JPH06501002A - シグマ受容体に対して高い結合性を有する置換アミジン類およびその使用 - Google Patents
シグマ受容体に対して高い結合性を有する置換アミジン類およびその使用Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
シグマ受容体に対して高い結合性を有する置換アミジン類およびその使用発明の
分野
本発明は医薬品化学の分野に関する。特に、本発明はシグマ受容体に対して高い
結合性を有する置換アミジン類、および動物において精神病、高血圧の処置およ
び不安の予防及び処置に使用できる医薬組成物に関する。
発明の背景
種々の置換アミジン類は特許に開示されている。例えば:アメリカ合衆国特許第
3903163号(1975)は、抗を剤、抗不安剤または鎮静剤としての活性
ヲもつN、N’−ジ置換2−ナフチレンアセトアミジン類を開示している。N、
N’−置換基はC,−CSアルキルである。アメリカ合衆国特許第413499
2号(1979)も参照。
アメリカ合衆国特許第3972931号(1976)は、抗奮剤、抗不安剤また
は鎮静剤としての活性をもつN、No−ジ置換ベンズアミジン類を開示している
。ベンゼン基は3−および/または4−位をハロゲンで、N、 N’−置換基は
C,−C3アルキルで置換されている。アメリカ合衆国特許第3988474号
(1976)も参照。
アメリカ合衆国特許第3934020号(1976)は、抗II剤および抗不安
剤としてのN。
No−ジアルキル−2−ハロフェニルアセトアミジン類を開示している。ベンゼ
ン基は3−および/または4−位をハロゲンまたはCF、で、N、 N’−置換
基はC+ −Csアルキルで置換されている。アメリカ合衆国特許第39832
50号(1976)も参照。
アメリカ合衆国特許第2:’!12g0号(193g)は、アルキル化またはア
ラルキル化アミジンを作るのに使用するアセトアミジン類を開示している。これ
らの化合物は、織物用試薬、殺虫剤、殺菌剤、殺かび剤として使用され得るとい
う報告がある。
アミジン出発物質は、好ましくはアリールアミジン類である。
アメリカ合衆国特許第596797号(1897)は、局所麻酔剤としての、ジ
アルコキシフェニルアミジン類を開示している。
アメリカ合衆国特許第2004994号(1933)は、治療剤として有用であ
るシアルールアセトアミジン類を開示している。一方のアリール基は2−エトキ
シおよび5−フェニル基で置換されており、他方のアリール基は4−位をエトキ
シまたはカルボエトキシで置換されており、所望により3−位はフェニルで置換
されている。
アメリカ合衆国特許第3632593号(1972)は、鎮痛剤、抗炎症剤、神
経鎮静剤および降圧剤として有用なN−アリール置換芳香族アミジン類を開示し
ている。
アメリカ合衆国特許第4503076号(1985)は、血管拡張性抗高血圧剤
としてのN−(2,6〜ジクロロフエニル)アセトアミジンを開示している。
アメリカ合衆国特許第3906044号(1975)は、アダマンチルアミジン
類およびそれらの抗ウィルス剤としての使用を開示している。所望によりアルキ
ル基で置換されていてもよいアダマンチル基は直接アミジンの炭素原子に結合し
、または、メチレン結合を介して結合する。
アメリカ合衆国特許第4183957号(1980)、第3284289号(1
966)、第3678109号(1972)、第3689675号(1972)
、第3729565号(1973)、第3888927号(1975)も参照。
アメリカ合衆国特許第4709094号(1987)は、シグマ受容体に関して
高い結合活性を有する式(I):
(式中、RおよびRoは、最低炭素数4個のアルキル基、炭素数3〜12個のシ
クロアルキル基、または最低炭素数6個の炭素環式またはアリール基である)の
N。
N゛−ジ置換グアニジン誘導体を開示している。
該特許において開示されている2種の新規N、 N’−ジ置換グアニジンは、該
特許請求の範囲では1.3−ジー(4−ハロー2−メチルフェニル)−グアニジ
ンおよび1.3−ジー(4−[”H]−(2−メチルフェニル)−グアニジンで
ある。
該特許においては異常な精神病的挙動を示すは乳類におけるそのような挙動のシ
グマ受容体系機能不全との関係の測定方法も開示され、該方法は、そのような挙
動を示すは乳類に、インビトロでは乳類の脳膜に結合するN、 N’−ジー(4
−[”H]−2〜メチルフエニル)−グアニジンと置換する水溶性N、 N’−
ジ置換グアニジンを、は乳類のシグマ脳レセプターで調節された精神活動を変更
するのに有効な量を投与することを含む。また、幻覚誘発性ベンゾモルフアンの
シグマ受容体結合活性の拮抗剤である水溶性N、 N’−ジ置換グアニジンを幻
覚を改善するのに有効な量投与することからなる、幻覚を伴う精神病にかかうて
いる人を治療する方法も開示している。
アメリカ合衆国特許第4709094号は更に、(a)水性媒体中、既知量のシ
グマ受容体様結合活性を有する単離されたは乳類脳膜を(i)脳膜のシグマ受容
体と結合できることが解っている量の、シグマ脳レセプターと選択的に結合する
トリチウム環MIN、 N”−ジ置換グアニジンおよびOf)シグマ受容体結合
活性を測定するための種々の既知量の水溶性有機化合物の混合物と接触させ、(
b)脳膜を工程(a)において脳膜と結合しないトリチウム標識化合物から分離
し、(C)工程(b)で分離された結合したトリチウム標識化合物の工程(a)
において用いられた有機化合物のモル量に対する割合のモル関係から、該有機化
合物のシグマ受容体結合活性を測定する工程からなる有機化合物のシグマ脳レセ
プター結合活性の測定方法を開示している。
N−アリルノルメタゾシン(S K F 10047)およびシクラゾシンなど
のある種のベンゾモルフアン阿片剤は、ひとにおいで無痛覚症に加えて、幻覚、
離人症、酩酊および他の精神異常惹起効果を起こす。さる、犬および醤歯頚にお
いて、精神異常惹起性阿片剤は、モルヒネ又はオピオイドペプチドなどの典型的
な阿片剤を投与したときに見られるのとは違う挙動および自律性効果をもたらす
。脳における特異的シグマ「オピオイド」レセプターは、このような非典型的効
果を媒介すると考えられる。マーチンら、ジャーナル・オン・ファーマコロジー
・アンド・エクスペリメンタル・セラピー、197:517−532(1976
)参照。シグマ受容体はまた、フェンシフリジン[PCP、エンジェル・ダスト
]のある種の精神異常作用を媒介するか、あるいは精神異常惹起性アヘン剤は特
異的PCPレセプターにおいて作用すると考えられる。ズーキンら、モレキュラ
・ファーマコロジー、20 :246−254(1981)、ンヤノン、ジャー
ナル・オン・ファーマコロジー・アンド・エクスペリメンタル・セラピー、22
5・144−152(1983)、ホワイトら、サイコツアーマコロジー、80
: 1−9(1983)およびズーキンら、ジャーナル・オン・ニューロケミ
ストリー、46 : 1032−1041(1986)参照。PCPは、乱用さ
れている薬で、ひとにおいで精神分裂症においてみられるのと類似した行動的症
候群を起こす。アニリンら、CRCクリティカル・レビュー・オン・トキシコロ
ジー、10:145−177(1982)参照。シグマ阿片剤およびPCPの有
効な精神Rt惹起効果のために、シグマ(および/又はPCP)レセプターは精
神病、特に精神分裂症の一因になっていると考えられる。
正常および異常な脳機能におけるシグマ受容体の役割の系統的な調査は、特異的
なシグマ受容体結合検定およびバイオアッセイがないため行われなかった。この
ような特異的検定の開発には、十分特性化された、高選択的で有効なレセプター
リガンドが必要とされる。最近の研究では、脳膜レセプターはインビトロで(±
)[”H] S K F 10047(スー、ジャーナル・オン・ファーマコロ
ジー・アンド・エクスベリメンタル・セラピー、223:284−290(19
82): (+>E”HJSKF10047、タムら、プロシーディングズ・オ
ン・ザ・ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンシーズ・オン・ザ・ユナイテ
ッド・ステーブ・オン・アメリカ、81 : 5618−5621(1984)
:マーチンら、ジャーナル・オン・ファーマコロジー・アンド・エクスベリメ
ンタル・セラピー、231 : 539−544<1984)およびミケルソン
ら、リサーチ・アンド・コミュニケション・オン・ケミカル・パソロジー・アン
ド・ファーマコロジー、47 : 255−263(1985)で標識すること
が出来るが、選択的ではなく、(グンドラックら、ヨーロピアン・ジャーナル・
オン・ファーマコロジー、113 : 465−466(1985)およびラー
ジエンドら、ジャーナル・オン・ファーマコロジー・アンド・エクスヘリメンタ
ル・セラピー、238 : 739−748(1986))、マタ、(+)[”
HF2−(3−ヒドロキシフェニル)−N−(1−プロピル)−ピペリジン((
+)[3H]3−PPP)でも標識でき(ラージエンドら、プロ/−デイングズ
・イン、ザ。
ナショナル・アカデミ−・オン・サイエンシーズ・オン・ザ・ユナイテッド・ス
テーブ・オン・アメリカ、81 ; 4983−4987(1984))でも標
識でき、これは、他のものよりもシグマ受容体に関して明かにより選択的である
。
マーチンら、((1976)前出)、キープおよびチルフォード(キープら、「
アナルジエンックス:クリニカル・アスベク゛刈イン・モレキュラ、モディフィ
ケーション、イン、ドラッグ・デザイン、グールド(編)、アトパンシーズ・イ
ン・ケミストリー・シリーズ#45アメリカン・ケミカル・ソサイエティ、ワシ
ントン・ディー・シー(1964))およびヘルツエン(ヘルツエン、シクラゾ
シン・アンド・ナロルフィン・オン・ジ・アディクション・リサーチ・センター
・インベントリ−(ARCI)、サイコファーマコロジア、18 : 366−
377(1970))による初期のインビトロでの研究の後、多(の研究者らが
異なる阿片レセプター(ミュー・レセプター、カッパ・レセプターおよびシグマ
・レセプター)のインビトロでの生化学的特性化をはじめた。
別個のシグマ受容体が試験管での実験で存在する第一の証拠は、スー(1982
)前出により、トリチウム環1!5KF−10047により明らかに選択的に標
識されたモルモットの脳膜におけるエトルフィンーインアクセシブル結合部位を
記載した論文において示されている。S K F 10047が脳において複数
のオピオイドレセプターを標識できるという事実を克服するため、スーは、過剰
の非標識エトルフィンの存在下にトリチウム標識S K F −1(1047を
用いてレセプター結合測定を行った。
エトルフィンは、デルタ・レセプター、ミュー・レセプターおよびカッパ・レセ
プターとほぼ等しい力で結合することが知られている非常に強い阿片作用薬であ
る。スーは、エトルフィンを用いて脳膜調製物におけるミニ−、カッパおよびデ
ルタ・レセプターのすべてを飽和し、ついでトリチウム標識S K F −10
047を添加した。このことにより、明らかにミュー、カッパおよびデルタ・レ
セプターとは興なるシグマ結合部位を検出することが出来た。
タムら、(1,984)前出がシグマ受容体の選択的標識における以前の問題は
すべての過去の実験がラセミ体のS K F−10047調製物を用いていたと
いう事実により起こったことを明らかにしたことによりシグマ受容体は別個の実
体として同定された。タムは、トリチウム標!l(+)−3KF−10047異
性体を用いて、ミュー、デルタおよびカッパオピオイドレセプターとは異なるシ
グマ受容体を選択的に標識できることを示した。一方、タムは、(−)−8KF
−10047が、ミューおよびカッパレセプターを選択的に標識するが、シグマ
受容体を標識しないことを示し。
た。タム、ヨーロピアン・ジャーナル・イン・ファーマシ−1109: 33−
41 (1985)。この発見は現在確かめられている(マーチンら、1984
、前出)。更に、行動実験(カザンら、ニューロファーマコロジー、23 :
9g3−911t7(1984) :ブラデイら、サイエンス、215・178
−180(1981))から、(+)−5KD−10047異性体だけがSK
F−10047の精神異常作用の原因となることは明らかである。
シグマ受容体の生化学的特性検定の最も重要な発見は、レセプターが幻覚誘発お
よび精神異常惹起作用を有することが知られているすべての合成阿片薬と結合す
ることである。インビボにおいて精神異常作用を有さない阿片剤は、このレセプ
ターに結合しない。最も重要なことは、幻覚誘発性阿片剤のほかに、シグマ受容
体は分裂症患者において幻覚症状を治療するために臨床的に用いられる多くの抗
精神病剤とも結合することが示されている。(タムおよびタック(1984))
。シグマ受容体と結合する抗精神病剤に関する初期の観察(スー、1982)は
、その後にタムら((1984)前出)により確認され、拡張され、また放射線
標識された、臨床的に実際用いられる最も強力な抗精神病剤の一種であるハロペ
リドールを用いると、脳膜調製物における結合部位のおよそ半分が実際にシグマ
受容体であり、一方、結合部位の残り半分は明らかにドーパミンレセプターであ
ることが示された。大部分の抗精神病剤はドーパミンレセプター拮抗薬でもある
ことは以前から知られている。以前、精神病患者における抗精神病剤の有利な作
用は、これらの薬剤のドーパミンレセプター遮断効果によるものである。しかし
、タムの研究から、多くの臨床的に用いられる抗精神病剤もシグマ部位に結合す
