JPH0650954U - インストルメントパネルのブラインド部材取付構造 - Google Patents

インストルメントパネルのブラインド部材取付構造

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JPH0650954U
JPH0650954U JP088767U JP8876792U JPH0650954U JP H0650954 U JPH0650954 U JP H0650954U JP 088767 U JP088767 U JP 088767U JP 8876792 U JP8876792 U JP 8876792U JP H0650954 U JPH0650954 U JP H0650954U
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JP
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blind member
instrument panel
insertion hole
edge portion
locking claw
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JP088767U
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Inventor
伸治 西迫
Original Assignee
西川化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】抜け止め具を不要にすると共にブラインド部材
をインストルメントパネルに容易に取り付けできるよう
にする。 【構成】メーターフード1における切欠部5の前縁部1
3の裏面に、裏面側に突出し外周面における下半分の部
分に外方に膨出する係止爪19を有する係合突起17を
設ける。ブラインド部材15を弾性を有する材料より構
成し、ブラインド部材15に挿通孔21を設ける。ブラ
インド部材15は切欠部5の前縁部13に、挿通孔21
に係合突起17を挿通孔21を拡張して挿通せしめ且つ
係止爪19が挿通孔21の縁部に係止されるように嵌合
することによって、取り付けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、インストルメントパネルのブラインド部材取付構造に係り、とくに 部品点数、ブラインド部材の取り付けが容易な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インストルメントパネルのメーターフードの下縁部には、その下方に配 設されたステアリングコラムとの間の隙間を塞ぎインストルメントパネル下方の 空間を車室側から隠蔽するために弾性を有するブラインド部材を取り付けること がある。例えば実開昭63−88533号公報に開示されているように、ブライ ンド部材は、ステアリングコラムにまで垂下されており、ステアリングコラムが 上下動してもその上下動に追随して撓み、隙間を塞ぐことができるようにされて いる。
【0003】 上記インストルメントパネルのブラインド部材取付構造は、インストルメント パネルの下縁部の裏面に突起を設けると共にブラインド部材に挿通孔を設け、イ ンストルメントパネルの下縁部の突起を挿通孔に挿通せしめた上、上記突起にス ピードナット等の抜け止め具を嵌合することにより、ブラインド部材をインスト ルメントパネルに取り付けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記インストルメントパネルのブラインド部材取付構造では、 ブラインド部材の他に抜け止め具が必要であるため、部品点数が多くなるばかり か、車室側からは見えにくい所にある突起をブラインド部材の挿通孔に挿通せし めたまま保持しておいて抜け止め具を嵌挿することは非常に手間がかかった。
【0005】 本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであって、抜け止め具を不要にする と共にブラインド部材をインストルメントパネルに容易に取り付けできるように することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、インストルメントパネルにおけるメー ターフードの下縁部に、該下縁部と該下縁部よりも下方に配設されたステアリン グコラムとの間に形成されステアリングコラムの上下動に伴って変動する隙間を 塞ぐブラインド部材を取り付けるためのインストルメントパネルのブラインド部 材取付構造を対象とし、上記メーターフードの下縁部の裏面には、裏面側へ突出 し且つ外周面における下半分の部分に外方へ膨出する係止爪を有する係合突起が 設けられ、上記ブラインド部材は、弾性を有する材料よりなり且つ上記係合突起 と対応する部位に該係合突起が挿通可能な挿通孔が設けられ、上記ブラインド部 材は上記インストルメントパネルの下縁部に、上記挿通孔に上記係合突起を上記 挿通孔を拡張して挿通せしめ且つ上記係止爪が上記挿通孔の縁部に係止されるよ うに嵌合することによって、取り付けられた構成とする。
