JPH0648947Y2 - 電子機器の扉構造 - Google Patents

電子機器の扉構造

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JPH0648947Y2
JPH0648947Y2 JP4649890U JP4649890U JPH0648947Y2 JP H0648947 Y2 JPH0648947 Y2 JP H0648947Y2 JP 4649890 U JP4649890 U JP 4649890U JP 4649890 U JP4649890 U JP 4649890U JP H0648947 Y2 JPH0648947 Y2 JP H0648947Y2
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JP
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door
shaft
housing
electronic device
spring
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JP4649890U
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義則 加賀屋
斉 津田
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 概要 磁気テープ再生装置やビデオテープレコーダのカセツト
挿入口などの扉構造において、人体から扉に放電された
静電気を、該扉を揺動自在に支持する軸から、電子部品
へのノイズや静電気を除去するために設けられている遮
蔽部材の弾発片を介して、基板または筐体に流し込んで
除去する。
また前記扉を揺動自在に支持する軸状突出部を扉の一端
部において両側部からそれぞれ延設して形成し、一方の
軸状突出部を筐体に固定した軸受けによつて支持し、他
方の軸突出部を筐体から立設した支持柱の係止部に前記
弾発片によつて弾発的に当接させて支持する。
これによつて、簡便な構成で、静電気の除去を可能とす
るとともに、扉の開閉状態に拘わりなく、該扉をがたつ
きなく支持する。
産業上の利用分野 本考案は、磁気テープ再生装置やビデオテープレコーダ
などの電子機器において、記録媒体の挿入口などに好適
に用いられる扉の構造に関する。
従来の技術 第3図は典型的な従来技術の電子機器1の前面板2付近
の分解斜視図であり、第4図はその前面板2付近の断面
図である。この電子機器1は、車載用の磁気テープカセ
ツトの再生装置であり、カセツト挿入口3には、防塵な
どのために扉4が取付けられている。
前記扉4の幅方向の一端部4aは折返されて、収納孔4bが
形成されている。この収納孔4b内には軸5が挿通して収
納されている。この軸5の扉4から突出している両端部
5a,5bは、それぞれ前記前面板2に固定されている軸受
6,7の凹所6a,7a内に嵌め込まれている。
また扉4の一端部4aにおいて、長手方向の中央部付近に
は切欠き4cが形成されており、前記軸5のこの切欠き4c
内に露出している部分には、巻きばね8が巻回されてい
る。巻きばね8の一端部8aは前面板2に当接し、他端部
8bは扉4の裏面4d側には当接し、扉4を矢符9方向にば
ね付勢する。こうして扉4は、挿入口3の外周縁部3aに
当接し、電子機器1内への塵や埃の侵入を防いでいる。
一方、前記扉4および巻きばね8は導電性の材料から成
り、これに対応して、前面板2において巻きばね8の前
記一端部8aが当接する部分には、アルミ箔などの導電性
シート10は貼り付けられている。この導電性シート10
は、該電子機器1が組立てられた状態で、再生気孔や電
子回路基板などを収納している筐体11と接触する。した
がつて、人体から扉4に放電された静電気は、巻きばね
8および導電性シート10を介して、筐体11に流入し、除
去される。
また、前記巻きばね8によつて、扉4は前記挿入口3の
外周縁部3aに当接する方向にばね付勢されており、した
がつて第4図(1)で示される磁気テープカセツト12が
挿入されていない状態では、該扉4は挿入口3を塞いで
いる。
考案が解決しようとする課題 上述のような従来技術では、前記第4図(1)で示され
るように、挿入口3に磁気テープカセツト12が挿入され
ていない状態では、巻きばね8によつて前記扉4は、挿
入口3の外周縁部3aにがたつきなく当接している。
これに対して、第4図(2)で示されるように、磁気テ
ープカセツト12が挿入されると、前記扉4は跳ね上げら
れ、巻きばね8の前記端部8a,8bは相互にほぼ並行とな
つてしまう。したがつて、矢符13で示されるカセツト挿
入方向と平行な方向に対して、扉4にたがつきが生じや
すくなる。
また、前記扉4と導電性シート10との間は、巻きばね8
によつて接続されるため、接触が不安定であり、振動の
