JPH064987Y2 - 複数穴の穿孔装置 - Google Patents

複数穴の穿孔装置

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JPH064987Y2
JPH064987Y2 JP14598389U JP14598389U JPH064987Y2 JP H064987 Y2 JPH064987 Y2 JP H064987Y2 JP 14598389 U JP14598389 U JP 14598389U JP 14598389 U JP14598389 U JP 14598389U JP H064987 Y2 JPH064987 Y2 JP H064987Y2
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源吉 近藤
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石川工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はパイプ及び断面U型、C型形状のワークの外周
の所定の位置に複数個の穴を穿孔実施する穴打ち抜き装
置に関係する。
[従来の技術] パイプ及び断面U型、C型形状のワークの外周の所定の
位置に複数個の穿孔を実施するには、例えばワークがパ
イプの場合、まずパイプの外周に穿孔位置を罫書き、ボ
ール盤または手持ち電動ドリルを用いて機械加工により
穿孔を実施しているが、一回に1箇所の穿孔実施であり
複数個の穿孔を実施するには複数回の工程が必要となる
ので手数が掛かり、かつ穴位置の精度が低い欠点があ
る。
また別の方法として、プレス加工に於けるパンチで穴を
打ち抜く方法がある。例えばパイプの外周に3個の穴を
穿孔実施する場合、第2図に示すように、まずパイプ外
周の第一の位置に第一の穴を打ち抜く工程(イ)と前記第
一の穴を基準としてパイプ外周の第二の位置に第二の穴
を打ち抜く工程(ロ)と前記第一の穴を基準としてパイプ
外周の第三の位置に第三の穴を打ち抜く工程(ハ)を実施
する。つまり3組の型を用い3回の打ち抜き工程で穿孔
実施する。プレス加工によりパイプ外周に複数個の穴を
打ち抜き穿孔実施するには一般に穿孔数と同数の型数と
同数の工程数で実施するので、手数が増大している。断
面U型、C型形状のワークの外周に複数個の穴をプレス
加工により打ち抜き穿孔実施する場合も、同様に加工工
程数が多く手数が増大している。
このようにバイプ及び断面U型、C型形状のワークの外
周の所定の位置に複数個の穴を穿孔実施するには、従来
の技術に於いては多くの手数が掛かり、また機械加工の
場合は更に穴位置の精度が低い欠点がある。
[考案が解決しようとする問題点] パイプ及び断面U型、C型形状のワークの外周の所定の
位置に複数個の穴を穿孔実施する場合、従来の技術に於
いては前述したように工程数が増大し、手数が掛かると
いう不利な点がある。また機械加工の時には更に穴位置
の精度が低い欠点がある。従来技術のこのような不利な
点及び欠点に鑑み、本考案は複数個の穿孔に於いて高い
穴位置精度を確保し、かつ1工程で同時に複数個の穴を
穿孔実施し、前述のような不利な点及び欠点を完全に解
決する装置を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 例えばパイプ外周の所定の3箇所にそれぞれ1個の穴を
穿孔実施するような場合、第1図に示すように上型30に
はパンチホルダ2を介して1次パンチ3が垂設されてお
り、上型30の下降に伴って1次パンチ3が下降し、ワー
ク保持型5の上部に固設してあるポタンダイ6と協同作
用して、ワーク1を穿孔実施する共に、ワーク1の切り
屑を挟んだままボタンダイ6の穴に抱持されている上部
ガイド8を押圧する。能動カム7は上部ガイド8と一体
をなしているので下部ガイド9がワーク保持型の中を摺
動下降しようとし、摺動カム面A10で従動カムA12を押
圧し、従動カムA12に固設してある2次パンチA16は下
型24に固設してあるボタンダイA20と協同作用しワーク
1を穿孔実施する。なお従動カムA12はワーク1の所定
の位置に2次パンチA16を作動するようにワーク保持型
5に対して位置及び傾斜を設定し、位置の精度を高めて
設置されてあるので、ワーク1の所定の位置に高い精度
で穿孔実施される。
また能動カム7は摺動カム面B11で従動カムB14を押圧
し、従動カムB14に固設してある2次パンチB17は下型
24に固設してあるボタンダイB21と協同作用し、対応す
るワーク1を穿孔実施する。この場合も従動カムB14は
ワーク1の所定の位置に2次パンチB17を作動するよう
