JPH0647947U - 一眼レフカメラ - Google Patents

一眼レフカメラ

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JPH0647947U
JPH0647947U JP8683992U JP8683992U JPH0647947U JP H0647947 U JPH0647947 U JP H0647947U JP 8683992 U JP8683992 U JP 8683992U JP 8683992 U JP8683992 U JP 8683992U JP H0647947 U JPH0647947 U JP H0647947U
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JP
Japan
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mirror
gear
clutch
speed
lens reflex
Prior art date
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Pending
Application number
JP8683992U
Other languages
English (en)
Inventor
潔 川野
義則 小野
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Publication date
Application filed by 旭光学工業株式会社 filed Critical 旭光学工業株式会社
Priority to JP8683992U priority Critical patent/JPH0647947U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミラー駆動方式の一眼レフカメラにおいて、
ミラー衝撃によるカメラ振れを防止する一方で、シャッ
ターチャンスが要求される場合にはタイムラグを短くす
ることを可能とする。 【構成】 撮影時に駆動されるミラー2の回転軸を歯車
5〜11を介して遠心摩擦式ブレーキ12に連結し、こ
の遠心摩擦式ブレーキ12によってミラー2の駆動速度
を低減させ、カメラ振れを防止する。また、一部の歯車
をクラッチ歯車6で構成し、クラッチレバー19を切替
ノブ22で操作してクラッチ歯車6と歯車5との噛合を
解除することで、ミラー2と遠心摩擦式ブレーキ12と
を切り離し、ミラーの駆動速度を低減しないようにし、
カメラのタイムラグを短くする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は一眼レフカメラに関し、特にミラー衝撃を減少するためのミラー駆動 速度低減手段を備える一眼レフカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ミラー駆動方式の一眼レフカメラでは、ミラーの動作時や停止時の衝 撃によりカメラ振れを生じ易い危険性を有している。これは、ミラー衝撃に伴っ て生じる振動が、ミラー駆動後のシャッター開時にまで残存するためである。特 に、ブローニカメラ等の大型一眼レフカメラではミラーの質量や動作速度が大き くなるため、ミラー衝撃も大きくなり、カメラ振れの危険性が極めて大きなもの となっている。 このため、従来ではミラー衝撃を減少するための機構が提案されている。この 機構は、ミラー駆動機構の一部に緩衝器や振動減衰器等を付設し、これらによる 緩衝作用や振動減衰作用によってミラーの駆動速度を低減させ、ミラー衝撃を減 少させるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなミラー駆動速度の低減機構を付設したカメラでは、 ミラー駆動速度の低下によって、ミラー駆動の始動時から停止時までの時間が長 くなり、この結果シャッターボタンを押してからシャッターが開いて露光が行わ れるまでの時間、所謂カメラのタイムラグが大きくなる。このため、シャッター タイミングが微妙に遅れ、動体撮影時に意図する撮影ができなくなる等の不具合 が生じるおそれがある。 本考案の目的は、ミラー衝撃によるカメラ振れを防止する一方で、シャッター チャンスが要求される場合にはタイムラグを短くすることができる一眼レフカメ ラを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の一眼レフカメラは、撮影時に駆動されるミラーの駆動速度を低下させ る手段と、ミラーの駆動力を速度低下手段に伝達する手段と、この伝達手段に介 挿されて伝達手段の一部を断接するクラッチ手段とを備える。 例えば、ミラーの回転軸と、遠心摩擦式ブレーキ等の速度低下手段とを歯車列 で連結し、この歯車列の一部をクラッチ歯車で構成し、このクラッチ歯車を隣接 歯車に対して接離可能に構成する。
