JPH0647276A - シート状吸着材、その製造法および用途 - Google Patents

シート状吸着材、その製造法および用途

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JPH0647276A
JPH0647276A JP5091762A JP9176293A JPH0647276A JP H0647276 A JPH0647276 A JP H0647276A JP 5091762 A JP5091762 A JP 5091762A JP 9176293 A JP9176293 A JP 9176293A JP H0647276 A JPH0647276 A JP H0647276A
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sheet
adsorbent
metal
deodorant
shaped adsorbent
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JP5091762A
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Motoya Mori
元哉 毛利
Toshihiko Fujitani
敏彦 藤谷
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】悪臭成分や有害イオンを効率的に吸着除去する
シート状吸着材を提供する。 【構成】四価金属の水不溶性リン酸塩および二価金属の
水酸化物を含有する吸着性組成物をシート基材に担持せ
しめたシート状吸着材、その製造法、該シート状吸着材
を含有する消臭材および該消臭材を含有する敷物。 【効果】酸性物質も塩基性物質も吸着する。シート状で
外部比表面が非常に大きく、吸着成分との接触が効率的
であるため、吸着効果も大きい。また、吸着材の性能劣
化が色変化によって視覚的に判別可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気中の悪臭成分や、有
害ガス成分および水等の液中の悪臭成分や有害イオンを
効率的に吸着除去するシート状吸着材に関する。
【0002】特に、家庭のトイレ,冷蔵庫,生ゴミから
生じる生活悪臭成分や病院,ホテル,自動車,家畜飼育
場,汚水処理場等で発生する産業悪臭成分や有害ガス成
分等の吸着除去に有効なシート状吸着材に関する。ま
た、水中の悪臭成分や有害イオンの吸着除去等にも広く
使用されるシート状吸着材に関する。
【0003】
【従来技術】人間に不快感を与える悪臭は、日常の様々
な生活環境、あるいは工場、屎尿処理場、ゴミ処理場、
家畜飼育場などの諸施設から発生しており、近年は「悪
臭公害」としてその苦情も増加の傾向にある。
【0004】このような悪臭の原因物質としては、アン
モニア、硫化水素のほかアミン類、メルカプタン類、ア
ルデヒド類、低級脂肪酸類等が挙げられるが、実際の悪
臭成分は更に複雑で必ずしもこれらの物質に限らないと
考えられる。
【0005】このような悪臭に対する処理技術の研究は
近年盛んとなり、マスキング法,化学的方法,生物的消
臭法,吸着法のような種々の対策が提案されている。
【0006】しかし、ガス中の臭気成分を除去する吸着
剤としては、硫化水素などの酸性成分あるいはアンモニ
アガスなどの塩基性成分のどちらか一方には有効である
が、他方に対してはあまり効果のないものが一般的であ
る。
【0007】日常生活で問題となる生活悪臭や産業悪臭
の脱臭のために、脱臭吸着剤として広く使用されるもの
に活性炭がある。しかし、活性炭単独ではアンモニアや
硫化水素の吸着容量は小さく、優れた脱臭吸着剤とは言
い難い。そこで活性炭にハロゲン化物や金属イオン、
酸、アルカリ等を担持させたものも考案されているが、
未だ充分な能力を有する脱臭剤は得られていない。
【0008】また、ゼオライト、シリカゲル、活性アル
ミナ等も脱臭剤として使用されているが、吸着能力の面
で必ずしも満足すべきものではない。
【0009】更に、無機吸着剤として酸化亜鉛、酸化マ
グネシウム、酸化鉄、水酸化鉄等も使用されているが、
これらは硫化水素の吸着には適しているものの、アンモ
ニアガスの吸着にはあまり効果がない。これに対し、酸
