JPH0648687Y2 - 低圧回路用遮断器の接触子構造 - Google Patents

低圧回路用遮断器の接触子構造

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JPH0648687Y2
JPH0648687Y2 JP377789U JP377789U JPH0648687Y2 JP H0648687 Y2 JPH0648687 Y2 JP H0648687Y2 JP 377789 U JP377789 U JP 377789U JP 377789 U JP377789 U JP 377789U JP H0648687 Y2 JPH0648687 Y2 JP H0648687Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、漏電遮断器や配線用遮断器などの低圧回路
用遮断器における接触子の構造に係り、詳しくは、開閉
機構により閉路駆動されるホールダがその対向2面の間
に短冊状導電板からなる接点台の端部に可動接点が固設
されてなる可動接触子を挿入され該対向2面中の一方の
面と接点台との間に圧縮コイルばねとして形成された接
触ばねが介装されて可動接触子を対向2面の間に保持す
るとともに遮断器の閉路位置において前記接触ばねが前
記ホールダの一方の面によりさらに圧縮される構成の接
触子構造に関する。
〔従来の技術〕
第4図に前記構成の接触子構造を有する従来の漏電遮断
器の構成例を示す。ケース8とカバー9とにより画成さ
れる空間内の底面側には、板状導体の左端部に電源側端
子21が形成され右端部に固定接点5aが固設されてなる固
定接触子5と、左端部に可動接点4が固設され右端部に
可撓導体6がはんだ付けもしくはろう付けされた短冊状
の導電板からなる接点台3と、過電流引外し装置7と、
この過電流引外し装置7に可撓導体23を介して接続され
る負荷側端子22とが配されるとともに、接点台3が挿入
されたホールダ2の内側の上の面と接点台3との間には
圧縮コイルばねとして形成された接触ばね1が介装さ
れ、図の閉路位置で接点台3がホールダ内側の下の面か
ら浮きあがった状態となるように接触ばね1が圧縮され
た状態で可動接点4が固定接点5aに押圧されて接触して
いる。このホールダ2は、遮断器の閉路動作時には、開
閉機構10により図の下方へ駆動されて図の閉路位置に保
持され、遮断器の開路動作時には、開閉機構10のトグル
リンクがくずれ、隣りの相のホールダとの間に配され
た、力が上向きに作用する遮断ばねにより隣りの相のホ
ールダとともに上方へ駆動される。また、接触ばね1は
ホールダ2の前記上の面に形成されたばね座と、短冊状
の接点台3に形成された,図示れさない突起とにかけて
常時圧縮状態に介装され、遮断器の開路位置では、接点
台3はその下面がホールダ内側の下の面に当接された状
態でホールダ内側の上下2面の間に保持される。第5図
にこの接点台3と可動接点4とにより構成される可動接
触子100の拡大図を示す。接触ばね1(第4図)を接点
台3の定位置に保持する突起3aは、接点台3の板材をプ
レス加工により押し出して形成され、可動接点4の接点
台3への固設は可動接点の軸部背面側を接点台にかしめ
ることにより行われる。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように構成される接触子構造の問題点は、第4図に
おける接触ばね1が接点台3の突起3a(第5図)から外
れ易い点にある。接点台の突起3aはプレス加工により板
材を押し出して形成されるが、接点台が1.2mm程度の板
厚であるため、突起の高さは0.7mm(板厚の60%)程度
が限度であり、これ以上高くすることは突起の根元の強
度が小さくなるためできない。このため、ホールダに接
点台と接触ばねとが組まれた中間組立て品の状態で取あ
つかい上衝撃を与えたり、接点台を引掛けたりすると、
接点台や接触ばねがホールダから外れやすい。このた
め、作業工程や工程間移動の際に取あつかいにくく、作
業工数の短縮が図れないという問題があった。また、突
起3aの代わりに、より高さの高い突起を、別部材を接点
台にかしめて形成することも考えられるが、接点台の下
面は遮断器の開路状態でホールタ内側の下の面に当たる
から、かしめの凸形状が接点台の下面に存在すると、こ
の凸形状がホールダ内側の斜めになった下の面に当り、
このため、接点台の保持が不安定となる。ホールダが閉
路位置から開路位置へ移動する際にも、ホールダの下の
面が接点台に当たる位置に来ると接点台の保持が不安定
となり、このままで開路方向への移動が行われることに
なる。
この考案の目的は、接触ばねを接点台の定位置に確実に
保持することのできる,高さが十分高い突起を、接点台
下面側の凸形状がホールダ内側の下の面に当たらないよ
うに、もしくは接点台下面側に新たに凸形状を作ること
なく形成しうる接触子構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、この考案においては、開閉
機構により閉路駆動されるホールダが対向2面の間に短
冊状導電板からなる接点台の端部に可動接点が固設され
てなる可動接触子を挿入され該対向2面中の一方の面と
接点台との間に圧縮コイルばねとして形成された接触ば
ねが介装されて可動接触子を対向2面の間に保持すると
ともに遮断器の閉路位置において前記接触ばねが前記ホ
ールダの一方の面によりさらに圧縮される構成の接触子
構造を、前記ホールタの対向2面中の一方の面が面方向
に他方の面よりも外方へ延びて端部で対向面側に突起を
形成されるとともに前記可動接触子が対向2面の間に可
動接点が前記他方の面を外れるように挿入されかつ接触
