JPH06500993A - ダーマトファゴイデス(家塵ダニ)のアレルゲンのクローニングおよびシークエンシング - Google Patents

ダーマトファゴイデス(家塵ダニ)のアレルゲンのクローニングおよびシークエンシング

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JPH06500993A JP3514863A JP51486391A JPH06500993A JP H06500993 A JPH06500993 A JP H06500993A JP 3514863 A JP3514863 A JP 3514863A JP 51486391 A JP51486391 A JP 51486391A JP H06500993 A JPH06500993 A JP H06500993A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ダーマトファゴイデス(家産ダニ)のアレルゲンのクローニングおよびシークエ ン最近の報告には、家産ダニアレルギーにおける1群および■群アレルゲンに対 する応答の重要性が記載されている。たとえば、患者の60%以上がこれらタン パク質に対して産生された抗ダニ抗体の少なくとも50%を保有していることが 記載されている[リント(Lind、 P、 )ら、Allergy、 39  : 250〜274 (1984):ファン・デア・ゼー(van der Z ee、 J、 S、)ら、J 、 Allergy C11n、 I anun ol、 、旦1 : 884〜896(1988)]。子供が一層ひどい反応性 を示すことはあり得る[トンプソン(Thompson、 P、 J、)ら、I  *usunology、 64 : 311〜314(1988)]。ダーマ トファゴイデス(Dermatophagojdes : D、 )属のダニニ 対するアレルギーは、喘息、鼻炎および異所性の皮膚炎を伴う。2つの種、ダー マトファゴイデス・ブテロニシヌス(D 、 pteronyssfnus)お よびダーマトファゴイデス・ファリネ(p、 fBrinae)が殆どを占め、 その結果、これら2つの種により産生されるアレルゲンを同定しようという相当 の努力がなされてきた。ダーマトファゴイデス・プテロニシヌスは、西ヨーロッ パおよびオーストラリアの家産中における最も一般的なダーマトファゴイデス種 である。ダーマトファゴイデス・ファリネ種は、化アメリカや日本などの他の国 に多くみられる〔ウォートン(Wharton。
G、W、)、J、Medical Entom、12 : 577〜621(1 976)]。この漠のダニに対するアレルギーには、喘息、鼻炎および異所性の 皮膚炎などの疾患を伴うと長い間認識されてきた。これらダニにより産生される いかなるアレルゲンが、アレルギ一応答および関連する状態の原因であるかにつ いては未だ明らかではなたはダーマトファゴイデス属の家産ダニのタンパク質ア レルゲンの少なくとも一つのエピトープを含むペプチドをコードする単離DNA I:関する。本発明は、特に、ダーマトファゴイデス・ファリネ種の主要なアレ ルゲン(DerfIおよびDAに関する。本発明はまた、特に、ダーマトファゴ イデス・ブテロニシヌスの主要なアレルゲン(旦虹」IおよびDerpIIと称 する)またはこれら主要なアレルゲンの部分(すなわち、Derplまたは旦虹 」IIの少なくとも一つのエピトープを含むペプチド)をコードするDNAに関 する。
本発明はさらに、単離ダーマトファゴイデス(たとえば、ダーマトファゴイデス ・ファリネ、ダーマトファゴイデス・プテロニシヌス)DNAによりコードされ るタンパク質またはペプチドに関する。本発明のペプチドは、ダーマトファゴイ デス・フ7リネアレルゲンの少なくとも一つのエピトープ(たとえば、Derf IまたはDerfnの少なくとも一つのエピトープ)またはダーマトファゴイデ ス・ブテロニシヌスアレルゲンの少な(とも一つのエピトープ(たとえば、旦虹 」IまたはDerpIIの少なくとも一つのエピトープ)を含む。本発明はまた 、ダーマア トファゴイデス・ファリネタンパク賀またはペプチドに特異的な抗 体およびダーマトファゴイデス・ブテロニシヌスタンパク質またはペプチドに特 異的な抗体に関する。
、 本発明のダーマトファゴイデスDNA、タンパク賀およびペプチドは、診断 および治療目的に有用である。たとえば、単離したダーマトファゴイデス・ファ リネタンパク質またはペプチドは、家産ダニに対する個体の感受性を検出するの に用いることができ、個体の感受性を治療する(感受性を減少させるかまたは脱 感作する)のに用いることができ、該患者に治療学的有効量のダーマトファゴイ デス・ファリネタンパク質またはペプチドを投与する。たとえば、個体を脱感作 させるため、DerflやDerfIIなどの単離したダーマトファゴイデス・ ファリネタンパク質アレルゲンを標準的な方法を用いて該個体に投与することが できる。
または、DerflまたはDerfIIの少なくとも一つのエピトープを含むペ プチドを同目的で投与することができる。且笠」IやD虹」nなどの単離したダ ーマトファゴイデス・ブテロニシヌスタンパク質アレルゲンも、DerflやD erfnについて記載したのと同様にして投与することができる。同様に、少な くとも一つの0g21エピトープや少なくとも一つのDerprlエピトープを 含むペプチドを同目的で投与することができる。これらタンパク質またはペプチ ドの組合せ(たとえば、旦虹flとp二J■:n=」■とn=」■:またはDe rfζシ虹」の両タンパク質の混合物)もまた投与することができる。そのよう な単離タンパク質またはペプチドを用いることにより、重要な家産ダニアレルゲ ンに対して個体を脱感作する手段が得られるっ図面の間車な記載 図1はクローンλgtllflのcDNA挿入物の制限地図であり、DNAシー クエンシングの方策の模式表示を含む。矢印は配列の読み取りを行った方向を示 す。
図2は、cDNA 2gtllflのヌクレオチド配列および予測されるアミノ 酸配列である。上に示す番号はヌクレオチドの位置であり、左に示す番号はアミ ノ酸の位置である。アミノ酸残基の正の番号は、スレオニンで始まる成熟排出D erflの配列に対応する。負の配列番号は、シグナルペプチドおよびDerf Iのプロエンザイム領域をさす。矢印は、それぞれ、プロエンザイム配列の開始 部分および成熟Derflの開始部分を示す。下線を引いた残基−81〜−78 はプロニンザイム生成のための提案された開裂部位を構成し、下線を引いた残基 53〜55は可能なN−グリコジル化部位を示す。停止コドンTGAおよび隣接 するポリアゾニレ−ジョンシグナルもまた下線を引いである。アミノ814基1 〜28は、通常のアミノ酸配列分析により決定された公知のトリプシン分解ペプ チド配列に対応する。
図3は、成熟Derplタンパク質およびDerflタンパク質のアミノ酸配列 とを整合して並べたものである。この配列の上の番号は、Derplのものを表 す。星印は、整合を最大とした場合に導入されるギャップを示す。記号(、)は 、その位置におけるDerfIのアミノ酸残基が旦erplの対応アミノ酸残基 と同一であることを示すために用いである。矢印は、DerplおよびDerf lの活性部位を構成する残基を示す。
図4は、Derflのプレペプチド領域およびプロペプチド領域中のアミノ酸配 列とラットカテプシンH,ラットカテプシンL、パパイン、アレウライン(al eurain)、CPI、CF2、ラットカテプシンB、CTLA−2、λ4C P、DerpIおよびアクチニジンのアミノ酸配列との比較である。ダッシュで 示されるギャップは、最大の整合のために加えたものである。二重の星印は、プ ロエンザイムの80%以上に共通する保存アミノ酸残基を示す。単一の星印は、 55%以上の配列で保存された残基を示す。記号(、)は90%以上のプロエン ザイム領域に共通する生保存等価アミノ酸を示すのに用いである。
図5は、6残基ウインドウ(window)を用いたマツクベクターシークエン スアナリシスソフトウエア(Mac Vector 5equence Ana lysis Software)(I B I、ニューヘブン)により計算した ホップーウッズ(Hopp−Woods)アルゴリズムを用いて作成したDer pl成熟タン成熟タンパ水質プロットおよびDerfl成熟タン成熟タンパ木賃 プロットである。正の値は相対的な親水性を示し、負の値は相対的な疎水性を示 す。
図6は、Der f II cDNAのヌクレオチド配列および予測されるアミ ノ酸配列である。右側の番号はヌクレオチドの位置であり、上の番号はアミノ酸 残基である。停止(TAA)シグナルは下線を引いである。最初の8つのヌクレ オチドは、DerpI[配列に基づいてcDNAを生成するのに用いたオリゴヌ クレオチドプライマーからのものである。
