JPH06509553A - 置換酸のフェニルエステルの製造方法 - Google Patents
置換酸のフェニルエステルの製造方法Info
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- JPH06509553A JPH06509553A JP4509350A JP50935092A JPH06509553A JP H06509553 A JPH06509553 A JP H06509553A JP 4509350 A JP4509350 A JP 4509350A JP 50935092 A JP50935092 A JP 50935092A JP H06509553 A JPH06509553 A JP H06509553A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
置換酸のフェニルエステルの製造方法
発明の背景および概要
本発明は下記一般式(1)のフェニルエステル特に、本発明はアルカノイルオキ
シ酢酸のフェニルエステルの製造方法であって、カルボン酸の塩をフェニルクロ
ロアセテート(I I)と反応させることからなる。
一般式(1)のフェニルエステルは米国特許N o 、 4 、778、618
に記載されており、漂白活性化剤として有用である。これらは従来、米国特許N
O,4,778,618に記載されている方法により対応するアシルレオキシ西
¥n9力1ら作られる。
米国特許No.4,778.6181こ(よ以下(こ示すアシル7rモノ酢酸の
アルキルエステルの合成法が記載されており、米国特許NO、2,659,69
7、米国時i’4No. 2, 350、964、およびジャーナル・オブ・ア
メ1ノカン・ケミカル・ソサアテイ、1952、Vol,74.3935−39
36が参照されている。
この米国特許No.4,778,618には他の例として、アシルオキシ酢酸(
II+ )が以下の別の経路で合成し得ることが記載されている。
すなわち、公知の方法によれば、一般式(I)のフェニルエステルを製造するの
に3以上の工程を必要としている。その方法は置換された酢酸を経由して行われ
、少なくとも1つの酸塩化物の製造を必要としている。
米国特許No.3.984.454およびNo、4,154、953には下記一
般式のプロスタツイン酸エステルの製造方法が開示されている:
PC−CH,、−X−Y
ここでPCはプロスタグランジンのプロスタノイルオキシ基を示し、Xは炭素−
炭素単一結合、カルボニル、またはカルボニルオキシ基、Yは置換フェニル基を
示す。その方法によれば、未エステル化プロスタグランジンをハロゲン化物を分
離させる薬剤の存在下てH a 1 − C H 2 X Y (ここで、Ha
lはハロゲン元素、好ましくは臭素、XおよびYは前記同様)と反応させる。出
発物質のプロスタグランジンはすべてエステル化可能な一COOH基を有するこ
とが特徴となりており、この反応を行うものとしての他の酸についての記載1、
1915−1920には、4−ニトロフェニルブロモアセテートとN−保護アミ
ノ酸との反応によりグリコール酸のデブシベブチドを生成させることが開示され
ている。この反応は、より安価で反応性の劣るクロロアセテート、あるいはニト
ロフェノール以外のフェノールから得られるエステル、あるいはアミノ酸以外の
酸との反応については何ら報告されていない。
EP特許No.179,023にはフェニルブロモアセテートとポリグルタミン
酸との反応により対応するフェニルオキシカルボニルメチルエステルを生成させ
ることが開示されている。
GB特許No.1,209,631にはフェニルクロロアセテートと4−(1−
ピラゾリニル)ベンゾエートとの反応によりヘンゾイルオキシ酢酸を生成させる
ことが開示されている。これらの化合物は蛍光漂白剤として記載されて0る。
また、1−(4−カルボキンフェニル) −3−(4“−クロロフェニル)−2
−ピラゾリンとフェニルクロロアセテートとの反応をトリエチルアミンの存在下
で行うことも特に記載されている。フェニルクロロアセテートと1−(4−カル
ボキノフェニル)−3− (置換フェニル)−2−ピラゾリン(すなわち、脂肪
酸)以外のカルボン酸との反応につ0て(よ報告されてい/,jい。
米国特許No.4.600,783にはインドメタシンの塩とtert−ブチル
クロロアセテートとの反応を不活性有機溶媒および相転移触媒の存在下で行うこ
とが開示されている。この方法において、フェニルクロロアセテ−)(II)脂
肪酸の使用については報告されていない。
米国特許No.4,985,180には4−(クロロアセチルオキシ)ベンゼン
スルホン酸とアルカノン酸との反応によりアルカノイルオキシアセチルオキシベ
ンゼンスルホン酸塩を生成することが開示されている。
発明の概要
本発明は下記一般式(1)のフェニルエステルを製造方法を提供するものである
。
ここで、Rは直鎖型、または分枝鎖型のC5−C11アルキルであり、この方法
はフェニルクロロアセテートを溶媒の存。
在下、または非存在下で06 ’12カルボン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土
類金属塩またはアンモニウム塩で処理することからなる。このカルボン酸塩は、
相転移触媒、臭化塩またはヨウ化塩の触媒旦の適宜存在下で、塩基およびカルボ
ン酸から現場で予め形成または発生させることができる。C6’+2カルボン酸
の塩が現場でアルカリ金属の炭酸塩、重炭酸塩または水酸化物、またはアルカリ
土類金属の炭酸塩または水酸化物から生成された場合、水が副生成物として形成
されるが、これは生成時に反応混合物から蒸留により除去することができる。
本発明によれば、下記一般式(1)のフェニルエステルを従来公知の方法より経
済的に製造すること力呵能となった。
ここで、Rは直鎖型、または分枝鎖型の05 ’IIアルキルである。
本発明によれば、一般式(1)のフェニルエステルは以下の反応式1.2により
製造することができる。
(工V) (エエ)(X)
この方法において、フェニルクロロアセテート(II)が溶媒の適宜存在下で0
6−012カルボン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩またはアンモニウ
ム塩で処理され、また、このカルホン酸塩は、相転移触媒、臭化塩またはヨウ化
塩の触媒量の適宜存在下で、塩基およびカルボン酸から現場で予め形成または発
生させることができ、その結果、一般式(T)のフェニルエステルが形成される
。C6−c12カルボン酸の塩が現場でアルカリ金属の炭酸塩、重炭酸塩または
水酸化物、またはアルカリ土類金属の炭酸塩または水酸化物から生成された場合
、水が副生成物として形成されるが、これは生成時に反応混合物から蒸留により
除去することができる。
フェニルクロロアセテート(I I)は従来公知の任意の方iologisch
e Chsmie、1981. Vol、362. 745−753; ジャー
ナル・オブ・オーガニック・ケミストリー、1981. Vol、24. 15
23−1526; ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー。
1988、 Vol、 53.3321−3325に記載されている。フェニル
クロロアセテートを製造するための特に有用な方法は本出願人の出願に係わる米
国特許出願、整理番号CH−1781に記載されている。構造式(V)の脂肪族
カルボン酸およびその塩[構造式(IV) ]は公知の方法で作ることができし
、市販されている。
反応式1.2の方法は有機溶媒または有機溶媒混合物内で、温度、−20℃〜2
00°Cで行うことができる。なお、経済性の点から、この反応式1.2の方法
