JPH0649567U - 通気芯形成ソケット - Google Patents
通気芯形成ソケットInfo
- Publication number
- JPH0649567U JPH0649567U JP8564192U JP8564192U JPH0649567U JP H0649567 U JPH0649567 U JP H0649567U JP 8564192 U JP8564192 U JP 8564192U JP 8564192 U JP8564192 U JP 8564192U JP H0649567 U JPH0649567 U JP H0649567U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drainage
- guide
- main body
- downward
- vertical pipe
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- Pending
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 排水立て管内において流下する排水に旋回性
を付与することのできる通気芯形成ソケットを提供する
こと。 【構成】 上端部に上部排水立て管を連結する上部連結
口12および下端部に下部排水立て管を連結する下部連
結口と13を有し上部排水立て管内径とほぼ同一の内径
に形成された筒状の本体11と、本体11の内壁に下傾
して突出形成されるとともに該突出端縁15aがその長
さ方向に下方へ向かって傾斜した減速ガイド15と、減
速ガイド15の下方の本体内壁に下傾して突出形成され
るとともに該突出端縁17aがその長さ方向に下方へ向
かって傾斜した旋回ガイド17と、を備え、減速ガイド
の突出端縁15aと旋回ガイドの突出端縁17aとが水
平面の投影が相対してほぼ平行関係に形成されるととも
に垂直面の投影が交差関係に形成されてなることを特徴
とする。
を付与することのできる通気芯形成ソケットを提供する
こと。 【構成】 上端部に上部排水立て管を連結する上部連結
口12および下端部に下部排水立て管を連結する下部連
結口と13を有し上部排水立て管内径とほぼ同一の内径
に形成された筒状の本体11と、本体11の内壁に下傾
して突出形成されるとともに該突出端縁15aがその長
さ方向に下方へ向かって傾斜した減速ガイド15と、減
速ガイド15の下方の本体内壁に下傾して突出形成され
るとともに該突出端縁17aがその長さ方向に下方へ向
かって傾斜した旋回ガイド17と、を備え、減速ガイド
の突出端縁15aと旋回ガイドの突出端縁17aとが水
平面の投影が相対してほぼ平行関係に形成されるととも
に垂直面の投影が交差関係に形成されてなることを特徴
とする。
Description
【0001】
この考案は排水立て管内を流下する排水に旋回性を付与する通気芯形成ソケッ トに関する。
【0002】
従来、単管式の排水通気配管構造においては、各階層ごとの排水を集約する排 水立て管継手内に羽根状部材を設け、流入した排水を継手内壁に押しつけ旋回さ せて、流下する排水流の中心に通気芯を形成し、排水管系の空気の連通を図って 排水立て管内の圧力変動の抑制が行われていた。
【0003】
しかし、このような従来構成の排水立て管継手を用いた排水通気配管構造にお いては、例えば、吹き抜けのホール等によって、上下の排水立て管継手の間隔が 大きくなると、その間を連通する排水立て管内で排水流の旋回力が減退し、つい には旋回性を失い、排水は速度を増して真直に落下するようになる。その結果、 速度を増した排水は管内の空気を排除しながら流下するため、排水立て管内に大 きな圧力変動が発生し、トラップ封水が破壊されるという問題があった。
【0004】 この考案は上記問題にかんがみてなされたものであり、排水立て管内において 流下する排水に旋回性を付与することのできる通気芯形成ソケットを提供しよう とするものである。
【0005】
この考案は上記目的を達成するためになされたものであり、 上端部に上部排水立て管を連結する上部連結口および下端部に下部排水立て管 を連結する下部連結口を有し前記上部排水立て管内径とほぼ同一の内径に形成さ れた筒状の本体と、前記本体の内壁に下傾して突出形成されるとともに該突出端 縁がその長さ方向に下方へ向かって傾斜した減速ガイドと、前記減速ガイドの下 方の本体内壁に下傾して突出形成されるとともに該突出端縁がその長さ方向に下 方へ向かって傾斜した旋回ガイドと、を備え、前記減速ガイドの突出端縁と前記 旋回ガイドの突出端縁とが水平面の投影が相対してほぼ平行関係に形成されると ともに垂直面の投影が交差関係に形成されてなることを特徴とする通気芯形成ソ ケットである。
【0006】