ることは明らかである。
シグマ受容体に結合するすべての抗精神病剤は、シグマ受容体により、幻覚症状
を幾分緩和するのに有益な効果を起こし得る。これらの観察結果を合わせると、
シグマ受容体は、精神病、特に幻覚が主要な臨床症状である分裂病の病因の第一
候補である。
ドイチュら、(クリニカル・ニューロファーマコロンー、第11巻、No、 2
.105−119頁(1988))は、精神病におけるシグマ受容体部位および
抗薬側効力に関する論文の総論を発表している。ドイチュらによると、ひとにお
いてM!I/1性効果を有するある種のベンゾモルフアンは、高い精神異常惹起
作用を伴う。鎮痛効果は、ベンゾモルフアンのラセ=a合物の左旋性異性体と関
連し、精神異常作用は、ラセ=a合物の右旋性異性体l二よると結論付けられて
いる。ヘルツエン、サイコファーマコロジア、18 : 36ロー77(197
0)およびマナラックら、ファーマコロジカル・サイエンス、7 : 448−
51(1986)参照。これらの右旋性エナンチオマーのインビボにおける効果
の多(および右旋性三重水素化S K D−10047の結合がナロキサン又は
ナルトレキソンにより拮抗されないという事実を合わせると、これらのデータが
、右旋性エナチオマーの精神異常作用がシグマ受容体結合部位と関連していると
いう考えを支持している。
更に、スーら(ライフ・サイエンス、3g : 2199−210(1986)
)およびコントレラスら(シナプス、1 : 57−61(1987))は、シ
グマ受容体の内因性リガンドの存在を確立し、これらの天然リガンドの合成調整
異常、放出又は低下が精神病の自然に起こる機構であることを示している。従っ
て、シグマ受容体拮抗作用により、抗精神病治療が出来る。フェリスら、ライフ
・サイエンス、38 : 2329−37(1986)、およびスー、ニューロ
サイエンス・レターズ、71 : 224−8(1986)参照。
精神病におけるシグマ受容体の役割の別の証拠として、置換カルバゾールシス−
9−[3−(3,5−ジメチル−1−ピペラジニル)−プロピル]カルバゾール
二塩酸塩(リムカゾール)をその典型的挙動の強度を変更することなくアポモル
フイン惹起性挙動を選択的に拮抗する能力にもとづいて有効な抗精神病剤と同定
した。
更に、この化合物はドーパミン合成速度を促進せず、ラット線条体および嗅結節
におけるcAMPのドーパミン刺激性生産に影響をおよぼさず、従って、リムカ
ゾールはメソリンビック領域において、シナプス後のドーパミンレセプターのレ
ベルで作用しない。
リムカゾールは、プロトタイプシグマ受容体拮抗剤である右旋性三重水素化SK
F−10047の特異的結合を競合的に阻害することが出来、このことは、リ
ムカゾールがシグマ受容体部位で作用することを意味している。リムカゾールは
、従って、錐体外路作用、即ちシグマ受容体の競合的拮抗剤としての役割と矛盾
しない薬理学的挙動を示すことなく人において強力な抗精神病活性を示す。
他の化合物、BMY14802は、錐体外路副作用のない強力な抗精神病剤とし
て、症状発現前挙動試験において多(の性質を示す。化合物(1)は、ラットに
おいてカタレプシーを起こさず、(2)はラットにおいて[3H]スビベロンの
線条体ドーパミンレセプターのり、クラスに対する結合を阻害せず、(3)は、
ラットに長期間(20日)投与した後でさえも線条体における[3H〕スビベロ
ン標識D2サブクラスの最大濃度を増加させず、(4)は、ドーパミンレセプタ
ーのD1サブクラスと相互作用せず、(5)はドーパミン刺激性のcAMP生産
又はインビトロでの[’H] S CH2339Q結合を阻害しない。これらの
データは、BMY14802が遅発性運動異常症を起こす可能性が低いことを示
し、さらに抗精神病効果は非ドーパミン作用性部位により媒介されることを示唆
している。更に、BMY14802は比較的高い親和性でシグマ受容体と結合し
、その結合は立体選択性である(右旋性エナンチオマーは左旋性エナンチオマー
より抑制結合での有効性は10倍高い)。
BMY14802はアドレナリン作用性、ムスカリン性、コリン作用性、または
ヒスタミン作用性部位と結合せず、化合物は不愉快な鎮静および自律性副作用を
伴わないことを示唆する。
したがって、シグマ受容体部位と選択的に結合し、この部位を拮抗する化合物は
、錐体外路効果のない宵用な抗精神病剤として期待されている。
現在使用されている抗精神病剤および抗精神分裂病剤は主にそのドーパミンレセ
プターへの作用に起因する非常に強い副作用がある。副作用は、しばしば脳の運
動機能を制御する錐体外路神経系を不可逆的に損なう。長期間抗精神分裂病剤治
療を受けている患者はしばしば協調運動を制御する能力が永久的に損なわれる症
候群が発生する。
先行研究により、シグマ結合部位は、(1)右旋性ベンゾモルフアン阿片剤立体
選択性およびナロキソン非感受性:(2)ハロペリドール高親和性および強力な
ドーパミンレセプター遮断薬としても知られているフェノチアジン抗精神病剤に
対し、中〜高親和性:(3)ドーパミンおよびアポモルフインに対し非感受性で
あるという特性を有する。この興味ある薬選択性は正常および異常脳機能におけ
るシグマ受容体の役割の完全な分析を要する。そのためには、高選択性で有効な
シグマ受容体活性化合物のスペクトルを利用することが必須である。
恐怖および不安は、既知の危険又は出来事の予想を特徴とする。対照的に、神経
性不安は理由のない不安又はささいな危険への応答を特徴とする。近年、全身性
不安障害(CAD)は、精神科医によると慢性(連続的に最低1力月存在する)
のものであるとされ、4橿の精神運動症状、即ち、運動緊張、自津活動冗進、不
安、不眠症およびスキャニングのうちの3種により例示される。この特性化が採
用される以前に、アメリカ合衆国においては不安寛解剤の臨床試験が不安、ノイ
ローゼ、習癖を伴う不安その他の患者に行われた。全人口の2〜3%は不安障害
にかかっている(わずか2種の一般的な不安寛解剤に関して1977年には67
0万の処方箋が書かれたことがこの割合を証明している)。不安寛解剤の人気は
、これらの衰弱症状を改善する能力に起因する。ティラー、FASEBジャーナ
ル、2: 2445−2452(1988)参照。
歴史的に、不安はアルコール、阿片およびベラドンナを含む、これらの作用に対
して鎮静成分を有する薬剤で治療されてきた。20世紀においては、パルピッレ
ート、カルバミン酸プロパンジオールおよびベンゾンアゼピンを含む不安の治療
により安全な新規化合物が発見された。これらの薬剤の薬理学的特性により、こ
れらの作用がガンマ−アミノ酪酸(GABA)に対するレセプターにより媒介さ
れることが示された。ベンゾジアゼピンは、メブロバメートおよびフエノバルビ
タールより安全な体質変換薬であるが、これらは鎮静薬でもある。更に、ベンゾ
ジアゼピンは、けいれんを制御し、筋肉を弛緩させ、これは、不安の治療には必
要ないか又は望ましくないものである。更に、これらの薬剤は、アルコールと相
互作用し、悲惨な結果を伴う可能性がある。最近、ベンゾジアゼピンは習慣性が
あり、顕著な習慣性、例えば長期間の使用の後禁断症状があることが解っている
。
より選択的で、副作用が少な(、長期の治療中安全である不安選択薬剤の必要性
からこのような薬剤に関する研究が続けられている。この研究から、ベンゾジア
ゼピンと明らかな相同性をもたない薬剤の合成および評価が行われている。ティ
ラーら、前出参照。
ブスピロン(B uspar)は、ベンゾジアゼピンが約30年呵に導入されて
からアメリカ合衆国において臨床的に用いることが認められた最初の新規不安寛
解剤である。不安の治療に関してブスピロンを臨床試験に導入したのは、トンプ
キンスら、リサーチ・アンド・コミュニケーション・イン・サイフロジカル・ア
ンド・サイキアトリー・ビヘビア、5:337−352(1980)により記載
された方法にしたがって、おりの中のリーサスさるに外の物質をいれた際の攻撃
的応答の緩和というこの病気に対する動物モデルの効果の直接結果である。ティ
ラーら、前出参照。
臨床前の不安解消剤のスクリーニングは動物実験に依存する。動物実験から得ら
れる新規不安寛解剤の実験データのほとんどは2つのクラスを形成する。試験の
第一グループは、相反するかまたは条件性の恐怖に基づく。第ニゲループは、新
しい状況により発生した不安に基づく。これらの試験は不安が発生する過程が異
なるが、不安解消剤又は不安発生剤の分類において驚くべき一致が見られる。
ファイル、T I N S 、 10 : 461−463(1987)参照。
2種の不安解消活性に関する試験において、罰則の予想は不安に関する応答の減
少をもたらすと考えられる。反対に、不安を軽減する不安解消剤は応答を増加さ
せる。ゲラー−サイフタ−試験においては、ラットはレバーをおすと餌をもらえ
るが、足に電気的ショックも与えられる。このことにより、応答が抑制される。
この罰則スケジュールは、足に電気的シラツクを与えない罰則されないスケジュ
ールと交互に行われる。この罰則されないスケジュールのあいだも、レバーを押
すと餌が与えられる。ポーゲル試験においては、ラットは、水を呑んでもよいが
、蛇口又は床のバーから電気的ショックも受ける。ポーゲルおよびゲラーーサイ
フター試験の両方において、非特異的刺激剤又は鎮静剤効果または餌または水の
摂取における変化の評価をするために非罰則応答の測定を行う。これらの試験の
両方において、ベンゾジアゼピンはショックがない場合の応答率を増加させるこ
となく罰則期間のラット応答を増進する。これらのテストは確実な不安の試験で
あるが、唯一の評価手段は薬理学的である。ティラーら、前出参照。
あまり一般的に用いられていない罰を受ける移動を利用した試験では、マウスが
一方の金属板から他方へ飛び移る頻度にしたがって罰を受けない横断の限度が決
められ、マウスが横断すると常に足にショックが与えられる。不安寛解剤をテス
トするにはあまり用いられないが、この試験では、ショックのレベルを操作する
ことにより、薬剤により起こる不安の増加および減少を調べることが出来る。
ファイル、ジャーナル・イン・ニューロサイエンス・メソッズ、2 : 219
−238(1980)。
不安の社会的相互作用試験(ファイル、前出ニジジーンズら、ブリティッシュ・
ジャーナル・イン・ファーマコロジー、93 : 985−993(1988)
)では、ラットを不慣れな環境および明るいところに置(ことにより発生する不
確実さおよび不安を利用している。依存変数は、一対の雄のラットが活発な社会
的相互作用(行動の90%は現在研究中である)をする時間である。試験場を知
っている程度および明度の両方を、操作することが出来る。薬を与えないラット
は、試験場がよく知っていて暗い照明でてらされている場合に最高レベルの社会
的相互作用をする。社会的相互作用は試験場をラットをよく知らないかまたは明
るい照明で照らされている場合に減退する。不安寛解剤はこの減退を防止する。
活動の全体的レベルを測定して、社会的活動に特異的な薬剤効果を調べることも
出来る。
不安の社会的相互作用試験は行動的に確認されたかず少ない不安の動物実験の一
種である。不安およびストレスを示す他の行動の尺度(例えば、排便、毛づくろ
い、移動)は社会的相互作用の低下と相関関係があり、応答変化の他の原因(例
えば、環境の探査、臭いの変化)は排除される。試験を生理学的に確認するため
に、ACTHおよびコルチコステロンレベルおよび視床下部ノルアドレナリンの
変化も測定する。ファイル、T I N S S10 + 461−463(1
987)参照。
新しい状況により発生する不安を調べる不安の別の試験は、「高位のプラス迷路
」である。この試験において、動物を覆いのない高く挙げたアームの上に載せる
と不安が発生する。光度よりも高度の方が、行動的および生理的変化の発生の原
因となる。装置は2つの開放されたアームおよび2つの閉じたアームを有するプ
ラスの形をしている。ラットは装置上のすべてのアームを自由に出入りできる。
不安解消活性は、試験動物が開放されたアームで過ごす時間および開放されたア
ームにはいる回数の増加により測定される。この試験も、行動的および生理的に
確認されている。
不安解消活性を有すると判明している薬剤としては、式 (II)・のカルバゾ
ール誘導体9(3−<3.5−シス−ジメチルピペラジノ)−プロピルjカルバ
ゾールおよびその医薬組成物でか挙げられる。アメリカ合衆国特許第44003
83号(1983)参照。
セロトニンレセプター拮抗剤も、不安治療に有用であることが知られている。
カーノら、ジャーナル・イン・アフエクティブ・ディスオーダー、8・197−
200(1987) :ウェステンベルブら、サイコファーマコロジカル・ビュ
レティン、23:146−149(1987)参照。
発明の概要
本発明は、放射標識され、有機化合物のシグマレセプター結合活性をインビトロ
で検定するのに有用な、N、 N’−ジ置換アミジン類の新規な群に関するもの
である。
さらに本発明は、ングマレセプター部位に結合する新規なN、N’−ジ置換アミ
ジン類、とりわけ高い親和性及び/または選択性をもって結合するN、N゛−ジ
置換アミジン類に関するものである。本発明に係る置換アミジン類は、式(■)
二[式中、R,R’及びR”は水素、炭素原子数1−8のアルキル基、炭素原子
数が少なくとも3の7クロアルキル基、炭素原子数が少なくとも6の炭素環式ア
リール基、炭素原子数が少なくとも6であり且つ1−3個の別個のもしくは融合
した環を含むアルカリルもしくはアラルキル、またはへテロ環であり、R′はさ
らにC24アルケニル、フェニルスルホニルまたはC1−、アルキルスルホニル
であり得:且つRSR’及びR”の各々は1−3位置で置換されていてよく、ま