多い環境で使用される車載用の電子機器にとつて不利で
ある。さらにまた、組立ての都合上から、巻きばね8と
筐体11とを直接接触させることは困難であり、したがつ
て前記導電性シート10などの特別な構成部品が必要とな
る。
本考案の目的は、簡便な構成で、開口部の扉をがたつき
なく保持することができるとともに、人体から扉に放電
された静電気を円滑に除去することができる電子機器の
扉構造を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、筐体に形成される開口の内方側に配置され、
板状の導電性材料から成り、前記開口の外周面に少なく
とも一部分が当接する扉と、 前記扉の一端部を揺動自在に支持するために、該扉の両
側部からそれぞれ突出するように形成され、導電性材料
から成る軸状突出部と、 前記扉または筐体のいずれか一方に取付けられ、前記扉
を前記開口の外周面に当接する方向にばね付勢するばね
部材と、 筐体に固定され、一方の軸状突出部を支持する軸受け
と、 筐体から立設され、遊端部に係止部が形成され、他方の
軸状突出部を乗載する支持柱と、 前記係止部に対向して配置され、前記他方の軸状突出部
を係止部に向けて弾発的に押圧する弾発片が延設される
とともに、導電性材料から成り、筐体または基板に接地
され、電子部品の静電気除去のために設けられる遮蔽部
材とを含むことを特徴とする電子機器の扉構造である。
作用 本考案に従えば、筐体に形成された開口の内方側には扉
が配置されており、この扉の一端部において、両側部か
らは、該扉を揺動自在に支持する軸状突出部が延設され
ている。一方の軸状突出部は筐体に固定されている軸受
けによつて支持され、他方の軸状突出部は筐体から立設
されている支持柱に乗載されている。この支持柱の遊端
部には係止部が形成されており、該係止部と、該係止部
に対向して配置されている弾発片とによつて、前記他方
の軸状突出部をがたつきなく支持する。
前記扉は、該扉または筐体のいずれか一方に取付けられ
るばね部材によつて、該扉を前記開口の外周面に当接す
る方向にばね付勢されている。また該扉が閉じられてい
る状態では、該扉の少なくとも一部分が前記開口の外周
面に当接している。したがつて、該扉が閉じられている
状態では、前記ばね部材による弾発力によつて、該扉は
開口の外周面にがたつきなく当接している。
また、該扉が開かれている状態であつても、前記弾発片
によつて前記軸のがたつきが抑えられており、こうして
扉の開閉状態に拘わりなく、がたつきを無くすことがで
きる。
さらにまた、前記扉と、軸状突出部と、弾発片とは、導
電性の材料から成り、さらに前記弾発片は筐体または基
板に接地されている遮蔽部材から延設して形成されてい
る。前記遮蔽部材はまた、前記基板上に実装されている
電子部品に関連して設けられており、該電子部品へのノ
イズや静電気の流入を防止するために設けられている。
したがつて、電子部品に関連して設けられる遮蔽部材の
一部分を延設して弾発片を形成し、新たな構成部品を設
けることなく、扉を安定して保持することができる。ま
た、人体から扉に放電された静電気を円滑に除去するこ
とができる。
実施例 第1図は本考案の一実施例の電子機器21の前面板22付近
の分解斜視図であり、第2図はその前面板22付近の断面
図である。この電子機器21は、車載用の磁気テープ再生
装置として用いられ、したがつて前目板22に形成された
挿入口23からは、磁気テープカセツト40の挿入または排
出が行われる。
前記挿入口23の内方には、アルミなどの導電性材料から
成る板状の扉24が配置されている。この扉24の幅方向の
一端部24aは折返されて、収納孔24bが形成されている。
収納孔24b内には、金属製の軸25が挿通されている。
軸錠突出部である軸25の両端部25a,25bは、それぞれ扉2
4の長手方向両端部24e,24fから突出しており、一方の端
部25aは前面板22に立設された軸受26の凹所26aに嵌め込
まれる。また軸25の他方の端部25bは、前面板22から立
設された支持柱27上に乗載される。支持柱27の遊端部に
は係止部27aが形成されており、この係止部27aによつて
前記端部25bの脱落が防止されている。
一方、前記支持柱27の係止部27aに対向して、弾発片28
が配置されている。この弾発片28は、前面板22に形成さ
れた透孔29の外周縁部に貼り付けられている遮蔽部材30
から延設して形成されている。弾発片28および遮蔽部材
30は、ステンレスなどの材料によつて一体で成型されて
いる。
前記遮蔽部材30は、前記透孔29に臨んで配置され、電子
部品である液晶表示装置(以下、LCDと略称する)パネ
ル31に帯電する静電気を除去するために設けられてお
り、該電子機器21が組立てられた状態では、金属製の筐
体32に電気的に接続されている。したがつて、人体から
