JPH06503854A - 缶の製造に適したアルミニウム合金 - Google Patents

缶の製造に適したアルミニウム合金

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JPH06503854A JP3513794A JP51379491A JPH06503854A JP H06503854 A JPH06503854 A JP H06503854A JP 3513794 A JP3513794 A JP 3513794A JP 51379491 A JP51379491 A JP 51379491A JP H06503854 A JPH06503854 A JP H06503854A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 缶の製造に適したアルミニウム合金 本発明は、液体容器製造用に用いられるアルミニウム基合金に関し、特に液体容 器の製造用として適した高亜鉛量のアルミニウム基合金に関する。
従来の2ピース型アルミニウム製飲料容器は一般に、例えばアルミニウム協会規 格(AA規格: Aluminium As5ociation 5pecif ication)3004と5182というように異なる2種類の合金を用いて 製造されている(表1を参照)。一般に3004合金は、深絞り加工と缶壁しご き加工を行ってボディー材として用いられるが、適当な蓋材として必要な剛性お よび強度特性は無く、一方、ボディー材には不向きな5182合金は缶蓋の製造 用として望ましい特性がある。
このタイプの容器に対する需要が増し、また薄肉で強い缶に対する要請が高くな ってきたため、新しい合金の開発、特にボディー材と蓋材に共用できる合金の開 発が急がれている。
缶のボディー材として適するためには、必要な成形性と強度とを兼備すると同時 に経済的に製造できる合金でなければならない。
AA3004系の組成を持つ合金を製造する従来からの方法では、直接冷却鋳造 法(DC鋳造法)により鋳造して厚さ500mmX幅700mm程度の断面を持 つインゴットにする。このインゴットを500〜620°Cで4〜24時間均質 化してから圧延する。一連のブレークダウン圧延としての熱間圧延を行い、イン ゴットの厚さから2〜3mm程度の厚さまで圧下する。
その次に、通常は300〜400°Cで0. 5〜4時間の焼鈍を行い再結晶さ せる。焼鈍後に冷間圧延を行って強度等の性質を向上させる。普通この冷間圧延 は圧下率20〜50%で2〜5パスで行い最終肉厚を0. 3〜0.33mm程 度にする。
この最終肉厚板をカッピング機(円筒絞り機、カップ絞り機)と缶ボディー製造 機を用いてアルミニウム缶にする。カッピング機では、冷間圧延板から直径13 5mm程度の円板がカットまたはパンチされ、浅いカップ状に絞り加工される。
次にこのカップをボディー製造機に入れて、先ず再度深絞り加工して最終直径に 近いカップにする。次に缶壁のしごき加工を1回あるいは2回以上行って側面の 肉厚を減少させ、およそ直径65mm、高さ140mm、肉厚0゜10〜0.1 8mmの缶ボディーとする。
ボディーの深絞り加工に用いる材料には異方性(諸性質が方向によって異なる) があるので、深絞り後のボディーは上端が波を打っており、互いに90°ずつ離 れた位置にほぼ4つのピークがあって、これを耳(イヤリング)と呼んでいる。
耳の程度は下記の式によって端的に計算される。
ここで、h、はカップの底から耳のピークまでの距離、hlはカップの底から耳 の谷までの距離である。
このように成形されたボディーを飲料容器にするために更に加工できるためには 、耳の程度は3〜5%以下、望ましくは3%以下でなければならない。スリッテ ィング加工により缶ボディーの上端をトリミングしく個々の製造工程により決ま る)、耳の部分はスクラップ化する。
このように成形されたボディーの品質としてもう一つ重要なことは、ボディー製 造機で裂けずに成形でき、仕上げ表面が滑らかで深絞りによる条痕や線状疵が無 いことである。材料のミクロ組織が適正でない場合には、缶の仕上げ表面に「か じり」による深い溝が発生することがある。
ボディーの製造コストを低減するために従来の歪み強化合金の肉厚を減少させる には、合金量(例えば銅、マンガン、マグネシウム)を増やして強度を高める必 要がある。しかし、これら合金の量を増加させると、合金の成形性は低下する。