化ジルコニウム、リン酸ジルコニウム、酸化チタン等は
アンモニアガスの吸着には比較的優れているものの、硫
化水素の吸着能力は劣っている。
【0010】このように従来の脱臭剤は酸性臭あるいは
塩基性臭のどちらか一方には有効であるが、他方にはあ
まり効果がないのが一般的である(特開昭64-47445、特
開昭55-51421、特開昭53-137089、特開昭58-156539、特
開昭59-146578、特開昭63-22074、特開平1-148340、特
開平1-151938、特開平1-203040号公報参照)。
【0011】また、特開昭63-54935号公報には
TiO2を用いた吸着剤が開示されているが、その吸着性
能は十分なものではない。さらに特開昭63-2586
44号公報にはリン酸またはその塩と、Fe、Co、N
i、Zrあるいはその化合物との単なる混合物を従来の担
体(活性炭等)上に担持させて、脱臭剤として用いるこ
とが開示されているが、未だ充分な脱臭効果は得られて
いない。
【0012】このような点を解決する脱臭剤として、T
i等の水不溶性リン酸塩とZn等の水酸化物との混合物
が開発されている(PCT国際公開WO-08049/91)。こ
の脱臭剤は酸性臭および塩基性臭の両方を吸着除去する
優れたものである。しかし、この脱臭素材を用いた実用
的で使用が簡便な脱臭材は開発されておらず、特にシー
ト状の形態を有する実用的な物は検討されていない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の無機吸着剤の欠点を解消し、単一の吸着剤により硫化
水素などの酸性臭およびアンモニアガスなどの塩基性臭
を共に吸着することのできる吸着剤を用い、吸着性能に
優れた実用的なシート状吸着材を提供することにある。
更には、吸着剤を構成する金属イオンの選択によって、
ガス成分の吸着により変色し、吸着剤の性能劣化を予測
することが可能なシート状吸着材を提供するものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために、Ti等の水不溶性リン酸塩とZn等の
水酸化物との混合ゲル化合物をシート状基材に担持させ
たシート状消臭材を作製し、そしてこのシート状消臭材
が実用的で使用が簡便であることを見いだし、この知見
に基づき、さらに研究を行なった結果、本発明を完成す
るに至った。
【0015】すなわち、本発明は、(1)四価金属の水
不溶性リン酸塩および二価金属の水酸化物を含有する組
成物をシート基材に担持せしめたシート状吸着材、
(2)四価金属の水不溶性リン酸塩の存在下に二価金属
の水酸化物を生成して得られる組成物をシート基材に担
持せしめることを特徴とする第1項記載のシート状吸着
材の製造法、および(3)第1項記載のシート状吸着材
を保持してなることを特徴とする消臭用敷物に関する。
【0016】本発明の四価金属の水不溶性リン酸塩の存
在下に二価金属の水酸化物を生成して得られる組成物を
シート基材に担持せしめたシート状吸着材は、吸着性能
を有する吸着剤であり、四価金属の水不溶性リン酸塩の
存在下に二価金属の水酸化物を生成して得られるもので
ある。この組成物は自体公知であり、PCT国際公開WO
-08049/91公報に記載のものである。
【0017】該吸着剤組成物は、自体公知の製法に従っ
て製造される。例えば、四価金属の水不溶性リン酸塩と
二価金属のイオンとが共存する水性液のpHを調製し
て、二価金属の水酸化物を生成することによって得るこ
とができる。
【0018】該四価金属は、いかなる四価金属を用いて
もよいが、4族元素が好ましい。具体的には、チタン、
ジルコニウム、トリウム、ハフニウム、ゲルマニウム、
すず、鉛などが上げられる。この中でも、4A族金属
(チタン、ジルコニウム、ハフニウム)が好ましい。
【0019】上記の四価金属のリン酸塩は、通常、水不
溶性であり、非晶質塩を形成しているものが好ましい。
また、この金属リン酸塩は一種であってもよいし、二種
以上の金属リン酸塩であってもよい。また、ここでいう
リン酸とは、オルトリン酸、メタリン酸、ピロリン酸、
縮合リン酸等を示す。好ましくは、オルトリン酸が用い
られる。
【0020】該二価金属は、いかなる二価金属を用いて
もよいが、具体的には、マグネシウム、カルシウム、ス
トロンチウム、バリウム、亜鉛、カドニウム、クロム、
マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅などが挙げられ
る。なかでも、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛など
の二価の遷移金属が好ましく、特に、銅および亜鉛が好
ましい。
【0021】上記の二価金属の水酸化物は、通常、水不
溶性であり、非晶質塩を形成しているものが好ましい。
また、この金属水酸化物は一種であってもよいし、二種
以上の金属水酸化物であってもよい。
【0022】吸着剤中の二価金属のイオンと四価金属の
イオンとの混合比率は、二価金属と四価金属とのモル比
で、[二価金属のイオン/四価金属のイオン]=0.0
1〜100、好ましくは0.1〜10、更に好ましくは
0.2〜5である。二価および四価の各群の金属を複数
混合して使用する場合は、各群の金属の総和量について
金属のモル比を計算する。
【0023】このような吸着剤の製造には、四価および
二価金属のイオンを含有する水性液を用いることができ
る。この水性液の調製には、各種の水溶性金属化合物が
用いられる。金属塩の水溶液中の濃度は特に限定されな
いが、金属イオン量が0.01〜5.0モル/lであるの
が好ましい。
【0024】かかる水溶性金属化合物としては、各種の
金属塩、金属アルコキシドなどの金属化合物が挙げられ
る。金属塩としては、通常の金属塩(正塩)のほか、酸
性塩、水酸化物塩、酸化物塩(オキシ塩)、さらに他の
複塩、錯塩の形態の金属塩を用いてもよい。また、水溶
液のpHが中性付近では不溶性でも、酸性溶液中では溶
解する化合物でも良い。
【0025】具体的には、次のようなものが挙げられ
る。
【0026】(1)金属の塩化物、フッ化物、ヨウ化物、
臭化物等のハロゲン化物:CoCl2、NiCl2、Cu
Cl2、ZnCl2、TiCl4、SnCl4、ZrC
4、FeCl2、FeF2、FeI2、FeBr2、Na2
[SnFe]、K2[SnF6]、K2[SnCl6]、ThCl
4、PbCl4、GeCl4、CaCl2、CrCl2、B
aCl2、MgCl2、MnCl2など。
【0027】(2)硫酸塩、硫酸アンモニウム塩、その他
の硫酸塩(無機酸塩):FeSO4、CoSo4、Zr
(SO4)2、Sn(SO4)2、Th(SO4)2、Pb(S
4)2、Ti(SO4)2、(NH4)2Fe(SO4)2、ZnS
4、CdSO4、CrSO4、CuSO4、NiSO4
MgSO4、MnSO4、K2Co(SO4)2、(NH4)2
n(SO4)2など。
【0028】(3)硝酸塩(無機酸塩):Zn(NO3)2
Co(NO3)2、Cd(NO3)2、Ca(NO3)2、Sn(N
3)4、Fe(NO3)2、Cu(NO3)2、Th(NO3)4
Ni(NO3)2、Ba(NO3)2、Mn(NO2)2、Zr(N
3)4、Ti(NO3)4など。
【0029】(4)塩素酸塩、過塩素酸塩、チオシアンサ
ン酸塩、ジアンミン銀硫酸塩、ジアンミン銀硝酸塩、ク
ロム酸塩等のその他の各種無機酸塩:Zn(ClO3)2
Ca(ClO3)2、Ba(ClO3)2、Ca(ClO4)2、F
e(ClO4)2、Ni(ClO4)2、Ba(ClO4)2、Mg
(ClO4)2、Co(CiO4)2、Zn(SCN)2、Ca(S
CN)2、CaCrO4、など。
【0030】(5)酢酸塩、ギ酸塩、シュウ酸塩などの有
機酸塩:(CH3CO2)2Zn、(CH3CO2)4Zr、C2
4Co、(CH3CO2)2Co、(CH3CO2)2Fe、(C
3CO2)Cu、(CH3CO2)2Ni、(CH3CO2)2
a、(CH3CO2)2Mg、(C24)2Thなど。
【0031】(6)オキシ金属塩(ハロゲン化物、無機酸
塩、有機酸塩の形態のオキシ金属塩):ZrOCl2
ZrOSO、ThOCl2、TiOSO4、ZrO(N
3)2、ZrOCO3、(NH4)2ZrO(CO3)2、ZrO
(CH3CO2)2など。
【0032】(7)金属アルコキシド類:Zr(OC
3)4、Ti(OCH3)4など。
【0033】上記のうちでは、無機酸の塩が原料として
は好ましい。そのうち、強酸の塩がよい。例えば、硫酸
塩や硝酸塩である。具体的には、FeSO4、Ti(SO
4)2、TiOSO4、ZnSO4、CuSO4、Cu(N
3)2などが挙げられる。
