JPH0650347Y2 - 把手付き瓶 - Google Patents

把手付き瓶

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Publication number
JPH0650347Y2
JPH0650347Y2 JP6119489U JP6119489U JPH0650347Y2 JP H0650347 Y2 JPH0650347 Y2 JP H0650347Y2 JP 6119489 U JP6119489 U JP 6119489U JP 6119489 U JP6119489 U JP 6119489U JP H0650347 Y2 JPH0650347 Y2 JP H0650347Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
neck
handle
bottle
horizontal cross
center
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6119489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH033544U (ja
Inventor
明弘 奥村
堅一 米谷
Original Assignee
山村硝子株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 山村硝子株式会社 filed Critical 山村硝子株式会社
Priority to JP6119489U priority Critical patent/JPH0650347Y2/ja
Publication of JPH033544U publication Critical patent/JPH033544U/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、首部に把手を設けた把手付き瓶の改良技術に
関する。
〔従来の技術〕 例えばビールの収容瓶として、2lや3lと言ったオーダー
の大容量の瓶が出現するに至り、かつ、持ち運びの容易
さや注ぎ易さを目的にして瓶の首部に把手が設けられて
いる。
かゝる把手付きの瓶において、把手と首部との間に手指
を楽に入れ得るように、大きなスペースを形成すること
が肝要であることは言うまでもないが、該把手を単純に
首部から大きく張り出させて設けると、平面視において
当該把手が胴部の外面よりも出っ張ってしまって、現存
の6本入りや10本入り等のケースを利用することができ
なくなったり、瓶の破損原因になったりする。
そこで従来は、首部の一部を偏平に凹ませて、平面視に
おいて胴部の外面より突出させることなく前記偏平部分
に把手を設けている。
〔考案が解決しようとする課題〕 ところが、前記現存のケースを利用する上からは、前記
胴部の直径や瓶全長など寸法面の制約を受けるものであ
って、この制約の範囲内で首部の一部を偏平に凹ませる
と、瓶の容積が小さくなってしまい、所定の容積を確保
できなくなり、あるいは、これに対処すべく胴部の高さ
を高くすると、瓶全体がずんぐりした形状になってデザ
イン性が損なわれる不都合を生じる。
更に、首部のどの部分の水平断面形状も円形である場合
は、内圧が瓶に負荷された時に、内面各部には均等な引
っ張り応力が作用し、瓶の強度を極端に低下させるよう
な応力集中は働かないが、前記従来の構造では、前記偏
平部分の水平断面形状は言わば半月型或いは長円や楕円
と言った歪な形となっていて、一水平断面の中に曲率半
径の大きい箇所と小さい箇所とが混在する結果となるの
で、内圧が負荷されると曲率半径の小さい箇所に大きな
応力集中が見られ、前記偏平部分は脆弱であって耐圧強
度が低下することから、内圧が作用するビールその他コ
ーラ等のガス入り飲料を収容対象にする上で不適当な構
造であり、勿論、ガス入りでない飲料等を収容対象にす
る場合であっても、直射日光を受けることで瓶に内圧が
かかることを鑑みれば、収容対象の如何にかかわらず好
ましい構造であるとは言えず、これらの不都合を解消し
た把手付き瓶の提案が待たれている状況にある。
本考案は、かゝる要望に呼応して成されたものであっ
て、極めて簡単、且つ、合理的な改良技術によって、上
記の不都合を一切伴わない把手付き瓶を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案の把手付き瓶は、中
心線の全長にわたって、この中心線に直交する方向の水
平断面形状が円形に形成された有底筒状の胴部に、水平
断面形状が円形であって上部側ほど先細りになる首部と
この首部上端に形成された注液口とが連設され、前記首
部の少なくとも下方部分の水平断面の円形の中心が前記
胴部の中心線の延長線に対して一側に偏倚して形成され
ていると共に、この偏倚方向とは反対側に、平面視にお
いて前記胴部の外面から突出しないで把手が設けられて
いる点に特徴を有する。
〔作用〕
以上のように構成された本考案の把手付き瓶は、水平断
面形状が円形の首部と把手のの握り部との間に、従来の
ように首部の水平断面を偏平にした場合と同じようなス
ペースが形成される。
更に、首部は、従来の形態のように一部分を偏平に凹ま
せるのではなく、中心線方向でいずれの箇所においても
水平断面形状が円形のままで、しかも、当該首部におけ