図7は、cDNA λgtllpl(13T)のヌクレオチド配列および予測さ れるアミノ酸配列である。右側の番号はヌクレオチドであり、上の番号はアミノ 酸の位置である。正のアミノ酸は、スレオニンで始まる成熟排出Derplの配 列に対応する。
図8は、配列データからコンピューターにより作成したDer f ri cD NAの制限地図である。旦虹」I[の地図も同様にして比較のために示す。保存 された共通の制限酵素部位はごくわずかしかない。星印でマークした部位はクロ ーニング方法により導入した。
図9は、Der f II cDNA配列およびDer p rl cDNA配 列の整合を示す。
右側の番号はヌクレオチドの位置であり、上の番号はアミノ酸残基である。一番 上のラインは02g2 IIヌクレオチド配列であり、箪二のラインはDerp lIアミノ酸残基である。つぎの2つのラインは、これら配列とDerflIと の差異を示す。
図10は、6残基ウインドウを用いたマツクベクターシークエンスアナリノスソ フトウエア(IBI、ニューヘブン)により計真したホツブーウツズアルゴリズ ムを用いて作成したDerfI[およびDerplIの親水性プロットである。
1111は、5つの0g21クローン(a) 〜(eXDerp Iタンパク質 の多型を示す)のアミノ酸配列を整合して並べたものである。番号は、Derf I(a)クローンの配列のものである。記号(−)は、DerpIクローンのア ミノ酸残基がその位1におけるDerpl(a)の対応アミノ酸残基と同一であ ることを示すのに用いである。これらクローンのアミノ酸配列は、DerpIに おいて有意の変異が存在するかもしれず、これら5つの配列中に5つの多脂アミ ノ酸残基が認められることを示している。
発明の詳細な記載 本発明は、家産ダニダーマトファゴイデスからのアレルゲンをフードするヌクレ オチド配列およびコードされたタンパク質またはペプチド(ダーマトファゴイデ スアレルゲンの少なくとも一つのエピトープを含む)に関する。本発明は、特に 、DerfTやDerflIなどのダーマトファゴイデス・ファリネの主要なア レルゲンまたはDerfIまたはDer f IIの少なくとも一つのエピトー プを含むペプチドを適当な宿主中で発現することのできるヌクレオチド配列に関 する。本発明はまた、DerpIやDerplIなどのダーマトファゴイデス・ プテロニンヌスの主要なアレルゲンまたはDerplまたは0g3T1の少な( とも一つのエピトープを含むペプチドを適当な宿主中で発現することのできるヌ クレオチド配列に関する。ダーマトファゴイデスのヌクレオチド配列は、それに ハイブリダイズし他のダニアレルゲン、とりわけダーマトファゴイデス・ファリ ネアレルゲンまたはダーマトファゴイデス・ブテロニシヌスアレルゲンをコード する別のヌクレオチド配列を同定するためのプローブとして有用である。さらに 、本発明は、ダーマトファゴイデス・)7リネタンパク質をコードするヌクレオ チド配列またはダーマトファゴイデス・ブテロニシヌスタンパク賀をコードする ヌクレオチド配列にハイブリダイズするがダーマトファゴイデス・ミクロセラス (D、■1croceras)などの家産ダニの他の橿またはタイプ(たとえば 、])er+*IおよびDer rm l)からのタンパク質をコードするヌク レオチド配列に関する。
コードされたダーマトファゴイデスダニアレルゲンまたは少な(とも一つのダー マトファゴイデス(DerfIまたは旦虹f11.D虹」工または2虹」■)エ ピトープを含むペプチドは、診断目的のため(たとえば、抗原として)および治 療目的のため(たとえば、個体を脱感作するため)に用いることができる。また は、コードされた家産ダニアレルゲンは、ダーマトファゴイデス・ミクロセラス タンバク質またはペプチドなどの、Derfアレルゲンまたは2肛」アレルゲン の抗原性を示すかまたは該アレルゲンと交差反応をするタンパク質またはペプチ ドであり得る;一般に、これらは高度のアミノ酸相同性を育する。
それゆえ、本発明はまた、ダーマトファゴイデスアレルゲン(たとえば、pμ二 11アレルゲンまたはDerfIIアレルゲン;DerpIまたはDerplI アレルゲン、またはこれらと交差反応する他のダーマトファゴイデスアレルゲン )またはダーマトフ7ゴイデスアレルゲン(旦虹ゴI、旦虹fU、旦虹J!LD 虹」■、またはこれらと交差反応する他のダーマトファゴイデスアレルゲン)の 少なくとも一つのエピトープを含むペプチドを個々にまたは組合せて含有し治療 目的(たとえば、脱感作)に用いることのできる組成物にも関する。下記に示す ように、家産ダニからの主要なアレルゲンをコードするDNAを単離しシークエ ンソングした。とりわけ、実施例で一層詳細に記載するように、それぞれDer fIアレルゲンおよびDerfrlアレルゲンをコードする2つのcDN、ヘク ローンを単離しシークエンソングした。2肛」IおよびDerpIIのヌクレオ チド配列も決定した。これら各クローンのヌクレオチド配列を、それぞれの予測 されるアミノ酸配列を有する関連するダニであるダーマトファゴイデス・ブテロ ニンヌスからの相同なアレルゲン(DerplおよびDerpIIそれぞれにつ いて)のヌクレオチド配列と比較した。
下記に記載するのは、Derfアレルゲンをコードする2つのcDNAクローン の単離およびシークエンソング並びに対応するダーマトファゴイデス・プテロニ ンヌスアレルゲンとの比較、並びにヌクレオチド配列およびコードされた生成物 の診断および治療目的の使用である。
Derflの嵐離および配列分析 家産ダニダーマトファゴイデス・ファリネの主要なアレルゲンであるDerfI をコードするcDNAを単離し配列決定した。該クローンのcDNA挿入物の制 限地図を図1にDNAンークエンシングの方策として示す。この旦erfICD NAクローンは、典型的なシグナルペプチド、プロエンザイム領域および成熟D erflタンパク質をコードする1、1kb cDNAを含有する。生成物は3 21アミノ酸残基:推定18残基のシグナルペプチド、80残基のプロエンザイ ム(プロペプチド)領域、および223残基の成熟酵素領域である。得られた分 子タンパク質において他のンステインブロテアーゼに有意の相同性を示す。関連 するダニのダーマトファゴイデス・ブテロニンヌスからの相同なアレルゲン旦虹 」■との成熟Derflタンパク質の配列整合(図3)により、タンパク質レベ ルでのJ)、前のシークエンソングにより予測されるように、これら2つのタン パク質の間に高度の相同性(81%)が明らかになった。特に、これら酵素の活 性部位を含む残基は保存されており、可能なN−グリフシル化部位は両方のダニ アレルゲンにおいて等ミな位置に存在していた。
保存されたシスティン残基対(31,71)および(65,1030番号は2虹 」Iについてのもの)は、パパインおよびアクチニジン(さらにジスルフィド橋 を有する)に対するDerplおよびDerfIの3次元構造の仮定された類似 性に基づいてジスルフィド結合生成に関与しているように思われる。パパインお よびアクチニジンに相同なシスティン残基が存在する第5および最後のシスティ ン残基は、活性部位のシスティン(DerfI中の残基35)である。7 Iお よび旦erfI中に存在する2つの余分のシスティン残基が第三のジスルフィド 橋の形成に関与していると考えられないこともない。
DerpI中の可能なN−グリコジル化部位はまたDerfI中の等価の位置に も存在し、トリペプチド部位の重要な第一の残基および最後の残基が保存されて いる。DerfIおよび2虹」1のグリコジル化の程度は、なお決定する必要が ある。マンノース、ガラクトース、N−アセチルグルコサミンおよびN−アセチ ルガラクトサミンを含む炭水化物が、これらダニアレルゲンの精製調製物中に報 告されている(チャツプマン(Chap+oan、 M、 D 、 )、J、I mmunol、、125:587〜592(1980) :ウオルデン(Wol den、 S 、 )ら、I nt、 、Arch、 Allergy App l。
f+euno1..68 : 144〜151(1982))。