は温度、20 ’C〜1゜O′Cて行うことが好ましい。もし、より低い沸点の
溶媒が用いられたときは、溶媒の大気圧沸点より高い温度で加圧下で反応を行う
ことにより高い割合の反応を行うことができる。
この反応は、脂肪族または芳香族炭化水素、ハロゲン化脂肪族または芳香族炭化
水素、シクロアルカン、ジアルキルアミド、環式第3アミン、エーテル、環式エ
ーテル、ポリエーテル、環式ポリエーテル、アルキルニトリル、ジアルキルケト
ン、ジアルキルスルホキシド、第2アルコール、第3アルコール、またはこれら
の混合物から選ばれる溶媒を用いて行うことができる。この溶媒の具体例として
は、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1
−メチル−2−ピロリドン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、トルエン、キシレン、ヘキサン
、ヘプタンおよびこれらの混合物を挙げることができる。さらに、この反応を溶
媒なしで行うこともてきる。極性非プロトン性溶媒、例えばジメチルスルホキシ
ド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリド
ン、アセトニトリル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
が好ましいが、特にアミド溶媒およびアセトニトリルがこの方法において好まし
い。
本発明の方法で用いられる塩基の例としては、アルカリ金属の炭酸塩、重炭酸塩
または水酸化物、アルカリ土類金属の炭酸塩または水酸化物、比較的非求核性の
金属アルコキシド、例えばカリウム第3ブトキンド、比較的非求核性の有機塩基
、例えばN、N−ジイソプロピルエチルアミン、2,2,6゜6−テトラメチル
ビベリジン、1,4−ジアザビシクロ[2゜262]オクタン、1,5−ジアザ
ビンクロ[4,3,0]ノン−5−エンおよび1.8−ジアザビシクロ[5,4
,0]ウンデセ−7−エンを挙げることができる。この内、コストおよび取扱い
性の点から炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムが好ましい。
本発明で述べる”アルカリ金属”の用語は周期律表第1a族の金属、リチウム、
ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムを意味する。また、”アルカリ土
類金属”の用語は周期律表第2a族の金属、ベリリウム、マグネシウム、カルシ
ウム、ストロンチウム、バリウムを意味する。
カルボン酸塩が比較的溶けずらい溶媒システムにおいては、有機アンモニウム塩
、ホスホニウム塩、アミン、ボスフィン、ポリエーテルを添加することにより、
この方法の反応を促進させることができる。第4級アルソニウム塩、およびN−
アルキルホスホルアミドもこの反応のための触媒として使用できるが、コストあ
るいは毒性のため通常は使用されない。第4級アンモニウム塩、第4級ホスホニ
ウム塩およびポリエーテル、例えば+Pb5se TranstcrCxla1
7si+ i口Organic 57nlhr+is ” (Sp+ings+
−Ve+lag: W、Berlin、!977) ;” Pbxst丁uns
lu Ca1a17sis P+1nciples and Tschoiqu
ss” (Academic Prt+s: N、Y、、1978)に記載され
ているものは本発明において特に有用な触媒である。触媒の量は特に制限はない
が、通常、フェニルクロロアセテート(I I)に対し0. 1〜10モル%、
好ましくは0.5〜5モル%使用される。
本発明に用いられる第4級アンモニウム塩、第4級ホスホニウム塩触媒の例とし
ては、臭化テトラメチルアンモニウム、塩化テトラメチルアンモニウム、テトラ
メチルアンモニウム水素スルフェート、テトラメチルアンモニウムスルフェート
、ヨウ化テトラエチルアンモニウム、臭化テトラエチルアンモニウム、塩化テト
ラエチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム水素スルフェート、ヨウ化テ
トラエチルアンモニウム、臭化テトラプロピルアンモニウム、塩化テトラプロピ
ルアンモニウム、テトラプロピルアンモニウム硫酸水素塩、ヨウ化テトラプロピ
ルアンモニウム、臭化メチルトリエチルアンモニウム、塩化メチルトリエチルア
ンモニウム、メチルトリエチルアンモニウム水素スルフェート、ヨウ化メチルト
リエチルアンモニウム、臭化メチルトリプロピルアンモニウム、塩化メチルトリ
プロピルアンモニウム、メチルトリプロピルアンモニウム水素スルフェート、ヨ
ウ化メチルトリプロピルアンモニウム、臭化メチルトリブチルアンモニウム、塩
化メチルトリブチルアンモニウム、メチルトリブチルアンモニウム水素スルフェ
ート、ヨウ化メチルトリブチルアンモニウム、フッ化テトラブチルアンモニウム
、テトラエチルアンモニウム水素スルフート、臭化テトラブチルアンモニウム、
塩化テトラブチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム水素スルフェート、
テトラブチルアンモニウムメタンスルフェート、テトラブチルアンモニウム・バ
ラ−トルエンスルホネート、臭化メチルトリオクチルアンモニウム、塩化メチル
トリオクチルアンモニウム、ヨウ化メチルトリオクチルアンモニウム、塩化メチ
ルトリデシルアンモニウム、臭化オクタデシルトリメチルアンモニウム、アリコ
ート(Aliquat+登録商標)336−PTC,アロサーフ(Arosur
f:登録商標)PT40、アロサーフPT 41、アロサーフPT50、アロサ
ーフPT 61、アロサーフPT 62、アロサーフPT 64、アロサーフP
T 71、アドゲン(Adogen+登録商標) 464、臭化ヘキサデシルト
リメチルアンモニウム、塩化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、ヘキサデシ
ルトリメチルアンモニウム・パラ−トルエンスルホネート、臭化ヘキサデシルト
リブチルアンモニウム、臭化ジメチルエチルヘキサデシルアンモニウム、臭化テ
トラオクチルアンモニウム、臭化テトラドデシルアンモニウム、臭化ジデシルジ
メチルアンモニウム、ジメチルジステアリルアンモニウムメタンスルホネート、
臭化ミリスチルトリメチルアンモニウム、臭化ヘキサデシルピリジニウム、塩化
ヘキサデシルピリジニウム、臭化ベンジルトリメチルアンモニウム、塩化ベンジ
ルトリメチルアンモニウム、臭化ベンジルトリエチルアンモニウム、塩化ベンジ
ルトリエチルアンモニウム、臭化ベンジルトリブチルアンモニウム、塩化ベンジ
ルジメチルヘキサデシルアンモニウム、塩化ベンジルジメチルドデシルアンモニ
ウム、塩化ベンジルトリフェニルアンモニウム、塩化(ジイソブチルフェノキシ
エトキシエチル)ジメチルベンジルアンモニウム、臭化トリメチルアンモニウム
、塩化フェニルトリメチルアンモニウム、臭化テトラブチルホスホニウム、塩化
テトラブチルホスホニウム、臭化へキサデシルトリブチルホスホニウム、臭化ド
デシルトリシクロへキンルホスホニウム、臭化テトラフェニルホスホニウム、塩
化テトラフェニルホスホニウム、臭化メチルトリフェニルホスホニウム、ヨウ化
メチルトリフェニルホスホニウム、N−アルキル−4−(N−、N’−ジアルキ
ルアミノ)ピリジニウム塩(例えばTel+xbed+on Lstlus 、
1984.Vol、 25.3383−3386に記載のもの)、ビス−アミノ
ピリジニウム塩(例えば米国特許No、4,595,760に記載のもの)、ハ
ロゲン化N、 N、 N−1−リアルキル−2−オフソー2−ツエノキンエタン
