JPH0650080Y2 - エンコーダの信号伝送回路 - Google Patents

エンコーダの信号伝送回路

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JPH0650080Y2
JPH0650080Y2 JP14941288U JP14941288U JPH0650080Y2 JP H0650080 Y2 JPH0650080 Y2 JP H0650080Y2 JP 14941288 U JP14941288 U JP 14941288U JP 14941288 U JP14941288 U JP 14941288U JP H0650080 Y2 JPH0650080 Y2 JP H0650080Y2
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JP
Japan
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signal
gate
transmission line
phase
output
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JP14941288U
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慎治 小林
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は90°位相がずれた2相信号を発生するエンコー
ダに用いる信号伝送回路に関するものである。
〈従来の技術〉 2相信号を発生するエンコーダに用いる信号伝送回路と
しては、従来、第11図に示すものがあった。図で、1は
90°位相がずれたA相とB相の2相信号を発生するエン
コーダ、2は2相信号を受け、これらの信号の位相関係
からアップパルスとダウンパルスを生成する変換回路で
ある。アップパルスとダウンパルスは、例えば、エンコ
ーダの検出対象がモータである場合は、モータが時計方
向に回転したときにアップパルスが発生し、反時計方向
に回転したときにダウンパルスが発生する。これらのア
ップパルスとダウンパルスはカウンタに与えられ、モー
タの制御部はこのカウントをもとにモータの回転を制御
する。
〈考案が解決しようとする課題〉 このような回路で、A相信号とB相信号の伝送線L1とL2
が断線していない正常時には、各信号のタイムチャート
は第12図に示すようになり、一定周期でアップパルスが
発生する。
ところが、伝送線L2が断線したときは、第13図に示すよ
うに、プルアップ抵抗によりB相信号はハイレベルにホ
ールドされる。これによって、アップパルスとダウンパ
ルスが交互に発生する。従って、実際の制御対象の動き
とパルス信号の対応がとれなくなり、制御対象の誤動
作、暴走等が発生するという問題点があった。
本考案はこのような問題点を解決するためになされたも
のであり、エンコーダが発生する2相信号の伝送線に断
線が生じても、断線部分の信号を復元して正しい2相信
号を出力できるエンコーダの信号伝送回路を実現するこ
とを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、 90°位相がずれた2相信号を発生するエンコーダの出力
を伝送線を介して受け、この2相信号の位相関係をもと
にアップパルスまたはダウンパルスを発生するエンコー
ダの信号伝送回路において、 前記2相信号を伝送する第1及び第2の伝送線と、 2相信号の排他的論理和をとる第1のゲートと、 この第1のゲートの出力を伝送する第3の伝送線と、 前記第1の伝送線と第3の伝送線の伝送信号の排他的論
理和をとる第2のゲートと、 前記第2の伝送線と第3の伝送線の伝送信号の排他的論
理和をとる第3のゲートと、 前記第1の伝送線及び第2の伝送線の伝送信号と、前記
第2のゲート及び第3のゲートの出力信号をもとに、伝
送線の断線の有無を検出し、断線箇所によっては前記第
2または第3のゲートにより復元した信号を用いて2相
信号を発生する断線検出回路、 を具備したことを特徴とするエンコーダの信号伝送回路
である。
〈作用〉 このような本考案では、送信側では、エンコーダからの
2相信号とこの2相信号の排他的論理和をとった信号を
3本の伝送線で送信し、受信側では、受信信号と、受信
信号を論理演算した信号を用いて断線検出と信号の復元
を行い、断線が生じても正しい2相信号を出力する。