例えば、aXXX系をベースとする合金の潜在的な強度は、表面仕上げ前の処理 工程中には維持可能な圧延歪みの量によって最終的には限定されてしまうので、 材料の性質か劣化する。現在側の用途に用いられている他の系のアルミニウム合 金は、5XXX系合金よりも高い強度を発揮する潜在的な可能性がある。
かじりが発生せず耳の程度も少ない高強度の3004型合金の薄肉材で容器缶が 結果的に製造できたとしても、肉厚減少による強度低下分を相殺できる十分な強 度がない限り、得られた缶はバックリング(座屈)抵抗が低いものになる。
バックリング抵抗の強さを測定するには、深絞りおよび缶壁しごき加工した缶の 内部に圧力をかけ、圧力を徐々に高めていって缶の底を変形させて膨らませ、す なわちバックリングを発生させ、窪んだドーム部分を反転させる。この底部バッ クリング発生時の圧力をバックリング強度あるいはドーム反転圧力とする。缶ボ ディーとして使用できるためには、合金シートから成形した缶のバックリング強 度が少なくとも85psiはなければならない。従来の直接冷却(DC)鋳造法 により製造した高強度3004合金を深絞りした缶は、バックリング強度が約9 0psiである。
インゴット鋳造による3004ボデイー材の製造が広(行われているが、経済上 およびエネルギー上の観点からはアルミニウムシートの製造に連続鋳造を用いる 方が好ましいと考えられる。従来、ストリップ連続鋳造法によりアルミニウムを 鋳造して厚さ1 in程度の薄い合金帯材を得ようとする試みがなされてきた。
この方法を用いれば、均質化処理が省略できると共に中間厚さへの熱間圧延圧下 量が非常に少なくなり、そして非常に薄いストリップに連続鋳造した際に所望の ミクロ組織が得られれば熱間圧延工程そのもの省略できる。次に、インゴット鋳 造材と同様に焼鈍その他の処理を行う。この段階まできて、この方法で製造され た缶材料は以降の処理および缶ボディー製造に適していないことが分かった。
そこで本発明の目的の一つは、かじりが発生せず耳発生が少なく高強度を持ち、 少なくとも現存するAA3004合金に対して遜色のない良好な成形性があり、 従来よりも薄いシート材から缶ボディーを作ることができる、缶材料として適し たアルミニウム合金を提供することである。本発明のもう一つの目的は、缶蓋の 製造にも適し、それにより1種類の合金で2ピ一ス型飲料缶の全体を製造できる 缶材料を提供することである。この合金で缶材料を作製する際、直接冷却鋳造法 およびストリップ連続鋳造法のいずれを用いても良い。そこで本発明は、亜鉛3 .0〜8.0wt%、マグネシウム0゜5〜3. 0wt%、鉄0,7wt%未 満、シリコン0. 01〜2. 0wt%、鋼0.05〜0.9wt%、マンガ ン0.1〜1.1wt%、およびクロム0. 00. 3wt%を含むアルミニ ウム合金から成る缶材料およびこの缶材料を製造する方法に関する。この合金の 随伴不純物レベルは合計量で0.15wt%未満である。
本発明のもう一つの態様においては、この合金から缶製造用素材を製造する方法 は、 鋳造に適したこの合金の溶湯を作製する工程、この溶湯を圧延に適した形に鋳造 する工程、中間圧延を行い中間厚さにする工程、 この合金を熱処理する工程、 2〜85%の範囲内の冷間圧延により仕上げ圧延を行う工程、得られた材料をテ ンパー熱処理して所望の延性および強度にする工程を含んで成る。
この合金の望ましい構成成分量は、重量%で亜鉛4.0〜6.5、マグネシウム 1.0〜2.5、マンガン0.3〜0.8、シリコン0.15〜0.3、鉄0. 45以下、銅0.10〜0.50、クロム0.20以下、随伴不純物の合計量0 . 1未満である。
最大レベルで0.25wt%以下のジルコニウムを含有する合金は、耳の少ない 缶ボディーを製造するための缶材料として適しているが、ジルコニウムのレベル は0.08wt%未満であることが望ましく、溶湯へ添加せず不純物としてのこ の元素の標準的なレベルである0゜01wt%未満であることが最も望ましい。
前記組成の範囲内にある合金は引張強さおよび降伏強さが共に高く、成形性が良 好で、缶壁しごき加工で「無かじり」であることが分かった。このように、この 合金は飲料容器のボディーと蓋の両方を製造するのに適している。
この合金を用いると、ドーム反転強度が90psiより大きく、壁しごき加工後 の肉厚が0.16mmより薄い缶ボディーを製造することができる。一般的にA 3004合金で同等のドーム反転強度を得ようとすると、肉厚を0.16mm以 上にせざるを得ない。