【0034】また、ジルコニウム塩については、オキシ
金属塩が好ましく、例えば、オキシ塩化ジルコニウム、
オキシ硫酸ジルコニウム、オキシ酢酸ジルコニウム等が
挙げられる。その他の金属のオキシ金属塩も使用してよ
い。
【0035】該吸着剤を生成するには、四価金属の水不
溶性リン酸塩と二価金属イオンとの共存下に、二価金属
の水酸化物を生成する。例えば、次のような方法が代表
的には挙げられる。
【0036】(i)二価および四価の金属イオンが共存す
る水溶液中で四価金属イオンのリン酸塩を生成する方
法。
【0037】(ii)二価金属イオンを含有しない水溶液中
で、先に四価金属の水不溶性リン酸塩を生成した後、二
価金属イオンを加え、その水酸化物を生成する方法。
【0038】二価および四価の金属イオンが共存する水
溶液を用いて混合組成物を生成する場合、所定の二価お
よび四価の両金属化合物を含んだ水溶液(pHは通常0
〜6程度)を撹拌しながら二価の金属が不溶性水酸化物
を生成しないよう必要なら酸を加えてpHを4以下に下
げた後、リン酸またはリン酸塩を加えて四価金属のみの
不溶性リン酸塩の沈殿物を生成させる。
【0039】このようなpH調整には、中和剤として適
宜のアルカリや酸が用いられる。アルカリとしては、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等
のアルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物、アンモ
ニア等の無機アルカリ、トリエタノールアミン等の有機
アミンが好ましく用いられる。また、酸としては塩酸、
硝酸、硫酸、酢酸、ギ酸、シュウ酸等の無機酸や有機酸
が用いられる。好ましくは、塩酸、硝酸などが挙げられ
る。
【0040】不溶性リン酸塩の生成に用いられる好まし
いリン酸化合物としては、リン酸、リン酸ナトリウム
(第1、第2、第3)、リン酸カリウム(第1、第2、
第3)、リン酸アンモニウム(第1、第2、第3)等が
挙げられる。
【0041】次に、生成した四価金属の不溶性リン酸塩
を充分に熟成させる。熟成の方法としては、室温で長時
間放置する方法、100℃以下に加温した状態で長時間
放置する方法、あるいは加熱還流する方法等が採用され
る。熟成終了後、アルカリを添加し、pHを4〜12と
する。このpH域にて、二価金属は酸化水和物の沈殿物
を生成し、四価金属の不溶性リン酸塩沈殿物との吸着剤
組成物が得られる。かかる反応の反応温度は、常温ない
し約100℃の範囲である。常温での反応が遅い場合は
加温してもよい。また、必要に応じて加圧下に100℃
以上の温度にて反応させてもよい。また、撹拌に空気を
用いてもよい。
【0042】この吸着剤組成物を得る他の方法として
は、前記四価金属のイオンを含み二価金属のイオンは含
まない水溶液にリン酸またはリン酸塩を加えて先に水不
溶性リン酸塩を得る。このリン酸塩を熟成した後、場合
によってはpHを4以下に調整して、二価金属のイオン
を含有する金属塩またはこれらの水溶液を加えて撹拌
し、前記と同様pH4以上にpHを調整し吸着剤組成物
を得てもよい。かかる方法では四価金属のリン酸塩の熟
成は、比較的短時間であってよい。
【0043】上記のようにして得られた吸着剤組成物
は、公知の方法により、ろ過後、イオン交換水を用いて
充分洗浄して金属塩に混入するアニオン種を洗浄、除去
した後、乾燥して目的物とする。
【0044】ろ過操作は常温常圧下でろ紙を用いる方
法、ろ布を用いる方法のほか、遠心分離法や加圧ろ過
法、真空ろ過法を用いてもよい。また、洗浄方法も傾斜
洗浄法等を用いてもよい。吸着剤組成物の乾燥は、風乾
もしくは約400℃以下、好ましくは200℃以下で行
う。得られた乾燥品はそのまま用いてもよく、また、従
来公知の方法により、粉砕、微粒化して用いてもよい。
さらに、この微粒子をそれ自体公知の方法により、造粒
してもよい。通常、粒子径は60meshパス(250μm
以下)、好ましくは100meshパス(149μm以下)
である。また、平均粒子径は0.5〜100μm程度で
ある。
【0045】このようにして、得られた吸着剤組成物を
脱臭素材として使用する。
【0046】本発明におけるシート基材としては、天然
繊維や合成繊維などの繊維から得られる紙や不織布が用
いられる。
