JPH0650851Y2 - テ−プカセットロ−ディング装置 - Google Patents

テ−プカセットロ−ディング装置

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JPH0650851Y2
JPH0650851Y2 JP1987067892U JP6789287U JPH0650851Y2 JP H0650851 Y2 JPH0650851 Y2 JP H0650851Y2 JP 1987067892 U JP1987067892 U JP 1987067892U JP 6789287 U JP6789287 U JP 6789287U JP H0650851 Y2 JPH0650851 Y2 JP H0650851Y2
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cassette
container
slider
pin
groove
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恒有 成井
和夫 谷
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Kenwood KK
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、DATカセットのローディング装置に関し、
カセットをローディング装置のカセットコンテナへ、挿
入の向きに誤りなく正しい位置にセットできるようにし
たテープカセットローディング装置を提供するものであ
る。
(従来の技術) カセットは、カセットコンテナへ手で挿入されて、ロー
ディング機構によりカセットコンテナと共に再生装置の
真上へ水平移動され、ついでカセットコンテナが下動し
て再生装置の所定位置にセットされるもので、カセット
をカセットコンテナへ手で挿入したときに正しく位置決
めされることが、正常なローディング動作の正否を左右
するものである。
従来は、この挿入の際の位置決めのための構造を、カセ
ットコンテナの手前側付近設けているため、位置決め構
造は複雑となっている。
また、カセットを、カセットコンテナへ挿入した際、こ
の挿入動作によりカセットのスライダを開くべく、カセ
ットケースにスライダロック機構解除用の突起と、スラ
イダの前部に係合する爪を、設けている構造が、実開昭
62-63847号公報に開示されている。
(考案が解決しようとする課題) しかし上記公知構造では、カセット挿入の向きの誤りな
どは判別できず、間違った向きで無理に挿入されること
などによってカセットや再生装置が破損するなどのおそ
れがある。
この考案は、カセットコンテナへの挿入の際の位置決め
のための構造が複雑となっているという、従来の問題を
解消して、カセットコンテナへの挿入操作に伴い、カセ
ットはカセットコンテナに正しく位置決めされ、カセッ
ト挿入の向きの誤りなどは挿入操作の際に直ちに判別さ
れるように工夫した構成を、カセットコンテナに備えて
いるローディング装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するためこの考案は、カセットコンテナ
6の左右の側板68、68に案内されて挿入され押込まれた
カセット7を所定位置に保持しているカセットコンテナ
6を、装置本体5に設けたローディング機構Lの左右の
スライド板12に案内させて装置本体5内へ水平状に引込
み移動し、ついで下降移動することによりカセット7を
再生装置Rへセットするテープカセットローディング装
置において、 上記挿入されたカセット7のリッド46の切欠80を介して
カセット7のスライダ47の先端部に係止するようカセッ
トコンテナ6に設けた左右の前部係合片78、78と、上記
挿入によりスライダ47の左右の溝48に嵌合し、かつ、カ
セット7の上記押込に伴いスライダロック49を解除すべ
くコンテナ底板66に突設された左右のガイド部77と、上
記押込状態でカセット7の前部上面に係合するようカセ
ットコンテナ6に設けた上部係合片79、79とを有してい
る。
(作用) カセット7がカセットコンテナ6へ正しい向きで挿入さ
れると、カセット7の左右がカセットコンテナ6の左右
の側板68、68に案内されて、カセットコンテナ6の底板
66の左右のガイド部77、77に、スライダ47の左右の溝4
8、48が嵌合し、カセット7のリッド46の切欠80、80が
