JPH0649757Y2 - コンクリート建造物におけるコーナー窓枠 - Google Patents

コンクリート建造物におけるコーナー窓枠

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JPH0649757Y2
JPH0649757Y2 JP4962992U JP4962992U JPH0649757Y2 JP H0649757 Y2 JPH0649757 Y2 JP H0649757Y2 JP 4962992 U JP4962992 U JP 4962992U JP 4962992 U JP4962992 U JP 4962992U JP H0649757 Y2 JPH0649757 Y2 JP H0649757Y2
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JP
Japan
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window frame
corner
concrete
corner window
reinforcing ribs
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JP4962992U
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JPH0610509U (ja
Inventor
卓司 高島
友春 野口
義広 池田
Original Assignee
株式会社タカシマ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コンクリート建造物
における外部の窓枠廻りの構造であって、更に詳しくは
コンクリート建造物の窓枠外部側の角部の面ヅラを正確
に美しく仕上げるためのコーナー窓枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート建造物における窓枠
の構造は木製面木等で構築されるのが普通である。その
構造の要部を図4(a)(b)の側断面図と正面図に示す。窓
枠の四周にベニヤ板21が設けられ、この隅角部に桟木
22が添設され、桟木22から少し離れた位置から横方
向に桟木23、24が窓枠構造物の内部側と外部側に並
設してある。内外部にはそれぞれ内側パネル28と外側
パネル25がベニヤ板21を挟み込むように設けられて
いる。そしてベニヤ板21と外側パネル25との隅部に
三角形断面のコーナー面木26が添設されている。コー
ナー面木26の斜面はコンクリート27と接する面であ
り、コーナー面木26はコンクリート構造物の面取りを
してその角部を綺麗に仕上げるためのものである。な
お、内側パネル28とベニヤ板21との隅部にサッシュ
を組み入れるためのサッシュ控枠29が設けてある。図
中、30は桟木23、24間に架設されたサポート部材
であり、コンクリートの打設時の荷重を支持する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記構成の窓枠廻りに
コンクリート27を打設した場合、コンクリート27の
自重で隅部のベニヤ板21が下方に撓む、いわゆる垂れ
現象を生じる。そのため、コンクリート27の面ヅラが
直線的に正確に、綺麗に仕上がらない。
【0004】また、断面三角形状のコーナー面木26が
木製であるため、水分により曲がったり、木目には方向
性があるため不用意に釘を打つと割れを生じたりする場
合があり、さらに木製であるから腐食し易く、その転用
回数が低い。また剥離性が悪く、セメントののろが付着
し易いため、コンクリートの角部の面ヅラが美しく仕上
がらないという不都合があった。実公昭52-33709号公報
に記載のようなプラスチック製の面木を使用することも
考えられるが、この目的のコーナー面木は部材寸法が小
さく細長いため窓枠の四周に一々取付ける必要があるた
め面倒で手間がかかる。
【0005】本考案の目的は、かかる課題に鑑み、窓枠
のコーナー部分を熱可塑性樹脂製の略L形コーナー窓枠
を部分的に設置して垂れ現象を防止すると同時にコンク
リート建造物の角部の正確な面ヅラが得られるようなコ
ンクリート建造物におけるコーナー窓枠を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
考案は、コンクリート建造物における窓枠外部側の隅角
部に配設される略L形のコーナー窓枠であって、該コー
ナー窓枠をガラス繊維マットで強化された熱可塑性樹脂
で一体成形した平面部と周縁に立設した補強リブとで構
成し、該補強リブのうちコンクリートに接する面の補強
リブは斜めに反り上がった形状としたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】窓枠の隅角部が略L形に連続的したコーナー窓
枠で形成されて固められることから、コンクリート打設
空間内にコンクリートを充填しても、その荷重によって
充分剛性のある樹脂製のL形コーナー窓枠に垂れ現象が
生ずることがなく、特にコーナー面木に相当する部分を
一体に含んだコーナー窓枠であるため、コンクリートの
面ヅラが直線的で綺麗な仕上がり面となる。コーナー窓
枠は樹脂製であるから剥離性もよく、のろの付着もない
ためコンクリート面ヅラが美しく仕上げられる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1はコンクリート建造物の窓枠廻りの上半
部の構造を部分的に断面して示す斜視図であり、図2
は、図1の窓枠の内部側と外部側とに木製の内側パネル
と外側パネルを付設した状態の側断面図を示す。図3は
コンクリート打設後、窓枠を解体し窓サッシュを組み入
れた状態の側断面図である。