上記合金は、直接冷却鋳造法、ロール連続鋳造法、あるいはストリップ連続鋳造 法のいずれで鋳造しても良い。しかしこの合金をロールまたはストリップ鋳造法 を用いて製造するのであれば、合金の組成範囲を広くとることができる。
Zn、Mg、Mn、Fe、およびSiの量を多くしてもよく、その場合は鋳造後 のα相粒子の体積率が多くなり、最終処理時の析出量が多くなる。
この合金シートを、製造の最終段階において圧延圧下と熱処理とを組み合わせる ことにより製造してもよい。結局、製造工程は最終用途での要請内容によって変 わるものである。しかし、熱処理を行ってみて分かったことは、このようにして 製造された合金は非常に短時間の溶体化処理ができるだけでなく、熱処理を非常 に長時間行って再結晶焼鈍あるいは回復焼鈍による焼鈍を同時に行うこともでき るという点である。
容器製造あるいはその他の用途で強度と成形性とが重要になる場合には、インゴ ット鋳造材またはストリップ鋳造材を熱処理して鋳造材を均質化することができ 、熱間圧延の後冷間圧延することが望ましい。次に溶体化熱処理を行い、モして 冷間圧延により圧下される。最後に、強度および延性を向上させるために、最終 製品に対する要請内容に応じた温度で時効する。
鋳造材がインゴット鋳造されたものである場合には、合金の均質化のために熱処 理を追加し、その後熱間圧延することが望ましい。
中間圧延は望ましくは冷間圧延であり、冷間圧延の途中で完全焼鈍または回復の ための中間焼鈍を行うことが望ましい。
合金を熱処理する工程は望ましくは溶体化熱処理であり、その後に自然時効工程 を入れてもよい。
仕上げ圧延の工程は本発明に不可欠な工程であり、これにより最終製品に必要な 強度特性を付与するのであるが、缶材料として適した十分な延性および成形性は 維持させる必要がある。そのために、この仕上げ圧延は冷間圧延とし、圧下率は 2〜85%の範囲内、望ましくは10〜80%の範囲内、最も望ましくは30〜 80%の範囲内とする。最終的なテンパー熱処理は人工時効であることが望まし い。
本発明のもう一つの態様によれば、本発明の合金から製造され、降伏強さおよび 引張強さが400MPaより高く、全伸びが4%以上である缶製造用材料か提供 される。
本発明の合金は缶の端板材(endstack)を製造するためにも用いること ができ、この端板材はテンパーされた状態での降伏応力が310MPa以上、極 限引張応力が355MPa以上、伸びが6%以上でなければならない。
上記規定した缶用端板材の強度および伸びは材料のベーキング後の強度と関係が ある。
一般的に端板材はコイルの形で製造されて端板メーカーに送られ、そこでコーテ ィングを施してから155°C〜210°Cの中程度の温度で10〜30分のベ ーキングを行う。普通、この合金の規定試験は205℃X20分である。端板メ ーカーでは次に当業者に周知の従来の金属成形法により缶端板を製造する。
本発明に従って作られた缶端板材はベーキング後の状態で前記の下限値より大き い強度および延性を持つので、本発明の合金から適正な缶端板を製造することが できる。
本発明のもう一つの態様は、本発明の合金から作られた2ピース型飲料容器であ る。この容器は、肉厚が0.12mm未満、ドーム反転強度が90psiより大 であることが望ましい。
本発明の上記およびその他の特徴、目的および利点は、以下に説明する望ましい 実施態様および添付図面の記載からより明瞭になるであろう。
表1は本発明の合金範囲および望ましい範囲の詳細を示す。
図1は本発明の合金について製造工程全体の詳細を示すフローチャートである。
図2は本発明の合金についての走査型示差熱分析曲線である。
図3(a)は本発明の合金を製造する最終工程を示すフローチャートである。
図3(b)は最終冷間圧延圧下率の影響を示す。
図3(c)は実施例1の合金に対する冷間圧延および人工時効の影響を示す。
図4は実施例2の合金2のミクロ組織を種々の製造工程について示しており、4 (a)は熱間圧延後のミクロ組織であり、4(b)は焼鈍後のミクロ組織であり 、4(C)は最終冷間圧延後のミクロ組織である。
図5は合金1.2および3(実施例2)に対する自然時効の影響を示す。
図6〜8は実施例2の各合金について最終時効処理における各温度での時間に対 する挙動を示すグラフである。
図9は本発明の合金に対する自然時効および冷間加工の影響を示す。
図10は時効時効において2段時効を用いた場合の影響および冷間加工の影響を 示す。
図11は本発明の合金について引張試験結果を示す。
図12は本発明の合金の強度および延性を従来の3004ボデイー材と比較して 示す。
図13は本発明の合金の利点を示す概観図である。
