JPH0649581Y2 - 伸縮ブームの摺動部材取付構造 - Google Patents
伸縮ブームの摺動部材取付構造Info
- Publication number
- JPH0649581Y2 JPH0649581Y2 JP1987163222U JP16322287U JPH0649581Y2 JP H0649581 Y2 JPH0649581 Y2 JP H0649581Y2 JP 1987163222 U JP1987163222 U JP 1987163222U JP 16322287 U JP16322287 U JP 16322287U JP H0649581 Y2 JPH0649581 Y2 JP H0649581Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boom
- pad
- telescopic
- telescopic boom
- sliding member
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Jib Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、伸縮ブームの摺動部材取付構造に関する。
(従来の技術) 従来、伸縮ブームの摺動部材取付構造としては、外側ブ
ームに内側ブームを摺動自在に嵌挿した伸縮ブームにお
いて、どららか一方のブームに他方のブームと接触する
スライド部材をブーム摺動方向に沿って摺動自在に取付
けた構造のものがある(例えば実開昭62-26384)。
ームに内側ブームを摺動自在に嵌挿した伸縮ブームにお
いて、どららか一方のブームに他方のブームと接触する
スライド部材をブーム摺動方向に沿って摺動自在に取付
けた構造のものがある(例えば実開昭62-26384)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の伸縮ブームの摺動部材取付構
造にあっては、構造が複雑であること、またそのなか
で、取付座(支持部材)の先にスライド部材(パッド)
が単に取付けてあるものは組付けた後スライド部材が所
定の位置からはずれる恐れがあること、さらにスライド
部材をピン支持したものを含め、組付けるときシムの厚
さが適正かどうか、外観からは不明であるため、例えば
締め過ぎると、間隙がなくなりスライド部材が必要以上
に押付けられブームの移動が円滑を欠く恐れがある。
造にあっては、構造が複雑であること、またそのなか
で、取付座(支持部材)の先にスライド部材(パッド)
が単に取付けてあるものは組付けた後スライド部材が所
定の位置からはずれる恐れがあること、さらにスライド
部材をピン支持したものを含め、組付けるときシムの厚
さが適正かどうか、外観からは不明であるため、例えば
締め過ぎると、間隙がなくなりスライド部材が必要以上
に押付けられブームの移動が円滑を欠く恐れがある。
たとえシムの枚数を事前に調整しても締付けによって変
形し、間隙が大きくなるなどスライド部材を適正な位置
に取付けるのが困難なものである。
形し、間隙が大きくなるなどスライド部材を適正な位置
に取付けるのが困難なものである。
(課題を解決するための手段) 基ブーム内に適数の伸縮ブームを伸縮自在に順次嵌挿し
てなるクレーンの伸縮ブームにおいて、前記基ブームの
両側適所に取付孔を穿設し、そこに摺動部材のパッドを
基ブームに嵌挿された伸縮ブームの側壁に当接するよう
に支持部材にて抱持し、更にパッドの背面にシムを介挿
し、前記支持部材に固定部材を被せ該支持部材と固定部
材とを締結部材により基ブームの側壁に締付けたことを
特徴とするものである。
てなるクレーンの伸縮ブームにおいて、前記基ブームの
両側適所に取付孔を穿設し、そこに摺動部材のパッドを
基ブームに嵌挿された伸縮ブームの側壁に当接するよう
に支持部材にて抱持し、更にパッドの背面にシムを介挿
し、前記支持部材に固定部材を被せ該支持部材と固定部
材とを締結部材により基ブームの側壁に締付けたことを
特徴とするものである。
(作用) 基ブームに摺動部材を取付ける際締付け箇所にシムが介
在していないため締め代を考慮する必要がなく、支持部
材に固定部材を被せ支持部材と固定部材とを締結部材に
より単に締付けるだけで摺動部材を基ブームに固定する
ことができる。
在していないため締め代を考慮する必要がなく、支持部
材に固定部材を被せ支持部材と固定部材とを締結部材に
より単に締付けるだけで摺動部材を基ブームに固定する
ことができる。
また、伸縮ブーム側壁とパッドとの間隙の調整はパッド
背面と固定部材下面との間に必要な板厚のシムを挿入す
るだけでパッドの位置が確認できることから良好な状態
で摺動部材を取付けることができる。
背面と固定部材下面との間に必要な板厚のシムを挿入す
るだけでパッドの位置が確認できることから良好な状態
で摺動部材を取付けることができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
1はクレーンの基ブームであって、その内部には伸縮ブ
ーム2が図示しない伸縮シリンダにより伸縮自在に嵌挿
されている。
ーム2が図示しない伸縮シリンダにより伸縮自在に嵌挿
されている。
前記基ブーム1の側壁の先端部上下と、略中間の上下に
は摺動部材4を取付けるための取付孔3が穿設され、前
記摺動部材4は伸縮ブーム2が円滑に摺動するため伸縮
ブーム2の側壁に当接されるパッド5と、該パッド5を
安定して支持する支持部材6と、ブーム2の側壁とパッ
ドとの隙を調整するシム7と、支持部材6を基ブーム1
の側壁に固定させる固定部材8等から構成されている。
は摺動部材4を取付けるための取付孔3が穿設され、前
記摺動部材4は伸縮ブーム2が円滑に摺動するため伸縮
ブーム2の側壁に当接されるパッド5と、該パッド5を
安定して支持する支持部材6と、ブーム2の側壁とパッ
ドとの隙を調整するシム7と、支持部材6を基ブーム1
の側壁に固定させる固定部材8等から構成されている。
そのうちのパッド5は円筒状で後部に鍔部5aが形成さ
れ、また支持部材6はブームに固定される側が平坦で、
てその中央部分に中空の周縁部6aを有し、該周縁部6aが
断面L字状に突出し、その突出した周縁部6aの内部に、
パッド5の鍔部5aが係合するように嵌挿して組付けら
れ、その外側から板状の固定部材8を被せ前記支持部材
のL字状に突出した周縁部6aを基ブーム1の取付孔3に
挿入するようにして支持部材6と固定部材8とを締結部
材9にて基ブーム1の側壁に取付けるものである。
れ、また支持部材6はブームに固定される側が平坦で、
てその中央部分に中空の周縁部6aを有し、該周縁部6aが
断面L字状に突出し、その突出した周縁部6aの内部に、
パッド5の鍔部5aが係合するように嵌挿して組付けら