〈実施例〉 以下、図面を用いて本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例の構成図である。第1図で第
11図と同一のものは同一符号を付ける。
図で、3はエンコーダ信号送信回路、4はエンコーダ信
号受信回路である。
エンコーダ信号送信回路3で、31はエンコーダ1が発生
するA相信号とB相信号の排他的論理和をとるゲートで
ある。
51,52,53はエンコーダ信号送信回路3の信号をエンコ
ーダ信号受信回路4に伝送する伝送線であり、それぞれ
A相信号、ゲート31の出力信号C、B相信号を伝送する
ものである。
エンコーダ信号受信回路4で、41は伝送されたA相信号
と信号Cの排他的論理和をとるゲート、42は伝送された
B相信号と信号Cの排他的論理和をとるゲートである。
43はA相信号及びB相信号と、ゲート41,42の出力信号D
1,D2をもとに、伝送線の断線検出と信号の復元を行う
断線検出回路である。
このように構成した回路の動作を説明する。
正常動作時すなわち伝送線に断線が生じていない場合
は、エンコーダ信号受信回路4における信号のタイムチ
ャートは第2図のようになる。この場合は、信号D2とD1
はA相信号とB相信号と等しくなる。これによって、断
線が生じていないことが検出される。このときは、断線
検出回路43はA相信号とB相信号をそのまま出力する。
伝送線51が断線している場合と伝送線53が断線している
場合は、タイムチャートはそれぞれ第3図と第4図のよ
うになる。これらの場合は、断線部分の信号はハイレベ
ルにホールドされて、信号D2とD1はA相信号とB相信号
と一致しなくなり、これによって断線が検出される。
第3図の場合は、B相信号は信号CによA相信号を復元
する。また、第4図の場合は、A相信号と信号Cにより
B相信号を復元する。断線検出回路は復元した信号を含
んだ2相信号を出力する。
伝送線52が断線している場合は、タイムチャートは第5
図のようになる。この場合も信号Cがハイレベルにホー
ルドされ、信号D2とD1はA相信号とB相信号と一致しな
くなることによって断線が検出される。この場合は、A
相信号とB相信号の伝送線は断線していないため、断線
検出回路43はA相信号とB相信号をそのまま出力する。
このようにして、受信信号の比較により、断線の有無と
断線箇所が検出され、断線箇所によっては他の信号をも
とに復元した信号を用いて2相信号を出力する。
断線検出回路43については機能的な説明を行い、その具
体的構成については詳述しなかったが、断線検出回路43
は、ゲート、フリップフロップ等の公知な論理回路を用
いて容易に実現される。
第6図は断線検出回路43の具体的構成例を示した図であ
る。
第6図において、431,432及び433はアンドゲートで、A
相信号、B相信号、信号C、またはこれらの信号の反転
信号について論理積をとる。
434,435,及び436はフリップフロップで、電源投入時に
出力信号D6,D7及びD8がクリアされ、アンドゲート431,
432及び433の出力信号D3,D4及びD5の立ち上がりで出力
信号D6,D7及びD8がそれぞれセットされる。フリップフ
ロップ434,435,及び436の出力信号D6,D7及びD8は断線
検出信号となる。この断線検出信号は、例えば、外部に
断線の有無を知らせるため等に用いられる。
437はセレクタで、フリップフロップ434の出力信号D6
セレクト信号として、セレクト信号がハイレベルの場合
はゲート42の出力D2を選択して出力し、ローレベルの場
合はA相信号を選択して出力する。438はセレクタで、
フリップフロップ435の出力信号D7をセレクト信号とし
て、セレクト信号がハイレベルの場合はゲート41の出力
D1を選択して出力し、ローレベルの場合はB相信号を選
択して出力する。セレクタ437及び438の出力D9及びD10
は変換回路2に与えられる。
このように構成した断線検出回路43の動作を説明する。
第7図〜第10図は各信号のタイムチャートである。
正常動作時すなわち伝送線に断線が生じていない場合
は、各信号のタイムチャートは第7図のようになる。こ
の場合は、アンドゲート431,432及び433の出力信号D3
D4及びD5はいずれもローレベルになったままである。こ
れにより、フリップフロップ434,435,及び436の出力信
号D6,D7及びD8も全てローレベルになったままである。
従って、セレクタ437及び438はそれぞれA相信号及びB
相信号を選択して出力する。
伝送線51が断線している場合は、各信号のタイムチャー
トは第8図のようになる。この場合は、アンドゲート43