本発明による合金は次の基本合金元素(wt%)を含む。すなわち、銅(0,0 5〜0.9)、マンガン(0,1〜1. 1)、マグネシウム(0,5〜3.0 )、および比較的高濃度の亜鉛(3,0〜8゜0)。更に、溶湯中に含まれる添 加元素として、クロム(0,0〜0.30)、シリコン(0,1〜2.0)およ び鉄(0,0〜0゜5)がある。
溶体化熱処理後にマグネシウムおよび亜鉛は大部分が固溶状態になっており、テ ンパリング熱処理中に析出して合金に必要強度を付加するということが分かった 。
添加元素であるシリコン、マンガンおよび鉄は、合金中に第2相(α相)が分散 分布した状態を誘起するために必要であり、この状態がかじり発生せずに缶壁し ごき加工された缶を製造するための決め手になるので、これら添加元素を上記規 定範囲内にすることは本発明にとって不可欠である。
ジルコニウムおよびクロムは典型的には0.01wt%未満の不純物レベルで溶 湯中に存在するが、強度特性向上のために溶湯中に予め存在しあるいは添加する 場合には、それぞれ0.08wt%未満および0.05wt%未満のレベルにす ることが望ましい。
細粒化元素であるクロムおよび望ましくはジルコニウムが非常に少量存在すると 、例えば熱間圧延材または低温焼鈍材(345℃×0.5〜2時間)で完全再結 晶が起こるという効果がある。
ジルコニウムおよびクロムのレベルが本発明の規定レベルを超えると、熱間およ び冷間圧延により生成された加工組織が溶体化熱処理あるいは焼鈍中に残留し、 最終肉厚になったシートの性質の異方性が強くなる。このような状態になると、 シート材を深絞り加工する場合に、異方性のために耳の発生が著しくなり缶ボデ ィーの製造プロセスに適さなくなるので、大きな欠点となる。これらの元素を増 量すれば高強度を得ることはできるが、その結果成形性と耳発生は悪化する。
本発明による10合金の降伏強さおよび引張強さは3XXX系缶ボディー材より も著しく高い。3004合金は降伏強さおよび引張強さがそれぞれ285MPa および330MPa、伸びが4%であるのに対して、本発明の合金は降伏強さお よび引張強さがそれぞれ420および480MPa、伸びが4%以上(測定部長 さ50mm)である。このシートを深絞り加工および壁しごき加工して2ピース 型飲料容器のボディーを作ると、得られた缶は肉厚0.12mmの場合のバック リング強度が100psiである。この合金は、どのタイプの3004系合金あ るいはその修正版の3XXX系合金と比べても、強度が非常に高く且つ延性が向 上しているので、最初の成形工程に供給するシート(缶製造ラインへの供給材) の肉厚を少なくとも10%は減少させながら、最終的なボディー材のバックリン グ強度および成形性はそのまま維持することができる。
本発明の合金は強度が高いので、缶の蓋材としても用いることができる。飲料缶 の蓋として現在用いられている合金AA5182は引張強さが395MPa、伸 びが4%である。3004合金は所望厚さの蓋にすると十分な強度が得られない ため、一般に蓋材としては用いられていない。本発明の合金はAA5182と遜 色のない特性があるので、従来のように2種類の合金を用いる代わりに、1種類 の合金で2ピ一ス缶を作ることができる。
缶ボディーを製造するためにDC鋳造によって合金を鋳造した場合には、先ず均 質化処理を施す。鋳造材を望ましくはブロックとして480〜500℃で5〜1 0時間均質化する。次に、望ましくは500°C以下の温度から、巻き取り(コ イリング)に適した厚さく望ましくは5mm未満)にまで熱間圧延する。本発明 の合金は巻き取り中に自動的に焼鈍されるので、熱間圧延時巻き取り完了温度は 約300℃以上とするのが望ましい。
次に冷間圧延を行うが、その際に望ましくは冷間圧延途中で完全焼鈍または回復 焼鈍を中間で行う。この冷間圧延段階を経たストリップは、厚さが0.8〜0. 4mmであることが望ましい。この厚さにする理由は、缶用シートの肉厚までに する最終段階での圧下によって、必要なシート平坦性および最終肉厚強度を得る ためである。
その次に溶体化熱処理を行うが、その温度は480°C〜595°C1保持時間 は5秒〜1時間とすることが望ましく、その後、室温まで水で急冷する。
溶体化熱処理前に冷間圧延を施されている場合、上記範囲の上限に近い保持時間 で溶体化熱処理を行えば、これは焼鈍処理にもなる。
ただし、本発明の合金は3004合金を通常に処理した場合よりも非常に短い保 持時間で熱処理することができる。