【0047】そのような原料繊維としては、綿、麻、パ
ルプ、石綿などの天然繊維、セルロース系(レーヨン
等)、ポリアミド系(ナイロン等)、ポリエステル系、
ポリ塩化ビニル系、ポリ塩化ビニリデン系、ポリアクリ
ロニトリル系(アクリル等)、ポリオレフィン系(ポリ
プロピレン、ポリエチレン等)、ポリウレタン系、ポリ
ビニルアルコール系(ビニロン等)などの化学繊維が挙
げられる。
【0048】この吸着剤のシート基材への担持とは、シ
ート基材の内部に吸着剤を固定することやシート基材表
面に固定することなど、吸着剤をシート基材に固定させ
ることを意味する。その方法としては、特に限定される
ものではなく、シート製造における公知の方法を、適宣
採用することができる(斎藤勝義著,「ファインセラミ
ックスの成形と有機材料」,第397頁(抄造法),1
985年8月26日発行,発行所:株式会社シーエムシ
ー)。例えば、吸着剤と繊維を水に分散し、これを混抄
して抄紙を得ることができる。また、吸着剤を水に分散
し、シート基材に含浸させて、シート状吸着材を得るこ
ともできる。また、上記の繊維類を原料として、自体公
知の手法により不織布の形態にすることもできる。例え
ば、紡糸の過程で予め繊維と吸着剤を混ぜた後、不織布
にすることもできる(化学便覧「応用化学編I:プロセ
ス編」,改訂3版,第660頁)。また、吸着剤を分散
した塗料を、それ自体公知の手法で紙表面に塗布して塗
工紙を得ることができる(室井宗一著,「紙塗工−高分
子ラテックスの応用−」,第V章"塗工紙の製造",高分
子刊行会,1986年9月発行)。例えば、ブレードコ
ーター、エアナイフコーター、ロールコーター等の汎用
されるコーターを用いて塗工紙は製造される。
【0049】このように吸着剤をシート基材に担持させ
る際には、通常の抄造法や紙塗工法などにおいて用いら
れる分散剤、凝集剤、結合剤、湿潤剤、可塑剤、接着剤
などを適宜必要に応じて添加してもよい。
【0050】該分散剤や凝集剤としては、一般に抄紙や
塗工紙等に用いられるものであればよい。例えば、アニ
オン系有機高分子やカチオン系有機高分子などの高分子
凝集剤が用いられる。該アニオン系有機高分子として
は、アクリルアミド重合体の部分加水分解物などが挙げ
られる。更にこれらは、アクリルアミドと共重合可能な
不飽和塩基酸との共重合体、アクリル酸の単独または共
重合体、アニオン変性デンプン(酸化デンプン等)、そ
の他のアニオン性糊剤も併用可能である。該カチオン系
有機高分子としては、カチオン変性ポリアクリルアミド
樹脂、マンニッヒ反応物、ホフマン分解物、第四級アミ
ン含有不飽和モノマーとの共重合体、カチオン化デンプ
ンなどが挙げられる。
【0051】該結合剤としては、スチレン、アクリロニ
トリル、イソプレン等とのブタジエン共重合体やアクリ
ル酸エステル、酢酸ビニル、塩化ビニル等の単独または
共重合体、あるいは天然ガム類、アルギン酸ナトリウ
ム、CMC、フェノール、メラミン、尿素ホルムアルデ
ヒド樹脂、アルキッド樹脂などが挙げられる。
【0052】該可塑剤として、フタール酸エステル系可
塑剤等が、オレイン酸アンモニウム石鹸で乳化・分散後
した後、使用することができる。
【0053】該接着剤としては、カゼイン、ラテック
ス、デンプン、ポリビニルアルコールなどが用いられ
る。
【0054】その他の分散剤や湿潤剤等も自体公知のも
のを用いることが可能である。前記の各種添加剤は、適
宜必要に応じて適量が配合される。
【0055】シート状吸着材における吸着素材の割合
は、全体重量に対して、1〜70重量%、好ましくは5
〜50重量%である。吸着剤の含有量が少ないと吸着能
力が劣り、また、多過ぎるとシートの強度が十分でなく
なったり、また、吸着剤の保持が困難となる。
【0056】また、上記した吸着剤組成物以外にも、他
の吸着剤や吸湿剤等を添加して用いてもよい。このよう
な他の活性成分は水不溶性の物が好ましい。吸湿剤とし
てはシリカゲル、ゼオライト(シルトンBTM:水澤化学
工業社製)、セピオライト(エードプラスTM:水澤化学
工業社製)等の無機系吸湿剤が挙げられる。これら吸湿
剤の添加で、シートの吸水速度が向上する。吸着剤とし
ては、無機系吸着剤や有機系吸着剤が挙げられる。この
ような無機系吸着剤にはアルミノシリケート系化合物
(ミズカナイトTM:水澤化学工業(株)製など)、ゼオラ