この考案は上記のように構成されたものであり、上部連結口より流入した排水 は、減速ガイドに当り、真下への流下を妨げられて減速されるとともに、減速ガ イドの傾斜方向に案内されるようにして飛散する。
【0007】 飛散した排水流は、本体内壁に当って旋回ガイドに受け渡され、本体内壁に押 しつけられるようにして、減速されつつ旋回して下部連結口へ流下する。
【0008】 そのため、排水が本体内で飛散,混合して粗密となり、排水流の粗密化と旋回 作用とにより、効果的に流下速度を減速して空気圧力の変動を防止するとともに 、排水流の中心に通気芯を形成して、上下の排水立て管の通気を行う。
【0009】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1〜4において符号10で示す通気芯形成ソケットは、上端部に上部排水立 て管21を連結する上部連結口12、および下端部に下部排水立て管24を連結 する下部連結口13を有する筒状の本体11と、本体11の上部内壁に突出形成 された減速ガイド15と、本体11の中部内壁に突出形成された旋回ガイド17 とを備え、減速ガイド15と旋回ガイド17とは、所定の位置関係を保って突出 形成されており、さらに、本体11の側面には、掃除用の掃除口19が設けられ ている。
【0011】 本体11は、上部排水立て管21の内径とほぼ同一の内径Dを有して円筒状に 形成されている。
【0012】 減速ガイド15は、実施例では、円の切片形に形成され、本体11上部の内壁 より下傾して突出し、その直線状の突出端縁15aは、その長さ方向に左下傾( 図2において左下がり)して設けられている。
【0013】 この減速ガイド15の下傾角度は、上部排水立て管21よりの排水流の減速効 果の点から、水平線より40〜45度下向きとすることが好ましく、また左下傾 角度は、上記排水流の方向を変え予備的な旋回性を与える点から、水平線より3 5〜45度下向きとすることが好ましい。さらに突出端縁15aは、平面上、本 体11の内径Dの10〜15%内側に突出していることが好ましい。
【0014】 旋回ガイド17は、減速ガイド15に対して管軸を挟んで向かい合う側の内壁 の所定位置に、弓形の突出状部として形成されている。
【0015】 旋回ガイド17の突出端縁17aは、上部から下部にかけて直線的に形成され 、その長さ方向に左下傾(図3において左下がり)して設けられている。この左 下傾角度は、排水流に旋回性を与える点から、水平線に対して55〜65度下向 きとすることが好ましい。また、突出端縁17aは、平面上、本体11の内径D の10〜15%内側に突出していることが好ましい。
【0016】 さらに旋回ガイド17は、その突出端縁17aが図4の図上(水平面の投影) で、減速ガイド15の突出端縁15aに相対してほぼ平行して設けられており、 また突出端縁17aと突出端縁15aとは、図2,3の図上(垂直面の投影)に おいて、それらの延長線が交差するように形成されている。
【0017】 また、減速ガイド15下端と旋回ガイド17上端との間の管軸方向の距離LA は、減速ガイド15により方向を変えられ予備的な旋回性を与えられた排水流を 的確に受け留めるため、本体11の内径Dの0.8〜1.3倍とすることが好ま しい。
【0018】 掃除口19は、減速ガイド15の直下方の本体11側面に、管軸に直交して開 口して設けられている。この掃除口19は、常にはパッキン28を介して蓋27 により密閉されている。
【0019】 このように構成された通気芯形成ソケット10は、階と階との間において、上 部連結口12に上部排水立て管21が、パッキン22を介して環状の締付フラン ジ23により接続され、下部連結口13に下部排水立て管24がパッキン25を 介して環状の締付フランジ26により接続される。
【0020】 いま、上部排水立て管21よりの排水が通気芯形成ソケット10内に入ると、 その排水流の一部は減速ガイド15に当たり、真下への流下を妨げられて減速さ れるとともに、減速ガイド15の内向き下傾および左下傾に案内されて急激に進 路を変えて飛散する。このとき流入した残余の排水は、上記進路を変えた排水に 巻き込まれるようにして随伴し、排水流は全体として、管軸に対して反時計方向 へ進路を変更する。そして、飛散した排水は粗密化され、本体11内壁に添って 流下し、旋回ガイド17により受け留められて、減速されつつ管軸に対し反時計 方向周りの旋回性を与えられ、下部排水立て管24内へ流下する。
【0021】 このように、通気芯形成ソケット10内に流入した排水は、飛散,混合による 粗密化と旋回作用とにより、効果的に流下速度を減速され、空気圧力の変動を防 止している。また、旋回作用により排水流は本体11内壁に添って旋回しつつ流 下し、排水の中心に通気芯を形成して、上部排水立て管21と下部排水立て管2 4との間の通気を行っている。これにより、上部排水立て管21,下部排水立て 管24内の空気が連通し、流下する排水流があっても、管内の空気圧力変動が抑 制される。
