JPH0649263B2 - ワ−ク座標系設定制御方法 - Google Patents

ワ−ク座標系設定制御方法

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JPH0649263B2
JPH0649263B2 JP19153585A JP19153585A JPH0649263B2 JP H0649263 B2 JPH0649263 B2 JP H0649263B2 JP 19153585 A JP19153585 A JP 19153585A JP 19153585 A JP19153585 A JP 19153585A JP H0649263 B2 JPH0649263 B2 JP H0649263B2
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jaw
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JP19153585A
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昭充 長江
昭彦 中島
篤司 畑佐
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Yamazaki Mazak Corp
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Yamazaki Mazak Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (a).産業上の利用分野 本発明は、旋盤において、ジョーが交換された際に、ワ
ーク座標系を作業者によらず自動的に設定することの出
来るワーク座標系設定制御方法に関する。
(b).従来の技術 従来、旋盤においてジョーが交換された場合、ワークの
加工の基準となるワーク原点の設定、即ちワーク座標系
の設定は、作業者が工具刃先をワーク端面等に接触さ
せ、その位置を数値制御装置に格納し、該端面を原点と
したワーク座標を設定して加工を行っていた。
(c).発明が解決しようとする問題点 しかし、これでは、ジョーが交換される度に、作業者が
ワーク座標系を設定する必要が有り、段取り時間が長く
なる不都合が有るばかりか、こうした方式を取るかぎ
り、加工作業の無人化も不可能となる欠点が有った。
本発明は、前述の欠点を解消すべく、ジョーが交換され
る度に、作業者がワーク座標系を設定する必要が無く、
従って加工作業の完全な無人化も可能なワーク座標系設
定制御方法を提供することを目的とするものである。
(b).問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、ジョー基準点(JSP)に対する各ジ
ョー(3)のワーク把持端面(3a)までの距離をオフ
セット(Jo)として格納した第1のメモリ(21)、Z
軸及び機械原点(MZP)に対する工具(9)の刃先位
置を示すツールセットデータ(TSD)を格納した第2
のメモリ(20)、ジョー(3)のワーク把持端面(3
a)からワーク原点(WZP)までの距離(W)を格納
した第3のメモリ(22)を設け、ジョー(3)がチャ
ック(2)に対して交換された場合には、当該ジョー
(3)に関するオフセット(Jo)を第1のメモリ(2
1)から抽出すると共に、加工に使用する工具(9)の
ツールセットデータ(TSD)を第2のメモリ(20)
から抽出し、更にジョー(3)のワーク把持端面(3
a)からワーク原点(WZP)までの距離(W)を第3
のメモリ(22)から抽出し、それ等の値からワーク原
点(WZP)の工具刃先(9a)に対する位置を求めて
ワーク座標系(WCS)を設定し、該設定されたワーク
座標系(WCS)によりワーク(5)の加工プログラム
(PRO)に基づく加工を行うようにして構成される。
なお、括弧内の番号及び記号は、図面における対応する
要素を示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図
面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「(e).作用」の欄についても同様である。
(e).作用 上記した構成により、本発明は、各メモリに格納され
た、ジョー(3)のオフセット(Jo)、ツールセットデ
ータ(TSD)及びワーク原点(WZP)とワーク把持
端面間の距離(W)からワーク座標系(WCS)が設定
されるように作用する。
(f).実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明が適用される旋盤の数値制御装置の一例
を示す制御ブロック図、 第2図は座標系設定プログラムの一例を示すフローチャ
ート、 第3図はジョーレイアウトファイルの内容を示す模式
図、 第4図はジョーデータファイルの内容を示す模式図、 第5図はツールセットファイルの内容を示す模式図、 第6図は加工プログラムの内容を示す模式図、 第7図は旋盤のチャック及び刃物台との位置関係を示す
平面図である。
本発明が適用される旋盤1は、第7図に示すように、主
軸に回転自在に支持されたチャック2を有しており、チ
ャック2には3個または4個からなる一組のジョー3が
ワーク5を把持解放自在にした形で設けられている。各
ジョー3はチャック2に対して着脱自在に設けられてお
り、更に、各旋盤2には、複数セットのジョー3を格納
