JPH0647363Y2 - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JPH0647363Y2
JPH0647363Y2 JP3164089U JP3164089U JPH0647363Y2 JP H0647363 Y2 JPH0647363 Y2 JP H0647363Y2 JP 3164089 U JP3164089 U JP 3164089U JP 3164089 U JP3164089 U JP 3164089U JP H0647363 Y2 JPH0647363 Y2 JP H0647363Y2
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JP
Japan
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lid
locking
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spring
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夏夫 篠崎
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は蓋体を下方に押圧することにより、蓋体の係止
機構を開放できるように形成した化粧用コンパクト容器
に関する。
〔従来の技術〕
蓋体を下方に押圧することにより、蓋体の係止機構を解
放できるように形成したコンパクト容器は、本件考案者
らが、さきに考案し本出願人が出願して公開された実開
昭63−132613号公報に記載されている。
前記公報に記載されたコンパクト容器は、第11図に示す
ように、容器本体1の後部に蓋体22の後部を回動可能に
軸着すると共に、この軸着部に蓋体22を開方向に付勢す
るつる巻ばね52を介挿し、蓋体22の前部より係止片41を
垂下して設け、係止片41の一側部には、係止段部42と傾
斜面43を設け、容器本体1の前部には、前記係止段部42
が係止する段部3を設けると共に、遊動体10を設け、蓋
体22の係止片41は、係止位置の下方に押し下げられた位
置においては、傾斜面43が遊動体10の当接部12に乗り上
げて、係止段部42が段部3より外れる向きに撓むことが
できるように形成したコンパクト容器である。
そして、第11図に示す閉鎖状態にある蓋体22を開くに
は、蓋体22の前部を下方に押圧する。そうすると、係止
片41の傾斜面43が遊動体10に乗り上げて、係止片41の係
止段部42が段部3から外れるように撓む。
そこで、蓋体22の押圧を止めると、蓋体22はつる巻ばね
52により回動される。そして、係止片41は遊動体10に乗
り上げて撓んだまま、遊動体10と共に上昇し、係止段部
42は段部3に引っ掛かることなく容器本体1から抜け出
し開蓋される。
〔考案が解決しようとする課題〕
第11図に示すようにコンパクト容器は、蓋体22が開蓋さ
れるには、係止片41が遊動体10を容器本体1側に押付け
ながら、容器本体1側と遊動体10間の摩擦抵抗に打勝っ
て遊動体10を上昇させるものであるので、通常の係止機
構を備えたコンハパクト容器に比較して、蓋体22の係止
機構を解放するのに要するつる巻ばね52のばね力が大き
なものを必要とする。
そして、前記係止機構を解放するのに要するつる巻ばね
52のばね力は、蓋体22の軸着部から係止段部42までの長
さをL2、つる巻ばね52の直径をL1とすると、L2/L1に比
例するものである。
そして、蓋体22の軸着部から係止段部42までの長さL2
は、蓋体成形時の反り、収縮のばら付き等により変化す
るので、蓋体22の係止機構の作動速度を一定に設定する
ことは困難であり、係止機構の作動速度が遅くならない
ようにつる巻ばね52を強力に形成すると、蓋体の係止機
構の解放後に、蓋体22を回動させる力が強すぎ、蓋体22
が急激に回動することとなる。
本考案は前記事項に鑑みなされたものであり、蓋体を下
方に押し下げて係止機構を解放するように形成したコン
パクト容器において、蓋体の係止機構の解放速度を所望
の速度に形成し易くすると共に、係止機構の解放後に蓋
体が急激に回動しすぎないようにすることを技術的課題
とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1記載の考案は、容器本体1の後部に蓋体22の後
部を回動可能に軸着し、蓋体22の前部より係止片41を垂
下して設け、係止片41の一側部には、係止段部42と傾斜
面43を設け、容器本体1の前部には、前記係止段部42が
係止する段部3を設けると共に、遊動体10を設け、蓋体
22の係止片41は、係止位置の下方に押し下げられた位置
においては、傾斜面43が遊動体10の当接部12に乗り上げ
て、係止段部42が段部3より外れる向きに撓むことがで
きるように形成し、そして、遊動体10に乗り上げた係止
片41が遊動体10と共に上昇できるように、遊動体10を上
下動可能に設け、さらに、容器本体1の前部には、閉鎖
状態にある蓋体22を開方向に押圧する押上げ片17を設
け、この押上げ片17を前部スプリング18で開方向に付勢
してコンパクト容器とした。請求項2記載の考案は、請
求項1記載の考案の蓋体22の軸着部に蓋体22を開方向に
付勢する後部スプリング23を介挿してコンパクト容器と
した。
〔作用〕
本考案は、第1図及び第7図に示す状態では、蓋体22に
設けた係止片41の係止段部42が、容器本体1の段部3に
係止して閉蓋している。
そこで、蓋体22の前部を前部スプリング18又は、前部ス
プリング18及び後部スプリング23に抗して下方に押す
と、第8図に示すように、係止片41の傾斜面43が遊動体
10の当接部12に乗上げ、係止片41は係止段部42が段部3
より外れる向きに、係止段部42が外れる位置まで撓む。
そこで、蓋体22の押圧を止めると、蓋体22は前部スプリ
ング18によって押圧された押上片17、又は前部スプリン
グ18によって押圧された押上片17と後部スプリング23に
