JPH0648252Y2 - 空調室外機の基礎脚構造 - Google Patents
空調室外機の基礎脚構造Info
- Publication number
- JPH0648252Y2 JPH0648252Y2 JP1988117291U JP11729188U JPH0648252Y2 JP H0648252 Y2 JPH0648252 Y2 JP H0648252Y2 JP 1988117291 U JP1988117291 U JP 1988117291U JP 11729188 U JP11729188 U JP 11729188U JP H0648252 Y2 JPH0648252 Y2 JP H0648252Y2
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- Japan
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- bottom frame
- foundation
- leg
- upper side
- legs
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、空調室外機の基礎脚構造に関し、特に、部品
点数の削減対策に係るものである。
点数の削減対策に係るものである。
(従来の技術) 従来、空調室外機は、機体を車載クレーン等に吊り下げ
て設置箇所に搬入し、予め設置箇所に埋設されたアンカ
ーボルトを機体に付設したアンカープレートに挿通し、
アンカーボルトにナットを締め付けるという要領で設置
箇所に据え付けられている。このために、機体には、機
体とは別体に形成された吊り下げ用の玉掛部材とアンカ
ープレートとが設けられる。
て設置箇所に搬入し、予め設置箇所に埋設されたアンカ
ーボルトを機体に付設したアンカープレートに挿通し、
アンカーボルトにナットを締め付けるという要領で設置
箇所に据え付けられている。このために、機体には、機
体とは別体に形成された吊り下げ用の玉掛部材とアンカ
ープレートとが設けられる。
また、例えば、実公昭58-34339号公報に開示されるよう
に、取付方向を切り代えることによりこの玉掛部の機能
とアンカープレートの機能とを兼備できるようにしたL
字型金具を設けて、部品点数の削減を図ったものもあ
る。
に、取付方向を切り代えることによりこの玉掛部の機能
とアンカープレートの機能とを兼備できるようにしたL
字型金具を設けて、部品点数の削減を図ったものもあ
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、近年、空調室外機においては、除霜運転によ
って膨張器等から剥離する凝結氷やその溶解水から制御
機器を保護するために底フレームの中央部を深絞り加工
によって段状に絞り下げたものが多く見られる。このよ
うな底フレームでは、深絞り加工を可能にするために底
フレームの板圧が薄肉にされており、薄肉化に伴う強度
低下を補うためにその前後両縁部にその左右方向の全長
に亘って基礎脚が固定されている。
って膨張器等から剥離する凝結氷やその溶解水から制御
機器を保護するために底フレームの中央部を深絞り加工
によって段状に絞り下げたものが多く見られる。このよ
うな底フレームでは、深絞り加工を可能にするために底
フレームの板圧が薄肉にされており、薄肉化に伴う強度
低下を補うためにその前後両縁部にその左右方向の全長
に亘って基礎脚が固定されている。
従って、このような深絞り加工により形成された底フレ
ームを有する空調室外機においては、玉掛部材及びアン
カープレート或いはこれらの機能を兼備するL字型金具
の他に、基礎脚が機体とは別体に形成されることにな
り、製造コストの低減を図る上で不利になる。
ームを有する空調室外機においては、玉掛部材及びアン
カープレート或いはこれらの機能を兼備するL字型金具
の他に、基礎脚が機体とは別体に形成されることにな
り、製造コストの低減を図る上で不利になる。
本考案は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その
目的は、底フレームを補強する基礎脚に玉掛部材の機能
とアンカープレートの機能とを兼備させることにより、
部品点数の削減を図ることにある。
目的は、底フレームを補強する基礎脚に玉掛部材の機能
とアンカープレートの機能とを兼備させることにより、
部品点数の削減を図ることにある。
その場合、基礎脚を外方に開かれた溝型に形成すること
により基礎脚に玉掛部材としての機能を付与することが
可能であるが、この考えでは、基礎脚に係合されたフッ
クやワイヤ等が横外方に滑り出して基礎脚から離脱する
ことを十分に防止できず、特に、玉掛け作業中にワイヤ
等が緩められている時には該ワイヤ等の離脱が生じ易く
なる。
により基礎脚に玉掛部材としての機能を付与することが
可能であるが、この考えでは、基礎脚に係合されたフッ
クやワイヤ等が横外方に滑り出して基礎脚から離脱する
ことを十分に防止できず、特に、玉掛け作業中にワイヤ
等が緩められている時には該ワイヤ等の離脱が生じ易く
なる。
そのため、本考案の目的は、基礎脚に係合されたフック
やワイヤ等の横滑りによる離脱を防止する構成とするこ
とにより、玉掛け作業の安全性と確実性を高めらること
にある。
やワイヤ等の横滑りによる離脱を防止する構成とするこ
とにより、玉掛け作業の安全性と確実性を高めらること
にある。
また、地面に埋設されたアンカーボルトが施工誤差等に
