JPH05154329A - 吸着材 - Google Patents
吸着材Info
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- JPH05154329A JPH05154329A JP4137142A JP13714292A JPH05154329A JP H05154329 A JPH05154329 A JP H05154329A JP 4137142 A JP4137142 A JP 4137142A JP 13714292 A JP13714292 A JP 13714292A JP H05154329 A JPH05154329 A JP H05154329A
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- adsorbent
- metal
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- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は空気中の悪臭成分や有害ガス成分およ
び水等の液中の悪臭成分や有害イオンを効率的に吸着除
去し、実用的な新規吸着材を提供する。 【構成】Ti、Zr、Sn等の四価金属の水不溶性リン
酸塩の存在下にFe、Co、Ni、Zn、Cu等の二価
金属の水酸化物を生成して得られる組成物を、シートと
シートの間に保持せしめた吸着材。 【効果】酸性物質および塩基性物質のどちらも吸着し、
取り扱いも簡便であるので、消臭材として有用である。
また、吸着剤の性能劣化が色変化によって視覚的に判別
可能となる。
び水等の液中の悪臭成分や有害イオンを効率的に吸着除
去し、実用的な新規吸着材を提供する。 【構成】Ti、Zr、Sn等の四価金属の水不溶性リン
酸塩の存在下にFe、Co、Ni、Zn、Cu等の二価
金属の水酸化物を生成して得られる組成物を、シートと
シートの間に保持せしめた吸着材。 【効果】酸性物質および塩基性物質のどちらも吸着し、
取り扱いも簡便であるので、消臭材として有用である。
また、吸着剤の性能劣化が色変化によって視覚的に判別
可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気中の悪臭成分や、有
害ガス成分および水等の液中の悪臭成分や有害イオンを
効率的に吸着除去する新規な吸着材に関する。
害ガス成分および水等の液中の悪臭成分や有害イオンを
効率的に吸着除去する新規な吸着材に関する。
【0002】特に、家庭のトイレ,冷蔵庫,生ゴミから
生じる生活悪臭成分や病院,ホテル,自動車,家畜飼育
場,汚水処理場等で発生する産業悪臭成分や有害ガス成
分等の吸着除去に有効な吸着材に関する。また、水中の
悪臭成分や有害イオンの吸着除去等にも広く使用される
吸着材に関する。
生じる生活悪臭成分や病院,ホテル,自動車,家畜飼育
場,汚水処理場等で発生する産業悪臭成分や有害ガス成
分等の吸着除去に有効な吸着材に関する。また、水中の
悪臭成分や有害イオンの吸着除去等にも広く使用される
吸着材に関する。
【0003】
【従来技術】人間に不快感を与える悪臭は、日常の様々
な生活環境、あるいは工場、屎尿処理場、ゴミ処理場、
家畜飼育場などの諸施設から発生しており、近年は「悪
臭公害」としてその苦情も増加の傾向にある。
な生活環境、あるいは工場、屎尿処理場、ゴミ処理場、
家畜飼育場などの諸施設から発生しており、近年は「悪
臭公害」としてその苦情も増加の傾向にある。
【0004】このような悪臭の原因物質としては、アン
モニア、硫化水素のほかアミン類、メルカプタン類、ア
ルデヒド類、低級脂肪酸類等が挙げられるが、実際の悪
臭成分は更に複雑で必ずしもこれらの物質に限らないと
考えられる。
モニア、硫化水素のほかアミン類、メルカプタン類、ア
ルデヒド類、低級脂肪酸類等が挙げられるが、実際の悪
臭成分は更に複雑で必ずしもこれらの物質に限らないと
考えられる。
【0005】このような悪臭に対する処理技術の研究は
近年盛んとなり、マスキング法,化学的方法,生物的消
臭法,吸着法のような種々の対策が提案されている。
近年盛んとなり、マスキング法,化学的方法,生物的消
臭法,吸着法のような種々の対策が提案されている。
【0006】しかし、ガス中の臭気成分を除去する吸着
剤としては、硫化水素などの酸性成分あるいはアンモニ
アガスなどの塩基性成分のどちらか一方には有効である
が、他方に対してはあまり効果のないものが一般的であ
る。
剤としては、硫化水素などの酸性成分あるいはアンモニ
アガスなどの塩基性成分のどちらか一方には有効である
が、他方に対してはあまり効果のないものが一般的であ
る。
【0007】これら従来の脱臭方法は、それぞれ一応の
脱臭効果を示し実用に供されているものもあるが、前記
のような問題点について未だ解決されていない。
脱臭効果を示し実用に供されているものもあるが、前記
のような問題点について未だ解決されていない。
【0008】生活悪臭や産業悪臭の脱臭のための脱臭吸
着剤として広く使用されるものに活性炭があるが、活性
炭単独ではアンモニアや硫化水素の吸着容量は小さく、
優れた脱臭吸着剤とは言い難い。そこで活性炭にハロゲ
ン化物や金属イオン、酸、アルカリ等を担持させたもの
も考案されているが、未だ充分な能力を有する脱臭剤は
得られていない。
着剤として広く使用されるものに活性炭があるが、活性
炭単独ではアンモニアや硫化水素の吸着容量は小さく、
優れた脱臭吸着剤とは言い難い。そこで活性炭にハロゲ
ン化物や金属イオン、酸、アルカリ等を担持させたもの
も考案されているが、未だ充分な能力を有する脱臭剤は
得られていない。
【0009】また、ゼオライト、シリカゲル、活性アル
ミナ等も脱臭剤として使用されているが、吸着能力の面
で必ずしも満足すべきものではない。
ミナ等も脱臭剤として使用されているが、吸着能力の面
で必ずしも満足すべきものではない。
【0010】更に、無機吸着剤として酸化亜鉛、酸化マ
グネシウム、酸化鉄、水酸化鉄等も使用されているが、
これらは硫化水素の吸着には適しているものの、アンモ
ニアガスの吸着にはあまり効果がない。これに対し、酸
化ジルコニウム、リン酸ジルコニウム、酸化チタン等は
アンモニアガスの吸着には比較的優れているものの、硫
化水素の吸着能力は劣っている。
グネシウム、酸化鉄、水酸化鉄等も使用されているが、
これらは硫化水素の吸着には適しているものの、アンモ
ニアガスの吸着にはあまり効果がない。これに対し、酸