【0005】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。図1は本考案が適用されるカ メラの第1実施例の概略斜視図であり、図2はその要部の側面図である。図1に おいて、大型一眼レフカメラCAのミラーボックス1内にはレンズ4に対向して 45度の角度に向けられたミラー2が内装されており、その一端に固定した回転 軸3を支点にして上方に回動でき、上方に回動したときに図外のシャッターが開 いて露光を開始するものであることは言うまでもない。また、ここではミラー2 を上下に回動させるための駆動機構の図示は省略している。
【0006】 図2(a)に併せて示すように、前記ミラー2の回転軸3の一端はミラーボッ クス1の外側面に突出され、この突出部には第1歯車5が同軸に固定される。こ の第1歯車5には同径のクラッチ歯車6が噛合され、更にこのクラッチ歯車6は 増速歯車列7に噛合される。ここでは増速歯車列7は、前記第1歯車5及びクラ ッチ歯車6と同径の第2歯車8と、これに噛合される小径の第1小歯車9と、こ の第1小歯車9に同軸固定された第3歯車10と、この第3歯車10に噛合され る小径の第2小歯車11とで構成される。 更に、前記第2小歯車11には、遠心摩擦式ブレーキ12が係合される。この 遠心摩擦式ブレーキ12は、円形ドラム13と、この円形ドラム13内で回転さ れる回転アーム14と、回転アーム14の両端部にそれぞれ一端支持された遠心 アーム15と、これら遠心アーム15の他端に取着される重錘パッド16と、各 遠心アーム15を求心方向に付勢するスプリング17とで構成される。そして、 前記円形ドラム13はミラーボックス1の外側面にネジ18で固定される。また 、前記回転アーム14は前記第2小歯車11と同軸に固定され、第2小歯車11 と一体的に回転されるようになっている。
【0007】 一方、前記クラッチ歯車6は、ミラーボッスク1に基端部を枢着したクラッチ レバー19の中間部に固定軸によって回転可能に支持されている。この実施例で は、前記第2歯車8の中心軸8aをクラッチレバー19の枢軸に利用しており、 クラッチレバー19はこの中心軸8aを中心にしてミラーボックス1の前後方向 、即ち図2(a)の左右方向に先端部を微小角度で揺動することができる。また 、クラッチレバー19の先端部はカメラボディ20の上面部の近傍位置にまで延 長されるとともに、その先端部とミラーボッスク1との間に掛け渡されたスプリ ング21により図2の左方向に向けて付勢される。 更に、前記先端部には、カメラボディ20に設けた切替ノブ22と一体の操作 片23が当接される。この切替ノブ22は撮影者が任意に前後方向に移動させる ことができ、切替ノブ22をカメラボディの後方に向けて操作したときには、操 作片23を介してクラッチレバー19を前記スプリング21の力に抗して後方に 揺動させ、この揺動によってクラッチ歯車6を第1歯車5との噛合から離脱させ ることができるようになっている。 なお、切替ノブ22にはクリック片24が設けられ、カメラボディ20に設け た凹部25にクリック片24を係合させることで、切替ノブ22の操作にクリッ ク感を付与し、かつその切替位置を設定させる。
【0008】 この構成によれば、切替ノブ22が前方に位置されている図2(a)の状態で は、クラッチ歯車6は第1歯車5に噛合されている。したがって、撮影時にミラ ー2が上方に回動されると、その回転力は第1歯車5からクラック歯車6に伝達 され、更に増速歯車列7により回転数が増大されながら第2小歯車11から遠心 摩擦式ブレーキ12の回転アーム14に伝達される。回転アーム14が回転され ると、遠心力がスプリング17力よりも大きくなり、遠心アーム15は外方に向 けて拡径されながら回転され重錘パッド16が円形ドラム13の内面に接触し、 両者間の摩擦力によって回転を抑制する。これにより、ミラー2の回動にブレー キがかかってミラー駆動速度が低下され、ミラーの衝撃が低下され、続いて行わ れるシャッター開及び露光に際しての振動を抑制し、カメラ振れを抑制する。
【0009】 一方、切替ノブ22を後方に位置させると、図2(b)に示すように、クラッ チレバー19がスプリング21の力に抗して後方に揺動され、クラッチ歯車6と 第1歯車5との噛合が解除される。このため、ミラー2及び第1歯車5は遠心摩 擦式ブレーキ12から切り離された状態となり、遠心摩擦式ブレーキ12の機能 が働かずミラー2の駆動速度が低下されることはなくなる。したがって、シャッ ターボタンを押してからミラーが上動し、露光が開始されるまでの時間を短縮し 、カメラのタイムラグを短くして高速動体の撮影等において適切なシャッターチ ャンスを得ることが可能となる。 したがって、撮影者の意図に応じて切替ノブ22を前後に切り替えれば、カメ ラ振れの無い撮影、或いはタイムラグが少ない撮影をそれぞれ適切に行うことが 可能となる。
【0010】 図3は本考案の第2実施例の側面図であり、前記した第1実施例と同一部分に は同一符号を付してある。この実施例ではクラッチレバー19の先端部にソレノ イド26を連結し、ソレノイド26の磁力によってクラッチレバー19を前側に 揺動させ、クラッチ歯車6を第1歯車5に噛合させた状態とする。また、クラッ チレバー19とミラーボックス1との間にはソレノイド26に対向してスプリン グ27を掛装し、ソレノイド26の磁力が消失されたときにクラッチレバー19 を後側に揺動させ、クラッチ歯車6と第1歯車5との噛合を解除させるようにす る。 そして、前記ソレノイドはカメラに設けられた図外の電子回路に接続され、C PU等による制御によって選択的に通電され、或いは通電が遮断されるようにな っている。例えば、シャッター速度が1/500以下の低速シャッター時、或い はレンズの焦点距離が長い時にはそれぞれ通電されるようになっている。
