JPH06503107A

JPH06503107A - 固体洗剤

Info

Publication number: JPH06503107A
Application number: JP4500032A
Authority: JP
Inventors: パンテル、ギュンター; リンデ、カール−ハインツ; アンツィンガー、ヘルマン
Original assignee: ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン
Priority date: 1990-12-03
Filing date: 1991-11-25
Publication date: 1994-04-07
Also published as: ATE123300T1; WO1992009676A1; MY135771A; ES2072629T3; EP0560799A1; EP0560799B1; DE4038476A1; DE59105634D1; US5399297A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】固体洗剤発明の分野本発明は、アニオン性界面活性剤と、ナトリウム塩および／またはアルミノケイ酸塩とを含有する固体洗剤、並びにその製法に関する。

従来の技術１級アルコールの硫酸化によって工業的に製造されるアルキルスルフェート（ＡＳ）は、優れた洗剤性能および高い生分解性の故に、洗剤および清浄製剤の製造のために特に適当なアニオン性界面活性剤である。

アルキルスルフェート、硫酸ナトリウムおよび／またはアルミノケイ酸塩を含有する固体（すなわち粒状または粉末状の）洗剤は、例えば、日本国特許出願ＪＰ６２−、２７３３００号により既知である。

そのような洗剤は通例、固体含量４０〜６０重量％の水性アルキルスルフェート分散液（ｒＡＳペースト」）を、要すれば他の洗剤成分、例えば硫酸ナトリウム、ソーダまたはアルミノケイ酸塩と混合し、噴霧乾燥により無水固体（通例、粉末状）の形態とすることによって製造する。ＡＳペーストは、低温では凝固してポンプ輸送が不可能になるので、その加工だけでなく貯蔵も６０〜８０℃の範囲で行うことが特に重要である。しかし、高温で貯蔵すると、アルキルスルフェートが部分的に加水分解を受けてアルコールと硫酸になり、洗浄活性物質含量が貯蔵時間によって著しく低下するということが起こり得るので、非常に不都合である。

更に、アルキルスルフェートを含有する粉末状洗剤の既知の製法においては、はぼ完全な水の除去を行うが、これには多大な時間およびエネルギーを要する。

ＡＳペーストを貯蔵および加工し得る温度範囲が狭いことも、他の多くのアニオン性界面活性剤ペーストの加工と比較して、重大な欠点である。

従って、本発明の課題は、上記のような不都合無く、アルキルスルフェート含有固体洗剤を提供することであった。

発明の記載本発明は、アニオン性界面活性剤と、ナトリウム塩および／またはアルミノケイ酸塩とを含有する固体洗剤であって、水性４０〜６０重量％アルキルスルフェートペースト１００重量部を、２０〜８０℃で、ａ）硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウムおよびケイ酸ナトリウムから成る群から選択するナトリウム塩１５〜１００重量部、および／またはｂ）アルミノケイ酸塩１０〜３００重量部と混合し、得られる固体を２０〜６０℃で粒状および／または粉末状に変換することによって製造する固体洗剤に関する。

本発明は、固体洗剤の製法であって、水性４０〜６０重量％アルキルスルフェートペースト１００重量部を、２０〜８０℃で、ａ）硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウムおよびケイ酸ナトリウムから成る群から選択するナトリウム塩１５〜１００重量部、および／またはｂ）アルミノケイ酸塩１０〜３００重量部と混合し、得られる固体を２０〜６０℃で粒状および／または粉末状に変換することを含んで成る方法にも関する。

驚くべきことに、ゲル状の可塑性アルキルスルフェートペーストは、上記ナトリウム塩および／またはアルミノケイ酸塩を上記の量で加えることにより、室温のような低温で固体混合物に変換できることがわかった。得られる固体混合物は、４０重Ｉ％までもの高含水量でも、機械的に粉砕して粒状または流動性粉末状にすることができる。従って、本発明の方法は、特にエネルギー節約に関して、従来の噴霧乾燥法よりも非常に有利である。