たはR及びR”はこれらの結合しているアミジン基と合して少なくとも2個の炭
素原子(アミジン炭素原子を除く)を含む飽和もしくは不飽和il! [ここで
この環は、1もしくはそれ以上の炭素原子数1−6のアルキル基、炭素原子数が
少なくとも6の炭素環式アリール基、炭素原子数3−12のシクロアルキル基、
または1−2個の融合した芳香環で置換されていてよいコを形成する]を有する
。好ましくはR′は自−06アルキル、C! −Csアルケニル、フェニル、ト
リフルオロメチル、フェニルスルホニル、またはC,−C,アルキルスルホニル
である。
好ましくは、該N、 N’−ジ置換アミジンは、シグマレセプターに対する高い
親和性をを表わし、モして/または例えば動物モデルによって:証されるような
、動物における不安緩解、抗精神病及び/または抗高血圧活性を表わす。
特に本発明は、式(■):
[式中、R及びR”は各々アダマンチル、シクロヘキシル、炭素原子数が少なく
とも6の単環炭素環式アリール、ノルボルニルまたはイソボルニルであり:そし
R′は水素、C,−C,アルキル、C,−C,アルケニル、フェニル、トリフル
オロメチル、フェニルスルホニル、またはC+ Caアルキルスルホニルである
りで示されるN、 N’−)置換アミジン類に関するものである。好ましくはR
゛はメチル、エチルまたはフェニルである。
さらに本発明は、式(TV) ・
F式中、X及びYは独立して分枝もしくは直鎖C,−C,アルキレンまたは分枝
もしくは直鎖C2Cm不飽和アルキレンであり:R及びR”は独立して炭素原子
数が少なくとも3のシクロアルキル基、炭素原子数が少なくとも6の炭素環式ア
リール基、炭素原子数が少なくとも6であり且つ1−3個の別個のもしくは融合
した環を含むアラルキル、またはヘテoilであり、且つ、R及びR”の各々は
1−3位置で置換されていてよ(、またはR及びR”は結合して少なくとも2個
の炭素原子(アミジン炭素原子を除く)を含む飽和もしくは不飽和環εここでこ
の理は、1もしくはそれ以上の炭素原子数1−6のアルキル基、炭素原子数が少
なくとも6の炭素環式子り−ル基、炭素原子数3−12のシクロアルキル基、ま
たは1−2個の融合した芳香環で置換されていてよい]を形成し:そして、
R′は水素、C,−C,アルキル、Cz−Ceアルケニル、フェニル、トリフル
オロメチル、フェニルスルホニル、またはC,−C,アルキルスルホニルである
]を有する置換アミジン類に関するものである。好ましくは該N、 N’−ジ置
換アミジンはシグマレセプターに対する高い親和性を表わす。
さらに本発明は、RSR’及びR”の環上炭素原子のうち少なくともIllが少
なくとも1個のトリチウム原子を持っている、上に列挙されるN、 N’−ジ置
換アミジン類のトリチウム化誘導体に関するものである。
さらに本発明は、前記N、 N’−ジ置換アミジン類、とりわけシグマレセプタ
ーに対する高い親和性を有する該アミジン類を含む薬用組成物に関するものであ
る。
特に、本発明は、分離された哺乳動物の脳膜に結合したN、 N’−ジー(4−
[’H]−2−メチルフェニル)−グアニジンをインビトロで置換する、水溶性
のプロトン化型N、 N’−ジ置換アミジンを、精神病的行動を示すまたは慢性
うつ病に罹患している人間のシグマ脳レセプターにより調節される活動を変える
単位用量当りの有効量で含む、人間への全身投与に適合させた単位用量型の薬用
組成物に関するものである。
さらに本発明は、有機化合物のシグマレセプター結合活性を測定する方法であり
a)シグマレセプター型結合活性を有する分離された哺乳動物の脳膜の既知の量
を、水性媒質中で、(夏)シグマ脳レセプターを選択的に結合させるトリチウム
標識化N、N“−ジ置換アミジンの、該脳膜のシグマレセプターに結合すること
のできる既知の量;及び(n)シグマレセプター結合活性を検定すべき水溶性有
機化合物の様々な既知の量、の混合物と接触させ:b)脳膜を、工程a)で脳膜
と結合していないトリチウム標識化化合物から分離し;
C)工程a)で使用された有機化合物のモル量に対する工程b)で分離される結
合したトリチウム標識化化合物の比率のモル関係から、該有機化合物のシグマレ
セプター結合活性を決定する、
工程からなる方法に関するものである。
さらに本発明は、哺乳動物のシグマ脳活性を変える有効量のN、 N’−ジ置換
アミジンを哺乳動物に投与することにより、異常な精神病様行動を呈する哺乳動
物における係る行動とシグマレセプター系機能不全との関係を決定する方法に関
するものである。特に本発明は、その哺乳動物のシグマ脳レセプターにより調節
される精神活動を変えるに有効な、哺乳動物の脳膜に結合したN、 N’−ジー
(4−[3H1]−2−メチルフェニル)−グアニジンをインビトロで置換する
ングマ脳レセプター調節量の水溶性N、N’−シ置換アミジンを哺乳動物に投与
することにより、異常な精神病様行動をする哺乳動物における係る行動とシグマ
レセプター機能不全との関係を決定する方法に関するものである。
さらに本発明は、本発明に係るN、 N’−ジ置換アミジン化合物及び係る異常
な精神病様行動の処置に有効なその薬理学的組成物を投与することにより、哺乳
動物の異常な精神病様行動を処置するための方法に関するものである。特に本発
明は、慢性うつ病またはの覚に伴う精神病的精神疾患、例えば分裂病に罹患して
いる人間を処置する方法であって、幻覚誘発性ベンゾモルフアンのシグマレセプ
ター結合活性の拮抗物質であり、そして/または哺乳動物の脳膜に結合したN、
N゛−ジー(4−E3H]−2−メチルフェニル)−グアニジンをインビトロ
で置換する、水溶性N、 N゛−ジ置換アミジン、好ましくは式(I[[)また
は(TV)の化合物を、うつまたは幻覚をそれぞれ改善する有効量で人間に投与
することからなる方法に関するものである。
さらに本発明は、本発明に係るN、 N’−ジ置換アミジン類またはその薬用組
成物を投与することにより、高血圧を処置する方法に関するものである。
ち人間における不安の処置または予防に有用である。故に本発明は、シグマレセ
プターへの高い親和性を示す本発明のN、 N’−ジ置換アミジンの不安緩解量
を投与することによる、不安になり易い個体における不安の処置または予防方法
にも関するものである。
選択的シグマレセプター結合性を有する本発明に係る成るアミジン類は、現在の
抗精神病薬物療法に伴う望ましくない錐体外副作用を縮小または排除する点で特
に価値があり得る。
好ましい態様の説明
本発明者等は、本発明に係るジ置換アミジン類が、モルモットの脳膜結合部位か
ら[3H]DTGを置換する能力によって証明されるシグマレセプター結合活性
を存することを発見した。本発明に係る選択的シグマリガンドの利用可能性は、
インビボおよびインビトロにおけるシグマレセプターの特性決定を容易にする。
本発明の好ましいN、N゛−ジ置換アミジン類は、式(■):L式中、R及びR
”は各々炭素原子数1−8のアルキル基、炭素原子数が少なくとも3のシクロア
ルキル基、炭素原子数が少なくとも6の炭素環式アリール基、炭素原子数が少な
くとも6であり且つ1−3個の別個のもしくは融合した環を含むアルカリルもし
くはアラルキル基、またはへテロ環であり[例えば、同一であっても異なってい
てもよいR及びR”は、好ましくは直鎖アルキル、そしてより好ましくは炭素原
子数4ないし8のアルキル基、例えばブチル、イソブチル、1=ブチル、アミル
、ヘキシル、及びオクチル:炭素原子数3ないり、12のシクロアルキル、例え
ばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、/クロヘキ/ル、シクロへ
ブチル、1.4−メチレンシクロへキサニル、アダマンチル、/クロペンチルメ
チル、シクロヘキシルメチル、1−もしくは2−シクロへキノルエチル、または
1−12−もしくは3−シクロへキシルプロピル、炭素環式子り−ル、アルカリ
ルもしくはアラルキル、例えば炭素原子数18までであり且つ1−3個の別個の
もしくは融合した芳香環を含むもの、例えば、フェニル、ベンジル、1−及U2
−フェニルエチル、1−12−1もしくは3−フェニルプロピル、〇−1m−も
しくはp−トリル、m、 m’−ジメチルフェニル、0−lm−もしくはp−エ
チルフェニル、m、 m’−ジエチルフェニル、m−メチル−m゛−エチルフェ
ニル及び0−プロピルフェニル、ナフチル、2−ナフチル、ビフェニル、または
へテロ環、例えば2−及び4−ピリジル、ピロリル、特に2−及び3−N−メチ
ルピロリル、2−及び3−フラニル、2−及び3−チオフェニル、2−及び3−
ベンゾフラニル、2−ベンズオキサシリル、ピラジニル、ピリミジル、2−14
−及び5−チアゾリル、2−14−及び5−オキサシリル、2−14−及び5−
イミダゾリル、2−及び3−インドリル、並びに2−及び4−ベンゾチアゾリル
である] ;そして、
Roは水素、Cl−Cmアルキル、CxCaアルケニル、フェニル、トリフルオ
ロメチル、フェニルスルホニル、またはC,−C,アルキルスルホニルである]
で示されるものである。
さらに、N、 N’−ジ置換アミジン基の活性に望ましくない影響を与えない1
.2.3またはそれ以上の置換基、例えば、炭素原子数1−8のアルキル、例え
ばメチル、エチル:炭素原子数1−8のヒドロキシアルキル;ハロゲン、例えば
クロロ、ブロモ、ヨード、フルオロ:ヒドロキシ:ニトロ:アジド:シアノ:イ
ソチオシアナート:アミノ:低級アルキルアミノ:ジー低級アルキルアミノ:ト
リフルオロメチル:炭素原子数1−8のアルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ
及びプロポキシ;アシルオキシ、例えば炭素原子数1−8のアルカノイルオキシ
、例えばアセトキシ及びベンゾイル;アミド、例えばアセトアミド、N−エチル
アセトアミド;カルバミド、例えばカルバミル、N−メチルカルバミル、N、
N’ −ジメチルカルバミル等が、任意の1または全てのR,R’及びR”炭化
水素基上に存在し得る。
特に好ましいのは、R及びR゛′(必ずしも同一である必要はない)の各々が、
例えば0−lm−もしくはp−位またはフェニル環がジ置換されている場合は2
゜2−12.4−もしくは3,5−位において1またはそれ以上の前記置換基に
より置換されているフェニル基であるか、または、Rが本明細書中に定義された
通りであり、Roがアダマンチルである、式IIIの化合物である。さらに、特
に好ましい化合物のRoはメチルである。個別的な例は、R及びR1の両者がフ
ェニルまたはp−1−リルであり;Rがo−トリルでありR”がp−ブロモ−〇
−トリル、p−CFs−o−トリル、p−ヨード−〇−トリル、p−ヨード−フ
ェニル、p−アジド−0−トリル、シクロヘキシル、アダマンチル、ノルボルニ
ルまたはイソボルニルであり:RがフェニルでありR”がp−ブロモ−0−トリ
ル、p−ヨード−0−トリル、m−ニトロ−フェニルまたはp−ヨード−フェニ
ルである化合物である。
本発明の実施に使用することのできるN、 N’−ジ置換アミジン類の例は、N
。
N゛−ビス(4−ブロモ−2−トリル)−アセトアミジン、N、N’−ビス(2
−エチルフェニル)アセトアミジン、N、N’−ビス(0−メチルフェニル)ア
セトアミジン、N、 N’−ビス(アダマンタン−1−イル)アセトアミジン、
N−(アダマンタン−1−イル) −N’ −(o−メチルフェニル)アセトア
ミジン、N−(0−メチル−フェニル)−N’−(シクロヘキシル)アセトアミ
ジン、N、 N’−ビス(3−エチルフェニル)−アセトアミジン、N、N’−
ビス(2−イソプロピルフェニル)−アセトアミジン、N−エキソノルボルニル
−N’−(2−メチルフェニル)アセトアミジン、N−(アダマンタン−1−イ
ル)−N’−(シクロヘキシル)アセトアミジン、N、N’−ビス(1−ナフチ
ル)アセトアミジン、N−(o−)リル)−N′−メチルアセトアミジン、N−
(1−ナフチル)−N′−(3−エチルフェニル)−アセトアミジン、N−(1
−ナフチル) −N’−(2−イソプロピルフェニル)−アセトアミジン、N、
N’−ジブチルアセトアミジン、N、 N’−ジフェニルアセトアミジン、N、
N’−ジー(2−メチル−4−ヨード−フェニル)アセトアミジン、N−(2
−メチル−4−アジド−フェニル)−N。
−(2−メチルフェニル)アセトアミジン、N、 N’−シアノマンチルアセト
アミジン、N−(2−ヨードフェニル)−N’−(2−メチル−フェニル)アセ
トアミジン、N−(2−メチル−4−ニトロフェニル) −N’−(2−メチル
フェニル)アセトアミノン、N、 N’−ジー(2,6−ジエチルフェニル)ア
セトアミジン、N−(2,6−ジエチルフェニル) −N’−(2−メチルフェ
ニル)アセトアミジン、N、N’−ジ(シクロヘキシル)アセトアミジン、N−
アダマンチル−N゛−フェニルアセトアミジン、N、N’−ジー(m−n−プロ
ピルフェニル)アセトアミジン、N、 N’−ジー(1−テトラリニル)アセト
アミジン、N−(o−トリル) −N’ −(o−キシリル)アセトアミジン、
N、 N’−ジー(0−キシリル)アセトアミジン、N−(3,5−ジメチルア
ダマンタン−1−イル) −N’−(0−トリル)アセトアミジン、N−(3,
5−ジメチルアダマンタン−1−イル) −N’ −(o−ヨードフェニンリア
セトアミシン、N−(1−アダマンチル) −N’ −(o−ニトロフェニル)
アセトアミジン、N、 N’−ジー((=!:) −エンド−2−ノルボルニル
)アセトアミジン、N−(エキソ−2−イソボルニル)−N’−(o−ヨードフ
ェニIリアセトアミシン、N、 N’−ジー(エキソ−2−ノルボルニル)アセ