アンモニウム(lloppe−3eyle+’ + 2itlschr百l I
ue+ Ph7siologis+hcChemie 、1981. Vol、
362,745−753に記載のもの、またはその改良法)、およびハロゲン化
(2−オフソー載のもの、またはその改良法)を挙げることができる。この内、
塩化テトラメチルアンモニウムがこの方法において特に経済的な触媒であること
か見出された。
本発明に用いられるポリエーテル触媒の例としては、12−クラウン−4,15
−クラウン−5、ベンゾ−15−クラウン−5,18−クラウン−6、ジベンゾ
−18−クラウン=6、ンンクロへキサノー18−クラウン−6、ジベンゾ−2
4−クラウン−8、ジシクロへキサノー24−クラウン−8,5,6,14,1
5−ジベンゾ−1,4−ジオクサ−8゜12−シアサンクロペンタデカ−5,1
4−ジエン、4,7゜13.16,21.24−へキサオフサ−1,10−ジア
ザビシクロ[888コヘキサコサン、4.7.13.16゜21−ペンタオクザ
ー1,10−ジアザビシクロ[8,8゜5] トリコサン、ポリエチレングリコ
ール400ジメチルエーテル、ポリエチ【/レグリコール600ジメチルエーテ
ル、ポリエチレングリコール400ジメチルエーテル、ポリエチレングリコール
2000ジメチルエーテル、およびトリス[2−(2−メトキシエトキシ)エチ
ル]−アミンを挙げることができる。
本発明で用いられるアミンおよびアミン塩としては、適宜置換された第1、第2
、第3脂肪族アミン、適宜置換された第1、第2、第3芳香族アミン、ピリジン
、置換されたピリジン、およびこれらの塩を挙げることができる。
この内の好ましい触媒はトリアルキルアミン、ジアルキルアミノピリジンおよび
それらのハロゲン化水素塩である。使用可能なアミンおよびアミン塩の例として
は、トリメチルアミン、トリメチルアミン塩酸塩、トリエチルアミン、トリエチ
ルアミン塩酸塩、トリエチルアミンぶつ酸塩、トリプロピルアミン、トリブチル
アミン、ピリジン、ピリジン臭酸塩、および4−ジメチルアミノピリジンを挙げ
ることができる。
触媒の存在は、スルホキシドおよびアミド以外の溶媒が反応に用いられたときに
特に有益である。すなわち、脂肪族または芳香族炭化水素、シクロアルケン、エ
ーテル、環式エーテル、ポリエーテル、環式ポリエーテル、アルキルニトリル、
ジアルキルケトンのような溶媒中で反応が行われたとき、反応速度を顕著に高め
ることができる。相転移触媒との関連で使用される好ましい溶媒はトルエン、キ
シレン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ンメトキノエタン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ンおよびアセトニトリルである。アセトニトリルは上記触媒との関連で使用する
場合に特に有益な溶媒である。
本発明の実施において、試薬の添加順序は重要ではない。
しかし、フェニルクロロアセテート(I I)は塩基性条件下で劣化されるため
、カルボン酸(1v)の添加前にフェニルクロロアセテート(I I)を塩基に
露出させることを少なくする、あるいは回避する添加順序をとることが好ましい
。必須のものではないが、反応を窒素、アルゴンなどの不活性ガス雰囲気で行う
ことが有利な場合がしばしばある。本発明の実施により発生する反応混合物はし
ばしばスラリー状のものであり、そのような場合、最良の結果を得るために効果
的な混合が必要となる。さらに、比較的溶けずらい無機塩基が用いられたとき、
この塩基を大きい表面積の形態で使用することがしばしば有益となる。一般にこ
れら塩基は粉状で用いることが好ましい。
反応式1.2のプロセスはフェニルクロロアセテート(II)と、脂肪族カルボ
ン酸(V)あるいはカルボン酸塩(IV)の比について特に制限な〈実施できる
。しかし、はとんどの場合、これら反応物質のモル比は1:1でよいが、脂肪族
カルボン酸(V)あるいはカルボン酸塩(1v)を0.95ないし1.10モル
当量用いることができる。反応式2の場合、脂肪族カルボン酸(V)に対する塩
基の比は特に制限はなく、多くの場合、これら反応物質のモル比は1:1でよい
が、比較的溶けずらい無機塩基か使用される場合は、塩基を過剰に用いることか
好都合である。
本発明の方法はほとんどの場合、カルボン酸塩の現場発生が許容されるようにし
て行うことが好便であるが、カルボン酸塩(1v)を別の反応工程で発生させ、
ついでフェニルクロロアセテート(I I)と組合わせるようにしてもよい。予
め形成されたカルボン酸塩(1v)が本発明で用いられる場合、上記塩基の0.
001ないし0.10モル当量用い、フェニルクロロアセテ−) (I I)と
ともに導入されている可能性のある酸を中和することが有益である。
カルボン酸塩の現場発生のための金属炭酸塩、金属重炭酸塩および金属水酸化物
のような塩基の使用は、副生成物として水を発生させる。ある条件のもとでは、
この副生成水の存在が一般式(1)のエステルの収率を減少させることが見出さ
れている。この作用はジアルキルアミド、環式ジアルキルアミド、ジアルキルス
ルホキシドのような双極性非プロトン性溶媒の場合は小さいかも知れないが、他
の溶媒システムにおいては可なりの収率損失か見られる。このような場合、反応
混合物から蒸留により水か連続的に除去されるような条件で反応を行うことが望
ましい。反応に用いられる溶媒および圧力によって、この副生成水を純粋な水、
溶媒との混合物、あるいは共沸混合物の形で除去することができる。
本発明において、ヨウ化物または臭化物の存在は反応速度および得られる製品の
品質の双方の点て有益である。このヨウ化物または臭化物は、(1)対イオンが
ヨウ化物または臭化物であるアンモニウム塩またはホスホニウム塩触媒の形態。
(2)アルカリ金属ヨウ化物または臭化物の形態; (3)アルカリ土類金属ヨ
ウ化物または臭化物の形態で導入することができる。金属ヨウ化物の例としては
ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウムである。金属臭化物の例としては臭化ナトリ
ウム、臭化カリウムである。
ヨウ化物または臭化物源の量は特に制限はないが、通常、フェニルクロロアセテ
ート(II)に対し0.1〜10モル%、好ましくは0.5〜5モル%使用され
る。
一般式(1)のフェニルエステルは濾過により不溶性の固体を除去し、ついで使
用された溶媒を蒸発させることにより分離することができる。あるいは、使用さ
れた溶媒を除去し、粗生成物をついで水洗し、乾燥させてもよい。その溶媒が水
と混和しないものである場合は、反応混合物を溶媒の蒸発の前に水洗してもよい
。一般式(I)のフェニルエステルはさらに水洗あるいは蒸留によりさらに精製
することができる。
ジメチルホルムアミド50m1に粉状炭酸カリウム6.9gを溶かしたスラリー
に、ノナン酸4.4mlを添加し、さらに蒸留フェニルクロロアセテート(Th
s Jou+ocl ol O+gznic ChCIIli+l+y 195
9、Vol、24. 1523−1526の方法で作られたもの)4.25gを
添加した。この得られた混合物を25時間、25°Cて攪拌し、ついて氷水25
0m1上に注いだ。生成物は酢酸エチルで抽出した(3X125ml)。次に、
抽出物を一緒にし、これを水洗した(3X200ml)のち、硫酸マグネシウム
で乾燥させ、ストリッピングにより黄色オイル6.22gを得た。この粗生成物
をフラッシュカラムクロマトグラフィによりヘキサンに溶かした10%酢酸エチ
ルで溶出させることにより精製し、その結果無色のオイル4゜6gを得た。
NMR(CD2C12)0.9 (t、3H,CH3) 、1゜3 (m、l0