この合金ストリップは、冷間圧延する前に、室温で0〜48時間の自然時効をさ せてもよい。
本発明の合金で必要な強度特性を得るためには、仕上げ圧延工程において2〜8 5%、望ましくは10〜80%、最も望ましくは30〜70%の範囲の圧下率で 冷間圧延を行うことが必要である。冷間圧延の圧下率を上記範囲の上限近くにし ても、適正な缶材材として必要な延性および成形性があることが分かった。
最後にこのシート材を、不完全時効(アンダーエージ)と過時効(オーバーエー ジ)との間の温度で時効処理する。時効処理は、用いる設備と製造者の強度・延 性規格とで決まるものであり、120〜26°Cの範囲で1分〜4時間行うこと が望ましい。
最終的な処理の前に行う溶体化熱処理で再結晶が起き、冷間圧延で生じた異方性 が弱められる。すなわち、最終圧延し所望温度で完全時効すると、異方性が非常 に弱く耳発生が非常に少ない深絞り用材料が得られる。最終肉厚にした3004 あるいはその修正版の合金を成形したカップの典型的な耳のレベルは3%である のに対して、本発明の合金を成形したカップは耳のレベルが2%未満である。
本発明の合金は、直接冷却鋳造法の代わりに、従来のストリップ鋳造機によりス トリップ鋳造して厚さfin程度以下の帯材に鋳造することもできる。その際に は合金溶湯の組成はDC鋳造用の合金溶湯よりも高濃度であってよいが、本発明 の望ましい合金範囲のものとする(表1参照)。望ましくは次に、ストリップを 熱間または冷間圧延し板厚を少な(とも25%、望ましくは50〜85%減少さ せる。
本発明の合金組成および製造方法を用いることにより、肉厚の薄いシート材から 液体容器を作ることができ、コストを低減することができる。更に、1種類の合 金を、その製造工程を変えることにより、端板用材料とオーブンタブ用材料に用 いることができる。液体容器の部材全てに1種類の合金を用いると、製造コスト 上有利であり且つスクラップのリサイクル効率が向上する。
以下に、本発明の合金を実施例により説明する。
下記組成(wt%)の合金を直接冷却鋳造して50 cmX l 20 cmの 寸法のインゴットを得た。
このインゴットを下記工程で処理してシートのコイルを製造した。
−均質化 5時間 4800°〜595°C−熱間圧延 3.175mmまで コイル出口ゲージ温度 295〜315℃−標準のエツジトリム処理 一焼鈍 370°C〜373°CX3時間−冷間圧延 圧下率60%で1.22 まで一溶体化熱処理を1.22まで フラッシュソリューション処理 585°C×10秒−冷間圧延 圧下率40% で0.73mmまで3m%で0.454まで 一35%で0.303mmまで −レベリングおよびソルベント洗浄 −人工時効 T87テンパー状態にする一時効 160°CX1時間 上記工程において、熱処理したコイルは、バック・ツウ・ツク2.り(back −to−back)パスで圧延して最終厚さとし、その際に圧延開始までの遅れ 時間は最大で48時間であった。
冷間圧延後の時効硬化があるため、レベリングは冷間圧延後5日以内に実施して 過剰な自然時効を回避した。
50個のサンプルを試験した平均は下記のとおりであった。
降伏強さ=393MPa 極限引張強さくUTS)=406MPa 伸び=4%延性=4.34mm これらのサンプルから製造した缶ボディーはドーム部肉厚0.30mmでのドー ム反転が105psiであった。図3(b)に合金の強度および延性に及ぼす最 終冷間圧延の圧下率の影響を示し、図3(C)に上記合金を溶体化熱処理(S、 H,T)後7096冷間圧延した後の人工時効時間の、強度および延性に及ぼす 影響を示す。この時効温度は250°F(121℃)である。
実施例2 表1に示した組成の本発明に従った3種類の合金を直接冷却鋳造して断面100 X300mm、長さ1.2mのインゴットとした。
これらインゴットを皮むきして幅190mm、厚さ100mm、長さ200mm のブロックにした。次に500℃〜585°Cの範囲の温度でそれぞれ均質化し た。溶質量が最も多い合金については高い方の均質化温度で行い、均質化の促進 を図った。均質化実施中の合金内部での析出反応を示す熱分析曲線を図2に示す 。以下のアルファベット文字は図2中で位置を表しており、種々の相で起こった 変化に対応する。AsはGPゾーンの固溶であり、Bはη′+η′(MgZnt )相の析出であり、Cはη′+η′相の固溶、DはT相の析出、EはT相の固溶 、そしてFは局部的な粒界(GB)の溶融である。個々のサンプル合金について 均質化処理および熱間圧延のスケジュールを表2に示す。