よって地面から高く突き出ている時には、アンカーボル
ト挿通孔に挿通されたアンカーボルトの先端と基礎脚の
上辺部との間にナットを挿入するために必要な空間が得
られなくなったり、アンカーボルトの先端に基礎脚の上
辺部がつっかえたりして、据え付け作業が困難になるこ
とがある。
よって地面から高く突き出ている時には、アンカーボル
ト挿通孔に挿通されたアンカーボルトの先端と基礎脚の
上辺部との間にナットを挿入するために必要な空間が得
られなくなったり、アンカーボルトの先端に基礎脚の上
辺部がつっかえたりして、据え付け作業が困難になるこ
とがある。
逆に、アンカーボルトを地面に打ち込む場合には、アン
カーボルトの上側に基礎脚の上辺部があると、アンカー
ボルトの長さが基礎脚の上辺部と下辺部との間隔よりも
大きくすることができなくなり、空調室外機を確実に設
置箇所に固定するために多数のアンカーボルトを必要と
する場合が生じる。
カーボルトの上側に基礎脚の上辺部があると、アンカー
ボルトの長さが基礎脚の上辺部と下辺部との間隔よりも
大きくすることができなくなり、空調室外機を確実に設
置箇所に固定するために多数のアンカーボルトを必要と
する場合が生じる。
そのため、本考案の目的は、アンカーボルトに対して基
礎脚の上辺部が邪魔にならない構成とすることにより、
据え付け作業を容易にすると共に、少数のアンカーボル
トで空調室外機を確実に設置箇所に固定できるようにす
ることにある。
礎脚の上辺部が邪魔にならない構成とすることにより、
据え付け作業を容易にすると共に、少数のアンカーボル
トで空調室外機を確実に設置箇所に固定できるようにす
ることにある。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するため、請求項1に係る考案が講じ
た手段は、先ず、底フレーム(1)には、左右方向に延
びる中央部(1a)が該底フレーム(1)の前部及び後部
の周縁部(1b,1b)より段下げ面(1c,1c)を介して低く
段下げ形成されている。そして、上記底フレーム(1)
における下面の前後両縁部には、該底フレーム(1)の
左右方向の全長に亘って延びる前部基礎脚(2)と後部
基礎脚(2)とが底フレーム(1)の周縁部(1b,1b)
及び段下げ面(1c,1c)に接して固定され、該両基礎脚
(2,2)は、上辺部(3,3)と腹部(4,4)と下辺部(5,
5)とが連続して形成されると共に、前部基礎脚(2)
は前方に向って開かれた溝型に、後部基礎脚(2)は後
方に向って開かれた溝型にそれぞれ形成されている。
た手段は、先ず、底フレーム(1)には、左右方向に延
びる中央部(1a)が該底フレーム(1)の前部及び後部
の周縁部(1b,1b)より段下げ面(1c,1c)を介して低く
段下げ形成されている。そして、上記底フレーム(1)
における下面の前後両縁部には、該底フレーム(1)の
左右方向の全長に亘って延びる前部基礎脚(2)と後部
基礎脚(2)とが底フレーム(1)の周縁部(1b,1b)
及び段下げ面(1c,1c)に接して固定され、該両基礎脚
(2,2)は、上辺部(3,3)と腹部(4,4)と下辺部(5,
5)とが連続して形成されると共に、前部基礎脚(2)
は前方に向って開かれた溝型に、後部基礎脚(2)は後
方に向って開かれた溝型にそれぞれ形成されている。
更に、上記両基礎脚(2,2)における上辺部(3,3)の外
縁部には、少なくとも該上辺部(3,3)の左右両端部に
おいて下方に突出する係止部(8,8)が形成されてい
る。加えて、上記両基礎脚(2,2)における下辺部(5,
5)の外端には、一部分又は全部が上記底フレーム
(1)及び上辺部(3,3)よりも外側に延長されて延出
部(6,6,…)が形成され、該延出部(6,6,…)には、上
記底フレーム(1)及び上辺部(3,3)よりも外側に位
置してアンカーボルト挿通孔(7,7,…)が形成されてい
る。
縁部には、少なくとも該上辺部(3,3)の左右両端部に
おいて下方に突出する係止部(8,8)が形成されてい
る。加えて、上記両基礎脚(2,2)における下辺部(5,
5)の外端には、一部分又は全部が上記底フレーム
(1)及び上辺部(3,3)よりも外側に延長されて延出
部(6,6,…)が形成され、該延出部(6,6,…)には、上
記底フレーム(1)及び上辺部(3,3)よりも外側に位
置してアンカーボルト挿通孔(7,7,…)が形成されてい
る。
(作用) 以上の構成により、本考案では、基礎脚(2,2)が、底
フレーム(1)の前後両縁において、該底フレーム
(1)の周縁部(1b,1b)及び段下げ面(1c,1c)に接し
て固定されているので、上記基礎脚(2,2)に底フレー
ム(1)を補強する機能が与えられる。
フレーム(1)の前後両縁において、該底フレーム
(1)の周縁部(1b,1b)及び段下げ面(1c,1c)に接し
て固定されているので、上記基礎脚(2,2)に底フレー
ム(1)を補強する機能が与えられる。
ここで、上記基礎脚(2,2)の底フレーム(1)を補強
する機能は、例えば、基礎脚(2,2)が底フレーム
(1)に左右方向に適当な間隔を置いた2箇所以上で固
定されておれば得られる他、溶接によって基礎脚(2,
2)をその全長に亘って底フレーム(1)に固定するこ
とも妨げない。また、底フレーム(1)に基礎脚(2,
2)を固定する構造は特に限定されず、例えば、釘、
鋲、螺子等を使用したり、スポット溶接、不連続シーム
溶接又は連続シーム溶接等の溶接を採用したりすること
ができる。
する機能は、例えば、基礎脚(2,2)が底フレーム
(1)に左右方向に適当な間隔を置いた2箇所以上で固
