JPH0648196Y2 - ドアクローザ用ダンパ - Google Patents

ドアクローザ用ダンパ

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JPH0648196Y2
JPH0648196Y2 JP11756890U JP11756890U JPH0648196Y2 JP H0648196 Y2 JPH0648196 Y2 JP H0648196Y2 JP 11756890 U JP11756890 U JP 11756890U JP 11756890 U JP11756890 U JP 11756890U JP H0648196 Y2 JPH0648196 Y2 JP H0648196Y2
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JP
Japan
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piston rod
spring
damper
push rod
insertion hole
Prior art date
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Application number
JP11756890U
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JPH0473634U (ja
Inventor
正道 池田
Original Assignee
株式会社柳沢精機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば、開き扉を自動開閉させるドアクロ
ーザ用ダンパに関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種ダンパは、第4図に図示したように、Iプ
ッシュロッドeを保持するスプリングdの受座は、ブラ
ケットa側にストッパbの止め輪A1を取付けたもの(第
4図A)、ストッパbを止めねじB1で固定したもの(同
図B)、ブラケットにストッパbをカシメC1たもの(同
図C)等の手段を用いている。
また、IIオイルシールgのハウジング形成には、ピスト
ンロッドf先端部にオイルシールgの環状溝D1を削設し
たもの(同図D)、ピストンロッドfの先端部に止め輪
E1を取付けたもの(同図E)、ピストンロッドfにカシ
メF1したもの(同図F)等の手段を用いている。
さらに、III不完全ねじ部の逃げのために、同図G〜I
のようにめねじG1又はおねじH1側の一方又は双方側に逃
げを形成している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前記従来の技術では、いずれも構造上部品点数
が多くなり、また、部品の加工形状が複雑になり、更
に、組み立ても煩雑になるという問題点がある。
本考案は、上記従来の技術の問題点に鑑みて創案された
もので、部品点数を少なくし、組み立ての容易なドアク
ローザ用ダンパの提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案におけるドアクロー
ザ用ダンパにおいては、軸心部を貫通し、ダンパ内部の
減衰力調整機構部を操作するプッシュロッドを一端部か
ら突出させたピストンロッドの該一端部に、前記プッシ
ュロッドを挿通可能とし、該プッシュロッドを保持する
スプリングを配設した段付き挿通孔を有し、該挿通孔の
一端にプッシュロッドと係合してこれを作動させるアジ
ャストスクリューを取付け、他端に前記ピストンロッド
の一端部と螺合するねじ部を形成したブラケットを取付
ける一方、前記ねじ部に螺入したピストンロッド先端面
とスプリングとの間に、一端面が前記挿通孔内の段部に
当接すると共に、前記スプリングの受座を形成し、他端
面がピストンロッドの先端面に当接してオイルシールの
ハウジングの一部を形成するカラーを介装したことを特
徴とする構成にされている。
〔作用〕
アジャストスクリューを回動させて前進させると、該ア
ジャストスクリュー先端部のテーパ部と係合しているプ
ッシュロッドの先端部が押圧され、プッシュロッドはス
プリングの反発に逆らって右方の減衰力調整機構部側に
移動する。
また、アジャストスクリューを回動させて後退させる
と、プッシュロッドはスプリングの反発により左方に移
動する。なお、プッシュロッドの移動量は、アジャスト
スクリューの回動量により任意に設定される。
このアジャストスクリューの回動でプッシュロッドを作
動し、ダンパ内部の減衰力調整機構部を操作して可変オ
リフィスの流路の開口面積の加減調整を行い、ダンパの
減衰力を変動させる。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明する。
第1〜3図において、第1図はピストンロッドとブラケ
ットの連結部分の断面図、第2図は本装置の全体断面
図、第3図はピストンロッドサブアッセンブリーの断面
図をあらわしている。
シリンダ11内には油圧オイル又はガスが選択して使用さ
れるダンパ1は、軸心部に中空部34を有するピストンロ
ッド3が配置されている。
このピストンロッド3の中空部34には、プッシュロッド
4を貫通させて配置し、このプッシュロッド4の先端部
には、ブラケット2側に取付けられたアジャストスクリ
ュー22と係合するテーパ部42が形成され、該アジャスト
スクリュー4の回動によりシリンダ11内の減衰力調整機
構部8が操作可能にされている。
前記減衰力調整機構部8は、プッシュロッド4の後端を
ニードルバルブ41に形成し、スプリング12で支持される
調整部84には該ニードルバルブ41に対応して可変オリフ
ィス81を形成し、また、ピストン83にはチエックバルブ
82を設けて減衰力が可変可能に形成されている。
