JPH0648680Y2 - 止水用テープ - Google Patents
止水用テープInfo
- Publication number
- JPH0648680Y2 JPH0648680Y2 JP12579089U JP12579089U JPH0648680Y2 JP H0648680 Y2 JPH0648680 Y2 JP H0648680Y2 JP 12579089 U JP12579089 U JP 12579089U JP 12579089 U JP12579089 U JP 12579089U JP H0648680 Y2 JPH0648680 Y2 JP H0648680Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- tape
- swellable substance
- adhesive layer
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は水膨潤性物質を用いた止水用テープの改良に関
するものである。
するものである。
〈従来の技術〉 水膨潤性物質中には、自重の数千倍もの水を吸収して大
きく膨張するものがあり、これらの一用途としてシーリ
ング材が知られている。
きく膨張するものがあり、これらの一用途としてシーリ
ング材が知られている。
このシーリング材としての利用態様には、例えば、水密
性電線があり、撚線導体とゴム・プラスチック保護被覆
との間に水膨潤性物質層を設けた電線、多心ケーブルコ
アとケーブルシースとの間に水膨潤性物質層を設けたケ
ーブル等が公知である。これらの電線・ケーブルにおい
ては、導体の撚線間隙またはケーブル芯線の撚合間隙に
水が侵入しても、その浸水箇所における水膨潤性物質が
膨張して撚線間隙または撚合間隙に喰い込むから、浸水
箇所より先への走水を防止できる。
性電線があり、撚線導体とゴム・プラスチック保護被覆
との間に水膨潤性物質層を設けた電線、多心ケーブルコ
アとケーブルシースとの間に水膨潤性物質層を設けたケ
ーブル等が公知である。これらの電線・ケーブルにおい
ては、導体の撚線間隙またはケーブル芯線の撚合間隙に
水が侵入しても、その浸水箇所における水膨潤性物質が
膨張して撚線間隙または撚合間隙に喰い込むから、浸水
箇所より先への走水を防止できる。
〈解決しようとする課題〉 しかしながら、このような電線・ケーブルの全長を水密
構成にすれば電線・ケーブル接続作業が煩雑になり、接
続構造も複雑になるので、電線・ケーブルの途中に局部
的に止水部を設ける方が一般に有利である。
構成にすれば電線・ケーブル接続作業が煩雑になり、接
続構造も複雑になるので、電線・ケーブルの途中に局部
的に止水部を設ける方が一般に有利である。
本考案の目的はかかる止水部の施行に適した水膨潤性の
止水用テープを提供することにある。
止水用テープを提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案に係る止水用テープは、支持材の片面に粘着層を
設け、該粘着層上に水膨潤性物質を部分的に設けたこと
を特徴とする構成である。
設け、該粘着層上に水膨潤性物質を部分的に設けたこと
を特徴とする構成である。
〈実施例の説明〉 以下、図面により本考案の実施例について説明する。
第1図Aは本考案の実施例を示す表面図、第1図Bは第
1図Aにおけるb−b断面図である。第1図A並びに第
1図Bにおいて、1は支持材であり、例えば、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレンフイルム等を使用できる。2は支
持材の片面に塗布した粘着剤層である。3,……は粘着剤
層上に部分的に設けた水膨潤性物質であり、図示のもの
においては、筋状としてあるが、斑点上、格子状にする
こともできる。また、テープ長手方向の片脇または両脇
部の粘着層部分のみを露出させ、その片脇または両脇部
以外の全部分に水膨潤性物質を設けることもできる。
1図Aにおけるb−b断面図である。第1図A並びに第
1図Bにおいて、1は支持材であり、例えば、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレンフイルム等を使用できる。2は支
持材の片面に塗布した粘着剤層である。3,……は粘着剤
層上に部分的に設けた水膨潤性物質であり、図示のもの
においては、筋状としてあるが、斑点上、格子状にする
こともできる。また、テープ長手方向の片脇または両脇
部の粘着層部分のみを露出させ、その片脇または両脇部
以外の全部分に水膨潤性物質を設けることもできる。
第2図Aは本考案の別実施例(シート状)を示す表面
図、第2図Bは第2図Aにおけるb−b断面図であり、
1は支持材を、2は粘着剤層を、3,……は筋状に設けた
水膨潤性物質をそれぞれ示している。20は帯状粘着部で
ある。
図、第2図Bは第2図Aにおけるb−b断面図であり、
1は支持材を、2は粘着剤層を、3,……は筋状に設けた
水膨潤性物質をそれぞれ示している。20は帯状粘着部で
ある。
上記水膨潤性物質には、でんぷんにアクリロニトリルを
グラフト重合したもの、ポリアクリル酸ナトリウムまた
はアクリル酸とPVAとの共重合体、イソブチレンと無水
マレイン酸との共重合体あるいはアクリルアミドとの共
重合体のフイルム・繊維を使用できる。
グラフト重合したもの、ポリアクリル酸ナトリウムまた
はアクリル酸とPVAとの共重合体、イソブチレンと無水
マレイン酸との共重合体あるいはアクリルアミドとの共
重合体のフイルム・繊維を使用できる。
本考案に係る止水用テープまたはシートは電線の止水部
の施工に用いることができる。
の施工に用いることができる。
第3図Aは電線の止水部を示す縦断面図、第3図Bは第
3図Aにおけるb−b断面図である。第3図A並びに第
3図Bにおいて、4は低圧屋内引込電線であり、5は撚
線導体を、6はゴム・プラスチック保護被覆層を示して
いる。50は保護被覆層を部分的に剥取って露出させた導
体部分である。Aは露出導体上に巻着した本考案の止水
用テープであり、第2図A並びに第2図Bに示すシート
体を水膨潤性物質3を内側に向けて露出導体50上に縦沿
えし、シートの重ね目を帯状粘着部によって封止してあ
る。
3図Aにおけるb−b断面図である。第3図A並びに第