通常のアミノ酸ンークエンシングによって決定されたDermlを用い(ブラツ ツーミルズ(Platts−Mtlls TAE)ら、マイト・アラジー、ア・ ワールド−ワイド・プロブレム(Mite Allergy、a World− wide Problem)、27〜29(1988);リント(Lind、P 、)およびホーン(N、Horn):マイト・アラジー、ア・ワールド−ワイド ・プロブレム、30〜34(1988))、成熟Dg2 I とD虹」■の間( 70%)および成熟DerflとDermIとの間(97%)の最初の30のN −末端アミノ酸残基の相同性の程度が得られると、完全な成熟DermI配列は 1群ダニアレルゲンとの間に全体で70〜80%の相同性が確認されるででの高 い相同性(91%)および旦erflの構造分析により、相同な構造および少な くともプロペプチドに関して相同な組成の成熟タンパク質のN−末端伸長ペプチ ド(extension peptides)を有すると思われる。
シグナル配列の設計の微細構造に関する研究により、これまでに3つの構造的に 非類似の領域が同定された:正に荷電したN−末端(n)領域、中央の疎水性( k)g域および一層極性の大きいC−末端(C)[域(開裂部位を定めているよ うに思われる)(フォラ・ヘイジン(Van He1jne、 G、 )、EM BOJ、、3 : 2315〜2323(1984);Eur、J、Bioch em、、l旦3 :17〜21(1983); J。
Mo1. B iol、 、止=99〜105(1985))。2肛flのシグ ナルペプチドを分析したところ、該ペプチドもまたこれら領域を含有しているこ とがわかった(図4)。n−領域は長さおよび組成に関しては極めて変化に冨む が、その正味の電荷に関しては全長にわたって認め得るほどに変化せず、約+1 .7の平均値を有する。長さが2残基のDerfIシグナルペプチドのn−領域 は、最初のメチオニン(ホルミル化されておらず、それゆえ真核生物中で正に荷 電している)および隣接するリジン(L ys)残基により+2の正味電荷を育 する。DerfIのh−領域は疎水性残基に富み(この領域の特徴である)、た だ一つの親水性残基(Ser)が許容され得るものとして存在している。Der fIc−領域の全体のアミノ酸組成は、h/c境界が残基−6および−5の間に 位置する(真核生物における平均の位!である)シグナル配列において認められ るように、h−領域よりも極性が大きい。それゆえ、Derflプレペプチド配 列は、機能性のシグナル配列が従わなければならない条件を満たしているように 思われる。
DerfIと他のシスティンプロテアーゼとはシグナル配列が構造的相同性を有 するが(すべてn、bおよびC−領域からなる)、図4から明らかなように、全 体にわたる長さおよびアミノ酸配列に関しては非常に変化する。しかしながら、 システィンプロテアーゼ前駆体のプロ領域の間には有意の配列相同性が示されて いる(インド−(I 5hidoh、 K、 )ら、FEBS Letters 、226 : 33〜37(1987))。Derf Iと幾つかの他のシステ ィンプロテアーゼとのプロエンザイム領域の整合(図4)によれば、これらプロ 領域は幾つかの非常に保存された残基く 並びに生保存残基にれら配列の半分以 上にわたって存在する)を共有していることが示された。この相同性は、バリン (Val)、インロイシン(I le)およびロイシ) ン(Leu)(小さな 疎水性の残基)またはアルギニン(Arg)およびLys(正に荷電しh た残 基)を同一とみなすならば一層増加した。DerfIプロ領域は、7つの高度1  に保存されたアミノ酸のうち6つのアミノ酸および保存変化の部位におけるす べての残基を有していた。保存性の低い部位での相同性は一層低かった。プロペ プチド、とりわけ高度に保存された残基における相同性は、これら酵素のプロセ シングにおけるプロペプチドの機能を考慮した場合に重要である。というのは、 これら配列は構造的および機能的類似性を有しているように思われることが示さ れているからである。
マウス、ウサギおよびヒト血清中に存在する抗体を用い、高度に交差反応性のB 細胞エピトープがDerfIおよびDerpI上に示された(ヘイマン(Hey 鵬ann。
p、w、)ら、J 、 I mmunol、1旦ユニ 2841〜2847(1 986):ブラッッーミルズら、J 、 A llergy Clin、 I  mmunol、、工旦: 398〜407(1986))。
しかしながら、種特真的エピトープもまた、これら系において規定されている。
マウスモノクローナル抗体は、種特異的な抗原決定基に優先的に結合する(ブラ ッツーミルズら、J 、 I m+muno1. 、1旦9 :1479〜14 84(1987))。約40%のウサギ抗旦虹」1反応性は、DerpIに独特 のエピトープによって説明さ、れ(ブラッッーミルズら、J 、 A ller gy Clin、 I mmunol、 、工旦:398〜407(1986) )、大部分は交差反応性のエピトープと結合するが、ヒトアレルゲンからの抗体 の幾つかの種特異的結合が観察された(ブラッッーミルズら、J 、 I mt xunoL。
、1且ユニ1479〜1484(1987))。
遺伝子断片化および発現の組換えDNA法を用い(グリーン(G reen、  W、 K、 )ら、I mmunol、 (1990))、ウサギ抗り!LP! 1抗血清により認識されるB細胞エピトープを含む組換え旦!!IJ Iの5つ の抗原性領域を定めた。免gE吸着(i關unoabsorption)の方法 を用い、これら推定エピトープのうち、2つはDerplに特異的であったが( 領域82〜99および112〜140)、3つはDerflと共通していること が示された(アミノ酸残基34〜47.60〜72および166〜194を含む 領域に位置する)。ウサギ抗ダーマトファゴイデス・ファリネに対するこれらペ プチドの反応性の違いは、上記交差反応性のエピトープおよび種特異的エピトー プという区分を支持していた。D!LJ!IおよびDerflタンパク質の間で 示される配列の相違は、パパインおよびアクチニジンの二次構造および三次構造 から予測されるように(ベイカー(Baker、 E、 N、 )およびドレン ス(J、Drgth)、バイオロジカル・マクロモレキュールズ・アンド・アセ ンブリーズ(Biological Macromolecules and  、Assemblies)、Vol、 3.314〜368頁、ジョンウイリー アンドサンズ、ニューヨーク(1987))、N末M領域およびC末端領域中、 並びにヘリックスD(残基127〜136)を含む酵素の2つのドメインを連結 する伸長表面ループ(残基85〜136)中に主として位置する。これら残基が 表面に位置することは、図5におけるperpIおよび旦erfIの親水性プロ ットにより支持されており、この領域が親水性の佐賀を優勢に示すことから表面 にJINされていることを示している。この領域はまた、ウサギ抗旦竺」I血清 により認識される2つの種特異的B細胞エピトープを含んでいる(上記)。交差 反応性エピトープを含有する領域における配列の分析により、交差反応性エピト ープのうち2つ(a域34〜47および60〜72に位!する)はDerplお よびDerfI間で完全に保存されているが、第三の交差反応性エピトープ含有 領域(残基領域166〜194)では残基の大部分が保存されていることが示さ れた。
大腸菌中での発現の結果、組換えperpIのものに比べて大きな溶解性、安定 性および抗原性を有する組換えタンパク質であるプレープローDerfIタンパ ク質が得られた。Der f I cDN、Aによりコードされるタンパク質は pGEXベクターを用いて発現され、ラジオイムノアッセイによりウサギ抗ダー マトファゴイデス・ファリネ抗体と反応することが示された。可溶性のDerf lアレルゲンおよび抗原性誘導体を高収量で得ることが可能になった二とにより 、診断および治療剤の開発およびB118!およびTm胞抗原決定基のマツピン グが容易になることであろう。
組換えDerflの完全なアミノ酸配列が利用できることにより、B細胞および T細胞の両区画により認識されるエピトープのマツピングを行うことができる。
宜複合成ペプチドのスクリーニングなどの方法の使用、モノクローナル抗体およ び遺伝子断片化および発現の使用により、Derflの連続および局所的(to pographical)な両エピトープを同定することができるはずである。
アレルゲン性(IgE−結合性)抗原決定基が共通の佐賀を有するかどうか、お よび抗原性(TgG−結合性)抗原決定基とは生来的に異なるのかどうか、およ びB細胞により認識されるものとは異なる独特のエピトープをT細胞が認識する のかどうかを決定することは特に有用であろう。ダニアレルギーヒトIgE抗体 と反応性のDerfIエピトープを同定するための研究、およびこれらを2肛」 Iと交差反応性の抗原決定基とDerflに独特の抗原決定基に分けることも行 うことができる。
いずれかの種に特異的なり細胞(またはT細胞)エピトープは、異なるダニ種に 対する反応性を決定するのに有用な診断試薬を提供するのに用いることができ、 一方、交差反応性のエピトープは共通の免疫治療剤の候補である。
