JPH0648258Y2 - 空気調和機の風向制御装置 - Google Patents
空気調和機の風向制御装置Info
- Publication number
- JPH0648258Y2 JPH0648258Y2 JP1988054093U JP5409388U JPH0648258Y2 JP H0648258 Y2 JPH0648258 Y2 JP H0648258Y2 JP 1988054093 U JP1988054093 U JP 1988054093U JP 5409388 U JP5409388 U JP 5409388U JP H0648258 Y2 JPH0648258 Y2 JP H0648258Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- predetermined
- wind direction
- horizontal blade
- horizontal
- air conditioner
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ この考案は、空気調和機における上下方向の風向を制御
する風向制御装置の改良に関する。
する風向制御装置の改良に関する。
＜従来の技術＞ 従来より、空気調和機の風向制御装置としては、室内ユ
ニットの吹出口に設けられた水平羽根をモータで駆動
し、風向を冷房、ドライ、暖房の各運転モードに応じて
所定の範囲で一定スピードでスイングさせたり、予め設
定された所定の方向に固定させておくように制御するも
のがある（特開昭62-147256号公報）。そして、この風
向制御装置は、運転開始時に水平羽根が所定のスイング
範囲あるいは所定の停止位置になかった場合には、所定
の位置に達するまで水平羽根を上記一定のスピードで駆
動した後に、この制御を行うようになっている。
ニットの吹出口に設けられた水平羽根をモータで駆動
し、風向を冷房、ドライ、暖房の各運転モードに応じて
所定の範囲で一定スピードでスイングさせたり、予め設
定された所定の方向に固定させておくように制御するも
のがある（特開昭62-147256号公報）。そして、この風
向制御装置は、運転開始時に水平羽根が所定のスイング
範囲あるいは所定の停止位置になかった場合には、所定
の位置に達するまで水平羽根を上記一定のスピードで駆
動した後に、この制御を行うようになっている。
＜考案が解決しようとする課題＞ しかしながら、上記従来の風向制御装置では、水平羽根
の駆動スピードが一定であり、運転開始時に水平羽根を
所定のスイング範囲あるいは所定の停止位置まで駆動す
る場合にも、通常のスイングスピードと同じ上記一定の
スピードで駆動しているため、定常運転に達するまでに
時間がかかり、立ち上がりが遅くなる。
の駆動スピードが一定であり、運転開始時に水平羽根を
所定のスイング範囲あるいは所定の停止位置まで駆動す
る場合にも、通常のスイングスピードと同じ上記一定の
スピードで駆動しているため、定常運転に達するまでに
時間がかかり、立ち上がりが遅くなる。
そこで、この考案はこのような問題点に着目してなされ
たもので、風向の上下方向の制御に関する立ち上がりを
早くすることを目的としている。
たもので、風向の上下方向の制御に関する立ち上がりを
早くすることを目的としている。
＜課題を解決するための手段＞ 上記目的を達成するため、この考案では、運転開始時に
水平羽根が所定のスイング範囲あるいは所定の停止位置
にない場合に、所定のスイング範囲あるいは所定の停止
位置に達するまで水平羽根を移動するスピードを定常運
転時の移動スピードよりも増加させる手段を備えてい
る。
水平羽根が所定のスイング範囲あるいは所定の停止位置
にない場合に、所定のスイング範囲あるいは所定の停止
位置に達するまで水平羽根を移動するスピードを定常運
転時の移動スピードよりも増加させる手段を備えてい
る。
＜作用＞ 運転開始時に所定のスイング範囲あるいは所定の停止位
置に達するまで水平羽根は定常運転よりも速く駆動され
る。したがって、水平羽根が所定の位置になかった場合
の定常運転までの時間が短縮されて立ち上がりが早くな
る。
置に達するまで水平羽根は定常運転よりも速く駆動され
る。したがって、水平羽根が所定の位置になかった場合
の定常運転までの時間が短縮されて立ち上がりが早くな
る。
＜実施例＞ 以下、この考案を図示の実施例により詳細に説明する。
第１図は要部の概略構成図、第２図は室内ユニットの概
略側面図である。第２図において、１は内部に熱交換器
２、送風ファン３等を備えた室内ユニットであり、前面
上部に吸込口４、前面下部に吹出口５が設けられてい
る。上記吹出口５には、吹き出される風を上下方向に偏
向させる水平羽根６と左右方向に偏向させる垂直羽根７
が設けられ、それぞれ室内ユニット１内の第１図に示す
制御部８によって制御されるように構成されている。
略側面図である。第２図において、１は内部に熱交換器
２、送風ファン３等を備えた室内ユニットであり、前面
上部に吸込口４、前面下部に吹出口５が設けられてい
る。上記吹出口５には、吹き出される風を上下方向に偏
向させる水平羽根６と左右方向に偏向させる垂直羽根７
が設けられ、それぞれ室内ユニット１内の第１図に示す
制御部８によって制御されるように構成されている。