にワーク保持型5に対して位置及び傾斜を設定し、位置
の精度を高めて設置されてあり、ワーク1の所定の位置
に高い精度で穿孔が実施される。このように複数個の穴
を穴位置の精度を高く保持して1工程で同時に穿孔実施
するものであり、従来技術の不利な点及び欠点を完全に
解決することが出来る。
以上はパイプ外周に3個の穴を穿孔実施をする場合の説
明であるが、穿孔数を更に増加する場合は従動カムの個
数及び2次パンチの個数を増加する。しかし本考案に於
いては穿孔実施する穴数の増加には限界があることは当
然であり、ワーク保持型の中に従動カムを配列可能の個
数により制限される。
なおまた断面U型、C型形状のワークの外周の所定の位
置に穴を穿孔実施する場合も本考案は適用出来るもので
ある。
一般に本考案は1次パンチの押圧により、能動カム及び
従動カムを介して複数の2次パンチを応動させ、前記1
次パンチ及び前記2次パンチにより、ワークの外周の所
定の位置に1工程で同時に複数個の穴の穿孔実施を可能
とするものであり、かつ各2次パンチの位置精度を確保
し穴位置の精度を高めることが可能であり、従来技術の
不利な点及び欠点を完全に解決するものである。
[実施例] 次に本考案の1実施例を第1図により説明する。第1図
はパイプの外周に3個の穴を穿孔実施をするプレス打ち
抜き装置の要部で、上型が下降し穿孔実施する直前の状
態を示す縦断面図である。
上型30はパンチプレート26、パンチホルダ2、1次パン
チ3で構成され、1次パンチ3は上型30に垂設されてい
る。またウレタンパット4は1次パンチ3を囲うように
してパンチホルダ2に垂設されてある。
5はワーク保持型であり、ボタンダイ6は前記1次パン
チ3に対向しワーク保持型5の上部に固設されてある。
またワーク保持型5の中に放射状にそれぞれ角度をもつ
3個の空間、第1ホール9′、第2ホール13′、第3ホ
ール15′が設置されてある。
第1ホール9′は第1パンチ3及びボタンダイ6と同心
状に設置され、能動カム7の下部ガイド9と摺接する。
また能動カム7は上部ガイド8がボタンダイ6に抱持さ
れ、第1ホール9′の上部のカムストッパ7′に接する位
置まで移動自在である。
また第2ホール13′は従動カムA12を包蔵し第2ホール
13′の側壁面は従動カムA12の側面の従動カムガイド13
と摺接する。従動カムA12には2次パンチA16が固設さ
れ、またばねA18が設置されてある。また能動カム7は
従動カムA12と摺動カム面A10に於いて摺接し、従動カ
ムA12及び2次パンチA16は能動カム7の押圧により第
2ホール13′の中をワーク保持型5の外に向けて滑り出
る方向に移動可能であるが、ばねA18の弾力はその移動
を元に戻す方向に作用する。能動カム7に1次パンチか
らの押圧が作用しない時には従動カムA12及び2次パン
チAはばねA18の弾力により押し戻され、能動カム7を
ストッパ7′に当接する位置まで押し上げ、能動カムの
上端27及び2次パンチAの下端28をワーク保持型5の外
周と同一面レベルに整合させる。
また第3ホール15′は従動カムB14を包蔵し第3ホール
15′の側壁面は従動カムB14の側面の従動カムガイドB
15と摺接する。従動カムB14には2次パンチB17が固設
され、またばねB19が設置されてある。また能動カム7
は従動カムB14と摺動カム面B11に於いて摺接し、従動
カムB及び2次パンチB17は能動カム7の押圧により第
3ホール15′の中をワーク保持型5の外に向けて滑り出
る方向に移動可能であるが、ばねB19の弾力はその移動
を元に戻す方向に作用する。能動カム7に1次パンチに
よる押圧が作用しない時には従動カムB14及び2次パン
チB17はばねB19の弾力で押し戻され、能動カム7をス
トッパ7′に当接するまで押し上げ、能動カムの上端27
及び2次パンチBの下端29をワーク保持型5の外周と同
一面レベルに整合させる。
24は下型であり下型ホルダ25に載置される。下型24の上
面には2次パンチA16及び2次パンチB17と対向する位
置にそれぞれボタンダイA20及びボタンダイB21が固設
され、またワークの切り屑排出路22がそれぞれに設置さ
れてある。
このような構成に於いて、プレート装置(図外)により
上型30の上昇に伴って、ワーク保持型5がダイクッショ
ン(図外)の作用により下型から離れて上昇する。ワー
ク保持型5は片側支持構造(図外)であるからワーク1
をワーク支持型5の解放側から差し入れ、所定の位置に
セットする。前記プレス装置により上型30が下降する
と、ウレタンパット4がワーク1を挟んでワーク保持型
5を押し下げ下型24の所定の位置に着座させる。更に上
型30が降下し、ウレタンパット4はワーク1及びワーク
