JPH0647508B2 - コンクリート部材の製造方法 - Google Patents
コンクリート部材の製造方法Info
- Publication number
- JPH0647508B2 JPH0647508B2 JP63012377A JP1237788A JPH0647508B2 JP H0647508 B2 JPH0647508 B2 JP H0647508B2 JP 63012377 A JP63012377 A JP 63012377A JP 1237788 A JP1237788 A JP 1237788A JP H0647508 B2 JPH0647508 B2 JP H0647508B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete member
- concrete
- curing
- steam
- peeling
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B40/00—Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
- C04B40/02—Selection of the hardening environment
- C04B40/024—Steam hardening, e.g. in an autoclave
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は生コンクリート、モルタル等のセメントを固
化材とした水硬性組成物からコンクリート床板等のコン
クリート部材を水蒸気による促進養生を行なって製造す
る方法に関する。
化材とした水硬性組成物からコンクリート床板等のコン
クリート部材を水蒸気による促進養生を行なって製造す
る方法に関する。
コンクリート部材を蒸気による促進養生を行って製造す
る場合、打設したコンクリートの上側表面に剥離現象が
起ることがある。この現象は冬期、あるいはコンクリー
ト打設後、水蒸気養生までの時間が短い場合に発生する
頻度が高い。その原因は詳ではないが、打設したコンク
リートの上側表面ブリージング層にできるセメントペー
スとが下層のコンクリート固化層と分離して凝固し剥離
するものと考えられ、水蒸気養生の過程において主とし
て発生する。
る場合、打設したコンクリートの上側表面に剥離現象が
起ることがある。この現象は冬期、あるいはコンクリー
ト打設後、水蒸気養生までの時間が短い場合に発生する
頻度が高い。その原因は詳ではないが、打設したコンク
リートの上側表面ブリージング層にできるセメントペー
スとが下層のコンクリート固化層と分離して凝固し剥離
するものと考えられ、水蒸気養生の過程において主とし
て発生する。
この剥離が発生すると表面強度、耐久性、外観体裁を損
なうので、表面補修を必要とし人件費、材料費等による
コスト高を招いた。この剥離の発生を防止するために
は、蒸気養生までの前養生時間を長くとる等様々な対策
が試みられたが、生産性を低下させることなく、簡易、
低コストで有効、適切な手段は得られていなかった。
なうので、表面補修を必要とし人件費、材料費等による
コスト高を招いた。この剥離の発生を防止するために
は、蒸気養生までの前養生時間を長くとる等様々な対策
が試みられたが、生産性を低下させることなく、簡易、
低コストで有効、適切な手段は得られていなかった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものである。その
目的は生産性の低下を招かず、簡易、低コストの手段で
表面剥離を防止できるコンクリート部材製造方法を提案
するにある。
目的は生産性の低下を招かず、簡易、低コストの手段で
表面剥離を防止できるコンクリート部材製造方法を提案
するにある。
このコンクリート部材の製造方法は、水蒸気による促進
養生を行なうコンクリート部材の製造方法において、促
進養生に先だち、未硬化のコンクリート部材表面に界面
活性剤水溶液を塗布することを特徴とする。
養生を行なうコンクリート部材の製造方法において、促
進養生に先だち、未硬化のコンクリート部材表面に界面
活性剤水溶液を塗布することを特徴とする。
以下、実施例を挙げ説明する。
コンクリート床板の製造に際し、横置した床板型枠内に
生コンクリートを打設し、上側表面を鏝、刷毛等で仕上
げた後、まだ固まらない状態のその表面に噴霧器を用い
界面活性剤水溶液を噴霧して塗布した(生コンクリート
打設後約1時間)。続いて水蒸気養生を6〜8時間行な
い、脱型したが、床板表面に剥離は起らなかった。ま
た、得られたコンクリート床板に界面活性剤を塗布した
ことによる物性、品質の低下は起らなかった。
生コンクリートを打設し、上側表面を鏝、刷毛等で仕上
げた後、まだ固まらない状態のその表面に噴霧器を用い
界面活性剤水溶液を噴霧して塗布した(生コンクリート
打設後約1時間)。続いて水蒸気養生を6〜8時間行な
い、脱型したが、床板表面に剥離は起らなかった。ま
た、得られたコンクリート床板に界面活性剤を塗布した
ことによる物性、品質の低下は起らなかった。
この発明で用いる界面活性剤は、スルホン酸塩(アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩等)、硫酸エステル塩(アルキ
ルエーテル硫酸塩等)、あるいは脂肪酸塩等の陰イオン