上記制御部８は例えばマイクロコンピュータを主体とし
て構成し、装置全体を制御するCPU9と制御用のプログラ
ムやデータを記憶するメモリ10等を備えている。室内ユ
ニット１には、運転スイッチ11、モード設定スイッチ1
2、スイングスイッチ13等を設けている。駆動手段とし
ての駆動モータ14は水平羽根６を駆動し、制御部８の出
力する制御信号に応じて動作するドライバー15で駆動さ
れるようになっている。
て構成し、装置全体を制御するCPU9と制御用のプログラ
ムやデータを記憶するメモリ10等を備えている。室内ユ
ニット１には、運転スイッチ11、モード設定スイッチ1
2、スイングスイッチ13等を設けている。駆動手段とし
ての駆動モータ14は水平羽根６を駆動し、制御部８の出
力する制御信号に応じて動作するドライバー15で駆動さ
れるようになっている。
次に動作を説明する。第３図は運転モードに応じた水平
羽根６のスイング範囲を例示したものであり、冷房時に
はFL1からFL8までの幅でスイングされ、暖房時にはFL8
からFL13までの幅でスイングされる。また第４図は運転
開始から定常運転に至るまでの制御手順を示したフロー
チャートであり、次のような制御が行われる。
羽根６のスイング範囲を例示したものであり、冷房時に
はFL1からFL8までの幅でスイングされ、暖房時にはFL8
からFL13までの幅でスイングされる。また第４図は運転
開始から定常運転に至るまでの制御手順を示したフロー
チャートであり、次のような制御が行われる。
すなわち、運転スイッチ11がオンになっていると判別す
ると（S1）、モード設定スイッチ12で設定されている運
転モードに応じた運転が開始され、まず、スイングスイ
ッチ13の状態が判定され（S2）、オンの場合には水平羽
根６の位置がその時の運転モードによるスイング範囲内
にあるか否かが判定される（S3）。そして、スイング範
囲内にある場合には、直ちにａ°／秒の通常スイングス
ピードによる水平羽根６の駆動が開始され（S4）、定常
運転となる。一方、水平羽根６が所定のスイング範囲内
になかった場合には、上記ａ°／秒より速いｂ°／秒の
スイングスピードとなるように駆動モータ14が運転され
て（S5）、速やかに水平羽根６が所定のスイング範囲内
まで駆動された後、通常のスイングスピードａ°／秒に
よる定常運転となるのである。
ると（S1）、モード設定スイッチ12で設定されている運
転モードに応じた運転が開始され、まず、スイングスイ
ッチ13の状態が判定され（S2）、オンの場合には水平羽
根６の位置がその時の運転モードによるスイング範囲内
にあるか否かが判定される（S3）。そして、スイング範
囲内にある場合には、直ちにａ°／秒の通常スイングス
ピードによる水平羽根６の駆動が開始され（S4）、定常
運転となる。一方、水平羽根６が所定のスイング範囲内
になかった場合には、上記ａ°／秒より速いｂ°／秒の
スイングスピードとなるように駆動モータ14が運転され
て（S5）、速やかに水平羽根６が所定のスイング範囲内
まで駆動された後、通常のスイングスピードａ°／秒に
よる定常運転となるのである。
また、スイングスイッチ13がオフの場合には、水平羽根
６の位置が予め記憶されているメモリ位置にあるか否か
が判定され（S6）、メモリ位置にある場合にはスイング
を停止したままで直ちに定常運転となる（S8）。一方、
水平羽根６が所定のメモリ位置になかった場合には、通
常より速いｃ°／秒のスイングスピードとなるように駆
動モータ14が運転されて（S7）、速やかに水平羽根６が
所定のメモリ位置まで駆動された後、その位置で停止
し、定常運転となる。
６の位置が予め記憶されているメモリ位置にあるか否か
が判定され（S6）、メモリ位置にある場合にはスイング
を停止したままで直ちに定常運転となる（S8）。一方、
水平羽根６が所定のメモリ位置になかった場合には、通
常より速いｃ°／秒のスイングスピードとなるように駆
動モータ14が運転されて（S7）、速やかに水平羽根６が
所定のメモリ位置まで駆動された後、その位置で停止
し、定常運転となる。
上記各スピードは、例えばａが6.3、ｂとｃはそれぞれ1
7.6に選定されて高低の２段切り替えとなっているが、
必ずしもｂとｃを等しくする必要はなく高中低の３段切
り替えとすることもできる。このようなスピードの切り
替えは、速度制御の容易なモータを使用すれば簡単に行
うことができるので、駆動モータ14としては例えばステ
ッピングモータを使用することが望ましい。なお、ステ
ッピングモータの場合には、駆動ステップ数のカウント
で水平羽根６の位置を検知できるので位置センサが不要
であり、この点からも有利である。
7.6に選定されて高低の２段切り替えとなっているが、
必ずしもｂとｃを等しくする必要はなく高中低の３段切
り替えとすることもできる。このようなスピードの切り
替えは、速度制御の容易なモータを使用すれば簡単に行
うことができるので、駆動モータ14としては例えばステ
ッピングモータを使用することが望ましい。なお、ステ
ッピングモータの場合には、駆動ステップ数のカウント
で水平羽根６の位置を検知できるので位置センサが不要
であり、この点からも有利である。
＜考案の効果＞ 以上の説明から明らかなように、この考案は、運転開始
