JPH0647957U - トナ−補給装置 - Google Patents

トナ−補給装置

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JPH0647957U
JPH0647957U JP9907691U JP9907691U JPH0647957U JP H0647957 U JPH0647957 U JP H0647957U JP 9907691 U JP9907691 U JP 9907691U JP 9907691 U JP9907691 U JP 9907691U JP H0647957 U JPH0647957 U JP H0647957U
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哲 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子写真式プリンタの印字ユニットへ供給す
るトナーを収納するホッパに、その印字ユニットの作動
中、検出面がブラシにより清掃されるセンサを設け、そ
のセンサがトナー無しを検出してからその印字ユニット
が所定量の印字を行なったときに、その印字ユニットの
動作を停止させるトナー補給装置において、トナーが補
給された際の印字ユニットの復旧を速やかに行なわせ
る。 【構成】 印字ユニットの動作を復旧させるクリアキー
と、そのクリアキーからの入力信号がある毎に、前記セ
ンサがトナー有りを検出するまで前記ブラシを1/2回
転させる制御器とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子写真式プリンタの印字ユニットへトナ−を補給するトナ−補給 装置に係り、特に、トナ−の有無を正確に検出できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真式プリンタの印字ユニットへのトナ−の補給は、上部にトナ− を収納するホッパを設けるとともに、そのホッパの下部に印字ユニットへ連絡さ れたシュ−トを接続して構成されている。そして、ホッパの下部には、ホッパ内 のトナ−の有無を検出するための光電素子又は磁気検出素子等からなるセンサが 設けられている。
【0003】 このセンサで検出される被検出物のトナ−は、付着しやすい粉体からなるため 、印字ユニットが作動中、回転ブラシによりセンサの検出面が清掃されるように 構成されている。
【0004】 センサがトナ−無しを検出したときは、トナ−補充ランプを点灯させてトナ− の補充を促すとともに、トナ−無しが検出されても、即、印字ユニットが停止さ れないように工夫されている。すなわち、印字ユニットはホッパに残存している トナ−で所定量印字可能であるので、トナ−無しが検出された後の印字枚数が例 えば500枚検出された時点で、印字ユニットの作動を止めて停止ランプを点灯 させるようにしている。
【0005】 トナ−補充ランプが点灯してから停止ランプが点灯される間に、トナ−がホッ パへ補給されれば、センサはトナ−有りを検出するので、トナ−補充ランプは消 灯し、一方、停止ランプ点灯後にトナ−を補充したときは、印字ユニットをリセ ットするためにクリアスイッチが押下されるように構成されている。そして、ク リアスイッチが押下されたときは、トナ−補充ランプ及び停止ランプは消灯する 。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のトナ−補給装置においては、停止ランプ点灯後にト ナ−を補充し、クリアスイッチが押下されても、印字ユニットがリセットされな い事態が生ずることがあった。
【0007】 その原因は、回転ブラシの先端がセンサの検出面の上部に位置した状態で停止 されたときは、トナ−をホッパへ補充してもセンサの検出面が死角となってトナ −の存在しない空間部ができ、センサは依然としてトナ−無しを検出しているた めである。
【0008】 そこで、本考案は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目 的は、トナ−が補充されたときは確実にトナ−有りを検出できるトナ−補給装置 を提供することにある。
【0009】 本考案装置は、上記目的を達成するために、電子写真式プリンタの印字ユニッ トへ供給するトナ−を収納するホッパに、その印字ユニットの作動中、検出面が 清掃機構により清掃されるセンサを設け、そのセンサがトナ−無しを検出してか らその印字ユニットが所定量の印字を行なったときに、その印字ユニットの動作 を停止させるトナ−補給装置において、前記印字ユニットの動作を復旧させるク リアキ−と、そのクリアキ−からの入力信号がある毎に、前記センサがトナ−有 りを検出するまで前記清掃機構を所定量駆動させる駆動制御手段とを有すること を特徴としている。また、清掃機構は、センサの検出面を摺擦する偏平な可撓性 部材からなり、その摺擦する部分を除いた箇所に切欠部を設けたことを特徴とし ている。
