JPH06502982A - 磁極片 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 磁　極　片 背景技術 本発明は、請求項１の前半部に記載した磁極片から出発する。

公知の磁極片（Ｗｏ　８９１０６８７４）においては９基体から張り出している 条片は磁極片の縦縁に沿って延びている。直流モータの界磁コイルは磁極片がね じで固定されるケーシング内壁と条片との間で締め込まれる。界磁コイルの絶縁 体の損傷を回避するために、磁極片と界磁巻き線との間に弾性材料から成る特別 な絶縁体が取り付けられる。取り付は公差は界磁コイルの絶縁体若しくは絶縁材 料の塑性によって補償され、この塑性は組み立てられたユニットの初ばね力ひい ては結合の解離に対する安全性も生ぜしめる。

発明の効果 これに対し、請求項１に記載した特徴を有する本発明による磁極片は次のような 利点を有している。すなわち、従来のＰｖＣ被覆層よりも著しくわずがな塑性を 有している高強度の絶縁被覆層も界磁コイルのために使用することができる。

条片が磁極片の基体と可とう性に結合されていることによって、特別な絶縁体な しに取り付は公差を補償することができる。同時に磁極片の組み立て及び界磁コ イルの締め込みの際に初ばね力が確実に生ぜしめられ、これによって振動による 動的な負荷を受けても。

組み立てユニットが緩むことが回避される。

条片が磁極片の基体への移行部において切り欠き部若しくは溝を備えている磁極 片の実施例は特に有利である。特に、溝が条片の裏面、つまり界磁コイルの方の 面に配置されていると、界磁コイルの縁の範囲が条片によって負荷されることが 確実に回避され、絶縁層の損傷が最低限に減少せしめられる。

請求項２以下は磁極片の有利な一層の改善を示したものである。磁極片を簡単に 製作することは特に有利である。基体と条片との間の移行部内の溝は材料の押し 退けあるいは除去によづて簡単に形成することができる。

図面 本発明は以下において図面に基づいて詳細に説明する。

第１図は磁極片によって保持され部分的に断面して示されている複数の界磁コイ ルを有する電気モータの斜視図である。

第２図は第２実施例の磁極片を取り付けた第１図の電気モータの部分的断面図で ある。

第３図は磁極片の裏面図である。

第４図は取り外した第２実施例の磁極片の断面図である。

第５図は取り外した第１実施例の磁極片の断面図で第１図の斜視図は直流モータ ３のケーシング１を示す。この場合ケーシング壁に４つの界磁コイル５が所属の 磁極片７によって固定されている。

界磁コイルの１つは部分的に破断されており、したがって磁極片７の基体９から その縦縁の範囲で条片１１が張り出しているのが見える。この場合条片は基体９ の全長にわたって延びている。条片は界磁コイルにかぶさっており９条片が固く ねじ止めされると、界磁コイルはケーシング１の内壁に押し付けられる。

界磁コイルは固定ねじ１３によりて固定される。固定ねじは外側からケーシング １の壁を貫通して基体９の内ねじ山を備えた穴１５内にねじこまれている。

第１図の■−■線に沿った断面図である第２図には、界磁コイル締め込みが再び 明りょうにしめされている。同一の部分には同一の符号を付けである。

外側からケーシング１の壁を貫通する固定ねじ１３によって磁極片７が固く固定 される。基体９がら張り出している条片１１とケーシング１の壁との間で界磁コ イル５が固く締め込まれる。第２図の断面図から分かるように、基体９と条片１ １との間の移行部において、界磁コイル５に向いた側に切り欠き若しくは溝１７ が設けられており、これらの溝は条片の全長にわたって延びている。

第３図は取り外した磁極片７の裏面を示す。中央にある穴１５は内ねじ山を備え ていて、固定ねじ１３を受け入れるのに役立つ。また磁極片７の基体９から張り 出している条片１１は、基体と条片との間の移行部に縦溝１７を備えている。

第４図に示した別の実施例の磁極片７′は基体９′と条片１１′　との間の移行 部に２つの溝１７ａ′及び１７ｂ′を有しており、この場合溝１７ａ′は取り付 は状態で見てケーシング１の内壁に向いた条片の裏面側に設けられているのに対 し、溝１７ｂ′は条片の表面側に設けられている。