【0009】図1に示すように窓枠用のベニヤ板3が窓
の幅方向に水平に配置され、このベニヤ板3の両側下方
に桟木4が添設され、外部側の桟木4には、窓枠の隅角
位置に略L形のコーナー窓枠5が設けられている。図2
に示すように窓枠構造物の外部側と内部側には木製の内
外側パネル1、2が設けられている。
【0010】このコーナー窓枠5の形状は、図2に示す
如く桟木4に当接する平面部5aとこの周辺に立設され
た補強リブ5b、5cから構成されている。コンクリー
トに接する面になる外辺側の補強リブ5bはコンクリー
ト構造物の面取りをすべく斜めに反り上がった形状とな
っている。つまり、コーナー窓枠5は従来のコーナー面
木26(図4(a) 参照) を一体に含んだ形をしている。
それ以外の補強リブ5cは平面部5aに対し直角に立設
されている。かかる補強リブ5b、5cを含むコーナー
窓枠5全体は、ガラス繊維マットで強化された熱可塑性
樹脂で一体成形されて成るものである。従ってコーナー
窓枠5をかかる形状に成形することは容易である。コー
ナー窓枠5の平面部5aには4ヶ所の釘孔5dが設けて
ある。この釘孔5dから桟木4に二段丸釘7を打ち込ん
でコーナー窓枠5を固定するようになっている。コーナ
ー窓枠5には周辺に補強リブ5b、5cが立設されてい
るため、二段丸釘7を使用してもコーナー窓枠5からは
み出すことがなく、外側のパネル2の設置の邪魔になら
ない。
【0011】このようにコーナー窓枠5は隅角部に配置
されるものであるが、両側のコーナー窓枠5間のつなぎ
は断面が同じ形状をした木製面木6によって行われる。
つまり、外側に面する窓枠の四辺は、四隅にコーナー窓
枠5が配置され、コーナー窓枠5の間に同一断面形状の
木製面木6を介装されて全体として四角形の窓枠構造が
形成されるものである。図1の如く窓枠のコーナー部分
が略L形のコーナー窓枠5によって固められているから
下記のコンクリート打設空間10にコンクリートを充填
しても従来のような窓枠の垂れ現象は生じない。
【0012】なお、ベニヤ板3の上面にはサッシュ控枠
8とパッキン枠9が配設され、これらの部材と内外パネ
ル1、2およびコーナー窓枠5の上辺補強リブ5bとの
間にコンクリート打設空間10が形成される。またコン
クリート打設時の荷重を支持する目的で桟木4の下部に
は受木11を有するサポート12が設けられる。
【0013】図2のコンクリート打設空間10にコンク
リートを充填して養生した後、窓枠を解体すると図3の
ような窓部分のコンクリート建造物が出来上がる。図3
はサッシュ13を組み込んだ状態を示す。コンクリート
10Aの外部側の角部14は三角形の面取りがなされ、
綺麗な仕上げ面を形成している。
【0014】
【考案の効果】 本考案のコーナー窓枠を使用すれ
ば、隅角部付近面ヅラの垂れ現象がなく、コンクリート
仕上げ面が綺麗になり、コーナー面木を一体に含んでい
るため、コンクリートの面ヅラが正確に美しく仕上げら
れる。 コーナー窓枠を樹脂製で一体成形したので、
重量が軽量で腐食がなく転用回数が大いに増大し、剥離
性もよく、セメント(のろ)の付着もなくコンクリート
面が綺麗に仕上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート建造物の窓枠廻りの構造を一部断
面して示す斜視図である。
【図2】図1の窓枠の外部、内部側に木製パネルを付設
した状態の側断面図である。
【図3】コンクリート打設後、窓枠を解体し窓サッシュ
を組み入れた状態の側断面図である。
【図4】(a)(b)は従来の窓枠廻りの構造を示す側断面図
と正面図である。
【符号の説明】
1…内側パネル 2…外側パネル 5…コーナー窓枠 5a…平面部 5b…補強リブ(反り上がり部) 5c…補強リブ 5d…釘孔 6…木製面木 10…コンクリート打設空間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート建造物における窓枠外部側
    の隅角部に配設される略L形のコーナー窓枠であって、
    該コーナー窓枠をガラス繊維マットで強化された熱可塑
    性樹脂で一体成形した平面部と周縁に立設した補強リブ
    とで構成し、該補強リブのうちコンクリートに接する面
    の補強リブは斜めに反り上がった形状としたことを特徴
    とするコンクリート建造物におけるコーナー窓枠。
JP4962992U 1992-07-15 1992-07-15 コンクリート建造物におけるコーナー窓枠 Expired - Lifetime JPH0649757Y2 (ja)

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JP4962992U JPH0649757Y2 (ja) 1992-07-15 1992-07-15 コンクリート建造物におけるコーナー窓枠

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JP4962992U JPH0649757Y2 (ja) 1992-07-15 1992-07-15 コンクリート建造物におけるコーナー窓枠

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Publication Number Publication Date
JPH0610509U JPH0610509U (ja) 1994-02-10
JPH0649757Y2 true JPH0649757Y2 (ja) 1994-12-14

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ID=12836519

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