JPH064987B2 - 蓋体用ロツク装置 - Google Patents

蓋体用ロツク装置

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JPH064987B2
JPH064987B2 JP8513286A JP8513286A JPH064987B2 JP H064987 B2 JPH064987 B2 JP H064987B2 JP 8513286 A JP8513286 A JP 8513286A JP 8513286 A JP8513286 A JP 8513286A JP H064987 B2 JPH064987 B2 JP H064987B2
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正春 松本
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動車のトランクリッド、バックド
ア、テーブルゲート、ボンネット等の蓋体を、軽力で、
静かに、しかも確実に閉じることができるようにした蓋
体用ロック装置に関する。
(従来の技術) 例えば、実開昭58−27457号公報には、トランクリッド
側にロック本体を設け、かつ車体側にストライカを、適
宜の昇降装置により若干昇降し得るように設け、トラン
クリッドを、ロック本体がストライカと噛合する単閉位
置まで閉じると、それ以後は、ストライカが昇降装置に
より、強制的に下降させられて、トランクリッドを全閉
位置まで引き込むようにした蓋体用ロック装置が開示さ
れている。
この装置によると、トランクリッドを締める際に、ゴム
等のシール部材にトランクリッドが当接する前に、ロッ
ク本体をストライカに噛合させることができ、それ以後
は昇降装置により、トランクリッドを全閉位置まで、自
動的に閉めることができるので、以前のように、シール
部材の反発力等に負けないように、トランクリッドを勢
いをつけて閉めたり、又は上から体重をかけて押し下げ
たりすることなく、軽力で、静かに、しかも確実にトラ
ンクリッドを閉じることができるという利点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の装置は、上述のような利点がある反面、次のよう
な問題点がある。
(x)車体側にストライカを移動させる駆動装置を設け、
かつ蓋体側にロック本体及びロック感知スイッチを設け
なければならないので、駆動装置とロック感知スイッチ
とを、蓋体のヒンジ部を挿通させた電線等により電気的
に接続しなければならないので、電気的な配線作業が面
倒である。
(y)大型、大重量のロック本体を車体側に設けなければ
ならないので、蓋体が重くなるとともに、蓋体を開いた
際に、ロック本体が荷物の積み降し作業の妨げとなる。
(z)ストライカを、駆動装置であるねじ杆の上端に固着
して昇降させるようにしてあるだけで、ストライカの昇
降を案内したり、ねじ杆をカバーしたりするものがない
ので、車体の振動によりストライカやねじ杆ががたつい
たり、ねじ杆に雨水や塵芥等が付着して駆動装置が作動
不良や故障を起したりするおそれがあるとともに、万一
の自動車の衝突時等にストライカに蓋体側等から大きな
荷重が掛り、ねじ杆等が折損し、蓋体が開いて、荷物が
車両から飛び出す等の事故が生じるおそれがある。
本発明は、このような問題点を解決した蓋体用ロック装
置を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明においては、上記問題点を解決するため、本体に
開閉自在に設けられた蓋体側に、ストライカを固着し、
かつ前記本体側に、前記ストライカと噛合することによ
り蓋体を拘束するロック本体を前記ストライカの進入方
向とほぼ同一方向に摺動自在に両側方より抱持するよう
にして案内する案内枠を固着するとともに、前記ロック
本体に、該ロック本体とストライカとの噛合状態と、該
噛合の解除状態とを感知するロック感知スイッチを設
け、さらに前記本体側に、前記ロック感知スイッチの噛
合状態感知時に、前記ロック本体をストライカの進入方