る少なくとも下方部分の水平断面の円形の中心を前記胴
部の中心線の延長線に対して一側に偏倚させる構成を採
用したために、つまり内圧がかかった場合に、応力集中
が生じるような曲率半径の小さい箇所がないようにこの
首部の、胴から上端の注液口に至る、いずれの箇所での
水平断面形状も円形となるようにしたため、水平断面の
各部分には略均等に内面引っ張り応力を作用させること
ができるようになった。
〔実施例〕
以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はキャップ1を装着させた例えばガラス製の把手
付き瓶2を示し、上部側ほど先細りになる首部3を有底
筒状胴部4の上部に連設すると共に、この首部3の注液
口aの外面にキャップ装着用のネジ部bを有せしめ、か
つ、当該首部3のネジ部b近傍から胴部4上方の肩部5
にわたって把手6を設けて成る。
第2図及び第3図にも示すように、前記胴部4は、上下
方向いずれの箇所においてもその水平断面形状が円形で
あって、その円の中心が同一軸芯P上にある。
また、前記首部3も、上下方向のいずれの箇所において
もその水平断面形状は円形であるが、当該首部3のうち
前記注液口aを除いたその下方部分3Aにおける円の中心
P1を、前記胴部4の軸芯Pの延長軸芯P2に対して一側、
図上では左側、にやゝ偏倚させてある。
そして、この首部3に対して前記注液口aを除いた下方
部分3Aにおける円の中心P1の偏倚方向とは反対側の部分
に、上面視において前記胴部4の外面Sから突出させる
ことなく把手6を設けてある。
上記の構成によれば、第1図に仮想線3aで示すように、
首部3の円の中心P1を胴部4の軸芯Pと同一軸芯上にす
る場合に較べて、前記首部3の偏倚分だけ当該首部3と
前記把手6の握り部との間のスペースを大きくすること
ができ、しかも、従来のように首部に偏平部分を形成す
るのではなくて、前記首部3を一側に偏倚させているだ
けであるから瓶容積の変化も殆どなく、更に、前記首部
3の水平断面形状が円形であり、その軸芯に極端な屈曲
がないから必要十分な耐圧強度が得られる。
尚、実施例では、首部3のうち前記注液口aを除いたそ
の下方部分3Aにおける円の中心P1を、前記胴部4の軸芯
Pの延長軸芯P2に対して一側、図上では左側、にやゝ偏
倚させて、前記首部3の注液口aの円の中心P3を胴部4
の軸芯Pと同一軸芯上に構成しているが、この注液口a
の円の中心P3も前記延長軸芯P2に対して一側に偏倚する
構成を採用できる。
また、キャップ装着タイプの把手付き瓶2を例示してい
るが、本考案を王冠装着タイプの把手付き瓶に実施可能
であることは言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の把手付き瓶によれば、首部
の水平断面形状を円形にして該首部を一側に偏倚させた
ことで、当該首部に偏平部分を設けた場合と同じような
スペースを、瓶の容積変化を殆ど伴わせないで形成する
ことができるようになり、しかも、首部の水平断面形状
を円形としているので当該首部の耐圧強度が高くなり、
特に内圧のかかるビール等のガス入り飲料を収容対象に
する上で好適な把手付き瓶を提供できるに至ったのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は把手付き瓶の全体縦断側面図、第2図は第1図
のII-II線における断面図、第3図は本考案の首部の偏
倚の構成を概念的に表現した模式図である。 3……首部、4……胴部、6……把手、a……注液口、
P,P1……円の中心、P2……延長軸芯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心線の全長にわたって、この中心線に直
    交する方向の水平断面形状が円形に形成された有底筒状
    の胴部に、水平断面形状が円形であって上部側ほど先細
    りになる首部とこの首部上端に形成された注液口とが連
    設され、前記首部の少なくとも下方部分の水平断面の円
    形の中心が前記胴部の中心線の延長線に対して一側に偏
    倚して形成されていると共に、この偏倚方向とは反対側
    に、平面視において前記胴部の外面から突出しないで把
    手が設けられていることを特徴とする把手付き瓶。
JP6119489U 1989-05-27 1989-05-27 把手付き瓶 Expired - Lifetime JPH0650347Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6119489U JPH0650347Y2 (ja) 1989-05-27 1989-05-27 把手付き瓶

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JP6119489U JPH0650347Y2 (ja) 1989-05-27 1989-05-27 把手付き瓶

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH033544U JPH033544U (ja) 1991-01-14
JPH0650347Y2 true JPH0650347Y2 (ja) 1994-12-21

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