ばねが前記一方の面の突起部と可動接点の背面位置との
間に介装される構造とするものとする。
〔作用〕
接触構造をこのように形成すると、接触ばねを接点台の
定位置に保持するための突起が可動接点の背面に位置す
るから、長さが任意に可能な軸部が接点台にかしめられ
た可動接点自体の背面側の凸形状を突起として利用した
り、あるいは可動接点の背面を突起を形成するための,
軸方向に長さのある台座として利用することができ、高
さの十分高い突起を、接点台の面に新たに凸形状を作る
ことなく形成することが可能となる。さらに、この構造
では、接触ばねがホールデ内側の下の面を外れた位置に
介装されるから、接点台をホールダ内に支持する支点が
2点となり、従来のように、幅の狭い1つの斜面ではな
くなるから保持が極めて安定に行われ、ホールダに接点
台と接触ばねとが組まれた中間組立て品の状態で衝撃が
与えられたり、遮断器への組込の際に他の部品に引掛け
たりしても、接点台や接触ばねは容易には外れなくな
る。
〔実施例〕
第1図に本考案による接触子構造の一実施例を示す。内
側に対向2面を形成する合成樹脂成形によるホールダ12
は、対向2面の上面側が下面側よりも左方へ延び、その
先端部に突起12aを形成されている。この対向2面の間
に接点台13を保持する際には、圧縮コイルばねとして形
成された接触ばね11の左端を突起12aに当て、接点台13
にかしめられた可動接点4の背面側の,可動接点軸部の
長さにより高さが十分高く形成された突起4aで接触ばね
11の右端を押しながら接触ばねを圧縮していくと、接触
ばねがホールダの突起12aと可動接点背面側の突起4aと
の間に自動的に嵌まり込む。そして、接点台13のこのよ
うな保持状態では、接点台はホールダの対向2面の間に
2つの支点A,Bで支えられるから、保持が極めて安定化
され、図のような中間組立て状態のものに対して衝撃を
与えたり、あるいは遮断器に組み込む際に引掛けたりし
ても、接点台や接触ばねは容易には外れなくなる。
第2図に第1図の接触子構造を有する漏電遮断器の構成
例を示す。ホールダ12は遮断器内で軸まわり回動自在に
軸支され、また、図の閉路状態において、可動接点4近
傍の接点台が水平を保つよう、接点台13は第3図のよう
に斜めに折り曲げて形成されている。
〔考案の効果〕
以上に述べたように、本考案によれば、開閉機構により
閉路駆動されるホールダがその対向2面の間に短冊状導
電板からなる接点台の端部に可動接点が固設されてなる
可動接触子を挿入され該対向2面中の一方の面と接点台
との間に圧縮コイルばねとして形成された接触ばねが介
装されて可動接触子を対向2面の間に保持するとともに
遮断器の閉路位置において前記接触ばねが前記ホールダ
の一方の面によりさらに圧縮される構成の接触子構造
を、前記ホールダの対向2面中の一方の面が面方向に他
方の面よりも外方へ延びて端部で対向面側に突起を形成
されるとともに前記可動接触子が対向2面の間に可動接
点が前記他方の面を外れるように挿入されかつ接触ばね
が前記一方の面の突起部と可動接点の背面位置との間に
介装される構造としたので、接触ばねを接点台の定位置
に接触ばねが外れないように保持するのに必要な,高さ
の十分高い突起を、接点台に新たな凸形状を形成するこ
となとく形成することができるとともに、接点台がホー
ルダの対向2面の間に2つの支点で保持されるようにな
るため、保持が極めて安定に行われ、ホールダに接点台
と接触ばねとが組まれた中間組立て品の状態で衝撃が与
えられたり、遮断器に組み込む際に他の部品に引掛けた
りしても、接点台やばねは容易には外れなくなり、遮断
器の組立てが従来と比べて容易に、かつ組立て直しなど
の無駄な時間を生ずることなく行われ、作業工数が平均
として短縮される効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による接触子の構造と組立て
方法とを示すものであって、同図(a)は組立て途中の
状態を,(b)は組立て後の状態を示す説明図である。
第2図は第1図に示す接触子構造を有する漏電遮断器の
構成例を示す縦断面図、第3図は第1図の接触子構造に
用いられた接点台の形状を示す可動接触子の断面図、第
4図は従来の接触子構造を有する漏電遮断器の構成例を
示す縦断面図、第5図は第4図の接触子構造に用いられ
ている接点台の形状を示す可動接触子の断面図である。 1,11:接触ばね、2,12:ホールダ、3,13:接点台、4:可動
接点、4a:突起、10,20:開閉機構、100101:可動接触
子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉機構により閉路駆動されるホールダが
    その対向2面の間に短冊状導電板からなる接点台の端部
    に可動接点が固設されてなる可動接触子を挿入され該対
    向2面中の一方の面と接点台との間に圧縮コイルばねと
    して形成された接触ばねが介装されて可動接触子を対向
    2面の間に保持するとともに遮断器の閉路位置において
    前記接触ばねが前記ホールダの一方の面によりさらに圧
    縮される構成の接触子構造において、前記ホールダの対
    向2面中の一方の面が面方向に他方の面よりも外方へ延
    びて端部で対向面側に突起を形成されるとともに前記可
    動接触子が対向2面の間に可動接点が前記他方の面を外
    れるように挿入されかつ接触ばねが前記一方の面の突起
    部と可動接点の背面位置との間に介装されることを特徴
    とする低圧回路用遮断器の接触子構造。
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