JPH0648631Y2 - カートリッジの両面に部品等を取り付けるための装置 - Google Patents

カートリッジの両面に部品等を取り付けるための装置

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JPH0648631Y2
JPH0648631Y2 JP6935989U JP6935989U JPH0648631Y2 JP H0648631 Y2 JPH0648631 Y2 JP H0648631Y2 JP 6935989 U JP6935989 U JP 6935989U JP 6935989 U JP6935989 U JP 6935989U JP H0648631 Y2 JPH0648631 Y2 JP H0648631Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ディスク収納用カートリッジの両面に部品等
を取り付けるための装置に関するものである。
〔従来の技術〕 ディスク収納用カートリッジには、そのシャッタの端部
を案内するガイド板を接着する必要がある。シャッタは
カートリッジの両面を開くようになっているので、ガイ
ド板もカートリッジの両面に接着する必要がある。
従来、そのようなガイド板のカートリッジへの接着は手
作業よっている。すなわち、まずカートリッジを平坦な
テーブル上に置き、その表面に両面粘着テープを用いて
ガイド板を接着する。次いで、カートリッジを裏返して
その裏面にもガイド板を接着するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従って、カートリッジの生産効率が低いという問題があ
る。また、ガイド板等の部品の接着位置にバラツキを生
じるという問題もある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記課題を解決するため、カートリッジの厚
さ分だけ離して対向配置された該カートリッジの長方形
の輪郭に沿った形状の一対の枠部材が、その反転用の回
動軸に固着されており、前記枠部材の前記回動軸による
反転時にカートリッジの枠部材外への離脱を防止する部
材が該枠部材の回動軌跡に沿って配置されており、前記
枠部材が反転し静止する都度、カートリッジの露出面に
対して部品を供給し取り付けるヘッドが設けられた構成
を採用している。
〔作用〕
一対の枠部材の間にカートリッジを差し込み、枠部材の
輪郭とカートリッジの輪郭とを合わせる。
その後、ヘッドがカートリッジの露出面の所へ部品等を
供給し取り付ける。
そして、回動軸が回動して枠部材を反転させ、カートリ
ッジの反対面を露出させる。この反転時には枠部材の端
はカートリッジの放出防止部材に沿って移動するので、
カートリッジは枠部材内に止められることになる。
枠部材が静止すると、ヘッドが前記と同様にして部品等
を供給し取り付ける。
〔実施例〕
以下、図面に基づき、本考案に係るカートリッジの両面
に部品等を取り付けるための装置の一実施例について説
明する。
まず、カートリッジの部品たるガイド板の接着に用いら
れる両面粘着テープについて説明すれば、第12図及び第
13図に示されるように、該テープ1は、粘着材に対し剥
離性のある連続状の支持シート2を備えており、該支持
シート2の上面には該支持シート2の長手方向に沿って
両面粘着材片3が間欠的に貼着されている。
前記両面粘着材片3は、各々が細長い片として形成され
ており、薄いプラスチックフィルムの両面に感圧接着剤
が塗布されてなっている。
前記両面粘着材片3の上からは、第1図で示されるよう
な粘着材に対し前記支持シート2よりも剥離性に富んだ
連続状の剥離シート4が貼着されている。
該剥離シート4の表面は前記支持シート2の表面より
も、より平滑に仕上げられており、そのため剥離シート
4を両面粘着テープ1から引き剥がすとき、両面粘着材
片3は支持シート2の方に残留することになる。
また、後述のごとく両面粘着テープ1の送り量のコント
ロールをし易くするため、前記支持シート2及び剥離シ
ート4は透明材で形成され、両面粘着材片3は半透明又
は不透明材で形成されている。
更に、両面粘着テープ1の連続状の支持シート2及び剥
離シート4の両側には前記両面粘着材片3のピッチに対
応して位置決め用のマージナルパンチホール5が形成さ
れている。
一方、前記両面粘着材片を用いて部品等が接着されるべ
きディスク収納用カートリッジは、第14図及び第15図で
示されるようになっている。
即ち、該ディスク収納用カートリッジ6は、光ディス