H) 、1.6 (m、2H) 、2.45 N、2H) 、5.83 (s、
2H,Co2CH2Co2) 、7.1(m、LH) 、7.4 (m、2H)
。
99%の粗フェニルクロoアセテート(The jou「nal ol O+g
!nic C)umi+l+y 1959. Vol、24. 1523−15
26の方法で作られ、過剰の塩化クロロアセチルを用い、この過剰の塩化クロロ
アセチルを乾燥窒素でまき散らすことにより製品から除去した)258gと、2
.7リツトルのアセトニトリル、3゜3gの塩化テトラメチルアンモニウムと、
159gの粉状炭酸ナトリウムを収容した攪拌下のフラスコに、アセトニトリル
300m1に281m1の98%ノナン酸を溶かした溶液60m1を添加した。
この混合物を70分をかけて75℃に加熱した。その際、さらに上記ノナン酸溶
液320m1をさらに滴下、添加した。残るノナン酸溶液を75°Cで最初の2
0分の間に添加した。このノナン酸溶液が終了したのち、混合物をさらに2.5
時間、75℃に保った。この溶液をついで減圧下で除去し、残渣を2.5リツト
ルおよび1リツトルの水で連続的に洗浄した。生成した曇った有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、ついで濾過しアンバー色のオイル状製品329gを得た。
この生成物をFID検出器を備えたHP−1キヤピラリーチユーブを用い、また
以下の温度プログラムによりガスクロマトグラフィーによる分析を行った。10
0℃で5分保持し、200℃になるまで20℃/分の割合で温度を上昇させ、2
00℃で6分保持し、250℃になるまで25℃/分の割合で温度を上昇させ、
最後に250℃で10分保持した。その結果、以下の成分が認められた(GC面
積%)。0.8の%フェノール、2.6%の2−メチルオクタノイルオキシ酢酸
フェノールエステル、91.3%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステル、お
よび3.5%のノナノイルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエステル。
実施例3
フェニルクロロ酢酸およびノナン酸を同時に添加した、アセトニトリル中てのノ
ナノイルオキシ酢酸フェニルエステルの製造
フェノール80.2gと、塩化テトラメチルアンモニウム1.85gを収容した
攪拌下のフラスコに、123℃で塩化クロロアセチル102.3gを1時間に亘
って添加した。123°Cて2時間後、反応温度を130℃に上げ、反応器内部
の内容物を窒素で40分間、まき散らした。この反応混合物をついで70°Cに
冷却しアセトニトリル212.2gおよびノナン酸124.9gに添加した。つ
いでこの混合物を、80℃でノナン酸14.1gおよびアセトニトリル377、
1gに添加した粉状の炭酸ナトリウム88.47gのスラリーに攪拌下で1時
間に亘り添加した。2時間後、この反応混合物をガスクロマトグラフィー(FI
D検出器)による分析の結果、GC面積%で、2.9%のフェノール、90.4
%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルと2−メチルオクタノイルオキシ酢
酸フェニルエステルとの混合物、および3゜0%のノナノイルオキシアセトオキ
シ酢酸フェニルエステルが主成分として認められた。
このアセトニトリルは減圧下で蒸留により除去した。冷却後、水1042gを添
加し、その混合物を攪拌し、水層を分別した。さらに水417gを添加し、濃塩
酸でpHを5に調整し、混合物を攪拌し、層分離し、有機層を硫酸マグネシウム
40gで乾燥し、濾過により硫酸マグネシウムを除去し、その結果、製品205
gを得た。この製品をガスクロマトグラフィー(FID検出器)による分析の結
果、GC面積%で、1.0%のフェノール、90.5%のノナノイルオキシ酢酸
フェニルエステルと、フェニルエステルと、2−メチルオクタノイルオキシ酢酸
フェニルエステルとの混合物、および4゜4%のノナノイルオキシアセトオキシ
酢酸フェニルエステルが主成分として認められた。
水除去を伴ったアセトニトリル中でのノナノイルオキシ酢5プレートオルダーン
ヨウ(Olershaw)蒸留カラム、機械攪拌機、温度計、追加漏斗を備えた
樹脂ケトルに、アセトニトリル540.2g、粉状炭酸ナトリウム63.6g1
および塩化テトラメチルアンモニウム0.66gを添加した。この混合物を沸点
83℃まで加熱し、蒸留カラムが熱くなり、アセトニトリルが頭頂蒸留し始める
までこの温度で攪拌した。凝縮物の損失を711P1定し、アセトニトリルを滴
下漏斗から連続的に加え、反応フラスコ内の容量を一定に保った。
実施例3て作られたフェニルクロロアセテート102.4g。
ノナン酸94.9g、アセトニトリル47.0gからなる混合物をついて2時間
に亘り添加した。この添加後、この混合物をさらに1時間83℃に保った。
この反応の間、凝縮物を集め(アセトニトリルおよび水)、追加漏斗から乾燥ア
セトニトリルで連続的に置換した。この反応混合物を1時間後、ガスクロマトグ
ラフィー(FID検出器)による分析の結果、フェニルクロロアセテート出発物
質は完全に変換され、主成分としてGC面積%で、1.1%のフェノール、91
.1%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルと2−メチルオクタノイルオキ
シ酢酸フェニルエステルとの混合物、および4.3%のノナノイルオキシアセト
オキシ酢酸フェニルエステルが認められた。
実施例5
触媒として2モル%塩化テトラメチルアンモニウムを用いたアセトニトリル中で
のノナノイルオキシ酢酸フェニルニス実施例2で作られたフェニルクロロアセテ
ート17.0g。
ノナン酸14.6g1アセトニトリル31.9gからなる混合物を10分間に亘
り攪拌下のフラスコに79℃で添加した。
なお、このフラスコには予め粉状炭酸ナトリウム10.6g。
塩化テトラメチルアンモニウム0.23g、ノナン酸2.Og1アセトニトリル
124gが収容されていた。79℃でさらに4時間保った後、この反応混合物の
ガスクロマトグラフィー(FID検出器)による分析の結果、フェニルクロロア
セテート出発物質は完全に変換され、主成分としてGC面積%で、2.5%のフ
ェノール、87.6%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルと2−メチルオ
クタノイルオキシ酢酸フェニルエステルとの混合物、および5.0%のノナノイ
ルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエステルが認められた。
実施例6
触媒を用いないアセトニトリル中でのノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルの
製造
実施例2て作られたフェニルクロロアセテ−)10.2g。
ノナン酸8.8g、アセトニトリル20.1gからなる混合物を200分間に亘
り攪拌下のフラスコに79℃で添加した。
なお、このフラスコには予め粉状炭酸ナトリウム6.4g。
ノナン酸1.Og、アセトニトリル74.2gが収容されていた。79℃でさら
に175時間保った後、この反応混合物のガスクロマトグラフィー(FID検出
器)による分析の結果、主成分としてGC面積%で、8.8%のフェニルクロロ
アセテート、1.7%のフェノール、80.4%のノナノイルオキシ酢酸フェニ
ルエステルと2−メチルオクタノイルオキシ酢酸フェニルエステルとの混合物、
および3.2%のノナノイルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエステルが認め実