本願とともに出願中の米国出願第458,643号(参照のために本明細書中に 引用する)に記載されているように、ダニアレルゲンのモレキュラークローニン グの結果、0.8kb cDNA挿入物を含有するDerpIをコードするcD NAクローンが単離された。配列分析により、222アミノ酸残基の成熟組換え 旦erplタンパク質が、アクチニジン、パパイン、カテプシンHおよびカテプ シンBを含む一層のシスティンプロテアーゼと有意の相同性を示すことがわかっ た。
DerfIIの単離および配列分析 実施例2に記載するように、家屋ダニダーマトファゴイデス・ファリネの主要t アレルゲンであるperflIをコードするcDNAクローンを単離し、シーク エンジングした。Der f II cDNAのヌクレオチド配列および予測さ れるアミノ酸配列を図6に示す。Derfnをコードするクローンのc D N  、A挿入物の制限地図を図8に示す。
図9はDerfIrおよび旦虹JIICDNA配列の整合を示す。
Derfnの配列と旦虹」11の配列との相同性(88%)は、DerpIとp μ二工■との間に認められた相同性(81%)よりも高く、これはカイ2乗分布 を用いて有意に異なっている(p<0.05)。この理由は、単純に1群のアレ ルゲンの方が大きく、分子の構造および機能にとって各残基が一層重要ではない ためであるかもしれない。たとえば、これらが他のシスティンプロテアーゼと類 似のフンホメーシ3ンを取るとした場合に、DerplおよびDerfI中のア ミノ酸の違いの多くが該分子の2つのドメイン構造を連結する残基中に存在する ことが知られている。6つのシスティン分子が■群アレルゲンの間で保存されて いて、類似のジスルフィド結合を示唆している(このことは高い全体の相同性を 仮定した場合に期待されることではあるが)。これらタンパク質の保存を示す他 のものとして、コード配列のヌクレオチド変化の34155がコドンの第三の塩 基で起こることであり、このような変化は通常アミノ酸を変化させない。該分子 の機能において重要な残基は5er57であり、これは3つのすべての塩基が変 化しているのにアミノ酸は保存されている。同様の現象は残基88においても存 在し、完全なコドン変化が小さな脂肪族残基を保存させている。さらに、旦虹」 IIと同様に、Der f II cDNAクローンは、3゛非コード領域がア デノシンに富み2つの可能なポリアデニル化シグナルATAAを有しているが、 ポリAテールを有していない。最初の4つの残基をコードするヌクレオチドは、 N−末端アミノ酸シークエンンングから0g3 IIとDerfI[との知られ た相同性により設計されたPCRプライマーからのものである。これら塩基並び にシグナル配列を決定するため、いまやC−末端配列に基づいたプライマーを用 いることができる。
本件アレルゲン性タンパク質/ペプチドおよびそれをコードするDN、への使用 本明細書に記載する手順により得られる物質並びにこれら物質を含有する組成物 は、ダニアレルゲン、とりわけダーマトファゴイデス・ファリネや他の種(たと えば、ダーマトファゴイデス・ブテロニンヌスおよびダーマトファゴイデス・ミ クロセラス)などのダーマトファゴイデス属のダニに対するアレルギ一応答の診 断、治療および予防方法において用いることができる。加えて、上記cDNA( または該cDNAが転写されたmRNA)は他の類似の配列を同定するのに用い ることができる。このことは、たとえば、低い厳格さの条件下で行うことができ 、本明細書に記載した方法を用いてさらに評価するために充分な相同性(一般に 40%以上)を有する配列を選択することができる。別法として、高い厳格さの 条件を用いることもできる。この方法では、Der f I、Der f II 、旦虹」lまたは0g2 IIと類似のアミノ酸配列を有するダニアレルゲンを コードする配列を同定するために本発明のDNAを用いることができる。それゆ え、本発明は、DerfおよびDerpI[のみならず他のダニアレルゲン(た とえば、本発明のDNAとハイブリダイズするDNAによりコードされる他のダ ニアレルゲン)をも包含するものである。
本発明のDNAによりコードされるタンパク質およびペプチドは、たとえば、「 精製」アレルゲンとして用いることができる。そのような精製アレルゲンは、家 屋ダニに対するアレルギーの診断および治療のための試薬として用いることので きるアレルゲン抽出物またはE1m製物0標準化に有用である。本発明のペプチ ドを使用することにより、一定の充分に定められた組成および生物学的活性を有 するアレルゲン調製物を調製し、治療目的で(たとえば、家屋ダニ感受性の個体 のアレルギ一応答を変えるために)投与することができる。DerfIまたはD erf■ペプチドまたはタンパク質(または下記に記載するような、それらの修 飾形)は、たとえば、DerfIまたはDer f nに対するB−細胞の応答 、DerfIおよびDerfnに対するT−細胞の応答、または両方の応答を変 えることができる。
同様に、DerpIまたはDerpI+タンパク質またはペプチドは、0g2  Iまたは旦虹」rlに対するB−細胞および/またはT−細胞の応答を変えるの に用いることができる。精製アレルゲンはまた、家屋ダニ、とりわけDerfI 、DμrfII、DerpIおよび2虹」TIに対するアレルギーの免疫治療の メカニズムを研究するために、および非修飾(「天然に存在する」)ペプチドよ りも免疫治療において一層有用な修飾された誘導体または類似体を設計するため に用いることもできる。
どの交差反応性のエピトープが存在する場合においては、交差反応性のエピトー プを含む分子の領域は、共通のエピトープを有する2つの(またはそれ以上の) ダニ種に対するアレルギーを治療するに際して投与すべき共通の免疫治療ペプチ ドとして使用することができる。たとえば、これら交差反応性のエピトープは、 両方のアレルゲン(たとえば、DerflおよびDerpIアレルゲン)に対す るIgGブロッキング抗体を誘発するのに用いることができる。全分子よりも1 抗体体エピトープを含有するペプチドの方を用いることができ、このようt1価 抗体エピトープは、肥満細胞と交差反応することができず脱感作治療に際して有 害な副作用を起こすことができないので有利であることがわかった。また、B細 胞エピ ゛トープを担体分子に付着させて、アレルギ一応答に対するT!II! !制御を指令させるようにすることもできる。
または、選択されたダーマトファゴイデスアレルゲンに特異的なペプチドを調製 することも望ましいかまたは必要である。本明細書に記載するように、みかけ上 Derpl−特異的な2つのエピトープを同定した。同様の試みは、他の種−特 異的なエピトープ(たとえば、perpIまたは■、DerfIまたは■)を同 定するために用いることができる。個体中の種−特異的なエピトープに対する抗 体の存在は、どのダニ種がアレルギ一応答を引き起こしているかを決定するため の迅速な血清学的試験として用いることができる。このことは、個体に提供され る治療を原因種に対して特別に標的化することを可能にするものであり、それゆ え、治療効果を高めることを可能にするものである。
他の研究者による仕事によると、一般に高投与量のアレルゲンが最良の結果(す なわち、最良の徴候緩解)を引き起こすことが示されている。しかしながら、多 くの人は、これらアレルゲンに対するアレルギ一応答のために大量のアレルゲン 投与に耐えることができない。天体に存在するアレルゲンの修飾は、修飾された ペプチドまたは修飾されたアレルゲンが、対応する天然に存在するアレルゲンと 同じかまたはより高い治療性能を有するが副作用(とりわけ、アナフィラキシ− 反応)は減少しているような仕方で設計することができる。これらは、たとえば 、本発明のペプチド(たとえば、DerfIまたはDerfll、旦虹」Iまた はDer」■のアミノ酸配列の全部または一部を有するペプチド)であってよい 。または、ペプチドの組合せを投与することができる。修飾したペプチドまたは ペプチド類似体(たとえば、免疫原性を修飾し、および/またはアレルギー誘発 性を減少させるようにアミノ酸配列を変化させたまたは同目的のために成分を付 加したペプチド)は、脱感作治療のために用いることができる。