ク、磁気ディスクなどのディスク7を挟み込んで格納す
る矩形の底の浅い器型である上半片8と下半片9とから
なっている。また、上下両半片8,9はポリカーボネート
樹脂又はABS樹脂で作られている。
上半片8及び下半片9には、両者が相互に重なり合った
ときに嵌合する凹部10及び凸部11が周壁に沿った箇所で
相対向して設けられている。
この凹部10と凸部11との嵌合により、上半片8と下半片
9とが両者間にディスク7を挟んで一体化し、カートリ
ッジ6の本体を構成することとなる。
また、符号12はディスク7の中心穴に対応して前記上半
片8及び下半片9に設けられた穴を示し、符号13は読取
り書込みヘッド(図示せず)を挿入するための長方形の
穴を示している。
前記上半片8と下半片9とが重なり合ったものに対し、
その上から前記両穴12,13を開閉するためのシャッタ14
が被せられている。
該シャッタ14は、略U字形に折り曲げられた金属製の薄
板で構成されており、その屈曲部がスライダ15を介して
カートリッジ6の方に連結されている。該スライダ15
は、上半片8と下半片9とが合致して形成される溝の中
に収納され、前記シャッタ14はその屈曲部にて該スライ
ダ15に対しビス止めされている。スライダ15は滑りの良
いポリアセタール系樹脂又はフッ素系樹脂で作られてい
る。
前記スライダ15の近傍には該スライダ15を前記シャッタ
14の閉じ方向へ付勢するターンオーバースプリング16が
設置されている。該ターンオーバースプリング16はその
一端が前記スライダ15に係止され、他端が上下両半片8,
9の内壁面に係止されている。
このため、シャッタ14をその開く方向に押すと該シャッ
タ14は前記ターンオーバースプリング16の付勢力に抗し
て一定距離だけ移動した後、前記穴12,13を開くと共に
その開いた状態を維持し、シャッタ14を閉方向に押すと
前記ターンオーバースプリング16の復帰力によって前記
と逆方向にスライドして前記穴12,13を閉じることとな
る。
前記上半片8及び下半片9の前記シャッタ14の両側の裾
部分に対応する箇所には細長片たるガイド板17が貼り付
けられている。このガイド板17の案内によって前記シャ
ッタ14のスライド動作が円滑になされることになる。
なお、符号18,19で示されるものは前記ディスク7の表
面及び裏面に夫々対応して設けられた二組の書込み禁止
機構を示しており、各書込み禁止機構18,19には可動プ
ラグ20が収納されている。
また、符号21で示されるものは、該カートリッジ6をそ
の図示しない読取り・書込み装置に装填したときにピン
を差し込んで該カートリッジ6の位置決めを行うための
穴である。
次に、前記両面粘着テープ1の両面粘着材片3が貼着さ
れたガイド板17をディスク収納用カートリッジに接着す
る装置について、第1図ないし第11図に基づいて説明す
る。
ガイド板に両面粘着材片を貼着するための装置は、第2
図及び第3図で示されるように、前記カートリッジ6の
組立ライン内に配置されたテーブル状機枠部分22および
該機枠部分22の一端から立ち上がる板状機枠部分23を備
えている。
そして、板状機枠部分23の上部には前記両面粘着テープ
1の繰出しリール24と、前記両面粘着テープ1の剥離シ
ート4を巻き取る巻取リール25とが一定間隔を置いて鉛
直に支持され、また板状機枠部分23の下部には前記両面
粘着テープ1の支持シート2を巻き取る巻取リール26が
鉛直に支持されている。
更に、前記テーブル状機枠部分22の上にはナイフ状の支
持シート反転部材27が設置され、該支持シート反転部材
27と前記支持シート2の巻取リール26との間に四本のロ
ール28a,28b,28c,28dが設置されている。前記両面粘着
テープ1の繰出しリール24と前記剥離シート4の巻取リ
ール25との間には三本のロール29a,29b,29cが設置され
ている。
前記剥離シート4の走行路に配置された前記ロールのう
ち巻取リール25側のロール29cはダンサーロールであ
り、該ロール29cが一回揺動するごとに剥離シート4を
一定ピッチずつ巻取リール25の方に送るようになってい
る。また、前記支持シート2の走行路に配置された前記
ロールのうち巻取リール26側のロール28dもダンサーロ
ールとなっており、該ロール28dが一回揺動するごとに
支持シート2を一定ピッチずつ巻取リール26の方に送る
ようになっている。
これにより、前記二つのダンサーロール28d,29cが同期
的に駆動されると前記両面粘着テープ1が一定長さずつ
繰出しリール24から引き出され、最初のロール29aの箇