化ジルコニウム、リン酸ジルコニウム、酸化チタン等は
アンモニアガスの吸着には比較的優れているものの、硫
化水素の吸着能力は劣っている。
【0011】このように従来の脱臭剤は酸性臭あるいは
塩基性臭のどちらか一方には有効であるが、他方にはあ
まり効果がないのが一般的である(特開昭64−47445、
特開昭55−51421、特開昭53−137089、特開昭58−15653
9、特開昭59−146578、特開昭63−22074、特開平1−148
340、特開平1−151938、特開平1−203040号公報参照)。
塩基性臭のどちらか一方には有効であるが、他方にはあ
まり効果がないのが一般的である(特開昭64−47445、
特開昭55−51421、特開昭53−137089、特開昭58−15653
9、特開昭59−146578、特開昭63−22074、特開平1−148
340、特開平1−151938、特開平1−203040号公報参照)。
【0012】また、特開昭63−54935号公報には
TiO2を用いた吸着剤が開示されているが、その吸着性
能は十分なものではない。さらに特開昭63−2586
44号公報にはリン酸またはその塩と、Fe、Co、N
i、Zrあるいはその化合物との単なる混合物を従来の担
体(活性炭等)上に担持させて、脱臭剤として用いるこ
とが開示されているが、未だ充分な脱臭効果は得られて
いない。
TiO2を用いた吸着剤が開示されているが、その吸着性
能は十分なものではない。さらに特開昭63−2586
44号公報にはリン酸またはその塩と、Fe、Co、N
i、Zrあるいはその化合物との単なる混合物を従来の担
体(活性炭等)上に担持させて、脱臭剤として用いるこ
とが開示されているが、未だ充分な脱臭効果は得られて
いない。
【0013】このような点を解決する脱臭剤として、T
i等の水不溶性リン酸塩とZn等の水酸化物との混合ゲ
ル化合物が開発されている(PCT国際効果医WO-08049
/91)。この脱臭剤は酸性臭および塩基性臭の両方を吸
着除去する優れたものである。しかし、この脱臭素材を
用いた実用的な脱臭材は開発されておらず、特にシート
状やパック状等の形態を有する実用的な物はほとんど検
討されていない。
i等の水不溶性リン酸塩とZn等の水酸化物との混合ゲ
ル化合物が開発されている(PCT国際効果医WO-08049
/91)。この脱臭剤は酸性臭および塩基性臭の両方を吸
着除去する優れたものである。しかし、この脱臭素材を
用いた実用的な脱臭材は開発されておらず、特にシート
状やパック状等の形態を有する実用的な物はほとんど検
討されていない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来の無機吸着剤の欠点を解消し、単一の吸着剤により
硫化水素などの酸性臭およびアンモニアガスなどの塩基
性臭を共に吸着することのできる吸着性能に優れた、実
用的な吸着材を提供することにある。更には、吸着剤を
構成する金属イオンの選択によって、ガス成分の吸着に
より変色し、吸着剤の性能劣化を予測することが可能
な、また、取り扱いの簡便な吸着材を提供するものであ
る。
従来の無機吸着剤の欠点を解消し、単一の吸着剤により
硫化水素などの酸性臭およびアンモニアガスなどの塩基
性臭を共に吸着することのできる吸着性能に優れた、実
用的な吸着材を提供することにある。更には、吸着剤を
構成する金属イオンの選択によって、ガス成分の吸着に
より変色し、吸着剤の性能劣化を予測することが可能
な、また、取り扱いの簡便な吸着材を提供するものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者は、Ti等の水
不溶性リン酸塩とZn等の水酸化物との混合ゲル化合物
が優秀な消臭効果を有することに着目し、更に検討を重
ねて本発明を完成するに至った。
不溶性リン酸塩とZn等の水酸化物との混合ゲル化合物
が優秀な消臭効果を有することに着目し、更に検討を重
ねて本発明を完成するに至った。
【0016】すなわち、本発明は四価の金属の水不溶性
リン酸塩の存在下に二価金属の水酸化物を生成して得ら
れる組成物を、シートとシートの間に保持せしめた吸着
材である。
リン酸塩の存在下に二価金属の水酸化物を生成して得ら
れる組成物を、シートとシートの間に保持せしめた吸着
材である。
【0017】本発明に用いられる組成物は、吸着性能を
有する吸着剤であり、四価金属の水不溶性リン酸塩の存
在下に二価金属の水酸化物を生成して得られるものであ
る。この吸着剤は自体公知であり、PCT国際公開WO-0
8049/91公報に記載のものである。
有する吸着剤であり、四価金属の水不溶性リン酸塩の存
在下に二価金属の水酸化物を生成して得られるものであ
る。この吸着剤は自体公知であり、PCT国際公開WO-0
8049/91公報に記載のものである。
【0018】該吸着剤組成物は、自体公知の製法に従っ
て製造される。例えば、四価金属の水不溶性リン酸塩と
二価金属のイオンとが共存する水性液のpHを調製し
て、二価金属の水酸化物を生成することによって得るこ
とができる。
て製造される。例えば、四価金属の水不溶性リン酸塩と
二価金属のイオンとが共存する水性液のpHを調製し
て、二価金属の水酸化物を生成することによって得るこ
とができる。
【0019】該四価金属は、いかなる四価金属を用いて
もよいが、4族元素が好ましい。具体的には、チタン、
ジルコニウム、トリウム、ハフニウム、ゲルマニウム、
すず、鉛などが挙げられる。この中でも、4A族金属
(チタン、ジルコニウム、ハフニウム)が好ましい。
もよいが、4族元素が好ましい。具体的には、チタン、
ジルコニウム、トリウム、ハフニウム、ゲルマニウム、
すず、鉛などが挙げられる。この中でも、4A族金属
(チタン、ジルコニウム、ハフニウム)が好ましい。
【0020】上記の4価金属のリン酸塩は、通常、水不
溶性であり、非晶質塩を形成しているものが好ましい。
また、この金属リン酸塩は一種であってもよいし、二種
以上の金属リン酸塩であってもよい。
溶性であり、非晶質塩を形成しているものが好ましい。
また、この金属リン酸塩は一種であってもよいし、二種
以上の金属リン酸塩であってもよい。
【0021】また、ここでいうリン酸とは、オルトリン
酸、メタリン酸、ピロリン酸、縮合リン酸等を示す。好
ましくは、オルトリン酸が用いられる。
酸、メタリン酸、ピロリン酸、縮合リン酸等を示す。好
ましくは、オルトリン酸が用いられる。
【0022】該二価金属は、いかなる二価金属を用いて
もよいが、具体的には、マグネシウム、カルシウム、ス