向とほぼ同一方向に向けて移動させ、かつ前記ロック感
知スイッチの解除状態感知時に、前記ロック本体をスト
ライカの進入方向とほぼ反対方向に向けて移動させる駆
動装置を設けてある。
(作用) 本発明の蓋体用ロック装置によると、蓋体を、ストライ
カがロック本体と噛合する半閉位置まで閉じると、その
噛合状態をロック感知スイッチが感知して、駆動装置が
作動させられ、ロック本体がストライカの進入方向とほ
ぼ同一方向に向けて移動させられ、それに伴なって、ロ
ック本体と噛合しているストライカを介して、蓋体が全
閉位置まで閉じられる。
したがって、手動操作により、蓋体を半閉位置まで閉じ
るだけで、後は蓋体が自動的に閉じるので、蓋体を軽力
で、静かに、しかも確実に閉じることができる。
蓋体が閉じている状態で、手動操作等により、ロック本
体とストライカとの噛合が解除させられると、その噛合
の解除状態を、ロック解除スイッチが感知して、駆動装
置が上述の場合と逆に作動させられ、ロック本体をスト
ライカの進入方向とほぼ反対方向に移動し、ロック本体
をもとの位置に復帰させ、次回の蓋体の閉止動作に備え
る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を、添付図面に基づいて説明す
る。
(1)は、蓋体である自動車のトランクリッド、(2)は、ト
ランクリッド(1)が開閉自在に枢着されている本体であ
る自動車の車体、(3)は、トランクリッド(1)の後端部下
面中央に固着され、かつそこから下方に向けて、側面形
が上向きコ字状をなして突出するストライカである。
ストライカ(3)に対応する車体(2)の後部中央には、ロッ
ク本体(A)におけるほぼ箱状の摺動体(5)を、上下方向に
摺動自在に両側方より抱持するようにして案内する横断
面形状が概ね 状の案内枠(6)が固着されている。
摺動体(5)及び案内枠(6)の上端から中位部にかけて、ス
トライカ(3)が進入し得る溝(7)が切設されている。
第4図、第6図および第12図に示すように、箱状の摺動
体(5)内には、ストライカ(3)と係合可能な溝(8a)を有す
るラッチ(8)と、このラッチ(8)の回動を拘束するための
ポール(9)とが、前後方向を向く軸(10)(11)をもってそ
れぞれ枢着されている。
ラッチ(8)は、適宜のばね(図示略)をもって、第4図
における時計方向に向けて付勢されており、常時は、第
4図に想像線で示す開放位置に停止しているが、ストラ
イカ(3)が下降してきたとき、溝(8a)がこのストライカ
(3)に噛合した状態で、第4図に破線で示す完全噛合位
置まで回動させられるようになっている。
ポール(9)は、第5図に示す適宜のばね(12)により、第
4図における反時計方向に向けて常時付勢されており、
ラッチ(8)が開放位置にあるときは、第4図に想像線で
示すように、ラッチ(8)における軸(10)を中心とする弧
状の縁部(8b)に先端部が当接するロック解除位置で停止
している。
ラッチ(8)が完全噛合位置まで回転すると、第4図に破
線で示すように、ポール(9)は、先端部がラッチ(8)の溝
(8a)内に突入して、ラッチ(8)の第4図における時計方
向の復帰回動を阻止するようになっている。
第5図に示すように、摺動体(5)の後面を貫通して後方
に突出する(11)の後端部には、ほぼ下方を向くオープン
レバー(13)の上端部が固嵌されている。
オープンレバー(13)は、軸(11)を介してポール(9)と一
体となって回動するようになっており、ポール(9)がロ
ック解除位置のときは、第5図に想像線で示すロック解
除位置に位置し、またポール(9)がロック位置のとき
は、第5図に実線で示すロック位置に位置するようにな
っている。
したがって、ストライカ(3)がラッチ(8)と完全噛合位置
で係合している状態で、オープンレバー(13)をロック位
置からロック解除位置まで、第5図における反時計方向
に回動させることにより、ポール(9)によるラッチ(8)の
拘束を解いて、ストライカ(3)をラッチ(8)から離脱させ
ることができる。
以上のうち、摺動体(5)、ラッチ(8)、ポール(9)、オー