した高知のジョードラム(図示せず)が設けられ、ジョ
ードラムとチャック2間では、ジョー3を、公知のジョ
ー交換装置(図示せず)を用いて自由に交換することが
出来る。また、チャック2の、図中右方には、刃物台6
が、Z軸方向、即ち矢印A、B方向及び、Z軸と直交す
るX軸方向、即ち矢印C、D方向に移動自在に設けられ
ており、刃物台6には、タレット7が矢印E、F方向に
回転自在に設けられている。なお、タレット7上には複
数の工具9が選択使用自在に設けられている。
一方、旋盤1の数値制御装置10は、第1図に示すよう
に、主制御部11を有しており、主制御部11にはバス
線12を介して、ディスプレィ13、キーボード等の入
力装置15、ジョー交換制御部16、ワーク座標系設定
演算部17、システムプログラムメモリ19、ツールセ
ットファイルメモリ20、ジョーファイルメモリ21及
びプログラムファイルメモリ22等が接続している。
旋盤1等は以上のような構成を有するので、旋盤1によ
りワーク5の加工を行う場合には、当該ワーク5の加工
に使用するジョー3をチャック2にジョードラムから装
着し、該装着されたジョー3を用いてワーク5を、第7
図に示すように、チャック2に把持する。その状態で、
チャック2をワーク5と共にを回転させると共に、刃物
台6を矢印A、B方向及びC、D方向に移動させ、タレ
ット7上の所定の加工位置に位置決めされた工具9によ
り、ワーク5の加工を行う。
この際、旋盤1の加工に使用する工具9の工具刃先9a
と、ワークの加工プログラムの基準となるワーク原点W
ZPとの間に位置関係、即ちワーク座標系が工具刃先9
aに対して設定されていなければ、ワーク5を加工する
際に、どれだけ刃物台6を移動させて、工具9を加工プ
ログラムが指定した位置に位置決めするればよいかが判
明しないので、ワーク座標系の設定動作が必要となる。
そこで、主制御部11は、旋盤1による加工に先立っ
て、システムプログラムメモリ19から座標系設定プロ
グラムDCPを読み出す。座標系設定プログラムDCP
は、第2図に示すように、ステップS1でチャック2に
対してジョー3の交換動作が行われたか否かを、ジョー
交換制御部16からのジョー交換信号S1が主制御部1
1に入力されたか否かから判定し、信号S1が入力され
ず、ジョー3の交換が行われていない場合には、今回の
加工が前回のワーク5と同一のワークに関する加工と判
断して、ステップS2に入り、前回加工したワーク5に
ついてのワーク座標系WCSを今回のワークについても
設定する。また、信号S1が入力され、ジョー3の交換
が行われている場合には、ステップS3、S4、S5に
入り、ジョーファイルメモリ21からジョーレイアウト
ファイルJLFまたはジョーデータファイルJDFを、
ツールセットファイルメモリ20からツールセットファ
イルTSFを、更にプログラムファイルメモリ22から
加工すべきワーク5に関する加工プログラムPROを読
み出す。
ジョーファイルメモリ21中のジョーレイアウトファイ
ルJLFには、第3図に示すように、旋盤1のジョーの
格納手段であるジョードラム中に現在格納されているジ
ョー3についてのジョーデータJDTが、ジョー3を格
納するジョーポケットのポケットナンバPKNに対応し
た形で格納されており、ジョーデータファイルJDFに
は、旋盤1で使用され得る全てのジョー3についてのジ
ョーデータJDTが格納されている。従って、旋盤1に
装着されたジョー3のジョーナンバJNOまたは当該装
着されたジョー3が格納されていたジョードラムのポケ
ットナンバPKNが判明すれば直ちに当該ジョー3に関
するジョーデータJDTは読み出される。また、ジョー
データJDTには、第7図に示すように、ジョー基準点
JSP(Z軸上の任意の点上に設定)に対してジョー3
のワーク把持端面3aまでの距離がオフセットJとし
て格納されている。
また、ツールセットファイルTSFには、第5図に示す
ように、刃物台6に装着され得る工具9について、該工
具を刃物台6に装着した場合の刃先位置がツールセット
データTSDとして格納されており、ツールセットデー
タTSDのうち、図中「ツールセットX」と表示されて
いる欄の数値は、第7図における、Z軸と刃先9a間の
X軸方向の距離Txであり、「ツールセットZ」と表示
されている欄の数値は、第7図における、機械原点MZ
Pから刃先9a間のZ軸方向の距離TZである(なお、
その際の刃物台6は機械原点MZPに復帰した状態であ
る。)。
更に、加工プログラムPROには、第6図に示すよう
に、当該加工プログラムPROの先頭にG**といった
特殊コードの付されたブロックが有り、当該G**の付
されたブロックには、ワーク把持端面3aからワーク原
点WZPまでのZ軸方向の距離W(第7図参照)が示さ
れている。第6図の場合、「Z−20.00;」とある
のは、距離WがマイナスZ方向に20.00寸法単位で
あることを意味する。
従って、ステップS3、S4、S5で、チャック2に装
着されたジョー3のオフセットJo、刃物台6に装着さ
れ加工に使用される工具9のツールセットデータTSD
及び距離Wが抽出されたところで、ステップS6に入
り、主制御部11はワーク座標系設定演算部17に対し
てワーク座標系WCSの設定を指令する。即ち、第7図
に示すように、ワーク原点WZPの工具刃先9aに対す
る位置、つまりX及びZ軸方向の距離Twx、Twzは、 Twx=Txwz=PA−Tz−Jo+W PA:パラメータ(機械原点MZPとジョー基準点JS