イト、添着ゼオライト(特に、金属添着ゼオライト)、
銀等の金属担持アパタイト、活性炭、活性アルミナ、そ
の他種々の吸着性を有する金属化合物(Fe系、Mn系
等)などが挙げられる。有機系吸着剤としては、イオン
交換樹脂、フタロシアニン誘導体などが含まれる。
【0057】本発明に使用される吸着剤組成物と他の吸
着剤との配合は、重量比で1:20〜20:1の範囲が
好ましい。また、吸着剤全量と吸湿剤との配合は、通
常、重量比で10:1〜1:100、好ましくは5:1
〜1:50、更に好ましくは5:1〜1:30の範囲で
ある。
【0058】上記のような他の吸着剤や吸湿剤はその必
要量を配合すればよいが、前記したように吸着剤配合分
として全体重量に対して1〜70重量%、好ましくは5
〜50重量%であればよい。
【0059】本シート状吸着材の使用する条件によって
は、該シート状吸着材に対して、親水性、撥水性、更に
増強された消臭効果付与などの性質を付加しても良い。
例えば、アンモニアの吸着を更に増強するために、該シ
ート状吸着材を作成後、リン酸等の酸をシート基材に含
浸させることもできる。また、シートをエンボス加工す
ることにより、内部への吸水速度を上げることができ
る。
【0060】このようにして得られたシート状吸着材
は、各種の用途に応用可能である。例えば、そのまま使
用して部屋やトイレの消臭壁紙や、オムツの材料として
使用した消臭紙オムツ、箱や蓋の内貼り用として使用し
て消臭ごみ箱、押し入れやたんす等の中敷き、くつの中
敷き、水槽のろ過材、多孔性プラスチックや布の間に挟
み込んだトイレの消臭床敷、小さくカットしたものを布
袋等に入れたハンドバッグやカバンの消臭袋、袋状に加
工した消臭ゴミ袋等が挙げられる。特に、トイレの床敷
用には、吸湿剤の使用やエンボス加工をすると効果的で
ある。また、例えば消臭用敷物にして用いることができ
る。該消臭用敷物は、例えば本発明のシート状吸着材を
ネットで保持することなどにより製造することができ
る。ネットに保持する手段としては、本発明で限定する
ものでないが、このシート状吸着材の交換を容易にする
ことも意図して、2つ折りしたネット間に介在させるの
が好ましい。また、2組のネットの一端を回転自在に接
合した構造にして使用することもできる。このようにネ
ットにより保持された消臭材は、取り替えが容易に行う
ことができるので実用的である。
【0061】ネットの材質としては、金属製、プラスチ
ック製等いずれも使用することができる。ネットの目の
大きさは、任意の寸法のものが使用できるが、あまり小
さいと、飛散又は粗相した小水が該ネット上に表面張力
でとどまり、シート状吸着材に補集できなくなるので好
ましくない。また、強度補強の目的で、このネットや前
記シート状吸着材にビスを設けることも可能である。
【0062】尚、本発明において、シート状吸着材をネ
ットで保持する理由の1つは、消臭材の保護、すなわち
靴による破損防止のためであり、またすべり防止のため
である。
【0063】本発明の消臭用敷物を床面に固着し、移動
しないようにするために、該ネットにさらに固定用部材
を装着することもできる。この種の固定用部材として
は、例えばゴム製の網又は柱状体を上記ネット下面に取
り付けることができる。
【0064】このようにして得られる消臭用敷物は、新
幹線用車両やその他の列車など乗物におけるトイレに好
適に使用することができるが、病院のトイレ等その他に
も適用されるものである。特に、病院のトイレでは、
足、腰の不自由な病人等の使用時や採尿時に便器付近が
小水で汚染され、その結果、悪臭を発生していることが
みられる。この汚染を防止し、またその悪臭を除くため
にも、本発明の消臭用敷物が好適に適用されるものであ
る。
【0065】
【実施例】つぎに本発明を実施例、比較例によりさらに
具体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定さ
れるものではない。
【0066】[製造例]20.2gの塩化第2銅の結晶
(CuCl2)を1リットルの蒸溜水に溶解した。次に、こ
の水溶液中へ、280gの硫酸チタン溶液(Ti(SO4)2
30重量%)を加えて溶解した。この水溶液中にはCu
(II)イオン及びTi(IV)イオンが、それぞれ0.15
および0.35モル含まれる。この水溶液のpHは約1.