れ、その外側から板状の固定部材8を被せ前記支持部材
のL字状に突出した周縁部6aを基ブーム1の取付孔3に
挿入するようにして支持部材6と固定部材8とを締結部
材9にて基ブーム1の側壁に取付けるものである。
前記シム7は組付時パッド5の背面に介挿されるもの
で、パッド5が伸縮ブーム2の側壁に当接した状態で支
持部材6の上面と、パッド5の背面が面一となるようシ
ム7の厚さを変え調整する(この場合、周縁部6a底面と
鍔部5a前面とに調整代としての隙があくように構成され
ている)。
で、パッド5が伸縮ブーム2の側壁に当接した状態で支
持部材6の上面と、パッド5の背面が面一となるようシ
ム7の厚さを変え調整する(この場合、周縁部6a底面と
鍔部5a前面とに調整代としての隙があくように構成され
ている)。
次に、長期使用後パッド5が摩耗してシム7の調整が必
要となったときには、固定部材8を外しシム7を少し厚
いものに変えて調整することによりパッド5が再び伸縮
ブーム2の側壁に当接し元の状態に戻すことができる。
要となったときには、固定部材8を外しシム7を少し厚
いものに変えて調整することによりパッド5が再び伸縮
ブーム2の側壁に当接し元の状態に戻すことができる。
更にパッドが摩耗して鍔部5a下面と周縁部6a上面との間
に調整代が無くなったらパッド5を交換することにより
初期の状態に戻すことができる。
に調整代が無くなったらパッド5を交換することにより
初期の状態に戻すことができる。
尚、本実施例では2段ブームについて説明したが、3段
以上の伸縮ブームにおいても基ブームとそれら嵌挿され
たブームとの間で適用できることは当然である。
以上の伸縮ブームにおいても基ブームとそれら嵌挿され
たブームとの間で適用できることは当然である。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば、従来のように構造
が複雑でなく、しかも、パッドが締め付け部分に介在し
ていないため締め付けに際し締め代を考慮する必要がな
く、またパッドが摩耗しても、シムを厚いものに入れ替
えるだけでパッドを初期の位置に戻すことができ、しか
も、パッドを伸縮ブームの側壁に当接することでパッド
の位置が確認できるという勝れた特徴を有し、作業性に
も富むものである。
が複雑でなく、しかも、パッドが締め付け部分に介在し
ていないため締め付けに際し締め代を考慮する必要がな
く、またパッドが摩耗しても、シムを厚いものに入れ替
えるだけでパッドを初期の位置に戻すことができ、しか
も、パッドを伸縮ブームの側壁に当接することでパッド
の位置が確認できるという勝れた特徴を有し、作業性に
も富むものである。
図面は本考案の装置を示すもので、第1図は伸縮ブーム
の正面図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図は第
1図の要部拡大断面図である。 1……基ブーム、2……伸縮ブーム、4……摺動部材、
5……パッド、6……支持部材、7……シム、8……固
定部材。
の正面図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図は第
1図の要部拡大断面図である。 1……基ブーム、2……伸縮ブーム、4……摺動部材、
5……パッド、6……支持部材、7……シム、8……固
定部材。
Claims (1)
- 【請求項1】基ブーム内に適数の伸縮ブームを伸縮自在
に順次嵌挿してなるクレーンの伸縮ブームにおいて、前
記基ブームの両側適所に取付孔を穿設し、そこに摺動部
材のパッドを基ブームに嵌挿された伸縮ブームの側壁に
当接するように支持部材にて抱持し、更にパッドの背面
にシムを介挿し、前記支持部材に固定部材を被せ該支持
部材と固定部材とを締結部材により基ブームの側壁に締
付けたことを特徴とする伸縮ブームの摺動部材取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987163222U JPH0649581Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | 伸縮ブームの摺動部材取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987163222U JPH0649581Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | 伸縮ブームの摺動部材取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0168385U JPH0168385U (ja) | 1989-05-02 |
JPH0649581Y2 true JPH0649581Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31447754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987163222U Expired - Lifetime JPH0649581Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | 伸縮ブームの摺動部材取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649581Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024011013A1 (en) | 2022-07-08 | 2024-01-11 | Caterpillar Inc. | Wear pad assembly |
WO2024011040A1 (en) | 2022-07-08 | 2024-01-11 | Caterpillar Inc. | Wear pad assembly |
-
1987
- 1987-10-26 JP JP1987163222U patent/JPH0649581Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024011013A1 (en) | 2022-07-08 | 2024-01-11 | Caterpillar Inc. | Wear pad assembly |
WO2024011040A1 (en) | 2022-07-08 | 2024-01-11 | Caterpillar Inc. | Wear pad assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0168385U (ja) | 1989-05-02 |
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