【0007】
【作用】
上記の構成により、本考案では、メーターフードの下縁部の裏面には、裏面側 へ突出し且つ係止爪を有する係合突起が設けられ、ブラインド部材はインストル メントパネルの下縁部に、挿通孔に係合突起を挿通孔を拡張して挿通せしめ且つ 係止爪が挿通孔の縁部に係止されるように嵌合することによって、取り付けられ ている。したがって、抜け止め具が不要になり部品点数が減少するばかりか、係 合突起を挿通孔に挿通せしめるだけでブラインド部材はインストルメントパネル に取り付けられ、抜け止め具を係合突起に挿通する手間がなくなる。
【0008】 図5に示すように、ステアリングコラムが上方へ動いたときブラインド部材は 撓んで変形し、係合突起の下部側から抜け落ちようとするが、係合突起は外方へ 膨出する係止爪を有しているので、係合突起からのブラインド部材の抜け落ちが 有効に阻止される。
【0009】 しかも、係止爪は係合突起の外周面における下半分の部分に形成されているの で、成形型のうちの係止爪の成形部位はアンダーカットにならず、係合突起に係 止爪を形成する上で成形型の構造は複雑にならない。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0011】 図1は本考案の一実施例に係るインストルメントパネルのブラインド部材取付 構造が適用されたインストルメントパネルにおけるメーターフードの形成部位を 示している。メーターフード1にはクラスタベゼル配設口を形成するメーターフ ード1の縁部3が設けられ、該縁部3の平坦部3aには車室側に開口する切欠部 5が形成されている。
【0012】 一方、図2に示すように、メーターフード1よりも下方にはステアリングシャ フト7が前方下部から車室内へ向かって斜め上方へ突出し、該ステアリングシャ フト7が嵌挿されたステアリングコラム9および該ステアリングコラム9に取り 付けられたコラムカバー11とがメーターフード1の下方に配置されている。ス テアリングコラム9は、切欠部5内に配置されており、車両の走行中に切欠部5 内と該切欠部5よりも下方位置との間で上下動するように構成されている。
【0013】 そして、メーターフード1の下縁部としての切欠部5の前縁部13には、ブラ インド部材15が取り付けられている。該ブラインド部材15は、切欠部5の前 縁部13とステアリングコラム9との間に形成され該ステアリングコラム9の上 下動に伴って変動する隙間Aを塞ぐようにステアリングコラム9にまで垂下し且 つ当接している。
【0014】 図3に示すように、切欠部5の前縁部13の裏面には、裏面側へ突出する3個 の係合突起17が設けられ、該係合突起17には、外周面における下半分の部分 に外方へ膨出する係止爪19が設けられている。
【0015】 図4に示すように、ブラインド部材15は、弾性を有する材料よりなり、上縁 部における上記係合突起17と対応する部位に該係合突起17が挿通可能な3個 の挿通孔21が設けられていると共に、下縁部に、当該ブラインド部材15のス テアリングコラム9の上下動に対する追随性を高めるための2本の切欠状のスリ ット23が形成されている。
【0016】 そして、ブラインド部材15は切欠部5の前縁部13に、挿通孔21に係合突 起17を挿通孔21を拡張して挿通せしめ且つ係止爪19が挿通孔21の縁部に 係止されるように嵌合することによって、取り付けられている。
【0017】 次に、上記インストルメントパネルのブラインド部材取付構造の作用について 説明する。 図2に示すように、切欠部5の前縁部13の裏面には、裏面側へ突出し且つ係 止爪19を有する係合突起17が設けられている。そして、挿通孔21を拡張し て挿通孔21に係合突起17を挿通せしめると共に、係止爪19が挿通孔21の 縁部に係止されるように挿通孔21に係合突起17を嵌合する。これにより、ブ ラインド部材15は前縁部13に取り付けられている。したがって、抜け止め具 が不要になり部品点数が減少するばかりか、係合突起17を挿通孔21に挿通せ しめるだけでブラインド部材15はインストルメントパネルに取り付けられ、抜 け止め具を係合突起17に挿通する手間がなくなる。
