドできないよう な、図４に示したように垂直方向に拡大しているものであることを意味する。水 平に係合しそして解放可能に連結するための手段の対応する部分は、第１の対の 対向させた一般に長方形の垂直な面の第２の面（示した具体例においては垂直な 長方形の面２６）に備えられた、整列されたダブティル溝７６のような嵌め合い 溝である。隣接するサンプル管キャリアｌＯ及び１２の間の相対的なスライド運 動によって、図１及び２に図解したように、サンプル管キャリア１２の面２８か ら突出している水平に整列されたダブテイル部材７４は、サンプル管キャリア１ ０の長方形の面２６に形成された嵌め合い溝７６と係合する。

更に、図３．４及び６に示されているように、ダブテイル溝７６は、隣接するサ ンプル管キャリアのダブティル部材７４を解放可能に係止するためにバネ付勢手 段を備えることが好ましい。より具体的には、この解放可能の係止特徴部は、ネ ジ８２によってダブティル溝７６内の水平の窪み８０内に取り付けられる付勢バ ネ７８によって与えられる。付勢バネ７８は今度は、ダブティル部材７４内の対 応して形状を与えられ配置された滑り止め８６に係合する、垂直に整列された突 起８４を備える。この係合は、図６の水平断面に、及び図４の垂直断面に、明瞭 に示されている。付勢バネ７８によって与えられるバネに付勢された解放可能な 係止の、水平にスライドする係合を容易にするために、ダブテイル部材７４には 、傾斜した垂直の縁８８及び９ｏが備えられている。

水平に係合するダプティルインターフェースとバネに付勢された解放可能な係止 どの組合せは、本発明のこれらの典型的なサンプル管キャリアに、前述の安定な 、自己支持の配列のラック、マガジン又は鎖へと連結する能力を与えるが、然も 、個々のサンプル管キャリアの各々は、単純な垂直に整列された水平の滑り運動 によって、その隣接する管キャリアから、分離できる。当業者が認めるであろう ように、これらの同じ相互係止する特徴部は、自動化された処理のためにそのよ うな装置において各サンプル管キャリア及びその関連した標本管を確実に然も解 放可能に取り付けるために、各キャリアを、サンプル処理装置コンベア又は輸送 システム（示さず）内の対応して形状を与えられた構造と確実に然も解放可能に 係合させるのに利用できる。

追加の貯蔵及び操作安定性は、隣接するキャリアをインデックスするための前述 の水平に係合するスライド手段によって、本発明のサンプル管キャリアに提供さ れる。好ましくは、インデックスするためのこのスライド手段は、垂直に配置さ れた解放可能な連結手段との衝突を回避するために、第２の対の対向させた垂直 な長方形の面（本具体例においては長方形の面３０及び３２）に備えられる。示 した具体例においては、インデックスするための水平に係合するスライド手段は 、図２．５．６及び７に示したような長方形の面３２から突出した水平に整列さ れた部材９２から形成されている。ダブテイル部材７４とは異なり、水平に突出 する部材９２は、拡大した頭部を備える必要がない。寧ろ、均一な又は外方へ先 細りとなる断面が好ましい。これは、隣接するキャリア又はラックが相互に沿っ て押される際に、水平な部材９２のその対応して整列された、その対向させた垂 直な長方形の面３０に備えられた溝９４との円滑な水平にスライドするインデッ クス機能を容易にするからである。

例えば、図１及び２に戻って、ラック２０に対してラック１８が水平に動くとき 、サンプル管キャリア１Ｏ１１２及び１４から突出している水平な部材９２は、 ラック２０の連結したサンプル管キャリア中の対応して整列された水平な溝に係 合する。インデックス手段には解放可能に係止するバネ付勢構造が備えられてい ないことから、個々のサンプル管キャリア又はラックは、水平に突出する部材９ ２及び対応する水平な溝９４の水平にスライドする保合機能により提供される、 転倒又は整列の乱れに対抗する一層の安定性を以て、相互に対して自由にスライ ドする。このインデックスインターフェースは、図１に示したようにサンプル管 キャリアラックのグループ化並びに各ラック又はサンプル管キャリアの相対的な 水平の動きを、安定化するよう機能する。更に、対応して係合する構造を自動化 された処理装置のコンベア、シュート又は管（示さず）に備えることにより、一 層の安定性及び確実性が提供される。例えば、水平にスライドするインデックス 機能は、図１に図解したように押され、アセンブルされ又は切り離される際に、 各サンプル管キャリアの転倒を防止する。