3図Bにおいて、4は低圧屋内引込電線であり、5は撚
線導体を、6はゴム・プラスチック保護被覆層を示して
いる。50は保護被覆層を部分的に剥取って露出させた導
体部分である。Aは露出導体上に巻着した本考案の止水
用テープであり、第2図A並びに第2図Bに示すシート
体を水膨潤性物質3を内側に向けて露出導体50上に縦沿
えし、シートの重ね目を帯状粘着部によって封止してあ
る。
このようにして止水部を設けた低圧屋内引込電線の一端
(低圧屋外配電線と当該引込電線との分岐接続箇所)に
浸水が生じ、この水が止水部に達すると第3図Cに示す
ように、止水用テープの水膨潤性物質が膨張して撚線導
体50の撚線間隙に喰い込むから、この止水部を越えての
走水を防止できる。侵入が断たれて乾燥状態になると、
膨張した水膨潤性物質が乾燥・収縮してほぼ第3図Bに
示す元の状態に復帰するが、止水用テープの支持材は上
記水膨潤性物質の膨張時に引張られて伸びている。この
伸びは、浸水、乾燥の繰り返しの都度発生し、長期経過
後にはかなりの伸び量となる。しかし、本考案の止水用
テープにおいては、水膨潤性物質を部分的に設けて粘着
層の一部を露出させてあり、その粘着面の接着作用のた
めに、上記のテープ伸びにもかかわらず、巻回した止水
用テープの巻き緩みをよく排除でき、膨張した水膨潤性
物質の食み出しを充分に防止できる。
(低圧屋外配電線と当該引込電線との分岐接続箇所)に
浸水が生じ、この水が止水部に達すると第3図Cに示す
ように、止水用テープの水膨潤性物質が膨張して撚線導
体50の撚線間隙に喰い込むから、この止水部を越えての
走水を防止できる。侵入が断たれて乾燥状態になると、
膨張した水膨潤性物質が乾燥・収縮してほぼ第3図Bに
示す元の状態に復帰するが、止水用テープの支持材は上
記水膨潤性物質の膨張時に引張られて伸びている。この
伸びは、浸水、乾燥の繰り返しの都度発生し、長期経過
後にはかなりの伸び量となる。しかし、本考案の止水用
テープにおいては、水膨潤性物質を部分的に設けて粘着
層の一部を露出させてあり、その粘着面の接着作用のた
めに、上記のテープ伸びにもかかわらず、巻回した止水
用テープの巻き緩みをよく排除でき、膨張した水膨潤性
物質の食み出しを充分に防止できる。
本考案に係る止水用テープは、上記した電線の止水部以
外の隙間の防水にも使用できる。例えば、ワイヤーハー
ネスの電線束の結束に使用できる。
外の隙間の防水にも使用できる。例えば、ワイヤーハー
ネスの電線束の結束に使用できる。
〈考案の効果〉 本考案に係る止水用テープは上述した通り、水膨潤性物
質を部分的に設けて粘着層の一部を露出させてあるか
ら、当該止水用テープを巻回した部位の浸水、乾燥の繰
り返しにより水膨潤性物質が頻繁に膨張・収縮してテー
プが伸びても,、巻回緩みを充分に排除でき、安定な止
水を行い得る。
質を部分的に設けて粘着層の一部を露出させてあるか
ら、当該止水用テープを巻回した部位の浸水、乾燥の繰
り返しにより水膨潤性物質が頻繁に膨張・収縮してテー
プが伸びても,、巻回緩みを充分に排除でき、安定な止
水を行い得る。
第1図はAは本考案の一実施例を示す説明図、第1図B
は第1図Aにおけるb−b断面図、第2図Aは本考案の
別実施例を示す説明図、第2図Bは第2図Aにおけるb
−b断面図、第3図Aは本考案テープによって施工した
電線の止水部を示す説明図、第3図Bは第3図Aにおけ
るb−b断面図、第3図Cは同上の電線止水部に浸水が
あったときの水膨潤性物質の膨張状態を示す説明図であ
る。 1……支持材、2……粘着層、3……水膨潤性物質。
は第1図Aにおけるb−b断面図、第2図Aは本考案の
別実施例を示す説明図、第2図Bは第2図Aにおけるb
−b断面図、第3図Aは本考案テープによって施工した
電線の止水部を示す説明図、第3図Bは第3図Aにおけ
るb−b断面図、第3図Cは同上の電線止水部に浸水が
あったときの水膨潤性物質の膨張状態を示す説明図であ
る。 1……支持材、2……粘着層、3……水膨潤性物質。
Claims (1)
- 【請求項1】支持材の片面に粘着層を設け、該粘着層上
に水膨潤性物質を部分的に設けたことを特徴とする止水
用テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12579089U JPH0648680Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-10-27 | 止水用テープ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-33888 | 1989-03-24 | ||
JP3388889 | 1989-03-24 | ||
JP12579089U JPH0648680Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-10-27 | 止水用テープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0319212U JPH0319212U (ja) | 1991-02-26 |
JPH0648680Y2 true JPH0648680Y2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=31717716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12579089U Expired - Lifetime JPH0648680Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-10-27 | 止水用テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648680Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-27 JP JP12579089U patent/JPH0648680Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0319212U (ja) | 1991-02-26 |
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