JP2513808B2 - プレス型装置 - Google Patents

プレス型装置

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JP2513808B2
JP2513808B2 JP24487488A JP24487488A JP2513808B2 JP 2513808 B2 JP2513808 B2 JP 2513808B2 JP 24487488 A JP24487488 A JP 24487488A JP 24487488 A JP24487488 A JP 24487488A JP 2513808 B2 JP2513808 B2 JP 2513808B2
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die
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cam
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之仁 細野
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は板材に多数の被加工部を所定のピッチ間隔で
加工するプレス型装置に関する。
(従来の技術) 第4図に示すように、板材1に被加工部として例えば
ジグザグ状に配列された孔2を所定のピッチ間隔Pをも
って多数明けるためのプレス型において、全ての穴2を
一度に打抜こうとすると、ダイス穴間及びピン状のポン
チ間の間隔が非常に狭くなり、その結果、型の強度が低
下して破損する虞がある。
このため、従来では、第4図に斜線を付して示すよう
に1列おきの孔2に対応してダイス穴及びピン状のポン
チを設けたプレス型を2台用意し、そして各プレス型で
孔2を一列おきに打抜くようにし、この2度の打抜きに
より全ての孔2を明けるようにしていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のように2台のプレス型を使用し
て2回に分けて加工するのでは、設備費が高く、生産性
にも劣る。
そこで、プレス型は1台とし、1回目の打抜き後に板
材1を移動装置により孔2のピッチP相当分だけ移動さ
せて2回目の打抜きを行うようにすることが考えられる
が、これとても板材1を移動させるためには、駆動源を
備えた専用の移動装置を必要とし、やはり設備費が高く
なってしまう。
本発明はこのような問題を解消するためになされたも
ので、その目的は、1台のダイスとポンチの組合わせで
済み、しかも板材を被加工部のピッチ相当分だけ移動さ
せるために駆動源を備えた専用の装置を別に設ける必要
のないプレス型装置を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本発明のプレス型装置
は、可動型及び固定型のうち一方の型及び他方の型に夫
々設けられ可動型の一動作により板材に被加工部を1ピ
ッチおきに加工するポンチ及びダイスを設け、可動型側
につめ部材を設け、固定型側に可動型の一動作ごとにつ
め部材により所定角度ずつ回転されるラチェット車を設
け、このラチェット車により駆動され該ラチェット車の
前記所定角度ずつの回転により前記板材を前記被加工部
の1ピッチ分だけ移動させる動作と移動前の元位置に戻
す動作とを交互に行うカム機構を設けたものである。
(作用) 可動型が一動作すると、固定型側にセットされた板材
に被加工部が1ピッチおきに加工される。そして、この
可動型の一動作によりつめ部材がラチェット車を所定角
度だけ回転させる。すると、カム機構により板材が被加
工部の1ピッチ分だけ移動され、次の可動型の一動作に
より板材に前回明けられた被加工部間に位置する被加工
部が加工される。
(実施例) 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
尚、この実施例は板材1に被加工部として第4図に示す
ようなジグザグ状に配列された孔2を所定のピッチ間隔
をもって明ける場合に適用したものである。
まず、第1図により型構成を説明するに、プレスのベ
ッド3には固定型4が設けられ、ラム5には可動型6が
設けられている。固定型4は、ホルダー7にダイス穴8a
を有したダイス8を設けて構成され、また可動型6は、
ホルダーベース9にピン状のポンチ10を有したホルダー
11を設けると共に、このホルダー11の下面側にストリッ
パプレート12を設けて構成されている。
孔明けされる板材1はダイス8上にセットされるよう
になっており、このダイス8上には、第2図及び第3図
に示すように、板材1の左右両側から挟むようにして一
対の位置決め板13,14が左右方向にスライド可能に設け
られている。この一対の位置決め板13,14はガイドピン1
5により連結されて一体的に移動するようになってお
り、そのガイドピン15はホルダー7に設けたガイド受部
16により支持されている。
また、第2図及び第3図に示すように、固定型4のホ
ルダー7には、ダイス8の左側に位置してシャフト17が
軸受18により回転可能に支持されている。このシャフト
17には、ラチェット車19が取着されており、このラチェ
ット車19は、外周に45度の角度間隔をもって計8個のつ
め19aを有している。一方、可動型6のホルダーベース
9には、角棒20が取付けられ、この角棒20の下部にラチ
ェット車19のつめ19aに係合するつめ部材21がピン22に
より回動可能に支持されている。このつめ部材21は角棒
20に設けられた押圧子23を介して受ける圧縮コイルばね
24のばね力により矢印A方向に回動付勢されている。そ
して、つめ部材21は、可動型6(ラム5)の一動作(上
下一往復の動作)によりラチェット車19を所定角度回転
させるもので、即ち可動型6が下降する際には、反矢印
A方向に回動してラチッエト車19を回転させることなく
つめ19aを通過し、可動型6が上昇する際には、つめ19a
に係合してラチェット車19を矢印B方向に45度回転させ
るようになっている。尚、25はラチェット車19の反矢印