保持型5を下型24に圧迫拘束する。更に上型30が下降す
ると、1次パンチ3はワーク1を強圧し、ボタンダイ6
との協同作用によりワーク1を穿孔実施すると共に、能
動カムの上端27との間に前記ワークの切り屑を挟んだま
ま能動カム7を押圧し下げようとする。能動カム7は摺
動カム面A10及び摺動カム面B11において従動カムA12
及び従動カムB14を摺動押圧し、ばねA及びばねBの弾
力に抗して従動カムA12及び従動カムB14をそれぞれ第
2ホール13′及び第3ホール15′の中を滑り出させよう
とし、2次パンチA16及び2次パンチB17にそれぞれボ
タンダイA20及びボタンダイB21を協同作用させ、ワー
ク1を穿孔実施させ、ワークの切り屑を切り屑排出路22
に排出落下させる。
次に上型30を上昇させると、1次パンチ3が上昇し能動
カム7を押圧する力が無くなるので、ばねA18及びB19
の弾力は従動カムA12及び従動カムB14を位置復元させ
ると共に、摺動カム面A10及び摺動カム面B11の摺動を
介して能動カム摺動をカムストッパ7′に当接するまで
上昇復元させる。この時1次パンチ3と能動カム上端27
に挟まれていたワークの切り屑はワーク1の穿孔された
穴跡に納まる。またワーク保持型5も下型24から離れて
いるので、ワーク1はワーク保持型5から容易に取り出
し可能になるので、加工終了したワーク1をワーク保持
型より取り出し、ワークに軽い衝撃を与えることにより
前記穴跡に納まっていたワーク切り屑は脱落するので、
第3図に示すような加工品を容易に得ることが出来る。
以上は本考案によりパイプに3個の穴を穿孔実施する場
合の実施例について説明したが、本考案は断面U型、C
型形状ワークに対しても適用可能である。
[考案の効果] 本考案はパイプ及び断面U型、C型形状のワークの外周
の所定の位置に複数個の穴を穿孔実施する穴打ち抜き装
置に関し、従来の技術のように多くの工程数を必要とせ
ず、複数個の穴を1工程で同時に穿孔実施でき、従って
所要型数の減少及び所要工数の減少などにより製品価格
を低減することができ、かつ穴位置精度の高い製品を得
ることが出来るので本考案の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による実施例であり、パイプの外周に3
個の穴を穿孔実施するプレス打ち抜き装置の要部で、上
型が下降した穿孔実施する直前の状態を示す縦断面図、
第2図は従来技術に於けるプレス加工による打ち抜き装
置の各工程を説明する要部断面図、第3図は第1図の実
施例によるパイプの加工状態を示す斜視図である。 1……ワーク、2……パンチホルダ 3……1次パンチ、5……ワーク保持型 6……ボタンダイ、7……能動カム 9′……第1ホール、12……従動カムA 13′……第2ホール、14……従動カムB 15′……第3ホール、16……2次パンチA 17……2次パンチB、18……ばねA 19……ばねB、20……ボタンダイA 21……ボタンダイB、22……切り屑排出路 24……下型、25……下型ホルダ 26……パッキングプレート 30……上型(構成部材パンチホルダ2、1次パンチ3、
パッキングプレート26の総称)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ及び断面U型、C型形状のワークの
    外周に穿孔作動する装置に於いて、パンチホルダ(2)
    を介して垂設された1次パンチ(3)を有する上型(30)
    と下型(24)との中間に位置するワーク保持型の上面に、
    前記1次パンチに対向させてボタンダイを固設し、さら
    に前記ワーク保持型には前記1次パンチの押圧により作
    動する能動カムと該能動カム(7)の作動により、該能
    動カムに押圧されワークの穿孔部方向にそれぞれ応動す
    る複数の従動カムA,B,…(12,14,…)を設けると共
    に、該複数の従動カムA,B,…には、それぞれ2次パ
    ンチA,B,…(16,17,…)をその刃先をワークのそ
    れぞれの穿孔部に対向させて固定すると共に、前記能動
    カム(7)の押圧による前記複数の従動カムA,B,…
    の応動に反発付勢するばねA,B,…(18,19,…)を
    設置し、下型には前記それぞれの2次パンチに対向させ
    てボタンダイを固設してなる複数個の穴を同時に穿孔作
    動する装置。
JP14598389U 1989-12-20 1989-12-20 複数穴の穿孔装置 Expired - Lifetime JPH064987Y2 (ja)

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