【0018】 ステアリングコラム9が下方へ動いたとき切欠部5の前縁部13とステアリン グコラム9との間の隙間Aは拡がるが、ブラインド部材15はステアリングコラ ム9に追随して当接したまま垂下し、図2においては直線状になってメーターフ ード1とステアリングコラム9との間の隙間Aを塞ぎ、インストルメントパネル よりも下方の空間は車室側から隠蔽される。
【0019】 図5に示すように、ステアリングコラム9が上方へ動いたときコラムカバー1 1は切欠部5に戻る。同時に、ブラインド部材15は撓んで変形し、係合突起1 7の下部側から抜け落ちようとするが、係合突起17は外方へ膨出する係止爪1 9を有しているので、係合突起17からのブラインド部材15の抜け落ちが有効 に阻止される。
【0020】 しかも、係止爪19は係合突起17の外周面における下半分の部分に形成され ているので、成形型のうちの係止爪19の成形部位はアンダーカットにならず、 係止爪19を形成する上で成形型の構造は複雑にならない。
【0021】 上記実施例によれば、インストルメントパネルのブラインド部材取付構造に抜 け止め具が不要になり部品点数を減少することができると共に、ブラインド部材 15をインストルメントパネルに容易に取り付けることができる。
【0022】 また、係止爪19によって係合突起17の下部側からのブラインド部材15の 抜け落ちを有効に阻止することできると共に係止爪19を形成する上で成形型の 構造を複雑にならないようにすることができる。
【0023】 なお、係止爪19は、係合突起17の外周面における下半分の部分の範囲内に 形成されてあれば、その形成範囲および形態は自由である。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、メーターフードの下縁部の裏面には、裏面側 へ突出し且つ係止爪を有する係合突起が設けられ、ブラインド部材はインストル メントパネルの下縁部に、挿通孔に係合突起を挿通孔を拡張して挿通せしめ且つ 係止爪が挿通孔の縁部に係止されるように嵌合することによって、取り付けられ ているので、インストルメントパネルのブラインド部材取付構造に抜け止め具が 不要になり部品点数を減少することができると共に、ブラケットをインストルメ ントパネルに容易に取り付けることができる。
【0025】 係止爪は、係合突起の外周面における下半分の部分に外方へ膨出しているので 、係合突起の下部側からのブラインド部材の抜け落ちを有効に阻止することでき ると共に係止爪を形成する上で成形型の構造を複雑にならないようにすることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るインストルメントパネ
ルのブラインド部材取付構造が適用されたインストルメ
ントパネルのメーターフードの斜視図である。
【図2】ステアリングコラムが下方へ動いたときの図1
のB−B線断面図である。
【図3】係合突起の拡大斜視図である。
【図4】ブラインド部材の拡大斜視図である。
【図5】ステアリングコラムが上方へ動いたときの図1
のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 メーターフード 9 ステアリングコラム 13 切欠部の前縁部(メーターフードの下縁部) 15 ブラインド部材 17 係合突起 19 係止爪 21 挿通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルにおけるメータ
    ーフードの下縁部に、該下縁部と該下縁部よりも下方に
    配設されたステアリングコラムとの間に形成されステア
    リングコラムの上下動に伴って変動する隙間を塞ぐブラ
    インド部材を取り付けるためのインストルメントパネル
    のブラインド部材取付構造であって、 上記メーターフードの下縁部の裏面には、裏面側へ突出
    し且つ外周面における下半分の部分に外方へ膨出する係
    止爪を有する係合突起が設けられ、 上記ブラインド部材は、弾性を有する材料よりなり且つ
    上記係合突起と対応する部位に該係合突起が挿通可能な
    挿通孔が設けられ、 上記ブラインド部材は上記インストルメントパネルの下
    縁部に、上記挿通孔に上記係合突起を上記挿通孔を拡張
    して挿通せしめ且つ上記係止爪が上記挿通孔の縁部に係
    止されるように嵌合することによって、取り付けられて
    いることを特徴とするインストルメントパネルのブライ
    ンド部材取付構造。
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Cited By (2)

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Effective date: 19980804