定されておれば得られる他、溶接によって基礎脚(2,
2)をその全長に亘って底フレーム(1)に固定するこ
とも妨げない。また、底フレーム(1)に基礎脚(2,
2)を固定する構造は特に限定されず、例えば、釘、
鋲、螺子等を使用したり、スポット溶接、不連続シーム
溶接又は連続シーム溶接等の溶接を採用したりすること
ができる。
また、基礎脚(2,2)を底フレーム(1)の左右方向の
全長に亘って設け、前部基礎脚(2)が前方に開かれた
溝型に、後部基礎脚(2)が後方に開かれた溝型に形成
されているので、例えば、基礎脚(2,2)の上部の両端
部に揚上機のフックを係合することにより、或いは、基
礎脚(2,2)の全長に亘って揚上機の吊り上げワイヤロ
ープ(9)を下側から係合させることによって、機器全
体を吊り上げることができ、基礎脚(2,2)に玉掛部材
の機能が与えられる。
全長に亘って設け、前部基礎脚(2)が前方に開かれた
溝型に、後部基礎脚(2)が後方に開かれた溝型に形成
されているので、例えば、基礎脚(2,2)の上部の両端
部に揚上機のフックを係合することにより、或いは、基
礎脚(2,2)の全長に亘って揚上機の吊り上げワイヤロ
ープ(9)を下側から係合させることによって、機器全
体を吊り上げることができ、基礎脚(2,2)に玉掛部材
の機能が与えられる。
特に、基礎脚(2,2)における上辺部(3,3)の外縁部に
は、少なくともその左右両端部で下方に突出した係止部
(8,8)が形成されているので、基礎脚(2,2)の左右両
端部に係合されたフックやワイヤ等が横外方に横滑りし
て基礎脚(2,2)から脱出することを防止でき、より安
全な玉掛けが行える。
は、少なくともその左右両端部で下方に突出した係止部
(8,8)が形成されているので、基礎脚(2,2)の左右両
端部に係合されたフックやワイヤ等が横外方に横滑りし
て基礎脚(2,2)から脱出することを防止でき、より安
全な玉掛けが行える。
ここで、係止部(8,8)は、基礎脚(2,2)における上辺
部(3,3)の外縁部を下方に折り曲げてその折下げ部分
で構成したり、基礎脚(2,2)の上辺部(3,3)の左右両
端部を底フレーム(1)にボルトで固定するように構成
する場合に、そのボルトの頭部を一定以上長く形成し、
そのボルトの頭部で構成したりすることが可能である。
部(3,3)の外縁部を下方に折り曲げてその折下げ部分
で構成したり、基礎脚(2,2)の上辺部(3,3)の左右両
端部を底フレーム(1)にボルトで固定するように構成
する場合に、そのボルトの頭部を一定以上長く形成し、
そのボルトの頭部で構成したりすることが可能である。
また、上記基礎脚(2,2)における上辺部(3,3)の外縁
部を下方に折り曲げて係止部(8,8)を形成する場合に
は、基礎脚(2,2)の外縁部の左右両端部のみを下方に
折り曲げて基礎脚(2,2)の左右両端部のみに係止部
(8,8)を形成してもよいが、基礎脚(2,2)における上
辺部(3,3)の外縁部をその全長に亘って下方に折り曲
げて基礎脚(2,2)の全長に亘って係止部(8,8)を連続
して形成することも可能である。
部を下方に折り曲げて係止部(8,8)を形成する場合に
は、基礎脚(2,2)の外縁部の左右両端部のみを下方に
折り曲げて基礎脚(2,2)の左右両端部のみに係止部
(8,8)を形成してもよいが、基礎脚(2,2)における上
辺部(3,3)の外縁部をその全長に亘って下方に折り曲
げて基礎脚(2,2)の全長に亘って係止部(8,8)を連続
して形成することも可能である。
そして、上記係止部(8,8)を基礎脚(2,2)の全長に亘
って一様に連続するように形成する場合には、素材の裁
断形状を単純にできるので、加工コストを一層大きく低
減することができる。
って一様に連続するように形成する場合には、素材の裁
断形状を単純にできるので、加工コストを一層大きく低
減することができる。
更に、基礎脚(2,2)の下辺部(5,5)に連続する延出部
(6,6,…)にアンカーボルト挿通孔(7,7,…)を形成し
てあるので、機体を吊り上げて設置場所に搬入し、機体
を吊り下げる際に、予め設置箇所に埋設されたアンカー
ボルト(10)をアンカーボルト挿通孔(7,7,…)に挿通
させ、この後、下辺部(5,5)の上からアンカーボルト
(10)にナット(11)を螺締することにより、機体を設
置場所に据え付けることができる。或いは、アンカーボ
ルト挿通孔(7,7,…)に挿通させたアンカーボルト(1
5)を予め設置箇所に埋設させたソケット(14)に螺締
することにより、基礎脚(2,2)にアンカープレートの
機能が与えられる。
(6,6,…)にアンカーボルト挿通孔(7,7,…)を形成し
てあるので、機体を吊り上げて設置場所に搬入し、機体
を吊り下げる際に、予め設置箇所に埋設されたアンカー
ボルト(10)をアンカーボルト挿通孔(7,7,…)に挿通
させ、この後、下辺部(5,5)の上からアンカーボルト
(10)にナット(11)を螺締することにより、機体を設
置場所に据え付けることができる。或いは、アンカーボ
ルト挿通孔(7,7,…)に挿通させたアンカーボルト(1
5)を予め設置箇所に埋設させたソケット(14)に螺締
することにより、基礎脚(2,2)にアンカープレートの
機能が与えられる。
ここで、アンカーボルト挿通孔(7,7,…)の数は、各基
礎脚(2,2)に1個以上、全体として2個以上であれば
特に制限されず、機器全体の大きさ、重量等によって経
験的に決定される。
礎脚(2,2)に1個以上、全体として2個以上であれば