プンレバー(13)等により、ストライカ(3)と噛合して、
トランクリッド(1)の開閉動作を拘束するロック本体(A)
が形成されている。
摺動体(5)の後面中位部には、ロック感知スイッチ(14)
が固着されている。このロック感知スイッチ(14)は、オ
ープンレバー(13)の下部の一側縁より後方に向けて折曲
形成された突片(13a)の下縁に当接する作動片(14a)を備
えており、オープンレバー(13)がロック位置とロック解
除位置にあるときで、接点が切り換わるようになってい
る。
なお、このロック感知スイッチ(14)の電気的作用につい
ては第14図に基づいて後述する。
摺動体(5)の後面上部左側部(以下左右をいうときは、
第5図に示すように、装置を自動車の後方から見た場合
のものをいう。)には、ほぼ上下方向を向くロック解除
レバー(15)の上端部が、前後方向を向く軸(16)をもっ
て、前後方向に若干傾動可能なように枢着されている。
ロック解除レバー(15)は、軸(16)に巻設されたばね(17)
をもって、第5図における時計方向に向けて付勢されて
おり、常時は、上端部より右方に突出する突片(15a)
が、摺動体(5)の後面上部中央より後方に向けて切り起
こされたストッパ(18)の上縁に当接して停止している。
なお、ストッパ(18)の下縁には、オープンレバー(13)が
ロック位置に達したときにこれに当接して停止するよう
になっている。
ロック解除レバー(15)の下端部には、左右方向を向く連
結杆(19)の左端部が、前後方向を向く軸(20)をもって枢
着されており、連結杆(19)の右端部には、オープンレバ
ー(13)の中位部後面に突設されたピン(21)に係合する横
長孔(22)が形成されている。
ロック解除レバー(15)の左側縁中位部には、左方に突出
する突片(15b)が連設されており、この突片(15b)は、後
述する駆動装置(C)により、摺動体(5)が第4図及び第5
図に示す上限位置から、第6図及び第7図に示す下限位
置まで下降させられる途中において、第8図乃至第10図
に示すように、案内枠(6)の後面左部に連設された後方
を向くガイド片(23)の上縁に形成された後下方を向く傾
斜縁(23a)に乗り上がるようになっている(第9図)。
これにより、ロック解除レバー(15)は、突片(15a)がス
トッパ(18)に当接した停止位置のままの状態で下端部が
後方に傾斜し、突片(15b)がガイド片(23)を通過すると
(第10図)、ロック解除レバー(15)は、もとのほぼ垂直
状態に復帰する。
また、摺動体(5)が下限位置から上限位置まで上昇する
途中においては、第11図に示すように、ガイド片(23)の
下端に連設された左下方に傾斜する傾斜片(23b)に、突
片(15b)が摺接することにより、ロック解除レバー(15)
の下端部が右方に揺動させられるとともに、連結杆(19)
がオープンレバー(13)をロック解除位置に押動し、ロッ
ク本体(A)をロック解除状態とし、突片(15b)がガイド片
(23)を通過すると、ばね(17)の付勢力により、ロック解
除レバー(15)はもとの停止位置に復帰するようになって
いる。
上述のロック解除レバー(15)、連結杆(19)、ガイド片(2
3)等により、ロック解除機構(B)が形成されている。
(24)は、オープンレバー(13)の突片(13a)を左右方向に
貫通し、かつ左端が前方に向けて折曲されたロッドで、
このロッド(24)の右端を、案内枠(6)と一体の支持片(2
5)に枢着された中間連結レバー(26)、及びこの中間連結
レバー(26)に連結された別のロッド(27)等を介して、車
体(2)の後端部に設けた車外からのキー操作用のキーシ
リンダ装置(4)(第1図乃至第3図参照)に連係し、そ
のキー操作によって、ロッド(24)を右方に引っ張って、
その左端でオープンレバー(13)をロック解除位置に移動
させることにより、ロック解除し得るようにしてある。
摺動体(5)の後面下部には、公知の反転スイッチ(28)が
固着されている。
この反転スイッチ(28)は、第5図及び第7図に示す作動
片(28a)と同期して連動する可動片(28b)(28c)(第14図