トアミジン、N−(エキソ−2−イソボルニル) −N’ −(。
−トリル)アセトアミジン、N−(o−ヨードフェニル)−N’−(t−ブチル
)アセトアミジン、N、N’−ジベンジルアセトアミジン、N−(アダマント−
1−イル) −N’ −(o−イソプロピルフェニル)アセトアミジン、N−(
アダマント−1−イル)−N’−(p−ブロモ−o−)リル)アセトアミジン、
N−(シクロヘキシル) −N’−(p−ブロモ−0−トリル)アセトアミジン
、N−(ア゛マントー2−イlし) −N’−(o−ヨードフェニル)アセトア
ミジン、N−(アダマント−1−イル) −N’ −(o−ヨードフェニル)ア
セトアミジン、N−(アダフンタン−2−イ1し) −N’ −(o−メチルフ
ェニル−ジー(エンドノルボルニル)アセトアミジン、N、N’−ジー(エキソ
ノルボルニル)アセトアミジン、N−エンドノルボルニル−N’−(o−)リル
)アセトアミジン、N−エンドノルボルニル−N’−(o−ヨードフェニル)ア
セトアミジン、N−エキソノルボルニル−N’−(o−トリル)アセトアミジン
、N−エキソノルボルニル−N’−(o−ヨードフェニル)アセトアミジン、及
びN−イソボルニル−N’−(o−トリル)アセトアミジンである。
最も高いシグマレセプター結合活性を有すると予想される化合物のなかには、R
及びR”の一方がアダマンチルであり他方かやはりアダマンチルまたは〇−置換
フェニルである式■を有する化合物がある。したがって、本発明に係る好ましい
化合物は、R及びR”がそれらの意義を有する化合物、即ち、R及びR”の他方
が例えば1−4の炭素原子、例えばCH,、C2H5,またはi−C,R7、O
−ハロフェニル[ここでハロはC1、Br、■またはFである]、0−ニトロ−
〇 −アミノ、0−カルポー低級アルコキシ、例えばCOOCH3,0−アミノ
、例えば−CONH2、o−スルフアート、o−カルボキシ、0−アシル、例え
ばアセチル、o−CF、、0−スルファミド及び〇−低級アルコキシ、例えば0
−メトキシ、により置換されているフェニル基、または分子量が150より小さ
い他の任意の置換基によりオルト置換された他のフェニル基である化合物を包含
する。
N、 N’−ジ置換アミジン類は、常套の化学反応によって、例えばティラー及
びアーハート、ジャーナル・イソ・オーガニック・ケミストリー28巻1108
頁(1963)(その記述は全て引用して本明細書の一部とする)に教示される
ように、アミノ化合物をトリエチルオルトアセタート及び氷酢酸と縮合させるこ
とによって容易に製造することができる。ティラー及びアーハードの方法は対称
なN、 N’−ジ置換アセトアミジン類(R°=メチル)を与える。対応するホ
ルムアミジン類を、トリエチルオルトアセタートの代わりにトリエチルオルトホ
ルマートに置換することにより製造することができる。Roが水素またはメチル
以外である時は適当な置換オルトホルマートを利用することができる。非対称な
N、 N′−ジ置換アミジン類は、二つのアミノ化合物とトリエチルオルトホル
マート、オルトアセタートまたは置換オルトホルマートとの段階的縮合によって
製造できる(下の実施例5.6.9及び10を参照されたい)。本発明に係るト
リチウム化N、N’−ジ置換アミノンツは、R,R’またはR”が弗素、塩素、
臭素またはヨウ素によって置換されているハロゲン化前駆体を製造し、次いで気
体トリチウム及びPt、 PdまたはNiのような常套的水素添加触媒で処理す
ることによって製造することができる。
本発明は医薬的に許容される担体と配合した本書に記載されたN、 N’−ジ置
換性アミジンの有効量を含むその医薬組成物を同様に含む。
本発明の範囲内の組成物はN、 N’−ジ置換性アミジンが意図した目的を連成
するのに有効な量を含む全ての組成物を含む。個々の要求は変化するが、各化合
物の有効量の最適範囲の決定は当業界で知られた技術で行われる。典型的に、化
合物は、精神病、不安陳害例えば一般的な不安病、恐怖症、強迫症、パニック症
および外傷後ストレス症または高血圧の処置を受けている哺乳動物の1日あたり
0゜0025−15mg/体重kg、またはその医薬的に許容された塩の均等量
を経口的に例えばひとのような哺乳動物に投与することができる。好ましくは、
約0.01−約10mg/kgを上記病気の処置または防止するために経口投与
する。筋肉内注入では、用量は一般に経口投与の約半分である。例えば、適当な
筋肉内用量は、約0.0025−約15mg/kg、最も好ましくは、約0.0
1−約10■g/kgである。
単位経口用量は化合物の約0.25−約40hg1好ましくは約0.25−約1
0hgのN。
N′−ジ置換アミジンを含むことができる。単位用量はN、 N’−ジ置換アミ
ジンまたはその溶媒化合物を約0.10−約300、好便には約0.25−50
mgそれぞれ含む1個またはそれ以上の錠剤として1日1回またはそれ以上で投
与することができる。
使用する活性化合物の好ましい実際の量は特に症状、使用する化合物、製造する
組成物、投与形態、および投与部位、および患者の年令、一般的健康状態および
同時に行っている処置により変化するであろう。与えられた投与プロトコールに
関する最適な投与速度は前述の指針により通常の用量決定試験を用いて当業者は
容易に決定することができる。
そのままの化学薬品として化合物を投与するのに加えて、本発明の化合物は、化
合物を医薬的に使用することができる製剤に加工するのを容易にする賦形剤およ
び補助剤を含む適当な医薬的に許容される担体を含む医薬的製剤の部分として投
与することができる。好ましくは、特に経口的に投与することができ、錠剤、糖
衣錠およびカプセルのような投与の好ましい形で使用することのできる製剤、お
よび坐剤のように直腸内、および注入または経口により投与する適当な溶液で投
与することができる製剤は、賦形剤とともに活性化合物の0.01−99パーセ
ント、好ましくは0.25−75パーセントを含む。
本発明の医薬的製剤は、例えば通常の混合、粉砕、トラジエ化、溶解または凍結
乾燥方法によってそれ自身知られている方法で製造される。すなわち、経口用途
の医薬製剤は、所望もしくは必要ならば、錠剤または糖衣コアを得るために適当
な補助剤を加えた後、活性化合物と固体賦形剤を混合、所望ならば生ずる混合物
を粉砕およびl[粒の混合物を処理することにより得ることができる。
好ましい賦形剤は特に、サツカリドのような充填剤、例えばラクトースまたはし
ょ糖、マンニトールまたはソルビトール、セルロース製剤および/または例えば
りん酸トリカルシウムまたはりん酸水素カルシウムのようなりん酸カルシウム類
、および例えばトウモロコシデンプン、小麦デンプン、米デンプン、じゃがいも
デンプン、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムおよび/またはポリビ
ニルピロリドンを使用するデンプンペーストのような結合剤である。所望ならば
、崩壊剤は上記記載のデンプン類およびカルボキシメチルデンプン、架橋ポリビ
ニルピロリドン、寒天、またはアルギン酸またはアルギン酸ナトリウムのような
その塩として加えることができる。補助剤は、中でも流速調節剤および例えば、
シリカ、タルク、ステアリン酸またはステアリン酸マグネシウムまたはステアリ
ン酸カルシウムのようなその塩層および/またはポリエチレングリコールのよう
な滑沢剤である。糖衣コアには所望ならば胃酸に耐性である適当なコーティング
が提供される。この目的のために、濃縮したしよ糖溶液が使用されることができ
、所望によりそれはアラビアゴム、タルク、ポリビニルピロリドン、ポリエチレ
ングリコールおよび/または二酸化チタン、ラッカー溶液および適当な有機溶媒
または溶媒の混合物を含むことかできる。胃酸に対して耐性であるコーティング
を製造するために、アセチルセルロースフタレートまたはヒドロキシプロピルメ
チルセルロースフタレートのような適当なセルロース製剤の溶液が使用される。
染料またはピグメントを、例えば同定または活性化合物用量の混合を特徴づける
ために錠剤または糖衣コーティングに加える。
経口的に使用することができる他の医薬製剤は、ゼラチン製のブツシュフィツト
カプセルおよびゼラチン製の軟、密封カプセルおよびグリセロールまたはソルビ
トールのような可塑剤を含む。ブツシュフィツトカプセルはラクトースのような
充填剤、デンプンのような結合剤および/またはタルクまたはステアリン酸マグ
ネシウムのような潤滑剤および所望により安定剤と混合することができる。軟カ
プセルでは、活性化合物は脂肪油のような適当な液体または液体パラフィンに溶
解またはけんだくするのが好ましい。さらに、安定剤を加えることができる。
直腸内で使用することができる可能な医薬製剤は、例えば活性化合物と坐剤ベー
スとの混合からなる坐剤を含む。適当な坐剤ベースは、例えば天然または合成ト
リグリセリド類またはパラフィン系炭化水素類である。さらに、活性化合物とベ
ースとの混合からなるゼラチンisカプセルを使用することも可能である。可能
なベースの原料は、例えば液体トリグリセリド類、ポリエチレングリコールまた
はパラフィン系炭化水素を含む。
非経口投与の適当な製剤は、例えば水溶性塩のような水溶性形で活性化合物の水
溶液を含む。さらに、適当な油性注入けんだく剤としての活性化合物のけんだ(
剤を投与することができる。適当な親油性溶媒または媒体は、例えばごま油のよ
うな脂肪油または例えばオレイン酸エチルまたはトリグリセリド類のような合成
脂肪酸エステル類を含む。けんだく剤の粘度を増加させる勧賞を含むことができ
る水性注入けんだく剤は、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム、ソル
ビトールおよび/またはデキストランを含む。所望ならば、けんだく剤はまた安
定剤も含むことができる。
本発明はまたN、 N’−ジ置換性アミジン類がシグマ受容体に高親和性である
という発見に関する。「シグマ受容体に高親和性」の語は、好ましくは以下の実
施例に記載されるような好ましくは’H−DTGに対するシグマ受容体アッセイ
で11000n未満、さらに好ましくは500nM未満、最も好ましくは110
0n未満のrc、。
を示す化合物を意味する。別法としては、本化合物はう〜ジェント、ビー・エル
等、モレキユラー・ファーマコロジー、第32巻、第772−784頁(198
7年)、ラージエンド、ビー・エル等、ヨーロピアン・ジャーナル・イン・ファ
ーマコロジー、第155巻、第345−347頁(1988年)およびライクス
トロム、エイチ等、ジャーナル・イン・メディシナル・ケミストリー、第30巻
、第2169−2174頁(1987年)に記載されるような(+)−[’H]
3−PPPに対して試験することができる。3H−DTGおよび(十)−[’
H] 3−PPPにより得られたIC,。値が十分相関する。
ウニバー、イー等、プロシーディンゲス・イン・ザ争ナショナル・アカデミ−・
イン・サイエンシーズ・イン・ザ・ニーニスエイ、第83巻、第8784−87
138頁(1986年)参照。
ジ置換性アミジン類のシグマ受容体活性のレベルは、各20回試行のセブンシン
の独立試行回避パラダイムにおいて、それぞれシクラゾシン(2,0mg/kg
)および生理食塩水の腹腔内注入を識別するように訓練したラットを使用した識
別刺激特性試験により生体内で測定することができる。しかしながら、以下の試
験の本書記載の論議は、これら選択性シグマ受容体リガンド、つまり以下第1表
のN。
N′−ジ置換性アミジン類の若干例に関するが、その化合物の活性および有用性
は、分離したモルモット脳細胞膜に失体外で結合したN、 N’−ジー(4−E
2HJ−2−メチルフェニル)−グアニジンに生体外で競合および置換する他の
ジ置換性アミジン類に同様に適用される。
本発明のシグマ受容体結合活性測定を実施する場合、S K F 10047お
よび同様な精神異常発現性ベンゾモルフアン結合活性を有する、例えばヒトまた
は他の霊長類、豚、例えばラットまたはモルモットのようなげっ書類のような哺
乳類の脳細胞膜の既知量を、通常(i)細胞膜の上記の量に完全に結合すること
のできる量でシグマ受容体結合活性を有する本発明のトリチウム標11N、 N
’−ジ置換性アミジンおよび(■)水溶性有機化合物(そのシグマ受容体活性が
用量応答曲線で得るために十分に変化させた既知量で分析されるべき)の適当な
水性媒質溶液中の混合物と、例えば生理食塩水のような適当な水性媒質中で接触
させる。用量応答曲線を得る技術は標準的なものであり、当業者によく知られて
いる。典型的に、例えば上記混合物10−120.好ましくは30−90を使用
して混合物中に存在するトリチウム標識化合物の10−”−10’モル量の大き
さで変化させたモル量を使用することができる。
分析される有機化合物がシグマ受容体結合活性を有する場合、有機化合物がない
とき細胞膜に結合するトリチウム標識化合物の一部分は未結合で残り、細胞膜か
ら分離できる。未結合の残る量は混合物中の有機化合物のシグマ受容体結合活性
およびトリチウム標識化合物に対する混合物中のそのそル比に比例する。2種の
化合物は任意の好便な合計濃度、例えば10−’−10”で使用することができ
る。
次段階では、細胞膜は段階(a)が実施された溶液がなくなるまで分離および洗
浄する。次段階では、こうして細胞膜から分離したトリチウム標識化合物量が、
例えば分離した溶液および洗浄水の合計放射能レベルの測定および前段階で有機
化合物がないときのトリチウム標識N、 N’−ジ置換性アミジンと同量で実施
した場合に得られたものとその放射能とを比較することにより決定する。
本方法の次段階で、W機化合物のシグマ受容体結合活性がこうして得られた用量