5であった。
【0067】この水溶液に室温下、撹拌しながらリン酸
溶液(15重量%)を約460cc滴下すると青白色の沈
澱が生じた。これをそのまま室温下、一昼夜放置した。
【0068】次に、この青白色沈澱を含有する水溶液に
水酸化ナトリウム溶液(15重量%)を室温下にて撹拌
しながら液のpHが8.0になるまで滴下すると、さら
に青白色の沈澱が生じた。
【0069】続いて、室温下で撹拌を続け、この間pH
が低下すれば水酸化ナトリウム溶液(15重量%)を加
え、pHを8に保持した。
【0070】pHの低下が認められなくなるまで撹拌を
続けると、Cu(II)−Ti(IV)を含む青白色の混合組成
物が生成した。
【0071】次に、この青白色組成物を吸引濾別し、温
脱イオン水で塩素イオンが認められなくなるまで洗浄し
た後、40℃で乾燥した。
【0072】これを乳鉢で粉砕し、Cu(II)−Ti(IV)
を含む白色の混合組成物の粉末を得た。
【0073】得られた粉末を篩過し、100mesh以下の
吸着剤を得た。この粉末の平均粒子径は7μmであっ
た。
【0074】[実施例1]10リットルの水および10
0gのパルプ、35gの吸着剤粉末(製造例で得られた
もの)を均一に分散するように撹拌する。ここに、0.
7gのカチオン化でん粉、0.03gのアクリルアミド
を入れ、かゆ状となった吸着剤含有パルプスラリーを標
準手抄き機で抄紙して乾燥を行いシート(吸着剤含有
量:25重量%;紙重量(目付量):140g/m2)を得
た。
【0075】得られたシート状吸着材は、淡青色であっ
た。
【0076】続いて、このシート状吸着材の悪臭物質吸
着特性を硫化水素、アンモニアについて、次ぎのような
方法により測定した。
【0077】160mgのこのシート状吸着材を内容積
2.7リットルのガラス製デシケータ(撹拌装置付)に
入れ、ゴム栓をした。このシートには、粉末吸着剤が4
0mg含まれる。
【0078】ついで、シリンジを使用して、悪臭成分ガ
スを初期濃度がそれぞれ100ppmになるように注入
した。
【0079】このデシケータ内の硫化水素およびアンモ
ニア濃度の経時変化を調べた。
【0080】なお、その対照として、吸着剤を保持しな
い単なるシートをセットして、同じように試験を行っ
た。
【0081】両試験の結果を〔表1〕に示す。
【0082】
【表1】
【0083】このシート状吸着材は、悪臭ガス吸着前は
青色であるが、H2S吸着試験後は茶色に変色する特性
を有する。この特性は、吸着剤の終点表示機能(吸着剤
の性能劣化を表示する機能)として利用でき、便利であ
る。
【0084】[実施例2]吸着剤粉末の使用量を100
gとした以外は実施例Aと同様にして、吸着剤含有量:
約50重量%、紙重量(目付量):140g/m2のシ
ート状吸着材を得た。
【0085】80mグラムのこのシート状吸着材(吸着
剤含有量:40mグラム)を用いて、実施例1と同じ方
法により、悪臭ガスに対する吸着特性を調べた。
【0086】その結果を〔表2〕に示す。
【0087】
【表2】
【0088】このシート吸着剤もH2S吸着試験後、変
色した。
【0089】[実施例3]実施例−2と全く同様の方法
でシート状吸着材を得た。
【0090】次に、このシート状吸着材のアンモニア水
からのアンモニアガス発生抑制効果を、次のような方法
により測定した。
【0091】シート状吸着材を直径5.6cmの円(重
量:約350mg)に切り、直径6cmのシャーレに入れ
た。次にこのシャーレ中に0.25重量%のアンモニア
水を5mリットル注入し、2.7リットルのガラス製デ
シケータ(撹拌装置付き)に入れ、ゴム栓をした。
【0092】このデシケータ内のアンモニアガスの濃度
の経時変化を調べた。その結果を〔表3〕に示す。尚、
対象として吸着材を保持しない単なるシートをセットし
て同様の試験を行った。
【0093】
【表3】
【0094】[実施例4]1.33gの製造例で得られ
た吸着剤と0.67gのセピオライト(エードプラ
TM:水澤化学工業社製)を15gのアクリル酸エステ
ルエマルジョン(ウルトラゾールTMN-28:武田薬品
工業社製;固形分45重量%)中に添加し、10分間撹
拌・混合した。
【0095】つぎに、はけを用いてろ紙(東洋瀘紙社
製:ADVANTEC-101TM)にこの溶液を塗布し、シート状吸
着剤を得た。この吸着紙には16.3重量%の吸着剤が
含まれていた。
【0096】続いて、244mgのこのシート状吸着剤
を内容量2.7lのガラス製デシケータ(撹拌機付き)
に入れ、ゴム栓をした。このシートには40mgの粉末
吸着剤が含まれていた。
【0097】次いで、シリンジを使用して、アンモニア
