JPH0647415Y2 - 往復動式電気かみそり - Google Patents

往復動式電気かみそり

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JPH0647415Y2
JPH0647415Y2 JP1989113598U JP11359889U JPH0647415Y2 JP H0647415 Y2 JPH0647415 Y2 JP H0647415Y2 JP 1989113598 U JP1989113598 U JP 1989113598U JP 11359889 U JP11359889 U JP 11359889U JP H0647415 Y2 JPH0647415 Y2 JP H0647415Y2
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健司 原田
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東京電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、ケース本体内へのひげ屑の侵入を防止する構
造を改良した往復動式電気かみそりに関する。
[従来の技術] 従来例を示す第3図中1は前後一対のケース部材を連結
してなるケース本体、2は外刃体、3は内刃体、4はモ
ータ、5はモータ4の回動運動を内刃体3の左右方向の
往復運動に変換する伝動機構である。伝動機構5が有す
る内刃支持軸5aは、ケース本体1の上面壁1aに設けた通
孔6を貫通しているとともに、その上端部に内刃体3を
取付け支持している。そして、通孔6にはゴムパッキン
7が取付けられている。
このゴムパッキン7は第5図に示すように楕円形状をな
し、その外周部に設けた環状の取付け溝7a(第6図参
照)を通孔6の孔縁6a(第6図参照)に嵌合するととも
に、内周部を内刃支持軸5aの根元部に嵌合して設けられ
ている。
以上のようにして通孔6を塞いで設けられたゴムパッキ
ン7により、通孔6を通ってケース本体1内へひげ屑が
侵入することを防止するとともに、このゴムパッキン7
の折返し曲部7bの弾性変形によって、内刃支持軸5aの往
復動を許容するようになっている。
[考案が解決しようとする課題] 以上のように従来のひげ屑侵入防止構造においては、通
孔6に対するゴムパッキン7の取付け強度を、その取付
け溝7aと通孔6の孔縁6aとの嵌合保持力のみで得てい
る。一方、上記伝動機構5により得られる内刃支持軸5a
の振幅は、製品ごとにばらつきがあり、またゴムパッキ
ン7はゴム材であるが故に、その各部の寸法を正確に保
証することは難しく、寸法のばらつきが大きい。
そのため、内刃支持軸5aの往復運動に伴いゴムパッキン
7の取付け溝7aを有した外周部が、第6図(図中矢印は
内刃支持軸の移動方向を示す。)に示すように通孔6の
孔縁6aから外れるおそれが高いという問題があり、外れ
た場合にはケース本体1内へひげ屑が侵入することは勿
論のこと、伝動機構5の動きが正常になされず異常音を
発生する。
本考案の目的は、ケース本体の通孔に取付けたひげ屑侵
入防止用のゴムパッキンが、上記通孔から外れるおそれ
がないようにした往復動式電気かみそりを得ることにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の往復動式電気かみ
そりにおいては、ケース本体の通孔に取付けられるひげ
屑侵入防止用のゴムパッキンを、上記通孔の孔縁に嵌合
する環状の取付け溝を有した外周嵌合部と、この嵌合部
の内側に位置されるともに、内刃支持軸が内部を貫通
し、かつ、下端が上記内刃支持軸の根元部に嵌合される
筒状部と、この筒状部の上端と上記外周嵌合部とを繋い
でこれらと一体に成形された折返し曲部と、上記内刃支
持軸の移動方向両側に位置して上記外周嵌合部の下面に
一体に夫々成形された高剛性の突出部とから形成し、上
記ケース本体の上端部内側に上記各突出部の上記筒状部
側の面に係合する一対のリブを一体に形成したものであ
る。
[作用] 本考案の構成によれば、ゴムパッキンはその外周嵌合部
を通孔の孔縁に嵌合しているだけでなく、外周嵌合部と
一体の突出部を筒状部側からリブで支持されている。リ
ブで支持された一対の突出部は、その剛性が高いととも
に、内刃支持軸の移動方向両側に位置して外周嵌合部か
ら突設されている。したがって、内刃支持軸が往復動す
る際に、ゴムパッキンが通孔の孔縁から外れようとする
動きを、突出部およびこれに係合したリブによって抑制
