JPH0414671Y2 - - Google Patents

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JPH0414671Y2
JPH0414671Y2 JP1987111977U JP11197787U JPH0414671Y2 JP H0414671 Y2 JPH0414671 Y2 JP H0414671Y2 JP 1987111977 U JP1987111977 U JP 1987111977U JP 11197787 U JP11197787 U JP 11197787U JP H0414671 Y2 JPH0414671 Y2 JP H0414671Y2
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piston
cup
cylinder
screw
adjusting screw
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JP1987111977U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、組立て容易な隙間自動調整機構を備
えた駐車ブレーキ付ブレーキ装置に関する。
従来の技術 従来は、第1図に示すようにブレーキ本体1に
設けたブレーキ操作用シリンダ2に、カツプ型ピ
ストン17を摺動可能に液密的に嵌合し、該ピス
トン17と該シリンダ2の後方のブレーキ本体1
との間にアジヤステイングスクリユー21とアジ
ヤステイングナツト7からなるアジヤスタを懸け
渡し、該スクリユー21はスプリング27によつ
て回転可能に該ピストン17に押圧され、該ナツ
ト7はスプリング14によつて回転不可能である
がシリンダ2の軸方向に移動し得るようにシリン
ダ2の後方のブレーキ本体1側に押圧され、該シ
リンダ2と該ピストン17を組付けたとき、該ス
クリユー21は該ナツト7に螺合され、該ピスト
ン17の開口18の開放端に嵌合し取付けたカツ
プシール30は該ナツト7の周面に液密的に摺接
し、該ピストン17の開口18は該ピストンを作
動する圧液を導入するシリンダ2から画成して空
気室とした隙間自動調整機構を備えた液圧式ブレ
ーキ装置が構成されていた。
考案が解決しようとする問題点 前記従来の隙間自動調整機構を備えたブレーキ
装置では、アジヤステイングスクリユー21付き
カツプ型ピストン17を、アジヤステイングナツ
ト7付きシリンダ2に嵌合してブレーキ装置を組
立てる場合、該ピストン17に組付けた該スクリ
ユー21の先端は第1図A−A線に示されるよう
にカツプシール30の先端とほぼ同位置にあつた
ので、該スクリユー21が先ず該ナツト7に嵌合
して該スクリユー21の芯を出した後にカツプシ
ール30を該ナツト7の外周面に嵌合することが
できず、また、カツプシールを該ナツトに組付け
るとき、その組付け状態を目視にて確認できない
ため該ナツト7に対する該スクリユー21の傾き
により、カツプシールの張出している先端が該ス
クリユー21と該ナツト7とに挾まれて切れたり
傷つけたり或はめくれて組付けられる等して油漏
れの原因となつた。
問題点を解決するための手段 本考案は、かかる問題点を解決すべくなされた
ものであつて、ブレーキ本体1に設けたブレーキ
操作用シリンダ2にアジヤステイングナツト7を
回転不可能であるが、シリンダ2の軸方向に移動
し得るようにリターンスプリング14により該シ
リンダ2の後方のブレーキ本体側に押圧せて設
け、該シリンダ2内に摺動可能に嵌合するカツプ
型ピストン17に回転可能なアジヤステイングス
クリユー21を該ピストン17と摩擦係合するよ
うにセツトスプリング27により押圧して設ける
と共に、該ピストン17の開口18の開放端近く
にカツプシールを該アジヤステイングナツト7の
周面に液密的に摺接するように設け、該アジヤス
テイングナツト7と該アジヤステイングスクリユ
ー21とを螺合して該シリンダ2に該ピストン1
7を嵌合し、該カツプシールにより該ピストン1
7の開口18に空気室を構成した液圧式ブレーキ
における隙間自動調整装置において、該カツプ型
ピストン17側へセツトスプリング27により押
圧して組付けた回転可能なアジヤステイングスク
リユー21の先端部は、該ピストン17に設けた
カツプシールの先端位置より突出させると共に、