トロンチウム、バリウム、亜鉛、カドニウム、クロム、
マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅などが挙げられ
る。なかでも、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛など
の二価の遷移金属が好ましく、特に、銅および亜鉛が好
ましい。
もよいが、具体的には、マグネシウム、カルシウム、ス
トロンチウム、バリウム、亜鉛、カドニウム、クロム、
マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅などが挙げられ
る。なかでも、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛など
の二価の遷移金属が好ましく、特に、銅および亜鉛が好
ましい。
【0023】上記の二価金属の水酸化物は、通常、水不
溶性であり、非晶質塩を形成しているものが好ましい。
また、この金属水酸化物は一種であってもよいし、二種
以上の金属水酸化物であってもよい。
溶性であり、非晶質塩を形成しているものが好ましい。
また、この金属水酸化物は一種であってもよいし、二種
以上の金属水酸化物であってもよい。
【0024】吸着剤中の二価金属のイオンと四価金属の
イオンとの混合比率は、二価金属と四価金属とのモル比
で、[二価金属のイオン/四価金属のイオン]=0.0
1〜100、好ましくは0.1〜10、更に好ましくは
0.2〜5である。二価および四価の各群の金属を複数
混合して使用する場合は、各群の金属の総和量について
金属のモル比を計算する。
イオンとの混合比率は、二価金属と四価金属とのモル比
で、[二価金属のイオン/四価金属のイオン]=0.0
1〜100、好ましくは0.1〜10、更に好ましくは
0.2〜5である。二価および四価の各群の金属を複数
混合して使用する場合は、各群の金属の総和量について
金属のモル比を計算する。
【0025】また、金属塩の水溶液中の濃度は特に限定
されないが、金属イオン量が0.01〜5.0モル/lで
あるのが好ましい。
されないが、金属イオン量が0.01〜5.0モル/lで
あるのが好ましい。
【0026】このような吸着剤の製造には、四価および
二価金属のイオンを含有する水性液を用いることができ
る。この水性液の調製には、各種の水溶性金属化合物が
用いられる。
二価金属のイオンを含有する水性液を用いることができ
る。この水性液の調製には、各種の水溶性金属化合物が
用いられる。
【0027】かかる水溶性金属化合物としては、各種の
金属塩、金属アルコキシドなどの金属化合物が挙げられ
る。
金属塩、金属アルコキシドなどの金属化合物が挙げられ
る。
【0028】金属塩としては、通常の金属塩(正塩)の
ほか、酸性塩、水酸化物塩、酸化物塩(オキシ塩)、さ
らに他の複塩、錯塩の形態の金属塩を用いてもよい。ま
た、水溶液のpHが中性付近では不溶性でも、酸性溶液
中では溶解する化合物でも良い。具体的には、次のよう
なものが挙げられる。
ほか、酸性塩、水酸化物塩、酸化物塩(オキシ塩)、さ
らに他の複塩、錯塩の形態の金属塩を用いてもよい。ま
た、水溶液のpHが中性付近では不溶性でも、酸性溶液
中では溶解する化合物でも良い。具体的には、次のよう
なものが挙げられる。
【0029】(1)金属の塩化物、フッ化物、ヨウ化物、
臭化物等のハロゲン化物:CoCl2、NiCl2、Cu
Cl2、ZnCl2、TiCl4、SnCl4、ZrC
l4、FeCl2、FeF2、FeI2、FeBr2、Na2
[SnFe]、K2[SnF6]、K2[SnCl6]、ThCl
4、PbCl4、GeCl4、CaCl2、CrCl2、B
aCl2、MgCl2、MnCl2など。
臭化物等のハロゲン化物:CoCl2、NiCl2、Cu
Cl2、ZnCl2、TiCl4、SnCl4、ZrC
l4、FeCl2、FeF2、FeI2、FeBr2、Na2
[SnFe]、K2[SnF6]、K2[SnCl6]、ThCl
4、PbCl4、GeCl4、CaCl2、CrCl2、B
aCl2、MgCl2、MnCl2など。
【0030】(2)硫酸塩、硫酸アンモニウム塩、その他
の硫酸塩(無機酸塩):FeSO4、CoSo4、Zr
(SO4)2、Sn(SO4)2、Th(SO4)2、Pb(S
O4)2、Ti(SO4)2、(NH4)2Fe(SO4)2、ZnS
O4、CdSO4、CrSO4、CuSO4、NiSO4、
MgSO4、MnSO4、K2Co(SO4)2、(NH4)2M
n(SO4)2など。
の硫酸塩(無機酸塩):FeSO4、CoSo4、Zr
(SO4)2、Sn(SO4)2、Th(SO4)2、Pb(S
O4)2、Ti(SO4)2、(NH4)2Fe(SO4)2、ZnS
O4、CdSO4、CrSO4、CuSO4、NiSO4、
MgSO4、MnSO4、K2Co(SO4)2、(NH4)2M
n(SO4)2など。
【0031】(3)硝酸塩(無機酸塩):Zn(NO3)2、
Co(NO3)2、Cd(NO3)2、Ca(NO3)2、Sn(N
O3)4、Fe(NO3)2、Cu(NO3)2、Th(NO3)4、
Ni(NO3)2、Ba(NO3)2、Mn(NO2)2、Zr(N
O3)4、Ti(NO3)4など。
Co(NO3)2、Cd(NO3)2、Ca(NO3)2、Sn(N
O3)4、Fe(NO3)2、Cu(NO3)2、Th(NO3)4、
Ni(NO3)2、Ba(NO3)2、Mn(NO2)2、Zr(N
O3)4、Ti(NO3)4など。
【0032】(4)塩素酸塩、過塩素酸塩、チオシアンサ
ン酸塩、ジアンミン銀硫酸塩、ジアンミン銀硝酸塩、ク
ロム酸塩等のその他の各種無機酸塩:Zn(ClO3)2、
Ca(ClO3)2、Ba(ClO3)2、Ca(ClO4)2、F
e(ClO4)2、Ni(ClO4)2、Ba(ClO4)2、Mg
(ClO4)2、Co(CiO4)2、Zn(SCN)2、Ca(S
CN)2、CaCrO4、など。
ン酸塩、ジアンミン銀硫酸塩、ジアンミン銀硝酸塩、ク
ロム酸塩等のその他の各種無機酸塩:Zn(ClO3)2、
Ca(ClO3)2、Ba(ClO3)2、Ca(ClO4)2、F
e(ClO4)2、Ni(ClO4)2、Ba(ClO4)2、Mg
(ClO4)2、Co(CiO4)2、Zn(SCN)2、Ca(S
CN)2、CaCrO4、など。
【0033】(5)酢酸塩、ギ酸塩、シュウ酸塩などの有
機酸塩:(CH3CO2)2Zn、(CH3CO2)4Zr、C2
O4Co、(CH3CO2)2Co、(CH3CO2)2Fe、(C