前記扉24に放電された静電気は、軸25の端部25bから弾
発片28および遮蔽部材30を介して、筐体32に流し出され
て除去される。
また前記扉24の一端部24aにおいて、長手方向の中央付
近には切欠き24cが形成されており、この切欠き24c内で
露出している軸25には、巻きばね35が巻回されている。
巻きばね35の一端部35aは、扉24の裏面24dに当接してお
り、他端部35bは前面板22に当接している。この巻きば
ね35は、その両端部35a,35bが相互に離反する方向に弾
発力を発生しており、したがつて扉24を矢符36方向、す
なわち該扉24が閉じる方向にばね付勢いている。
さらに第2図(1)で示されるように、軸25と一体化さ
れた扉24が、挿入口23付近に取り付けられていない状態
では、前記弾発片28と係止部27aとの間隔W1は、軸25の
直径D1よりも小さくなるように形成されている。したが
つて第2図(2)で示されるように、軸25が係止部27a
と弾発片28との間に嵌め込まれると弾発片28の弾発力に
よつて、軸25はがたつきなく保持される。
また、このように扉24が挿入口23の背後側に取付けられ
ると、前記巻きばね35の弾発力によつて、扉24は前記矢
符36方向にばね付勢され、該扉24の少なくとも一部分が
挿入口23の外周縁部23aに当接して、挿入口23は塞がれ
ている。
これに対して、第2図(3)で示されるように、矢符37
方向に前記磁気テープカセツト40が挿入されると、扉24
は巻きばね35のばね力に抗して、前記矢符36方向とは反
対方向に角変位する。このような扉24が開かれた状態
で、磁気テープカセツト40の挿入または排出操作が行わ
れても、軸25の端部材25bは、支持柱27の係止部27aと弾
発片28とによつて挟持されているため、扉24はがたつき
なく保持される。
このように本考案に従う電子機器21では、LCDパネル31
の静電気除去ために必要な既設の部品である遮蔽部材30
に弾発片28を形成することによつて、従来技術の項で述
べたような特別な部品を用いることなく、人体から扉24
に放電された静電気を除去することができ、低コストで
静電気の除去を実現することができる。また、従来技術
の巻きばねを介する構成に比べて、接触不良を減少する
ことができ、人体から扉24に放電された静電気を確実に
除去することができる。さらにまた、軸25のがたつきを
抑えて、扉24の開閉状態に拘りなく、該扉24の安定して
保持することができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、電子部品の静電気除去の
ために設けられる遮蔽部材の一部分を延設して弾発片を
形成し、この弾発片によつて扉を支持する軸状突出部材
を弾発的にばね付勢するようにしたので、扉の開閉状態
に拘わりなく、該扉をがたつきなう保持することができ
る。また該扉は、遮蔽部材の弾発片を介して筐体または
基板に接地されており、したがつて人体から該扉に放電
された静電気を円滑に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の電子機器21の前面板22付近
の分解斜視図、第2図は前面板22付近の断面図、第3図
は従来技術の電子機器1の前面板2付近の分解斜視図、
第4図は前面板2付近の分解斜視図である。 21……電子機器、22……前面板、23……挿入口、24……
扉、25……軸、26……軸受、27……支持柱、27a……係
止部、28……弾発片、30……遮蔽部材、35……巻きばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筺体に形成される開口の内方側に配置さ
    れ、板状の導電性材料から成り、前記開口の外周面に少
    なくとも一部分が当接する扉と、 前記扉の一端部を揺動自在に支持するために、該扉の両
    側部からそれぞれ突出するように形成され、導電性材料
    から成る軸状突出部と、 前記扉または筺体のいずれか一方に取付けられ、前記扉
    を前記開口の外周面に当接する方向にばね付勢するばね
    部材と、 筺体に固定され、一方の軸状突出部を支持する軸受け
    と、 筺体から立設され、遊端部に係止部が形成され、他方の
    軸状突出部を乗載する支持柱と、 前記係止部に対向して配置され、前記他方の軸状突出部
    を係止部に向けて弾発的に押圧する弾発片が延設される
    とともに、導電性材料から成り、筺体または基板に接地
    され、電子部品の静電気除去のために設けられる遮蔽部
    材とを含むことを特徴とする電子機器の扉構造。
JP4649890U 1990-04-28 1990-04-28 電子機器の扉構造 Expired - Lifetime JPH0648947Y2 (ja)

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