応答曲線から決定される。
上記段階全ては公知であり、シグマ受容体結合活性を有する他のタイプの3H標
識化合物の先行技術で使用されてきた。しかしながら、本発明は、この発明のト
リチウム標識N、 N’〜ジ置換性アミジン類がシグマ受容体による結合に高い
選択性があり、それ故地の脇骨容体に結合する有機化合物と競合しないという点
で特有である。
シグマ受容体の生体外確認は選択性薬剤リガンドの欠乏のため困難であった。
多くのベンゾモルフアン麻薬は他(ミュー、デルタ、カブ7つのオピオイド受容
体と交差反応し、それ放資容体の特徴や単離が限定された価値しかなかった。バ
スタ−ナック等、ジャーナル・イン・ファーマコロジー・アンド・エクスビリメ
ンタル・テラビューティクス、第219巻、第192−198頁(1981年)
、ズキン、アール・ニス等、モレキュラー・ファーマコロジー、東20巻、第2
46−254頁(1981年)およびタム、ニス・ダブリュー、ヨーロピアン・
ジャーナル・イン・ファーマコロジー、第109巻、第33−41頁(1985
年)。[3H] DTGは、モルモット脳細胞膜の結合部位の単一種類に特異的
に結合し高い親和性を有する。これらの部位の結合特性および薬剤特性プロフィ
ールは、l)ナロキソン非感受性および(+)SKF10047、(+)シクラ
ゾシンおよび(〒)ペンタゾシンのようなベンゾモルフアン麻酔薬の右旋性真性
体の立体選択性、2)ハロペリドールおよびある種のフェノチアジン抗精神病薬
剤の高い親和性、3X−)ブタクラモールの立体選択性、および4)ドーパミン
およびアポモルフインの非感受性を含むシグマ受容体に提案されたものと一致す
る。[”H] −DTGはシグマ部位に選択的である2種の既知トリチウム化合
物の1つである。他方の(+)[”H] 3−PPPは、元来ドーパミン自己受
容体アゴニストであると提案され、ラット脳細胞膜結合アッセイのシグマ部位に
選択的であることが最近示された。ラージエンド等(1984年)前掲。我々の
経験はモルモットでのこれらの発見を確証し、[3H] DTGおよび(+)[
”H] 3−PPPが実質的に同一受容体結合特性および薬剤選択性プロフィー
ルを有することを示す。以前の研究で、シグマ部位が(+)[”HコS K F
10047、(+)[3H]エチルケタゾシンおよび(−)[3H]5KF1
0047で標識することができることが示された。しかしながらこれらのリガン
ドはシグマ部位に選択的ではなく、交差反応する非シグマ結合部位を覆う結合ア
ッセイの適当な薬剤の存在が必要である。
シグマ部位は、ナロキソン非感受性でベンゾモルフアン薬剤の右旋性異性体の立
体選択性を示すので、通f(ミュー、デルタ、カッパ)のオピオイド受容体に明
確に関連しない。これは麻酔薬の左旋性異性体に選択的であるナロキソン感受性
オピオイド受容体と比較した可逆性立体選択性である。それ故、シグマ受容体は
シグマ「オピオイド」受容体と称することができない。しかしながら、精神異常
作用性麻薬の右旋性真性体に対するシグマ部位の薬剤選択性は、通常のオピオイ
ド受容体活性とベンゾモルフアン薬剤のシグマ(行動)活性とを区別するように
計画した動物試験における右旋性対左旋性麻薬の医薬的プロフィールと十分相互
関連する。コワン、エイ、ライフ・サイエン7−ズ、第28巻、第1559−1
570頁(1981年)、ブタティー、ケイ・ティー等、サイエンス、第215
巻、第178−180頁(1982年)およびカーザン、エヌ等、ニューロファ
ーマコロジー、第23 L 第983−987頁(191+4年)参照。
おそらく、本研究および他の研究から現れたシグマ部位の薬剤特異性の発見の最
も重要な態様は、それらが、臨床的に精神分裂病の処置に使用するある種の大変
有力な抗精神病薬剤(ハロペリドール、フェノチアジン類)と相互反応すること
である。関心をそそる薬剤選択性プロフィールは、抗精神病薬剤作用および異常
な脳機能におけるシグマ受容体の役割を調査することを目的とする研究を促進す
る。選択的シグマリガンドとしてのDTGおよびN、 N゛−ジ置換性アミジン
類等の利用能は上記研究の促進の助けとなる。
本発明の化合物はシグマ、受容体に高い選択性親和性を有する。その結果、それ
らは数種のベンゾモルフアン類の活性、すなわち、ハロペリドール感受性シグマ
受容体との結合により製造されるのであうで他の非シグマ受容体とのベンゾモル
フアン類の結合により製造されるのではない活性を有する。例えば、散瞳および
頻拍および著しい精神異常作用効果をひきおこすためにシグマ受容体で作用する
ことができる。それ故、N、N’−ジ置換アミジンは、非シグマ受容体を有する
ベンゾモルフアン類の交差反応性により現在まで不明瞭であったシグマ受容体に
より仲介された生理学的効果を証明する有効な手段である。加えて、少なくとも
いくつかのN、 N’−ジ置換性アミジン類は、シグマ受容体がノルアドレナリ
ン遊離を刺激する(この現象は我々が発見し、それはCN5−刺激剤および抑制
剤の新規スクリーニング試験を提供する)場所であるマウス精管の神経末端でシ
グマ受容体の拮抗剤であり、それゆえ血液の圧力減少剤である(抗高血圧剤)。
本発明の他の化合物は作用剤であり、したがって血圧を増加させる。これらの例
えばマウス精管のシグマ部位でシグマ受容体結合活性に対する幻覚性ベンゾモル
フアン類、例えば(+)3−PPPおよびTPCの拮抗剤であるものは例えば精
神分裂病のような幻覚に関連する精神病者の精神病の症状の改善に有用である。
本発明の化合物は、例えば精神分裂病のような精神病または慢性高血圧を患うひ
との処置において特に有効である。この点については、それらは、実質的にそれ
ぞれ既知抗精神病薬剤および抗高血圧薬剤と同じ方法で使用することができる。
本発明の処置方法を実施、例えば幻覚を伴う精神病をわずらっているひとを処置
する場合、幻覚剤ベンゾモルフアンのシグマ受容体結合活性に対するアンタゴニ
ストである水溶性N、 N”−ジ置換性アミジンの幻覚を改善する有効量をそれ
に投与する。好ましくは、アミジンは式l11(式中、RおよびR′はそれぞれ
1−8個の炭素原子をもつアルキル基、3−12個の炭素原子をもつシクロアル
キル基または少なくとも6個の炭素原子をもつ炭素環式アリール基:およびR゛
は低級アルキル、最も好ましくはメチルである)の化合物である。好ましい態様
では、人間が精神分裂病患者であり、別の好ましい態様では化合物は、N、 N
’−ビス(4−ブロモ−2−トリル)アセトアミジン、N、N’−ビス(2−エ
チルフェニル)アセトアミジン、N、 N’−ビス(0−メチルフェニル)アセ
トアミジン、N、 N’−ビス(アダマンタン−1−イル)アセドア声ジン、N
−(アダマンタン−1−イル)−N’−(o−メチルフェニル)アセトアミジン
、N−(0−メチルフェニル)−N’−(シクロヘキシル)アセトアミジン、N
、N’−ビス(3−エチルフェニル)アセトアミジン、N、 N’−ビス(2−
イソプロピルフェニル)アセトアミジン、N−エキソノルボルニル−N’−(2
−メチルフェニル)アセトアミジン、N−(アダマンタン−1−イル)−N’−
(シクロヘキシル)アセトアミジン、N、 N’−ビス(1−ナフチル)アセト
アミジン、N−(o−)リル)−No−メチルアセトアミジン、N−(1−ナフ
チル)−N’−(3−エチルフェニル)アセトアミジン、−(1−ナフチル)−
N’−(2−イソプロピルフェニル)アセトアミジン、N−(1−ナフチル)−
N’−(m−エチルフェニル)アセトアミジン、N−(アダマンタン−2−イル
)−N’ −(。
−メチルフェニル)アセトアミジン、N、 N’−ジー(エンドノルボルニル)
アセトアミジン、N、N’−ジー(エキソノルボルニル)アセトアミジン、N−
エンドノルボルニル−N’−(o−トリル)アセトアミジン、N−エンドノルボ
ルニル−N’−(0−ヨードフェニル)アセトアミジン、N−エキソノルボルニ
ル−N’−(o−)リル)アセトアミジン、N−エンドノルボルニル−N’−(
o−ヨードフェニル)アセトアミジン、N−イソボルニル−N’ −(o−1−
リル)アセトアミジンであるか、または例えばメチル、エチルのような1−8個
の炭素原子をもつアルキル、例えばクロロ、ブロモ、ヨード、フルオロのような
ハロ、ニトロ、アジド、シア人イソシアナト、アミノ、低級アルキルアミノ、ジ
低級アルキルアミノ、トリフルオロメチル、例えばメトキシ、エトキシおよびプ
ロポキシのような1−8個の炭素原子をもつアルコキシ、例えばアセトキシのよ
うな1−8個の炭素原子をもつアルカノイルオキシおよびベンゾイルのようなア
シルオキシ、例えばアセトアミド、N−エチルアセトアミドのようなアミド、例
えばカルバミル、N−メチルカルバミル、N、 N’−ジメチルカルバミルのよ
うなカルバミド等を炭化水素基の一方または両方に1.2.3またはそれ以上追
加的にまたは他の置換基を有する対応化合物である。
本発明のN、 N’−ジ置換性アミジン類はプロトタイプのシグマベンゾモルフ
アン類に関連してアゴニスト、アンタゴニストまたは反アゴニスト的に作用する
ことができる。それ故、アンタゴニストとして作用するものは、実験動物の標準
試験により測定することのできるベンゾモルフアン類によりひき起こされる作用
とは反対の方向において瞳孔のおおきさ、心拍数および精神機能に影響すると期
待することができる。各化合物の投与用量に対する活性の型およびレベルは、各
活性についてよく知られた薬理学的プロトコールを使用した日常的試験により通
常決定することができ、その用量で処置できる対応適応症は薬理学的結果に基づ
き当業者に既知である。本発明の化合物は、プロリキシンおよびハロペリドール
のような既知薬剤の相似性による、例えば精神分裂病のような精神病状態を処置
する抗精神病活性およびシグマ受容体中毒状態の診断に特に注目すべきものであ
る。
本発明のトリチル化N、 N’−ジ置換性アミジン類は、シグマ受容体結合部位
の選択的リガンドである化合物のスクリーニングの手段として有用である。この
ように、それらはシグマ受容体関連幻覚性精神病の診断および処置に有用である
。
例えば、仮定の天然リガンドの作用剤は内因性のリガンドの過剰存在の結果であ
るこのような精神病を一時的に悪化させ、天然リガンドの異常な不足の結果であ
る精神病を改善するであろう。ジ置換性アミジン類が仮定の内因性リガンドの拮
抗剤である場合は、逆が起こる。どちらの場合も、投与リガンドによる精神病の
一時的な変化が、その疾患をシグマ受容体関連疾病であると確認し、それゆえ例
えば化学的毒性のような他の可能な理由を除去し、その処置を容易にする。
N、 N’−ジ置換性アミジン類はまたひと脳膜にも高親和性で結合する。した
がって、N、 N’−ジ置換性アミジン類の他の用途は、精神または神経病理を
表す患者の死後組織における受容体密度の変動または機能の測定を正常な組織(
非疾患対象)と比較することによる精神病の神経化学への使用である。この項目
は、受容体結合活性及びオートラジオグラフィーのいずれでも研究され得る。
本発明はまた本発明のN、 N’−ジ置換性アミジン類の投与による不安の治療
にもまた関する。これらN、 N’−ジ置換性アミジン類はベンゾジアゼピン類
の一般的に100−1000倍の抗不安薬活性を示す。しかしながら、ベンゾジ
アゼピン類とは違って、本発明で使用するN、 N’−ジ置換性アミジン類は非
鎮痛剤である。それ故これらN、 N’−ジ置換性アミジン類は特に動物の不安
の処!または防止に有効である。
任意の特定なN、 N’−ジ置換性アミジンの抗不安活性は認められている不安
動物モデルの使用により決定することができる。好ましいモデルは、ジョーンズ
、ビー・ジェイ等、ブリティッシュ・ジャーナル・イン・ファーマコロジー、第
93巻、第985−993頁(1988年)により記載されている。このモデル
は高い不安の基礎レベルを有するマウスに当該の化合物を投与することを含む。
試験は、上記マウスが暗い試験室での暗い家庭環境から白く塗られて明るく照ら
した場所に置かれた場合反感をもつという結果に基づいている。試I11箱は2
つの分室があり、1つは白く明る(照明し、もう1つは暗く照明していない。マ
ウスは2つの分室間の仕切りの床レベルでの開口部をへて両分室へいくことがで
きる。マウスは明るく照明した場所の中央に置く。暗所への開口部に置いた後、
マウスを2つの分室間を自白に行き来するようにした。対照マウスは大部分の時
間を暗い分室で過ごす傾向にある。抗不安剤を与えた場合、マウスはより新しく
明るく照らされた分室の探索に長時間貸やし、暗い分室へ動くいう潜在性におい
て遅れを示す。さらに、抗不安剤で処置したマウスは探検的起立(rear)お
よび横断により測定されたように白の分室でより多く行動することが示された。
マウスは試験条件に慣れてしまうので、実験を受けたことのないマウスがいつも
試験jこ使用されるべきである。5つのパラメーターが測定することができ、そ
れは、暗い分室へはいることの遅延、各場所で質やした時間、分室間の変化の数
、各分室での横断の数、および各分室での起立の数である。数種のN、 N’−
ジ置換性アミジン類の投与は、試験室の広く明るく照らした場所に長時闇責やす
マウスが生じることを発見した。
ジアゼパムとは違って、N、 N’−ジ置換性アミジン類は横断および起立にお
いて顕著な減少を引き起こさなかった。すなわち、これらのN、 N’−ジ置換
性アミジン類は有力な抗不安活性を示し、同時に非鎮痛剤であることを示す。
明/暗探検モデルでは、推定上の剤の抗不安活性は、対照マウスと比較して、暗
い分室での越境および起立の数が減少して、明るい分室での越境および起立の数
が増加することにより識別することができる。