アジヤステイングスクリユーの谷径よりも小さい
小径部と、小径部からアジヤステイングスクリユ
ーのねじに連なるテーパを備えたパイロツト部を
有する構成としたブレーキ装置を構成した。
作 用 カツプ型ピストン17の開口18の開放端近く
にカツプシール30を取付け、かつ該ピストン1
7には回転可能なアジヤステイングスクリユー2
1をセツトスプリング27により該ピストン17
側に押圧してセツトすると共に、第2図のB−B
線にて示されているように該スクリユー21の先
端がカツプシール30の先端位置より右方に突出
するように構成し、また、ブレーキ本体1に設け
たブレーキ操作用シリンダ2には、回転不可能で
あるが、該シリンダ2の軸線方向に移動し得るア
ジヤステイングナツト7がリターンスプリング1
4によつてシリンダ2の後方のブレーキ本体1側
に押圧されて取付けられる。この状態にアジヤス
テイングスクリユー21を組付けたカツプ型ピス
トン17と、アジヤステイングナツト7を組付け
たシリンダ2とを嵌合して隙間自動調整機構を備
えたブレーキ装置を組立てるとき、第2図のB−
B線にて示されているようにアジヤステイングス
クリユー21の先端部は、カツプシール30の先
端より右方に突出していると共に、先細状のテー
パを備えたパイロツト部を有しているので、カツ
プシールの先端がアジヤステイングナツト7に接
触する前に、該スクリユー21の先端が該ナツト
7に接触すると共に、たとえ、第4図に示すよう
にアジヤステイングスクリユー21が傾いていた
としても、該スクリユー21の先端が先細状のテ
ーパを備えたパイロツト部を有するので、その先
細状の先端がアジヤステイングナツト7のねじ穴
に容易に挿入でき、さらにそのテーパによつて該
スクリユー21の傾きが矯正されて、両者の軸心
を一致させ、両者を螺合させ、即ち、両者の芯出
をしてその後カツプシール30の先端がアジヤス
テイングナツト7の周面に液密的に摺接してカツ
プ型ピストン17のカツプ状の開口18を空気室
に画成して前記ブレーキ装置を構成する。
実施例 ブレーキ本体1は、その一部にデイスクロータ
ー(図示せず)に面する側に開口を有するブレー
キ操作用シリンダ2を有し、該シリンダ2の後方
の閉鎖端壁3にはハンドブレーキ(図示せず)に
より操作されるカム4を嵌挿する円孔5に通じる
案内孔6が形成されている。アジヤステイングナ
ツト7は大径の円柱状部分8と、小径の円柱状部
分9を連結する円錐台形部分10とにより構成さ
れ、大径の円柱状部分8にはその中心軸線と一致
する長孔11が形成されていて、この長孔11の
内周面に多条の雌ねじ12が形成されている。ア
ジヤステイングナツト7の小径の円柱状部分9は
前記案内孔6に摺動自在に液密的に嵌挿されると
共に、回転規制部材13によつて回転止めされ、
また、リターンスプリング14により回転規制部
材13を介して閉鎖端壁3側に押圧されている。
したがつて、図面右方に付勢されているアジヤス
テイングナツト7はその軸線方向に移動可能であ
るが、その回転はできないように設けられてい
る。そして、アジヤステイングナツト7はコネク
テイングロツド16を介してカム4と連係してい
る。カツプ型ピストン17は、その閉鎖端がシリ
ンダ2の開口部に位置するように該シリンダ2に
摺動自在に液密的に嵌合され、該ピストン17の
内部にはカツプ状の開口18が形成され、この開
口18は円錐面19を備えた円錐台形の底部空間
と、円筒状空間とからなつている。この円筒状空
間の左端部分とピストン17の閉鎖端、即ち、ピ
ストン17の頭部の外側とを連通させる通気孔2
0がピストン17の円筒壁に設けられている。ア
ジヤステイングスクリユー21は、その先端部
は、アジヤステイングスクリユー21の谷径より
も小さい小径部と、小径部からアジヤステイング
スクリユーのねじに連なるテーパを備えたパイロ
ツト部Xを形成した先細状の先端部22と、多条
の雄ねじを刻んだ円柱状のスクリユー部分23
と、外側に円錐面24を有する頭部25とから構
成され、前記スクリユー部分23の多条の雄ねじ
はアジヤステイングナツト7の多条の雌ねじ12
と僅かな背隙をもつて螺合するようになつてい
る。カツプ型ピストン17の開口18内にアジヤ
ステイングスクリユー21を嵌合して、該スクリ
ユー21の頭部25の円錐面24を前記開口18
の底部の円錐面19に当接させ、この状態におい