施例2で作られたフェニルクロロアセテート10.2g。
ノナン酸8.8g、アセトニトリル20.0gからなる混合物を205分間に亘
り攪拌下のフラスコに78℃で添加した。
なお、このフラスコには予め粉状炭酸ナトリウム6.4g。
塩化テトラメチルアンモニウムQ、014g、ノナン酸1゜Og、アセトニトリ
ル124gが収容されていた。79℃でさらに17時間保った後、この反応混合
物のガスクロマトグラフィー(FED検出器)による分析の結果、主成分として
GC面積%て、0.2%のフェニルクロロアセテート、2゜8%のフェノール、
87..4%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルと2−メチルオクタノイ
ルオキシ酢酸フェニルエステルとの混合物、および5.8%のノナノイルオキシ
アセトオキシ酢酸フェニルエステルが認められた。
低温、高濃度でのアセトニトリル中でのノナノイルオキシ酢酸フェニルエステル
の製造
実施例3で作られたフェニルクロロアセテート34.1g、ノナン酸30.2g
、塩化テトラメチルアンモニウム0.41g1アセトニトリル17.5gからな
る混合物を65分間に亘り攪拌下のフラスコに56℃で添加した。なお、このフ
ラスコには予め粉状炭酸ナトリウム21.1g、塩化テトラメチルアンモニウム
0.12g、ノナン酸3.Og、アセトニトリル130.3gが収容されていた
。56〜67℃でさらに9時間保った後、この反応混合物のガスクロマトグラフ
ィー(FID検出器)による分析の結果、フェニルクロロアセテート出発物質の
99%以上が変換され、主成分としてGC面積%て、4.0%のフェノール、8
4.7%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルと2−メチルオクタノイルオ
キシ酢酸フェニルエステルとの混合物、および5.7%のノナノイルオキシアセ
トオキシ酢酸フェニルエステルが認められtこ。
実施例9
触媒として塩化テトラブチルアンモニウムを用いたアセトニトリル中てのノナノ
イルオキシ酢酸フェニルエステルの製造
実施例2て作られたフェニルクロロアセテート1.0.2g。
ノナン酸8.8g、アセトニトリル20.0gからなる混合物を70分間に亘り
攪拌下のフラスコに80℃で添加した。
なお、このフラスコには予め粉状炭酸ナトリウム6.4’g。
塩化テトラメチルアンモニウム0.33g、ノナン酸1.Og、アセトニトリル
74gか収容されていた。80℃でさらに1時間保った後、この反応混合物のガ
スクロマトグラフィー(FID検出器)による分析の結果、フェニルクロロアセ
テート出発物質は完全に変換され、主成分としてGC面積%で、1.3%のフェ
ノール、90.5%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルと2−メチルオク
タノイルオキシ酢酸フェニルエステルとの混合物、および3.9%のノナノイル
オキシアセトオキシ酢酸フェニルエステルが認められた。
ニトリル中でのノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルの製墳
実施例2て作られたフェニルクロロアセテ−)10.2g。
ノナン酸8.8g、アセトニトリル20.Igからなる混合物を60分間に亘り
攪拌下のフラスコに80℃で添加した。
なお、このフラスコには予め粉状炭酸ナトリウム6.4g。
塩化テトラメチルホスホニウム0.34g、ノナン酸1.1g、アセトニトリル
74.2gが収容されていた。80℃でさらに3時間保った後、この反応混合物
のガスクロマトグラフィー(FID険出器)による分析の結果、フェニルクロロ
アセテート出発物質は完全に反応し、主成分としてGC面積%て、1.4%のフ
ェノール、92.4%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルと2−メチルオ
クタノイルオキシ酢酸フェニルエステルとの混合物、および4.3%のノナノイ
ルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエステルが認められた。
実施例11
触媒として塩化テトラブチルアンモニウムを用いたトルエン中でのノナノイルオ
キシ酢酸フェニルエステルの製造実施例2て作られたフェニルクロロアセテート
17.1g。
ノナン酸14.6g、トルエン61gからなる混合物を25分間に亘り攪拌下の
フラスコに100−132℃で添加した。
なお、このフラスコには予め粉状炭酸ナトリウム10.6g。
塩化テトラメチルアンモニウム0.26g、ノナン酸2.1g、トルエン215
gが収容されていた。130−116℃でさらに4時間保った後、この反応混合
物のガスクロマトグラフィー(FID検出器)による分析の結果、フェニルクロ
ロアセテート出発物質の99%が反応し、主成分としてGC面積%で、3.0%
のフェノール、75.1%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルと2−メチ
ルオクタノイルオキ。
シ酢酸フェニルエステルとの混合物、および7.5%のノナノイルオキシアセト
オキシ酢酸フェニルエステルが認められた。
実施例12
触媒として塩化テトラブチルアンモニウムおよびヨウ化ナトリウムを用いたアセ
トニトリル中でのノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルの製造
実施例3て作られたフェニルクロロアセテート17.og。
ノナン酸14.2g、塩化テトラメチルアンモニウム0. 22g、アセトニト
リル14.9gからなる混合物を13分間に亘り攪拌下のフラスコに80℃で添
加した。なお、このフラスコには予め粉状炭酸ナトリウム10.6g、ヨウ化ナ
トリウム0.76g、ノナン酸2.4g、アセトニトリル61゜8gが収容され
ていた。81℃でさらに3.3時間保った後、この反応混合物のガスクロマトグ
ラフィー(FID検出器)による分析の結果、フェニルクロロアセテート出発物
質は完全に変換され、主成分としてGC面積%で、1.4%のフェノール、93
.9%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルと2−メチルオクタノイルオキ
シ酢酸フェニルエステルとの混合物、および2,4%のノナノイルオキシアセト
オキシ酢酸フェニルエステルが認められた。
実施例3て作られたフェニルクロロアセテート20.5g。
ノナン酸16.8g、塩化テトラメチルアンモニウム0.28g、アセトニトリ
ル5.4gからなる混合物を1時間に亘り攪拌下のフラスコに80℃で添加した
。なお、このフラスコには予め粉状炭酸ナトリウム12.7g、臭化ナトリウム
0.64g、ノナン酸2.8g、アセトニトリル88. 3gが収容されていた
。78−80°Cてさらに2時間保った後、この反応混合物のガスクロマトグラ
フィー(FID検出器)による分析の結果、フェニルクロロアセテ−1・出発物
質は完全に変換され、主成分としてGC面積%で、1.2%のフェノール、93
.6%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルと2−メチルオクタノイルオキ
シ酢酸フェニルエステルとの混合物、および3.7%のノナノイルオキシアセト
オキシ酢酸フェニルエステルが認められた。
ノナン酸のナトリウム塩を、水20m1に溶かした水酸化ナトリウム10gにノ
ナン酸39.5gを量を増しながら添加することにより生成させた。この白色固
体を117℃、真空下で乾燥させ、ついて粉体に粉砕した。フラスコにノナン酸
ナトリウム塩11.9g、実施例2で作られたフェニルクロロアセテート10.