2と433の出力信号D4とD5はローレベルになったままであ
るが、アンドゲート431の出力信号D3にはハイレベルの
部分ができる。このハイレベルの部分によりフリップフ
ロップ434がセットされ,出力信号D6がハイレベルにな
る。これにより、セレクタ437はゲート42の出力D2を選
択して出力し、セレクタ438はB相信号を選択して出力
する。ゲート42の出力D2は、B相信号と信号Cとから復
元したA相信号である。
伝送線53が断線している場合は、各信号のタイムチャー
トは第9図のようになる。この場合は、アンドゲート43
1と433の出力信号D3とD5はローレベルになったままであ
るが、アンドゲート432の出力信号D4にはハイレベルの
部分ができる。このハイレベルの部分によりフリップフ
ロップ435がセットされ,出力信号D7がハイレベルにな
る。これにより、セレクタ437はA相信号を選択して出
力し、セレクタ438はゲート41の出力D1を選択して出力
する。ゲート41の出力D1は、A相信号と信号Cとから復
元したB相信号である。
伝送線52が断線している場合は、各信号のタイムチャー
トは第10図のようになる。この場合は、アンドゲート43
1と432の出力信号D3とD4はローレベルになったままであ
るが、アンドゲート433の出力信号D5にはハイレベルの
部分ができる。このハイレベルの部分によりフリップフ
ロップ436がセットされ,出力信号D8がハイレベルにな
る。出力信号D3とD4はローレベルになったままであるた
め、セレクタ437及び438は第7図の場合と同様にそれぞ
れA相信号及びB相信号を選択して出力する。また、ハ
イレベルになった出力信号D8により伝送線52が断線した
ことが外部に通知される。
このような断線検出回路43は、伝送線51,52,53のいず
れか1本が断線した場合を検出することを前提としてい
て、同時に2本以上断線した場合は検出できない。
〈効果〉 本考案によれば、送信側では、2相信号と2相信号の排
他的論理和をとった信号を3本の伝送線で送信し、受信
側では、受信信号と、受信信号を論理演算した信号を用
いて断線検出と信号の復元を行っている。これによっ
て、エンコーダの信号線に断線が生じても、正しい信号
が伝送されるため、エンコーダに直結されている機器の
誤動作や暴走を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成図、第2図〜第5図は
第1図の回路の動作説明図、第6図は断線検出回路の具
体的構成例を示した図、第7図〜第10図は第6図の回路
の動作説明図、第11図は従来におけるエンコーダの信号
伝送回路の構成例を示した図、第12図及び第13図は第11
図の回路の動作説明図である。 1……エンコーダ、2……変換回路、31……第1のゲー
ト、41……第2のゲート、42……第3のゲート、43……
断線検出回路、51……第1の伝送線、52……第3の伝送
線、53……第2の伝送線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】90°位相がずれた2相信号を発生するエン
    コーダの出力を伝送線を介して受け、この2相信号の位
    相関係をもとにアップパルスまたはダウンパルスを発生
    するエンコーダの信号伝送回路において、 前記2相信号を伝送する第1及び第2の伝送線と、 2相信号の排他的論理和をとる第1のゲートと、 この第1のゲートの出力を伝送する第3の伝送線と、 前記第1の伝送線と第3の伝送線の伝送信号の排他的論
    理和をとる第2のゲートと、 前記第2の伝送線と第3の伝送線の伝送信号の排他的論
    理和をとる第3のゲートと、 前記第1の伝送線及び第2の伝送線の伝送信号と、前記
    第2のゲート及び第3のゲートの出力信号をもとに、伝
    送線の断線の有無を検出し、断線箇所によっては前記第
    2または第3のゲートにより復元した信号を用いて2相
    信号を発生する断線検出回路、 を具備したことを特徴とするエンコーダの信号伝送回
    路。
JP14941288U 1988-11-16 1988-11-16 エンコーダの信号伝送回路 Expired - Lifetime JPH0650080Y2 (ja)

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JPH0270298U JPH0270298U (ja) 1990-05-29
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