第2に好ましい動物モデルは、2種類のマウスが社交相互作用で費やす時間を定
量化した、ジョーンズ、ビー・ジェイ等(前掲)により記載されたラット社交相
互作用試験である。推定上の剤の抗不安活性は、雄性ラットの対が活動性社交相
互作用で費やす時間の増加により識別することができる(行動の90%はその性
質上探索的である)。試験場の熟知および明るさのレベル両方を操作することが
できる。試験場が知られており、弱い明るさの場合に、未投薬ラットは最も高い
レベルの社交相互作用を示す。試験場がラットに知られておらず、明るい場合は
社交相互作用が低下する。抗不安剤はこの低下を防止する。運動活性の総合的な
レベルはまた社交行動に特有の薬物効果の検出を可能にすべ(測定することがで
きる。
さらに詳しく実験しな(ても、当業者が土丹な範囲の本発明を、前述の記述を使
用して利用することができると確信する。それ故、次の好ましい具体的な態様は
、残りの記載を単に明らかにしたものであってどんな意味でも記載を限定するも
のではない。上記および下記に引用された全ての出願、特許および公表の全ての
本文は引用して本明細書に包含させる。
実施例
前述および次の実施例では、全温度はセ氏温度の未補正で説明され、ほかに指示
がなければ全ての部分およびパーセントは重量によるものである。
実験
以下の実施例の融点はトーマスーフーバ−(化合物の融解く230℃)またはメ
ルト−テンプ(化合物の融解〉230℃)の開放毛細管で測定し、未補正である
。
全ての化合物のNMRスペクトルはジェネラル・エレクトリックQ E −30
0で記録し、化学ソフトは重水素化溶媒(CHCl3.7.26pp■:HCD
loD、3.30pp■)の残余シグナルに関連するpp■とじて報告する。I
Rスペクトルはニコレット5DXB FT−IRまたはパーキン−エルマーモデ
ル1420でCHCl5またはニート中で行う。全ての化合物のIRおよびNM
Rスペクトルはそれらの得られる構造全てを含む。元素分析はデセルト・アナリ
ティクス(ラスコン、ニーゼット)またはガルプライス・ラボラトリーズ(ノッ
クスビル、テイーエヌ)で行った。
実施例I N、N’−ビス(4−ブロモ−2−トリル)アセトアミジンティラー
及びアーハート[E、Cティラー等、ジャーナル・イン・オーガニック・ケミス
トリー28巻1108頁(1963) ]の方法に従って、4−ブロモ−2−メ
チルアニリン(5,01g、 2.69vmoL)、トリエチルオルトアセター
ト(2゜38g、14.7m5ol)及び氷酢酸(1,11g、18.511o
l)の攪拌溶液をN2雰囲気下に油浴中で加熱還流(95℃)した。2.5時間
の還流の後、油浴の温度を130℃に上げ、揮発性物質を短い蒸留管頭部から留
去した。蒸留中に白色固体が反応フラスコ中に生成した。この白色固体物質を集
め、次いで沸騰エタノール(300+*1)から結晶化して白色結晶(Mp19
8.5−201.5℃)2.42gを得た。958mgを沸騰エタノール100
m1から再結晶すると、小型板状の白色結晶642mgが得られた(Mp199
−200.5℃)。
’HNMR(CD30D)61.86 (s、3H) 、2.20 (s、6H
) 、6゜99(bs、2H) 、7.26 (d、2H,J=8.3Hz)
、7.35 (s、2H)。
元素分析(C+5HnNtBrzとして):理論値: C,4g、51 ;H1
4,07、N、7.07゜実測値:C,48,36:H,4,10;N、6.9
9゜実施例2 N、N’−ビス(2−エチルフェニル)アセトアミジンティラー
及びアーハート[E、 C,ティラー等、ジャーナル・イン・オーガニック・ケ
ミストリー28巻1108頁(1963)]の方法に従って、2−エチルアニリ
ン(2,14g、17.7u唖1)、トリエチルオルトアセタート(1,37g
、8.5鰭d)及び氷酢酸(0,45■1,7.9mml)の攪拌溶液をN!雰
囲気下に95−110℃で2.5時間還流した。得られた透明な薄茶色の溶液を
減圧(30菖腸Hg)下で加熱(油浴の温度を195℃とした)し、揮発性物質
を短い蒸留管頭部から回収した。茶色の油状残留物をジエチルエーテル1011
に溶解し、次いで0.6N炭酸ナトリウム10m1で抽出した。層を分離し、水
層をジエチルエーテル2×1011で抽出した。合した有機層を乾燥(NazS
Ot)L、溶媒を減圧で除去して薄茶色の固体1.15gを得た。蒸留(バルブ
からバルブへ、190−200゜/Q、5@M)により薄茶色の油状物1.13
gが得られ、これは放置すると固化した。沸騰石油エーテル2011からの結晶
化により、白色結晶595繻gが得られた(Mp80−82℃)。421重gを
沸騰石油エーテル2i1から再結晶すると白色顆粒結晶380mgが得られた(
Mp 80−81.5℃)。
’HNMR(CI)sOD)δ1.91 ct、6H,J=7.5Hz) 、1
.87(s、3H) 、2.62 (Q、4H,J=7.5H2) 、6.78
−7.85 (m。
8H)。
元素分析(C+1HzzNtとして):理論値:C,81,16:H2S、32
:N。
10.52゜実測値: C181,42:H2S、33 ;N、10.49゜実
施例3 N、N’−ビス(0−メチルフェニル)アセトアミジン文献[E、 C
,ティラー等、ジャーナル・イン・オーガニック・ケミストリー28巻110頷
(1963) ]に従って、酢酸(1ml)中のo−トルイジン(4,28g。
40、0+nol)及びトリエチルオルトアセタート(3,24g、 290w
ol)の溶液を2時間加熱還流した。揮発性化合物を留去(120−140℃、
20關)し、固体残留物を水中Na2CO1のIN溶液(100ml)の存在下
にエーテル(計50 ml)で抽出した。ヘキサン−5%トルエンから2回再結
晶すると白色ではあるがまだ不純なアミジン(1,85g、38%)が得られた
。Mp65−68° (文献値(ティラー等、上記)70°、文献値(J、バー
ルエンガ等、パーキン1巻2732頁(1980) 134−135°)。ヘキ
サン−エーテル=2=1によるクロマトグラフィーにおいて幾らかの未反応o−
トルイジンが最も極性の小さい両分として除去された(TLCエーテル0.75
)。中間の両分は無色のN−)リルアセトイミダートを含んでいた。殆ど純粋な
アミジン(TLCエーテル0.46)が、ヘキサン−エーテル=1:1によって
溶出した。この化合物をTHF−ヘキサン=1=1次いで1:0を用いるクロマ
トグラフィー、及び、濁った物質を除去するためのセライトによる溶出液の濾過
によってさらに精製した。エーテル(10ml)中のアミジン(313mg、
1.31龍01)溶液に、気体HCIを飽和させたエーテル(5*1)を加える
と、新たな吸湿性の、表記化合物のヒドロクロリド(318+ag、38%)が
得られた。Mp237−239゜IHNMRδ1.91 (s、3H,CHI−
トリル) 、 7.16−7.35 (m。
8H,芳香性H) 、10.5 (広幅s、2H,NH,)。
MS EJ、バーカー等、オーガニック・マス・スペクトロメトリー20巻61
9頁(1985)] 238 CM−124) 、223 (10)132 (
100)、91 (56) 、65 (30)、元素分析(C+ s Hls
N 2 C]として):理論値二r !39.93+H,6,97;N、10.
19゜実測値:C169,82;H,6゜87:N、10.09゜
実施例4 N、N’−ビス(アダマンタン−1−イル)アセトアミジンアダマン
チルアミン(12,08g、 40mmo1)及び氷酢酸(2,4g、20+8
!1o1)の混合物を、予熱した油浴(150℃)に入れ、次いで温度を215
℃に上げ、15分後に得られた半固体を再び160℃に冷却した。ここでトリエ
チルオルトアセタート(6,48g、 20m5ol)を注意深く一滴ずつ加え
た。反応は発熱性となり、この間に還流冷却器を蒸留冷却器に取り替え、低揮発
物質を75−80℃(頭部温度)で留去した。得られた茶色の固体にジクロロメ
タン(50ml)を加え、次いで金型炭酸ナトリウムで洗浄した。有機層を硫酸
ナトリウムで乾燥し、濾過し濃縮して、乳白色の固体を得た。これをCHzCl
z (100%)、次1:cH2clt:MeOH(9: 1)を溶離液として
用いるシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーに付し、表記化合物(0,
859g、3.5%)を鮮やかな白色固体として得た。Mp255−58℃。
IR(CHCl3): 1630cm−’。
’HNMR(CDCIs):69.94 (s、IH) 、2.37−1.63
(m。
30H) 、1.66 (s、3H)。
実施例5 N−(アダマンタン−1−イル) −N’ −(o−メチルフェニル
)アセトアミジン
0−トルイジン(1,07g、10■■01)及びトリエチルオルトアセタート
(1、94g、 12gmol)の混合物に氷酢酸(触媒量、4滴)を加え、得
られた透明な溶液を窒素雰囲気下に油浴(140℃)上で加熱還流した。90分
後に還流冷却器を蒸留冷却器に取り替え、低揮発物質を75−80℃の温度で留
去した。蒸留されなかった茶色の液体を室温に冷却し、次いでマニホルドにより
0.5蕩鳳Hgで約30分間乾燥した。ここでアダマンチルアミン(1,36g
、 10+nol)をこれに加え、得られた懸濁液を油浴上で155℃で5分間
加熱すると透明な茶色の溶液が得られた。触媒量(5滴)の氷酢酸を加え、18
5℃での加熱を12時間続けた。これを室温に冷却させ、ジクロロメタン(50
ml)を加え、不溶の固体を捨てた。有機相を濃縮し、次いでCHICI!続い
てCHzClz: CH3CN(7・3)を溶離液とするシリカゲル上のフラッ
シュクロマトグラフィーにより精製すると、生成物が粘稠な茶色の液体として得
られた。次いでこれを過剰のエーテル−HCl溶液で処理し、得られた白色粉末
を濾過し乾燥すると、表記化合物の塩酸塩(0,246g、8.6%)が鮮やか
な臼色針状物として得られた。Mp280−81℃。
IR(CHCIs)+1630cm−’。
’HNMR(CDCIg):δ7.29−7.03 (m、 4H) 、2.3
3−1゜72 (m、15H) 、2.14 (S、3H) 、1.58 (s
、3)1)。
元素分析(CuHuN、Ctとして):理論値:C171,54:H2S、53
:N、8.79゜実測値:C171,54;H,8,45:N、8.79゜11
施fR6N−(o−メチルフェニル)−N゛−(シクロヘキシル)アセドア0−
トルイジン(1,07g、 10mmol)及びトリエチルオルトアセタート(
1,94g、12m5ol)の混合物に氷酢酸(触媒量、5滴)を加え、60分
間120℃に加熱した。還流冷却器を蒸留冷却器に取り替え、低揮発物質を74
−76’1: (RfE&度)で留去した。蒸留されなかフた残留物を減圧マニ
ホルドの下で乾燥して淡黄色の液体を得た。ここでンクもヘキシIげミン(0,
99g、10mg。
1)、次いで触媒量(0,1m1)の氷酢酸を加え、得られた懸濁液を油浴上で
12時間140℃に加熱した。還流冷却器を蒸留冷却器に取り替え、未反応のシ
クロヘキシルアミンを含む低揮発物質を減圧(0,5關Hg)マニホルドの下で
除去した。これが室温まで冷却した後、ジクロロメタン(3011)を加え、次
に希重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し
lll1して乳白色の固体を得た。これを95EtOH−H,Oから2回結晶化
して表記化合物(0,636g、24%)を鮮やかな白色針状物として溝た。M
p130−31℃。
IR(CHCIs): 3450,1640c厘−1゜’HNMR(CDC14
):δ7.13 (m、4H) 、2.10 (s、3H)、1.75−1.1
0 (m、IIH) 、1.65 (s、3H)。
元素分析(CI4H11NIC1として):理論値:C,62,77;H,8,
28;N、15.69゜実測値:C,62,61;H,8,37;N、15.6
1゜実施例7 N、N’−ビス(3−エチルフェニル)アセトアミジン3−エチ
ルアニリン(1,0g、 8.25uol)、トリエチルオルトアセタート(0
,670g、 4.13mmol)及び氷酢酸(0,019@l、 0.33m
−ol)の混合物を油浴中125−140℃で3時間加熱還流した。これをシリ
カゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、次いで生成物を石油エ
ーテル−ジクロロメタンから結晶化して表記化合物(0,770g、72%)を
乳白色の軟結晶として得た。Mp86−87℃。
I R(CHCb) : 3440.3380及び1650ar’0実施例8
N、N’−ビス(2−イソプロピルフェニル)アセトアミジン2−イソプロピル
アニリン(1,0g、7.4厘■O1)、トリエチルオルトアセター油浴中14
0℃で5時間加熱した。これを室温まで冷却させ、次いでジクロロメタンに溶解
し、希重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過
しロータリーエバポレーターで減圧濃縮した。残留物を石油エーテルから結晶化
(冷麓庫に一夜保存する)して表記化合物(0. 4 9 6mg, 4 6%
)を透明な結晶として得た。
Mp:94−96℃。
I R (CHCI3) 二3380、 16 4 0cr’ 。
実施例9 N−エキソノルボルニル−N’−(2−メチルフェニル)アセドア2
−メチルアニリン(1. 0 7 gll 0mmol)、トリエチルオルトア
セタート(1. 9 4 g, 1 2msol)及び氷酢酸(触媒量、5滴)
の混合物を油浴上で125℃で1,5時間加熱した。還流冷却器を蒸留冷却器に