2g、塩化テトラメチルアンモニウム0.13g、およびアセトニトリル94.
0gを添加した。
この反応混合物を攪拌下で80℃に加熱した。80℃でさらに2時間保った後、
この反応混合物のガスクロマトグラフィー(FID検出器)による分析の結果、
フェニルクロロアセテート出発物質は完全に変換され、主成分としてGC面積%
て、0.5%のフェノール、95.2%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステ
ルと2−メチルオクタノイルオキシ酢酸フェニルエステルとの混合物、および2
.4%のノナノイルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエステルが認められた。
セトニトリル中でのノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルの製造
ノナン酸9.8gと、アセトニトリル15.5gからなる混合物を60分間に亘
り攪拌下のフラスコに84℃で添加した。なお、このフラスコには予め粉状炭酸
ナトリウム6.6g1塩化テトラメチルアンモニウム0.07g、およびアセト
ニトリル94.1gを添加した。同時にアセトニトリル150m1をこのフラス
コに添加し、170m1を蒸留により除去した。反応混合物を室温まで冷却し、
実施例3て得たフェニルクロロアセテート10.2gおよび塩化テトラメチルア
ンモニウム0.23gを添加し、この混合物を80°Cに加熱した。80°Cて
さらに2時間保った後、この反応混合物のガスクロマトグラフィー(FID検出
器)による分析の結果、フェニルクロロアセテート出発物質は完全に変換され、
主成分としてGC面積%て、1.2%のフェノール、92.1%のノナノイルオ
キシ酢酸フェニルエステルと2−メチルオクタノイルオキシ酢酸フェニルエステ
ルとの混合物、および3゜8%のノナノイルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエ
ステルか認められた。
実施例2て作られたフェニルクロロアセテート17.0g、ノナン酸14.6g
、ジメチルホルムアミド23.5gからなる混合物を10分間に亘り攪拌下のフ
ラスコに90°Cて添加した。なお、このフラスコには予め粉状炭酸ナトリウム
10.6g、ノナン酸2.Og、ジメチルホルムアミド94゜0gが収容されて
いた。88−90℃でさらに15分間保った後、この反応混合物のガスクロマト
グラフィー(FID検出器)による分析の結果、フェニルクロロアセテート出発
物質は完全に変換され、主成分としてGC面積%で、1.1%のフェノール、8
9.3%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルと2−メチルオクタノイルオ
キシ酢酸フェニルエステルとの混合物、および3.4%のノナノイルオキシアセ
トオキシ酢酸フェニルエステルが認められた。
実施例2て作られたフェニルクロロアセテート25゜6g1ノナン酸22.4g
、ツメチルホルムアミド31.0gからなる混合物を80分間に亘り攪拌下のフ
ラスコに55℃で添加した。なお、このフラスコには予め粉状炭酸ナトリウム8
゜8g1ノナン酸2.Og、ジメチルホルムアミド110.4gが収容されてい
た。55℃でさらに5時間保った後、この反応混合物のガスクロマトグラフィー
(FID検出器)による分析の結果、フェニルクロロアセテート出発物質の99
%か変換され、主成分としてGC面積%で、1.4%のフェノール、91.4%
のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルと2−メチルオクタノイルオキシ酢酸
フェニルエステルとの混合物、および2.9%のノナノイルオキシアセトオキシ
酢酸フェニルエステルが認められた。
実施例2て作られたフェニルクロロアセテート20.5g。
ノナン酸18.Og、ジメチルホルムアミド23.1gからなる混合物を80分
間に亘り攪拌下のフラスコに55℃で添加した。なお、このフラスコには予め粉
状炭酸ナトリウム9゜5g、ノナン酸1.5g、臭化ナトリウム0.62g、ジ
メチルホルムアミド90.0gが収容されていた。55℃でさらに1時間保った
後、この反応混合物のガスクロマトグラフィー(FID検出器)による分析の結
果、フェニルクロロアセテート出発物質が完全に変換され、主成分としてGC面
積%で、0.4%のフェノール、97.1%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエ
ステルと2−メチルオクタノイルオキシ酢酸フェニルエステルとの混合物、およ
び1.3%のノナノイルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエステルが認められた
。
ノナン酸33.2gにジイソプロピルエチルアミン27゜2gを攪拌下、アイス
ハスでの冷却下で添加した。得られた溶液を室温に低下させ、ついて攪拌下で蒸
留したフェニルクロロアセテート34.2gに滴下した。得られた混合物を78
−86℃で2.5時間加熱し、ついで室温まで冷却させた。
この反応混合物を水50m1.酢酸エチル50m1の間で分別し、層を分離し、
有機層を5%の塩酸で洗浄した(2×20m1)。有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥し、濾過し、減圧下で溶媒を除去し、アンバー色のオイル57.9gを得た
。
この生成物のガスクロマトグラフィー(FID検出器)による分析の結果、1.
1%のフェノール、1.0%のフェニルクロロアセテート、88.2%のノナノ
イルオキシ酢酸フェニルエステルと2−メチルオクタノイルオキシ酢酸フェニル
エステルとの混合物、および1.6%のノナノイルオキシアセトオキシ酢酸フェ
ニルエステルが認められた。
実施例3て作られたフェニルクロロアセテート8.7g。
ノナン酸ナトリウム8.7g、臭化ナトリウム0.52g。
粉状炭酸ナトリウム0.26gおよびアセトン100m1からなる混合物を攪拌
下で58℃に加熱した。58℃で6時間保ったのち、この混合物を冷却し、濾過
し、減圧下で溶媒を除去し、アンバー色のオイル14.6gを得た。この生成物
のガスクロマトグラフィー(FID検出器)による分析の結果、1.2%のフェ
ノール、0.4%のフェニルクロロアセテート、93.4%のノナノイルオキシ
酢酸フェニルエステルと2−メチルオクタノイルオキシ酢酸フェニルエステルと
の混合物、および2.6%のノナノイルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエステ
ルが認められた。
実施例3で作られたフェニルクロロアセテ−1−8,7g。
ノナン酸ナトリウム9.45g、臭化ナトリウム0.52g。
粉状炭酸ナトリウム0.26gおよびメチルエチルケトン100 m lからな
る混合物を攪拌下で80−82℃に加熱した。
80−82℃で1時間保ったのち、この混合物を冷却し、濾過し、減圧下で溶媒
を除去し、アンバー色のオイル14.46gをi)だ。この生成物のガスクロマ
トグラフィー(FID検出器)による分析の結果、フェニルクロロアセテート出
発物質か完全に変換され、2.5%のフェノール、87.6%のノナノイルオキ
シ酢酸フェニルエステルと2−メチルオクタノイルオキシ酢酸フェニルエステル
との混合物、および4゜5%のノナノイルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエス
テルか認められた。
ノナン酸ナトリウム9.45g、蒸留されたフェニルクロロアセテ−)8.52
g、粉状炭酸ナトリウム0.26g、18−クラウン−6を0.66g、アセト
ニトリル100m1からなる混合物を攪拌下で82℃に加熱した。82℃で1゜
5時間保ったのち、この混合物を冷却し、濾過し、減圧下で溶媒を除去し、アン
バー色のオイル15.67gを得た。これを82℃で1.5時間保ったのち、こ
の混合物を冷却し、濾過し、減圧下で溶媒を除去し、アンバー色のオイル15゜
67gを得た。この生成物を酢酸エチル100m1に溶かし、水洗しく2X50
m l) 、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下で除去し、アンバー色の
オイル14.76gを得た。
この生成物のガスクロマトグラフィー(FID検出器)による分析の結果、フェ
ニルクロロアセテート出発物質は完全に変換され、主成分としてGC面積%で、
0.8%のフェノール、95.1%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルと
2−メチルオクタノイルオキシ酢酸フェニルエステルとの混合物、および1.8
%のノナノイルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエステルが認められた。
この物質を実施例4と同じ手法およびスケールで行った。
たたし、ノナン酸94.9gの代わりにオクタン酸59.3%とデカン酸40.
