JPH0648035Y2 - ブラケット等の取り付け部の構造 - Google Patents

ブラケット等の取り付け部の構造

Info

Publication number
JPH0648035Y2
JPH0648035Y2 JP8571992U JP8571992U JPH0648035Y2 JP H0648035 Y2 JPH0648035 Y2 JP H0648035Y2 JP 8571992 U JP8571992 U JP 8571992U JP 8571992 U JP8571992 U JP 8571992U JP H0648035 Y2 JPH0648035 Y2 JP H0648035Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor bolt
bracket
decorative plate
nut
round nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8571992U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0640166U (ja
Inventor
秀雄 後藤
Original Assignee
株式会社アトラス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アトラス filed Critical 株式会社アトラス
Priority to JP8571992U priority Critical patent/JPH0648035Y2/ja
Publication of JPH0640166U publication Critical patent/JPH0640166U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0648035Y2 publication Critical patent/JPH0648035Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建物内、殊に病院や老人
ホーム等の歩行路の壁面に配設される手摺やガードレー
ル等を取付けるブラケット等の取り付け部の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、病院においては、身体不自由者
の歩行のために、あるいは車椅子や移動ベッド等の衝突
擦過から壁面を保護するために手摺や手摺兼用のガード
レールが廊下や歩行路の壁面に固定されている。そして
通常廊下の壁面には化粧板が接着剤やパテ等を介してコ
ンクリート壁に張られ、この化粧板を介してコンクリー
ト壁に手摺やガードレール等を取付けるブラケットが固
定されている。
【0003】このように、コンクリート壁に接着剤やパ
テ等を介して化粧板が張られた壁面へのブラケットの取
り付け手段としては、一般に図4に示しているようにコ
ンクリート壁1に穿設の孔内にパイプナット体7を不抜
状態に埋設してそのパイプナット体7にアンカーボルト
体6を螺合して突設し、化粧板3に負荷を与えないよう
にこのアンカーボルト体6にスペーサー20を嵌入して
筒状のこのスペーサー20を介してブラケット5をアン
カーボルト体6に固定し、このブラケット5を利用して
ガードレール等を取付けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらスペーサ
ー20を使用するとブラケットの締めつけ力が直接化粧
板に付加されないため化粧板3の破損が回避できるとい
う利点を有しているが、コンクリート壁1と化粧板3と
の間隙寸法に不同があることからブラケット取り付け個
所毎にスペーサー20の寸法を調整しなければならず、
ガードレールの取付け作業が著しく煩雑となる。
【0005】本考案は、化粧板とコンクリート壁との間
隙寸法に不同があってもその調整が容易であるブラケッ
ト等の取り付け部の構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記アンカー
ボルト体にラウンドナットを螺合し、このラウンドナッ
トの表面にブラケットを固着することによって上記課題
を解決したものである。即ち、コンクリート壁にパイプ
ナット体を不抜状態に埋設し、そのパイプナット体にア
ンカーボルト体を螺合してアンカーボルト体の自由端を
コンクリート壁と隙間をおいて張設された化粧板を超え
て突出させてなるものにおいて、このアンカーボルト体
に円盤状のラウンドナットを螺合してそのラウンドナッ
トの表面を化粧板とほぼ面一状態に位置決めし、このラ
ウンドナットの表面側にブラケットを上記アンカーボル
ト体にラウンドナットと共に固定し、このブラケットに
ガードレール等が装着されるようになっているものであ
る。
【0007】アンカーボルト体にラウンドナットと共に
装着するブラケットを固定する手段としては、まずラウ
ンドナットを回動させて化粧板の表面と面一になるよう
に調整し、次いで、接着剤(硬化剤)をラウンドナット
とアンカーボルト体との螺合部に注入してラウンドナッ
トの位置決め固定を行い、しかるのち、ラウンドナット
の表面側にブラケットを当接してアンカーボルト体の自
由端からナット体を螺合してブラケットをラウンドナッ
トの上に締め付け固定している。
【0008】このように、ブラケットを固着したのち
は、従来の工事手段によって手摺やガードレール等がこ
のブラケットを利用して取付けられる。
【0009】
【作用】ラウンドナットはブラケットの取り付け面を構
成すると共に回動操作することによって取り付け面を化
粧板の表面と面一に調整することができ、化粧板とコン
クリート壁との間隙寸法の不同による取り付け面の化粧
板に対する不揃いを解消し、化粧板の表面に整合してブ
ラケットを並設できる。
【0010】
【実施例】本考案の実施例を示した図にもとづいて説明
すると、図1はガードレールを取り付けた状態の断面
図、図2はアンカーボルト体部分の斜視図、図3はラウ
ンドナットの斜視図を示している。本考案は図1に示し
ているように、コンクリート壁1に接着剤やパテ2等を
介して化粧板3が張られた廊下や歩行路の壁面へのガー
ドレール4などの取り付け用として適用されるものであ
る。
【0011】まず、コンクリート壁1にアンカーボルト
体6を支持するためのパイプナット体7を埋設固定す
る。このパイプナット体7の固定手段は周知のように、
例えば、コンクリート壁1にパイプナット体7が嵌入可
能な孔を穿設し、その孔に、パイプナット体7の先端部
にテーパー栓部材8の細径部を嵌挿し、挿入方向にパイ
プナット体7を打ち込んでパイプナット体7の外径を先
端部において広げて拡開外周面を孔内周面に押しつけ、
コンクリート壁とパイプナット体との間に接着剤(硬化
剤)を注入してパイプナット体を不抜状態に埋設固定す
る。
【0012】次いで、埋設したパイプ体7にアンカーボ
ルト体6を螺合してアンカーボルト体6の自由端をコン
クリート壁1と隙間をおいて張設された化粧板3の表面
を超えて突出させ、アンカーボルト体6とパイプナット
体7との螺合部に接着剤(硬化剤)を注入してアンカー
ボルトを回転しないようにしたのち、アンカーボルト6
に円盤状のラウンドナット9を螺合する。そして、ラウ
ンドナット9を回動調整してラウンドナット9の表面を
化粧板3とほぼ面一状態に位置決めしたのち、アンカー
ボルト体6とラウンドナット9との螺合部に接着剤(硬
化剤)を注入してラウンドナット9の位置を不動状態と
する。そして、ラウンドナット9の表面側にフランジ5
Aを有するブラケット5を当接し、ヘッドナット10で
もって固定する。
【0013】アンカーボルト6の上端部には溝11が、
またラウンドナット9はその表面に溝12が設けられて
おり、それぞれ溝11,12を利用して回動できるよう
になっている。
【0014】上記のようにして位置決めされたラウンド
ナット9にブラケット5を取り付けたのち、例えば、図
1のようにガードレールを取り付けるときは、ブラケッ
ト5内に中間ナット13を嵌合してセットネジ14でも
って固定し、この中間ナット13にガードレール4のフ
レーム部15をボルト体16で取り付けるとガードレー
ルの取り付けが完了する。
【0015】
【考案の効果】本考案におけるブラケット等の取り付け
部の構造は、コンクリート壁1に埋設固定のパイプナッ
ト体7にアンカーボルト体6が螺合されてアンカーボル
ト体6の自由端がコンクリート壁と隙間をおいて張設さ
れた化粧板を超えて突出され、このアンカーボルト体に
ラウンドナットが螺合されて、そのラウンドナット9の
表面が化粧板とほぼ面一状態に位置決めされたものであ
るから、ブラケット等の取り付け時にコンクリート壁1
と化粧板3との隙間の寸法に不同があっても、アンカー
ボルト体に螺合されたラウンドナット9を回動させるこ
とによって調整され、ブラケット5の取り付け面を化粧
板3の表面と面一となるように容易に調整することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガードレールの取り付けに使用した状態を示し
た断面図である。
【図2】アンカーボルト体の斜視図である。
【図3】ラウンドナットの斜視図である。
【図4】従来のブラケットの取り付け状態を示した断面
図である。
【符号の説明】
1 コンクリート壁 3 化粧板 5 ブラケット 6 アンカーボルト体 7 パイプナット体 9 ラウンドナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート壁にパイプナット体が不抜
    状態に埋設され、そのパイプナット体にアンカーボルト
    体が螺合されてアンカーボルト体の自由端部がコンクリ
    ート壁と隙間をおいて前面に張設された化粧板を超えて
    突出されてなるものにおいて、アンカーボルト体にラウ
    ンドナットが螺合されてそのラウンドナットの表面が化
    粧板とほぼ面一状態に位置決めされ、このラウンドナッ
    トの表面側に手摺やガードレール等を装着するブラケッ
    ト等が取り付けられるブラケット等の取り付け部の構
    造。
JP8571992U 1992-10-30 1992-10-30 ブラケット等の取り付け部の構造 Expired - Lifetime JPH0648035Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8571992U JPH0648035Y2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 ブラケット等の取り付け部の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8571992U JPH0648035Y2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 ブラケット等の取り付け部の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0640166U JPH0640166U (ja) 1994-05-27
JPH0648035Y2 true JPH0648035Y2 (ja) 1994-12-07