特に制限されず、機器全体の大きさ、重量等によって経
験的に決定される。
更に、上記アンカーボルト挿通孔(7,7,…)が、底フレ
ーム(1)等の外端よりも外側に形成されているので、
設置箇所に埋設されたアンカーボルト(10)が地面から
大きく突出していても、上辺部(3,3)等につかえた
り、上辺部(3,3)とアンカーボルト(10)の上端との
間にナット(12)を挿入できなくなったりすることがな
くなり、据え付け作業を容易にすることができる。ま
た、地面に打ち込むアンカーボルト(15)の長さが上辺
部(3,3)と下辺部(5,5)との間隔によって制限される
ことがなくなり、少数の長いアンカーボルト(15)で機
器全体を確実に設置箇所に固定することができる。
ーム(1)等の外端よりも外側に形成されているので、
設置箇所に埋設されたアンカーボルト(10)が地面から
大きく突出していても、上辺部(3,3)等につかえた
り、上辺部(3,3)とアンカーボルト(10)の上端との
間にナット(12)を挿入できなくなったりすることがな
くなり、据え付け作業を容易にすることができる。ま
た、地面に打ち込むアンカーボルト(15)の長さが上辺
部(3,3)と下辺部(5,5)との間隔によって制限される
ことがなくなり、少数の長いアンカーボルト(15)で機
器全体を確実に設置箇所に固定することができる。
ここで、延出部(6,6,…)は、アンカーボルト挿通孔
(7,7,…)を底フレーム(1)及び上辺部(3,3)より
も外側に形成するために必要な範囲で部分的に上辺部
(3,3)等より外側に延長させてもよいが、基礎脚(2,
2)の全長に亘って外側に延長してもよい。この延長部
(6,6,…)を基礎脚(2,2)の全長に亘って一様に上辺
部(3,3)等より外側に延長させる場合には、素材の裁
断形状を単純にできるので、加工コストを一層大きく低
減することができる。
(7,7,…)を底フレーム(1)及び上辺部(3,3)より
も外側に形成するために必要な範囲で部分的に上辺部
(3,3)等より外側に延長させてもよいが、基礎脚(2,
2)の全長に亘って外側に延長してもよい。この延長部
(6,6,…)を基礎脚(2,2)の全長に亘って一様に上辺
部(3,3)等より外側に延長させる場合には、素材の裁
断形状を単純にできるので、加工コストを一層大きく低
減することができる。
このようにして、上記基礎脚(2,2)に底フレーム
(1)を補強する機能、玉掛部材の機能及びアンカープ
レートの機能を兼備させることにより、機体と別体に形
成される玉掛部材及びアンカープレートを省略して部品
点数を削減することができる。
(1)を補強する機能、玉掛部材の機能及びアンカープ
レートの機能を兼備させることにより、機体と別体に形
成される玉掛部材及びアンカープレートを省略して部品
点数を削減することができる。
(考案の効果) 従って、本考案の空調室外機の基礎脚構造によれば、基
礎脚(2,2)を、底フレーム(1)の前後両縁におい
て、該底フレーム(1)の周縁部(1b,1b)及び段下げ
面(1c,1c)に接して固定するようにしたゝめに、基礎
脚(2,2)で底フレーム(1)を補強する機能を備えさ
せることができるので、基礎脚(2,2)によって底フレ
ーム(1)を補強することができる。
礎脚(2,2)を、底フレーム(1)の前後両縁におい
て、該底フレーム(1)の周縁部(1b,1b)及び段下げ
面(1c,1c)に接して固定するようにしたゝめに、基礎
脚(2,2)で底フレーム(1)を補強する機能を備えさ
せることができるので、基礎脚(2,2)によって底フレ
ーム(1)を補強することができる。
また、底フレーム(1)の前後両側縁部に全長に亘って
延びるように設けられた基礎脚(2,2)を外側に向って
開かれた溝型に形成したゝめに、各基礎脚(2,2)の溝
型部の両端に吊り上げ用のフックやワイヤ等を掛けるこ
とが可能になり、基礎脚(2,2)に玉掛部材の機能を兼
備させることができる。
延びるように設けられた基礎脚(2,2)を外側に向って
開かれた溝型に形成したゝめに、各基礎脚(2,2)の溝
型部の両端に吊り上げ用のフックやワイヤ等を掛けるこ
とが可能になり、基礎脚(2,2)に玉掛部材の機能を兼
備させることができる。
特に、基礎脚(2,2)における上辺部(3,3)の外縁部よ
り下方に突出した係止部(8,8)を形成するようにした
ゝめに、基礎脚(2,2)に係合された吊り上げ用のフッ
クワイヤ等の横外方への離脱を防止することができるの
で、玉掛けの安全性を高めることができる。
り下方に突出した係止部(8,8)を形成するようにした
ゝめに、基礎脚(2,2)に係合された吊り上げ用のフッ
クワイヤ等の横外方への離脱を防止することができるの
で、玉掛けの安全性を高めることができる。
更に、基礎脚(2,2)の下辺部(5,5)に連続する延出部
(6,6,…)にアンカーボルト挿通孔(7,7,…)を形成し
たゝめに、設置箇所で延出部(6,6,…)をアンカーボル
ト及びナットによって固定することにより機器全体を設
置箇所に固定することができるので、基礎脚(2,2)に
アンカープレートの機能を兼備させることができる。
(6,6,…)にアンカーボルト挿通孔(7,7,…)を形成し
たゝめに、設置箇所で延出部(6,6,…)をアンカーボル
ト及びナットによって固定することにより機器全体を設
置箇所に固定することができるので、基礎脚(2,2)に
アンカープレートの機能を兼備させることができる。
特に、アンカーボルト挿通孔(7,7)が上辺部(3,3)及
び底フレーム(1)よりも外側に位置するように形成し