【0010】
【作用】
上記構成において、トナ−切れのため、印字ユニットの動作が停止された後に ホッパへトナ−が補給されてクリアキ−が押下されると、駆動制御手段は清掃機 構を所定量駆動する。この駆動は、クリアキ−が押下される毎にセンサがトナ− 有りを検出するまで行われる。したがって、センサはホッパにトナ−が存在して いる限り確実にトナ−有りを検出でき、印字ユニットがリセットされる。
【0011】 清掃機構の切欠部は、トナ−内での清掃機構の移動抵抗を小さくするとともに 、その切欠部からトナ−をセンサ側へ移動させる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は一実施例装置の縦断 面図及び図2は図1のA−A線方向から見た部分の拡大図である。
【0013】 ホッパ1は、上部に開閉蓋2を有するとともに、その下部の開口部3に左下り のシュ−ト4を有している。シュ−ト4の下端開口部5の近傍には、マグネット ロ−ラ6を有するとともに、中程に撹拌羽根7を有している。マグネットロ−ラ 6及び撹拌羽根7は、ホッパ1の下部の右側に設けられた撹拌羽根8とベルト9 によって連結され、モ−タMによって回転駆動されるように構成されている。
【0014】 ホッパ1の下部の撹拌羽根8に対向する壁面には、センサSが設けられている とともに、そのセンサSに対向する撹拌羽根8の回転軸8aには長方形状のブラ シBが設けられている。このブラシBは、偏平な可撓製のプラスチックス製から なり、その中央部分は切欠部Baを有し、先端部B′がセンサSの検出面S′全 体に摺接できる大きさに決められている。
【0015】 図中Cは、マイクロコンピュ−タを中心に構成された制御器であって、本考案 の駆動制御手段の機能を有し、本実施例装置を制御するとともに、本実施例装置 を組み込んでいる電子写真式プリンタをも制御するように構成されている。
【0016】 制御器Cには、上記モ−タM及びセンサSの外に、印字ユニット(図示せず) をリセットする際に押下されるクリアキ−Kと、トナ−の補充を促す青色ランプ L1 と、トナ−切れを表示する赤色ランプL2 とが接続されている。勿論、この 制御器には、電子写真式プリンタを制御する各種のセンサ群やドライバ群が接続 されているが、本考案の説明に直接関係しないので省略されている。
【0017】 次に、図3に示すフロ−チャ−トに基づいて本実施例装置の動作について説明 する。今、本実施例装置の組み込まれている電子写真式プリンタ本体が稼動され ると(ステップ100肯定。以下、ステップをSとする。)、ホッパ1内のトナ −有無の検出が開始される(S102)。
【0018】 そして、印字ユニットが作動すると、モ−タMによりマグネットロ−ラ6及び 両撹拌羽根7,8が回転される。両撹拌羽根7,8の回転により、ホッパ1及び シュ−ト4内のトナ−は撹拌されて滞留が防止され、マグネットロ−ラ6側へ円 滑に移動することができる。
【0019】 トナ−が消費されてトナ−の上面がセンサSの位置より下になるとセンサSか らの信号により制御器Cは青色ランプL1 を点灯させてトナ−の補給を促すよう に作用する(S104肯定、S106)。このセンサSの検出は、ブラシBが例 えば10rpmで回転し、検出面S′が清浄に保たれているので正確に行われる 。
【0020】 青色ランプL1 の点灯時に、トナ−の補給が行われたときは、センサSは再び トナ−を検出するので、このときは制御器Cは青色ランプL1 を消灯させる(S 108肯定。S110)。
【0021】 ところが、青色ランプL1 が点灯しているにもかかわらず、トナ−の補給が行 われずシュ−ト4内のトナ−、すなわちサエンサSよりも下方に存在するトナ− も消費されると、印字ユニットが停止されるとともに、トナ−切れランプL2 が 点灯し、以後の印字は中止される。この印字ユニットの停止のタイミングは、シ ュ−ト4内のトナ−で何枚印字可能かによって決められ、本実施例装置において は500枚にセットされている(S108否定、S111、S112肯定、S1 14)。
【0022】 ホッパ1へトナ−の補給が行なわれ、さらに印字ユニットをリセットするため にクリアキ−Kが押下されると(S116肯定、S118肯定)、ブラシBが1 /2回転するようにモ−タMが駆動される(S120)。
【0023】 印字ユニット停止時にモ−タMが停止し、このときにブラシBが図1の二点鎖 線に示される位置に停止していて、すなわち、ブラシBの先端部B′がセンサS の検出面S′上部に位置していて、補給されたトナ−が検出面S′に存在してい なくとも、この1/2回転によりトナ−が検出面S′に接することが可能となり 、センサSはトナ−有りを検出することができる。したがって、クリアキ−Kが 押下され、かつセンサSがトナ−有りを検出できれば、印字ユニットは印字を再 開できるので、赤ランプL2 は消灯される(S122否定、S124)。