Family

ID=13866654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8571992U Expired - Lifetime JPH0648035Y2 (ja) 1992-10-30 1992-10-30 ブラケット等の取り付け部の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0648035Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5334427B2 (ja) * 2008-03-07 2013-11-06 ナカ工業株式会社 壁材への固定構造、およびアンカーボルト
JP5500847B2 (ja) * 2009-03-27 2014-05-21 日本総合住生活株式会社 手摺装置の固定構造、アンカーボルト、および手摺装置の固定方法
JP5625738B2 (ja) * 2010-10-25 2014-11-19 パナソニック株式会社 手摺りの取り付け方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0640166U (ja) 1994-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09209539A (ja) 保持具および保持具の取付方法
JPH0648035Y2 (ja) ブラケット等の取り付け部の構造
JP2928745B2 (ja) 直結まくら木の設置構造および直結まくら木の設置方法
JPH0648034Y2 (ja) ブラケット等の取り付け部の構造
JP4724327B2 (ja) 手摺装置
JP2515516Y2 (ja) 手摺の支柱固定具
JPH0734096Y2 (ja) 手摺の取り付け装置
JPH11200584A (ja) 手摺構造
JP2595395Y2 (ja) 手摺用ブラケット
KR920002695Y1 (ko) 건축 구조용 간이계단
JPH10266511A (ja) 手摺取付具
JP3224946U (ja) 介護用手摺り装置
JP2599529Y2 (ja) 勝手口階段
JP3005352U (ja) 建築物用手摺
JP3574509B2 (ja) 支柱取付金具
JP2000314221A (ja) バリアフリー型手摺ユニット
JP2584384Y2 (ja) 手すりのジョイント装置
JPH0734097Y2 (ja) 手摺の取り付け装置
JPH0468154A (ja) 自在階段
JPS603881Y2 (ja) 手摺子取付部の構造
JPH06307046A (ja) 手摺装置
KR200264104Y1 (ko) 바닥판 지지장치
JPS5938808Y2 (ja) ガ−ドレ−ル取付装置
JPH0516304Y2 (ja)
JPH0932230A (ja) 手摺取付具

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term