アセンブリ、切り離し又は水平なスライド輸送に際してサンプル管キャリアの整 列を容易にするためには、長方形の面２６．２８．３ｏ又は３２の少なくとも一 つにはインデックスノツチ９６が備えられていることが好ましい。図２．５及び ６に示されているように、インデックスノツチ９６は、長方形の面３２に備えら れていることが好ましい。

というのは、これは、図１において矢印２２２により示したような自動化された アセンブリー及び切り離しプランジャーと非常に明確な結合点を提供するからで ある。この理由から、インデックスノツチ９６は、解放可能な係止付勢バネ７８ によって与えられたバネ付勢に打ち勝つために水平の力が負荷されるときに、水 平に作動するプランジャーが確実にサンプル管キャリアをインデックスしそして キャリアの転倒や傾斜を避けるよう、一般に円錐形又は自己心合わせする形状の ものであることが好ましい。これらの筋道に沿って、垂直の揺れ、転倒又は傾斜 を防止するのを助けるために、この具体例においては底スライド表面３４が、平 滑な、一般に平面の、水平に配置された正方形の表面として形成されることが好 ましい。

本発明の代わりの具体例の一つが図１０乃至１３に図解されている。

この代わりの具体例は、それ自身に付随する利点を有する独特な２部品又は多部 品構造に、同じ機能的要素を導入している。従って、示した本発明のこれら２つ の具体例の間の共通の構造的特徴部及び要素を同定するのを容易にするために、 この代わりの具体例の類似の特徴部は、接頭辞「１００」を冠した同じ参照数字 を付されているであろう。こうして、図１０に図解されているように、典型的な 代わりのサンプル管キャリア１１０は、２つの相互係止するサブユニット、外側 本体部材＋１１及び内側本体部材１１３から構成される多角形の本体より形成さ れる。図ＩＯに図解されているサンプル管キャリア１１０の分解された構成は、 図３のキャリア１０に関して前に論じたものと同じ機能的特徴を生み出すが、し かし、相当に少ない別々にアセンブルされる要素を以てそうしている。こうして 、キャリアｌＯの場合と同様に、キャリア１１０の外側本体部材１１１は、少な くとも２対の直角に配置された対向させた垂直の長方形の面１２６．１２８．１ ３０及び１３２によって規定される、複数の一般に平面の外部側面を有する、長 手方向に対照的な、垂直に配向した縦長の多角形の本体を形成する。第１の対の 相互に対向させた垂直な長方形の面は、面１２６及び１２８によって規定されて おり、相互に対向させた第２の対は、面１３０及び１３２により規定されている 。

同様に、キャリア１１０の最上部表面１３６は、中心穴１３８を備えた平滑な、 一般に平面の水平な表面である。代わりのサンプル管キャリア１１０の２要素よ りなる構造のため、中心穴１３８によって規定される垂直な空洞＋４０は、前述 のサンプル管キャリア１０のそれよりも相当に開放されている。実際、外側本体 部材１１１は、中空であり、垂直の空洞１４０の形状は、図１１Ｓ１２及び１３ に示されているように、内側本体部材１１３が外側本体部材１１１内の配置に係 止されたときに達成される構造的な相互連結によって規定される。この相互係止 する係合は、外側本体部材１１１にある（突出している足９Ｉ、９３．９５及び ９７と一緒になって内側本体部材１１３を外側本体部材１１１内に確実に係止す るように機能する）穴１００にかみ合うよう付勢された、内側本体部材１１３の 係止部材９８によって達成される。

サンプル管キャリア１０のように、サンプル管キャリア１１０には、サンプル管 １６を解放可能に受入れて保持するための自己調整位置決め手段が備えられてい る。しかしながら、サンプル管キャリア１０の個々のバネ付勢部材４２．４４． ４６及び４８とは異なって、サンプル管キャリア１１０には、外側本体部材１１ １と一体の外側バネ付勢部材１４２．１４４　、１４６及び１４８と、内側本体 部材１１３と一体の内側バネ付勢部材４１．４３．４５及び４７とから形成され ている、２重の又は複合のバネ付勢部材が備えられている。

