JPH0649250B2 - プラスチック製パレットの自動バリ取り装置 - Google Patents

プラスチック製パレットの自動バリ取り装置

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JPH0649250B2
JPH0649250B2 JP59113143A JP11314384A JPH0649250B2 JP H0649250 B2 JPH0649250 B2 JP H0649250B2 JP 59113143 A JP59113143 A JP 59113143A JP 11314384 A JP11314384 A JP 11314384A JP H0649250 B2 JPH0649250 B2 JP H0649250B2
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吉勝 吉田
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラスチック製パレットを成形の際に桁の外
周面に生ずるバリを自動的に切削除去するプラスチック
製パレットの自動バリ取り装置に関する。
〔従来の技術〕
プラスチック製のパレットは、上下2枚のパレット形成
部材(スキット)を熱溶着機で突合わせて溶着一体化し
て形成される。双方のスキットの間には、フォークを差
込むに十分な穴を形成するため、複数の桁が形成され且
つこれら桁の間にフォーク差し込み口が形成される。ま
た、パレットの外側面も斯かる桁によって形成される。
その際、各スキットの突合わせ面(桁のほぼ中央部)に
おける過剰溶融分はパレットの側面へはみ出し、それが
冷却固化してバリとなる。このようなバリは、取り扱い
上危険であるばかりか美的な面からも好ましいものでは
なく、商品価値を低下させるため、除去する必要があ
る。
ところで、上記の桁は、通常、パレットの角部およびパ
レットの外側面からフォーク差込み口の内面に至る部分
が曲面となっている。そして、前述のバリにおいては、
斯かる曲面を含むパレットの全周およびフォーク差し込
み口の内部に亘って連なって形成されるため、自動的に
除去し得る装置の開発が難しく、そのため、従来は作業
者がカッター等の道具を用いて取り除いていたが、非常
に手間と時間のかかる作業であり、その結果パレットの
生産効率向上に問題を与えていた。また、グラインダー
等の切削工具を使用した場合には、切削したバリが鋸屑
状の粉体となってパレットの表面やフォーク差し込み口
内部に付着し、後処理に極めて労力を要するという問題
もある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、プラスチック製パレットにおける湾曲
面を含む桁の外周面に存するバリを自動的に取り除くプ
ラスチック製パレットの自動バリ取り装置を提供するこ
とにある。
〔発明の構成〕
本発明のプラスチック製パレットの自動バリ取り装置
は、2枚のスキットを溶着して双方のスキットの間に複
数の桁を形成し且つこれら桁の間にフォーク差し込み口
を形成してなるプラスチック製パレットにおける湾曲面
を含む桁の外周面に存するバリを取るための自動バリ取
り装置であって、フォーク差し込み口の深さ方向と平行
に直線移動可能に構成された架台と、当該架台に枢着さ
れて一端部が被加工面に対して離間接近自在になされた
リンクと、当該リンクを前記架台に対して回動させる第
1のエアーシリンダー装置と、前記リンクの枢軸と平行
な枢軸によって前記リンクの前記一端部に枢着されたヘ
ッドと、当該ヘッドを前記リンクに対して回動させる第
2のエアーシリンダー装置とを備え、前記ヘッドには、
前記架台の移動方向に向けられて被加工面に当接する平
刃と、当該平刃の刃先近傍および刃先前方に位置して被
加工面を倣う2組のガイドローラーとが取り付けられて
いることを特徴とする。
以下、本発明のプラスチック製パレットの自動バリ取り
装置の一例を添付図面を参照して更に詳細に説明する。
第1図には本発明の一例に係るプラスチック製パレット
の自動バリ取り装置(以下、単にバリ取り装置と称す)
10が示されている。
このバリ取り装置10は、2枚のスキットを溶着して双
方のスキットの間に複数の桁を形成し且つこれら桁の間
にフォーク差し込み口を形成してなるプラスチック製パ
レットにおける湾曲面を含む桁の外周面に存するバリを
取り除く場合に使用される。バリ取り装置10は、フォ
ーク差し込み口の深さ方向と平行に直線移動可能に構成
された架台を備える。第1図に示される装置は、被加工
面の1つであるパレットPの側壁に形成されたバリにつ
いて使用され、当該側壁に沿って直線移動可能な架台1