7%からなる酸混合物を用いた。この反応混合物を1.5時間保持したのち、そ
のガスクロマトグラフィー(FID検出器)による分析の結果、主成分としてG
C面積%て、0. 6%のフェニルクロロアセテート、2.0%のフL、ノール
、53.6%のオクタノイルオキシ酢酸フ工ニルエステル、33.4%のデカノ
イルオキシ酢酸フェニルエステル、2.7%のオクタノイルオキシアセトオキシ
酢酸フェニルエステルおよび1.6%のデカノイルオキシアセトオキシ酢酸フェ
ニルエステルが認められた。
ノナン酸ナトリウム9.45g、蒸留されたフェニルクロロアセテート8.52
g、粉状炭酸ナトリウム0.26g、TDA−1()リス[2−(2−メトキシ
エトキシ)エチル]アミン)を0.85g、アセトニトリル100m1からなる
混合物を攪拌下で83℃に加熱した。83℃で4時間保ったのち、この混合物を
冷却し、濾過し、減圧下で溶媒を除去し、アンバー色のオイル15.4gを得た
。この生成物を酢酸エチル100m1に溶かし、水洗しく2X50ml) 、硫
酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下で除去し、アンバー色のオイル14.2
6gを得た。この生成物のガスクロマトグラフィー(FID検出器)による分析
の結果、主成分としてGC面積%で、07%のフェノール、0.3%のフェニル
クロロアセテート、95.4%のノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルと2−
メチルオクタノイルオキシ酢酸フェニルエステルとの混合物、および1.9%の
ノナノイルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエステルが認められた。
実施例25
触媒として塩化ヘンシルトリエチルアンモニウムを用いたアセトニトリル中での
ノナノイルオキシ酢酸フェニルエステルの製造
ノナン酸ナトリウム9.45g、蒸留されたフェニルクロロアセテート8.52
g、粉状炭酸ナトリウム0.26g。
塩化ベンジルトリエチルアンモニウムを0.23g、アセトニトリル100m1
からなる混合物を攪拌下で83℃に加熱した。83℃で1.5時間保ったのち、
この混合物を冷却し、濾過し、減圧下で溶媒を除去し、アンバー色のオイル14
゜7gを得た。この生成物のガスクロマトグラフィー(FID検出器)による分
析の結果、フェニルクロロアセテート出発物質が完全に変換され、主成分として
GC面積%で、0. 7%のフェノール、95.3%のノナノイルオキシ酢酸フ
ェニルエステルと2−メチルオクタノイルオキシ酢酸フェニルエステルとの混合
物、および1.0%のノナノイルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエステルが認
められた。
ノナン酸ナトリウム9.45g、蒸留されたフェニルクロロアセテート8.52
g、粉状炭酸ナトリウム0.26g。
塩化ベンジルトリエチルアンモニウムを0.23g、アセトン100m1からな
る混合物を攪拌下で58℃に加熱した。
58℃で3.0時間保ったのち、この混合物を冷却し、濾過し、減圧下で溶媒を
除去し、アンバー色のオイル14.2gを得た。この生成物のガスクロマトグラ
フィー(FID検出器)による分析の結果、主成分としてGC面積%で、1.4
%のフェノール、0.1%のフェニルクロロアセテート、94.9%のノナノイ
ルオキシ酢酸フェニルエステルと2−メチルオクタノイルオキシ酢酸フェニルエ
ステルとの混合物、および1.9%のノナノイルオキシアセトオキシ酢酸フェニ
ルエステルが認められた。
実施例27
触媒として塩化N、N、N−トリエチルー2−オクソーオクタン酸ナトリウム8
.82g、蒸留されたフェニルクロロアセテート8.52g、塩化N、N、N−
トリエチルー2−オクソー2−フェノキシエタンアンモニウム0.68g。
アセトニトリル100m1からなる混合物を攪拌下で83℃に加熱した。83℃
で1.5時間保ったのち、この混合物を冷却し、濾過し、減圧下で溶媒を除去し
、褐色のオイル14゜4gを得た。この生成物のガスクロマトグラフィー(FI
D検出器)による分析の結果、主成分としてGC面積%で、3゜1%のフェノー
ル、0.7%のフェニルクロロアセテート、87.1%のオクタノイルオキシ酢
酸フェニルエステル、および1.9%のオクタノイルオキシアセトオキシ酢酸フ
ェニルエステルが認められた。
触媒としてトリエチルアミン塩酸塩を用いたアセトニトリル中でのオクタノイル
オキシ酢酸フェニルエステルの製造オクタン酸ナトリウム8.82g、蒸留され
たフェニルクロロアセテート8.52g、トリエチルアミン塩酸塩0.35g5
アセトニトリル100m1からなる混合物を攪拌下で83℃に加熱した。83℃
で3.0時間保ったのち、この混合物を冷却し、濾過し、減圧下で溶媒を除去し
、褐色のオイル14.2gを得た。この生成物のガスクロマトグラフィー(FI
D検出器)による分析の結果、主成分としてGC面積%て、2.1%のフェノー
ル、0.7%のフェニルクロロアセテート、87.8%のオクタノイルオキシ酢
酸フェニルエステル、および2.4%のオクタノイルオキシアセトオキシ酢酸フ
ェニルエステルが認められた。
オクタン酸ナトリウム8.82g、蒸留されたフェニルク。
ロロアセテート8.52g、トリエチルアミン0.25g。
アセトニトリル100m1からなる混合物を攪拌下で83℃に加熱した。83℃
で2.5時間保ったのち、この混合物を冷却し、濾過し、減圧下で溶媒を除去し
、褐色のオイル14゜7gを得た。この生成物のガスクロマトグラフィー(FI
D検出器)による分析の結果、主成分としてGC面積%で、2゜1%のフェノー
ル、0.7%のフェニルクロロアセテート、90.4%のオクタノイルオキシ酢
酸フェニルエステル、および2.396のオクタノイルオキシアセトオキシ酢酸
フエニルエステルが認められた。
オクタン酸ナトリウム8.82g、蒸留されたフェニルクロロアセテート8.5
2g、塩化(2−オフソー2−ツエノキシエチル)トリフェニルホスホニウム1
.08g、アセトニトリル100m1からなる混合物を攪拌下で83°Cに加熱
した。83°Cて1.5時間保ったのち、この混合物を冷却し、濾過し、減圧下
で溶媒を除去し、アンバー色のオイル14゜9gを得た。この生成物のガスクロ
マトグラフィー(FID検出器)による分析の結果、フェニルクロロアセテート
出発物質が完全に変換され、主成分としてGC面積%で、2.5%のフェノール
、88.8%のオクタノイルオキシ酢酸フェニルエステル、および1.9%のオ
クタノイルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエステルが認められた。
オクタン酸ナトリウム8.82g、蒸留されたフェニルクロロアセテート8.5
2g、トリフェニルホスフィン0.66g1アセトニトリル100m1からなる
混合物を攪拌下で83゛Cに加熱した。83°Cて1.5時間保ったのち、この
混合物を冷却し、濾過し、減圧下で溶媒を除去し、アンバー色のオイル14.3
5gを得た。この生成物のガスクロマトグラフィー(FID検出器)による分析
の結果、フェニルクロロアセテート出発物質が完全に変換され、主成分としてG