カセットコンテナ6の底板66の前部係合片78、78を通り
抜けて、これらの前部係合片78、78に、スライダ47の先
端部が係止される。
もし、カセット7がその左右と前後をとり違えて挿入さ
れると、カセット7の左右いずれか一方の側部が前部係
合片78に係止してスライダ47は前部係合片78に係止され
ず、スライダ47の溝48がガイド部77に嵌合しないためス
ライダロック49はロック解除されず、カセット7を押し
てもスライダ47は開かれず、カセット7の押し込み操作
は不能となって、正しい向きでないことが直ちに判明す
る。
カセット7がその前後を逆に、あるいは、裏返しに挿入
されると、スライダ47の溝48がガイド部77に嵌合しない
ため、カセット7はガイド部77、77に乗り上げ、そし
て、前後が逆のときは、カセット7の後部(リッド46の
反対側)が上部係合片79、79に衝突し、裏返しのときで
はカセット7のリッド46が上部係合片79、79に衝突する
ので、いずれのときもカセット7の押し込み操作は不能
となって、正しい向きでないことが直ちに判明する。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。ロ
ーディング装置の要部全体を、第1図に平面図で、第2
図に側面図で、第18図に主要構成部材の分解斜視図で、
それぞれ示した。
左右側板1、2の下部は、プレート3にて互いに連結
し、左右側板1、2の上部は、第14図に平面視で示した
上板4にて互いに連結して箱形の装置本体5に形成す
る。
カセットコンテナ6へ手で挿入されたカセット7は、装
置本体5に設けてあるローディング機構Lにより、カセ
ットコンテナ6と共に、第1図、第2図、第18図で左方
から右方へ装置本体5内に引込まれ、次にカセットコン
テナ6が下動されて再生装置Rにカセット7がセットさ
れてローディングされる。
再生装置Rにセットされたカセット7は、ローディング
機構Lによりカセットコンテナ6と共に上動され、次に
第1図、第2図、第18図で装置本体5内を右方から左方
へ移動されて後述の排出体88により付勢され、カセット
コンテナ6から入口側へ排出されてアンローディングさ
れる。
以下、図示例では、第1図、第2図、第18図で装置本体
5の左側を入口側と言い、第1図、第2図、第18図で装
置本体5の右側を奥側と言い、これらの各図で上の方向
を左側と言い、下の方向を右側と言う。
例示したローディング機構Lは、カセットコンテナ6を
支承してこれを入口側、奥側間にわたって水平移動させ
る左右のスライド板12、12と、カセットコンテナ6と共
にスライド板12、12を上下に上昇させる左右のカムプレ
ート14、14と、左右側板1、2へ支軸21により軸支され
たギヤ22と、カムプレート14、14を保持する左右側板
1、2と、カセットコンテナ6の上記水平移動および、
スライド板12、12の上記昇降動作の駆動機構である後述
のローディング駆動機構9とにより構成される。
詳細には、スライド板12には、水平状で板を貫通するガ
イド溝10、11を、上位と下位にそれぞれ設け、カムプレ
ート14には、板を貫通して入口側の水平部C1と奥側の縦
部C2とからなるカム溝Cが形成され、ギヤ22には、半径
方向に長いガイド溝23がギヤ22を貫通して形成され、左
右側板1、2には、支軸21を中心とする円弧状の溝Sが
形成されている。
一方、カセットコンテナ6の左右の側板68、68には、入
口側にガイドピン20が、奥側にはカムピン13が、左右外
方へ突出して設けてあり、ガイドピン20とカムピン13と
は同一高さに位置している。
軸19を左右外方へ突出して設けた左右の板101、101を、
ピン100によってカセットコンテナ6の左右の側板68、6
8の左右外側へ枢着し、板101、101に挿通した軸69を左
右の側板68、68の上部の切欠68b、68bに遊挿して、後述
するばね106、106とこれにより下方へ押動付勢されてい
るホールドガイド102、102(第2図では点線で示した)
とによってガイドピン19、19を介して板101、101を下方
へ弾性付勢している。
ガイドピン20とカムピン13はスライド板12の下位のガイ
ド溝11に係合してカセットコンテナ6の底板66は常に水
平状に保持される。
カムピン13は、スライド板12の下位のガイド溝11、カム
プレート14のカム溝C、ギヤ22のカイド溝23、左右側板
1、2の溝Sにいずれも係合している。
スライド板12は、その入口側端縁12bが鉛直状に形成さ