【0024】 実験によれば、本実施例装置は、トナ−を補給してクリアキ−Kを一回押下す れば、センサSはトナ−を検出して印字ユニットをリセットすることができる。 しかも、ブラシBが、図1の二点鎖線位置にあったとしても、切欠部Baからト ナ−がセンサSの検出面S′に達することができるので、クリアキ−Kの一回押 しで印字ユニットをリセットすることが可能となる。
【0025】 しかし、本実施例装置では、何らかの事情でセンサSがトナ−を検出できない ことも考えられるので、クリアキ−Kが3回押下されるまで、その押下の毎にブ ラシBを1/2回転して検出機会をふやし、印字ユニットのリセットを図るよう にしている(S126〜132)。このようなリトライによる検出を図っても印 字ユニットがリセットできないときは(S132肯定)、センサS本体等の故障 であるので、この場合は、異常処理が行われる(S133)。
【0026】 以上のように、本実施例装置は、トナ−切れで印字ユニットが停止したときは 、トナ−をホッパへ補給した後にクリアキ−Kが押下されると、ブラシBが1/ 2回転してセンサSが正確にトナ−有りを検出でき、速やかに印字ユニットを復 旧させることができる。
【0027】 また、ブラシBに切欠部Baを設けたので、その切欠部Baを介してトナ−を センサの検出面に移動させることができ、しかも、切欠部Ba有しているのでブ ラシBの回転駆動力を小さくすることができる。また、従来のような毛ブラシで ないので、脱毛が印字ユニットに運ばれて、印字効果を低下させるという不都合 が防止できる。
【0028】 なお、上述の実施例では、トナ−補給装置は電子写真式プリンタに適用した例 を示したが、本考案に係るトナ−補給装置は、トナ−を用いる周知の電子複写機 にももちろん採用することができる。したがって、本考案で電子写真式プリンタ というときは、電子複写機のようにトナ−を用いる各種の機器を含んでいる。
【0029】
【考案の効果】
本実施例装置は、印字ユニットの動作を復旧させるクリアキ−と、そのクリア キ−からの入力信号がある毎に、前記センサがトナ−有りを検出するまで前記清 掃機構を所定量駆動させる駆動制御手段とを有するので、クリアキ−が押下され るとセンサがトナ−有りを検出して速やかに印字ユニットを復旧させることがで きる。また、清掃機構を、センサの検出面を摺擦する偏平な可撓性部材とし、そ の摺擦する部分を除いた箇所に切欠部を設けたので、その切欠部を介してトナ− をセンサに接触させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例装置の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線の矢印方向から見た部分の拡大
図である。
【図3】制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ホッパ 4 シュート B ブラシ Ba 切欠部 C 制御器(駆動制御手段) K クリアキー M モータ S センサ S′ 検出面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真式プリンタの印字ユニットへ供
    給するトナ−を収納するホッパに、その印字ユニットの
    作動中、検出面が清掃機構により清掃されるセンサを設
    け、そのセンサがトナ−無しを検出してからその印字ユ
    ニットが所定量の印字を行なったときに、その印字ユニ
    ットの動作を停止させるトナ−補給装置において、 前記印字ユニットの動作を復旧させるクリアキ−と、 前記クリアキ−からの入力信号がある毎に、前記センサ
    がトナ−有りを検出するまで前記清掃機構を所定量駆動
    させる駆動制御手段と、 を有することを特徴とするトナ−補給装置。
  2. 【請求項2】 清掃機構は、センサの検出面を摺擦する
    偏平な可撓性部材からなり、その摺擦する部分を除いた
    箇所に切欠部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    トナ−補給装置。
JP9907691U 1991-11-05 1991-11-05 トナ−補給装置 Expired - Lifetime JP2525204Y2 (ja)

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JPH0647957U true JPH0647957U (ja) 1994-06-28
JP2525204Y2 JP2525204Y2 (ja) 1997-02-05

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