JPH0650858U - サーマルプリンタのサーマルヘッド固定構造 - Google Patents

サーマルプリンタのサーマルヘッド固定構造

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JPH0650858U
JPH0650858U JP9255692U JP9255692U JPH0650858U JP H0650858 U JPH0650858 U JP H0650858U JP 9255692 U JP9255692 U JP 9255692U JP 9255692 U JP9255692 U JP 9255692U JP H0650858 U JPH0650858 U JP H0650858U
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JP
Japan
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thermal head
platen
printer
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head
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Application number
JP9255692U
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Inventor
健一 塩野入
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Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドを確実に固定することで騒音
をなくし、しかも、サーマルヘッドに対しプラテンを均
一な押圧力のもとで圧接させることができるサーマルプ
リンタのサーマルヘッド固定構造を提供する。 【構成】 プリンタ本体部11内にその長さ方向での両
側端部を支持させて配設されるヘッドフレーム12に
は、それぞれの下端部13を片持ち的に固定させた少な
くとも一対の板バネ材17を配設し、これらの板バネ材
17の自由端である上端部19を介することでサーマル
ヘッド12を支持させるとともに、プリンタ本体部11
の側にその一端部23側を固定配置させた複数の圧縮用
コイルスプリング材22の他端部25側をその背面21
に当接させてサーマルヘッド12をプラテン29が位置
する方向へと付勢させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はサーマルプリンタのサーマルヘッド固定構造に係り、さらに詳しくは 、サーマルヘッドを確実に固定することで騒音をなくし、しかも、サーマルヘッ ドに対しプラテンを均一な押圧力のもとで圧接させることができるサーマルプリ ンタのサーマルヘッド固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気信号として送られてくる情報を感熱記録紙上に文字や、記号、画像に変換 するサーマルプリンタは、各種の計測記録計や、ミニプリンタ、ファクシミリ等 、多くの機器類に実装されており、サーマルヘッドに対し記録紙を支持するプラ テンを圧接させながら必要な情報を記録するようになっている。
【0003】 図4は、上記サーマルプリンタにおいて従来から採用されているサーマルヘッ ドの固定構造の一例を示すものであり、図5はそのA−A線縦断面図である。
【0004】 これらの図によれば、プリンタ本体部1の側に固定配置された支枠部1aには 、圧縮用コイルバネ材Sを介在させてサーマルヘッド2が取着されている。
【0005】 また、プラテン3の両端部に突設されている支軸部3aのそれぞれは、プリン タ本体部1の側に固着されている軸受部4を介することで回転自在に軸支されて いる。
【0006】 この場合、サーマルヘッド2の両端部に取着されている支腕部5は、図5に示 すようにその垂設部5aの開放端側に前記軸受部4をその昇降を自在に支持する ガイド用溝部5bが形成されており、このガイド用溝部5bを介することでプラ テン3とサーマルヘッド2との間の位置関係を調整することができるようになっ ている。
【0007】 図6は、従来から採用されているサーマルヘッドの固定構造の他例を示すもの であり、図示しないプリンタ本体部の側に固定配置された支枠部6には、サーマ ルヘッド2をその上端部側に固着させ、基端部の側を支軸部7aを介して軸支さ せたヘッドフレーム7が圧縮用コイルバネ材Sを介して取着されており、前記支 軸部7aを介することでヘッドフレーム7の揺動性を確保しながらプラテン3と サーマルヘッド2とが圧接状態を維持できるようになって配設されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図4や図6に示す上記従来構造によっても、プラテン3とサーマル ヘッド2との間に圧接状態を確保することはできる。
【0009】 しかし、図4に示すサーマルヘッド固定構造は、構造を簡素化できるものの、 支枠部1aに対し圧縮用コイルバネ材Sを介在させてサーマルヘッド2を支持さ せるとともに、サーマルヘッド2の両端部に取着されている支腕部5のガイド用 溝部5bを介してプラテン3の側の軸受部4に遊動性を確保して支持させる構造 となっていることから、プリンタ本体部1の側に対するサーマルヘッド2自体の 固定構造が必ずしも十分とはいえず、したがって、記録紙にプリントする際に騒 音が発生する不都合があった。