て、ピストン17の円筒壁の内側に取付けたサー
クリツプ26にて支持されたセツトスプリング2
7によりスラスト軸受28を介して該スクリユー
21の頭部25を前記開口18の底部の円錐面1
9に押圧し、該スクリユー21をカツプ型ピスト
ン17の開口18内に回転可能に取付ける。ま
た、カツプ型ピストン17のカツプ状の開口18
の右端側の部分は少々大径になつていて、この部
分にバツクアツプリング29及びカツプシール3
0が嵌合されている。そして、カツプシール30
は、該開口18の右端の近くに設けられたサーク
リツプ31により開口18から外れないようにな
つている。カツプ型ピストン17の開口18内に
取付けられたアジヤステイングスクリユー21の
先端部22は、該ピストン17の開口18の開放
端近くに取付けたカツプシール30の先端位置
(第2図のB−B線の位置)より突出して構成さ
れている。そして、アジヤステイングスクリユー
21をセツトスプリング27により、カツプ型ピ
ストン17の開口18の底部の円錐面19に押圧
し取付けたアジヤステイングスクリユー21付き
カツプ型ピストン17を、アジヤステイングナツ
ト7をリターンスプリング14によりブレーキ本
体1に設けたシリンダ2の後方の閉鎖端壁3に押
圧し取付けたアジヤステイングナツト7付きシリ
ンダ2の組付け、隙間自動調整機構を備えたブレ
ーキ装置を構成した場合、前記カツプシール30
は、アジヤステイングナツト7の外周面に液密的
に摺接し、該カツプシール30はカツプ型ピスト
ン17のカツプ状の開口18を該ピストン17を
作動させる圧液を導入するシリンダ2と画成す
る。そして、カツプシール30により画成された
カツプ型ピストン17のカツプ状の開口18は通
気孔20によりピストン17の外側と連通する空
気室を構成する。なお、32は圧液導入口であ
る。
考案の効果 以上述べたように、カツプ型ピストン17に組
付けたアジヤステイングスクリユー21の先端部
は、同ピストン17に取り付けたカツプシール3
0の先端(第2図のB−B線)より右側に突出し
ていると共に、先細状のテーパを備えたパイロツ
ト部を有しているので、このアジヤステイングス
クリユー21を組付けたカツプ型ピストン17
を、アジヤステイングナツト7を組付けたシリン
ダ2に嵌合して前記ブレーキ装置を組立るとき、
カツプシール30の先端がアジヤステイングナツ
ト7に接触する前に、アジヤステイングスクリユ
ー21の先端が該ナツト7に接触するので、張出
しているカツプシール先端が該スクリユー21の
先端と該ナツト7に挾まれて傷ついたり、めくれ
て組付けられることがないと共に、さらに、たと
え、第4図に示すようにスプリング27をたわめ
て移動しアジヤステイングスクリユー21が傾い
ていたとしても、該スクリユー21の先端が先細
状のテーパを備えたパイロツト部を有するので、
その先細状の先端がアジヤステイングナツト7の
ねじ穴に容易に挿入でき、さらにそのテーパによ
つて該スクリユー21の傾きが矯正されて、該ス
クリユー21と該ナツトの7との芯出しができ
る。即ち、該スクリユー2の先端の先細状のテー
パを備えたパイロツト部Xがブレーキ装置組立の
ときガイド機能をなすので、作業状態が目視でき
ないアジヤステイングスクリユー21の先端とア
ジヤステイングナツト7との嵌合組付け作業が従
来に比してそれ程熟練者でなくても能率的行える
等、その組付け作業能率が著しく向上でき、コス
トダウンに寄与するというきわめて顕著な効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の隙間自動調整機構を備えたブレ
ーキ装置の要部縦断面図、第2図は本考案のブレ
ーキ装置におけるカツプ型ピストンの組付時の要
部縦断面図、第3図は本考案のブレーキ装置にお
けるカツプ型ピストンをブレーキ本体のシリンダ
にて組立てた要部縦断面図、第4図は本考案のブ
レーキ装置におけるカツプ型ピストンの組付時、
そのアジヤステイングスクリユーが傾いて、シリ
ンダのアジヤステイングナツトと衝合し、嵌合す
る状態を表した要部縦断面図である。 図中、1はブレーキ本体、2はブレーキ操作用
シリンダ、7はアジヤステイングナツト、12は
多条の雌ねじ、13は回転規制部材、14はリタ
ーンスプリング、17はカツプ型ピストン、18
はカツプ状の開口、20は通気孔、21はアジヤ
ステイングスクリユー、22はアジヤステイング