また、ピストンロッド3の先端にはオイルシール32を嵌
める環状切欠溝33が形成され、ピストンロッド3の先端
部外周にはねじ35が刻設されている。
ブラケット2には、前記ねじ35に係合するねじ24が刻設
されていて、両者を螺合させると共に、ロックナット31
で固定してピストンロッド3の先端部にブラケット2が
取付けられている。
ブラケット2には、プッシュロッド4の先端部に固定さ
れた止め輪6が係合するスプリング7を配置したプッシ
ュロッドの挿通孔25が軸方向に設けられ、該挿通孔25の
先端にはプッシュロッド4を作動させるアジャストスク
リュー22が取付けられている。
このアジャストスクリュー22は、先端部にはプッシュロ
ッド4のテーパ部42に係合するテーパ部22aが形成さ
れ、アジャストスクリュー孔21に取付けられている。
また、前記スプリング7とピストンロッド3間にはカラ
ー5が配置されている。
このカラー5は、ほぼ円筒形に形成され、挿通孔25内の
スプリング室23の径より大径に形成すると共に、ピスト
ンロッド3の径よりやや小径に形成されている。
そして、このカラー5は、一端面が挿通孔25の段部26に
当接すると共に、スプリング7の受座に形成され、他端
面はピストンロッド3の先端面に当接してオイルシール
32のハウジングの一端面を形成している。
また、ねじ35、24の不完全ねじ部の逃げを吸収するた
め、カラー5の外径と挿通孔25の内径との間に所定のク
リアランスRが設けてある。
更に、カラー5は、その軸方向の寸法を管理することに
より、ブラケット2とピストンロッド3との結合距離を
所定の値に保持する機能を有する。
〔考案の効果〕
本考案は、上述の通り構成されているので、次に記載す
る効果を奏する。
スプリングとピストンロッド間にカラーを介在させ、こ
のカラーにスプリングの受座及びオイルシールのハウジ
ング形成機能を持たせると共に、不完全ねじ部の逃げを
吸収する機能をも持たせたため、装置の構造が簡単にで
き、関連部品の形状も単純にすることができると共に、
部品点数を少なくすることができる。
更に、カラーを介在させることによって、ブラケットと
ピストンロッドとの結合距離を確定することができるた
め、組立て作業が容易になる。
さらに、アジャストスクリューの回動により、プッシュ
ロッドを作動させることで、ダンパ内部の減衰力調整機
構部を操作し、可変オリフィスの流路の開口面積の加減
調整を行い、減衰力を変動させることができる。
また、プッシュロッドの移動量は、アジャストスクリュ
ーの回動量により任意に設定可能である。
なお、実施例は、スプリングがピストンロッドの伸び側
に反発を効かせているが、ピストンロッドの縮み側に反
発を効かせる場合のダンパにおいても同様の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はピストンロッドとブラケットの連結部分の断面
図、第2図は本装置の全体断面図、第3図は各部品の断
面図、第4図A〜Iは従来例の説明図である。
【符合の説明】
1:ダンパ、2:ブラケット、22:アジャストスクリュー、2
5:挿通孔、3:ピストンロッド、31:ロックナット、32:オ
イルシール、34:中空部、4:プッシュロッド、5:カラ
ー、6:止め輪、7:スプリング、8:減衰力調整機構部、R:
クリアランス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸心部を貫通し、ダンパ内部の減衰力調整
    機構部を操作するプッシュロッドを一端部から突出させ
    たピストンロッドの該一端部に、前記プッシュロッドを
    挿通可能とし、該プッシュロッドを保持するスプリング
    を配設した段付き挿通孔を有し、該挿通孔の一端にプッ
    シュロッドと係合してこれを作動させるアジャストスク
    リューを取付け、他端に前記ピストンロッドの一端部と
    螺合するねじ部を形成したブラケットを取付ける一方、
    前記ねじ部に螺入したピストンロッド先端面とスプリン
    グとの間に、一端面が前記挿通孔内の段部に当接すると
    共に、前記スプリングの受座を形成し、他端面がピスト
    ンロッドの先端面に当接してオイルシールのハウジング
    の一部を形成するカラーを介装したことを特徴するドア
    クローザ用ダンパ。
JP11756890U 1990-11-08 1990-11-08 ドアクローザ用ダンパ Expired - Lifetime JPH0648196Y2 (ja)

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JP11756890U JPH0648196Y2 (ja) 1990-11-08 1990-11-08 ドアクローザ用ダンパ

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Publication Number Publication Date
JPH0473634U JPH0473634U (ja) 1992-06-29
JPH0648196Y2 true JPH0648196Y2 (ja) 1994-12-12

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ID=31865465

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JP5464759B2 (ja) * 2011-09-27 2014-04-09 日立機材株式会社 油圧ダンパ及びその油量監視方法

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JPH0473634U (ja) 1992-06-29

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