参照)を備えており、摺動体(5)が上限位置に達したと
きに、作動片(28a)が、案内枠(6)に設けられた突片(29)
に当接して、可動片(28b)(28c)が接点(b)から接点(a)
(第14図参照)に切り換えられ、また摺動体(5)が下限
位置に達したとき、作動片(28a)が、案内枠(6)に設けら
れた突片(30)に当接して、可動片(28b)(28c)が接点(a)
から接点(b)に切り換えられるようになっている。
第12図及び第13図に示すように、駆動装置(C)は、案内
枠(6)の下部右側面に固着された正逆回転可能のモータ
(31)と、このモータ(31)の回転軸(31a)と一体的に設け
られ、かつ案内枠(6)内に回転自在に支持された左右方
向を向くウォーム(32)と、案内枠(6)内の下部中央にほ
ぼ垂直軸まわりに回転可能として枢支され、かつウォー
ム(32)と噛合するとともに、中央部に上下方向を向くめ
ねじ孔(33a)が穿設されたウォームホイール(33)と、こ
のウォームホイール(33)のめねじ孔(33a)に螺合し、か
つ上端部が摺動体(5)に結合されたねじ杆(34)とからな
っている。
そして、モータ(31)を正転(その回転方向は予め定めて
おく)させることにより、ウォーム(32)を介して、ウォ
ームホイール(33)を第13図における反時計方向に回転さ
せ、ウォームホイール(33)とねじ杆(34)との螺合関係
で、ねじ杆(34)を下降させ、もって摺動体(5)を上限位
置から下限位置まで下降させることができ、またモータ
(31)を逆転させることにより、上述の逆の作動で、摺動
体(5)を下限位置から上限位置まで上昇させることがで
きるようになっている。
なお、ストライカ(3)とロック本体(A)とが互いに噛合し
ている状態で、摺動体(5)が下限位置に位置したとき、
トランクリッド(1)は車体(2)のトランク部分を完全に閉
塞する全閉位置に保持されるようにしておく。
第14図は、電気回路の一例を示す。
この図において(35)は自動車の運転席近傍に設けたロッ
ク解除用の操作スイッチで、例えば公知の押しボタン式
のスィッチよりなっている。
その他は、上述のロック感知スイッチ(14)、反転スイッ
チ(28)及びモータ(31)等を電気的に示したものである。
(a)及び(b)は各スイッチの接点である。
次に、この回路図に基づいて、装置全体の作用を説明す
る。
第1図に示すように、ストライカ(3)がロック本体(A)か
ら完全に離れる程度にトランクリッド(1)が開いている
ときは、電気回路は第14図に実線で示すように接続され
ている。
すなわち、このとき、ロック本体(A)はロック解除状態
となっているので、オープンレバー(13)はロック解除位
置にあり、ロック感知スイッチ(14)は接点(b)側が閉じ
ており、また摺動体(5)は上限位置にあるので、反転ス
イッチ(28)の各可動片(28b)(28c)は接点(a)側が閉じて
いる。
さらに、操作スイッチ(35)は、操作しないかぎり開いて
いる。
したがって、このときは、モータ(31)には全く通電され
ず、モータ(31)は不作動となっている。
この状態から、トランクリッド(1)を第2図、第4図、
第5図、第8図に示す半閉位置まで閉じると、ストライ
カ(3)が溝(7)内に進入して、ラッチ(8)と噛合し、ラッ
チ(8)を完全噛合位置まで回動させる。
すると、ポール(9)及びオープンレバー(13)が、ばね(1
2)の付勢力により、それぞれロック位置まで回動させら
れ、このオープンレバー(13)の移動により、ロック感知
スイッチ(14)は、接点(b)から接点(a)に切り換えられ
る。
この接点の切り換えにより、プラス装置(+)−ロック感
知スイッチ(14)の接点(a)−反転スイッチ(28)における
可動片(28b)の接点(a)−モータ(31)−可動片(28c)の接
点(a)−マイナス電源(-)よりなる下降回路(イ)が形成さ
れ、モータ(31)が正転して、上述したように摺動体(5)
が上限位置から下限位置に向けて下降させられる。
摺動体(5)が下限位置に達し、トランクリッド(1)が全閉
位置となると、反転スイッチ(28)の作動片(28a)が反転