れ、その奥側および、この奥側、入口側端縁12b間に
は、それぞれ鉛直状の縦溝17と縦溝65とが形成されてい
て、左右側板1、2にピン15、16、24が、それぞれ固設
してあり、ピン15には入口側端縁12bが、ピン16には縦
溝17が、ピン24には縦溝65が、それぞれ係合している。
これにより、スライド板12は左右側板1、2に対して上
下方向にのみ昇降できる。
上記構成により、カセットコンテナ6は、ギヤ22が回転
駆動されると、カムピン13はギヤ22のガイド溝23内半径
方向に移動すると共に、スライド板12の下位のガイド溝
11に沿って入口側、奥側の方向に水平移動し、かつ、カ
ムプレート14のカム溝C内を入口側の水平部C1に沿って
水平移動し、奥側の縦部C2に沿って上下に昇降動作す
る。
カムピン13が上記水平移動すると、カセットコンテナ6
のピン20はスライド板12のガイド溝11に沿って水平移動
し、カセットコンテナ6も水平移動する。
カムピン13が上記昇降動作すると、スライド板12の入口
側端縁12b、縦溝17、65は、カムプレート14のピン15、1
6、24に案内されて昇降し、スライド板12に支持されて
いるカセットコンテナ6も昇降する。
ローディング駆動機構9は、ローディングモータ8にて
駆動されるベルト伝動機構35と、ベルト伝動機構35の回
転を順次伝達するウオーム機構36、ピニオン37、ギヤ38
と、ギヤ38に取付けたピン39に円弧溝40が遊嵌するギヤ
41と、このギヤ41の回転を順次伝達するギヤ42、22とに
よって構成され、ローディングモータ8の側(左側)の
ギヤ22は、これに噛み合うピニオン43と軸44を介して右
側のギヤ22を駆動する。
左側の左右側板1には、第8図のように溝Sの入口側に
入口側スイッチ33が、溝Sの奥側に奥側スイッチ26が、
それぞれ取付けてあり、ギヤ22に固設したピン27がギヤ
22の上記回転に伴い入口側スイッチ33、奥側スイッチ26
を作動させる。
すなわち、ローディング動作時では、カムピン13がカム
溝Cの縦部C2の下端付近(カセット7が再生装置Rにセ
ットされる再生装置)に達すると、ピン27が奥側スイッ
チ26を作動してローディングモータ8を停止させ、アン
ローディング動作時では、カムピン13がカム溝Cの水平
部C1の入口側付近(カセット7がカセットコンテナ6か
ら排出される排出位置)に達すると、ピン27が入口側ス
イッチ33を作動してローディングモータ8を停止させ
る。
左右のギヤ22は、第8図のようにピン27と支軸21の真下
付近の位置での左右側板1、2のとの間にばね45が張架
され、ローディング動作時にピン27が支軸21の右側に到
達するとばね45はギヤ22を右回り回動させてカセット7
の再生装置Rに向かう下降動作を助け、アンローディン
グ動作時にピン27が支軸21の左側に到達するとばね45は
ギヤ22を左回り回動させてカセット7の排出位置に向か
う水平移動を助けるようにしている。
このローディング装置に使用されるカセット7を第12図
に上面斜視図で、第13図に裏面斜視図で示した。
すなわち、リッド46によってカセット7の前部が、スラ
イダ47によってカセット7の前下部が、図示しないばね
の付勢により塞がれている。リッド46の前下部には切欠
80、80が形成されている。
スライダ47の左右の溝48、48の孔に突出するスライダロ
ック49、49を押すと、図示しないスライダロックが解除
され、矢線方向にスライダ47が引かれると、カセット7
の前下部は開かれてスライダ47のハブ孔50、50がカセッ
ト7のハブ孔28、28に合致する。
カセット7の前下部には、再生位置での位置決め用に丸
いピン孔51aと左右に長いピン孔51bが明けてある。
プレート3には、入口側に位置決めピン54が、奥側に位
置決めピン52、53が、それぞれ立設されていて、カセッ
ト7が再生位置にセットされると、丸いピン孔51aは位
置決めピン52に、長いピン孔51は位置決めピン53に、そ
れぞれ嵌合し、カセット7の後部は入口側の位置決めピ
ン54に乗り、これらによりカセット7は再生装置Rに対
して前後、左右、上下の各方向に所定にセットされる。
カセット7のリッド46は、これに下方から係合するリッ
ド開き板59が、スライド板12の下降動作に連動するレバ
ー62のピン63の上動により上昇することで開かれる構造
としている。
すなわち、カムプレート14にはピン55、56、61が設けて
あり、リッド開き板59に明けてあるガイド溝57、58をピ
ン55、56に係合してリッド開き板59を、上下方向に昇降