脱感作しようとする個体への本発明のペプチドの投与は、公知方法を用いて行う ことができる。単一のペプチドまたは異なるペプチドの組合せの個体への投与は 、たとえば、適当な緩衝液、担体および/またはアジュバントを含有する組成物 中にて行うことができる。そのような組成物は、一般に注射、吸入、経皮遍心ま たは直腸投与により投与されるであろう。現在利用できる情報を用い、充分な量 で感受性個体に投与した場合に該個体のDerflおよび/またはDerfII に対するアレルギ一応答を変えるであろうDerflまたはDerfIIペプチ ドを設計することができる。このことは、たとえば、DerfIまたはDerf nの構造を調べ、家屋ダニ感受性個体におけるB−細胞および/またはT−細胞 応答に影響を与える能力について調べようとするペプチドを産生させ、ついでこ れら細胞により認識される適当なエピトープを選択することにより行うことがで きる。上記エピトープのアミノ酸配列を模倣しDerfIまたはDerflIア レルゲンに対するアレルギ一応答を下方制御することのできる合成アミノ酸配列 を調製することができる。本発明のタンパク質、ペプチドまたは抗体は、公知方 法において旦erfIまたはDerfIlrに対するアレルギ一応答を検出およ び診断するために用いることができる。このことは、たとえば、これらアレルゲ ンの一つに対する感受性について評価しようとする個体から得た血液を、該血液 中の成分(たとえば、抗体、T細胞、B細胞)と該ペプチドとの結合および刺激 のために適当な条件下で家屋ダニの単離アレルゲン性ペプチドと接触させ、つい でそのような結合が起こる程度を決定することにより行うことができる。0g2  Iおよび旦虹」■タンパク質またはペプチドもまた、脱感作および感受性の診 断のために同様に用いることができる。Derfおよび旦虹」タンパク質または ペプチドは、両アレルゲンタイプに感受性の個体を治療するために一緒に投与す ることができる。
また、家産ダニ感受性個体においてアレルギー反応を引き起こすDerfIまた はDerfUの能力をブロックまたは抑制し得る剤または薬を設計することも今 や可能である。そのような剤の設計は、たとえば、それらアレルゲンは関連する 抗DerfIまたは抗DerfIITgHに結合するので、IgE−アレルゲン 結合およびそれに続く肥満細胞の脱顆粒を防ぐような仕方で行うことができる。
また、そのような剤は免疫系の細胞成分と結合することができ、その結果、これ らアレルゲンに対するアレルギ一応答の抑制または脱感作となる。このことの非 制限的例示は、適当なり一細胞およびT−細胞エビトープペプチドの使用、また はDerfIまたはDerfIIアレルゲンに対するアレルギ一応答を抑制する 本発明のcDNA/タンパク質構造に基づいた、その修飾形の使用である。この ことは、DerfIまたはDerfn−感受性個体からの血球を用いたインビト ロの研究においてB−細胞およびT−細胞の機能に影響を与えるB−細胞および T−細胞エピトープベブチドの構造を決定することにより行うことができる。こ のことはまた、DerpIまたはDerpIIに対するアレルギ一応答をブロッ クするために、これらアレルゲンに対しても適用することができる。
DerflまたはDerfnまたは少なくとも一つのエピトープを含むペプチド をコードするcDNAを用い、遺伝子クローニングなどの公知方法を用いてさら に別のペプチドを調製することもできる。本発明のタンパク質またはペプチドの 製造法は、たとえば、発現ベクター(選択されたアレルゲン性タンパク質または ペプチド(たとえば、DerfI、DerfUまたは少な(とも一つのエピトー プを含むペプチド)の全部または一部をコードするDNAを含有する)を含む宿 主細胞を培養することを包含する。該DNA挿入物の発現(コードされたタンパ ク質またはペプチドの製造)に適した条件下で細胞を培養する。ついで、公知方 法を用い、発現された生成物を回収する。別法としては、アレルゲンまたはその 部分を公知の機械的または化学的方法を用いて合成することもできる。本明細書 において使用するタンパク質またはペプチドなる語は、これら方法により製造さ れるあらゆるタンパク質またはペプチドをさす。得られたペプチドを、今度は上 記のようにして用いることができる。
この発明のいずれかの態様において使用するDNAは、本明細書に記載する方法 により得られたcDNAであってよく、または図2および図6に示す配列の全部 または一部を有するあらゆるオリゴデオキシヌクレオチド配列、またはその機能 的等価物であってよい。そのようなオリゴデオキシヌクレオチド配列は、公知方 法を用いて化学的または機械的に製造することができる。オリゴヌクレオチド配 列の機能的等価物とは、図2および図6の配列(または、その対応配列部分)が ハイブリダイズする相補的オリゴヌクレオチド配列にハイブリダイズすることが でき、および/またはこれら図に示す配列(または、その対応配列部分)により コードされる生成物と同じ機能的特性を有する生成物(たとえば、ポリペプチド またはペプチド)をコードするものである。機能的等優性がこれら一方または両 方の基準に適合する必要があるかどうかは、その使用に依存する(たとえば、オ リゴプローブとしてのみ使用するのであれば東−の基準さえ適合すればよく、家 産ダニアレルゲンを製造するために用いるのであれば第二の基準に適合する必要 がある)。
いまや利用できる構造に関する情報(たとえば、DNA、タンパク質/ペプチド 配列)はまた、ダーマトファゴイデス・ファリネアレルゲンに対するアレルギー 反応において重要なT細胞エビトープペプチドおよび/またはB細胞エピトープ ベブチドを同定または規定するために、およびこれら反応が起こるメディエータ −またはメカニズム(たとえば、インターロイキン−2、インターロイキン−4 、γインターフエロン)を解明するために用いることもできる。この知識により 、ペプチドに基づく家産ダニ治療剤またはこれら応答を調節するために用いるこ とのできる薬を設計することが可能になる。
本発明を下記実施例によりさらに詳しく説明するが、これらは本発明を限定する ことを意図するものではない。
コモンウエルス・シーラム・ラボラトリーズ(Commonwealth 5e rua LaboratoriesXパークビル、オーストラリア)からダニを 購入した。
ダーマトファゴイデス・ファリネcDNA2gtllライブラリーの構築生きた ダーマトファゴイデス・ファリネからポリアデニル化mRNAを単離し、キット (アマーンヤム・インターナショナル(Amersham I nternat ional)、パックス)を用いたRNaseH法(ガブラー(Gubler、  V、 )およびホフマン(B、J、Hoffman)、G ene、25 :  263〜269(1983))によりcDN、Aを合成した。
EcoRIリンカ−(二ニー・イングランド・バイオラブズ(New Engl and Bi。
1abs)、ベバリー、マサチューセッツ州)を加えた後、上記cDNAをアル カリホスファターゼ処理2g111アーム(プロメガ(Promega)、マジ ソン、ライスコンシン州)にライゲートした。ライゲートしたDNAをパッケー ジングし、大腸菌Y1090(r−)中にブレーティングして2X10’組換え 体のライブラリーを得た。
ダーマトファゴイデス・ファリネcDNA λgtllライブラリーからのDe rf I cDNAクローンの皇離 ライブラリーのスクリーニングは、位置指定突然変異誘発(チュア(Chua、 K。
Y、)ら、J、Exp、Med、、 16ユ: 175〜182(1988)) によりアミノ酸残基−1と1との間および残基116と117との間に2つのB amHI制限部位7からなる2つのプローブとハイブリダイズさせることにより 行った。これらプローブをニックトランスレージコンにより3jlpで放射性標 識した。ファージを15Qmmペトリ皿当たり20.000pfuにてブレーテ ィングし、プラークをニトロセルロースに移しくシュライヒヤー・アンド・シュ ル(Schleicher and 5chull)、ダッセル、FRG)、変 性し、焼き付けた(マニアチスら、モレキユラー・クローニングニア・ラボラト リ−・マニュアル、コールドスプリングノー−バーラボラトリ−プレス(198 2))。50%ホルムアミド15XSSCE/lxデンハルト/ポリC(0,1 mg/ml)/ポリU(0,1mg/m+)中、42℃で2時間プレハイブリダ イゼーションを行い、42℃、10’cpm/mlにて一夜ハイブリダイゼーシ ョンを行った。ハイブリダイゼーション後の洗浄は、2X塩化ナトリウムクエン 酸塩(S S C)10.1%ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、0゜5xS SC10,1%SDS、0.1xSSC10,1%SDSで順番に室温にて15 分間行い、最後に0,1xSSC/1%SDS中、50℃にて30分間行った。
