JPH0649071A - ベンゾジフラノンの製造方法 - Google Patents

ベンゾジフラノンの製造方法

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JPH0649071A
JPH0649071A JP5106496A JP10649693A JPH0649071A JP H0649071 A JPH0649071 A JP H0649071A JP 5106496 A JP5106496 A JP 5106496A JP 10649693 A JP10649693 A JP 10649693A JP H0649071 A JPH0649071 A JP H0649071A
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    • C07D493/00Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 染料の製造方法を提供する。 【構成】 式II で示される化合物を、穏和な酸化剤と反応させることを
特徴とする式I [式中R及びRはそれぞれ置換されていないフェニ
ル基か又はハロゲン、ヒドロキシ、C〜C10−アル
キル、C〜C10−アルコキシ、C〜C10−アル
ケニル及びフェノキシから選んだ基少なくとも1個で置
換されているフェニル基を表わす]で示される化合物の
製造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は式I:
【0002】
【化3】
【0003】[式中R1及びR2はそれぞれ置換されてい
ないフェニル基か又はハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C
10−アルキル、C1〜C10−アルコキシ、C2〜C10−ア
ルケニル及びフェノキシから選んだ基少なくとも1個で
置換されているフェニル基を表わす]で示される染料の
製造方法に関する。
【0004】
【従来技術】この群の染料は、英国特許第156823
1号及び第2068402A号明細書に記載されてい
る。
【0005】
【発明の構成】式Iで示されるベンゾジフラノンは、本
発明により、式II:
【0006】
【化4】
【0007】[式中R1及びR2は前記のものを表わす]
で示される化合物を、穏和な酸化剤と反応させることに
よって製造することができる。
【0008】式IIの化合物は、式III:
【0009】
【化5】
【0010】で示される化合物を、式IV: R2−CH(OH)−L IV [式中R1及びR2は前記のものを表わし、LはCOOR
3、CONR45又はCN(R3、R4及びR5はそれぞれ
H又はC1〜C4−アルキルである)を表わす]で示され
る化合物と有機溶剤中で酸性触媒の存在で温度50〜1
60℃で反応させることによって製造することができ
る。
【0011】本発明の酸化剤の適当な例はクロルアニ
ル、ブロムアニル、過硫酸塩、過沃素酸塩、過塩素酸
塩、過硼酸塩、過マンガン酸塩、バナジン酸塩、塩素酸
塩及びジクロム酸塩、ベンゾキノン、ナフトキノン、ア
ントラキノン、テトラクロルハイドロキノン、二酸化鉛
及び−マンガン、五酸化バナジウム、ニロトベンゼン、
過酸化水素及び大気の酸素である。式IIの中間化合物は
形成される反応媒体から単離してもよく、酸化工程は異
なった有機液体、例えば酸化に耐性の下記の溶剤の1つ
中で行う。しかしながら一般に酸化をその場で、即ち式
IIの化合物が形成されるのと同じ媒体中で行うのが有利
であり、溶剤は酸化剤に対して耐性である。
【0012】式IIの化合物の製造において使用される有
機液体は沸点50℃以上、好ましくは70℃以上を有す
る任意の適当な溶剤である。しかし方法は、好ましくは
70〜150℃で行う。適当な溶剤の例は次のものであ
る:低級アルカンカルボン酸及びその無水物、例えば酢
酸、蟻酸、プロピオン酸及び無水酢酸;炭化水素及びハ
ロゲン化炭化水素、例えばベンゼン、トルエン、キシレ
ン、メシチレン、モノ−、ジ−及びトリ−クロルベンゼ
ン、ブロムベンゼン、クロルナフタリン、石油フラクシ
ョン、ジクロルエタン及びテトラクロルエタン、ニトロ
炭化水素、例えばニトロベンゼン、ニトロトルエン及び
ニトロメタン;エーテル、例えばジフェニルエーテル及
びアニゾール;エステル、例えば安息香酸メチル及び炭
酸ジエチル;ケトン、例えばメチル−イソブチルケトン
及びスルホラン。好ましい溶剤は芳香族炭化水素又はモ
ノハロゲン化炭化水素、殊にトルエン又はモノクロルベ
ンゼン及びC1〜C4−アルカンカルボン酸又はその無水
物、殊に酢酸である。
【0013】酸性触媒は、有機酸、例えば鉱酸又は有機
スルホン酸のエステル化を促進するのに適当な任意の触
媒である。適当な酸性触媒の例は、鉱酸、例えば硫酸及
び塩酸、ベンゼン及び置換されているベンゼンスルホン
酸、例えばベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸、ベンゼン−m−ジスルホン酸、アルカンスルホン