対向させたバネ付勢部材のこの構成は、幾つかの利点を提供する。第１に、複合 バネ付勢部材は、応力下にあるときにバネ材料の低温流れによって時間と共に生 じるであろう変形又は緩みに抵抗する。加えて、内側及び外側本体１１１及び１ １３が異なる材料で形成されることができることから、各複合バネは、異なるバ ネ係数を有する要素を備えることができる。こうして、内側バネ付勢部材４１． ４３．４５及び４７は、比較的堅い材料で作ることができる一方、外側バネ付勢 部材１４２．１４４．１４６及び１４８は、より柔かな、より適応性ある、自己 潤滑性の材料で作ることができる。同様に、材料強度の重要性が一層低い外側本 体部材１１１の比較的大きな構造を形成するためには、より高価でないプラスチ ック材料が利用できる。更に、サンプル管キャリア１１０がプラスチックででき ていると仮定すると、この構成は、錆を生じ得る比較的高価な金属の利用を排除 する。更に、製造の経済性が、多数の部品及びそれらの関連する製造及び組み立 て二コストを排除することによって、達成される。

す：／プル管キャリア１１０にはまた、サンプル管１６の基部を整列さモるため の自己心合わせ手段も備えられでいる。本発明のこの具体例（Ｊおいでは、自己 心合わせ手段（ｊ、垂直な穴１４０の中心に向かって傾いｌ−いる複数の傾斜さ ぜた平面５１．５３．５５及び５７より形成されている。１４１２及び１３に示 されでいるように、傾斜させた平面５Ｉ、５３．５５及び５７は、標本サンプル 管１６の基部に係合しそしてそれをサンプル管キャリア１１０の垂直軸に沿って 整列さゼる。これらの中心においてに交切する傾斜させた平面は、サンプル管キ ャリア１０のロート形又は円錐形の窪み５２ど同じように機能するが、然も一層 少ない材１でそうする。

サンプル管１゛ヤリア１１０にもまた、所望により、バーコード条片（示さず） を保持するために、垂直な長方形の面１３０に窪み１６２が備えられている。加 えて、す゛／プル管１６上のバーコード条片がキャリア１１０の外側から見える よう、垂直なスロット１６６．１６８．１７０及び１７２が、ぞれぞれ、垂直な 長方形の面１２６　、＋２８．１３０及び１３２に備えられている。平滑な、一 般に平面の底の水平なスフイ１ζ表面＋３４は、内側本体部材１１３の基部によ って形成されている。

サンプル管キャリア１ｏの水平に係合し解放可能に連結する手段に機能的には同 一であるものの、代わりのサンプル管キャリア１１０の独特な構成は、一つ又は より多くの外方へ突出した、相互に角度をもって対向させた、ダブティル突起の 拡大した頭部を規定する水平に整列された保合表面より形成された、水平に係合 し解放可能に連結する手段を生み出す。それらの相互に外方へ向かう角度付けに より、これらの表面は、サンプル管キャリア１ｏのダブティル部材７４のそれと 同一の仕方で機能するが、然し一層少ない材料でそうする。

こうして、図１１に図解し、ｔ、−ように、上側係合部材７１は、頭部の拡大し た突起の最上部表面を規定し、そしでその直丁に配置されたそれに平行な反対側 の表面は（示さず）、垂直な長方形の面１２Ｇに備えられたダブテイル溝１７６ にスライドして係合するものである、長方形の面１２８に備えられたダブティル の底表面を規定する。係合部材７１には、滑り止め１８６及び傾斜し、た垂直な 縁１８８及び１９０が備えられている。図ＩＩに示されているように、滑り止め １８６は、一体の付勢バネ１７８トの突起１８４によって係合さねて、隣接する サンプル管キャリアの水平に係合したダブティルインターフェースを確実に連結 するための、解放可能な係止特徴部を形成している。

同様に、ガンプル管キャリア１００場合のように、サンプル管キャリア１１０に は、隣接するキャリアをインデックスするための水平に係合するスライド手段が 備えられている。こうしで、垂直な長方形の面１３０には、水平な溝１９４が備 えられ、垂直な長方形の面１３２には、対応して整列させた水平の突出部材１９ ２が備えられている。こうして、代わりのサンプル管ギヤリア１１ｏは、前述の 具体例のそれと本質的に同一の仕方で機能する。