できる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図から第3図を参照して
説明する。
第1図中11は前後一対の合成樹脂製ケース部材11a,11b
を連結してなるケース本体で、その上部には外刃取付け
部12が一体に形成されている。外刃取付け部12には外刃
体13が着脱可能に取付けられている。外刃体13は、下面
と上面とが開口されたキャップ状の外刃台14と、この外
刃台14の上部開口を塞いで着脱可能に取付けられた外刃
板15とから形成されている。なお、第1図中16は外刃体
13をケース本体11から取外すときに押込まれる解放ボタ
ンである。
ケース本体11内にはモータ17が収容されているととも
に、このモータ17によって動作される伝動機構18が収容
されている。伝動機構18は、モータ17の回転軸17aに取
付けたバランサー19と、回転軸17aに対して偏心した位
置においてバランサー19の上面に突設された偏心軸20
と、振動子21とを備えて形成されている。
振動子21は、左右方向に移動自在なベース部22の左右両
端に、先端部が外刃取付け部12の上端部内面に固定され
た薄肉の可撓変形部23を夫々一体に連ねるとともに、ベ
ース部22の中央部上面に大径な根元部を有する内刃支持
軸24を一体に起立させてなる。ベース部22にはその下面
に開口するカム溝25が、往復動方向と直交する方向に沿
って形成され、この溝25には上記偏心軸20が挿入して摺
動自在に係合されている。
したがって、モータ17が駆動されることにより、その回
転軸17aによって偏心回転する偏心軸20がカム溝25を摺
動するから、可撓変形部23の可撓変形を伴ってベース部
22が左右方向に高速で往復動されるものである。
ベース部22と一体に移動される内刃支持軸24は上記ケー
ス本体11の上端壁12aに形成された通孔26を貫通してい
る。この支持軸24の上端部には内刃体27が取付け支持さ
れており、この内刃体27は内刃支持軸24に巻き付けたコ
イルばね28により、外刃板15の内面に押付けられてい
る。
通孔26は一対のケース部材11a,11bを合わせることによ
って左右方向に長い楕円形状をなして形成されるもので
あって、これと内刃支持軸24との間には、これらの間を
塞ぐゴムパッキン31が設けられている。このパッキン31
は第1図〜第3図に示すように、外周嵌合部32と、筒状
部33と、折返し曲部34と、突出部35とから形成されてい
る。
すなわち、外周嵌合部32は通孔26の孔縁に嵌合する環状
の取付け溝32aを有して形成されている。筒状部33は外
周嵌合部32の内側に位置して設けられており、この内部
にはコイルばね28が巻き付けられた内刃支持軸24が貫通
されている。そして、筒状部33の下端部は内刃支持軸24
の根元部外周に密に嵌合されている。折返し曲部34は、
上向きの凸曲面をなしているとともに、筒状部33の上端
と外周嵌合部32とを繋いでこれらと一体に成形されて設
けられている。筒状部33および折返し曲部34は、極めて
容易に弾性変形できるように薄肉となっている。突出部
35は、内刃支持軸24の移動方向両側に位置して、外周嵌
合部32の下面に一体に夫々成形されている。しかも、こ
れら一対の突出部35は、ケース部材11a,11bの合わせ面
を横切るようにして設けられているとともに、その肉圧
は厚く、かつ立方体状をなして形成され高い剛性を有し
ている。
そして、ケース本体11のケース部材11a,11bの上端部内
側には、前後方向に延びる一対の第1リブ36が夫々一体
に形成されている。これらのリブ36は第1図に示すよう
に各突出部35の筒状部33側の面および下面にわたって係
合する断面L形をなしている。さらに、ケース本体11の
ケース部材11a,11bの上端壁12aの内面には、前後方向に
延びて各突出部35の筒状部33側とは反対側の面に係合す
る第2リブ37が夫々一体に形成されている。したがっ
て、両リブ36,37は内刃駆動軸24の往復方向両側から突
出部35を挟持して設けられている。
このような構成を有した往復動式電気かみそりの使用時
には、既述のようにして振動子21のベース部22が内刃支
持軸24を伴って往復動されるが、この時ゴムパッキン31
の筒状部33および折返し曲部34が弾性変形するから、ベ
ース部22および内刃支持軸24の往復移動が、ゴムパッキ
ン31によって妨げられることはない。
そして、この使用時においてゴムパッキン31が外れるこ
とはない。
すなわち、ゴムパッキン31は、その外周嵌合部32を通孔