λgtll fl cDNAクローンからのDNAの単離λgtll flクロ ーンからのファージDNAの調製を迅速な単離法により行った。清澄化したファ ージプレート溶解液(1ml)を2.5MNaCl中の25%w t / v  o 1ポリエチレングリコール(PEG6000X270μL)と混合し、室温 にて15分間インキュベートした。ついで、この混合物をミクロ遠心管(エッペ ンドルフ、FRG)中で5分間回転させ、上澄み液を除去した。得られたペレッ トを、1mM EDTAおよび100mMNaC]を含有する10mMトリス/ HCI、pH8,0(100μLXTE)中に溶解した。このDNA調製物をフ ェノール/TEで抽出し、フェノール相を100μ] TEで洗浄し、ついでプ ールした水性相をフェノール/TEでさらに2回、リーダー(Leder)フェ ノール(フェノール/クロロホルム/イソアミルアルコール;25:24+1) で2回、クロロホルムで1回抽出し、DNAをエタノールにより沈澱させた。
DNA配列分析のためのクローンを得るため、上記λgtll flファージD NAをEcoRIf19!醇素(ファルマシア、ウプサラ、スウェーデン)で消 化し、得られたDNA挿入物をEcoRI消化M13−由来シーフェンシングベ クターmp18およびm+)19(マニアチスら、モレキュラー・クローニング ニア・ラボラトリ−・マニュアル、コールドスプリングハーバ−ラボラトリ−プ レス(1982))にライゲートした。形質転換は大腸菌TG−1を用いて行い 、シーフェンシングはンークエナーゼバージョン2,0DNAシークエンシング キット(U。
S、 B、、クリーブランド、オハイオ州)を用い、ジデオキシヌクレオチドチ ェインターミネーンヨン法(サンガーら、Proc、Natl、Acad、Sc i、USA、ヱマ:5463〜5467(1977))により行った。
複製連鎖反応(P CR) PCRは、TaqPaqキット(バイオチック・インターナショナル(B 1o techI nternational)、ベントレイ、ワシントン州)および 供給者により推薦される条件を用いたTaqDNAポリメラーゼ法(サイキ(S  aiki、 R,K、)ら、S cience1239:487〜491(1 988))により、1onHの標的DNAおよび10ピコモルのλgtllプラ イマー(二ニー・イングランド・バイオチック、ベバリー、マサチューセッツ州 )を用いて行った。
結果 Derf T cDNAクローンの単離主要なダニアレルゲンであるDerfl を発現する2つのクローンを、旦虹」I cDNAプローブ(ヌクレオチド1− 348および349−857)の両方にハイブリダイズする能力によりダーマト ファゴイデス・ファリネc D N A λgtllライブラリーから単離した 。この方法を採用したのは、アミノ酸シークエンンングによりこれら2つのアレ ルゲン間に高い相同性(80%)が示されたからである(トーツス(Tho+n as、 W、 R,)ら、Advances in the Bioscien cesS14 :139〜147(1989))。このλgtll flクロー ンDNAをEcoRI制限酵素で消化してcDNA挿入物を放出することにより 、3つのDerflcDNA EcoRI断片ニ一つの約800塩基長のもの、 および1対の約150塩基長のものか得られた。Derf I cDNA挿入物 はまた複製連鎖反応(PCR)によりファージDNAから増幅させて約1.1k bのPCR生成物とすることもできた。各Der f I cDNA断片をM1 3−由来シーフェンシングベクターmp18およびmp19中に別々にクローニ ングし、シーフェンシングした。
DNA配列分析 lff1lに示すンークエンシング法を用いてDerf I cDN、Aのヌク レオチド配列を決定した。完全な配列は長さが1084塩基であることが示され 、335−塩基長の5°近位端配列、導かれた分子量が25.191で223ア ミノ酸の全天で配したのは、該天然タンパク質のNH2−末端アミノ酸シークエ ンシングによって得られたデータおよび組換えDerplの予測されたアミノ酸 配列に基づいていた(チュアら、J、Erp、Med、、 16ヱ: 175〜 182(1988))。NH,−末*VOa中のDerf I cDNAの予測 されたアミノ酸配列は、タンパク賀レベルで決定されたものと完全に一致してい た(図2)。
完全な成熟タンパク質は、ヌクレオチド位1007〜1009のTGA停止コド ンで終わる単一のオーブンリーディングフレームによりコードされている。ヌク レオチド位42〜44の最初のATGコドンは、それに続く配列が典型的なシグ ナルペプチド配列をコードするので語釈開始部位であると思われる。
アミノ酸配列分析 ヌクレオチド分析により予測されるアミノ酸配列を図2に示す。成熟旦虹」■お よびDerfIのアミノ酸配列を整合して並べたものに示すように(図3)、こ れら2つのタンパク質の間に高い相同性が観察された。配列相同性分析によると 、以前の通常のアミノ酸シークエンシングにより予測されたように、DerfI タンパク質はp竺」Iタンパク質と81%の相同性を示すことが明らかになつカ テプノンHおよびカテプンンBについて決定した残基に基づいて、Der f  1タンパク質においても保存されていた。その残基は、グルタミン(残基29) 、グリシン、セリンおよびシスティン(残基33〜35)、ヒスチジン(残基1 71)およびアスパラギン、セリンおよびトリプトファン(残基191〜193 X番号はDerflのものである)である。予測される成熟Derflアミノ酸 配列は、53〜55位に可能なN−グリコジル化部位(Asn−Thr −5e r)を含んでおり、該スティンプロテアーゼについてそうであるように(図4) 、Der f Iタンパク質がプレ形およびプロ形の中間体を有していることが 示された。すでに記載したように、位置−98のメチオニン残基は開始メチオニ ンであると思われる。この仮定は、まず第一に、残基−98〜−81からの5゛ 近位端配列が主として疎水性アミノ酸残基からなり(72%)、これはシグナル ペプチドの特徴であることに基づいている()イン・ヘイジン、EMBOJ、、 3:2315〜2323(1984))。第二に、仮定されたプレペプチド(1 8アミノ酸残基)およびプロペプチド(80残基)の長さが他のシスティンプロ テアーゼのプレペプチドおよびプロペプチドの長さと類似している(図4)。調 べたたいていのシスティンプロテアーゼは約120のプレブロエンザイム残基を 有しくそのうち、平均19!を基がシグナルペプチドを形成する)、カテプシン Bは最も小さくて80である(イシド−(I 5hidoh、 K、 )ら、F EBS Letters、 ’l’l旦: 32〜37(1987))。Der fIは、全部で98のプレブロエンザイム残基にてこの範囲に含まれる。
フィン・ヘイジンにより概略が示されたシグナル配列開裂部位の予測法に従うこ とにより、プロエンザイム形成のためのプレDerfI配列からの開裂がAla (−81)とArg(−80)との間にあるシグナルペプチダーゼ開裂部位にて 起こることが提唱される()イン・ヘイジン、Eur、 J、 Biochet 、 133 :17〜21 (1988)およびJ、Mo1.Biochet、 184 : 99〜105(1985))、それゆえ、残基−98から−81の 配列はリーダーペプチドをコードし、DerfIのブロエンザイム部分は残基A rg(−80)から始まり残基Glu(−1)で終わる。
実施例2 DerfnをコードするcDNAの単離および特徴付は材料および方法 アミノ酸配列分析 ム[ユよf1上1ビエニにユニ2ヱy顛乏ヱ亡シL4東yダーマトファゴイデス ・ファリネをコモンウエルス・シーラム・ラボラトリーズ(パークビル、オース トラリア)から購入し、記載に従ってmRN A(ポリアデニル化RNA)を調 製するのに用いた(スチニアート(S tevart、 G、 A、 )および トーツス(W、 R,Thomas)、rnt、Arch、Allergy A ppl、 lm1uno1.、83 : 384〜389(1987))。この mRNAを約0.5μg/μllニー7懸濁し、5μgを用いてRNaseH法 (ガブラーおよびホフマン、Genes 2旦:263〜269(1983)) によりキット(アマ−ジャム・インターナショナル、パックス)を用いてcDN Aを調製した。ヒューン(Huynb)らにより記載された方法(Constr ucting and screening cDNA 1ibraries  in gtl Oand gtl 1. I n;GloverB DNA Cloning vol、 A practical approac h 47〜78頁、IRLプレス、オックスフォード(1985))に従ってE coRIリンカ−(アマ−ジャム、GGAATTCC)を結合させた。ついで、 溶出に0,5Mアルギニン塩基を用いた他はサンプルツクらのプロトコール6. 24(サンプルツクら、モレキュラー・クローニング、ア・ラボラトリ−・マニ ュアル、第2版、コールドスプリング7% −t (−ラボラトリ−プレス(1 989))に従い、DNAをEcoRIで消化し、電気泳動によるアガロースゲ ル精製からDEAE膜(シュライヒヤー・アンド・シ二エル、ダッセル、FRG 、NA−45)中に回収した。ついで、このcDNAをλgtl。