H3CO2)Cu、(CH3CO2)2Ni、(CH3CO2)2B
a、(CH3CO2)2Mg、(C2O4)2Thなど。
機酸塩:(CH3CO2)2Zn、(CH3CO2)4Zr、C2
O4Co、(CH3CO2)2Co、(CH3CO2)2Fe、(C
H3CO2)Cu、(CH3CO2)2Ni、(CH3CO2)2B
a、(CH3CO2)2Mg、(C2O4)2Thなど。
【0034】(6)オキシ金属塩(ハロゲン化物、無機酸
塩、有機酸塩の形態のオキシ金属塩):ZrOCl2、
ZrOSO、ThOCl2、TiOSO4、ZrO(N
O3)2、ZrOCO3、(NH4)2ZrO(CO3)2、ZrO
(CH3CO2)2など。
塩、有機酸塩の形態のオキシ金属塩):ZrOCl2、
ZrOSO、ThOCl2、TiOSO4、ZrO(N
O3)2、ZrOCO3、(NH4)2ZrO(CO3)2、ZrO
(CH3CO2)2など。
【0035】(7)金属アルコキシド類:Zr(OC
H3)4、Ti(OCH3)4など。
H3)4、Ti(OCH3)4など。
【0036】上記のうちでは、無機酸の塩が原料として
は好ましい。そのうち、強酸の塩がよい。例えば、硫酸
塩や硝酸塩が挙げられる。具体的には、FeSO4、T
i(SO4)2、ZnSO4、CuSO4、Cu(NO3)2など
が挙げられる。
は好ましい。そのうち、強酸の塩がよい。例えば、硫酸
塩や硝酸塩が挙げられる。具体的には、FeSO4、T
i(SO4)2、ZnSO4、CuSO4、Cu(NO3)2など
が挙げられる。
【0037】また、ジルコニウム塩については、オキシ
金属塩が好ましく、例えば、オキシ塩化ジルコニウム、
オキシ硫酸ジルコニウム、オキシ酢酸ジルコニウム等が
挙げられる。その他の金属のオキシ金属塩も使用してよ
い。
金属塩が好ましく、例えば、オキシ塩化ジルコニウム、
オキシ硫酸ジルコニウム、オキシ酢酸ジルコニウム等が
挙げられる。その他の金属のオキシ金属塩も使用してよ
い。
【0038】該吸着剤を生成するには、四価金属の水不
溶性リン酸塩と二価金属イオンとの共存下に、二価金属
の水酸化物を生成する。例えば、次のような方法が代表
的には挙げられる。
溶性リン酸塩と二価金属イオンとの共存下に、二価金属
の水酸化物を生成する。例えば、次のような方法が代表
的には挙げられる。
【0039】(i)二価および四価の金属イオンが共存す
る水溶液中で四価金属イオンのリン酸塩を生成する方
法。
る水溶液中で四価金属イオンのリン酸塩を生成する方
法。
【0040】(ii)二価金属イオンを含有しない水溶液中
で、先に四価金属の水不溶性リン酸塩を生成した後、二
価金属イオンを加え、その水酸化物を生成する方法。
で、先に四価金属の水不溶性リン酸塩を生成した後、二
価金属イオンを加え、その水酸化物を生成する方法。
【0041】二価および四価の金属イオンが共存する水
溶液を用いて混合組成物を生成する場合、所定の二価お
よび四価の両金属化合物を含んだ水溶液(pHは通常0
〜6程度)を撹拌しながら二価の金属が不溶性水酸化物
を生成しないよう必要なら酸を加えてpHを4以下に下
げた後、リン酸またはリン酸塩を加えて四価金属のみの
不溶性リン酸塩の沈殿物を生成させる。
溶液を用いて混合組成物を生成する場合、所定の二価お
よび四価の両金属化合物を含んだ水溶液(pHは通常0
〜6程度)を撹拌しながら二価の金属が不溶性水酸化物
を生成しないよう必要なら酸を加えてpHを4以下に下
げた後、リン酸またはリン酸塩を加えて四価金属のみの
不溶性リン酸塩の沈殿物を生成させる。
【0042】このようなpH調整には、中和剤として適
宜のアルカリや酸が用いられる。アルカリとしては、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等
のアルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物、アンモ
ニア等の無機アルカリ、トリエタノールアミン等の有機
アミンが好ましく用いられる。また、酸としては塩酸、
硝酸、硫酸、酢酸、ギ酸、シュウ酸等の無機酸や有機酸
が用いられる。好ましくは、塩酸、硝酸などが挙げられ
る。
宜のアルカリや酸が用いられる。アルカリとしては、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等
のアルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物、アンモ
ニア等の無機アルカリ、トリエタノールアミン等の有機
アミンが好ましく用いられる。また、酸としては塩酸、
硝酸、硫酸、酢酸、ギ酸、シュウ酸等の無機酸や有機酸
が用いられる。好ましくは、塩酸、硝酸などが挙げられ
る。
【0043】不溶性リン酸塩の生成に用いられる好まし
いリン酸化合物としては、リン酸、リン酸ナトリウム
(第1、第2、第3)、リン酸カリウム(第1、第2、
第3)、リン酸アンモニウム(第1、第2、第3)等が
挙げられる。
いリン酸化合物としては、リン酸、リン酸ナトリウム
(第1、第2、第3)、リン酸カリウム(第1、第2、
第3)、リン酸アンモニウム(第1、第2、第3)等が
挙げられる。
【0044】次に、生成した四価金属の不溶性リン酸塩
を充分に熟成させる。熟成の方法としては、室温で長時
間放置する方法、100℃以下に加温した状態で長時間
放置する方法、あるいは加熱還流する方法等が採用され
る。
を充分に熟成させる。熟成の方法としては、室温で長時
間放置する方法、100℃以下に加温した状態で長時間
放置する方法、あるいは加熱還流する方法等が採用され
る。
【0045】熟成終了後、アルカリを添加し、pHを4
〜12とする。このpH域にて、二価金属は酸化水和物
の沈殿物を生成し、四価金属の不溶性リン酸塩沈殿物と
の吸着剤組成物が得られる。
〜12とする。このpH域にて、二価金属は酸化水和物
の沈殿物を生成し、四価金属の不溶性リン酸塩沈殿物と
の吸着剤組成物が得られる。
【0046】かかる反応の反応温度は、常温ないし約1
00℃の範囲である。常温での反応が遅い場合は加温し
てもよい。また、必要に応じて加圧下に100℃以上の
温度にて反応させてもよい。
00℃の範囲である。常温での反応が遅い場合は加温し
てもよい。また、必要に応じて加圧下に100℃以上の
温度にて反応させてもよい。
【0047】また、撹拌に空気を用いてもよい。
【0048】この吸着剤組成物を得る他の方法として
は、前記四価金属のイオンを含み二価金属のイオンは含
まない水溶液にリン酸またはリン酸塩を加えて先に水不
溶性リン酸塩を得る。