26の孔縁に嵌合しているだけでなく、外周嵌合部32と一
体の突出部35が第1リブ36により内刃支持軸24側から支
持されているとともに、第1リブ36で支持された突出部
35は高い剛性を有している。したがって、突出部35およ
びこれに係合した第1リブ36によって、内刃支持軸24の
往復動に伴ってゴムパッキン31が通孔26の孔縁から外れ
ようとする動きを抑制して、ゴムパッキン31の通孔26か
らの外れを確実に防止できる。そのため、ケース本体11
内にひげ屑が侵入したり、異常音が発生することもな
い。
特に、本実施例では、第1リブ36の他に第2リブ37を設
けて、これらで突出部35を内刃支持軸24の移動方向両側
から支持したので、ゴムパッキン31の外れ止め効果をよ
り高めることができる。
また、各リブ36,37は前後方向に延びて設けられている
とともに、突出部35も前後方向に延びる形状をなしてい
るから、ケース本体11を組立てる時に、その前後一対の
ケース部材11a,11bのうちの一方のケース部材のリブ36,
37間に突出部35の一部を容易に嵌合できるとともに、両
ケース部材11a,11bを合わせて連結することにより、他
方のケース部材のリブ36,37間に突出部35を嵌合できる
から、従来通りの組立て手順により組立てを行え、組立
てが面倒になることがない。
なお、本考案は上記一実施例に制約されない。例えば第
2リブ37は省略してもよいとともに、第1リブ36も断面
L字形に制約されず第2リブ37と同様に前後方向に延び
る平板構造としても差支えない。
[考案の効果] 以上説明した本考案の往復動式電気かみそりにおいて
は、ケース本体の通孔に取付けられるひげ屑侵入用のゴ
ムパッキンを、上記通孔の孔縁に嵌合する環状の取付け
溝を有した外周嵌合部と、この嵌合部の内側に位置され
るともに、内刃支持軸が内部を貫通し、かつ、下端が上
記内刃支持軸の根元部に嵌合される筒状部と、この筒状
部の上端と上記外周嵌合部とを繋いでこれらと一体に成
形された折返し曲部と、上記内刃支持軸の移動方向両側
に位置して上記外周嵌合部の下面に一体に夫々成形され
た高剛性の突出部とから形成し、上記ケース本体の上端
部内側に上記各突出部の上記筒状部側の面に係合する一
対のリブを一体に形成した構成により、内刃支持軸が往
復動する際にゴムパッキンが通孔の孔縁から外れようと
する動きを、突出部およびこれに係合したリブによって
抑制できるから、ゴムパッキンが通孔から外れるおそれ
をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
往復動式電気かみそりの一部を示す断面図、第2図はひ
げ屑侵入防止パッキンを一部断面して示す正面図、第3
図は同パッキンの下面図である。第4図から第6図は従
来例を示し、第4図は往復動式電気かみそりの一部を示
す断面図、第5図はひげ屑侵入防止パッキンの下面図、
第6図はひげ屑侵入防止パッキンが外れた状態を示す断
面図である。 1……ケース本体、12a……上端壁、24……内刃支持
軸、26……通孔、31……ゴムパッキン、32……外周嵌合
部、32a……取付け溝、33……筒状部、34……折返し曲
部、35……突出部、36……第1リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース本体の上端壁に設けられ左右方向に
    往復動される内刃支持軸が貫通される通孔に、上記ケー
    ス本体内へのひげ屑の侵入を防止するゴムパッキンを取
    付けた往復動式電気かみそりにおいて、 上記ゴムパッキンを、 上記通孔の孔縁に嵌合する環状の取付け溝を有した外周
    嵌合部と、 この嵌合部の内側に位置されるともに、上記内刃支持軸
    が内部を貫通し、かつ、下端が上記内刃支持軸の根元部
    に嵌合される筒状部と、 この筒状部の上端と上記外周嵌合部とを繋いでこれらと
    一体に成形された折返し曲部と、 上記内刃支持軸の移動方向両側に位置して上記外周嵌合
    部の下面に一体に夫々成形された高剛性の突出部とから
    形成し、 上記ケース本体の上端部内側に上記各突出部の上記筒状
    部側の面に係合する一対のリブを一体に形成したことを
    特徴とする往復動式電気かみそり。
JP1989113598U 1989-09-29 1989-09-29 往復動式電気かみそり Expired - Lifetime JPH0647415Y2 (ja)

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