一定のサイズの回転台又はラックの必要を除去することにより、本発明のサンプ ル管キャリアは、当該技術において利用できなかった操作の柔軟性の度合いを増 す。種々の数のサンプルが簡便に処理でき、そして個々のサンプル処理が、回転 台の交換や処理装置を脱装填することなしに、「静止」試験のために中断てきる 。同様に、壊れた又は損傷を受（プたサンプル管を、全体の処理を中断すること なしに、それらのキャリアから「引抜く」ことができる。

前述のように、本発明のサンプル管キャリアの多角形の本体は、好ましくはプラ スチック又は金属のような、高価でない材料で形成される。こうして、キャステ ィング、射出成形、インベストメント成形、機械加工その他の適当な技術によっ てサンプル管キャリアを形成するために、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、 ポリプロピレン、ポリスルホン、アセテート、セルロースその他の適当な材料を 利用してよい。本発明の好ましい具体例の長手方向の対称性は、射出成形又はキ ャスティング製造技術に特に適しているということは、強調されねばならない。

これは、製造工程を非常に単純化し、関連の経費を削減する。しかしながら、意 図される操作環境のために必要に応して他の材料及び製造技術を利用してもよい 。こうして、必要に応じて複合材料又は金属から、より高温度適合性の又はより 高負荷適合性のサンプル管キャリアを形成することができる。この文脈において 、ここに記述した機能及び寸法は典型的であるに過ぎないということ、及び、代 わりの寸法が、本発明の範囲及び教示内のものとして利用できるものであるとい うことは、強調されねばならない。

こうして、終わりに当たり、ここに開示した本発明の具体例が本発明の詳細な説 明するものであるということ、及び、他の修正がその範囲内において採用できる ものであるということは、理解されねばならない。従って、本発明は、本明細書 に示され記述されたものに正確に限定されるものではない。

国際調査報告　ｏｒ□／ＩＫ　Ｑｔ／ｎ’、７ｔ４フロントページの続き （７２）発明者　スクリブナー、リチャード、ニーアメリカ合衆国９２６３１カ リフォルニア、フラートン、ハートフォードアベニュー （７２）発明者　マッツ乙ジョン アメリカ合衆国９２６３０カリフオルニア、エルトロ、ヴイアプリンセッサ　２ ４７２１

Claims (25)