ガスを初期濃度が100ppmとなるように注入した。
このデシケータ内のアンモニアガスの濃度の経時変化を
調べた。また、硫化水素ガスについても同様にして測定
を行った。その結果を〔表4〕に示す。
【0098】
【表4】
【0099】[実施例5]実施例1と全く同様の方法で
シート状吸着材を得た。このシート状吸着材を実際の男
子トイレの下敷きとして使用し消臭発生抑制効果を次の
ような方法により測定した。シート状吸着材を63cm
×45cmの面積となるようにし図1に示すように2方
向を綴じた塩化ビニル製ネット(商品名;ターポスクリ
ーン#1005(平岡織染(株)製))85cm×50
cm2枚の間に挟み図2に示す男子便器の下敷きとし
た。トイレ使用者は特定せず適当に小水をこぼしてもら
い約2カ月間使用した(延べ使用者307人)。使用後
1カ月目、2カ月目に消臭用敷物からの臭気発生をモニ
ター3人で官能(消臭用敷物より鼻を5cm離し臭いを
嗅ぐ)評価した。評価は臭気6段階評価法で行なった。
対照として、吸着剤粉末を全く含まないシートを用いた
場合の同じ男子トイレでの結果(2カ月のテストで延べ
325人使用)と併せて〔表5〕に示した。
【0100】
【表5】
【0101】表5より、本発明のシート状吸着材を用い
ることで、延べ307人が2カ月間にわたって使用して
もほとんど臭気がしないことがわかった。
【0102】
【発明の効果】本発明吸着材はシート状で外部比表面が
非常に大きく、吸着成分との接触が効率的である。ま
た、吸着材の性能劣化が色変化によって視覚的に判別可
能となる。実用的にも、各種形態に成型することが可能
であり、従来は適用が困難であった箇所にも応用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消臭用敷物の1例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の消臭用敷物を男子トイレに適用した1
例を示す斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 20/28 ZAB Z 7202−4G

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四価金属の水不溶性リン酸塩および二価金
    属の水酸化物を含有する組成物をシート基材に担持せし
    めたシート状吸着材。
  2. 【請求項2】四価金属が、Ti、ZrおよびSnから選ば
    れた少なくとも一種である請求項1記載のシート状吸着
    材。
  3. 【請求項3】二価金属が、Fe、Co、Ni、ZnおよびC
    uから選ばれた少なくとも一種である請求項1または2
    記載のシート状吸着材。
  4. 【請求項4】更に、吸湿剤を担持せしめた請求項1〜3
    記載のシート状吸着材。
  5. 【請求項5】吸湿剤がセピオライトである請求項4記載
    のシート状吸着材。
  6. 【請求項6】抄紙の形態である請求項1〜5記載のシー
    ト状吸着材。
  7. 【請求項7】塗工紙の形態である請求項1〜5記載のシ
    ート状吸着材。
  8. 【請求項8】四価金属の水不溶性リン酸塩の存在下に二
    価金属の水酸化物を生成して得られる組成物をシート基
    材に担持せしめることを特徴とする請求項1記載のシー
    ト状吸着材の製造法。
  9. 【請求項9】請求項1記載のシート状吸着材を保持して
    なることを特徴とする消臭用敷物。
  10. 【請求項10】請求項1記載のシート状吸着材をネット
    で保持してなることを特徴とする消臭用敷物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0728855A1 (en) * 1995-02-15 1996-08-28 Takeda Chemical Industries, Ltd. Deodorizing fibers and method of producing the same
JPH1037023A (ja) * 1996-07-17 1998-02-10 Kuraray Co Ltd 消臭繊維
JP2017001187A (ja) * 2015-06-04 2017-01-05 共同印刷株式会社 硫化物系ガス吸着用積層体
CN113860391A (zh) * 2021-09-07 2021-12-31 北京理工大学 一种氨气检测材料及其制备方法及一种氨气鉴定管

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