酸、例えばメタンスルホン酸、及びルイス酸、例えば塩
化第2鉄及び塩化第2錫である。わずかな量に過ぎない
触媒、例えば式IIIの化合物1モル当り約0.1モルは
反応の割合の改良をもたらすが、割合は更に増大した触
媒でなお増大し、原料1モル当り触媒0.5〜1.0モ
ルを使用するのが有利である。これよりも大きい割合の
触媒を使用してもよいが、一般にこれによって相応した
利点は得られない。
【0014】式IIIの化合物は、好ましくは1,4−ハ
イドロキノンを式: R1−CH(OH)−COOH V [式中R1は前記のものを表わす]の置換されているグ
リコール酸と反応させて製造する。反応は、好ましくは
Britrzzcki及びFlateau(Ber.3
0巻[1897年]124頁)の方法により73%の硫
酸中か又は酢酸と硫酸との混合物中で行う。
【0015】4−位の置換分の外に、R1及びR2で表わ
されるフェニル基、好ましくは4−位の隣りの位に他の
置換分、例えばハロゲン、アルコキシ及びアルキル(殊
にアルキル基は4個までの炭素原子を有する)を有して
いてもよい。
【0016】式IIIの適当な化合物の例は次のものであ
る:5−ヒドロキシ−2−オキソ−3−フェニル−2,
3−ジヒドロベンゾフラン、5−ヒドロキシ−2−オキ
ソ−3−(4−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ
ベンゾフラン及び5−ヒドロキシ−2−オキソ−3−
(4−n−プロポキシフェニル)−2,3−ジヒドロベ
ンゾフラン。
【0017】式IVの適当な化合物の例は、マンデル酸及
び次の置換されているマンデル酸及びその誘導体、4−
n−プロポキシマンデル酸、3−メチル−4−n−プロ
ポキシマンデル酸、3,5−ジメチル−4−n−プロポ
キシマンデル酸、3,5−ジメチル−4−ヒドロキシマ
ンデル酸、4−n−プロポキシマンデル酸メチル、マン
デルアミド及び4−メトキシマンデニトリルである。
【0018】式IIの化合物の製造の際、好ましくは、殊
にR1がフェニルでありかつR2が4−n−プロポキシフ
ェニルである式IIの化合物は、4−n−プロポキシマン
デル酸を5−ヒドロキシ−2−オキソ−3−フェニル−
2,3−ジヒドロベンゾフランと反応させることによっ
て製造される。この種の方法は、好ましくはトルエン又
はモノクロルベンゼンで、触媒として式IIの化合物1モ
ル当り4−メチルベンゼンスルホン酸0.5〜1.0モ
ルを使用して行なう。式IIのこの化合物は次いで穏和な
酸化剤、例えばクロルアニルで酸化して、式Iの等量の
染料、3−フェニル−7−(4−プロポキシフェニル)
−2,6−ジオキソ−2,6−ジヒドロベンゾ[1:2
−b,4:5−b′]ジフランを形成する。選択的酸化
剤は、ブロムアニル、ベンジキノン、過硫酸塩、過酸化
水素及び大気の酸素である。染料は親水性溶剤、例えば
低級アルカノールを添加して単離し、反応媒体から濾過
により分離することができる。
【0019】
【実施例】例中の部及び%は、すべて“重量部”及び
“重量%”である。
【0020】例1 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3−フェニル−2,3−
ジヒドロベンゾフラン(濃度95%;0.5g・モル)
119g、4−n−プロポキシマンデル酸(濃度90
%;1.23g・モル)144g及び4−メチルベンゼ
ンスルホン酸1水和物(0.5g・モル)95gをモノ
クロルベンゼン150mlにとかした混合物を、撹拌し
ながら110℃に加熱すると、溶液が得られた。溶液を
110℃で18時間維持し、この時間の間に生成物が溶
液から分離した。18時間後に温度を65℃に下げクロ
ルアニル105g(0.43g・モル)を添加した。混
合物を、冷却前にこの温度で更に18時間撹拌して酸化
を完結させた。
【0021】生成物の分離を促進するためにメタノール
500mlを加え、混合物を、濾過、メタノールと水と
の洗浄及び生成物を乾燥する前に4時間撹拌した。乾燥
生成物の収量は、ジヒドロベンゾフランの使用量に対し
て理論量の61.5%に等しい131.3g(光学濃度
93.1%)であった。
【0022】酸化工程終了後の選択的仕上げで、反応混
合物を水蒸気処理してモノクロルベンゼンを回収した。
次いで反応混合物を冷却し、沈殿生成物を濾取し、水
で、次いでメタノールで洗浄し、乾燥した。同じ結果が
得られた。
【0023】例2 例1の方法を、4−n−プロポキシマンデル酸の代り
に、3−メチル−4−n−プロポキシマンデル酸189
g(濃度77%;1.23g・モル)を用いてくり返し
た。乾燥生成物の収量は、ジヒドロベンゾフランの使用
量に対して理論量の約58%に等しい132g(HPL
Cによる濃度>90%)であった。
【0024】例3 硫酸(比重1.84)25mlを、氷酢酸475mlに
加えた。5−ヒドロキシ−2−オキソ−3−フェニル−
2,3−ジヒドロベンゾフラン119g及び4−n−プ
