JPH06506275A - コンクリートへの化学薬品注入のための注入チューブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 コンクリートへの化学薬品注入のための注入チューブ本発明はコンクリート中に 化学薬品を注入する注入チューブに関する。

水圧に耐えるコンクリート構造体は一般にコンクリートミックス構造に厳しい要 求を課し、特に厳しい条件がコンクリート接合部に課せられることが知られてい る。

２つのコンクリート型枠成形部分の間の理想的な接合は、亀裂、割れ目、ロック ネスト（ｒｏｃｋ　ｎｅｓｔ　）等を生じないものである。

しかしながら実際には、コンクリートにおける均質性の不足により、またコンク リートの凝固で生じる収縮にもよって、これはまさに不可能である。

従って型枠成形の後、発生した亀裂および割れ目をシールするための試みが行わ れねばならず、このようなシールを達成する１つの方法は、コンクリート接合部 内部に点々と注入を行う方法である。

しかしながら、この方法は信頼性が低く、非常に高価でもある。

それ故、コンクリート接合部をシールするための一層良好な方法が探求され、今 日一般に使用されている方法はコンクリート接合部の長手方向に延在する穿孔付 きチューブを基本とする注入システムであり、同システムではシール材料、通常 は２成分ポリウレタン材料、がこれらのチューブ内に注入され、穿孔を通して接 合部内部に分配され、その後に硬化してシールを行う。

この装置は予め配置されるので、従ってコンクリート構造体を通して孔開は加工 する、多くの時間を費やし高価である工程を不要にする。

市場では、１ないしそれ以上の繊維織物層を巻付けられた可撓性スチールチュー ブが知られている。

この織物の目的は、硬化剤のための分配チューブに形成されている穿孔を、流し 込まれるコンクリート材料が塞いでしまうのを防止することであるが、織物はそ れ自体が表面部材であって流し込み／型枠成形の工程中に密閉されてしまい、従 って生じた亀裂および割れ目のシールのために穿孔付きチューブから注入物質が 放出されるのを阻止するので、この目的のために繊維織物は不適当であることが 判明している。

その後のこの領域に於ける調査および開発により、［フコ（ｆｕｋｏ）　Ｊとい う商品名で現在販売されているシステムが生み出された。

このシステムは強力な固形材料で作られたチューブコアを含み、このチューブコ アに沿って該チューブコアの長手方向に溝が配置され、これら溝の底部に該底部 を貫通して穿孔が形成されている。

これらの溝は緩く配置されたスラットで覆われ、チューブの全体輪郭としてほぼ 円形状を呈している。

これらスラットの目的は、流し込まれた／型枠成形コンクリート材料がチューブ の穿孔を塞ぐことを防止すると同時に、低い圧力によっても注入材料を給送チュ ーブから付近の亀裂および割れ目の中に圧入できることを保証することである。

最後に、この知られている「フコＪシステムは、長手方向スラットを所定位置に 保持するために、取囲む織製されたオーブンプラスチックストッキングを備えて いる。

このシステムは使用において技術的に非常に信頼性が高く安全であるか、製造が 比較的複雑で非常に高価である欠点を存する。

それ故、この価格は、対象とするコンクリート構造体が永続的に水圧を受けてこ れに耐え、それ故に安全を保証されねばならない場合にのみ、その使用を正当化 する。

非常に多くの構造体では、コンクリート構造体の外面に水圧が掛かる可能性は一 時的なだけであり、それさえも比較的まれにしか予想されず、例えば噴水の水浸 面積部分または他の多少とも周期的であるが非常に希に水浸する領域である。

これらの場合、使用において適度に安全で信頼でき、製造が簡単且つ容易であり 、従って製造および使用に非常に適しているシステムを使用することがふされし い。

本発明はこの形式の、コンクリートに化学薬品を注入する適当な注入システムの 提供を目的とし、それ故に規則的に穿孔を形成され、該穿孔上にカバーを緩く配 置した中央給送チューブを含む形式の注入チューブに関する。