させられて、各可動片(28b)(28c)の接点(a)が開き、か
つ接点(b)が閉じる。この接点(a)が開くことにより、上
述のモータ(31)を正転させる下降回路(イ)が開き、この
モータ(31)の作動が停止する。
このとき、トランクリッド(1)は全閉位置でロックされ
た状態となる。
この状態で、車内の運転席から操作スイッチ(35)を閉じ
ると、プラス電源(+)−操作スイッチ(35)−可動片(28c)
の接点(b)−モータ(31)−可動片(28b)の接点(b)−マイ
ナス電源(-)よりなる上昇回路(ロ)が形成され、モータ(3
1)が逆転して、摺動体(5)が下限位置から上限位置に向
けて上昇する。
その上昇途中において、上述のロック解除機構(B)の作
用により、ロック本体(A)のロック状態が解除され、ラ
ッチ(8)が図示しないばねの付勢力により開放位置まで
回動させられ、ストライカ(3)はロック本体(A)から離脱
する。
そのときのオープンレバー(13)のロック位置からロック
解除位置への移動により、ロック感知スイッチ(14)は、
接点(b)側に切り換えられ、これによって、今度は、プ
ラス電源(+)−ロック感知スイッチ(14)の接点(b)−可動
片(28c)の接点(b)−モータ(31)−可動片(28b)の接点(b)
−マイナス電源(-)よりなる上限回路(ハ)が形成されるの
で、たとえ操作スイッチ(35)から手を離して、上昇回路
(ロ)が開いたとしても、上昇回路(ハ)により、ロック本体
(A)は引き続き上昇する。
摺動体(5)が上限位置に達すると、反転スイッチ(28)の
作動片(28a)が反転して、可動片(28b)(28c)が接点(a)側
に切り換えられ、上記上昇回路(ロ)及び(ハ)が開かれ、モ
ータ(31)の作動が停止し、回路は第14図に実線で示す元
の状態に復帰するとともに、その他のロック本体(A)等
も最初に説明した状態に復帰する。
上述のトランクリッド(1)が全閉位置でロックされてい
る状態から、操作スイッチ(35)を操作する代わりに、車
外からキー操作により、ロッド(24)を第7図に想像線で
示すように、右方に引っ張ることにより、オープンレバ
ー(13)を機械的にロック解除位置まで回動させると、そ
れと同時にロック本体(A)がロック解除状態となり、ス
トライカ(3)がロック本体(A)から離脱して、トランクリ
ッド(1)が開くとともに、ロック感知スイッチ(14)が接
点(b)側に切り換えられる。
すると、上述の上昇回路(ハ)が形成され、モータ(31)が
逆転して、摺動体(5)が上昇させられる。
この上昇途中において、ロック解除機構(B)が作動して
も、オープンレバー(13)はすでにロック解除位置となっ
ているので、上記上昇回路(ハ)はそのまま維持され、摺
動体(5)は上昇し続ける。
摺動体(5)が上限位置に達すると、上述の場合と同様
に、反転スイッチ(28)の各可動片(28b)(28c)が接点(a)
側に切り換えられることにより、上記上昇回路(ハ)は開
かれ、モータ(31)の作動は停止し、摺動体(5)は上限位
置で停止する。
(変形例) 上述の実施例においては、操作スイッチ(35)の作動によ
り、駆動装置(C)をもってロック本体(A)が上昇させた
り、その上昇途中においてロック解除機構(B)により、
ロック本体(A)のロック状態を自動的に解除させたりす
るようにしてあるが、このような操作スイッチ(35)やロ
ック解除機構(B)等を省略して、本発明を実施すること
もできる。
また、ロック解除機構(B)の代りに、例えば、上述の実
開昭58−27475号公報に開示されているのと同様のアク
チュエータをロック本体(A)に設け、操作スイッチ(35)
により、駆動装置(C)が作動させられるのと同時に、又
はロック本体(A)が予め定めた位置まで上昇した後に、
このアクチュエータにより、オープンレバー(13)が強制
的に回動させられて、ロック解除されるようにしてもよ
い。
(発明の効果) 本発明によると、次のような効果を奏することができ
る。
(a)電線等による電気的接続が必要な駆動装置及びロッ
ク感知スイッチを、ともに車体側に近接して配置できる
ので、電気的な配線作業が容易に行える。