これらの合金を熱間圧延するために、皮むきしたブロックを炉内で500〜48 5°Cの圧延温度まで冷却した。次にブロックを炉から取り出し、それぞれ肉厚 100mmから最終肉厚約2〜3mmにまで圧延した。この熱間圧延材のミクロ 組織を図4aに示す。
熱間圧延の仕上げ温度はしばしば200℃以上になっており、これは溶体化熱処 理用肉厚にまで行う冷間圧延の前に圧延組織をある程度回復させるのに十分な温 度である。しかし3種類の合金サンプルの幾つかについては、345°CX3時 間の再結晶焼鈍を施した。
これにより回復および再結晶を十分に行わせた。完全再結晶状態での結晶粒径は 平均直径で19m (ASTM8.5)であった(図4b)。
この軟化した状態の合金に冷間圧延を行って表4に示す種々の肉厚にした。これ は、ボディー材成形用の所定最終肉厚に対して種々の最終冷間圧延圧下率を得る ためである。最終処理工程は図3aに図解しである。
図4(c)は実施例2の合金2の最終冷間圧延後のミクロ組織を示しており、こ のミクロ組織から分かるようにα相(α−AI (Fe。
Mn)Si)がマトリックス全体に分散している。このミクロ組織によって、壁 しごき加工した缶ボディーはかじりの無い優れた品質になる。
この板材の溶体化熱処理は500°Cで行い、最終時効処理のために各元素を固 溶させた。これら3種類の合金を500℃で2時間溶体化熱処理した後の自然時 効挙動を調べた結果を図5に示す。サンプルを冷水中に急冷した後、種々の熱処 理を施した。時効の調査および硬さ測定により、種々の熱処理に対する各合金の 挙動の特徴を明らかにした。次に、幾つかの条件についてはシートの引張試験を 行い、特定の合金処理時の降伏強さおよび伸びを測定した。
最終時効処理についての調査結果を図6〜8に示す。
図6 (a) 、6 (b)および6(C)は、121℃でそれぞれ1時間、2 時間および3時間の第1段階時効を行った後に155°Cで時効を行ったときの 各合金の挙動を示す。
図7 (a) 、7 (b)および7(C)は、それぞれ0時間、24時間およ び48時間の自然時効を予め行った後に111°Cで時効したときの各合金の時 効挙動を示す。
図8 (a) 、8 (b)および8(C)は、それぞれ0時間、24時間およ び48時間の自然時効を予め行った後に131°Cで時効したときの各合金の時 効挙動を示す。
表4 図9は、合金2の冷間圧延の影響を示す。
図10(a)および(b)は、0〜60%の冷間圧延(cw)を施した合金に及 はす第2段の人工時効の影響を示す。図10(a)の合金のJ歴は、溶体化熱処 理(500’CX2時間)、自然時効(0時間)、冷間圧延、および1段の人工 時効(1210℃×3時間)である。
図10 (c)の合金の覆歴は、溶体化熱処理(500°CX2時間)、自然時 効(48時間)、冷間圧延、および最初の人工時効(121°CX3時間)であ る。 表4は、冷間圧延および人工時効の変化に対する実施例2の合金l、2お よび3の挙動を示す。
C,W、と記した欄は冷間圧延工程における圧下率を示す。AA(1)およびA  A (2+の欄はT/lの形で表示されており、Tは熱処理の温度”cS t はこの温度での保持時間である。
NAと記した欄は自然時効の時間を示す。SHT/ANNは溶体化熱処理/焼鈍 の温度および時間を、人工時効工程の(A A (1)およびAA(2))と同 様にT/lの形で示す。それ以降の欄は、それぞれ降伏強さ、引張強さ、伸び、 耳およびドーム反転圧力を示す。
多数枚の合金シートをボディー製造用のカップに成形し、耳のレベルを測定した 。次に缶ボディー製造機でカップをボディーに成形した。個々の実験結果は穴も 表面疵も無い良好な缶ボディーについてのものである。幾つかの缶については、 従来のバックリング抵抗試験機によりバックリング抵抗を測定した。
その結果、延性が4%より大きい合金で非常に高い引張強さが得られた。本発明 の合金で作った缶ボディーの耳レベルはO〜2.4%であった。これは、同じ条 件の3004製ボデイーよりも平均で1%低いレベルである。
本発明の合金で作ったこれらの缶のドーム反転圧力は、同一厚さの3004製缶 に比べてはるかに大きい値である。3004製缶のドーム反転圧力は典型的な値 が90psiであるのに対して、本発明の合金で作った同一厚さの缶は100〜 115psiである。
図11のグラフは、合金2および3の引張特性に対する時効の影響を示し、図1 2は本発明の合金と3004について引張特性を比較して示す。図12に示した ように、直線AとBとの間にある本発明の合金は延性が4%より大きくて、30 04型合金(従来の缶材料)よりも引張強さが約20〜40%高く、種々の特性 において優れている。