アルキルスルフェートは、有機合成化学の標準的な方法によって得られる既知の物質である。その好ましい製法においては、天然または合成物由来の１級アルコールを出発物質とし、これを既知の方法で、まず気体状三酸化イオウて硫酸化し、次いて水性塩基で中和する。このようにして、固体含量４０〜６０重量％のアルキルスルフェートペースト（ゲル状のコンンステン／−を示すか、または固体である）が得られる［ヨツト・フマルへ（Ｊ、Ｆａｌｂｅ’）＠、　Ｔサーファクタンソ・イノ°コシ／ニーマー°プロダクツ（Ｓ　ｕｒｆａｅｔａｎｔｓ　ｉｎ　Ｃｏｎｓｕｍｅｒ　Ｐ　ｒｏｄｕｃｔｓ）Ｊ、’／ｘプリンガー・フエアソーダ（Ｓｐｒｉｎｇｅｒ　Ｖｅｒｌａｇ）、ベルリン、１９８６Ｓ６７頁］。

アルキル基中に炭素原子を１２〜２２個、とりわけ１６〜１８個有するアルキルスルフェートのペーストを、固体洗剤の製造のために有利に使用し得る。特に好ましいアルキルスルフェートペーストは、水素化獣脂アルコールから誘導するＣ＋ｓ／Ｃ＋ｇアルキルスルフェートＮａ塩ペーストで、固体含量４０〜６０重量％、とりわけ５０〜５５重量％のものである。

本発明の方法において使用し得るアルミノケイ酸塩は、Ａｌ２Ｏ３および５ｉＯｚを種々の割合で含有する化合物であり、ケイ素は常に四面体形に４個の酸素原子に囲まれ、アルミニウムは八面体配位として存在する。特に適当なアルミノケイ酸塩は、一般式。

Ｍ２７＋ＯＡＡ’２０３・Ｘ５ＩＯ２（Ｉ）［式中、Ｍは一価または多価の金属、２は金属Ｍの価数、Ｘは１．８〜１２の数である。］で示されるゼオライトである。好ましいアルミノケイ酸塩は、Ｘ１ＹまたはＬ型のゼオライトである。ゼオライトＡ（西独公開特許第２４１２８３７号）を使用することが特に好ましい。ゼオライトは、固体含量が少なくとも５０重量％の水性懸濁液の形態、または乾燥した形態で使用し得る。「乾燥したゼオライト」とは、乾燥粉末として存在するが、結晶水を２０〜５０重量％含有するアルミノケイ酸塩であると理解される。本発明の方法において、種々のゼオライトの混合物を使用してもよい。そのような化合物の構造に関しては、キウツ（ＣｈｘｕＺ）、スリ、１１７（１９８６）に記載されている。

本発明の固体洗剤を製造するためには、まず液状のアルキルスルフェートペーストを、２０〜８０℃の温度で添加剤と混合する。水性アルキルスルフェートペースト１００重量部に対して、前記ナトリウム塩１５〜１００重量部、好ましくは２０〜５０重量部、および／または水性アルミノケイ酸塩１０〜３００重量部、好ましくは３０〜１００重量部、より好ましくは５０〜７５重量部を加える。

特に乾燥した粉末を得たい場合には、アルキルスルフェートペーストを、硫酸ナトリウムおよびアルミノケイ酸塩と混合することが有利であるとわかった。この場合、添加剤の全量が、アルキルスルフェートペーストに対して１００重量部を越えないようにすることが適切である。硫酸ナトリウムとアルミノケイ酸塩との比は、前記範囲内で任意に選択し得る。

得られた固体は、２０〜６０℃の温度で機械的に粉砕、すなわち粒状および／または粉末状に変換することができる。この目的のためには、破砕機、微粉砕機、ペレット成形機または押出機が特に適当である。本発明の好ましい一態様においては、まず６０〜８０℃で液状アルキルスルフェートペーストに添加剤を分散させ、次いで、得られる分散液を、冷却した押出機に移し、２０〜６０℃に冷却する。その後、凝固した混合物を、困難無く粉砕し得る。