C面積%で、2.1%のフェノール、87.2%のオクタノイルオキシ酢酸フェ
ニルエステル、3.5%のトリフェニルホスフィンおよび2.2%のオクタノイ
ルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエステルが認められた。
この物質を実施例4と同し手法で行った。ただし、ノナン酸の代わりに3. 5
. 5−1−リメチルベキサン酸92. 0gを用いた。この反応混合物を70
°Cで70分間保持したのち、そのガスクロマトグラフィー(FID検出器)に
よる分析の結果、フェニルクロロアセテート出発物質が完全に変換され、主成分
としてGC而面%て、3.5%のフェノール、83゜9%の3. 5. 5−ト
リメチルヘキサノイルオキシ酢酸フェニルエステルおよび5.2%の3.5.5
−トリメチルベキサノイルオキシアセトオキシ酢酸フェニルエステルが認められ
た。
フロントページの続き
(72)発明者 ドウマス、ドナルド・ジョセフアメリカ合衆国、プラウエア州
19803、ウイルミントン、ベイナート・ブールバード 407
(72)発明者 フォック、ロナルド・オーガスタスアメリカ合衆国、カリフォ
ルニア州
95356、モデスト、アバネル・ドライブ(72)発明者 ソニクセン、ジョ
ージ・カールアメリカ合衆国、プラウエア州 19809、ウイルミントン、リ
ンゼイ・ロード 614
Claims (16)
- 1.下記一般式(I)のフェニルエステルを製造方法であって、 ▲数式、化学式、表等があります▼(I)(ここで、Rは直鎖型、または分枝鎖 型のC5−C11アルキル) フェニルクロロアセテートを溶媒の存在下、または非存在下、有機アンモニウム 塩、ホスホニウム塩、アミン、ホスフイン、あるいはポリエーテルの触媒量の適 宜存在下、あるいは臭化塩またはヨウ化塩の触媒量の適宜存在下で、C6−C1 2カルボン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩またはアンモニウム塩で処 理する工程を含むことを特徴とする製造方法。
- 2.溶媒がジアルキルアミド、環式ジアルキルアミド、ジアルキルスルホキシド から選ばれるものである請求の範囲1に記載の製造方法。
- 3.カルボン酸の塩が予め形成されたナトリウム塩またはカリウム塩であり、溶 媒がジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1 −メチル−2−ピロリドンから選ばれるものであり、触媒の非存在下で反応を行 うことを特徴とする請求の範囲2に記載の製造方法。
- 4.カルボン酸の塩が炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭 酸カリウムから現場で生成されたものであり、溶媒がジメチルスルホキシド、ジ メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンから 選ばれたものであり、触媒の非存在下で反応を行うことを特徴とする請求の範囲 2に記載の製造方法。
- 5.カルボン酸の塩がナトリウム塩またはカリウム塩から予め形成されたもので あり、溶媒がジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア ミド、1−メチル−2−ピロリドンから選ばれたものであり、臭化ナトリウム、 臭化カリウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウムから選ばれる触媒が0.1〜 10モル%存在する条件下で反応を行うことを特徴とする請求の範囲2に記載の 製造方法。
- 6.カルボン酸の塩が炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭 酸カリウムから現場で生成されたものであり、溶媒がジメチルスルホキシド、ジ メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1−メチル−2−ピロリドンから 選ばれたものであり、臭化ナトリウム、臭化カリウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ 化カリウムから選ばれる触媒が0.1〜10モル%存在する条件下で反応を行う ことを特徴とする請求の範囲2に記載の製造方法。
- 7.溶媒が脂肪族または芳香族炭化水素、ハロゲン化脂肪族または芳香族炭化水 素、シクロアルカン、エーテル、環式エーテル、ポリエーテル、環式ポリエーテ ル、アルキルニトリル、ジアルキルケトンから選ばれるものである請求の範囲1 に記載の製造方法。
- 8.溶媒が、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタンmシクロヘキサン、テト ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、アセトン、メチルエチルケト ン、メチルイソブチルケトン、アセトニトリルから選ばれるものであり、触媒と して第4級アンモニウム塩、第4級ホスホニウム塩の0.1〜10モル%存在す る条件下で反応を行うことを特徴とする請求の範囲7に記載の製造方法。
- 9.カルボン酸の塩が予め形成されたナトリウム塩またはカリウム塩である請求 の範囲8に記載の製造方法。
- 10.カルボン酸の塩が炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ま たは重炭酸カリウムから現場で生成されたものである請求の範囲8に記載の製造 方法。
- 11.副生成水を生成時に蒸留により反応混合物から直ちに除去する請求の範囲 10に記載の製造方法。
- 12.溶媒がアセトニトリルであり、触媒が塩化テトラメチルアンモニウムであ る請求の範囲11に記載の製造方法。
- 13.溶媒が、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、アセトン、メチルエチル ケトン、メチルイソブチルケトン、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタンか ら選ばれるものであり、触媒として第4級アンモニウム塩、第4級ホスホニウム 塩の0.1〜10モル%存在下、および臭化ナトリウム、臭化カリウム、ヨウ化 ナトリウム、ヨウ化カリウムから選ばれる触媒の0.1〜10モル%存在下で反 応を行うことを特徴とする請求の範囲7に記載の製造方法。
- 14.カルボン酸の塩が予め形成されたナトリウム塩またはカリウム塩である請 求の範囲13に記載の製造方法。
- 15.カルボン酸の塩が炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ま たは重炭酸カリウムから現場で生成されたものである請求の範囲13に記載の製 造方法。
- 16.副生成水を生成時に蒸留により反応混合物から直ちに除去する請求の範囲 15に記載の製造方法。 請求の範囲4に記載の触媒転化器用封止部材の製造方法。
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