およびλgtll中に2=1のアーム/挿入比にてライゲートした。幾つかをプ ラークライブラリーのためにパッケージングし、アリコートを下記複製連鎖反応 により配列を単離するために保持した。
複製連鎖反応によるDer f II cDNA(Djll離Derf rlc DNAを単離するため、0g3TIのN−末端配列に基づいてオリゴヌクレオチ ドブライマーを調製した。というのは、これら領域においてそれらのアミノ酸配 列が同一であるからである(ヘイマンら、J、Allergy C11n、 I s■Uno1. 、旦3 : 1055〜1087(1989))。ブライv− GGATCCGATCAACTCGATGC−3’を用いた。最初のGGATC CはBamHI部位をコードし、以下の配列GAT、、、はDerplIの最初 の4残基をコードする。
他のプライマーとして、EcoRIクローニング部位の両側にあるλgtllT TGACACCAGACCAACTGGTAATG−3’逆プライマーを用いた (二ニー・イングランド・バイオラブズ、ベバリー、マサチューセッツ州)。2 虹」Hプライマーの設計は、約50〜60%G−Cを有するように、およびコド ンの第三の塩基ではなく、第一または第二の塩基で終わるようにして行った(グ ールド(Gould、 S、 J、)ら、Proc、Natl、Acad、Sc i、86 : 1934〜1938(1989);すv−(SuIIIIer、  R,)およびタウツ(D、 Tautz)、Nucleic Ac1d Re s。
、17:6749(1989))。
PCR反応は、67mMトリス−HCL(pH8,8,25℃)、16.amM (NH4)2S○4.40ttM dNTPs、5mM 2−メルカプトエタノ ール、6uMEDTA、0.2mg/ml ゼラチン、2 m M M g C I !、10ピコモルの各プライマーおよび2単位のTaqポリメラーゼを含有 する25μmの最終反応容量で行った。約0.001μgの標的DNAを加え、 管の中身を混合し、パラフィン油を重層した。管を最初95℃で6分間変性し、 ついで55℃で1分間アニールし、72℃で2分間伸長させた。その後は38サ イクルを、変性を30秒開行い、アニーリングおよび伸長を上記と同様にして行 った。最後の(40回目)サイクルにおいては、伸長反応を10分間に伸ばして 、増幅したすべての生成物が完全長であることを確実にした。N−末端プライマ ーにおけるずれ(vais■atches)を容認するために、アニーリング温 IをオリゴヌクレオチドブライマーのTm(式: Tm=69.3+0641( G+C%) 650/オリゴ長 により決定)よりも意図的にわずかに低く設定 した。
ついで、5μmの反応液を1%アガロースゲル上での増幅バンドについて調べた 。反応混合物の残りをクロロホルムで抽出してパラフィン油をすべて除去し、低 融点アガロースゲル(バイオ−ラド、リッチモンド、カリフォルニア州)上での 増幅生成物の精製の前にエタノール沈澱させた。
PCR生成物のサブクローニング 10mMトリスHCI、10mMMgCl、、50mM NaCL 0.025 mM dNTPおよび1μlのフレノウ酵素を最終容量100μmで含有する反 応液中で、精製PCR生成物の末端を充填した。37℃で15分間反応を行い、 70℃で10分間熱不活化した。この混合物をエタノール沈澱する前にリーダー フェノール抽出した。得られた平滑末端DNAを、0.5M ATP、lxリガ ーゼ緩衡液および1単位のT4リガーゼを含有する反応液中、15℃で24時間 、Sma Iで消化したM13mp1g中にライゲートし、CaCl2法により コンピテントにした大腸11TGI中に形質転換した。形質転換した細胞をL+ Gプレート上にローン(lavn)としてブレーティングし、37℃にて一夜増 殖させた。
シーフェンシングのための一本鎖DNA鋳型の調製単離した白色プラークをオレ ンジスティック(orange 5tick)を用い、2XTYブロス中にI/ 100に希釈したTGI細胞の一夜培養液(2,5m1)中に取り出し、37℃ で6時間増殖させた。培養液をベレット化し、上澄み液を新たな管中に除いた。
この上澄み液の1m]アリコートに270μ】の20%ポリエチレングリコール 、2.5MNaC]を加え、管を室温にて15分間静置させる前に回転撹拌した 。ついで、これを再び回転させ、上澄み液をすべて痕跡なく管から除いた。つい で、ベレットを100μmのIXTE緩衝液中に再懸濁した。少なくとも2回の フェノール:TE油抽出行い、ついでリーダーフェノール抽出を1回行い、CH CLj抽出した。DNAをエタノール中で沈澱させ、最終容量20μmのTE緩 衝液中に再懸濁した。
DNA分析 DNAシークエンシングは、大腸菌TGl中でM13由来ベクターmp18およ びmp19から産生させたDNAおよびT4DNAポリメラーゼ(シークエナー ゼバージョン2,0.USBコーポレーション、クリーブランド、オハイオ州: 制限エンドヌクレアーゼは東洋紡(大阪、日本)からのものであった)を用い、 ジデオキシヌクレオチドチェインターミネーション法(サンガーら、Proc、 Natl。
Acad、Sci、74 : 5463〜5467(1977))により行った 。一般的な手順はすべて標準的な方法によった(サンプルツクら、ア・ラボラト リ−・マニュアル、第2版、コールドスプリングハーバ−ラボラトリ−プレス( 1989))。配列分析はマツクベクターソフトウエア(Mac〜’ector  5oftvareX I B I、ニューヘブン、コネチカット州)を用いて 行った。
するオリゴヌクレオチドブライマー、およびコード部位の両側のλgtll配列 のための逆プライマーを用い、λgtIl中にライゲートしたダーマトファゴイ デス・ファリネcDNAを用いて配列を増幅した。生成物をゲル電気泳動にかけ たときに、約500bpおよび300bpの2つの主要なバンドが得られた。こ れらをM13 mp18中にライゲートし、上記500bp断片を含有する幾つ かのクローンをDNAンークエンシングにより分析した。3つのクローンからは N−末端プライマー端からの配列データが得られ、一つのクローンからは他の方 向からの配列データが得られた。これら2つの方向からの配列データが重複する 部分では、完全な一致が認められた。これらクローンの一つはN−末端プライマ ーから読み始め、一つの塩基の欠失を含んでいて読み取り枠がシフトしていた。
これはコピー上のエラーであると考えられた。というのは、他の2つのクローン ではアレルゲンの最初の20のアミノ酸残基のタンパク質配列と一致していたか らである。
正しい読み取り枠を有し一致したクローンの配列を、推定されるアミノ酸配列と ともに図6に示す。それは、N−グリコノル化部位を有さず計算された分子量が 14.021kDの129残基タンパク質をコードしていた。GenBankデ ータベース(61,0リリース)上で他のタンパク質と比較した場合、相同性は 認められなかった。しかしながら、図9の整合に示す、ジerpHとは88%の アミノ酸残基相同性を示した。16の変化のうち7は保存性であった。保存され た残基にはまた、8.21.27.73および119位に存在するすべてのシス ティンが含まれていた。一般に用いられる酵素のための配列データから得られる 制トはほとんど同一である。
2虹」■、2虹」■、2虹IIおよび2虹fI[をコードする核酸配列におの対 立遺伝子変異のために個々のダニで変化するかもしれないことは当業者により評 伍されるであろう。そのようなヌクレオチド変化およびその結果としてのアミノ 酸多型のすべてが本発明の範囲に含まれる。アミノ酸多型は、興なる2肛」■ク ローンのシーフェンシングの際に発見された。これら冬型は、図11に示当業者 は、通常の実験により本明細書に記載した特定の態様と均等な多くの物を認識し かつ得ることができるであろう。そのような均等物は、下記請求の範囲により包 含される。