1を備える。この架台11は、第4図に示されるよう
に、例えば直線状のレール12に移動可能に乗せられた
テーブル状のものである。
この架台11上には、第1図に示されるように、比較的
に細長い三角形の板状のリンク13がその長手方向にお
ける両角部13a,13bの間にある角部13cの附近
を枢着されており、角部13a(一端部)が被加工面に
対して離間接近自在になされている。この枢着部(枢
軸)を符号14で示す。この架台11には更にその移動
方向に沿って第1の回動力付与装置たるエアーシリンダ
ー装置15が搭載されており、当該エアーシリンダー装
置のシリンダー15aの後端は架台11に枢着され、且
つ、そのピストンロッド15bの先端はリンク13の角
部13bに枢着されている。斯かるエアーシリンダー装
置15は、リンク13の架台11に対する枢着部14を
基準としてパレットPとは反対側に配置される。これに
より、リンク13の角部13a(一端部)は、前記エア
ーシリンダー装置15の作動によって枢着部14を中心
に回動し、架台11からパレットP側へ出没する。な
お、リンク13の角部13aは、厚み方向において分割
された二又構造とされている。
このリンク13の角部13a(一端部)にはヘッド16
が枢着されている。このヘッド16は、第2図に示され
るように、パレットP側が開放されたコ字形箱状に形成
され、その上下両板16a,16bをリンク13の角部
13aの二又部によって挟持され、そして、上下両板1
6a,16bにおいて縦方向同一軸線上に形成された穴
17を利用してピンによって枢着されている。ヘッド1
6の枢着部(枢軸)を符号18で示す。すなわち、リン
ク13の一端部に対し、当該リンクの枢軸(枢着部1
4)に平行な枢軸(枢着部18の)によって回動自在に
支持されている。
ヘッド16の上板16a,下板16bにおける開放側縁
部には、ヘッド16がパレットPの側壁に押圧されなが
ら移動する際、側壁を倣い且つ側壁に傷を付けないため
に比較的大きな1組のガイドローラ19a,19bが当
該開放側縁部の一方の端部に回転可能に取付けられてい
る。また、ガイドローラ19a,19bと約15mm〜3
2mm(好ましくは28mm)の間隔をあけた開放側縁部の
中間部には、小さな1組のガイドローラ20a,20b
が回転可能に取付けられている。
ヘッド16の開放側には、パレットPに形成したバリF
を切り取るための刃21が取付けられている。斯かる刃
21は、架台11の移動方向に向けられて被加工面に当
接するように配置された平刃である。刃21は、第2図
および第3図から明らかなように、ガイドローラ20
a,20bを境にしてガイドローラ19a,19bとは
反対側に位置してヘッド16の開放部を閉塞するように
取付けらている。刃21の刃先21aは、ガイドローラ
19a,19b,20a,20bが平坦な被加工面に接
触する際にガイドローラ20a,20bの内側であっ
て、且つ、こららのガイドローラーガイドローラ20
a,20bの双方の接触点Cを結ぶ線上に極めて近い位
置に配置される。そして、刃21は、刃先21aの移動
方向における接触点Cからの許容差が±1mm程度にセッ
トされると同時に、逃げ角を与えるべく適宜に傾斜させ
られる。すなわち、ヘッド16は、刃21の刃先21a
近傍および刃先21a前方に位置して被加工面を倣う2
組のガイドローラーが取り付けられた構造となってい
る。
また、第2図に示されるように、ヘッド16において刃
21の反対側の背面板16cには、該ヘッド本体から突
出する連結片22が一体的に形成されている。この連結
片22には、第1図に示されるように、リンク13に設
けられた第2の回動力付与装置たるエアーシリンダー装
置23が接続される。すなわち、エアーシリンダー装置
23のピストンロッド23aの先端が連結片22に枢着
され、シリンダ本体23bの後端は、リンク13の側壁
に固定された取付台24に枢着されている。なお、ヘッ
ド16の枢着部18の中心は、2組のガイドローラ19
a,20aの中間線上に位置し、またエアーシリンダー
装置23とヘッド16の連結片22との枢着部は、ヘッ
ド16の枢着部18を基準として各ガイドローラと反対
側であって且つガイドローラ19aと枢着部18との延
長線上にほぼ位置する。これにより、枢着部14を中心
とするリンク13の角部13aの回動力は、ヘッド16
の4つのガイドローラ19a,19b,20a,20b
をパレットPの側面に安定的に密着させるべく押圧力と
なってヘッド16に作用する。しかも、ヘッド16がパ
レットPの側壁に沿って移動中にバリFを切り取る刃2
1にかかる切削抵抗、すなわち、ヘッド16をリンク1