たゝめに、設置箇所に埋設されたアンカーボルトが地面
から大きく突出している場合でも容易にナットをアンカ
ーボルトに螺合して締結することができるので、据え付
け作業を容易にできると共に、設置箇所に打ち込まれる
アンカーボルトの長さが基礎脚(2,2)の上辺部(3,3)
と下辺部(5,5)との間隔によって制限されず、少数の
長いアンカーボルトで機器全体を確実に設置箇所に固定
することができる。
び底フレーム(1)よりも外側に位置するように形成し
たゝめに、設置箇所に埋設されたアンカーボルトが地面
から大きく突出している場合でも容易にナットをアンカ
ーボルトに螺合して締結することができるので、据え付
け作業を容易にできると共に、設置箇所に打ち込まれる
アンカーボルトの長さが基礎脚(2,2)の上辺部(3,3)
と下辺部(5,5)との間隔によって制限されず、少数の
長いアンカーボルトで機器全体を確実に設置箇所に固定
することができる。
これらの結果、上記基礎脚(2,2)に底フレーム(1)
を補強する機能と玉掛部材の機能とアンカープレートの
機能とを兼備させることができることから、機体と別体
に形成される玉掛部材及びアンカープレートを省略して
部品点数を削減することができ、組立コストを削減する
ことができる。
を補強する機能と玉掛部材の機能とアンカープレートの
機能とを兼備させることができることから、機体と別体
に形成される玉掛部材及びアンカープレートを省略して
部品点数を削減することができ、組立コストを削減する
ことができる。
(実施例) 以下、本出願に係る考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第1図は、空調室外機の基礎脚構造の縦断側面を示す。
同図において、(U)は空調室外機、(1)は底フレー
ム、(2,2)は基礎脚、(3,3)は上辺部、(4,4)は腹
部、(5,5)は下辺部、(6,6,…)は延出部、(7,7,
…)はアンカーボルト挿通孔、(8,8)は係止部であ
り、上辺部(3,3)と下辺部(5,5)との内端が腹部(4,
4)によって連結されている。そして、上記底フレーム
(1)は、平面視において正方形或いは長方形に形成さ
れ、その左右方向に延びる中央部(1a)は、深絞り加工
によって周縁部(1b,1b)よりも段下げ面である絞り下
げ面(1c,1c)を介して一段低く段下げ形成されてい
る。
同図において、(U)は空調室外機、(1)は底フレー
ム、(2,2)は基礎脚、(3,3)は上辺部、(4,4)は腹
部、(5,5)は下辺部、(6,6,…)は延出部、(7,7,
…)はアンカーボルト挿通孔、(8,8)は係止部であ
り、上辺部(3,3)と下辺部(5,5)との内端が腹部(4,
4)によって連結されている。そして、上記底フレーム
(1)は、平面視において正方形或いは長方形に形成さ
れ、その左右方向に延びる中央部(1a)は、深絞り加工
によって周縁部(1b,1b)よりも段下げ面である絞り下
げ面(1c,1c)を介して一段低く段下げ形成されてい
る。
上記基礎脚(2,2)は、底フレーム(1)の前後の縁部
にその左右方向の全長に亘って設けられ、外側に開放さ
れた溝型に形成されている。つまり、前部基礎脚(2)
は前方に向って開かれた溝型に、後部基礎脚(2)は後
方に向って開かれた溝型にそれぞれ形成され、両基礎脚
(2,2)は、底フレーム(1)の周縁部(1b,1b)及び段
下げ面(1c,1c)に接している。そして、両基礎脚(2,
2)は、その腹部(4,4)の左右方向に適当な間隔をおい
た2箇所において、図示しないボルトによって底フレー
ム(1)の絞り下げ面(1c,1c)に固定されている。上
記基礎脚(2,2)は底フレーム(1)に2箇所以上で固
定すればよく、例えば、溶接によってその全長に亘って
底フレーム(1)に固定してもよい。
にその左右方向の全長に亘って設けられ、外側に開放さ
れた溝型に形成されている。つまり、前部基礎脚(2)
は前方に向って開かれた溝型に、後部基礎脚(2)は後
方に向って開かれた溝型にそれぞれ形成され、両基礎脚
(2,2)は、底フレーム(1)の周縁部(1b,1b)及び段
下げ面(1c,1c)に接している。そして、両基礎脚(2,
2)は、その腹部(4,4)の左右方向に適当な間隔をおい
た2箇所において、図示しないボルトによって底フレー
ム(1)の絞り下げ面(1c,1c)に固定されている。上
記基礎脚(2,2)は底フレーム(1)に2箇所以上で固
定すればよく、例えば、溶接によってその全長に亘って
底フレーム(1)に固定してもよい。
第2図は、基礎脚(2)の斜視図であり、この図におい
て第1図に示す各部分に対応する各部分には第1図と同
じ名称及び符号が付されている。第2図に示すように、
前部基礎脚(2)における下辺部(5)の前部外端と、
後部基礎脚(2)における下辺部(5)の後部外端とに
は、左右方向に適当な間隔を置いた2箇所に底フレーム
(1)及び上辺部(3)よりも外側に延長された延出部
(6,6)が形成され、各延出部(6,6,…)にはアンカー
ボルト挿通孔(7,7,…)が形成されている。
て第1図に示す各部分に対応する各部分には第1図と同
じ名称及び符号が付されている。第2図に示すように、
前部基礎脚(2)における下辺部(5)の前部外端と、
後部基礎脚(2)における下辺部(5)の後部外端とに
は、左右方向に適当な間隔を置いた2箇所に底フレーム
(1)及び上辺部(3)よりも外側に延長された延出部
(6,6)が形成され、各延出部(6,6,…)にはアンカー
ボルト挿通孔(7,7,…)が形成されている。