所でその剥離シート4が両面粘着材片3から剥離除去さ
れる。そして、剥離シート4はその巻取リール25に巻き
取られ、剥離シート4の除去された両面粘着材片3及び
それを支持する支持シート2は支持シート反転部材27の
方へと間欠的に走行する。
なお、前記ダンサーロール28d,29cは、一回の揺動によ
り隣り合う両面粘着材片3,3間の距離を1ピッチとし
て、両面粘着テープ1を1ピッチずつ送るようになって
いる。符号30a,30bで示されるものはダンサーロール28
d,29cをそのようにコントロールするための投受光器で
あり、前述の如く支持シート2及び剥離シート4が透明
材で作られ、両面粘着材片3が不透明材で作られている
ことから、その透過光量が両面粘着材片の存在する箇所
と存在しない箇所とで異なることに基づき前記ピッチ長
を検出するものである。
なお、前記両面粘着材片3は透明材で作られていてもよ
く、両面粘着材片3が介在する箇所と介在しない箇所と
で両面粘着テープ1の透過光量が異なることから、前記
ピッチを検知し得る。
前記テーブル状機枠部分22の上における前記反転部材27
と前記剥離シート4を除去するためのロール29aとの間
には、前記ガイド板17を多数水平に積み重ねたものを保
持する保持部材31と、該保持部材31内からガイド板17を
一枚ずつ取り出すガイド板取出部32とが設置されてい
る。
保持部材31は、ガイド板17を前記剥離シート4が除去さ
れた支持シート2の走行方向に平行に保持するもので、
ガイド板17の四囲をかこむ枠を備えている。
該ガイド板保持部材31の下方には、積み重ねられたガイ
ド板17を徐々に押し上げるエレベータが設置されている
(図示せず)。
また、ガイド板取出部32の上部には、第4図で示される
ように、斜孔33が穿設されており、該斜孔33を投光器34
aからの投光が透過し受光器34bで受光されるようになっ
ている。この斜孔33はガイド板17がガイド板取出部31の
最上部まで到達しているとガイド板17によって遮断さ
れ、最上部のガイド板17が除去されると露出することか
ら、前記受光器34aによってガイド板17の存否が感知さ
れ、この受光器34bからの信号により前記エレベータが
ガイド板17を少しずつ押し上げるよう作動する。
更に、ガイド板保持部材31に対しては第1図及び第3図
で示されるように、その中のガイド板17を当該ガイド板
保持部材31の内壁面に押し付けて位置決めを行うための
二つのエアシリンダ38a,38bが相互に直交する向きに配
置されている。
ガイド板取出部32は、前記支持シート2の走行方向と直
交する方向にて前記テーブル状機枠部分22の上に固定さ
れた第1のエアシリンダ35と、該エアシリンダ35のロッ
ドの先端部分に上下方向に固定された第2のエアシリン
ダ36と、該第2のエアシリンダ36のロッドの下端に固定
されたバキュームヘッド37とからなっている。
バキュームヘッド37は、第5図で示されるように、基板
39の下面に電気加熱板40が重ね合わされた構造であり、
ガイド板17を吸着するための真空吸引孔41を備えてい
る。電気加熱板40は温度可変式となっている。
このように加熱板40を備えていることから、ガイド板17
を保持する間にガイド板17を予熱し、両面粘着材片3と
の接着性を高めることができる。
なお、電気加熱板40と共に、又は電気加熱板40に代えて
温風吹き出しノズル42を両面粘着材片3の方に向けて設
置してもよい。
このガイド板取出部32の動作は、第2のエアシリンダ36
の作動によるバキュームヘッド37の降下から始まる。バ
キュームヘッド37は第2のエアシリンダ36の往復動に伴
い、その真空吸引孔で保持部材31内の最上位のガイド板
17を吸引し、保持部材31外に取り出す。そして、第1の
エアシリンダ35の往復動に伴ってバキュームヘッド37を
前記支持シート2の真上位置へと往復動させる。バキュ
ームヘッド37は支持シート2上で一時停止し、その間第
2のエアシリンダ36の往復動によりバキュームヘッド37
で保持したガイド板17を支持シート2上の両面粘着材片
3に貼着する。
なお、第5図で示されるように、バキュームヘッド37が
降下してガイド板17を両面粘着材片3に貼着するとき
は、支持シート2を支える平板43下からピン44が上方に
突出して支持シート2上の両面粘着材片3の四隅におけ
るマージナルパンチホール5内に入り、両面粘着材片3
の位置決めを行うようになっている。
このようにしてガイド板17が貼着された支持シート2
は、前述の如くダンサーロール28dによる牽引力により
支持シート反転部材27の方へと引っ張られ、支持シート