3に対して回動させようとする反力に対しては、エアー
シリンダー装置23により連結片22にかけられるヘッ
ド16の回動力によって有効に対抗することができる。
このようなバリ取り装置10は、成形後のパレットPに
生じたバリを能率的に除去するため、第4図に示される
ように、後述する装置により固定的に保持されたパレッ
トPに対し、その両側に平行に配置された2本のレール
12の各々に移動可能に配置され、そして、パレットP
の両側壁にあるバリFを同時に除去する。これら各バリ
取り装置10の動きはまったく同じであるので、第4図
におけるパレットPの右側に位置するバリ取り装置10
(第1図に対応)の動作を次に説明する。
第4図に示されるように、パレットPが所定の位置に保
持された後、レール12上の架台11は適宜な駆動手段
によってレール上を摺動し、レール12の前端12aへ
移動する。これと同時に、レール12は、その前端12
aおよび後端12bを支持している他のレール25上を
移動させられてパレットPに接近する。そして、リンク
13がエアーシリンダー装置15の作動によって回動さ
せられ、リンク13の角部13aは架台11の移動方向
に対して直角にパレットP側へ突出する。斯かるリンク
13の作動は、レール12に沿ったパレットPの側壁と
直交する前方の側壁の適所にヘッド16が位置するよう
に調整される。
その際、前述したようにエアーシリンダー装置15によ
ってヘッド16のガイドローラ19a,19b,20
a,20bがパレットPの前方側壁に所定の作用力(第
1図に矢印26で示す)で押し付けられる。例えば、エ
アーシリンダー装置15は約50kgの力でリンク13に
作用力を付与し、これを維持する。同時に、リンク13
に取付けられたエアーシリンダー装置23は、ヘッド1
6のリンク13に対する位置関係を保持すると共に切削
抵抗に備え、例えば約6kgの力でピストンロッド23a
を介してヘッド16に反時計方向の回動力を付与する。
上記の状態、即ち第1図に実線で示される状態がバリ取
り装置10のスタート位置となる。この状態から架台1
1がレール12上を第4図に示される元の位置へ向って
移動させられる。架台11の移動に伴い、リンク13の
角部13bには、ヘッド16からの反力がかかり、エア
ーシリンダー装置15のピストンロッド15bを収縮さ
せながらリンク13を時計方向に回動させようとする。
ヘッド16の枢着部18とリンク13の枢着部14とを
結ぶ線28の移動に伴い、枢着部18には、第1図に矢
印29で示すようにヘッド16を横移動させる力が生
じ、ヘッド16がパレットPの前方の側壁に沿って動き
出し、刃21によってバリFを切り取って行く。この架
台11の移動およびこれに伴うリンク13の回動によっ
てヘッド16はパレットPの最初のコーナーである湾曲
部に沿って移動し、これを通過してレール12側のパレ
ットPの側壁へ移った後、更にバリFを連続的に切り取
って行く。リンク13の動きを制御しているエアーシリ
ンダー装置15は、架台11の移動に伴うリンク13の
回動によってそのピストンロッド15bを収縮させる
が、ピストンロッド15bには常に所定の伸長力が付与
されているため、ヘッド16はパレットPの側壁へ押圧
され、その結果ヘッド16はパレットPの側壁をなぞる
ようにして移動する。
その際、ヘッド16のリンク13に対する回動を制御す
るエアーシリンダー装置23は、ヘッド16に対し、常
に反時計方向への所定の回動力を与えて当該ヘッドの自
由な回転を阻止し、エアーシリンダー装置15と共働し
てヘッド16の2組のガイドローラ19a,19b,2
0a,20bを被加工面へ押圧し、当該被加工面を倣わ
せる。従って、バリFを切削する際の切削抵抗によるヘ
ッド16の浮き上がりを防止してパレットPの側壁形状
に確実に追従させることができ、且つ、刃21のパレッ
トP側壁面に対する角度を常に所定角度に保持すること
ができる。その結果、被加工面のバリを切り残すことな
く完全に除去することができる。
このようにして、バリ取り装置10がレール12上を直
線的に移動してパレットPの側壁に形成されているバリ
Fを切り取って行くと、ヘッド16は徐々にパレットP
のフォーク差し込み口30にかかる。そして、ヘッド1
6の刃21がフォーク差し込み口30を区画する桁31
の湾曲開始点aにきた時、エアーシリンダー装置23の
作動方向が上記の場合には、被加工面(桁31の湾曲
面)と刃21との逃げ角が小さくなるため刃21が桁の
湾曲に沿わず刃21が外れてしまう。そこで、エアーシ
リンダー装置23のピストンロッド23aをそれまでと
は逆に収縮させてヘッド16をリンク13に対して時計
方向に回動させれば良い。また、リンク13は、枢着部