ここでは、延出部(6,6,…)が下辺部(5)の外端から
部分的に延出されているが、延出部(6,6)を下辺部
(5)の外端から下辺部(5)の全長に亘って延出する
ように構成してもよい。
部分的に延出されているが、延出部(6,6)を下辺部
(5)の外端から下辺部(5)の全長に亘って延出する
ように構成してもよい。
また、上記係止部(8,8)は、各基礎脚(2,2)における
上辺部(3,3)の外端をその全長に亘って下方に折り曲
げて形成されている。しかし、係止部(8,8)は基礎脚
(2,2)に係止されるフックやワイヤーロープ等が横滑
りして基礎脚(2,2)から脱出することを防止できるよ
うに構成されておればよく、例えば、各基礎脚(2,2)
における上辺部(3,3)の外端の左右両端部のみを下方
に折り返して各基礎脚(2,2)の左右両端部のみに係止
部(8,8)を構成してもよく、また、各基礎脚(2,2)を
その上辺部(3,3)の左右両端部で底フレーム(1)の
周縁部(1b,1b)に図示しないボルトで固定するように
構成する場合に、そのボルトの頭部を所要の長さ以上に
長くして、このボルトの頭部で係止部(8,8)を構成す
ることも可能である。
上辺部(3,3)の外端をその全長に亘って下方に折り曲
げて形成されている。しかし、係止部(8,8)は基礎脚
(2,2)に係止されるフックやワイヤーロープ等が横滑
りして基礎脚(2,2)から脱出することを防止できるよ
うに構成されておればよく、例えば、各基礎脚(2,2)
における上辺部(3,3)の外端の左右両端部のみを下方
に折り返して各基礎脚(2,2)の左右両端部のみに係止
部(8,8)を構成してもよく、また、各基礎脚(2,2)を
その上辺部(3,3)の左右両端部で底フレーム(1)の
周縁部(1b,1b)に図示しないボルトで固定するように
構成する場合に、そのボルトの頭部を所要の長さ以上に
長くして、このボルトの頭部で係止部(8,8)を構成す
ることも可能である。
次に、上記空調室外機(U)を吊り下げる要領を第3図
に基づき説明する。
に基づき説明する。
空調室外機(U)が吊り上げ或いは吊り下げには、例え
ば、図示しない車載クレーンのフックに係合された1対
の無端状のワイヤロープ(9,9)が使用され、各基礎脚
(2,2)の溝型の上部と係止部(8,8)とによって形成さ
れる門型部分に下側からワイヤロープ(9,9)の一部分
を係合して車載クレーンのフックを昇降させることによ
り、空調室外機(U)が吊り上げられたり、吊り下げら
れたりする。
ば、図示しない車載クレーンのフックに係合された1対
の無端状のワイヤロープ(9,9)が使用され、各基礎脚
(2,2)の溝型の上部と係止部(8,8)とによって形成さ
れる門型部分に下側からワイヤロープ(9,9)の一部分
を係合して車載クレーンのフックを昇降させることによ
り、空調室外機(U)が吊り上げられたり、吊り下げら
れたりする。
空調室外機(U)の吊り上げ或いは吊り下げには、両端
にフックを備える1対の長さが同じワイヤロープ(9,
9)を使用することも可能である。この場合には、各ワ
イヤーロープ(9,9)の中央部を、例えば、図示しない
車載クレーンのフックに係合させた後、各ワイヤーロー
プ(9,9)の端部のフックを各基礎脚(2,2)の上辺部
(3,3)と腹部(4,4)との接合部の左右両端部に係合し
て車載クレーンのフックを昇降させることにより、空調
室外機(U)が吊り上げられたり、吊り下げられたりす
る。
にフックを備える1対の長さが同じワイヤロープ(9,
9)を使用することも可能である。この場合には、各ワ
イヤーロープ(9,9)の中央部を、例えば、図示しない
車載クレーンのフックに係合させた後、各ワイヤーロー
プ(9,9)の端部のフックを各基礎脚(2,2)の上辺部
(3,3)と腹部(4,4)との接合部の左右両端部に係合し
て車載クレーンのフックを昇降させることにより、空調
室外機(U)が吊り上げられたり、吊り下げられたりす
る。
次に、上記空調室外機(U)を設置箇所に固定する要領
を第4図に基づき説明する。
を第4図に基づき説明する。
第4図の左半部に示す方法では、空調室外機(U)が設
置箇所に吊り込み、予め設置箇所に埋設されたアンカー
ボルト(10)にアンカーボルト挿通孔(7,7,…)を合わ
せてから空調室外機(U)を更に吊り下げて各基礎脚
(2,2)の下辺部(5,5)及び延出部(6,6,…)を設置さ
せ、延出部(6,6,…)の上方からアンカーボルト(10)
にナット(11)を螺合し、下辺部(5,5)及び延出部
(6,6,…)との間に必要に応じてライナ(12)を挿入し
て空調室外機(U)のレベル調整をしながらナット(1
1)を螺締することにより空調室外機(U)が設置箇所
に固定される。
置箇所に吊り込み、予め設置箇所に埋設されたアンカー
ボルト(10)にアンカーボルト挿通孔(7,7,…)を合わ
せてから空調室外機(U)を更に吊り下げて各基礎脚
(2,2)の下辺部(5,5)及び延出部(6,6,…)を設置さ
せ、延出部(6,6,…)の上方からアンカーボルト(10)
にナット(11)を螺合し、下辺部(5,5)及び延出部
(6,6,…)との間に必要に応じてライナ(12)を挿入し
て空調室外機(U)のレベル調整をしながらナット(1
1)を螺締することにより空調室外機(U)が設置箇所
に固定される。
また、第4図の右半部に示す方法では、予め設置箇所に
ネジ孔(13)を有するソケット(14)を埋設しておき、
空調室外機(U)を設置箇所に吊り込んで地面の近くま
で吊り下げ、アンカーボルト挿通孔(7,7,…)に挿通し