スクリユーの先端部、23は多条の雄ねじを刻ん
だ円柱状のスクリユー部分、27はセツトスプリ
ング、28はスラスト軸受、30はカツプシール
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキ本体1に設けたブレーキ操作用シリン
    ダ2にアジヤステイングナツト7を回動不可能で
    あるが、シリンダ2の軸方向に移動し得るように
    リターンスプリング14により該シリンダ2の後
    方のブレーキ本体側に押圧して設け、該シリンダ
    2内に摺動可能に嵌合するカツプ型ピストン17
    に回動可能なアジヤステイングスクリユー21を
    該ピストン17と摩擦係合するようにセツトスプ
    リング27により押圧して設けると共に、該ピス
    トン17の開口18の開口端近くにカツプシール
    を該アジヤステイングナツト7の周面に液密的に
    摺接するように設け、該アジヤステイングナツト
    7と該アジヤステイングスクリユー21とを螺合
    して該シリンダ2に該ピストン17を嵌合し、該
    カツプシールにより該ピストン17の開口18に
    空気室を備えた液圧式ブレーキにおける隙間自動
    調整装置において、該カツプ型ピストン17側へ
    セツトスプリング27により押圧して組付けた回
    転可能なアジヤステイングスクリユー21の先端
    部は、該ピストン17に設けたカツプシールの先
    端位置より突出させると共に、アジヤステイング
    スクリユーの谷径よりも小さい小径部と、小径部
    からアジヤステイングスクリユーのねじに連なる
    テーパを備えたパイロツト部を有することを特徴
    とする隙間自動調整機構を備えたブレーキ装置。
JP1987111977U 1987-07-23 1987-07-23 Expired JPH0414671Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987111977U JPH0414671Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

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JP1987111977U JPH0414671Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

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Publication Number Publication Date
JPS6418645U JPS6418645U (ja) 1989-01-30
JPH0414671Y2 true JPH0414671Y2 (ja) 1992-04-02

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ID=31350506

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5342966B2 (ja) * 2009-08-31 2013-11-13 日立オートモティブシステムズ株式会社 ディスクブレーキ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5761937A (en) * 1980-09-30 1982-04-14 Toshiba Corp X-ray photographing method
JPS6034130B2 (ja) * 1980-01-24 1985-08-07 日本電気株式会社 デイジタル音声録音装置

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JPS6034130U (ja) * 1983-08-15 1985-03-08 トキコ株式会社 デイスクブレ−キ

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JPS6418645U (ja) 1989-01-30

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