18と被加工面との間の距離が長くなるため、反時計方
向へ回動しつつその傾斜角度を変え、ヘッド16を桁3
1の壁面へ押し付けて行く。そして、リンク13の枢着
部14とヘッド16の枢着部18とを結ぶ仮想線28が
枢着部18から桁31の湾曲面の接線に下した垂線と一
致した際、最早リンク13の回動によってはヘッド16
の桁壁面に対する追従が生じなくなる。
斯かる時点で架台11は移動を停止された後に逆方向へ
戻される。そして、逆方向へ戻る際、リンク13は、エ
アーシリンダー装置15のピストンロッド15bの伸長
によって反時計方向へ回動させられる。これによって、
ヘッド16は桁31の湾曲面に沿ってパレットPの内側
へ入り込む。その結果、パレットPのフォーク差し込み
口30を区画する桁31の湾曲壁に形成されたバリF
を、フォーク差し込み口30のある程度内方まで除去す
ることができる。
その後、架台11は再び所定の移動方向(第4図の下
方)へ向って移動する。架台11がフォーク差し込み口
30の開口部側方を通過する間、リンク13とヘッド1
6は、エアーシリンダー装置15,23によって第1図
に実線で示された初期の状態に再びセットされる。そし
て、ヘッド16はフォーク差し込み口30を通過した
後、差し込み口30を区画している他の桁31(第4
図)の内壁面に当接し、前述と同様に他の桁31のバリ
Fを切除して行く。なお、各桁における被加工面(湾曲
面および平坦面)におけるヘッド16の作動も上記と同
様である。
本発明のバリ取り装置10において、ヘッド16に取り
付けられた刃21は平刃であるため、切り取られたバリ
は鋸屑状の粉体ではなく紐状に連続した切削片となり、
パレットPの表面やフォーク差し込み口の内方に付着す
ることがなく、後処理が極めて容易である。
このように、1つのバリ取り装置10の動作は叙上の如
くであるが、パレットPの内部に形成された各桁の壁面
にあるバリFも切除することが望ましい。従って、第4
図に示されるように、各フォーク差し込み口には当該差
し込み口に挿入可能な細長い架台32がそれぞれ配置さ
れ、各架台32の先端には、ヘッド16の向きを相反す
る側に向けた2つのバリ取り装置10が設置される。こ
の架台32は、その後部上面に長手方向に沿って架台駆
動用のラック33が設けられ、当該ラックに噛み合わさ
れたピニオン34によって駆動される。この架台32
は、その横方向(挿入方向に直交する水平方向)の位置
を調整するため、レール35に摺動可能に配置されてい
る。
これら各一対のバリ取り装置10は、通常、先に説明し
たパレットPの側部に配置されたバリ取り装置10が最
初にレール12上を前端12aへ移動する際に同時に駆
動され、そして、先のものと同様に作動する。
すなわち、架台32は、各フォーク差し込み口から挿入
され、その先端に配置された一対のヘッド16が反対側
の差し込み口から突出させられる。そこで各エアーシリ
ンダー装置15,23を作動させてヘッド16を前述し
たように前方の側壁に位置決めし、そこからバリ取りが
開始される。
上記のように、第4図に示される本発明のバリ取り装置
10においては、架台32がフォーク差し込み口の深さ
方向と平行に直線移動可能に構成されており、しかも、
先端が開放されてフォーク差し込み口に挿入するように
構成されているため、フォーク差し込み口の深さ方向に
連なるバリをその内部に亘って連続的に切り取ることが
できる。また、第1図の例と同様に、切り取られたバリ
は、紐状に連続した切削片となりフォーク差し込み口の
内方に付着することがないため、簡単に取り払うことが
出来る。
パレットPの側壁は、第4図に示されるように、X方向
とこれに直交するY方向とがあり、上記の操作によって
X方向に沿ったパレットPの側壁即ち桁の側壁とこれに
連続する湾曲面の壁とにおけるバリFが切除されたこと
になる。次に、Y方向に沿ったパレットPの側壁のバリ
を切除するのであるが、その場合、パレットPを支持し
ている回転テーブル36をその下方に配置されたピスト
ンシリンダー装置(図示せず)によって上昇させてパレ
ットPを持ち挙げる。そして、パレットPが両側部のレ
ール12よりも上方に上昇したところで回転テーブル3
6を90度回転させ、Y方向に位置していた側壁をレー
ル12に沿うように配置した後、再び元の位置へ降ろ
す。また、バリを切除中にパレットPを回転テーブル3
6に押圧して固定するため、パレットPの中心部上方へ
張り出すアーム37が設置されており、斯かるアーム3
7の先端には下方へ向けて進退するシリンダー装置38
が設けられている。なお、シリンダー装置38のピスト
ンロッドは、回転テーブル36の上昇、回転中は収縮し
てパレットPを妨害しないようになっている。これによ