Q!!J21 QIJLil Alalis xla Thr )lis Ala Lys XL* Arg  AspTTCACCMOLTCGAACMMTTCMTMCCJAjlAflm TICC)JGCπ^χGC481CGcTcGCTAC491 DpXX−CACAAA?TCTTCTT’TC]ゴ0コ了にテACTCskT CA1ゴ詰−50親水性 親水性 ω〜〜−−0ロo−M〜ω ム〜〜−〇〇ロータ〜ωiの一1ζ0ζA ’−a  ’02繭 ψi−ムζo(1−ロψ0ロロロoOロロQoロ ロooo口50 0ロロロENDOFANNEX フロントページの続き (51) Int、 C1,5識別記号 庁内整理番号Cl2N 15/12 C12P 21102 C8214−4BGOIN 33153 Q 8310 −2J331569 A 9015−2J (72)発明者 チュア、カウーヤン オーストラリア連邦、6061、ウェスターン・オーストラリア、ノラマラ、ム ンジャ・ウェイ・35番 L Fl

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ダーマトファゴイデス・ファリネのタンパク質アレルゲンをコードする単離 DNA、またはダーマトファゴイデス・ファリネのタンパク質アレルゲンの少な くとも一つのエピトーブを含むペプチドをコードする単離DNA、またはダーマ トファゴイデス・ファリネのタンパク質アレルゲンまたはペプチドをコードする 単離DNAにハイブリダイズする単離DNA。
  2. 2.Der f Iをコードする請求項1に記載の単離DNA。
  3. 3.ダーマトファゴイデス・プテロニシヌスのタンパク質アレルゲンをコードす る単離DNA、またはダーマトファゴイデス・プテロニシヌスのタンパク質アレ ルゲンの少なくとも一つのエピトーブを含むペプチドをコードする単離DNA、 またはダーマトファゴイデス・プテロニシヌスのタンパク質アレルゲンまたはペ プチドをコードする単離DNAにハイブリダイズする単離DNA。
  4. 4.Der p Iをコードする請求項3に記載の単離DNA。
  5. 5.ダーマトファゴイデス属のタンパク質アレルゲンの全部または一部をコード する単離DNAであって、図2に示すDer f Iのヌクレオチド配列、図6 に示すDer f 1Iのヌクレオチド配列、および図7に示すDer p I のヌクレオチド配列よりなる群から選ばれたヌクレオチド配列の全部または一部 を有する単離DNA。
  6. 6.ダーマトファゴイデス・ファリネの単離タンパク質アレルゲンまたはダーマ トファゴイデス・ファリネのタンパク質アレルゲンの少なくとも一つのエピトー プを含む単離ペプチド。
  7. 7.該ダーマトファゴイデス・ファリネのタンパク質アレルゲンがDer f  Iである請求項6に記載の単離タンパク質アレルゲンまたは単離ペプチド。
  8. 8.ダーマトファゴイデス・ファリネのタンパク質アレルゲンがDer f I Iである請求項6に記載の単離タンパク質アレルゲンまたは単離ペプチド。
  9. 9.ダーマトファゴイデス・ファリネのタンパク質アレルゲンまたはペプチドを コードする単離DNAにハイブリダイズするDNAによりコードされる単離タン パク質アレルゲンまたは単離ペプチド。
  10. 10.Der f Iのタンパク質アレルゲンまたはペプチドと抗原交差反応性 を有し高い相同性を有するタンパク質アレルゲンまたはペプチド。
  11. 11.機械的または化学的に合成されたか、または請求項1に記載の単離DNA で形質転換された宿主細胞中で産生されたものである、請求項7に記載の単離タ ンパク質アレルゲンまたは単離ペプチド。
  12. 12.Der f Iの単離タンパク質アレルゲンまたはDer f Iのタン パク質アレルゲンの少なくとも一つのエピトーブを含む単離ペプチドであって、 図2に示すDer f Iのヌクレオチド配列の全部または一部を有するDNA によりコードされる単離タンパク質アレルゲンまたは単離ペプチド。
  13. 13.Der f IIの単離タンパク質アレルゲンまたはDer f IIの タンパク質アレルゲンの少なくとも一つのエピトーブを含む単離ペプチドであっ て、図6に示すDer f IIのヌクレオチド配列の全部または一部を有する DNAによりコードされる単離タンパク質アレルゲンまたは単離ペプチド。
  14. 14.Der p Iの単離タンパク質アレルゲンまたはDer p Iのタン パク質アレルゲンの少なくとも一つのエピトーブを含む単離ペプチドであって、 図7に示すDer p Iのヌクレオチド配列の全部または一部を有するDNA によりコードされる単離タンパク質アレルゲンまたは単離ペプチド。
  15. 15.ダーマトファゴイデス・ファリネの単離タンパク質アレルゲンまたはダー マトファゴイデス・ファリネのタンパク質アレルゲンの少なくとも一つのエピト ープを含む単離ペプチドを含有することを特徴とする診断剤。
  16. 16.Der f IIのタンパク質アレルゲンの少なくとも一つのエピトーブ を含む単離ペプチドを含有する請求項15に記載の診断剤。
  17. 17.ダーマトファゴイデス・ファリネのタンパク質アレルゲンがDer f  Iである請求項15に記載の診断剤。
  18. 18.ダーマトファゴイデス・ファリネの単離タンパク質アレルゲンまたはダー マトファゴイデス・ファリネのタンパク質アレルゲンの少なくとも一つのエピト ープを含む単離ペプチドを含有することを特徴とする治療組成物。
  19. 19.Der f IIのタンパク質アレルゲンの少なくとも一つのエピトーブ を含む単離ペプチドを含有する請求項18に記載の治療組成物。
  20. 20.ダーマトファゴイデス・ファリネのタンパク質アレルゲンがDer f  Iである請求項18に記載の治療組成物。
  21. 21.図7に記載のアミノ酸配列を有するダーマトファゴイデス・プテロニシヌ スの単離タンパク質アレルゲン、または図7に示すアミノ酸配列の一部を有する ダーマトファゴイデス・プテロニシヌスのタンパク質アレルゲンの少なくとも一 つのエピトーブを含む単離ペプチドをさらに含有する請求項18に記載の治療組 成物。
  22. 22.図7に記載のアミノ酸配列を有するダーマトファゴイデス・プテロニシヌ スの単離タンパク質アレルゲン、または図7に示すアミノ酸配列の一部を有する ダーマトファゴイデス・プテロニシヌスのタンパク質アレルゲンの少なくとも一 つのエピトーブを含む単離ペプチドを含有することを特徴とする治療組成物。
  23. 23.ダーマトファゴイデス・ファリネ種の家塵ダニに対する個体の感受性の治 療方法であって、該個体にDer f I、Der f IIまたはそれらの組 合せの単離タンパク質アレルゲンを治療学的有効量で投与することを特徴とする 方法。
  24. 24.ダーマトファゴイデス・ファリネ種の家塵ダニに対する個体の感受性の治 療方法であって、該個体にDer f I、Der f IIまたはそれらの組 合せの単離ペプチドであって該タンパク質アレルゲンの少なくとも一つのエピト ーブを含むものを充分量で投与することを特徴とする方法。
  25. 25.ダーマトファゴイデス・ファリネ種の家塵ダニに対する個体の感受性の検 出方法であって、該個体にダーマトファゴイデス・ファリネの単離タンパク質ア レルゲンまたはダーマトファゴイデス・ファリネのタンパク質アレルゲンの少な くとも一つのエピトーブを含む単離ペプチドを充分量で投与し、ついで該個体に おいて該タンパク質アレルゲンに対するアレルギー応答が起こるかどうかを決定 することを特徴とする方法。
  26. 26.ダーマトファゴイデス・ファリネのタンパク質アレルゲンがDer f  IまたはDer f IIである請求項25に記載の方法。
  27. 27.ダーマトファゴイデス・ファリネ種の家塵ダニに対する個体の感受性の検 出方法であって、血液成分がDer f IまたはDer f IIと結合する のに適当な条件下で該個体の血液試料を単離Der f I、Der f II またはDer f IとDerf IIの両方と混合し、ついでそのような結合 が起こる程度を決定することを特徴とする方法。
  28. 28.家塵ダニ感受性の個体に投与した場合に該個体に家塵ダニに対するアレル ギー応答を引き起こす、ダーマトファゴイデス属の修飾タンパク質アレルゲンま たはダーマトファゴイデス属のタンパク質アレルゲンの修飾ペプチド。
  29. 29.ダーマトファゴイデス属のタンパク質アレルゲンがDer f Iまたは Der f IIである請求項28に記載の修飾タンパク質アレルゲンまたは修 飾ペプチド。
  30. 30.ダーマトファゴイデス・プテロニシヌスの単離タンパク質アレルゲンまた はダーマトファゴイデス・プテロニシヌスのタンパク質アレルゲンの少なくとも 一つのエピトーブを含む単離ペプチドであって、図11に示すDer p iの アミノ酸配列の全部または一部を有する単離タンパク質アレルゲンまたは単離ペ プチド。
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