【0011】 このため、カメラ振れの影響が大きい低速シャッター時や望遠撮影時にはソレ ノイド26が駆動状態となり、クラッチレバー19を介してクラッチ歯車6を第 1歯車5に噛合させ、遠心摩擦式プレーキ12によりミラー2の駆動速度を低下 させ、カメラ振れを防止する。 一方、動体撮影等のような高速シャッター時、或いはカメラ振れがそれ程影響 しない望遠以外の撮影時には、図示は省略するが、ソレノイド26が駆動しない ため、クラッチレバー19はスプリング27により後側に揺動されてクラッチ歯 車6を第1歯車5との噛合から解除し、これによりミラー2の駆動速度は低下さ れなくなる。これにより、タイムラグを短くし、適切なシャッターチャンスの撮 影を可能とする。
【0012】 なお、前記各実施例ではミラーの駆動速度を低下させる手段として遠心摩擦式 プレーキを用いた例を示しているが、ダンパー等の緩衝器やその他の速度減少手 段を用いる場合でも本考案を同様に適用することができる。 また、クラッチ歯車に代えて、クラッチ継手等を利用してもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ミラーの駆動力を速度低下手段に伝達してミラ ーの駆動速度を低下させる構成の一眼レフカメラに、ミラーの駆動力を速度低下 手段に伝達し、或いは遮断させるクラッチ手段を設け、このクラッチ手段を撮影 状態に応じて切り替えるように構成しているので、ミラーの駆動速度を任意にか つ選択的に減少させることにより、カメラ振れを防止した撮影、或いはタイムラ グを短くしてシャッターチャンスを確保した撮影を適切に選択でき、撮影態様に 応じた好適な撮影を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の要部の概略斜視図であ
る。
【図2】第1実施例におけるミラー駆動速度を低減させ
る撮影状態と、ミラー駆動速度を低減させない撮影状態
の側面図である。
【図3】第2実施例におけるミラー駆動速度を低下させ
る撮影状態の側面図である。
【符号の説明】
1 ミラーボックス 2 ミラー 5 第1歯車 6 クラッチ歯車 7 増速歯車列 12 遠心摩擦式プレーキ 19 クラッチレバー 21 スプリング 22 切替ノブ 26 ソレノイド 27 スプリング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラー駆動方式の一眼レフカメラにおい
    て、ミラーの駆動速度を低下させる手段と、前記ミラー
    の駆動力を前記速度低下手段に伝達する手段と、この伝
    達手段に介挿されて伝達手段の一部を断接するクラッチ
    手段とを備えることを特徴とする一眼レフカメラ。
  2. 【請求項2】 ミラーの回転軸と、遠心摩擦式ブレーキ
    等の速度低下手段とを歯車列で連結し、この歯車列の一
    部をクラッチ歯車で構成して隣接歯車に対して接離可能
    に構成してなる請求項1の一眼レフカメラ。
JP8683992U 1992-11-26 1992-11-26 一眼レフカメラ Pending JPH0647947U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8683992U JPH0647947U (ja) 1992-11-26 1992-11-26 一眼レフカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8683992U JPH0647947U (ja) 1992-11-26 1992-11-26 一眼レフカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0647947U true JPH0647947U (ja) 1994-06-28

Family

ID=13897987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8683992U Pending JPH0647947U (ja) 1992-11-26 1992-11-26 一眼レフカメラ

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JP (1) JPH0647947U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08269907A (ja) * 1995-03-31 1996-10-15 Toyo Foods Syst Kk 地面の融雪・凍結防止構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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