り、パレットPに存するX方向およびY方向のバリは、
パレットPを回転テーブル36上に設置した後、1度の
位置変更(90度回転)及び各バリ取り装置10の2回
の作動だけでことごとく除去される。
なお、第4図中、パレットPのフォーク差し込み口の内
部を切削する架台32を使用した装置は、フォーク差し
込み口の内部だけでなくパレットPの側壁にも勿論使用
することができる。その場合、ヘッド16は、1箇所に
設けられていればよい。また、本発明のバリ取り装置1
0は、第5図に示されるように、リンク13を細長い帯
状としてその一端部にヘッド16を枢着し、他端部を架
台11に枢着し、そして、エアーシリンダー装置15の
ピストンロッド15bをその中間に枢着したものであっ
てもよい。また、ヘッド16をリンク13に対して回動
させるエアーシリンダー装置23については、架台11
に設置してもよく、その場合、架台11に対するリンク
13の枢着部と同軸にL形のリンク部材39を枢着し、
このL形リンク部材39の一端をピストンロッド23a
に且つ他端を連結ロッド40を介してヘッド16の連結
片22に枢着してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のプラスチック製パレット
の自動バリ取り装置によれば、プラスチック製パレット
の湾曲面を含む桁の外周面に存するバリを2組のガイド
ローラによって被加工面を倣いつつ切削するため、被加
工面に確実に追従させることができ、平刃を常に所定角
度に保持してバリを切り残すことなく完全に除去するこ
とができる。また、切り取られたバリは紐状に連続した
切削片となり、パレットに付着することがなく、後処理
が極めて容易である。しかも、架台をフォーク差し込み
口に挿入した場合、フォーク差し込み口の深さ方向に連
なるバリをその内部に亘って連続的に切り取ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るプラスチック製パレッ
トの自動バリ取り装置およびその作動を示す平面図、第
2図は第1図に示されたバリ取り装置のヘッドの構造を
示す斜視図、第3図は第2図のヘッドの要部平面図、第
4図は本発明に係るバリ取り装置のパレットにおける使
用態様を示す平面図、第5図は本発明の他の実施例に係
るパレットのフォーク差し込み口内壁用の自動バリ取り
装置を示す平面図である。 10……プラスチック製パレットの自動バリ取り装置、
11……架台、12……レール、13……リンク、13
a……角部(一端部)、14,18……枢着部、15…
…第1のエアーシリンダー装置、23……第2のエアー
シリンダー装置、16……ヘッド、21……平刃、19
a,19b……ガイドローラー、20a,20b……ガ
イドローラー、30……フォーク差し込み口、31……
桁、P……パレット、F……バリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚のスキットを溶着して双方のスキット
    の間に複数の桁を形成し且つこれら桁の間にフォーク差
    し込み口を形成してなるプラスチック製パレットにおけ
    る湾曲面を含む桁の外周面に存するバリを取るための自
    動バリ取り装置であって、フォーク差し込み口の深さ方
    向と平行に直線移動可能に構成された架台と、当該架台
    に枢着されて一端部が被加工面に対して離間接近自在に
    なされたリンクと、当該リンクを前記架台に対して回動
    させる第1のエアーシリンダー装置と、前記リンクの枢
    軸と平行な枢軸によって前記リンクの前記一端部に枢着
    されたヘッドと、当該ヘッドを前記リンクに対して回動
    させる第2のエアーシリンダー装置とを備え、前記ヘッ
    ドには、前記架台の移動方向に向けられて被加工面に当
    接する平刃と、当該平刃の刃先近傍および刃先前方に位
    置して被加工面を倣う2組のガイドローラーとが取り付
    けられていることを特徴とするプラスチック製パレット
    の自動バリ取り装置。
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JPS5942741B2 (ja) * 1980-09-17 1984-10-17 住友金属工業株式会社 半硬質磁石合金およびその製造方法

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JPS60259316A (ja) 1985-12-21

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