缶ボディー材料の強度が高いということは、標準的な3004の剛性およびバッ クリング抵抗をそのまま維持した上で、缶ボディーの肉厚を薄くすることができ るということである。
実施例3 既に説明したように、缶端板として適した合金はベーキング後の強度ができるだ け低く、延性があることが必要である。
実施例2の合金3の組成を持った合金に下記の処理を施した。
l、 熱間圧延(3,0mmまで) 2、 冷間圧延(3,0mmから0.8mmまで)3、 焼鈍(345°CX1 時間) 4、 材料を2つに切離し、一方は0.43mmまで、他方は0.355mmま で冷間圧延した。
5、 両サンプルを500°CX1時間の溶体化熱処理後、水で急冷した。
6 両サンプルを0.315mmまで冷間圧延した。冷間圧延圧下率はそれぞれ 30%および10%である。
7、 次に、各サンプルを切断して合計8個のサンプルとし、全てについて24 時間の人工時効を行った。
8. 各サンプルに12ビCX3時間または6時間の人工時効を施した。
9、 サンプルの半数に205°C×20分のベーキングを施した。
10、次に、各サンプルについて引張試験およびカップを、得られた結果を表5 に示す。
表6は、缶端板メーカーで行っているベーキングによる強度および延性の低下率 %を示す。
実施例3の結果から、本発明により製造した缶端板はベーキング後の特性が強度 および延性の要求下限値を上回っていることが分かる。
従来の缶端板材料であるAA5182合金は、降伏応力が325MPa、引張強 さくUTS)が370MPa、伸びが8%である。
本発明の合金および方法による缶端板材料は、ベーキング後の特性が従来の缶端 板材料と同等であることが分かる。
温度 工程 寸法 N 降伏強さ 引張強さ 伸び 熱間圧延後のミクロ組織(X 200)合金2のミクロ組織 焼鈍345°cxi時間(X200) 合金2のミクロ組織 合金2のミクロ組織 (/Vネr弘)♀鍛 <1(*(+A)ja (’I/零rat>♀鍛 <1(*(+A) !1lN (8H)♀ii!11/*rl、4 (日H)♀鍛1tネr直A (Ell−1) ?iMr本(+A CFIH) ?遭1(* (+A (1:lH)♀;114(* C1A (EIH)eN4ft−(+(− 冷間加工% −A2 60%+1211引張強さ 時効時間(時間) −を−−合一 −e−−合一 一番一 〇% 5% 10% 30% 60% 0% 5% 10% 30% 聞% の ト 噛 Ll”l J /’Fl 〜(%) ρ 中シ ENDOF ANNEX フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、 ES、 FR,GB、 GR,IT、 LU、 NL、 SE)、0A (BF、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD 、TG)、AT、AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH,C3,DE、  DK。
ES、 FI、 GB、 HU、JP、 KP、 KR,LK、 LU、MC, MG、MW、NL、No、PL、RO,SD、 SE、 SU、 US

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.亜鉛3.0〜8.0wt%、マグネシウム0.5〜3.0wt%、鉄0.7 wt%未満、シリコン0.01〜2.0wt%、銅0.05〜0.9wt%、マ ンガン0.1〜1.1wt%、クロム0.3wt%および随伴不純物合計量0. 15wt%未満を含むアルミニウム合金からアルミニウム缶材料を製造する方法 であって、鋳造に適した該合金の溶湯を形成する工程、該溶湯を圧延に適した形 に鋳鋳造する工程、中間厚さにまで中間圧延する工程、該合金を熱処理する工程 、2〜85%の冷間圧延圧下率により仕上げ圧延する工程、および該材料をテン パー熱処理して所望の延性および強度特性にする工程を含むアルミニウム缶材料 の製造方法。
  2. 2.該アルミニウム合金はジルコニウムレベルが0.01wt%未満である請求 の範囲第1項記載の方法。
  3. 3.該合金材料はα相が全体に分散した金属マトリクスを有する請求の範囲第1 項または第2項記載の方法。
  4. 4.該仕上げ圧延工程は圧下率10〜80%の冷間圧延である請求の範囲第1項 または第2項記載の方法。