系、脂肪酸アミン塩等の陽イオン系、あるいはポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミ
ド等の非イオン系等のものを用いることができる。
ルベンゼンスルホン酸塩等)、硫酸エステル塩(アルキ
ルエーテル硫酸塩等)、あるいは脂肪酸塩等の陰イオン
系、脂肪酸アミン塩等の陽イオン系、あるいはポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミ
ド等の非イオン系等のものを用いることができる。
例えば、アルキルエーテル硫酸ナトリウム、脂肪酸アル
カノールアミドを主成分とする濃度27%の界面活性剤
を3倍量の水で希釈した水溶液を未硬化コンクリート表
面に3〜10ml/m2程度の量を噴霧等の方法で塗布すれば
よい。
カノールアミドを主成分とする濃度27%の界面活性剤
を3倍量の水で希釈した水溶液を未硬化コンクリート表
面に3〜10ml/m2程度の量を噴霧等の方法で塗布すれば
よい。
この発明は以上の構成からなる。この製造方法による
と、水蒸気による促進養生に先だち、未硬化のコンクリ
ート部材の表面に界面活性剤水溶液を塗布するのみで表
面剥離が防止でき、水蒸気養生までの前養生時間を長く
する必要がなく、かつ、安価な界面活性剤を用い、簡易
な噴霧等の塗布手段で目的が達成できる。
と、水蒸気による促進養生に先だち、未硬化のコンクリ
ート部材の表面に界面活性剤水溶液を塗布するのみで表
面剥離が防止でき、水蒸気養生までの前養生時間を長く
する必要がなく、かつ、安価な界面活性剤を用い、簡易
な噴霧等の塗布手段で目的が達成できる。
従って、この製造方法は生産性の低下および製造コスト
のコスト高を招くことなく、表面剥離の防止を可能とす
る。
のコスト高を招くことなく、表面剥離の防止を可能とす
る。
Claims (1)
- 【請求項1】水蒸気による促進養生を行なうコンクリー
ト部材の製造方法において、促進養生に先だち未硬化の
コンクリート部材表面に界面活性剤水溶液を塗布するこ
とを特徴とするコンクリート部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63012377A JPH0647508B2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 | コンクリート部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63012377A JPH0647508B2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 | コンクリート部材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01188481A JPH01188481A (ja) | 1989-07-27 |
JPH0647508B2 true JPH0647508B2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=11803582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63012377A Expired - Lifetime JPH0647508B2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 | コンクリート部材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647508B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011088980A1 (en) * | 2010-01-20 | 2011-07-28 | W R Grace & Co.- Conn. | High curing inducing surface applied setting retarder |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS532886A (en) * | 1976-06-30 | 1978-01-12 | Hitachi Metals Ltd | Net conveyor device |
JPS5423007A (en) * | 1977-07-23 | 1979-02-21 | Fuji Electric Co Ltd | Inductor of induction furnace of groove shape |
-
1988
- 1988-01-22 JP JP63012377A patent/JPH0647508B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011088980A1 (en) * | 2010-01-20 | 2011-07-28 | W R Grace & Co.- Conn. | High curing inducing surface applied setting retarder |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01188481A (ja) | 1989-07-27 |
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