磁極片７′は穴１５′を備えており、これは固定ねじ１３（第１図及び第２図参 照）を受け入れる内ねじ山を有している。固定ねじの導入を容易にするために、 磁極片の内ねじ山はケーシングの内壁に向いた側に面取り部を備えている。

最後に第５図は更に別の実施例の磁極片７′の断面を示し、この場合基体９″と 条片１１′との間の移行部に設けられている溝１７′は鋳造によるものではなく 、変形加工によるものである。

第５図の磁極片も穴１５′を備えており、これは内ねじ山を有している。固定ね じの導入を容易にするために、この実施例においても磁極片の内ねじ山はケー・ シンクの内壁に向いた側に面取り部を脩えている。

縦溝１７（第２図及び第３図）若しくは１７″　（第５図）は磁極片の基体と条 片との間の移行部に任意の形式で設けることができる。例えばロールがけのよう な変形加工を条片の基部に行うことが可能である。また、ホーニング加工あるい はフライス加工によって磁極片の条片と基体との間の移行部に溝を形成すること も考えられる。最後に、第５図に示されているような溝１７′を磁極片７′の製 作若しくは鋳造の際に設けることも可能である。これはある程度の材料弱化を意 味する。

ここに記載した磁極片の構造によって、電気モータの界磁コイルのための絶縁材 料として極めて脆性の耐熱被覆層を選択する場合でも、界磁コイルを損傷させる ことなしにモータのケーシングの壁に固定することが可能である。このような絶 縁材料の場合、製作公差はもはや絶縁材料の塑性によって補償することができな い。しかしながら可とう性のばね作用を有する条片によって、脆性の絶縁材料を 備えたコイルでも確実に取り付けることができる。その都度の磁極片の材料に応 じて、基体と条片との間の移行部における切り欠き若しくは凹所を、残存する材 料が所定のばね力若しくは締め付は力を可能ならしめるように７選定することが できる。この場合、界磁コイルに作用する力を前もって制限することができ、過 度に大きな締め付は力に基づく一裂は実際上回避することができる。

第２図から分かるように、特に溝１７を条片の界磁コイル５に向いた側に配置す る場合、コイルの縁範囲が締め付は力を受けることが回避される。本発明を適用 しない場合３　まさにこの縁範囲において極めて大きな締め付は力が生じ、絶縁 材料の損傷若しくは剥げ落ちが生じるのである。

基体と条片との移行部つまり溝の範囲の壁厚は、可逆の初ばね力が生じるように 、磁極片の材料に適合させておくことができる。換言すれば、磁極片は場合によ っては取り外した後に再び使用することができる。

また１条片を取り付けの前に型押し加工によって曲げておくことも可能である。

磁極片を引き締めることによって１条片は取り付は位置に戻し変形せしめられる 。可とう性かつ弾性的なばね作用を有する条片によって、耐熱性の硬い絶縁被覆 層を有するコイルを使用することができる。更に、このようなコイルの取り付け の際に寸法の差がかなり大きくても、許容することができる。

条片に溝を変形加工によって形成することは、普通の側方の条片を有する磁極に おいても、端面側に条片を有する磁極においても、実施することができる。

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Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．直流モータの磁極ケーシング内で界磁コイルを固定する条片を有する磁極片 において，界磁コイル（５）を磁極ケーシング（１）に押し付ける条片（１１； １１′；１１′′）が磁極片（７；７′；７′′）の基体（９；９′；９′′） と可とう性に結合されていることを特徴とする磁極片。
2. ２．条片（１１；１１′；１１′′）が磁極片（７；７′７′′）の基体への移 行部において片面又は両面に溝（１７；１７ａ′；１７ｂ′；１７′′）を備え ていることを特徴とする請求項１記載の磁極片。
3. ３．縦溝が材料の押し退けあるいは除去によって形成されることを特徴とする請 求項１又は２記載の磁極片。
4. ４．条片（１１；１１′；１１′′）が磁極片（７；７′７′′）の縦縁に沿っ て延びていることを特徴とする請求項１から請求項４までのいずれか１項に記載 の磁極片。