は、前記四価金属のイオンを含み二価金属のイオンは含
まない水溶液にリン酸またはリン酸塩を加えて先に水不
溶性リン酸塩を得る。
【0049】このリン酸塩を熟成した後、場合によって
はpHを4以下に調整して、二価金属のイオンを含有す
る金属塩またはこれらの水溶液を加えて撹拌し、前記と
同様pH4以上にpHを調整し吸着剤組成物を得てもよ
い。かかる方法では四価金属のリン酸塩の熟成は、比較
的短時間であってよい。
はpHを4以下に調整して、二価金属のイオンを含有す
る金属塩またはこれらの水溶液を加えて撹拌し、前記と
同様pH4以上にpHを調整し吸着剤組成物を得てもよ
い。かかる方法では四価金属のリン酸塩の熟成は、比較
的短時間であってよい。
【0050】上記のようにして得られた吸着剤組成物
は、公知の方法により濾過後イオン交換水を用いて充分
洗滌し、金属塩に混入するアニオン種を洗滌、除去した
後、乾燥して目的物とする。濾過操作は常温常圧下で濾
紙を用いる方法、濾布を用いる方法のほか、遠心分離法
や加圧濾過法、真空濾過法を用いてもよい。また、洗滌
方法も傾斜洗浄法等を用いてもよい。吸着剤組成物の乾
燥は、風乾もしくは約400℃以下、好ましくは200
℃以下で行う。
は、公知の方法により濾過後イオン交換水を用いて充分
洗滌し、金属塩に混入するアニオン種を洗滌、除去した
後、乾燥して目的物とする。濾過操作は常温常圧下で濾
紙を用いる方法、濾布を用いる方法のほか、遠心分離法
や加圧濾過法、真空濾過法を用いてもよい。また、洗滌
方法も傾斜洗浄法等を用いてもよい。吸着剤組成物の乾
燥は、風乾もしくは約400℃以下、好ましくは200
℃以下で行う。
【0051】得られた乾燥品はそのまま用いてもよく、
また、従来公知の方法により、粉砕、微粒化して用いて
もよい。さらに、この微粒子をそれ自体公知の方法によ
り、造粒してもよい。通常、粒度が3〜100meshであ
る粒状物を成形して用いるのが好ましい。
また、従来公知の方法により、粉砕、微粒化して用いて
もよい。さらに、この微粒子をそれ自体公知の方法によ
り、造粒してもよい。通常、粒度が3〜100meshであ
る粒状物を成形して用いるのが好ましい。
【0052】このようにして、得られた吸着剤組成物を
脱臭素材として使用する。
脱臭素材として使用する。
【0053】本発明におけるシート基材としては、天然
繊維や合成繊維などの繊維から得られる紙や不織布が用
いられる。この基材は少なくとも通気性のあるものであ
る。また、液状の臭気成分を除去するためには、通水性
のあるものが使用される。例えば、不織布として、一般
に知られているものであれば好ましい。
繊維や合成繊維などの繊維から得られる紙や不織布が用
いられる。この基材は少なくとも通気性のあるものであ
る。また、液状の臭気成分を除去するためには、通水性
のあるものが使用される。例えば、不織布として、一般
に知られているものであれば好ましい。
【0054】そのような原料繊維としては、綿、麻、
紙、パルプ、石綿などの天然繊維やセルロース系(レー
ヨン等)、ポリアミド系(ナイロン-6,ナイロン-6,
6等)、ポリエステル系、ポリ塩化ビニル系、ポリ塩化
ビニリデン系、ポリアクリロニトリル系(アクリル
等)、ポリオレフィン系(ポリプロピレン、ポリエチレ
ン等)、ポリウレタン系、ポリビニルアルコール系(ビ
ニロン等)などの化学繊維が挙げられる。
紙、パルプ、石綿などの天然繊維やセルロース系(レー
ヨン等)、ポリアミド系(ナイロン-6,ナイロン-6,
6等)、ポリエステル系、ポリ塩化ビニル系、ポリ塩化
ビニリデン系、ポリアクリロニトリル系(アクリル
等)、ポリオレフィン系(ポリプロピレン、ポリエチレ
ン等)、ポリウレタン系、ポリビニルアルコール系(ビ
ニロン等)などの化学繊維が挙げられる。
【0055】また、本吸着材を使用する条件によって
は、該シートに対し、親水生、撥水性、透水性などの材
質を用いて、使用条件に適したものとすることができ
る。
は、該シートに対し、親水生、撥水性、透水性などの材
質を用いて、使用条件に適したものとすることができ
る。
【0056】該吸着剤をシートとシートの間に保持せし
める方法としては、特に限定されるものではない。例え
ば、2枚のシートの間に吸着剤を均等に挟み込み、両シ
ートを接着または接合することによって、吸着剤を保持
する。また、1枚のシートを折り曲げて、その間に吸着
剤を同様に挟み、上下シートを接合することによって、
吸着剤を保持する。
める方法としては、特に限定されるものではない。例え
ば、2枚のシートの間に吸着剤を均等に挟み込み、両シ
ートを接着または接合することによって、吸着剤を保持
する。また、1枚のシートを折り曲げて、その間に吸着
剤を同様に挟み、上下シートを接合することによって、
吸着剤を保持する。
【0057】本発明吸着材の形状は、シートとシートと
の間に吸着剤が保持されているものであれば、特に限定
されない。例えば、シートを袋状にして、その中に吸着
剤を詰め込んだもの(パック状)やコルゲート加工のよ
うなシート状のものが挙げられる。また、このシート状
のものはシート状吸着材とした後、更にそれを加工し、
吸着機能を有する袋とすることもできる。前記コルゲー
ト様シート状吸着材はそれ自体をロール状に巻き込んだ
ものとして使用することができる。パック状のものは同
じものが複数個連結されたものでもよい。
の間に吸着剤が保持されているものであれば、特に限定
されない。例えば、シートを袋状にして、その中に吸着
剤を詰め込んだもの(パック状)やコルゲート加工のよ
うなシート状のものが挙げられる。また、このシート状
のものはシート状吸着材とした後、更にそれを加工し、
吸着機能を有する袋とすることもできる。前記コルゲー
ト様シート状吸着材はそれ自体をロール状に巻き込んだ
ものとして使用することができる。パック状のものは同
じものが複数個連結されたものでもよい。
【0058】シート状吸着材等のものの場合、保持させ
る吸着剤の目付量は、500g/m2以下、好ましくは10
〜300g/m2、より好ましくは10〜250g/m2であ
る。パック状吸着材のものの場合、保持させる吸着剤の
目付量は、20kg/m2以下、好ましくは0.1〜15kg/m
2、より好ましくは0.5〜10kg/m2である。
る吸着剤の目付量は、500g/m2以下、好ましくは10
〜300g/m2、より好ましくは10〜250g/m2であ
る。パック状吸着材のものの場合、保持させる吸着剤の
目付量は、20kg/m2以下、好ましくは0.1〜15kg/m