取り替え、低揮発物質を74−76℃(HM湿温度で留去した。残留物をさらに
マニホルドで3時間乾燥して中間体のイミデートを無色の粘稠な液体として得た
。このイミデートの等分試料(0. 8 2 6 g、5mmol) 、エキソ
ノルボルニルアミン(0.556g,5mmo1)及び触媒量の氷酢酸(5滴)
を油浴上で125℃で15時間加熱した。これを室温まで冷却させ、マニホルド
で約1時間乾燥して低揮発物質を除去し、次いで石油エーテルで摩砕すると白色
固体が得られた。これを95%EtOHーH,0から結晶化して表記化合物(0
.286g、23.6%)を白色針状物として得た。
Mp:149−51℃。
IR (CHCI,): 3440、1640cr’。
’N NMR (CDCIs):δ7.17−6、62 (m, 4H) 、2
.35−1。
06 (m,IIH) 、2.10 (s,3H)、1.64 (s,3H)。
実施例1ON−(アダマンタン−1−イル)−N’−(シクロヘキシル)アセト
アミジン
アダマンチルアミン(1. 8 7g, 1 0maol) 、)リエチルオル
トアセタート(1. 6 2 g、101■01)及びシクロヘキシルアミン(
0. 9 9 g%10龍d)を混合し、次いで予熱した油浴(140℃)に窒
素雰囲気下で入れた。5分後に反応が発熱性となり反応混合物はスラリーとなり
、20分間継続するとこれは無色透明の溶液となった。ここで還流冷却器を蒸留
冷却器に取り替え、低揮発物質を75−77℃(頭部温度)で留去し、この後、
蒸留されなかった残留物をマニホルド上で乾燥して淡黄色固体を得た。粗生成物
をクロロホルムを溶離液として用いるフラッシュクロマトグラフィーに付して表
記化合物(0.076g,2.78%)を白色固体として得た。
Mp:185−87℃。
I R (CHCIs) +16 5 0ct−’。
実施例11 シグマレセプター結合検定モルモット脳膜ホモジネート及び放射性
リガンド[’H:l DTG及び(+)[”HF2−PPPを使用したシグマレ
セプター結合検定を前記cウェーバー等、プロシーディングズ・イン・ザ・ナシ
ョナル・アカデミ−・イン・サイエンシズ(USA)83巻8784−8788
頁(1986)、]のように行なった。簡潔に述べると、凍結したモルモットの
全fili(バイオトロル、インディアナポリス、IN)を1o容t (w/V
)の水冷320mMシュクロース中でブリンクマン・ポリトロンを用いてホモジ
ナイズする。このホモジネートを1000xg、4℃で20分間遠心する。
上清を20000xg,4℃で20分間遠心する。得られたベレットを10始発
容量の5Q*Mトリス/HCI緩衡液(pH7.4)に再懸濁し、20000x
g、4℃で20分間遠心する。得られたベレットを5始発容量の氷冷50taM
トリス/HCI (pH7.4)に再懸濁し、BSAを標準とする色素結合蛋白
検定(バイオラド)により測定される蛋白濃度が3 mg/鳳lとなるように最
終容量を調節する。
20社の等分試料を検出可能な結合の損失が無いよう、使用まで一70℃で保存
する。
[”H] DTG結合検定のために、凍結された膜懸濁液の20■1等分試料を
融解し、50厘Mトリス/HCI (pH7.4)で1:3に希釈する。12x
75龍のポリスチレン試験管に、希釈した膜懸濁液0.8ml、最終濃度が1.
4 nMとなるような(+)[’Hコ3ーPPP (NEN,98Cj/鰭o
1)または[IH] DTG (46Ci/mmol;ウェーバ−等、プロシー
ディングズ・イン・ザ・ナシBナル・アカデミ−・イン・サイエンシズ(USA
)83巻8784−8788頁(1986)参照)0,1皇1、及び非標識薬物
もしくは緩衝液0.1+1を加える。最終的なインキュベーション容量1履l中
の蛋白濃度は8 0 0 ug/■lであり、これは脳組織(最初の湿潤重量)
32+sg,及び特異的結合の直線領域内の組織濃度に対応する。非特異的結合
は10uMハロペリドールの存在を残す結合として定義する。特異的結合は合計
>90%の[3H] DTG結合を構成した。室温で90分後に、水冷508M
トリス/HCI (pH7,4)4mlを添加し、そして48ウエルの細胞収穫
器(ブランデル、ガイザースバーグ、MD)を用いたファツトマンGF/Bグラ
スファイバーフィルターで減圧下に膜懸濁液を速やかに濾過することにより、イ
ンキュベーン3ンを停止させる。フィルターは50mM)リス/MCI (pH
7,4)4mlで2回洗浄する。濾過及び洗浄の合計時間は20秒以内である。
各フィルターをサイドシフト(ウェストチエム、サンディエゴ、CA)10ml
に懸濁し、放射活性を液体シンチレーションスペクトロメトリーにより、計数効
率およそ50%で測定する。半対数グラフ用紙上の置換−曲線プロットからの内
挿によってIC,。
値を決定する。
ICno結合値(nM)を第1表に列挙する:N、 N’−ジ置換アミジン類の
シグマレセプター結合親和性IC5o対[”H]DTG(nM)
上に示されるように本発明化合物は抗高血圧剤として有用であり、既知の抗高血
圧剤、例えばメチルドーパ、酒石酸メトプロロール及び塩酸ヒドラジンと同じ方
法で使用することができる。
前記実施例は、一般的にまたは個別的に記載されている本発明に係る反応体及び
/または操作条件を前記実施例に使用されるそれらと置き換えることにより、反
復して同様の成功をおさめることができる。
上の記載から、当業者は、本発明の本質的な性格を容易に確認でき、且つ本発明
の精神及び範囲を逸脱することなく本発明に種々の変更及び修飾を施してこれを
様々な用途及び条件に適合させることができる。
国際調査報告
−1゜−A −11m、 PCr/USi911060J)ATTAC)l)I
ENT / 1
ATTACHMENT / 2
フロントベージの続き
(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、 ES、 FR,GB、 GR,IT、 LU、 NL、 SE)、GA
(BF、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、 GN、 ML、 MR,SN
、 TD、 TG)、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 C3,FI、
HU、JP、 KP。
KR,LK、MC,MG、MN、MW、No、 PL、 RO,SD、SU
Claims (14)
- 1.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R,R′及びR′′は水素、炭素原子数1−8のアルキル基、炭素原子 数が少なくとも3のシクロアルキル基、炭素原子数が少なくとも6の炭素環式ア リール基、炭素原子数が少なくとも6であり且つ1−3個の別個のもしくは融合 した環を含むアルカリルもしくはアラルキル、またはヘテロ環であり、R′はさ らにC2−6アルケニル、フェニルスルホニルまたはC1−6アルキルスルホニ ルであり得、R、R′及びR′′の各々は1−3位置で置換されていてよく、ま たはR及びR′′はアミジン基と合して少なくとも2個の炭素原子(アミジン炭 素原子を除く)を含む飽和もしくは不飽和環[ここでこの環は、1もしくはそれ 以上の炭素原子数1−6のアルキル基、炭素原子数が少なくとも6の炭素環式ア リール基、炭素原子数3−12のシクロアルキル基、または1−2個の融合した 芳香環で置換されていてよい]を形成し; R、R′及びR′′の炭素原子のうち少なくとも1個は少なくとも1個のトリチ ウム原子限持っている] で示されるトリチウム標識されたN,N′−ジ置換アミジン。
- 2.トリチウム標識されたN,N′−ビス(4−ブロモ−2−トリル)−アセト アミジン、N,N′−ビス(2−エチルフェニル)アセトアミジン、N,N′− ビス(o−メチルフェニル)アセトアミジン、N,N′−ビス(アダマンタン− 1−イル)アセトアミジン、N−(アダマンタン−1−イル)−N′−(o−メ チルフェニル)アセトアミジン、N−(o−メチル−フェニル)−N′−(シク ロヘキシル)アセトアミジン、N,N′−ビス(3−エチルフェニル)−アセト アミジン、N,N′−ビス(2−イソプロピルフェニル)−アセトアミジン、N −エキソノルボルニル−N′−(2−メチルフェニル)アセトアミジン、N−( アダマンタン−1−イル)−N′−(シクロヘキシル)アセトアミジン、N,N ′−ビス(1−ナフチル)アセトアミジン、N−(o−トリル)−N′−メチル アセトアミジン、N−(1−ナフチル)−N′−(3−エチルフェニル)−アセ トアミジン、N−(1−ナフチル)−N′−(2−イソプロピルフェニル)−ア セトアミジン、N−(1−ナフチル)−N′−(m−エチルフェニル)アセトア ミジン、N−(アダマンタン2−イル)−N′−(o−メチルフェニル)アセト アミジン、N,N′−ジ−(エンドノルボルニル)アセトアミジン、N,N′− ジ−(エキソノルボルニル)アセトアミジン、N−エンドノルボルニル−N′− (o−トリル)アセトアミジン、N−エンドノルボルニル−N′−(o−ヨード フェニル)アセトアミジン、N−エキソノルボルニル−N′−(o−トリル)ア セトアミジン、N−エキソノルボルニル−N′−(o−ヨードフェニル)アセト アミジン、及びN−イソボルニル−N′−(o−トリル)アセトアミジンよりな る群から選はれる、請求項1に記載の化合物。
- 3.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R及びR′′は、炭素原子数1−8のアルキル基、炭素原子数が少なく とも3のシクロアルキル基、炭素原子数が少なくとも6の炭素環式アリール基、 炭素原子数が少なくとも6であり且つ1−3個の別個のもしくは融合した環を含 むアルカリルもしくはアラルキル、またはヘテロ環であり、R及びR′′の各々 は1−3位置で置換されていてよく、またはR及びR′′はアミジン基と合して 少なくとも2個の炭素原子(アミジン炭素原子を除く)限含む飽和もしくは不飽 和環[ここでこの環は、1もしくはそれ以上の炭素原子数1−6のアルキル基、 炭素原子数が少なくとも6の炭素環式アリール基、炭素原子数3−12のシクロ アルキル基、または1−2個の融合した芳香環で置換されていてよい]を形放し ;そして、R′は水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、フェニル 、トリフルオロメチル、フェニルスルホニル、またはC1−C6アルキルスルホ ニルである]で示されるN,N′−ジ置換アミジン。
- 4.N,N′−ビス(4−ブロモ−2−トリル)−アセトアミジン、N,N′− ビス(2−エチルフェニル)アセトアミジン、N,N′−ビス(o−メチルフェ ニル)アセトアミジン、N,N′−ビス(アダマンタン−1−イル)アセトアミ ジン、N−(アダマンタン−1−イル)−N′−(o−メチルフェニル)アセト アミジン、N−(o−メチルフェニル)−N′−(シクロヘキシル)アセトアミ ジン、N,N′−ビス(3−エチルフェニル)−アセトアミジン、N,N′−ビ ス(2−イソプロピルフェニル)−アセトアミジン、N−エキソノルボルニル− N′−(2−メチルフェニル)アセトアミジン、N−(アダマンタン−1−イル )−N′−(シクロヘキシル)アセトアミジン、N,N′−ビス(1−ナフチル )アセトアミジン、N−(o−トリル)−N′−メチルアセトアミジン、N−( 1−ナフチル)−N′−(3−エチルフェニル)−アセトアミジン、N−(1− ナフチル)−N′−(2−イソプロピルフェニル)−アセトアミジン、N−(1 −ナフチル)−N′−(m−エチルフェニル)アセトアミジン、N−(アダマン タン2−イル)−N′−(o−メチルフェニル)アセトアミジン、N,N′−ジ −(エンドノルボルニル)アセトアミジン、N,N′−ジ−(エキソノルボルニ ル)アセトアミジン、N−エンドノルボルニル−N′−(o−トリル)アセトア ミジン、N−エンドノルボルニル−N′−(o−ヨードフェニル)アセトアミジ ン、N−エキソノルボルニル−N′−(o−トリル)アセトアミジン、N−エキ ソノルボルニル−N′−(o−ヨードフェニル)アセトアミジン、及びN−イソ ボルニル−N′−(o−トリル)アセトアミジンよりなる群から選ばれる、請求 項3に記載の化合物。
- 5.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X及びYは独立して分枝もしくは直鎖C1−C8アルキレンまたは分枝 もしくは直鎖C2−C8不飽和アルキレンであり;R及びR′′は独立して炭素 原子数が少なくとも3のシクロアルキル基、炭素原子数が少なくとも6の炭素環 式アリール基、炭素原子数が少なくとも6であり且つ1−3個の別個のもしくは 融合した環を含むアラルキル、またはヘテロ環であり、R及びR′′の各々は1 −3位置で置換されていてよく、またはR及びR′′は結合して少なくとも2個 の炭素原子(アミジン炭素原子を除く)を含む飽和もしくは不飽和環[ここでこ の環は、1もしくはそれ以上の炭素原子数1−6のアルキル基、炭素原子数が少 なくとも6の炭素環式アリール基、炭素原子数3−12のシクロアルキル基、ま たは1−2個の融合した芳香環で置換されていてよい]を形成し;そして、 R′は水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、フェニル、トリフル オロメチル、フェニルスルホニル、またはC1−C6アルキルスルホニルである ]限有する化合物。