自在としている。
レバー62には長さ方向で入口側にピン67が、奥側にピン
63が、固設されていて、長さ方向で中間部分をカムプレ
ート14へ、ピン61によって枢着している。
リッド開き板59に明けてある孔59bをレバー62の奥側の
ピン63に嵌合し、リッド開き板59の上部とピン56との間
に張架したばね60により、リッド開き板59を下方へ付勢
している。
カムピン13がカム溝Cの水平部C1の奥側(縦部C2の上端
部)付近に到達した位置(カセット7は再生装置Rの真
上となっている)では、カセット7のリッド46の前下部
の真下にリッド開き板59の係合部59aが位置している。
カセット7が再生装置Rの真上にある位置からカセット
コンテナ6が下降するとき、スライド板12ががレバー62
の入口側のピン67に当接してこのピン67を押し下げるた
め、レバー62は第2図で左回りに回動してリッド開き板
59は上昇し、係合部59aはカセット7のリッド46の前下
部に下から係合して、この係合部59aの上昇によりリッ
ド46は上方へ開かれる。
カセット7の下降動作に係合部59aの上昇動作が加算さ
れることになってカセット7がずかに下降したときリッ
ド46は十分に開かれる。
カセット7のスライダ47は、カムピン13がカム溝Cの水
平部C1の入口側にあってカセットコンテナ6が最も入口
側に位置している挿入位置にあるとき、人手でカセット
7がカセットコンテナ6へ挿入されて次述のカセットホ
ールド機構Gによりカセット7のスライダ47がカセット
コンテナ6の底板66に係合され、このカセット7がさら
に奥側へ押し込まれる動作によって開かれる構造として
いる。
すなわち、カセットコンテナ6の底板66には、スライダ
47の左右の溝48、48に嵌合できるガイド部77、77を突設
し、底板66の奥側には、上記挿入されたカセット7のリ
ッド46の切欠80を介してカセット7のスライダ47の先端
部に係止される前部係合片78、78を設けている。
上記押込状態でカセット7の前部上面に係合するように
した上部係合片79、79を、カセットコンテナ6に設け、
上記挿入されたカセット7の左右を案内する左右の側板
68、68を、底板66から立設している。
カセットコンテナ6へ挿入されたカセット7を保持する
カセットホールド機構Gは、カセット7の前上部の溝81
に弾性的に嵌合するグリップ71を有するグリップ板70
と、スライダ板12に形成してあるロック溝12bに弾性的
に係合するロックピン117を有する左右のロック体75、7
5と、ピン19を介してグリップ板70を上方へ弾性的に押
動するホールドガイド102とによって構成されている。
すなわち、グリップ板70は、奥側の腕70aにグリップ71
をピン72により枢支し、グリップ板70の立設部70bの入
口側へ挿通した軸73を、カセットコンテナ6の左右の側
板68の入口側の切欠68aに遊挿して、この軸73の左右部
には、カセットコンテナ6へ挿入されたカセット7の上
面に転接できるローラ74、74を遊嵌している。
左右のロック体75、75は軸69に遊挿され、この軸69をカ
セットコンテナ6の左右の側板68の上部の切欠68bに遊
挿して、ロック体75には、スライダ板12の上縁に形成し
てあるロック溝12aに係合できるロックピン117を設けて
いる。この状態でロック体75、75は、グリップ板70の上
面に乗っている。
グリップ板70の上面とロック体75とにそれぞれの端部を
係止したトルクばね76によってロック体75を下方へ付勢
している。
ホールドガイド102(第2図では点線で示した)には、
ガイド溝107と、入口側、奥側に縦溝102a、102aと、ピ
ン104、104とが、それぞれ設けてあり、ガイド溝107の
奥側は水平状部107aに、入口側は傾斜状部107bに、形成
されている。
スライド板12には、ピン103、103が固設してあり、ホー
ルドガイド102の縦溝102a、102aをピン103、103に遊嵌
し、スライド板12に固設してあるピン105の下面とホー
ルドガイド102のピン104、104の上面との間に、ばね106
を介装して、このばね106によりスライド板12に対して
ホールドガイド102を下方へ付勢している。
上記の構成により、挿入位置ではカセットコンテナ6の
ガイドピン19が傾斜状部107bに嵌合しているため、ばね
106による押し下げ力はピン19にかからず、グリップ板7
0とグリップ71は底板66から最も離れた高い位置にあっ