2、より好ましくは0.5〜10kg/m2である。
【0059】また、本発明吸着材に使用される吸着剤に
は、本発明に使用される吸着素材の吸着特性を損なわな
い程度に、他の吸着剤や吸湿剤を添加して用いてもよ
い。このような他の成分は水不溶性のものが好ましい。
は、本発明に使用される吸着素材の吸着特性を損なわな
い程度に、他の吸着剤や吸湿剤を添加して用いてもよ
い。このような他の成分は水不溶性のものが好ましい。
【0060】吸湿剤としては、シリカゲル、ゼオライト
(シルトンBTM:水澤化学工業(株)製など)、セピオラ
イト(エードプラスTM:水澤化学工業(株)製など)等の
無機系吸湿剤や吸水性ポリマーなどの有機系吸湿剤が挙
げられる。好ましくは、ゼオライト、セピオライトが挙
げられる。特に好ましくは、セピオライトである。
(シルトンBTM:水澤化学工業(株)製など)、セピオラ
イト(エードプラスTM:水澤化学工業(株)製など)等の
無機系吸湿剤や吸水性ポリマーなどの有機系吸湿剤が挙
げられる。好ましくは、ゼオライト、セピオライトが挙
げられる。特に好ましくは、セピオライトである。
【0061】吸着剤としては、無機系吸着剤や有機系吸
着剤がある。例えば、無機系吸着剤にはアルミノシリケ
ート系化合物(ミズカナイトTM:水澤化学工業(株)製な
ど)、ゼオライト、添着ゼオライト(特に、金属添着ゼ
オライト)、銀等の金属担持アパタイト、活性炭(白鷺
TM:武田薬品(株)など)、活性アルミナ、その他の種々
の吸着性を有する金属化合物(Fe系、Mn系等)など
が挙げられる。有機系吸着剤としては、イオン交換樹
脂、フタロシアニン誘導体などが含まれる。好ましく
は、活性炭である。
着剤がある。例えば、無機系吸着剤にはアルミノシリケ
ート系化合物(ミズカナイトTM:水澤化学工業(株)製な
ど)、ゼオライト、添着ゼオライト(特に、金属添着ゼ
オライト)、銀等の金属担持アパタイト、活性炭(白鷺
TM:武田薬品(株)など)、活性アルミナ、その他の種々
の吸着性を有する金属化合物(Fe系、Mn系等)など
が挙げられる。有機系吸着剤としては、イオン交換樹
脂、フタロシアニン誘導体などが含まれる。好ましく
は、活性炭である。
【0062】上記のような他の吸着剤や吸湿剤はその必
要量を配合すればよい。本発明に使用される吸着素材と
他の吸着剤との配合は重量比で1:20〜20:1の範
囲内が好ましい。また、吸着剤全量と吸湿剤の配合は重
量比で、通常は2:1〜1:100、好ましくは1:1
〜1:50、さらに好ましくは1:1〜1:20の範囲
である。この場合、吸着剤および吸湿剤等の合計量が前
記目付量であればよい。
要量を配合すればよい。本発明に使用される吸着素材と
他の吸着剤との配合は重量比で1:20〜20:1の範
囲内が好ましい。また、吸着剤全量と吸湿剤の配合は重
量比で、通常は2:1〜1:100、好ましくは1:1
〜1:50、さらに好ましくは1:1〜1:20の範囲
である。この場合、吸着剤および吸湿剤等の合計量が前
記目付量であればよい。
【0063】特に、吸着剤を安定に保持するためには、
接着剤、ヒートシーラーなどで固定する方法や、シート
を袋状にして、その巾に吸着剤を充填・固定する方法な
どが挙げられる。
接着剤、ヒートシーラーなどで固定する方法や、シート
を袋状にして、その巾に吸着剤を充填・固定する方法な
どが挙げられる。
【0064】このようにして得られた吸着材は、各種の
用途に応用可能である。例えば、臭気を存在する空間に
そのパック状吸着材を放置する消臭方法、シート状吸着
材をトイレ等の敷物とする消臭方法、シート状消臭材を
袋状に加工してゴミ袋とする消臭方法、シート状吸着材
を壁紙として使用する消臭方法、オムツの材料とした消
臭紙オムツ、押し入れや箪笥等の中敷き、くつの中敷
き、水槽のろ過材、小さい形態にしたバッグやカバンの
消臭袋、コルゲート様シート状吸着材をロール状に巻き
込んだものを消臭機等に応用する方法などが挙げられ
る。なかでも、くつ、押し入れ、箪笥等の消臭には吸湿
剤を併用するものが好ましい。また、このような吸湿剤
を併用する場合、調湿消臭壁紙等としても有用である。
用途に応用可能である。例えば、臭気を存在する空間に
そのパック状吸着材を放置する消臭方法、シート状吸着
材をトイレ等の敷物とする消臭方法、シート状消臭材を
袋状に加工してゴミ袋とする消臭方法、シート状吸着材
を壁紙として使用する消臭方法、オムツの材料とした消
臭紙オムツ、押し入れや箪笥等の中敷き、くつの中敷
き、水槽のろ過材、小さい形態にしたバッグやカバンの
消臭袋、コルゲート様シート状吸着材をロール状に巻き
込んだものを消臭機等に応用する方法などが挙げられ
る。なかでも、くつ、押し入れ、箪笥等の消臭には吸湿
剤を併用するものが好ましい。また、このような吸湿剤
を併用する場合、調湿消臭壁紙等としても有用である。
【0065】
【発明の効果】本発明吸着材はシートとシートとの間に
保持されたものであるので、使用に際し、取り扱いが容
易であり、実用的である。また、シート状吸着剤の場合
には、特に外部比表面が非常に大きく、吸着成分との接
触が効率的である。吸着剤の性能劣化が色変化によって
視覚的に判別可能となる。
保持されたものであるので、使用に際し、取り扱いが容
易であり、実用的である。また、シート状吸着剤の場合
には、特に外部比表面が非常に大きく、吸着成分との接
触が効率的である。吸着剤の性能劣化が色変化によって
視覚的に判別可能となる。
【0066】このような吸着材は簡便な消臭材として有
用である。
用である。
【0067】
【実施例】つぎに本発明を実施例、比較例によりさらに
具体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定さ
れるものではない。
具体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定さ
れるものではない。
【0068】[実施例1]34.1gの塩化亜鉛の結晶
(ZnCl2)を蒸溜水1lに溶解した。次に、この水溶
液中へ80.5gのオキシ塩化ジルコニウムの結晶(Zr
OCl2・8H2O)を加え溶解した。この水溶液中には
Zn(II)イオン及びZr(IV)イオンが各々0.25モル含
まれる。この水溶液のpHは約1.5であった。
(ZnCl2)を蒸溜水1lに溶解した。次に、この水溶
液中へ80.5gのオキシ塩化ジルコニウムの結晶(Zr
OCl2・8H2O)を加え溶解した。この水溶液中には
Zn(II)イオン及びZr(IV)イオンが各々0.25モル含
まれる。この水溶液のpHは約1.5であった。