【0022】 また、掃除口19においては、蓋27の取り外しにより上部排水立て管21, 下部排水立て管24内の清掃を行うことができる。すなわち、狭いパイプシャフ ト内で清掃用洗浄ノズル挿入のために排水立て管を脱着する作業が省略でき、清 掃,点検等のメンテナンス性能を向上することができる。なお、この掃除口19 に横枝管を接続して、小流量の横枝管排水を受容処理することもできる。このと き、通気芯形成ソケット10の本体11は上部排水立て管21と略同一径のため 、軽量かつコンパクトであり、施工性が良好となる。また、上階または下階に羽 根状部材をもたない管継手、例えばJIS型継手を用い、それと本考案の通気芯 形成ソケット10とを組合わせて単管式の排水通気配管構造を構成し、排水立て 管内に通気芯を形成して、配管施工の自由度を高めることができる。
【0023】
以上の説明から明らかなように、本考案の通気芯形成ソケットによれば、減速 ガイドと旋回ガイドとにより、流入する排水流の減速と旋回性の付与とを行って いるので、流下する排水流の中心に通気芯を形成することができる。
【0024】 従って、上,下の排水立て管継手の間隔が大きい排水立て管の中途に装備して 、上,下部排水立て管内の空気を連通させて、排水管系の圧力変動を抑制し、ト ラップ封水の破壊を防止することができる。
【図1】本考案の一実施例に係る通気芯形成ソケットの
正面断面図。
正面断面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】平面図。
10 通気芯形成ソケット 11 本体 12 上部連結口 13 下部連結口 15 減速ガイド 15a 突出端縁 17 旋回ガイド 17a 突出端縁
Claims (1)
- 【請求項1】 上端部に上部排水立て管を連結する上部
連結口および下端部に下部排水立て管を連結する下部連
結口を有し前記上部排水立て管内径とほぼ同一の内径に
形成された筒状の本体と、 前記本体の内壁に下傾して突出形成されるとともに該突
出端縁がその長さ方向に下方へ向かって傾斜した減速ガ
イドと、 前記減速ガイドの下方の本体内壁に下傾して突出形成さ
れるとともに該突出端縁がその長さ方向に下方へ向かっ
て傾斜した旋回ガイドと、を備え、 前記減速ガイドの突出端縁と前記旋回ガイドの突出端縁
とが水平面の投影が相対してほぼ平行関係に形成される
とともに垂直面の投影が交差関係に形成されてなること
を特徴とする通気芯形成ソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8564192U JPH0649567U (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 通気芯形成ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8564192U JPH0649567U (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 通気芯形成ソケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0649567U true JPH0649567U (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=13864459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8564192U Pending JPH0649567U (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 通気芯形成ソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649567U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8500119B2 (en) | 2006-04-10 | 2013-08-06 | Nisca Corporation | Sheet conveying device and image processing apparatus |
-
1992
- 1992-12-14 JP JP8564192U patent/JPH0649567U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8500119B2 (en) | 2006-04-10 | 2013-08-06 | Nisca Corporation | Sheet conveying device and image processing apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19971014 |