(b)重量が大きいロック本体及びその駆動装置等をすべ
て車体側に設け、蓋体側には、小型軽量のストライカを
単に固着するだけでよいので、蓋体を軽量化し、その開
閉を楽にすることができるとともに、荷物の積み降し作
業を妨げることもない。
(c)ロック本体を両側方より抱持するようにして案内す
る案内枠を本体側に設けたことにより、案内枠がロック
本体のガイドとカバーの両方の役目を果たし、ロック本
体の振動によるがたつきやロック本体内への雨水の侵入
等を防止することができるとともに、万一の自動車の衝
突時等にロック本体を衝撃から防護し、ロック本体の破
損による開蓋、及びそれに伴う人体や荷物の飛び出し等
の事故を未然に防止し、安全性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を自動車のトランクリッドのロック装
置に適用した一実施例を示すもので、トランクリッドが
開いているときの要部の縦断側面図、 第2図は、同じく、トランクリッドを半閉位置まで、閉
じたときの要部の縦断側面図、 第3図は、同じく、トランクリッドを全閉位置まで閉じ
たときの要部の縦断側面図、 第4図は、第2図の状態のロック装置のみを自動車の前
方より見た正面図、 第5図は、第4図の背面図、 第6図は、第3図の状態のロック装置のみを自動車の前
方より見た正面図、 第7図は、第6図の背面図、 第8図は、トランクリッドが半閉位置まで閉じたときの
ロック装置の要部の拡大側面図、 第9図は、第8図示の状態から、ストライカが若干下降
したときの状態を示す、第8図と同様の側面図、 第10図は、第9図の状態からストライカがさらに若干下
降したときの状態を示す、第8図と同様の側面図、 第11図は、ロック本体の上昇途中の状態を示す、第7図
と同様の背面図、 第12図は、一部を省略して、駆動装置の詳細を示す一部
破断背面図、 第13図は、第12図のX−X線横断面図、 第14図は、電気回路の一例を示す回路図である。 (A)ロック本体、(B)ロック解除機構 (C)駆動装置 (1)トランクリッド(蓋体) (2)車体(本体)、(3)ストライカ (5)摺動体、(6)案内枠 (13)オープンレバー、(14)ロック感知スイッチ (15)ロック解除レバー (19)連結杆、(23)ガイド片 (28)反転スイッチ、(31)モータ (35)操作スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体に開閉自在に設けられた蓋体側に、ス
    トライカを固着し、かつ前記本体側に、前記ストライカ
    と噛合することにより蓋体を拘束するロック本体を前記
    ストライカの進入方向とほぼ同一方向に摺動自在に両側
    方より抱持するようにして案内する案内枠を固着すると
    ともに、前記ロック本体に、該ロック本体とストライカ
    との噛合状態と、該噛合の解除状態とを感知するロック
    感知スイッチを設け、さらに前記本体側に、前記ロック
    感知スイッチの噛合状態感知時に、前記ロック本体をス
    トライカの進入方向とほぼ同一方向に向けて移動させ、
    かつ前記ロック感知スイッチの解除状態感知時に、前記
    ロック本体をストライカの進入方向とほぼ反対方向に向
    けて移動させる駆動装置を設けたことを特徴とする蓋体
    用ロック装置。
JP8513286A 1986-04-15 1986-04-15 蓋体用ロツク装置 Expired - Fee Related JPH064987B2 (ja)

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JP8513286A JPH064987B2 (ja) 1986-04-15 1986-04-15 蓋体用ロツク装置

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JPS62244987A JPS62244987A (ja) 1987-10-26
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