ロポキシマンデル酸144gを加え、混合物を75〜8
0℃で3時間加熱した。混合物を冷却し、過硫酸アンモ
ニウム125gを加え、75〜80℃で3時間加熱し
た。25℃に冷却後、水を加え、撹拌を25℃で1/2
時間続けた。生成物(例1のようにして製造したものと
同じ)を濾取し、水で酸がなくなるまで洗浄し、乾燥し
た。ペーストの収量は、生成物125.2gに等しい5
74g(光学濃度52.8%)であった。これは、ジヒ
ドロベンゾフランの使用量に対して理論量の62.9%
である。
【0025】例4 例1で使用した4−n−プロポキシマンデル酸の代り
に、リストAの置換されているマンデル酸を使用する
と、例1と同じ生成物が得られ、この場合7−(4−n
−プロポキシフェニル)基はリストBの置換分に代えら
れており、生成物は記載の波長(ナノメータ)で吸収最
大値を有する。吸収最大値はクロロホルム中で測定した
が、*で示したものはアセトン中で測定した。
【0026】
【表1】
【0027】例5 例1で使用した5−ヒドロキシ−2−オキソ−3−フェ
ニル−2,3−ジヒドロベンゾフランの代りに、リスト
Cのベンゾフランを使用すると、記載の波長(ナノメー
タ)で吸収最大値を有する同じベンゾジフラノンが得ら
れた。吸収最大値はクロロホルム中で測定したが、*印
で示したものはアセトン中で測定した。
【0028】 リストC 吸収最大値 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3(4−メチルフェニル)− 513 2,3−ジヒドロベンゾフラン 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3(4−メトキシフェニル) 532 −2,3−ジヒドロベンゾフラン 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3(4−ヒドロキシフェニル) 522* −2,3−ジヒドロベンゾフラン 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3(4−エトキシフェニル) 532 −2,3−ジヒドロベンゾフラン 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3(4−i−プロポキシ 532 フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾフラン 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3(4−n−ブトキシフェ 532 ニル)−2,3−ジヒドロベンゾフラン 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3(4−エチルフェニル)− 513 2,3−ジヒドロベンゾフラン 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3(4−i−プロピルフェ 514 ニル)−2,3−ジヒドロベンゾフラン 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3(3−メチル−4−ヒドロ 537 キシフェニル)−2,3−ジヒドロベンゾフラン 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3(3,5−ジメチル−4− 530* ヒドロキシフェニル)−2,3−ジヒドロベンゾフラン 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3(3−クロル−4−ヒドロ 512* キシフェニル)−2,3−ジヒドロベンゾフラン 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3(3−メチルフェニル)− 508 2,3−ジヒドロベンゾフラン 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3(4−クロルフェニル)− 510 2,3−ジヒドロベンゾフラン 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3(4−n−プロポキシ 537 フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾフラン これらのベンゾフランは、例4に記載の任意のマンデル
酸と例1の方法によって組合せると、ベンゾジフラノン
が得られる。
【0029】例6 例1の生成物が、例1で使用したクロルベンゼンを、そ
れぞれ等容量の次の溶剤に代えることによって得られ
た: トルエン o−、m−又はキシレン メシリレン スルホラン o−、m−又はp−ジクロルベンゼン 1,2,4−トリクロルベンゼン 1,3,5−トリクロルベンゼン ブロムベンゼン 1,1,2,2−テトラクロルエタン アニゾール アルファ−クロルナフタリン ニトロメタン アルファ−ブロムナフタリン ジフェニルエーテル メチル−イソブチルケトン o−、m−又はp−クロルトルエン o−、m−又はp−ブロムトルエン ニトロベンゼン o−ニトロトルエン 安息香酸メチル 炭酸ジエチル ジクロルエタン 石油エーテル(沸点100−120℃)。