【特許請求の範囲】
1. １．サンプル管及びサンプル管処理装置と共に使用するための、連結可能なサン プル管キャリアであって、直角に配置された少なくとも２対の実質的に垂直に配 向された一般に長方形の対向させた面によって規定された、複数の一般に平面の 外部側面を有する、長手方向に対称な垂直に配向された縦長の多角形の本体と、 一般に水平に配置された多角形の底スライド表面と、そして前記本体の長手方向 の限度の少なくとも一部分に沿って延びておりそして前記サンプル管を解放可能 に受け入れるのに適合させてある長手方向に配置された垂直な空洞を規定してい る、実質的に中心に配置された穴、を有する最上部表面とを含んでなり、対向さ せた面の前記対の第１のものが、隣接するキャリアと水平に係合しそして解放可 能に連結するための手段を含み、そして対向させた面の前記対の第２のものが、 前記キャリアを隣接するキャリアと又は前記処理装置とインデックスするための 水平に係合するスライド手段を含むものである、キャリア。
2. ２．前記実質的に垂直に配向された一般に長方形の対向させた面の各々が、前記 垂直な空洞と交切し且つ前記空洞の長さの少なくとも一部分に沿って延びる垂直 なスロットを備えているものである、請求項１のキャリア。
3. ３．前記外部側面の少なくとも一つの上に配置された機器読み取り可能なマーク を更に含んでなる、請求項１のキャリア。
4. ４．隣接するキャリアと水平に係合し解放可能に連結するための前記手段が、前 記第１の対の対向させた面の前記一般に長方形の対向させた面の一つから突出し ている少なくとも一つの水平に整列させた頭部の拡大した部材と、前記第１の対 の対向させた面の第２の一般に長方形の対向させた面に備えられた対応して整列 され形状を与えられた嵌め合い溝とを含んでなるものであり、前記嵌め合い溝が 、隣接するキャリアの突出した頭部の拡大した部材の少なくとも一つを解放可能 に嵌め合い係合に係止するためのバネ付勢部材を備えており、それによって、隣 接するキャリアが、一のキャリアの突出した頭部の拡大した部材の少なくとも一 つを、該隣接するキャリアの該対応して整列され形状を与えられた溝と解放可能 に係止された嵌め合い係合に入るようスライドさせることによって、解放可能に 連結されるものである、請求項１のキャリア。
5. ５．インデックスするための前記水平に係合するスライド手段が、前記第２の対 の対向して配置された面の前記一般に長方形の対向させた面の一つから突出して いる水平に整列された部材と、前記第２の対の対向させた面の第２の一般的に長 方形の対向させた面に備えられた対応して整列された水平な溝とを含んでなるも のである、請求項１のキャリア。
6. ６．前記サンプル管を解放可能に受入れて前記垂直な空洞内において安定な一般 に垂直に整列された配置に保持するための、自己調整位置決め手段を更に含んで なる、請求項１のキャリア。
7. ７．前記サンプル管を解放可能に受け入れて保持するための前記自己調節位置決 め手段が、複数の一般に対向させたバネ付勢部材を含んでなり、前記最上部表面 内の前記実質的に中心に配置された穴の外周に隣接した位置から前記垂直な空洞 内の位置まで、該バネ付勢部材の各々が角度をもって前記垂直な空洞内へと下へ 延びているものである、請求項６のキャリア。
8. ８．前記サンプル管を解放可能に受け入れて保持するための前記自己心合わせ手 段が、前記垂直な空洞内において前記サンプル管を整列させるための自己心合わ せ手段を更に含んでなるものである、請求項６のキャリア。
9. ９．前記自己心合わせ手段が、前記垂直な空洞の基部を形成するロート形の窪み を含んでなるものである、請求項８のキャリア。
10. １０．前記自己心合わせ手段が、前記穴の中心へと傾いている複数の傾斜させた 平面を含んでなるものである、請求項８のキャリア。
11. １１．前記多角形の本体が長方形である、請求項１のキャリア。
12. １２．前記多角形の底スライド表面が正方形である、請求項１１のキャリア。
13. １３．サンプル管及びサンプル管処理装置と組合せて使用するための連結可能な サンプル管キャリアであって、直角に配置された少なくとも２対の実質的に垂直 に配向された一般に長方形の対向させた面によって規定された、複数の一般に平 面の外部側面を有する、垂直に配置された縦長の多角形の本体であって、対向さ せた面の前記対の第１のものが、隣接するキャリアと水平に係合しそして解放可 能に連結するための手段を含み、そして対向させた面の前記対の第２のものが前 記キャリアを隣接するキャリアとインデックスするための水平に係合するスライ ド手段を含むものである、本体と、 一般に水平に配置された平面の長方形の底スライド表面と、そして 前記本体の長手軸の少なくとも一部分に沿って延びる垂直な空洞を規定する中心 穴を備えた最上部表面であって、該空洞が前記サンプル管を解放可能に受け入れ て保持するのに適合させてあるものである最上部表面と、を含んでなるものであ るキャリア。
14. １４．前記実質的に垂直に配向された一般に長方形の対向させた面の各々が、前 記垂直な空洞と交切し且つ前記空洞の長さの少なくとも一部分に沿って延びる垂 直なスロットを備えているものである、請求項１３のキャリア。