時に水平羽根が所定のスイング範囲あるいは所定の停止
位置にない場合には、水平羽根を移動させるスピードを
定常運転時の移動スピードよりも増加させて速やかに所
定の位置に達するようにしたものである。
時に水平羽根が所定のスイング範囲あるいは所定の停止
位置にない場合には、水平羽根を移動させるスピードを
定常運転時の移動スピードよりも増加させて速やかに所
定の位置に達するようにしたものである。
したがって、この考案によれば、水平羽根が所定のスイ
ング範囲あるいは所定の停止位置になかった場合でも、
定常運転までの立ち上がり時間が短縮され、それ以後は
ゆっくりしたスイングによって風向きを上下に変化させ
ることができ、快適な空調が可能となる。
ング範囲あるいは所定の停止位置になかった場合でも、
定常運転までの立ち上がり時間が短縮され、それ以後は
ゆっくりしたスイングによって風向きを上下に変化させ
ることができ、快適な空調が可能となる。
第１図はこの考案の一実施例の要部の概略構成図、第２
図は室内ユニットの概略側面図、第３図は運転モードに
応じたスイング範囲を例示した図、第４図は運転開始か
ら定常運転に至るまでの制御手順を示したフローチャー
トである。 １……室内ユニット、５……吹出口、６……水平羽根、
８……制御部、９……CPU、10……メモリ、11……運転
スイッチ、12……モード設定スイッチ、13……スイング
スイッチ、14……駆動モータ。
図は室内ユニットの概略側面図、第３図は運転モードに
応じたスイング範囲を例示した図、第４図は運転開始か
ら定常運転に至るまでの制御手順を示したフローチャー
トである。 １……室内ユニット、５……吹出口、６……水平羽根、
８……制御部、９……CPU、10……メモリ、11……運転
スイッチ、12……モード設定スイッチ、13……スイング
スイッチ、14……駆動モータ。
Claims (1)
- 【請求項１】室内ユニット（１）の吹出口（５）から吹
き出される風を上下に偏向させるための水平羽根 （６）を駆動する駆動手段（14）と、運転モードに応じ
て上記水平羽根（６）を所定の範囲でスイングさせ、あ
るいは所定の位置で停止させておくように上記駆動手段
（14）を制御する制御手段（８）とを備えた空気調和機
の風向制御装置において、 運転開始時に水平羽根（６）が所定のスイング範囲ある
いは所定の停止位置にない場合に、水平羽根（６）が所
定のスイング範囲あるいは所定の停止位置に達するまで
駆動手段（14）による水平羽根（６）の移動スピードを
定常運転時の移動スピードよりも増加させる手段を備え
たことを特徴とする空気調和機の風向制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988054093U JPH0648258Y2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 空気調和機の風向制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988054093U JPH0648258Y2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 空気調和機の風向制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01158040U JPH01158040U (ja) | 1989-10-31 |
| JPH0648258Y2 true JPH0648258Y2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=31280037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988054093U Expired - Lifetime JPH0648258Y2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | 空気調和機の風向制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0648258Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101411027B1 (ko) * | 2010-01-26 | 2014-07-01 | 다이킨 고교 가부시키가이샤 | 공기 조화 장치의 천장 설치형 실내 유닛 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5777847A (en) * | 1980-10-31 | 1982-05-15 | Hitachi Ltd | Air flow direction control apparatus for air conditioner |
-
1988
- 1988-04-20 JP JP1988054093U patent/JPH0648258Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01158040U (ja) | 1989-10-31 |
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