反転部材27の先端で約180度反転する。このため、支持
シート2上のガイド板17は両面粘着材片3と共に支持シ
ート2から徐々に剥離除去される。
前記支持シート反転部材27の先端近傍には、第6図及び
第7図で示されるように、剥離しつつあるガイド板17の
進行方向に沿って受け部材45が配置されている。
該受け部材45は、その上に乗るガイド板17を次の旋回移
送部46との関係で位置決めするために、位置決め部材47
上に載置され、相直交する方向に配置された二つのエア
シリンダ48a,48bのロッドにより位置決め部材47上の所
定の角部に押し付けられるようになっている。
受け部材45は略直方体であり、その上部には前記細長片
たるガイド板17の幅よりもやや広い幅の溝49が前記反転
部材27の延長線上に形成されている。また、その溝49の
底には、ガイド板17の下面に付着した両面粘着材片3に
対応して凹部50が形成され、この凹部50によって断差51
が存在することとなっている。
このため、前記ガイド板17が支持シート2から剥がれつ
つ受け部材上に移行する時、段差51上にガイド板17の両
側が乗り、両面粘着材片3は凹部50の中に入り込んで他
の箇所に接着しない。
なお、前記受け部材45は、第8図のように構成すること
もできる。
この場合、前記片側の段差部分は斜面52として形成され
ている。なお、この斜面52には、望ましくは、両面粘着
材片と接着しないようシリコン等が塗布されている。
両面粘着材片3はガイド板17に対して片側に偏って貼着
されているが、この偏りの結果ガイド板17の端と両面粘
着材片3の端との間は例えば0.5mmしかない。このため
前記段差51の成形が難しくなるのであるが、図示例のよ
うに斜面52とすると比較的成形が容易となる。しかも、
支持シート2から受け部材45へのガイド板17の移行も円
滑になる。
このようにして支持シート2から剥がされたガイド板17
は、旋回移送部46によって前記カートリッジ6の方に供
給される。
旋回移送部46は、ガイド板17の受け部材45からガイド板
17を受け取ってカートリッジ6の装填箇所の方へ移送す
る旋回アーム53を備えている。
この旋回アーム53の先端部には第5図で示されると同様
なバキュームヘッド54が該バキュームヘッド上下用エア
シリンダ57を介して取り付けられている。また、旋回軸
55には図示しないピニオンが同軸的に取り付けられ、該
ピニオンにはエアシリンダ56により往復動する図示しな
いラックが噛み合っている。このため、該エアシリンダ
56の作動により該バキュームヘッド54は前記ガイド板17
の受け部材45の真上とテーブル状機枠部分22上の所定箇
所に設置されたカートリッジ6の真上との間を往復旋回
運動を行うこととなる。
旋回移送部46の作動は、受け部材45上のガイド板17をバ
キュームヘッド54で吸着することから開始し、該バキュ
ームヘッド54をエアシリンダ57で引き上げ、次でエアシ
リンダ56の作動によって旋回アーム53を90度旋回せしめ
る。すると、エアシリンダ57が再度降下運動し、バキュ
ームヘッド54をカートリッジの方へ近付け、バキューム
ヘッド54で保持したガイド板17をカートリッジ6の所定
箇所に接着する。
このガイド板17が貼着されようとするカートリッジ6
は、第9図ないし第11図で示されるような反転部58によ
り保持されている。
該反転部58は、カートリッジ6の輪郭に沿った形状の枠
部材59a,59bをカートリッジ6の厚さ分だけ離して水平
に対向配置したものを備えている。
この枠部材59a,59bは水平な回動軸60に一体的に固着さ
れ、該回動軸60は第2図及び第3図で示されるように配
置されたモータ61によって回動するようになっている。
即ち、回動軸60は、その停止時には枠部材59a,59bを水
平に保持するが、ガイド板17の接着に際しては枠部材59
a,59bを180度ずつ回動せしめ、それが支持するカートリ
ッジ6を上に向けたり、下に向けたりする。
枠部材59a,59bの水平となった状態における両側には、
該枠部材の辺に沿って夫々他の回動軸61a,61bが配置さ
れている。そして、各回動軸61a,61bには枠部材59a,59b
の両側の隙間を横断する如く該枠部材59a,59bに接し得
るアーム62が二つずつ固着されている。また、レバー63
も固着されており、該レバー63をエアシリンダ64によっ
て回動させることにより前記アーム62を枠部材59a,59b
の両側に当てたり、離したりできるようになっている。
なお、符号65は前記回動軸61a,61bに装着されたトーシ