15. １５．前記外部側面の少なくとも一つの上に配置された機器読み取り可能なマー クを更に含んでなる、請求項１３のキャリア。
16. １６．隣接するキャリアを水平に係合して解放可能に連結するための前記手段が 、前記第１の対の対向させた面の前記一般に長方形の対向させた面の一つから突 出している、少なくとも一つの水平に整列させた頭部の拡大した部材と、前記第 １の対の対向させた面の第２の一般に長方形の対向させた面に備えられた対応し て整列され形状を与えられた嵌め合い溝とを含んでなり、前記嵌め合い溝が、隣 接するキャリアの頭部の拡大した部材の少なくとも一つを解放可能に嵌め合い係 合に係止するためのバネ付勢部材を備えており、それによって、隣接するキャリ アが、一のキャリアの頭部の拡大した部材の少なくとも一つを、該隣接するキャ リアの該対応して整列された溝と解放可能に係止された嵌め合い係合に入るよう スライドさせることによって、解放可能に連結されるものである、請求項１３の キャリア。
17. １７．インデックスするための前記水平に係合するスライド部材が、前記第２の 対の対向させた面の前記一般に長方形の対向させた面の一つから突出している水 平に整列された部材と、前記第２の対の対向させた面の第２の一般に長方形の対 向させた面に備えられた対応して整列された水平な溝とを含んでなるものである 、請求項１３のキャリア。
18. １８．前記サンプル管を解放可能に受け入れて前記垂直な空洞内において安定な 一般に垂直に整列された配置に保持するための自己調整位置決め手段を更に含ん でなる、請求項１３のキャリア。
19. １９．前記サンプル管を解放可能に受け入れて保持するための前記自己調整位置 決め手段が、複数の一般に対向させたバネ付勢部材を含んでなり、該バネ付勢部 材の各々が、前記最上部表面にある前記実質的に中心に配置された穴の外周に隣 接する位置から前記垂直な空洞内の位置へと前記垂直な空洞内へと角度をもって 下方へ延びているものである、請求項１８のキャリア。
20. ２０．前記サンプル管を解放可能に受け入れて保持するための前記自己調整位置 決め手段が、前記垂直な空洞内において前記サンプル管を整列させるための自己 心合わせ手段を更に含んでなるものである、請求項１８のキャリア。
21. ２１．前記自己心合わせ手段が、前記垂直な空洞の基部を形成している複数の傾 斜させた平面を含んでなるものである、請求項２０のキャリア。
22. ２２．サンプル管及びサンプル管処理装置と組み合わせて使用するための、連結 可能なサンプル管キャリアであって、面角に配置された２対の実質的に垂直に配 向された一般に長方形の対向させた面によって規定された外部側面を有する、垂 直に配置された多角形の本体であって、前記面の各々がその長さの少なくとも一 部分に沿って延びている垂直なスロットを備え、対向させた面の前記対の第１の ものが、隣接するキャリアと水平に係合して解放可能に連結するための手段を含 み、そして対向させた面の前記対の第２のものが、前記キャリアを隣接するキャ リアとインデックスするための水平に係合するスライド手段を含むものである、 本体と、 水平に配置された平面の底スライド表面と、前記本体の長手軸の少なくとも一部 分に沿って長手方向に延びている垂直な空洞であってその基部においてロート形 の窪みを備えているものである空洞を規定している中心穴を有する最上部表面と 、 前記サンプル管を解放可能に受け入れて前記垂直な空洞内において安定な、垂直 に整列された配置に保持するための自己調整位置決め手段と、そして 前記面の少なくとも一つに配置された機器読み取り可能なマークと、を含んでな るキャリア。
23. ２３．隣接するキャリアと水平に係合し解放可能に連結するための前記手段が、 前記第１の対の対向させた面の前記一般に長方形の対向させた面の一つから突出 している水平に整列された頭部の拡大した又はダブテイル部材と、前記第１の対 の対向させた面の第２の一般に長方形の対向させた面に備えられた対応して整列 された嵌め合いダブテイル溝とを含んでなるものであり、前記嵌め合いダブテイ ル溝が、隣接するキャリアの頭部の拡大した又はダブテイル部材を解放可能に嵌 め合い係合に係止するためのバネ付勢部材を備えており、それによって、隣接す るキャリアが、一のキャリアの頭部の拡大した又はダブテイル部材の少なくとも 一つを、該隣接するキャリアの該対応して整列されたダブテイル溝と解放可能に 係止された嵌め合い係合に入るようスライドさせることによって、解放可能に連 結されるものである、請求項２２のキャリア。
24. ２４．インデックスするための前記水平に係合するスライド手段が、前記第２の 対の対向させた面の前記一般に長方形の対向させた面の一つから突出する水平に 整列された部材と、前記第２の対の対向させた面の第２の一般に長方形の対向さ せた面に備えられた、対応して整列された水平な溝とを含んでなるものである、 請求項２３のキヤリア。
25. ２５．前記サンプル管を受け入れて解放可能に保持するための前記自己調節位置 決め手段が、複数の一般的に対向させたバネ付勢部材を含んでなり、該バネ付勢 部材の各々が、前記最上部表面の前記実質的に中心に配置された穴の外周に隣接 する位置から前記垂直な空洞内の位置へと角度をもって該垂直な空洞内へと下へ 延びているものである、請求項２３のキャリア。