【0030】例7 例1の生成物が例1で使用した4−メチルベンゼンスル
ホン酸を、それぞれ等重量の次の触媒に代えることによ
って得られた: ベンゼンスルホン酸 メタンスルホン酸 ベンゼン−m−ジスルホン酸。
【0031】例8 例3の生成物が、例3で使用した酢酸を、等重量の次の
溶剤に代えることによって得られた: 蟻酸 プロピオン酸 酪酸 無水酢酸 無水プロピオン酸。
【0032】例9 例3の生成物が、例3で使用した硫酸を、等重量の次の
酸性触媒に代えることによって得られた: p−トルエンスルホン酸 メタンスルホン酸 ベンゼンスルホン酸 塩化水素酸 ベンゼン−m−ジスルホン酸。
【0033】例10 例1及び例3の生成物が、例1で使用したクロルアニル
又は例3で使用した過硫酸アンモニウムを、それぞれ次
の酸化剤に代えることによって製造された: ブロムアニル 塩素酸カリウム ベンゾキノン ジクロム酸カリウム ニトロベンゼン 過硼酸ナトリウム 過沃素酸ナトリウム 二酸化鉛 二酸化マンガン 塩素酸ナトリウム 過マンガン酸カリウム ナフトキノン アントラキノン テトラクロルハイドロキノン 五酸化バナジウム バナジン酸アンモニウム。
【0034】例11 3−フェニル−7−(4−ヒドロキシフェニル)−2,
6−ジオキソ−2,6−ジヒドロベンゾ[1:2−b,
4:5−b′]ジフラン3.56g、n−プロピルブロ
マイド1.4g、炭酸カリウム0.7g及びスルホラン
15mlの混合物を、130℃で4時間加熱した。25
℃に冷却後、水15mlを加え、沈殿生成物を濾取し、
50%の含水メタノール、次いでメタノールで洗浄する
と、例1で製造したのと同じ生成物が得られた。
【0035】例12 3−(4−n−プロポキシフェニル)−7−(4−ヒド
ロキシフェニル)−2,6−ジオキソ−2,6−ジヒド
ロベンゾ[1:2−b,4:5−b′]ジフラン2.0
7g、炭酸カリウム1.38g、n−ヘキシルブロマイ
ド1.65g及びスルホラン30mlの混合物を130
℃で4時間加熱した。25℃に冷却後、混合物を2%の
塩酸に加え、沈殿生成物、3−(4−n−プロポキシフ
ェニル)−7−(4−n−ヘキシルフェニル)−2,6
−ジオキソ−2,6−ジヒドロベンゾ[1:2−b,
4:5−b′]ジフランを濾取し、水及びメタノールで
洗浄し、乾燥した。これはクロロホルムに溶解して、5
37mmで吸収最大値を有する帯青赤色の溶液が得られ
る。
【0036】例13 5−ヒドロキシ−2−オキソ−3−フェニル−2,3−
ジヒドロベンゾフラン2.26g、4−メトキシマンデ
ロニトリル2.63g及びp−トルエンスルホン酸1.
9gの混合物を、トルエン40ml中で75℃で18時
間撹拌し、続いてクロルアニル2.45gを加え、混合
物を75℃で2時間撹拌した。反応混合物を25℃に冷
却し、メタノール50mlを加え、沈殿固体を濾取し、
続いてメタノール、水及びメタノールで洗浄し、乾燥し
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート ジヨゼフ リンドセイ イギリス国 マンチエスター ブラツクレ イ ヘキサゴン ハウス (番地なし) (72)発明者 ロナルド ウインフオード ケニヨン イギリス国 マンチエスター ブラツクレ イ ヘキサゴン ハウス (番地なし) (72)発明者 デレク ソープ イギリス国 マンチエスター ブラツクレ イ ヘキサゴン ハウス (番地なし)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I: 【化1】 [式中R1及びR2はそれぞれ置換されていないフェニル
    基か又はハロゲン、ヒドロキシ、C1〜C10−アルキ
    ル、C1〜C10−アルコキシ、C2〜C10−アルケニル及
    びフェノキシから選んだ基少なくとも1個で置換されて
    いるフェニル基を表わす]の化合物を製造する方法にお
    いて、式II: 【化2】 [式中R1及びR2は前記のものを表わす]で示される化
    合物を、穏和な酸化剤と反応させることを特徴とする式
    Iの化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 R1又はR2ヒドロキシフェニルを表わす
    式Iの化合物をアルキル化剤と反応させ、その際ヒドロ
    キシフェニルがアルコキシフェニルに変換する、請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 R1はフェニルであり、R2は4−n−プ
    ロポキシフェニルである、請求項1又は請求項2記載の
    方法。
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