- 6.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R及びR′′は、炭素原子数1−8のアルキル基、炭素原子数が少なく とも3のシクロアルキル基、炭素原子数が少なくとも6の炭素環式アリール基、 炭素原子数が少なくとも6であり且つ1−3個の別個のもしくは融合した環を含 むアルカリルもしくはアラルキル、またはヘテロ環であり、R及びR′′の各々 は1−3位置で置換されていてよく、またはR及びR′′はアミジン基と合して 少なくとも2個の炭素原子(アミジン炭素原子を除く)を含む飽和もしくは不飽 和環[ここでこの環は、1もしくはそれ以上の炭素原子数1−6のアルキル基、 炭素原子数が少なくとも6の炭素環式アリール基、炭素原子数3−12のシクロ アルキル基、または1−2個の融合した芳香環で置換されていてよい]限形成し ;そして、R′は水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、フェニル 、トリフルオロメチル、フェニルスルホニル、またはC1−C6アルキルスルホ ニルである]を有する水溶性N,N′−ジ置換アミジンを、単位用量当り人間の シグマレセプターより調節される活動を変える有効量で含む、人間への全身投与 に適合させた単位用量型の薬用組成物。
- 7.該N′,N′−ジ置換アミジンが、N,N′−ビス(4−ブロモ−2−トリ ル)−アセトアミジン、N,N′−ビス(2−エチルフェニル)アセトアミジン 、N,N′−ビス(o−メチルフェニル)アセトアミジン、N,N′−ビス(ア ダマンタン−1−イル)アセトアミジン、N−(アダマンタン−1−イル)−N ′−(o−メチルフェニル)アセトアミジン、N−(o−メチルフェニル)−N ′−(シクロヘキシル)アセトアミジン、N,N′−ビス(3−エチルフェニル )アセトアミジン、N,N′−ビス(2−イソプロピルフェニル)−アセトアミ ジン、N−エキソノルボルニル−N′−(2−メチルフェニル)アセトアミジン 、N−(アダマンタン−1−イル)−N′」(シクロヘキシル)アセトアミジン ・N′バービス(1−ナフチル)アセトアミジン、N−(o−トリル)−N′− メチルアセトアミジン、N′−(1−ナフチル)−N′−(3−エチルフェニル )アセトアミジン、N−(1−ナフチル)−N′−(2−イソプロピルフェニル )アセトアミジン、N−(1−ナフチル)−N′−(m−エチルフェニル)アセ トアミジン、N−(アダマンタン−2−イル)−N′−(o−メチルフェニル) アセトアミジン、N,N′−ジ−(エンドノルボルニル)アセトアミジン、N, N′−ジ−(エキソノルボルニル)アセトアミジン、N−エンドノルボルニル− N′−(o−トリル)アセトアミジン、N−エンドノルボルニル−N′−(o− ヨードフェニル)アセトアミジン、N−エキソノルボルニル−N′−(o−トリ ル)アセトアミジン、N−エキソノルボルニル−N′−(o−ヨードフェニル) アセトアミジン、及びN−イソボルニル−N′−(o−トリル)アセトアミジン よりなる群から選ばれる、請求項6に記載の薬用組成物。
- 8.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X及びYは独立して分枝もしくは直鎖C1−C5アルキレンまたは分枝 もしくは直鎖C2−C8不飽和アルキレンであり;R及びR′′は独立して炭素 原子数が少なくとも3のシクロアルキル基、炭素原子数が少なくとも6の炭素環 式アリール基、炭素原子数が少なくとも6であり且つ1−3個の別個のもしくは 融合した環を含むアラルキル、またはヘテロ環であり、R及びR′′の各々は1 −3位置で置換されていてよく、またはR及びR′′は結合して少なくとも2個 の炭素原子(アミジン炭素原子を除く)を含む飽和もしくは不飽和環[ここでこ の環は、1もしくはそれ以上の炭素原子数1−6のアルキル基、炭素原子数が少 なくとも6の炭素環式アリール基、炭素原子数3−12のシクロアルキル基、ま たは1−2個の融合した芳香環で置換されていてよい]を形成し;そして、 R′は水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、フェニル、トリフル オロメチル、フェニルスルホニル、またはC1−C6アルキルスルホニルである ]を有する水溶性N,N′−ジ置換アミジンを、単位用量当り人間のシグマレセ プターにより調節される活動限変える有効量で含む、人間への全身投与に適合さ せた単位用量型の薬用組成物。
- 9.幻覚誘発性ベンゾモルファンのシグマレセブター結合活性に対する拮抗物質 であるN,N′−ジ置換アミジン[ここでこ塩N,N′−ジ置換アミジンは、式 : ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R及びR′′は、炭素原子数1−8のアルキル基、炭素原子数が少なく とも3のシクロアルキル基、炭素原子数が少なくとも6の炭素環式アリール基、 炭素原子数が少なくとも6であり且つ1−3個の別個のもしくは融合した環を含 むアルカリルもしくはアラルキル、またはヘテロ環であり、R及びR′′の各々 は1−3位置で置換されていてよく、またはR及びR′′はアミジン基と合して 少なくとも2個の炭素原子(アミジン炭素原子を除く)を含む飽和もしくは不飽 和環[ここでこの環は、1もしくはそれ以上の炭素原子数1−6のアルキル基、 炭素原子数が少なくとも6の炭素環式アリール基、炭素原子数3−12のシクロ アルキル基、または1−2個の融合した芳香環で置換されていてよい]を形成し ;そして、R′は水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、フェニル 、トリフルオロメチル、フェニルスルホニル、またはC1−C6アルキルスルホ ニルである]を有する] を、異常な精神病的行動を改善する有効量で人間に投与することからなる、人間 の異常な精神病的行動を処置する方法。
- 10.該N,N′−ジ置換アミジンが、N,N′−ビス(4−ブロモ−2−トリ ル)アセトアミジン、N,N′−ビス(2−エチルフェニル)アセトアミジン、 N,N′−ビス(o−メチルフェニル)アセトアミジン、N,N′−ビス(アダ マンタン−1−イル)アセトアミジン、N−(アダマンタン−1−イル)−N′ −(o−メチルフェニル)アセトアミジン、N−(o−メチルフェニル)−N′ −(シクロヘキシル)アセトアミジン、N,N′−ビス(3−エチルフェニル) −アセトアミジン、N,N′−ビス(2−イソプロピルフェニル)−アセトアミ ジン、N−エキソノルボルニル−N′−(2−メチルフェニル)アセトアミジン 、N−(アダマンタン−1−イル)−N′−(シクロヘキシル)アセトアミジン 、N,N′−ビス(1−ナフチル)アセトアミジン、N−(o−トリル)−N′ −メチルアセトアミジン、N−(1−ナフチル)−N′−(3−エチルフェニル )アセトアミジン、N−(1−ナフチル)−N′−(2−イソプロピルフェニル )アセトアミジン、N−(1−ナフチル)−N′−(m−エチルフェニル)アセ トアミジン、N′−(アダマンタン−2−イル)−N′−(o−メチルフェニル )アセトアミジン、N,N′−ジ−(エンドノルボルニル)アセトアミジン、N ,N′−ジ−(エキソノルボルニル)アセトアミジン、N−エンドノルボルニル −N′−(o−トリル)アセトアミジン、N−エンドノルボルニル−N′−(o −ヨードフェニル)アセトアミジン、N−エキソノルボルニル−N′−(o−ト リル)アセトアミジン、N−エキソノルボルニル−N′−(o−ヨードフェニル )アセトアミジン、及びN−イソボルニル−N′−(o−トリル)アセトアミジ ンよりなる群から選ばれる、請求項9に記載の方法。
- 11.幻覚誘発性ベンゾモルファンのシグマレセプター結合活性に対する拮抗物 資であるN,N′−ジ置換アミジン[ここで該N,N′−ジ置換アミジンは、式 : ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X及びYは独立して分枝もしくは直鎖C1−C8アルキレンまたは分枝 もしくは直鎖C2−C8不飽和アルキレンであり;R及びR′′は独立して炭素 原子数が少なくとも3のシクロアルキル基、炭素原子数が少なくとも6の炭素環 式アリール基、炭素原子数が少なくとも6であり且つ1−3個の別個のもしくは 融合した環を含むアラルキル、またはヘテロ環であり、R及びR′′の各々は1 −3位置で置換されていてよく、またはR及びR′′は結合して少なくとも2個 の炭素原子(アミジン炭素原子を除く)を含む飽和もしくは不飽和環[ここでこ の環は、1もしくはそれ以上の炭素原子数1−6のアルキル基、炭素原子数が少 なくとも6の炭素環式アリール基、炭素原子数3−12のシクロアルキル基、ま たは1−2個の融合した芳香環で置換されていてよい]を形成していてよく;そ して、 R′は水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、フェニル、トリフル オロメチル、フェニルスルホニル、またはC1−C6アルキルスルホニルである ]を有する] を、異常な精神病的行動を改善する有効量で人間に投与することからなる、人間 の異常な精神病的行動を処置する方法。
- 12.シグマレセブターに対する高い結合親和性限有するN,N′−ジ置換アミ ジン[ここで該N,N′−ジ置換アミジンは、式:▲数式、化学式、表等があり ます▼ [式中、R及びR′′は、炭素原子数1−8のアルキル基、炭素原子数が少なく とも3のシクロアルキル基、炭素原子数が少なくとも6の炭素環式アリール基、 炭素原子数が少なくとも6であり且つ1−3個の別個のもしくは融合した環を含 むアルカリルもしくはアラルキル、またはヘテロ環であり、R及びR′′の各々 は1−3位置で置換されていてよく、またはR及びR′′はアミジン基と合して 少なくとも2個の炭素原子(アミジン炭素原子を除く)を含む飽和もしくは不飽 和環[ここでこの環は、1もしくはそれ以上の炭素原子数1−6のアルキル基、 炭素原子数が少なくとも6の炭素環式アリール基、炭素原子数3−12のシクロ アルキル基、または1−2個の融合した芳香環で置換されていてよい]を形成し ていてよく;そして、 R′は水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、フェニル、トリフル オロメチル、フェニルスルホニル、またはC1−C6アルキルスルホニルである ]を有する] を、高血圧状態を改善する有効量で高血圧の人間に投与することからなる、高血 圧の処置方法。
- 13.該N,N′−ジ置換アミジンが、N,N′−ビス(4−ブロモ−2−トリ ル)アセトアミジン、N,N′−ビス(2−エチルフェニル)アセトアミジン、 N,N′−ビス(o−メチルフェニル)アセトアミジン、N,N′−ビス(アダ マンタン−1−イル)アセトアミジン、N−(アダマンタン−1−イル)−N′ −(o−メチルフェニル)アセトアミジン、N−(o−メチルフェニル)−N′ −(シクロヘキシル)アセトアミジン、N,N′−ビス(3−エチルフェニル) −アセトアミジン、N,N′−ビス(2−イソプロピルフェニル)アセトアミジ ン、N−エキソノルボルニル−N′−(2−メチルフェニル)アセトアミジン、 N−(アダマンタン−1−イル)−N′−(シクロヘキシル)アセトアミジン、 N,N′−ビス(1−ナフチル)アセトアミジン、N−(o−トリル)−N′− メチルアセトアミジン、N−(1−ナフチル)−N′−(3−エチルフェニル) アセトアミジン、N−(1−ナフチル)−N′−(2−イソプロピルフェニル) アセトアミジン、N−(1−ナフチル)−N′−(m−エチルフェニル)アセト アミジン、N−(アダマンタン−2−イル)−N′−(o−メチルフェニル)ア セトアミジン、N,N′−ジ−(エンドノルボルニル)アセトアミジン、N,N ′−ジ−(エキソノルボルニル)アセトアミジン、N−エンドノルボルニル−N ′−(o−トリル)アセトアミジン、N−エンドノルボルニル−N′−(o−ヨ ードフェニル)アセトアミジン、N−エキソノルボルニル−N′−(o−トリル )アセトアミジン、N−エキソノルボルニル−N′−(o−ヨードフェニル)ア セトアミジン、及びN−イソボルニル−N′−(o−トリル)アセトアミジンよ りなる群から選ばれる、請求項12に記載の方法。
- 14.シグマレセプターに対する高い結合親和性限有するN,N′−ジ置換アミ ジン[ここで該N,N′−ジ置換アミジンは、式:▲数式、化学式、表等があり ます▼ [式中、X及びYは独立して分枝もしくは直鎖C1−C8アルキレンまたは分枝 もしくは直鎖C2−C6不飽和アルキレンであり;R及びR′′は独立して炭素 原子数が少なくとも3のシクロアルキル基、炭素原子数が少なくとも6の炭素環 式アリール基、炭素原子数が少なくとも6であり且つ1−3個の別個のもしくは 融合した環を含むアラルキル、またはヘテロ環であり、R及びR′′の各々は1 −3位置で置換されていてよく、またはR及びR′′は結合して少なくとも2個 の炭素原子(アミジン炭素原子を除く)を含む飽和もしくは不飽和環[ここでこ の環は、1もしくはそれ以上の炭素原子数1−6のアルキル基、炭素原子数が少 なくとも6の炭素環式アリール基、炭素原子数3−12のシクロアルキル基、ま たは1−2個の融合した芳香環で置換されていてよい]を形成していてよく;そ して、 R′は水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、フェニル、トリフル オロメチル、フェニルスルホニル、またはC1−C6アルキルスルホニルである ]を有する] を、高血圧状態を改善する有効量で高血圧の人間に投与することからなる、高血 圧の処置方法。
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