P間の距離)で求められ、これによりワーク座標系WC
Sが工具刃先9aに対して設定される。なお、パラメー
タPAは、予めメモリ中に格納されていても、作業者が
入力装置15を介して入力するようにしてもよい。
こうして、ワーク座標系WCSが設定されると、ワーク
原点WZPの工具刃先9aに対する位置が規定されるの
で、ワーク原点WZPを基準にした加工プログラムPR
Oの機械原点MZPを基準とした制御が可能となる。そ
こで、ステップS7、S8でワーク5の加工を行い、加
工が終了すると、ステップS9で加工を連続して行うか
否かを判定し、連続加工の場合は、ステップS1へもど
って、再度ワーク座標系WCSの設定動作を行い、そう
でない場合には、座標系設定プログラムDCPの実行を
終了する。
(g).発明の効果 以上、説明したように、本発明によれば、ジョー基準点
JSPに対する各ジョー3のワーク把持端面3aまでの
距離をオフセットJoとして格納したジョーファイルメ
モリ21等の第1のメモリ、Z軸及び機械原点MZPに
対する工具9の刃先位置を示すツールセットデータTS
Dを格納したツールセットファイルメモリ20等の第2
のメモリ、ジョー3のワーク把持端面3aからワーク原
点WZPまでの距離Wを格納したプログラムファイルメ
モリ22等の第3のメモリを設け、ジョー3がチャック
2に対して交換された場合には、当該ジョー3に関する
オフセットJoを第1のメモリから抽出すると共に、加
工に使用する工具9のツールセットデータTSDを第2
のメモリから抽出し、更にジョー3のワーク把持端面3
aからワーク原点WZPまでの距離Wを第3のメモリか
ら抽出し、それ等の値からワーク原点WZPの工具刃先
9aに対する位置を求めてワーク座標系WCSを設定
し、該設定されたワーク座標系WCSによりワーク5の
加工プログラムPROに基づく加工を行うようにして構
成したので、ジョー3が交換されても、当該ジョー3に
適したワーク座標系WCSが作業者の手を経ることなく
設定されるので、段取り時間をその分減少させることが
出来るばかりか、加工作業の完全な無人化も可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される旋盤の数値制御装置の一例
を示す制御ブロック図、 第2図は座標系設定プログラムの一例を示すフローチャ
ト、 第3図はジョーレイアウトファイルの内容を示す模式
図、 第4図はジョーデータファイルの内容を示す模式図、 第5図はツールセットファイルの内容を示す模式図、 第6図は加工プログラムの内容を示す模式図、 第7図は旋盤のチャック及び刃物台との位置関係を示す
平面図である。 1……旋盤 3……ジョー 3a……ワーク把持端面 5……ワーク 9……工具 9a……刃先 20……第2のメモリ(ツールセットファイルメモリ) 21……第1のメモリ(ジョーファイルメモリ) 22……第3のメモリ(プログラムファイルメモリ) Jo……オフセット W……距離 MZP……機械原点 WZP……ワーク原点 TSD……ツールセットデータ PRO……加工プログラム JSP……ジョー基準点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数セットのジョーを交換しながら、ワー
    クに対する加工プログラムに基づく加工を行ってゆく旋
    盤において、 ジョー基準点に対する各ジョーのワーク把持端面までの
    距離をオフセットとして格納した第1のメモリ、Z軸及
    び機械原点に対する工具の刃先位置を示すツールセット
    データを格納した第2のメモリ、ジョーのワーク把持端
    面からワーク原点までの距離を格納した第3のメモリを
    設け、 ジョーがチャックに対して交換された場合には、当該ジ
    ョーに関するオフセットを第1のメモリから抽出すると
    共に、加工に使用する工具のツールセットデータを第2
    のメモリから抽出し、更にジョーのワーク把持端面から
    ワーク原点までの距離を第3のメモリから抽出し、 それ等の値からワーク原点の工具刃先に対する位置を求
    めてワーク座標系を設定し、該設定されたワーク座標系
    によりワークの前記加工プログラムに基づく加工を行う
    ようにして構成したワーク座標系設定制御方法。
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JPS6254604A JPS6254604A (ja) 1987-03-10
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JP4451381B2 (ja) 2005-12-02 2010-04-14 ヤマザキマザック株式会社 Nc加工装置のnc加工プログラム作成方法及びnc加工プログラム作成装置
CN104959633B (zh) * 2015-07-15 2017-12-08 上海西码机床科技有限公司 走心机对刀方法
CN111077849B (zh) * 2019-12-11 2021-04-20 北京动力机械研究所 一种五轴数控机床整体叶轮自适应加工方法
WO2024095367A1 (ja) * 2022-11-01 2024-05-10 ヤマザキマザック株式会社 加工シミュレーション装置、数値制御旋盤、工作機械システム、ワーク加工方法、および、プログラム

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