て、カセット7の挿入操作、あるいは、挿入されてきた
カセット7(グリップ71は、カセット7の前上部の溝81
に嵌合していない)の排出動作は、抵抗なく行われる。
また、挿入位置でカセット7が挿入されていないとき
は、トルクばね76により下方へ付勢されているロック体
75のロックピン117は、スライド板12の上縁に形成して
あるロック溝12aに係合している。
挿入位置にあるカセットコンテナ6へカセット7を手で
挿入すると、カセット7の左右がカセットコンテナ6の
左右の側板68、68に案内されて、カセットコンテナ6の
底板66の左右のガイド部77、77に、スライダ47の左右の
溝48、48が嵌合し、カセット7のリッド46の切欠80、80
がカセットコンテナ6の底板66の前部係合片78、78を通
り抜けて、これらの前部係合片78、78に、スライダ47の
先端部が係止される。
この挿入動作に続いてカセット7を奥側へ押し込むと、
これ以後はスライダ47はカセットコンテナ6に対して静
止しているため、カセット7が押し込み操作によって奥
側へ移動するときは、スライダ47はカセット7に対して
相対移動して開かれ、上部係合片79、79の下をカセット
7の前部上面が通過する。
また、挿入されたカセット7の上面によりロック体75が
上方へ回動してロック体75のロックピン117は、スライ
ド板12のロック溝12aから上へ外れる。
そして、スライダ47が全開されると、スライダ47の後端
にカセット7の端部が当接して、これ以後はカセット7
と共にカセットコンテナ6は奥側へ少し移動する(ロー
ディングモータ8は停止したまであるが、ギヤ38に取付
けたピン39とギヤ41の円弧溝40との遊動作用により、ロ
ーディングモータ8側のギヤ38は停止したまま、カセッ
トコンテナ6側のギヤ41は回転する)。
セッココンテナ6のこの奥側への移動により、カセット
コンテナ6のピン19は傾斜状部107bから水平状部107aに
進入し、ばね106による押し下げ力がこの水平状部107a
を介してピン19に作用するため、板101は下動してグリ
ップ板70とグリップ71も下動し、グリップ71はカセット
7の前上部の溝81に遊合し、ピン19を付勢しているばね
106の弾力の作用によってグリップ71はカセット7を、
カセットコンテナ6へ弾性的に押圧、保持する。
この保持状態では、カセット7は、前上部の溝81がこれ
に嵌合するグリップ71によって押さえられ、後部上面の
左右がグリップ板70のローラ74、74によって押さえら
れ、このように、グリップ71と左右のローラ74、74の3
点によってカセット7はカセットコンテナ6へしっかり
と保持されている。
カセット7が上記保持状態となると、第17図に示す始動
スイッチ108が作動してローディングモータ8はローデ
ィング方向に回転する。
以上の動作は、カセット7が正しい向きにカセットコン
テナ6へ挿入されたときに行われるものであり、正しく
ない挿入のときは、次述もように上記保持状態にはなら
ないので、正しい向きでないことが直ちに判明する。
すなわち、カセット7がその左右と前後をとり違えて挿
入されると、カセット7の左右いずれか一方の側部が前
部係合片78に係止してスライダ47は前部係合片78に係止
されず、スライダ47の溝48がガイド部77に嵌合しないた
めスライダロック49はロック解除されず、カセット7を
押してもスライダ47は開かれず、カセット7の押し込み
操作は不能となって正しい向きでないことが直ちに判明
する。
そして、カセット7の押し込みができないため、ロック
体75の前記上方回動はできず、ロックピン117はロック
溝12aから外れず、カセット7のローディング動作は不
可能である。
カセット7がその前後を逆に挿入されると、スライダ47
の溝48がガイド部77に嵌合しないため、カセット7はガ
イド部77、77に乗り上げ、カセット7の後部(リッド46
の反対側)が上部係合片79、79に衝突して、カセット7
の押し込み操作は不能となって、正しい向きでないこと
が直ちに判明する。
カセット7が裏返しに挿入されると、スライダ47の溝48
がガイド部77に嵌合しないため、カセット7はガイド部
77、77に乗り上げ、カセット7のリッド46が上部係合片
79、79に衝突して、カセット7の押し込み操作は不能と
なって、正しい向きでないことが直ちに判明する。
これらのように、カセット7が正しい向きに挿入されて
いないことが、使用者が不馴れであってもに容易に知る
ことができる。