たアンカーボルト(15)をソケット(14)のネジ孔(1
3)に位置合わせして少し螺合させてから、空調室外機
(U)を各基礎脚(2,2)の下辺部(5,5)及び延出部
(6,6,…)が接地するまで吊り下げ、下辺部(5,5)及
び延出部(6,6,…)との間に必要に応じてライナ(12)
を挿入して空調室外機(U)のレベル調整をしながらア
ンカーボルト(15)をソケット(14)に螺締することに
より空調室外機(U)が設置箇所に固定される。
ネジ孔(13)を有するソケット(14)を埋設しておき、
空調室外機(U)を設置箇所に吊り込んで地面の近くま
で吊り下げ、アンカーボルト挿通孔(7,7,…)に挿通し
たアンカーボルト(15)をソケット(14)のネジ孔(1
3)に位置合わせして少し螺合させてから、空調室外機
(U)を各基礎脚(2,2)の下辺部(5,5)及び延出部
(6,6,…)が接地するまで吊り下げ、下辺部(5,5)及
び延出部(6,6,…)との間に必要に応じてライナ(12)
を挿入して空調室外機(U)のレベル調整をしながらア
ンカーボルト(15)をソケット(14)に螺締することに
より空調室外機(U)が設置箇所に固定される。
従って、本実施例によれば、基礎脚(2,2)を、底フレ
ーム(1)の前後両縁において、該底フレーム(1)の
周縁部(1b,1b)及び段下げ面(1c,1c)に接して固定す
るようにしたゝめに、基礎脚(2,2)で底フレーム
(1)を補強する機能を備えさせることができるので、
基礎脚(2,2)によって底フレーム(1)を補強するこ
とができる。
ーム(1)の前後両縁において、該底フレーム(1)の
周縁部(1b,1b)及び段下げ面(1c,1c)に接して固定す
るようにしたゝめに、基礎脚(2,2)で底フレーム
(1)を補強する機能を備えさせることができるので、
基礎脚(2,2)によって底フレーム(1)を補強するこ
とができる。
また、底フレーム(1)の前後両側縁部に全長に亘って
延びるように設けられた基礎脚(2,2)を外側に向って
開かれた溝型に形成したゝめに、各基礎脚(2,2)の溝
型部の両端に吊り上げ用のフックやワイヤ等を掛けるこ
とが可能になり、基礎脚(2,2)に玉掛部材の機能を兼
備させることができる。
延びるように設けられた基礎脚(2,2)を外側に向って
開かれた溝型に形成したゝめに、各基礎脚(2,2)の溝
型部の両端に吊り上げ用のフックやワイヤ等を掛けるこ
とが可能になり、基礎脚(2,2)に玉掛部材の機能を兼
備させることができる。
特に、基礎脚(2,2)における上辺部(3,3)の外縁部よ
り下方に突出した係止部(8,8)を形成するようにした
ゝめに、基礎脚(2,2)に係合された吊り上げ用のフッ
クワイヤ等の横外方への離脱を防止することができるの
で、玉掛けの安全性を高めることができる。
り下方に突出した係止部(8,8)を形成するようにした
ゝめに、基礎脚(2,2)に係合された吊り上げ用のフッ
クワイヤ等の横外方への離脱を防止することができるの
で、玉掛けの安全性を高めることができる。
更に、基礎脚(2,2)の下辺部(5,5)に連続する延出部
(6,6,…)にアンカーボルト挿通孔(7,7,…)を形成し
たゝめに、設置箇所で延出部(6,6,…)をアンカーボル
ト及びナットによって固定することにより機器全体を設
置箇所に固定することができるので、基礎脚(2,2)に
アンカープレートの機能を兼備させることができる。
(6,6,…)にアンカーボルト挿通孔(7,7,…)を形成し
たゝめに、設置箇所で延出部(6,6,…)をアンカーボル
ト及びナットによって固定することにより機器全体を設
置箇所に固定することができるので、基礎脚(2,2)に
アンカープレートの機能を兼備させることができる。
特に、アンカーボルト挿通孔(7,7)が上辺部(3,3)及
び底フレーム(1)よりも外側に位置するように形成し
たゝめに、設置箇所に埋設されたアンカーボルトが地面
から大きく突出している場合でも容易にナットをアンカ
ーボルトに螺合して締結することができるので、据え付
け作業を容易にできると共に、設置箇所に打ち込まれる
アンカーボルトの長さが基礎脚(2,2)の上辺部(3,3)
と下辺部(5,5)との間隔によって制限されず、少数の
長いアンカーボルトで機器全体を確実に設置箇所に固定
することができる。
び底フレーム(1)よりも外側に位置するように形成し
たゝめに、設置箇所に埋設されたアンカーボルトが地面
から大きく突出している場合でも容易にナットをアンカ
ーボルトに螺合して締結することができるので、据え付
け作業を容易にできると共に、設置箇所に打ち込まれる
アンカーボルトの長さが基礎脚(2,2)の上辺部(3,3)
と下辺部(5,5)との間隔によって制限されず、少数の
長いアンカーボルトで機器全体を確実に設置箇所に固定
することができる。
これらの結果、上記基礎脚(2,2)に底フレーム(1)
を補強する機能と玉掛部材の機能とアンカープレートの
機能とを兼備させることができることから、機体と別体
に形成される玉掛部材及びアンカープレートを省略して
部品点数を削減することができ、組立コストを削減する
ことができる。
を補強する機能と玉掛部材の機能とアンカープレートの
機能とを兼備させることができることから、機体と別体
に形成される玉掛部材及びアンカープレートを省略して
部品点数を削減することができ、組立コストを削減する
ことができる。
第1図乃至第4図は本出願に係る考案の実施例を示し、
第1図は要部の縦断側面図、第2図はその基礎脚の斜視
図、第3図は空調室外機を吊り下げる要領を示す斜視