【0010】 また、図6に示すサーマルヘッド固定構造は、ヘッドフレーム7を支軸部7a を介して支持しているので、プラテン3に対する位置決めが確実である点で優れ ているものの、プリンタ本体部の全体に歪みが生じた際に、サーマルヘッド2に 対するプラテン3の押圧力にバラツキが生じ、記録紙に対するプリント品質が低 下する不具合があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案は従来からあるサーマルヘッド固定構造にみられた上記課題に鑑みて なされたものであり、その構成上の特徴は、プリンタ本体部内にその長さ方向で の両側端部を支持させて配設されるヘッドフレームには、それぞれの下端部を片 持ち的に固定させた少なくとも一対の板バネ材を配設し、これらの板バネ材の自 由端である上端部を介することでサーマルヘッドを支持させるとともに、プリン タ本体部の側にその一端部側を固定配置させた複数の圧縮用コイルスプリング材 の他端部側をその背面に当接させてサーマルヘッドをプラテンが位置する方向へ と付勢させたことにある。
【0012】
【作用】
このため、サーマルヘッドは、プリンタ本体部の側にその両端部を支持させた ヘッドフレームに対し片持ち的に固定させた板バネ材の自由端を介することで取 付けガタを少なくして確実に固定配置することができる。
【0013】 また、記録紙へのプリント時には、プラテンがサーマルヘッドを押し戻すよう にしてその全体に当接することになり、したがって、サーマルヘッドに対しプラ テンを均一な押圧力のもとで圧接させ、かつ、プラテンに対する位置決めも安定 的に確保することができるので、記録紙に対するプリント品質の向上を図ること ができる。
【0014】 このため、特にその長さが比較的長いサーマルヘッドを実装するプリンタ本体 部においては、プリンタ本体部の組立て構造に由来して発生しがちな多少の歪み がサーマルヘッドの側に仮にもたらされることがあっても、圧縮用コイルスプリ ング材により付与される付勢力のもとでこれを確実に吸収することができ、した がって、プリンタ本体部の組立て精度や個々の構成部品の加工精度に対する要求 水準もそれだけ緩和して設定することができる。
【0015】
【実施例】
以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。
【0016】 図1はこの考案の一実施例を示す要部拡大概略説明図であり、サーマルヘッド 20を支持するためのヘッドフレーム12は、図2に示す長さ方向での両側端部 13,13を例えばその揺動を自在に軸支させるなど、適宜の支持構造のもとで プリンタ本体部11内に配設されている。
【0017】 このようにして配設されるヘッドフレーム12には、それぞれの下端部18を ねじ材16を用いた螺着構造やカシメ構造など、適宜の止着手段により片持ち的 に固定させた少なくとも一対の板バネ材17,17が例えば両側端部13,13 近傍の底板部14を介することで配設されている。
【0018】 なお、板バネ材17は、図示例のような一対の配置パターンのほか、ヘッドフ レーム12における3ケ所以上の適宜の位置に配設するものであってもよい。
【0019】 また、サーマルヘッド20は、その背面21側を前記板バネ材17の自由端で ある上端部19に固着連結することでヘッドフレーム12の側に板バネ材17の 撓み方向への位置移動を自在に支持されている。
【0020】 さらに、ヘッドフレーム12にあってサーマルヘッド20と対向する位置関係 にある底板部14の適宜の位置、より好ましくは底板部14の上縁部14a寄り の適宜の位置には、後述する圧縮用コイルスプリング材22の設置数に対応する 数の通孔15が設けられており、これらの通孔15を介してサーマルヘッド20 の背面21が表出されている。
【0021】 一方、前記ヘッドフレーム12の底板部14に設けられているそれぞれの通孔 15との対面側に位置するプリンタ本体部11の側には、その長さ方向に沿わせ て架設されたホルダー部材11aにその一端部23側を固定配置させた圧縮用コ イルスプリング材22が複数箇所、好ましくは3ケ所に配設されており、その他 端部25側は前記通孔15を介してサーマルヘッド20の背面21に当接され、 これによりサーマルヘッド20は、支軸部30を介してプリンタ本体部11の側 にその位置移動を可能にして軸支されているプラテン29方向へと付勢されるこ とになる。
【0022】 この場合、おけるホルダー部材11aへの圧縮用コイルスプリング材22の取 付けは、例えば圧縮用コイルスプリング材22の一端部23を止着させた固定用 部材24をホルダー部材11aにねじ等の止着材28により止着するなどして行 われている。
【0023】 また、このようにしてプリンタ本体部11の側に取付けられる圧縮用コイルス プリング材22の他端部25側は、ヘッドフレーム12の底板部14の前記通孔 15への貫挿が自在な当接部26aを先端部に有し、基端部26bを圧縮用コイ ルスプリング材22の他端部25に固着させ、かつ、その中間部に前記通孔15 の周縁部に係止させるためのストッパー片27を介在させてなる当接部材26を 備えており、この当接部材26の当接部26aを前記通孔15を介して表出され ているサーマルヘッド20の背面21に当接させることでプラテン29が位置す る方向へと付勢されている。
【0024】 この考案は上述したようにして構成されているので、サーマルヘッド20は、 プリンタ本体部11の側にその両側端部13,13を支持させたヘッドフレーム 12に対し下端部18を片持ち的に固定させた板バネ材17の自由端である上端 部19のそれぞれに連結固定されることになり、これにより板バネ材17の撓み 方向への位置移動を自在とすることで、取付けガタを少なくして確実に配置する ことができる。
【0025】 このようにしてヘッドフレーム12に配設されるサーマルヘッド20に対して は、ホルダー部材11aを介してプリンタ本体部11の側に固定配置される複数 の圧縮用コイルスプリング材22の当接部材26における当接部26aがストッ パー片27を通孔15の周縁部に係止させた状態のもとでその背面21へと当接 することになり、その結果、サーマルヘッド20はプラテン29が位置する方向 へと常時付勢された状態を保持していることになる。
