JPH0647095Y2 - 吊持フインガーにおける掛止杆外れ防止装置 - Google Patents

吊持フインガーにおける掛止杆外れ防止装置

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Publication number
JPH0647095Y2
JPH0647095Y2 JP3781490U JP3781490U JPH0647095Y2 JP H0647095 Y2 JPH0647095 Y2 JP H0647095Y2 JP 3781490 U JP3781490 U JP 3781490U JP 3781490 U JP3781490 U JP 3781490U JP H0647095 Y2 JPH0647095 Y2 JP H0647095Y2
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JP
Japan
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hook
finger
rod
hanging
pallet
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Application number
JP3781490U
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JPH03128169U (ja
Inventor
成徳 藤沢
宏之 寺田
Original Assignee
株式会社サクラダ
株式会社スペースアップ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はフックによって吊持する物体が、昇降時にフッ
クから外れる事を防止する吊持フィンガーにおける掛止
杆外れ防止装置。
[従来の技術] 従来駐車場等で物体例えば自動車を載せるパレットを吊
して昇降する昇降体に設けたフィンガーとしては、パレ
ット側に設けたピン等の掛止部材に、巻上げ機等の昇降
手段によって昇降させる昇降体側に設けたフックを用
い、手動により引掛けたり、或は爪を物体の左右から掴
むようにして挾持して吊上げ作業を行なうようにしたも
のが公知で、多く用いられている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記した従来のフィンガーでは例えば車等の場合、パレ
ットを吊上げ又は外す場合にその都度手動により係脱を
行なうため不便があり、この不便を解消するものとして
シリンダー等を用いて遠隔操作で掴むようにしたものが
近来行われて知られるようになったが、遠隔操作である
がため係止を確認できず吊揚げ時にフックから掛止杆が
外れる危険性がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は斯様な実情に鑑み、この問題を一掃するために
創案したもので、ワイヤー等の連結部材を介して巻上げ
材等の昇降手段に連結した昇降体の四隅に配したフィン
ガーフレームの先端にフックを枢支し、このフックに
は、フィンガーフレームに設けて軸支したシリンダを連
絡させ、更に前記フックと対応してフィンガーフレーム
から延出させ掛止部材のピンの外れを防ぐ阻止片を設け
た事を特徴とした吊持フィンガーにおけるピン外れ防止
装置で、昇降体昇降時のフィンガーに掛止したピンはフ
ック係止時にはフックと対応した阻止片により、フック
が開かない限りピンが抜出すことがないように安全性を
目的として提供するものである。
[作用] 本考案は、前記の構成で明らかなように、パレット1上
に自動車を乗り入れ、このパレット1を吊揚げる前に、
フィンガーフレーム8に設けたシリンダー13を動作し、
フィンガーフレーム8に枢支したフック11を枢支点を中
心に開いた状態から閉方向即ち、パレット1の支持片2
上の軸受金具4に設けた掛止杆3の下部に揺動して挿込
み、この掛止杆3の下部に対応させて位置すると、腕11
aに設けたセンサーが動作し、閉状態を確認した後、昇
降体5を昇降手段によって吊上げると、この吊上げでフ
ック11を介して掛止杆3に掛止されパレット1を吊揚
げ、所定位置まで上昇させる。この場合パレット1の下
部には横方向から移動させた移動台車を位置させ、しか
る後巻上げ機により昇降体5を下降し、移動台車上にパ
レット1を位置決めして載せると共に、更に昇降体5を
僅かに下降して掛止杆3と係止するフック11を腕部11a
と阻止片3aの間を掛止杆3に案内されるようにしてフッ
ク11を掛止杆3から外し、センサーはこの解除を知らせ
る。この状態でシリンダー13を動作してロッド13aを縮
める方向に動作するとフック11は枢支点を中心に掛止杆
3の下部から抜け方向に揺動しパレット1から離れる。