図、第4図はその空調室外機を設置箇所に固定する要領
を示す要部の縦断側面図である。 (1)……底フレーム、(2)……基礎脚、(3)……
上辺部、(4)……腹部、(5)……下辺部、(6)…
…延出部、(7)……アンカーボルト挿通孔、(8)…
…係止部。
第1図は要部の縦断側面図、第2図はその基礎脚の斜視
図、第3図は空調室外機を吊り下げる要領を示す斜視
図、第4図はその空調室外機を設置箇所に固定する要領
を示す要部の縦断側面図である。 (1)……底フレーム、(2)……基礎脚、(3)……
上辺部、(4)……腹部、(5)……下辺部、(6)…
…延出部、(7)……アンカーボルト挿通孔、(8)…
…係止部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−19536(JP,U) 実開 昭55−10945(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】底フレーム(1)には、左右方向に延びる
中央部(1a)が該底フレーム(1)の前部及び後部の周
縁部(1b,1b)より段下げ面(1c,1c)を介して低く段下
げ形成され、 上記底フレーム(1)における下面の前後両縁部には、
該底フレーム(1)の左右方向の全長に亘って延びる前
部基礎脚(2)と後部基礎脚(2)とが底フレーム
(1)の周縁部(1b,1b)及び段下げ面(1c,1c)に接し
て固定され、 該両基礎脚(2,2)は、上辺部(3,3)と腹部(4,4)と
下辺部(5,5)とが連続して形成されると共に、前部基
礎脚(2)は前方に向って開かれた溝型に、後部基礎脚
(2)は後方に向って開かれた溝型にそれぞれ形成され
る一方、 上記両基礎脚(2,2)における上辺部(3,3)の外縁部に
は、少なくとも該上辺部(3,3)の左右両端部において
下方に突出する係止部(8,8)が形成され、 上記両基礎脚(2,2)における下辺部(5,5)の外端に
は、一部分又は全部が上記底フレーム(1)及び上辺部
(3,3)よりも外側に延長されて延出部(6,6,…)が形
成され、該延出部(6,6,…)には、上記底フレーム
(1)及び上辺部(3,3)よりも外側に位置してアンカ
ーボルト挿通孔(7,7,…)が形成されている ことを特徴とする空調室外機の基礎脚構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988117291U JPH0648252Y2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 | 空調室外機の基礎脚構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988117291U JPH0648252Y2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 | 空調室外機の基礎脚構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0238023U JPH0238023U (ja) | 1990-03-13 |
JPH0648252Y2 true JPH0648252Y2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=31360622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988117291U Expired - Lifetime JPH0648252Y2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 | 空調室外機の基礎脚構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648252Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09133382A (ja) * | 1995-11-06 | 1997-05-20 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和機 |
JP2010139160A (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-24 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 固定金具 |
JP6625379B2 (ja) | 2015-09-10 | 2019-12-25 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 冷凍空調装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5510945U (ja) * | 1978-07-06 | 1980-01-24 | ||
JPH0325068Y2 (ja) * | 1985-07-19 | 1991-05-31 |
-
1988
- 1988-09-06 JP JP1988117291U patent/JPH0648252Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0238023U (ja) | 1990-03-13 |
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