以下の実施例は、本発明を制限することなく説明することを意図するものである。

Ｃ＋ａ／Ｃ＋ｓアルキルスルフェートナトリウム塩（Ｃ＋。：０１８比＝１：１）５７重量％水性ペースト１００ｇを、硫酸ナトリウム５０９と、８０℃で混合した。次いで、この混合物を、多孔アダプターディスクを有するスクリュー押出機で粉砕した。

水含量が高いにもかかわらず、固体乾燥顆粒が得られた。

生成物の組成。

アルキルスルフェートＮａ塩　３８重量％硫酸ナトリウム　３３重量％水　２９重量％実施例２実施例１の水性アルキルスルフェートペースト１００ｇに、８０℃で、ゼオライト八［ヴエツサリート（Ｗｅｓｓａｌｉｔｈ、商標）Ｐ１デグッサ社（Ｄｅｇｕｓｓａ　ＡＧ）の製品、水含量約２０重量％］７５ｇを混ぜ込んだ。この液体混合物を水冷押出機に移し、固体となるまで冷却すると同時に、粒状に変換した。

水含量が高いにもかかわらず、固体乾燥顆粒が得られた。

生成物の組成：アルキルスルフニー）Ｎａ塩＝３３重量％ゼオライトＡ：　３２重量％水：　３５重量％実施例３実施例１の水性アルキルスルフェートペースト１００ｇに、８０℃で、ゼオライトＡ［ザジル（Ｓａｓｉｌ、商標）、ヘンケル社（Ｈｅｎｋｅｌ　ＫＧａＡ）の製品、水含量約５０重量％］５０ｇおよび硫酸ナトリウム７５９を混ぜ込んだ。

この混合物を２０℃に冷却しくその間に凝固した）、次いでパウダーミルで粉砕した。水含量が高いにもかかわらず、完全乾燥した非付着性流動性粉末が得られた。

生成物の組成アルキルスルフェートＮａ塩　２５重量％ゼオライトＡ：　１１重量％硫酸ナトリウム・　３３重量％水：　３１重量％国際調査報告フロントページの続き（７２）発明者　アンツインガー、ヘルマンドイツ連邦共和国ディー４０００デュツセルドルフ、エミールーバールトーシュトラアセ１番

Claims

【特許請求の範囲】

１．アニオン性界面活性剤と、ナトリウム塩および／またはアルミノケイ酸塩とを含有する固体洗剤であって、水性４０〜６０重量％アルキルスルフェートペースト１００重量部を、２０〜８０℃で、ａ）硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウムおよびケイ酸ナトリウムから成る群から選択するナトリウム塩１５〜１００重量部、および／またはｂ）アルミノケイ酸塩１０〜３００重量部と混合し、得られる固体を２０〜６０℃で粒状および／または粉末状に変換することによって製造する固体洗剤。
２．粉末状洗剤の製法であって、水性４０〜６０重量％アルキルスルフェートペースト１００重量部を、２０〜８０℃で、ａ）硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウムおよびケイ酸ナトリウムから成る群から選択するナトリウム塩１５〜１００重量部、および／またはｂ）アルミノケイ酸塩１０〜３００重量部と混合し、得られる固体を２０〜６０℃で粒状および／または粉末状に変換することを含んで成る方法。
３．アルキルスルフェートペーストとして、Ｃ１６／Ｃ１８獣脂アルキルスルフェートＮａ塩の４０〜６０重量％水性ペーストを使用する請求項２記載の方法。
４．アルミノケイ酸塩として、含水ゼオライトＡを使用する請求項２または３記載の方法。
５．アルキルスルフェートペーストに６０〜８０℃添加剤を分散させ、その液体混合物を水冷押出機に移して、固体となるまで冷却すると同時に粉砕する請求項２〜４のいずれかに記載の方法。