(考案の効果) 以上のようにこの考案によれば、カセット7がその左右
と前後をとり違えて挿入されると、カセット7の左右い
ずれか一方の側部が前部係合片78に係止してスライダ47
は前部係合片78に係止されず、スライダ47の溝48がガイ
ド部77に嵌合しないためスライダロック49はロック解除
されず、カセット7を押してもスライダ47は開かれず、
カセット7の押し込み操作は不能となって、正しい向き
でないことが直ちに判明する。
カセット7がその前後を逆に、あるいは、裏返しに挿入
されると、スライダ47の溝48がガイド部77に嵌合しない
ため、カセット7はガイド部77、77に乗り上げ、そし
て、前後が逆のときは、カセット7の後部(リッド46の
反対側)が上部係合片79、79に衝突し、裏返しのときで
はカセット7のリッド46が上部係合片79、79に衝突する
ので、いずれのときもカセット7の押し込み操作は不能
となって、正しい向きでないことが直ちに判明する。
これらにより、使用者はカセット7の挿入の向きの正否
を、容易に、かつ、挿入操作時に直ちに知ることができ
て、誤挿入によるカセット7やカセットコンテナ6の破
損防止などに役立つものである。
【図面の簡単な説明】
各図はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は、装
置の全体平面図、第2図と第7図は、それぞれの動作状
態での要部側面図、第3図は、保持状態でのカセットコ
ンテナの要部側面図、第4図は、カセットコンテナの支
承状態を示す要部斜視図、第5図は、カセットコンテナ
の平面図、第6図は、第5図の正面図、第8図は、左右
側板の側面図、第9図は、カセットホールド機構の平面
図、第10図と第11図は、カセットホールド機構のそれぞ
れの動作状態での要部側面図、第12図は、この考案に使
用されるカセットの斜視図、第13図は、上記カセットの
裏面斜視図、第14図は、装置の主要構成部材の分解斜視
図、第15図は、第2図の要部斜視図、第16図は、第2図
の要部側面図である。 5……装置本体、6……カセットコンテナ、7……カセ
ット、12……スライダ板、45……リッド、47……スライ
ダ、48……溝、49……スライダロック、66……底板、68
……側板、77……ガイド部、78……前部係合片、79……
上部係合片、L……ローディング機構、R……再生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−150747(JP,U) 実開 昭62−63847(JP,U) 実開 昭62−67340(JP,U) 実開 昭58−193355(JP,U) 実開 昭60−194737(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットコンテナの左右の側板に案内され
    て挿入され押込まれたカセットを所定位置に保持してい
    るカセットコンテナを、装置本体に設けたローディング
    機構の左右のスライド板に案内させて装置本体内へ水平
    状に引込み移動し、ついで下降移動することによりカセ
    ットを再生装置へセットするテープカセットローディン
    グ装置において、 上記挿入されたカセットのリッドの切欠を介してカセッ
    トのスライダの先端部に係止するようカセットコンテナ
    に設けた左右の前部係合片と、上記挿入によりスライダ
    の左右の溝に嵌合し、かつ、カセットの上記押込に伴い
    スライダロックを解除すべくコンテナ底板に突設された
    左右のガイド部と、上記押込状態でカセットの前部上面
    に係合するようカセットコンテナに設けた上部係合片と
    を有しているテープカセットローディング装置。
JP1987067892U 1987-05-08 1987-05-08 テ−プカセットロ−ディング装置 Expired - Lifetime JPH0650851Y2 (ja)

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JPS60163572U (ja) * 1984-04-03 1985-10-30 ソニー株式会社 テ−プカセツト
JPS6263847U (ja) * 1985-10-07 1987-04-21
JPS6267340U (ja) * 1985-10-14 1987-04-27

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