ョンコイルスプリングであり、このスプリング65により
前記アーム62は枠部材59a,59bに当たる方向に常時付勢
されている。
前記枠部材59a,59bが回動軸60と共に回動する時は前記
アーム62は下方に回動して枠部材59a,59bから離れてい
るため、カートリッジ6が枠部材間から落下するおそれ
がある。これを防止するため、第9図及び第10図で示さ
れるように、枠部材59a,59b下には該枠部材の回動軌跡
に沿って落下防止部材66が設置されている。該落下防止
部材66は、板材を前記回動軌跡に沿って湾曲成形してな
るものである。なお、落下防止部材66は、その両端が水
平位置にある枠部材59a,59bの隙間を塞がないように配
置されている。
また、前記枠部材59a,59bの先端側にはその箇所の隙間
を開閉するための端板67がテーブル状機枠部分22側に取
り付けられている。この端板67も枠部材59a,59bからの
カートリッジ6の落下を防止するためのものである。
該端板67は回動軸68に保持されて回動するようになって
おり、該回動軸68は前記枠部材の回動軸60と直角な方向
に伸びている。また、該回動軸68の一端には該回動軸68
を端板67と共に回動させるためのレバー69が固着されて
いる。該レバー69には、前記隙間の開閉に際して該端板
67に開姿勢又は閉姿勢を維持させるためのターンオーバ
ースプリング70が取り付けられている。
更に、前記枠部材59a,59bの下方には、第9図ないし第1
1図で示されるように、該枠部材により保持されたカー
トリッジ6の該枠部材内での位置決めを行うための位置
決め部材71が設置されている。これは前記枠部材59a,59
bに保持されたカートリッジ6の二つの穴21間を結ぶ方
向に配置された棒部材72の両側に夫々ピン73を突設して
なっている。そして、棒部材72がエアシリンダのピスト
ンロッド74に固着され、第11図で示されるカートリッジ
6の穴21内に侵入する位置と第10図で示される枠部材59
a,59bの回動を妨害しない位置との間を往復動しうるよ
うになっている。
なお、第1図および第3図で示されるように、前記カー
トリッジ6の反転部58の側部には、枠部材59a,59bの隙
間内に出入りしうるカートリッジ押し出し部材75がシリ
ンダ76のロッド先端に保持され配置されている。
前記反転部58は、前記旋回移送部46によって一枚のガイ
ド板17がカートリッジ6の一面に貼着される度に反転
し、カートリッジ6の両面にガイド板17が接着されるよ
うにする。一つのカートリッジ6に対するガイド板17の
接着が終わると、その都度エアシリンダ76が作動し、押
し出し部材75によってカートリッジ6を枠部材59a,59b
外に押し出す。
前記テーブル状機枠部分22の上方には、第1図ないし第
3図で示されるように、前記カートリッジ押し出し部材
75により押し出されつつあるカートリッジ6のガイド板
17の走行軌跡に沿って一対の押圧ロール77a,77bが設置
されている。
押圧ロールの一方77aは引っ張りコイルスプリング78に
より他方の押圧ロール77bの方に付勢されている。
これにより前記ガイド板17が接着されたカートリッジ6
は、前記押し出し部材75によりコンベア(図示せず)上
を移動する際に該押圧ロール77a,77bによって押圧さ
れ、完全に接着することとなる。
次に、前記ガイド板をカートリッジに接着する装置の作
動について説明する。
ダンサーロール28d,29cの駆動により両面粘着テープ1
はそのリール24から繰り出され、剥離シート4を除去さ
れ、一方向に間欠的に搬送される。
そして、ガイド板取出部32のバキュームヘッド37により
ガイド板17が保持部31から取り出され、支持シート2上
の両面粘着材片3に貼着される。この時、支持シート2
はそのマージナルパンチホール5内にピン44が差し込ま
れ固定されていることから、ガイド板17は両面粘着材片
3に対し適正な位置関係で貼着される。
ガイド板17が貼着された支持シート2は、支持シート反
転部材27の箇所で反転し、そのため支持シート2上のガ
イド板17は両面粘着材片3ごと剥離し、第6図および第
7図で示されるように、受け部材45上に移行する。
受け部材45上のガイド板17は、旋回移送部46のバキュー
ムヘッド54により吸着され、反転部58の方に送られる。
反転部58には予め作業者によりカートリッジ6が装填さ
れている。
このカートリッジ6の装填に際しては、まずレバー69を
引いて端板67を下方に回動させて隙間を開き、その隙間
から枠部材59a,59b内にカートリッジ6を差し込む。こ