このチューブは、カバーが圧縮可能なケーシングを含み、このケーシングが該ケ ーシングを貫通した微細孔を有し、チューブの周辺のまわりに配置されることを 特徴とする。

このカバーは微細な貫通孔を有する可撓性の発泡プラスチックまたは同様材料で 構成されることが好ましい。

前述したように、穿孔を上のこのカバーの目的は、その上に流し込まれるコンク リート材料で穿孔が塞がれるのを防止することである。

これは、ケーシングがコンクリートに接触することで押圧されてシールされ、こ れにより穿孔へのコンクリートの接近を防ぐが、コンクリートが直接に作用しな いオーブンチャンネルが依然として残し、注入物質が穿孔から放出されてシール すべき亀裂および割れ目の中に流入できるようにするという事実によって、本発 明によるカバーで達成される。

本発明によれば、全周のまわりに規則的配置した穿孔を具備する従来の肉厚のプ ラスチックホースを給送チューブとして使用し得る。

ケーシングは、発泡プラスチック材料で構成される場合には、チューブ上に押出 成形して製造し得る。

取巻保持ストッキングは、絶対的に必要なものではないが、チューブ上に配置し 得る。

チューブのまわりのカバーの材料として、非常に微細な直径のフィラメントで構 成されたワイヤーないし繊維製品の稠密な纏れネットも考えられる。

例えば微細ワイヤーのスチールウールが使用できる。

この場合、給送チューブおよびその周囲のケーシングのまわりに保持ストッキン グを編み上げることも有利である。

本発明は添付図面に例示され、該図面は給送チューブ２を含む注入チューブｌを 示し、給送チューブ２は長手方向および円周方向の両方向に規則的に配置された 穿孔３を有し、該中央チューブ２の周囲に、貫通微細孔を有する圧縮可能なケー シング４が配置されている。

本発明による製品は従来技術に比較して製造が簡単且つ容易であり、従って市場 で現在見られる同等品質の製品よりも遥かに低価格で製造することもできる。

従って本発明の主題は、コンクリート構造体の外面に散発的に水圧の作用する可 能性のために防水性が必要であるが、完全に水を遮断することはできなくても、 安全および保証が現存するリスクに釣り合う程度に構造体内への漏水を少なくと も遅らせることが主として考慮される全ての場所に使用するための、適度に安全 な安価な製品をめる市場の要求に合致する。

国際調査報告 １ｍｍ＋９ｓ堂１ｅ＋ｍ１ｌｐ＋ｄｌｔｅｌｌｅ−内ＭｅρＣＴ／Ｎｏ９２１０ ００４４国際調査報告 フロントベージの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＳＥ）、０Ａ（ＢＦ 、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、ＣＩ、ＣＭ、ＧＡ、ＧＮ、ＭＬ、ＭＲ，ＳＮ、ＴＤ、ＴＧ ）、ＡＴ、　ＡＵ、　ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ、　ＣＨ，Ｃ３，ＤＥ。

ＤＫ、　ＥＳ、　ＦＩ、　ＧＢ、　ＨＵ、ＪＰ、　ＫＰ、　ＫＲ，ＬＫ、　ＬＵ 、　ＭＧ、　ＭＮ、　ＭＷ、　ＮＬ、　Ｎｏ、　ＰＬ、　Ｒ○、　ＲＵ、　ＳＤ 、　ＳＥ、　ＵＳ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．規則的に穿孔（３）を形成され、該穿孔上にカバー（４）が緩く配置された 中央の給送チューブ（２）を含む、コンクリートヘの化学薬品注入のための注入 チューブ（１）において、前記チューブ（２）の周面のまわりに配置され且つ貫 通微細孔を有する圧縮可能なケーシングを前記カバー（４）が含むことを特徴と する注入チユーブ。
2. ２．請求項１によるチューブであって、前記カバー（４）が、貫通微細孔を有す る弾性的な発泡プラスチックまたは同様材料から成ることを特徴とするチューブ 。
3. ３．請求項１によるチューブであって、前記カバー（４）が、非常に徴細な直径 のフィラメントで作られた稠密な縺れ繊維ないしワイヤー製品で構成されたこと を特徴とするチューブ。
4. ４．請求項３によるチューブであって、前記ワイヤー／繊維製品がスチールウー ルであることを特徴とするチユーブ。
5. ５．請求項１および請求項２によるチューブであって、前記チューブ（２）およ びカバー（４）がユニットとして形成され、同じ材料で作られていることを特徴 とするチューブ。
6. ６．請求項５によるチューブであって、前記カバーが表面に接触面を備える形状 であることを特徴とするチューブ。