よって押圧され、第9図に示す位置に回動し、係止片41
が上昇する。このとき係止片41の乗り上げた遊動体10の
係止片41と共に上昇する。
そして、係止片41は、第9図に示すように、係止段部42
が段部3より外れる位置まで撓んでいるので、係止段部
42が段部3に引っ掛かることなく上昇し第10図に示すよ
うに、容器本体1より抜け出し、押上片17は蓋体22と離
れる。
次に、蓋体22は、後部スプリング23の力のみによって、
又は手動によって回動され開蓋する。
蓋体22を閉蓋するには、蓋体22を第7図に示す位置まで
軽く押し下げると、係止片41の係止段部42が段部3に係
止し閉蓋される。
〔実施例〕
第1図乃至第10図は、本考案の一実施例を示すものであ
る。
この実施例は、容器本体1の後部に蓋体3を軸により回
動可能に軸着すると共に、この軸着部の軸に、蓋体22を
開方向に付勢するつる巻ばねとして形成した後部スプリ
ング23を介挿し、蓋体22の前部より平板状の係止片41を
垂下して設け、係止片41の後面側の側部には、係止段部
42と傾斜面43を設け、係止片41の左右の両側部には、柱
状の突出片47,47が設けてある。
容器本体1には中枠2が嵌着されており、容器本体1は
この中枠2を含めて容器本体1と称するものであり、容
器本体1の前部には、前記係止段部42が係止する段部3
を設けると共に、段部3の下方に設けた棚4の上部に
は、遊動体10が上下動可能に設けてあり、遊動体10には
挿通孔11が形成してあり、この挿通孔11には、前記係止
片41とその両側部に設けられた突出片47,47が挿通され
るように形成されている。
蓋体22の係止片41は、係止段部42が段部3に係止する係
止位置の下方に押し下げられた位置においては、遊動体
10の挿通孔11内に突出片47,47と共に挿入され、突出片4
7の前面48は遊動体10の接触面13に接触し、係止片41は
傾斜面43が遊動体10の当接部12に乗り上げて、係止段部
42が段部3よりはずれる向きに撓むことができるように
形成し、そして、遊動体10は挿通孔11に挿入された突出
片47,47と、係止片41で保持されて係止片41と共に上昇
できるように上下動可能に設けてある。
さらに、容器本体1の前部には、閉鎖状態にある蓋体22
を開方向に押圧する押し上げ片17を設け、この押し上げ
片17は前部スプリング18で開方向に付勢され、押し上げ
片17は棚4の貫通孔5から、前記遊動体10の挿通孔11内
に挿入され、突出片47,47の下面に当接して蓋体22を開
方向に押圧するように形成されている。
この実施例は、前記のように遊動体10の挿通孔11に、突
出片47,47と係止片41を挿通して係止片41を撓めると共
に、遊動体10を保持するので、遊動体10が容器本体1圧
接されないで上下動でき、摩擦抵抗がほとんどない状態
で遊動体10と係止片41を上昇させることができる。
そして、遊動体10は、前記実施例のほかに、第11図に示
す実開昭63−132613号のように、板状体に、形成するこ
とも可能であり、さらに、係止片41の傾斜面43と遊動体
10を、前記公報の第5図(C)の如く、係止段部42と段
部3よりも上方に設けることも可能である。
さらに、後部スプリング23は取り除き、係止機構の解放
された蓋体22は手で回動するように形成することも可能
である。
〔考案の効果〕
本考案は容器本体1の前部に、押上片17を設け、この押
上片17を前部スプリング18で押圧するように形成したの
で、小さなスプリングでも確実に係止機構を作動させる
ことができ、そして、蓋体22の軸着部から係止段部42ま
での長さL2の長さが変わっても、係止機構の作動速度が
変化することはほとんどなくなり、略一定の作動速度の
係止機構とすることができた。
また、前部スプリング18は、係止機構の解放時のみに作
用するものであり、係止機構の解放後は、手によって、
或は、後部スプリング23のみが蓋体22の回動力として働
くものであるので、係止機構の解放後蓋体22が緩やかに
回動するように形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は本考案の一実施例を示すものであ
り、第1図は断面図、第2図は平面図、第3図は第1図
のIII−III線よりみた半裁断面図、第4図は蓋体の一部
を裏面よりみた斜視図、第5図は遊動体の斜視図、第6
図は押上片の斜視図、第7図乃至第10図は要部の作動状
態を示す断面図、第11図は従来例の断面図である。 1……容器本体、3……段部、 10……遊動体、12……当接部、 17……押上片、18……前部スプリング、 22……蓋体、23……後部スプリング、 41……係止片、42……係止段部、 43……傾斜面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体1の後部に蓋体22の後部を回動可
    能に軸着し、蓋体22の前部より係止片41を垂下して設
    け、係止片41の一側部には、係止段部42と傾斜面43を設
    け、容器本体1の前部には、前記係止段部42が係止する
    段部3を設けると共に、遊動体10をもうけ、蓋体22の係
    止片41は、係止位置の下方に押し下げられた位置におい
    ては、傾斜面43が遊動体10の当接部12に乗り上げて、係
    止段部42が段部3より外れる向きに撓むことができるよ
    うに形成し、そして、遊動体10に乗り上げた係止片41が
    遊動体10と共に上昇できるょうに、遊動体10を上下動可
    能に設け、さらに、容器本体1の前部には、閉鎖状態に
    ある蓋体22を開方向にお押圧する押上片17を設け、この
    押上片17を前部スプリング18で開方向に付勢したコンパ
    クト容器。
  2. 【請求項2】蓋体22の軸着部に蓋体22を開方向に付勢す
    る後部スプリング23を介挿した請求項1記載のコンパク
    ト容器。
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