【0069】この水溶液に室温下、撹拌しながらリン酸
溶液(15重量%)を約330cc滴下すると白色の沈澱
が生じた。これをそのまま室温下、一昼夜放置した。
溶液(15重量%)を約330cc滴下すると白色の沈澱
が生じた。これをそのまま室温下、一昼夜放置した。
【0070】次に、この白色沈澱を含有する水溶液に水
酸化ナトリウム溶液(15重量%)を室温下にて撹拌し
ながら液のpHが8.0になるまで滴下すると、さらに
白色の沈澱が生じた。
酸化ナトリウム溶液(15重量%)を室温下にて撹拌し
ながら液のpHが8.0になるまで滴下すると、さらに
白色の沈澱が生じた。
【0071】続いて、室温下で撹拌を続け、この間pH
が低下すれば水酸化ナトリウム溶液(15重量%)を加
え、pHを8に保持した。
が低下すれば水酸化ナトリウム溶液(15重量%)を加
え、pHを8に保持した。
【0072】pHの低下が認められなくなるまで撹拌を
続けると、Zn(II)−Zr(IV)を含む白色の混合組成物が
生成した。
続けると、Zn(II)−Zr(IV)を含む白色の混合組成物が
生成した。
【0073】次に、この白色組成物を吸引濾別し、温脱
イオン水で塩素イオンが認められなくなるまで洗滌した
後、40℃で乾燥した。
イオン水で塩素イオンが認められなくなるまで洗滌した
後、40℃で乾燥した。
【0074】これを乳鉢でに粉砕し、Zn(II)−Zr(IV)
を含む白色の混合組成物の粉末を得た。
を含む白色の混合組成物の粉末を得た。
【0075】得られた粉末を篩過し、32〜48meshの
顆粒状吸着剤を得た。
顆粒状吸着剤を得た。
【0076】更に、透水性を有するポリプロピレン不織
布(125×125mm,目付量50g/m2,この不
織布には10×10mmの袋状空間が100個設けられ
ている)に32〜48meshの吸着剤1gを不織布の袋状
部分に、ほぼ均一になるよう充填し、その上から同じ種
類の平面状の不織布で覆い、ヒートシーラーで10×1
0mmの目の大きさでシールした(シート状吸着材)。
布(125×125mm,目付量50g/m2,この不
織布には10×10mmの袋状空間が100個設けられ
ている)に32〜48meshの吸着剤1gを不織布の袋状
部分に、ほぼ均一になるよう充填し、その上から同じ種
類の平面状の不織布で覆い、ヒートシーラーで10×1
0mmの目の大きさでシールした(シート状吸着材)。
【0077】続いて、このシート状吸着材の悪臭物質吸
着特性を硫化水素−アンモニアの二成分系について、次
ぎのような方法により測定した。
着特性を硫化水素−アンモニアの二成分系について、次
ぎのような方法により測定した。
【0078】1.5gのこのシート状吸着材を内容積2
リットルのガラス製デシケータ(撹拌装置付)に入れ、
ゴム栓をした。
リットルのガラス製デシケータ(撹拌装置付)に入れ、
ゴム栓をした。
【0079】ついで、シリンジを使用して、悪臭成分ガ
スを初期濃度がそれぞれ100ppmになるように注入
した。
スを初期濃度がそれぞれ100ppmになるように注入
した。
【0080】このデシケータ内の硫化水素およびアンモ
ニア濃度の経時変化を調べた。
ニア濃度の経時変化を調べた。
【0081】なお、その対照として、吸着剤を保持しな
い単なるシートをセットして、同じように試験を行っ
た。
い単なるシートをセットして、同じように試験を行っ
た。
【0082】両試験の結果を〔表1〕に示す。
【0083】
【表1】
【0084】[実施例2]33.6gの塩化第2銅の結
晶(CuCl2)を1lの蒸溜水に溶解した。次に、この
水溶液中へ80.5gのオキシ塩化ジルコニウムの結晶
(ZrOCl2・8H2O)を加え溶解した。この水溶液
中にはCu(II)イオン及びZr(IV)イオンが各々0.25
モル含まれる。この水溶液のpHは約1.5であった。
晶(CuCl2)を1lの蒸溜水に溶解した。次に、この
水溶液中へ80.5gのオキシ塩化ジルコニウムの結晶
(ZrOCl2・8H2O)を加え溶解した。この水溶液
中にはCu(II)イオン及びZr(IV)イオンが各々0.25
モル含まれる。この水溶液のpHは約1.5であった。
【0085】以下、実施例1と同様の方法で、Cu(I
I)−Zr(IV)を含有する顆粒状吸着剤を得、該吸着
剤を保持したシート状吸着材を作成した。
I)−Zr(IV)を含有する顆粒状吸着剤を得、該吸着
剤を保持したシート状吸着材を作成した。
【0086】これを実施例1と同じ方法により、悪臭ガ
スに対する吸着特性を調べた。
スに対する吸着特性を調べた。
【0087】その結果を〔表2〕に示す。
【0088】
【表2】
【0089】このシート状吸着材は、悪臭ガス吸着前は
青色であるが、吸着試験後は茶色に変色する特性を有す
る。この特性は吸着剤の終点表示機能(吸着剤の性能劣
化を表示する機能)として利用でき、便利である。
青色であるが、吸着試験後は茶色に変色する特性を有す
る。この特性は吸着剤の終点表示機能(吸着剤の性能劣
化を表示する機能)として利用でき、便利である。
【0090】[実施例3]37.5gの硫酸銅の結晶
(CuSO4・5H2O)を1リットルの蒸留水に溶解し
た。次に、この水溶液中へ、280gの硫酸チタン溶液
(Ti(SO4)2、30重量%)を加えた。この水溶液
中にはCu(II)イオンおよびTi(IV)イオンが、それぞ
れ0.15および0.35モル含まれる。この水溶液のp
Hは約1.5であった。この水溶液に室温下、撹拌しな
がらリン酸溶液(15重量%)を約460cc滴下する
と青白色の沈殿が生じた。これをそのまま室温下、一昼
夜放置した。
(CuSO4・5H2O)を1リットルの蒸留水に溶解し
た。次に、この水溶液中へ、280gの硫酸チタン溶液
(Ti(SO4)2、30重量%)を加えた。この水溶液
中にはCu(II)イオンおよびTi(IV)イオンが、それぞ
れ0.15および0.35モル含まれる。この水溶液のp
Hは約1.5であった。この水溶液に室温下、撹拌しな
がらリン酸溶液(15重量%)を約460cc滴下する
と青白色の沈殿が生じた。これをそのまま室温下、一昼
夜放置した。
【0091】次に、その青白色沈殿を含有する水溶液に
水酸化ナトリウム溶液(15重量%)を室温下にて撹拌
しながら液のpHが8.0になるまで滴下すると、さら
に青白色沈殿が生じた。
水酸化ナトリウム溶液(15重量%)を室温下にて撹拌
しながら液のpHが8.0になるまで滴下すると、さら
に青白色沈殿が生じた。
【0092】続いて、室温下で撹拌を続け、この間にp
Hが低下すれば、水酸化ナトリウム溶液(15重量%)