【0026】 また、記録紙へのプリント時には、図3に示すようにプラテン29が圧縮用コ イルスプリング材22の付勢力に抗してサーマルヘッド20をヘッドフレーム1 2の底板部14の側へと押し戻すようにしてその全体に当接することになり、し たがって、サーマルヘッド20に対しプラテン29を均一な押圧力のもとで圧接 させ、かつ、プラテン29に対する位置決めも安定的に確保することができるの で、記録紙に対するプリント品質の向上を図ることができる。
【0027】 このため、その長さが比較的長いサーマルヘッド20を実装するプリンタ本体 部11においては、プリンタ本体部11の組立て構造に由来して発生しがちな多 少の歪みがサーマルヘッド20の側にもたらされることがあっても、圧縮用コイ ルスプリング材22により付与される付勢力のもとでこれを確実に吸収すること ができ、したがって、プリンタ本体部11の組立て精度や個々の構成部品の加工 精度に対する要求水準もそれだけ緩和して設定することができる。
【0028】
【考案の効果】
以上述べたようにこの考案によれば、サーマルヘッドは、プリンタ本体部の側 にその両端部を支持させたヘッドフレームに対し片持ち的に固定させた板バネ材 の自由端を介することで取付けガタを少なくして確実に固定配置することができ る。
【0029】 また、記録紙へのプリント時には、プラテンがサーマルヘッドを押し戻すよう にしてその全体に当接することになり、したがって、サーマルヘッドに対しプラ テンを均一な押圧力のもとで圧接させ、かつ、プラテンに対する位置決めも安定 的に確保することができるので、記録紙に対するプリント品質の向上を図ること ができる。
【0030】 このため、特にその長さが比較的長いサーマルヘッドを実装するプリンタ本体 部においては、プリンタ本体部の組立て構造に由来して発生しがちな多少の歪み がサーマルヘッドの側に仮にもたらされることがあっても、圧縮用コイルスプリ ング材により付与される付勢力のもとでこれを確実に吸収することができ、した がって、プリンタ本体部の組立て精度や個々の構成部品の加工精度に対する要求 水準もそれだけ緩和して設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す要部拡大概略説明図
である。
【図2】図1におけるヘッドフレームとサーマルヘッド
との配置関係を示す説明図である。
【図3】この考案のプリント時におけるサーマルヘッド
とプラテンとの関係を示す説明図である。
【図4】従来からあるサーマルヘッドの固定構造の一例
を示す一部を省略した説明図である。
【図5】図4におけるA−A線断面図である。
【図6】従来からあるサーマルヘッドの固定構造の他例
を示す要部説明図である。
【符号の説明】 11 プリンタ本体部 11a ホルダー部材 12 ヘッドフレーム 13 側端部 14 底板部 15 通孔 16 ねじ材 17 板バネ材 18 下端部 19 上端部 20 サーマルヘッド 21 背面 22 圧縮用コイルスプリング材 23 一端部 24 固定用部材 25 他端部 26 当接部材 26a 当接部 26b 基端部 27 ストッパー片 28 止着材 29 プラテン 30 支軸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ本体部内にその長さ方向での両
    側端部を支持させて配設されるヘッドフレームには、そ
    れぞれの下端部を片持ち的に固定させた少なくとも一対
    の板バネ材を配設し、これらの板バネ材の自由端である
    上端部を介することでサーマルヘッドを支持させるとと
    もに、プリンタ本体部の側にその一端部側を固定配置さ
    せた複数の圧縮用コイルスプリング材の他端部側をその
    背面に当接させてサーマルヘッドをプラテンが位置する
    方向へと付勢させたことを特徴とするサーマルプリンタ
    のサーマルヘッド固定構造。
JP9255692U 1992-12-24 1992-12-24 サーマルプリンタのサーマルヘッド固定構造 Pending JPH0650858U (ja)

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JP9255692U JPH0650858U (ja) 1992-12-24 1992-12-24 サーマルプリンタのサーマルヘッド固定構造

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JP9255692U JPH0650858U (ja) 1992-12-24 1992-12-24 サーマルプリンタのサーマルヘッド固定構造

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JPH0650858U true JPH0650858U (ja) 1994-07-12

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ID=14057693

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JP9255692U Pending JPH0650858U (ja) 1992-12-24 1992-12-24 サーマルプリンタのサーマルヘッド固定構造

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JP (1) JPH0650858U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013082187A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Kuramatsu Yashiro 綴部背当バンド

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013082187A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Kuramatsu Yashiro 綴部背当バンド

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