B方向の回転を防止する逆転防止用ストッパである。
さて、上記のラチェット車19の回転はカム機構26によ
り位置決め板13,14の往復移動に変換される。即ち、第
3図に示すように、シャフト17にはカム27が取着され、
ラチェット車17と一体的に回転するようになっている。
このカム27には45度の角度間隔をもって凹部27aと凸部2
7bとが交互に形成されている。一方、一対の位置決め板
13,14のうち、左側の位置決め板13の外側面にはカム27
に摺接するカムフォロアー28が突設され、また右側の位
置決め板14とホルダー7に立設された座板29との間には
位置決め板13,14を矢印C方向に付勢してカムフォロア
ー28をカム27に圧接させる圧縮コイルばね30が設けられ
ている。そして、カムフォロアー28がカム27の凹部27a
に位置している状態からラチェット車19が45度矢印B方
向に回転すると、カムフォロアー28がカム27の凸部27b
に乗り上げるようになり、このとき位置決め板13,14が
圧縮コイルばね30のばね力に抗して反矢印C方向に移動
する。更に、ラチェット車19が45度矢印B方向に回転す
ると、カムフォロアー28がカム27の凸部27bから凹部27a
に落ち込むようになり、これにより位置決め板13,14が
圧縮コイルばね30のばね力により矢印C方向に移動して
元位置に戻るようになっている。この場合、カム27の凸
部27bの高さは、板材1の孔2のピッチP相当分だけ位
置決め板13,14が矢印C方向及び反矢印C方向に移動す
るような寸法に設定されている。
次に上記構成の作用を説明する。
今、カムフォロアー28がカム27の凹部27aに位置して
いるものとし、この状態において、板材1を一対の位置
決め板13,14間に挿入するようにしてダイス8上にセッ
トする。そして、ラム5により可動型6を下降させる
と、まずストリッパプレート12が板材1をダイス8上に
押圧固定し、この状態でポンチ10とダイス8のダイス穴
8aとの協働により板材1に孔2が第4図に斜線を付して
示すように1ピッチおきに打抜かれる。そして、この固
定型4の下降により、つめ部材21がラチェット車19の1
個のつめ19aを通過し、孔2の打抜き後に可動型6が上
昇する際に、つめ部材21がそのつめ19aに係合してラチ
ェット車19を矢印B方向に45度回転させる。このラチェ
ット車19の回転はシャフト17を介してカム27に伝達され
るため、カム27が45度矢印B方向に回転する。そして、
カムフォロアー28がこのカム27の回転に伴い凸部27bに
乗り上げるようになるため、一対の位置決め板13,14が
孔2のピッチP分だけ反矢印C方向に移動して、板材1
を同ピッチP分だけ反矢印C方向に移動させる。この板
材1がピッチPだけ移動した位置に保持された状態で、
可動型6が再び降下し、前述したと同様にして板材1に
1ピッチおき,即ち前回打抜いた孔2の列間に孔2を打
抜き、これにて板材1に明けるべき全ての孔2が打抜か
れる。この後、可動型6が上昇するが、そのときも前述
したと同様にしてつめ部材21によりラチェット車19が矢
印B方向に45度回転される。このため、カム27が45度回
転し、これにてカムフォロアー28が凸部27bから凹部27a
に落ち込むため、位置決め板13,14が圧縮コイルばね30
のばね力により矢印C方向に孔2の1ピッチP分だけ移
動されて元位置に戻される。そこで、打抜きを終了した
板材1を位置決め板13,14間から取出し、次の板材1を
位置決め板13,14間に挿入するものである。
尚、上記実施例では板材に多数の孔を明ける場合に適
用して説明したが、例えば断面V字形の曲げ加工部を所
定のピッチ間隔で多数形成する場合に適用しても良く、
加工の種類としては打抜きや曲げの他に種々考えられ
る。
[発明の効果] 以上説明したように本発明のプレス型装置によれば、
可動型の一動作により板材に被加工部を1ピッチおきに
加工し、次に板材をその被加工部の1ピッチ分だけ移動
させた状態で可動型を更に一動作させることにより残り
の被加工部を加工するようにしたので、1組の可動型と
固定型とで多数の被加工部を加工でき、しかも被加工部
を加工するために動作する可動型の動きを利用してラチ
ェット車とカム機構とにより板材を1ピッチ分移動させ
ることができるので、駆動源を備えた専用の移動機構を
別途設けなくとも済み、設備費の低減化を図ることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は縦断側
面図、第2図は固定型側の平面図、第3図はカム機構部
分の縦断側面図、第4図は加工される板材の平面図であ
る。 図中、1は板材、2は孔(被加工部)、4は固定型、6
は可動型、8はダイス、10はポンチ、13,14は位置決め
板、17はシャフト、19はラチェット車、21はつめ部材、
26はカム機構、27はカム、28はカムフォロアーである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材に多数の被加工部を所定のピッチ間隔
    をもって加工するものにおいて、可動型及び固定型のう
    ち一方の型及び他方の型に夫々設けられ可動型の一動作
    により前記板材に前記被加工部を1ピッチおきに加工す
    るポンチ及びダイスと、前記可動型側に設けられたつめ
    部材と、前記固定型側に設けられ前記可動型の一動作ご
    とに前記つめ部材により所定角度ずつ回転されるラチェ
    ット車と、このラチェット車により駆動され該ラチェッ
    ト車の前記所定角度ずつの回転により前記板材を前記被
    加工部の1ピッチ分だけ移動させる動作と移動前の元位
    置に戻す動作とを交互に行うカム機構とを具備してなる
    プレス型装置。
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CN110216187A (zh) * 2019-05-30 2019-09-10 厦门市特克模具工业有限公司 高速冲压机械式间歇冲裁机构

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