また吊上げ中でも掛止杆3はフック11が開方向に作用し
ない限り、掛止杆3は阻止片3aによって抜けは阻止され
るため外れることがない。
[実施例] 次に本考案に係る吊持フィンガーにおける掛止ピン外れ
防止装置の一実施例を図面に基いて具体的に説明する。
1は自動車等を搭載するパレットで、このパレット1は
四隅部に、支持片2を取付け、この支持片2上にはピン
等の掛止杆3を支えた軸受金具4を設けてある。
5は昇降体で、この昇降体5の上枠5aには巻上げ機等の
昇降手段に一端を連結したチエン、ワイヤ等の連結部材
6の他端を連結した連結金具7を設け、しかも上枠5aの
四隅には、フィンガーフレーム8を配し、このフィンガ
ーフレーム8に設けた複数の案内輪9を対向して縦設し
た案内レール10に沿って上下動させて振れを防止して案
内する。フィンガーフレーム8の各下端部には、前記掛
止杆3と係離するフック11を枢着し、更にフック11の腕
部11aに対向させて端部から延出させた阻止片8aを設け
てある。阻止片8aの先端側は、前記フック11が閉じた状
態で、フック11から掛止杆3が外れない程度に、フック
11の掛止部先端との間に少ない間隔mをもつようにして
ある。
前記フィンガーフレーム8には前記したように夫々下端
部に、一端を枢支したフック11を設け、このフック11
は、前記掛止杆3と対応させ、更にフック11の腕部11a
には横方向に張出した一体の連結片11bを設け、フィン
ガーフレーム8からの軸支片12に揺動可能に取付けたシ
リンダー13からのロット13aの先端をピン14によって連
結し、ロット13aの伸縮でフィンガーフレーム8に一端
を枢支したフック11を枢支部を中心に揺動し、対応する
前記掛止杆3の下部に挿入させたり、抜き出す動作を行
わせる。
前記フック11には掛止を確認検出するセンサーを設けて
フック11を掛止杆3の下部に挿入し昇降体5を引上げた
時掛止状態を確認するようにしてある。
[効果] 本考案は上述のように、ワイヤー等の連結部材を介して
巻上げ機等の巻上げ部材に連繋させた昇降体の四隅に、
下端側に、一端を枢支し、シリンダに連結させて揺動す
る開閉検出センサを備えたフックと、フックの腕部と対
向し、先端が、前記フックを閉じた時フックで掛止する
掛止杆がフック先端から外れない程度に先端を離した阻
止片を延出させたフィンガーフレームを一体に設けた事
を特徴とした吊持フィンガーにおける掛止杆外れ防止装
置を特徴とした物体の外れを防ぐ吊持フィンガーであっ
て、昇降体の四隅に配したフィンガーフレームの下端部
には、一端を枢支した開閉状態を検出するセンサーを備
えたフックと、フックの腕部と対向してフックの先端
が、フックを掛止する掛止杆が外れない間隔をおいて延
出させた阻止片を設けたことでフックが開方向に作用し
ない限りフックで掛止したパレットの掛止杆は阻止片と
フック腕部間にあって外れを阻止するため昇降中に掛止
杆が外れる危険がなく安全である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る吊持フィンガーにおける掛止杆外れ
防止装置の一実施例を示したもので、第1図は昇降体の
正面図、第2図は第1図の側面図の一部を示したもの
で、フックが閉じた状態図、第3図はフックが開いた状
態の一部を示したものである。 1…パレット、2…支持片、3…掛止杆、4…軸受金
具、5…昇降体、5a…上枠、6…連結部材、7…連結金
具、8…フィンガーフレーム、8a…阻止片、9…案内
輪、10…案内レール、11…フック、11a…腕部、11b…連
結片、12…軸支片、13…シリンダー、13a…ロット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤー等の連結部材を介して巻上げ機等
    の巻上げ部材に連繋させた昇降体の四隅に、下端側に、
    一端を枢支し、シリンダに連絡させて揺動する開閉検出
    センサを備えたフックと、フックの腕部と対向し、先端
    が、前記フックを閉じた時フックで掛止する掛止杆がフ
    ック先端から外れない程度に先端を離した阻止片を延出
    させたフィンガーフレームを一体に設けた事を特徴とし
    た吊持フィンガーにおける掛止杆外れ防止装置。
JP3781490U 1990-04-09 1990-04-09 吊持フインガーにおける掛止杆外れ防止装置 Expired - Lifetime JPH0647095Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH03128169U JPH03128169U (ja) 1991-12-24
JPH0647095Y2 true JPH0647095Y2 (ja) 1994-11-30

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