  5. 5.該仕上げ圧延工程は圧下率30〜70%の冷間圧延である請求の範囲第1項 または第2項記載の方法。
  6. 6.亜鉛が4〜6.5wt%の範囲で存在し、マグネシウム1.0〜2.5wt %、マンガン0.3〜0.8wt%、シリコン0.15〜0.3wt%、鉄0. 45wt%以下、銅0.10〜0.50wt%、クロム0.05wt%以下であ る請求の範囲第1項または第2項記載の方法。
  7. 7.該鋳造工程の次に該材料を均質化するために熱処理工程を行う請求の範囲第 1項記載の方法。
  8. 8.該熱処理工程に次いで該中間圧延工程の前に熱間圧延工程を行う請求の範囲 第5項記載の方法。
  9. 9.該熱間圧延工程の後に、該材料を十分に高い温度で熱間巻き取りすることに より、該巻き取られた材料を焼鈍させる請求の範囲第8項記載の方法。
  10. 10.該中間圧延工程は冷間圧延工程である請求の範囲第1項から第8項までの いずれか1項記載の方法。
  11. 11.該中間圧延工程は、冷間圧延途中での完全焼鈍または回復のための中間焼 鈍を含む請求の範囲第7項記載の方法。
  12. 12.該合金の熱処理工程は溶体化熱処理である請求の範囲第1項記載の方法。
  13. 13.亜鉛3.0〜8.0wt%、マグネシウム0.5〜3.0wt%、鉄0. 7wt%未満、シリコン0.01〜2.0wt%、銅0.05〜0.9wt%、 マンガン0.1〜1.1wt%、クロム0.3wt%未満および随伴不純物合計 量0.15wt%未満を含む合金から製造されたアルミニウム缶材料。
  14. 14.亜鉛量が4〜6,5wt%の範囲内にある請求の範囲第13項記載のアル ミニウム缶材料。
  15. 15.マグネシウム量が1.0〜2.5wt%の範囲内である請求の範囲第13 項記載のアルミニウム缶材料。
  16. 16.マンガン量が0.3〜0.8wt%の範囲内である請求の範囲第13項記 載のアルミニウム缶材料。
  17. 17.シリコン量が0.15〜0.3wt%の範囲内である請求の範囲第13項 記載のアルミニウム缶材料。
  18. 18.鉄量が0.45wt%未満である請求の範囲第13項記載のアルミニウム 缶材料。
  19. 19.銅が0.10〜0.50wt%の範囲内である請求の範囲第13項記載の アルミニウム缶材料。
  20. 20.クロムが0.05wt%未満の範囲内である請求の範囲第13項記載のア ルミニウム缶材料。
  21. 21.ジルコニウムが0.01wt%未満の量で存在し、ジルコニウムが0.0 8wt%未満の範囲内である請求の範囲第13項記載のアルミニウム缶材料。
  22. 22.亜鉛が4〜6.5wt%の範囲内で存在し、マグネシウム1.0〜2.5 wt%、マンガン0.3〜0.8wt%、シリコン0.15〜0.30wt%、 鉄0.45wt%未満、銅0.10〜0.50wt%、クロム0.05wt%未 満、ジルコニウム0.01wt%未満である請求の範囲第13項記載のアルミニ ウム缶材料。
  23. 23.該合金材料を溶湯状態にし、圧延に適した形に鋳造し、次に該材料を中間 圧延して中間厚さとした後に熱処理し、次に該材料を圧下率2〜85%の冷間圧 延により仕上げ圧延し、そして該材料をテンパー熱処理して所望の延性および強 度にする請求の範囲第13項から第21項までのいずれか1項記載のアルミニウ ム缶材料。
  24. 24.該仕上げ圧延の圧下率が10〜80%の範囲である請求の範囲第23項記 載のアルミニウム缶材料。
  25. 25.該仕上げ圧延の圧下率が30〜70%の範囲である請求の範囲第23項記 載のアルミニウム缶材料。
  26. 26.ボディー部分と端面部分とを有し、該ボディー部分および該端面部分が請 求の範囲第23項から第25項までのいずれか1項記載のアルミニウム缶材料で 作られている2ピース型飲料容器。
  27. 27.ボディー部分と端面部分とを有し、該ボディー部分および該部分の両方の 缶材料、該ボディー部分および該端面部分の両方の缶材料が製造方法第1項から 第12項までのいずれか1項記載の方法によって製造されている2ピース型飲料 容器。
  28. 28.容器のドーム反転が約100psiよりも大きい請求の範囲第26項記載 の2ピース型飲料容器。
  29. 29.平均耳レベルが2%未満の請求の範囲第23項から第25項までのいずれ か1項記載の缶材料を深絞り加工することにより製造された缶ボディー。
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