を加え、pHを8.0に保持した。pHの低下が認めら
れなくなるまで、撹拌を続けると、Cu(II)-Ti(IV)
を含む青白色の混合組成物が生成した。
Hが低下すれば、水酸化ナトリウム溶液(15重量%)
を加え、pHを8.0に保持した。pHの低下が認めら
れなくなるまで、撹拌を続けると、Cu(II)-Ti(IV)
を含む青白色の混合組成物が生成した。
【0093】次に、この青白色組成物を吸引ろ過し、温
脱イオン水で塩素イオンが認められなくなるまで洗浄し
た。その後、40℃で乾燥した。これを乳鉢で粉砕し、
Cu(II)-Ti(IV)を含む青白色の混合組成物の粉末を
得た。得られた粉末を篩過し、10〜32meshの顆粒状
吸着剤を得た。
脱イオン水で塩素イオンが認められなくなるまで洗浄し
た。その後、40℃で乾燥した。これを乳鉢で粉砕し、
Cu(II)-Ti(IV)を含む青白色の混合組成物の粉末を
得た。得られた粉末を篩過し、10〜32meshの顆粒状
吸着剤を得た。
【0094】上記のようにして得られた吸着剤の3g
に、6gの活性炭(白鷺TM6/10:武田薬品工業(株)
製)、18gの調湿剤(セピオライト:エードプラ
スTM:水澤化学工業(株)製)を加え、不織布(メルフィ
ットTM:テイジン製)で作成した70mm×90mmの袋の
中に入れて完全にシールした(パック状吸着材)。
に、6gの活性炭(白鷺TM6/10:武田薬品工業(株)
製)、18gの調湿剤(セピオライト:エードプラ
スTM:水澤化学工業(株)製)を加え、不織布(メルフィ
ットTM:テイジン製)で作成した70mm×90mmの袋の
中に入れて完全にシールした(パック状吸着材)。
【0095】続いて、このパック状吸着材を使用直後の
ゴルフシューズの中へ入れ4時間静置した。4時間後、
ゴルフシューズの中は、臭いのない、乾燥した状態にな
っていた。
ゴルフシューズの中へ入れ4時間静置した。4時間後、
ゴルフシューズの中は、臭いのない、乾燥した状態にな
っていた。
〔図1〕コルゲート様シート状吸着材一例の断面図 〔図2〕シート状吸着材一例の断面図 〔図3〕シート状吸着材一例の外観図 〔図4〕パック状吸着材一例の外観図 〔図5〕パック状吸着材一例の断面図 〔図6〕コルゲート様シート状吸着材一例の上面図 〔図7〕コルゲート様シート状吸着材の巻き込んだもの
の一例の外観図
の一例の外観図
1:シート 2:吸着剤 3:シート接合部
Claims (8)
- 【請求項1】四価金属の水不溶性リン酸塩の存在下に二
価金属の水酸化物を生成して得られる組成物を、シート
とシートの間に保持せしめた吸着材。 - 【請求項2】四価金属がTi、ZrおよびSnから選ば
れた少なくとも一種である請求項1記載の吸着材。 - 【請求項3】二価金属がFe、Co、Ni、Znおよび
Cuから選ばれた少なくとも一種である請求項1または
2記載の吸着材。 - 【請求項4】更に、活性炭を保持せしめた請求項1〜3
記載の吸着材。 - 【請求項5】更に、吸湿剤を保持せしめた請求項1〜4
記載の吸着材。 - 【請求項6】吸湿剤がセピオライトである請求項5記載
の吸着材。 - 【請求項7】シート状の形態をしている請求項1〜6記
載の吸着材。 - 【請求項8】パック状の形態をしている請求項1〜6記
載の吸着材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4137142A JPH05154329A (ja) | 1991-05-29 | 1992-05-28 | 吸着材 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12629291 | 1991-05-29 | ||
JP3-126292 | 1991-05-29 | ||
JP4137142A JPH05154329A (ja) | 1991-05-29 | 1992-05-28 | 吸着材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05154329A true JPH05154329A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=26462515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4137142A Pending JPH05154329A (ja) | 1991-05-29 | 1992-05-28 | 吸着材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05154329A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5567231A (en) * | 1989-04-21 | 1996-10-22 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Deodorants, deodorant sheets, filter sheets and functional papers as well as filtering mediums for exhaust gas |
US6379437B1 (en) * | 1997-09-19 | 2002-04-30 | Valtion Teknillinen Tutkimuskeskus | Filter for gases |
JP2003154257A (ja) * | 2001-11-22 | 2003-05-27 | Taiheiyo Cement Corp | 複合型吸放湿・吸着材料 |
-
1992
- 1992-05-28 JP JP4137142A patent/JPH05154329A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5567231A (en) * | 1989-04-21 | 1996-10-22 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Deodorants, deodorant sheets, filter sheets and functional papers as well as filtering mediums for exhaust gas |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011225 |