の時、枠部材59a,59bの側部にはアーム62が当接してい
るので、カートリッジ6の位置決めは容易になしうる。
次いで、レバー69を戻して端板67で隙間を閉じる。
この後、位置決めピン73が上昇して、カートリッジ6の
穴21内に入り、該カートリッジ6の枠部材59a,59b内で
の位置決めをより精度良く行う。
この後、前記旋回移送部46のバキュームヘッド54がガイ
ド板17を保持してカートリッジ6上に到来し、エアシリ
ンダ57の作動でガイド板17の下面にある両面粘着材片3
をガイド板17ごとカートリッジ6の上半片8の所定箇所
に押し付け、接着させる。
次に、エアシリンダ64等が作動してアーム62を下方向に
回動させて枠部材59a,59bから離し、位置決めピン73を
カートリッジ6から離す。
しかる後、モータ60が起動して枠部材59a,59bがカート
リッジ6と共に反転させられ、下半片9が上側にされ、
アーム62が枠部材59a,59bに再び当接せしめられ、位置
決めピン73がカートリッジ6の穴21内に挿入される。そ
して、他のガイド板6を保持した旋回移送部46のバキュ
ームヘッド54が到来し、そのガイド板17を前記と同様に
してカートリッジ6に押し付け、接着する。
以後、前記と同様にして他のカートリッジ6にガイド板
17が接着される。
〔考案の効果〕
本考案に係るカートリッジの両面に部品等を取り付ける
ための装置は、以上のように、カートリッジの厚さ分だ
け離して対向配置された該カートリッジの長方形の輪郭
に沿った形状の一対の枠部材が、その反転用の回動軸に
固着されており、前記枠部材の前記回動軸による反転時
にカートリッジの枠部材外への離脱を防止する部材が該
枠部材の回動軌跡に沿って配置されており、前記枠部材
が反転し静止する都度、カートリッジの露出面に対して
部品を供給し取り付けるヘッドが設けられていることを
特徴とするものであるから、一旦枠部材にカートリッジ
を装填すると枠部材を取り出すことなく反転させること
のみによってカートリッジの両面をヘッドの方に向ける
ことができる。従って、カートリッジに対し簡易かつ迅
速にガイド板等の部品を取り付けることができ、カート
リッジの生産効率を向上させうる。
また、枠部材はカートリッジの輪郭に沿った形状をして
いるので、カートリッジの枠部材内での位置決めを簡易
になし得ると共に部品等の取り付け位置の精度を高める
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は本考案に係るカートリッジの両面
に部品等を取り付けるための装置の実施例を示し、第1
図は装置全体の概略斜視図、第2図は正面図、第3図は
平面図、第4図は第1図中IV-IV線断面図、第5図は第
1図中V−V線断面図、第6図は第1図中VI-VI線断面
図、第7図は第1図中VII-VII線断面図、第8図は受け
部材の他の実施例を示す第7図と同様な断面図、第9図
は反転部の斜視図、第10図は第9図中X−X線断面図、
第11図は作動中の位置決め部材を示す第10図と同様な断
面図、第12図は剥離シートを除去した両面粘着テープの
平面図、第13図は第12図中XIII-XIII線断面図、第14図
はディスク収納用カートリッジの斜視図、第15図はディ
スク収納用カートリッジのうちの下半片の斜視図であ
る。 1……両面粘着テープ、2……支持シート、3……両面
粘着材片、6……ディスク収納用カートリッジ、14……
シャッタ、17……ガイド板、58……反転部、59……枠部
材、60……回動軸、66……カートリッジ落下防止部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートリッジの厚さ分だけ離して対向配置
    された該カートリッジの長方形の輪郭に沿った形状の一
    対の枠部材が、その反転用の回動軸に固着されており、
    前記枠部材の前記回動軸による反転時にカートリッジの
    枠部材外への離脱を防止する部材が該枠部材の回動軌跡
    に沿って配置されており、前記枠部材が反転し静止する
    都度、カートリッジの露出面に対して部品を供給し取り
    付けるヘッドが設けられていることを特徴とするカート
    リッジの両面に部品等を取り付けるための装置。
JP6935989U 1989-06-13 1989-06-13 カートリッジの両面に部品等を取り付けるための装置 Expired - Lifetime JPH0648631Y2 (ja)

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